過去の記憶を塗り替える
11月21日護摩供後の法話「過去の記憶を塗り替える」今年は3月に御開帳があり、以来いろいろとお役が当たる巡り合わせで、やっと、それらが終わりホッとしているところではあるが、そんな最後のお役の準備をしている最中に、一本の電話が入った。切羽詰まったように、お助けを願いたいとのことで、兎にも角にも来山したいとのことであった。その日の午後急遽お越しになられることとなったが、何かお話をお伺いすれば良いのだろうと気軽に考えていたところ、スロープがある本堂へお越しになり、足も不自由なので、こちらでお願いしたいとのこと。本堂にあがられて、お話を伺うと、50年も前に誤りの末に水子ができ、それも色々と事情があって、十分な供養もできていなかったので、以来気にはなっていたけれども、そのまま今日迄来てしまったという。だが、この4、...過去の記憶を塗り替える
2024/11/21 19:56