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2006/08/09

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  • ご飯がススム、焼くと塩を吹く大辛の鮭!

    以前、知人のKさんがFacebookで、「最近は、昔のように焼くと塩を吹くような鮭がなくなった」と嘆いておられた。確かにスーパーで見かける鮭は、ノリウエーやチリで養殖されたトラウトサーモン(ニジマス)ばかりで、身の色も塩味も薄い(甘塩~中塩)。トラウトサーモンは、濃い塩分に耐えられないのだろうか(回転寿司で出てくるのも、トラウトサーモンだ)。「私も塩辛い鮭が好みです。昔のような鮭を探しておきます」とコメントしておいた。いろいろ探したが、やはりスーパーにはなかった。ある日、奈良ファミリーの近鉄百貨店奈良店地下のテナント「潮倉(しおくら)」というお店で、「大辛」の鮭を見つけた。トラウトサーモンではなく、身の色の濃い紅鮭だ。その日は次の予定が入っていたので買えなかったが後日(11/25)、再訪した。大きさも形も...ご飯がススム、焼くと塩を吹く大辛の鮭!

  • NAFIC(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)で、BCC(バスクカリナリーセンター)から講師を招いて「海外交流特別講座」を開催!

    以前、当ブログで〈スペインからシェフを招き、初の「海外交流特別講座」、参加無料・要申し込み!〉としてお知らせした「世界が求める美食とは~スペイン・バスクからの発信~」がテーマの講座に参加してきた(2023.11.21)。スペイン・バスク州の観光と美食の街・サンセバスチャンから講師を招いた丸1日の講座だった。午前の部冒頭で、角山校長のあいさつ。着物がよくお似合いだその様子が翌日(11/22)の奈良新聞に〈NAFICが海外交流特別講座「美食の街」の技学び前衛的バスク料理を実演〉という見出しで報じられていた。抜粋すると、BCCの組織などについての講義県立なら食と農の魅力創造国際大学校(通称NAFIC、角山美穂校長)は21日、桜井市高家(たいえ)の付属セミナーハウスと安倍校舎で、海外交流特別講座を開催。飲食業や観...NAFIC(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)で、BCC(バスクカリナリーセンター)から講師を招いて「海外交流特別講座」を開催!

  • 神武天皇の第2皇子などを祭る「多神社」(田原本町多)/毎日新聞「やまとの神さま」第65回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.11.23)掲載されたのは〈神武天皇の皇子ゆかり/多神社(田原本町)〉、執筆されたのは奈良市にお住まいの藤永泰雄さんだった。藤永さんは近年、講演などの活動に注力されている。※トップ写真は、多神社の拝殿。奥の覆い屋根は修理中の本殿=田原本町で多神社は、多氏一族の祖・神八井耳命(かむやいみみのみこと)を祭る。多氏一族である太安万侶の墓は、1979年(昭和54年)、奈良市田原の里(此瀬町)で発見され、大ニュースとなった。早くも来年には、発見から45周年を迎える。では、記事全文を紹介する。多神社(田原本町)多(おお)神社は、古代豪族「多氏(おおし)」の本拠地だった田原本町多に鎮座しています。正式名...神武天皇の第2皇子などを祭る「多神社」(田原本町多)/毎日新聞「やまとの神さま」第65回

  • 田中利典師の「修験道は、親切な教え」

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道とは親切な教え!」(師のブログ2014.12.04付)である。これは、大阪市天王寺公園内の映像館(マルチイメージシアター)で開催された、「役行者シンポジウム」(1999.10.9)での師の講演録からの抜粋である。※トップ写真は、三重テレビ放送「新・ええじゃないか第33話青く奏でる交響曲の旅」(2023.11.13放送)より。お坊さんは利典師のご子息の田中佑昌(ゆうしょう)さん山修行をすると、自ずと大乗仏教の6つの徳目(布施、持戒、忍辱、精進、禅定、智慧)が実践できる、というお話である。では、以下に全文を紹介する。「修験道とは親切な教え!」久しぶりの田中利典プチ著述集(2014.12.04)を掲載します。ちょっと古い文章ですけど。私は修験道というのは、非常に親切な教えであ...田中利典師の「修験道は、親切な教え」

  • 絶品!宇和島鯛めし

    愛媛県の「じゃこ天」を応援しようと、当ブログとFacebookに支援記事を書いているとき、愛媛県で暮らしておられたSさんという女性から、Facebookに「じゃこ天もおいしいけれど、もっとおいしいのは宇和島の鯛めしです」というコメントをいただいた。ネットで検索してみると、愛媛県には2種類の「鯛めし」があり、それは鯛をまるごと一匹炊き込んだ「鯛めし」(愛媛県東部・中部)と、鯛の刺身をご飯にのせてタレをかけた「鯛めし」(宇和島市など愛媛県南部)だった。「宇和島の鯛めし」は後者で、宇和島周辺にいた水軍(海賊)が考案したようだ。株式会社かどや(宇和島市)のサイトによると、この画像は、かどやのサイトから拝借した宇和島鯛めし日振島(ひぶりじま)を根拠地にしていた水軍が考えたとされる漁師めし。舟の上で刺身と茶碗酒で酒盛...絶品!宇和島鯛めし

  • 第1回 飛鳥・藤原まるごと博物館検定(初級編)、2月10日(土)実施!(2024 Topic)

    第17回奈良まほろばソムリエ検定(奈良検定)は、2024年3月3日(日)に実施される。申込期間は2023年12月4日(月)10:00~2024年1月31日(水)であるが(詳細は、こちら)、今日は「飛鳥・藤原まるごと博物館検定」の話である。※トップ写真は、奈良新聞の記事サイトから拝借した「飛鳥・藤原まるごと博物館」検定とは、同検定のサイトによると、〈飛鳥・藤原地域に関する歴史・文化・風土・観光など多分野にわたる知識の深さを認定する検定です。この検定を通じて、数多くの皆様に飛鳥・藤原地域の素晴らしさを再認識していただき、より多くの方々に「飛鳥・藤原ファン」になっていただくことを目的としております〉というものだ。初年度は「初級編」のみだが、次年度からは初級編の合格者向けに「中級編」も実施される。私はこの検定のテ...第1回飛鳥・藤原まるごと博物館検定(初級編)、2月10日(土)実施!(2024Topic)

  • 田中利典師の「慈母の如き人を悼む」

    今日の「田中利典師曰く」は、「慈母の如き人を悼(いた)む」(師のブログ2014.12.1付)。師がかつてお世話になった五條順教猊下(金峯山寺東南院)の奥さまのご逝去の話である。師の若き日の随身生活がしのばれて、興味深い。では、以下に全文を紹介する。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)「慈母の如き人を悼む」今日、午後から東南院の親奥様の本葬儀が東南院鳳凰殿で執り行われる。朝から吉野山は、奥様のご逝去を悼むかのような雨が降り続いています。慈雨とも思うべき、雨の朝であった。奥様には若い頃より本当に大変お世話になった。少し、文章を書いてみました。***************「慈母の如き人を悼む」私は比叡山高校に入る前、15才のときに第28世金峯山寺管領の故(五條)順教猊下(げいか)のもとで得度受戒し、その...田中利典師の「慈母の如き人を悼む」

  • おめでとうございます!大滝ダム(川上村)、管理運用開始10周年

    月曜日(2023.11.20)の奈良新聞1面トップに、〈川上・大滝ダム10周年の節目祝う村の取り組みなど紹介〉という記事が出ていた。リード文には、※トップ写真は、奈良新聞の同記事サイトから拝借した川上村大滝の大滝ダムが管理運用開始から10周年を迎え、19日、同村迫の川上総合センターやまぶきホールで記念行事が行われた。地元選出の国会議員や山下真知事、紀の川流域の市町村長、同ダム関係者、県内外からの一般参加者など約500人が出席した。全文は記事の画像をご覧いただきたい。なお「大滝ダム10周年記念催事」のサイトは、こちらである。高さ約100mという大滝ダムは、1959年(昭和34年)の伊勢湾台風のあと、洪水調節ダムとして計画された。村の中心部の約400戸が水没するということで、大きな反対運動も起きた。「東の八ッ...おめでとうございます!大滝ダム(川上村)、管理運用開始10周年

  • 古稀(70歳)の誕生日を迎えました/余命は、あと約16年も!

    おかげさまで本日(2023.11.22)無事、満70歳の誕生日を迎えることができました。大した健康管理もしていませんのに、大病をすることも入院することもなくこの日を迎えられたことは、本当にラッキーだったと思っています。※トップ写真は、奈良テレビ放送「ゆうドキッ!」のスタジオ(2023.11.2の生放送)70歳の大台に乗るにあたり、久坂部羊著『寿命が尽きる2年前』(幻冬舎新書)という本を読みました。著者はお医者さんで、「寿命が尽きる日に備え、2年ほど前から心の準備をしておかないといけない」という趣旨でした。厚生労働省の「簡易生命表」(2021年)で、私(70歳)の(平均)余命を見ると15.96年、つまり私の(平均)寿命は85.96歳ということが分かりました(0歳児の平均余命=平均寿命=81.47歳)。知らな...古稀(70歳)の誕生日を迎えました/余命は、あと約16年も!

  • 田中利典師の「修験道に学ぶ、人と自然とのつながり」(修験道ルネサンス)

    今日の「田中利典師曰く」は、「グローバルからパーソナルへ―修験道ルネサンス」(師のブログ2014.11.29付)である。師の名著『体を使って心をおさめる修験道入門』(集英社新書)の最終章からの抜粋である。※トップ写真は、吉野山の桜(3/28撮影)師は、今の時代にあってこそ「人間と自然との関係性の中で自分自身を見出す」という修験道の世界を体験してほしい、と説く。では全文を以下に紹介する。「グローバルからパーソナルへ―修験道ルネサンス」朝日新聞「人生あおによし」の連載が今日で終わりました(2014.11.9~29)。全20回の最終は「修験道ルネサンス」で締めくくりましたが、限られたスペースではなかなか意を尽くせないもどかしさもありました。この5月に出した拙著『体を使って心をおさめる修験道入門(集英社新書)』の...田中利典師の「修験道に学ぶ、人と自然とのつながり」(修験道ルネサンス)

  • ご祭神は兄宇迦斯(えうかし)という宇賀神社(宇陀市菟田野)/毎日新聞「やまとの神さま」第64回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」連載している。先週(2023.11.16)掲載されたのは〈神武東征伝説の地/宇賀神社(宇陀市)〉、執筆されたのは、同会副理事長で宇陀市大宇陀在住の松浦文子さんだった。ここは『古事記』の伝承で知られる。神武天皇に刃向かって命を落とした兄宇迦斯を「宇迦斯神(うかしのかみ)」として祭ったと言われている。『古事記』では兄宇迦斯は悪玉、弟宇迦斯(おとうかし)は善玉だが、地元では逆なのが興味深い。では、全文を紹介する。宇賀神社(宇陀市)宇賀神社のある宇陀市菟田野宇賀志(うたのうかし)は、神武東征の舞台となった「穿邑(うかちのむら)」だという伝承があります。古事記によると、神倭伊波礼毘古神(かむやまといわれびこのみこと)(のちの神武天...ご祭神は兄宇迦斯(えうかし)という宇賀神社(宇陀市菟田野)/毎日新聞「やまとの神さま」第64回

  • 喫茶店+食堂+居酒屋=「きくや食堂」(JR五条駅前)/昭和レトロ食堂(47)

    久々の「昭和レトロ食堂」である。先月(2023.10.24)、会社の先輩だったFさん(五条高校の卒業生)のご案内で、JR五条駅前の「きくや食堂」(五條市須恵3-5-7)を訪ねた。駅の真ん前にあり、コインパークが周辺にあるので、とても便利だ。※トップ写真は「親子丼」570円(税込み、以下同じ)。鶏ガラのダシがよく利いていた!もとは「喜久家(きくや)」で、食堂と旅館を併営しておられたようだが、今は食堂営業だけになっている。五条ガスの地元情報サイト「スポットライ燈(ト)」の「第44回喜久家(きくや)久保喜継(よしつぐ)さん」(2018.9.7付)に詳しい情報が出ていた。抜粋すると、喜久家さんの歴史を聞かせてください。入口に「旅館」とありましたが…。そう、旅館してました。今はやってないけど、昔は旅館と食堂、両方や...喫茶店+食堂+居酒屋=「きくや食堂」(JR五条駅前)/昭和レトロ食堂(47)

  • 「修験道」は「脳化社会」へのアンチテーゼ

    毎月1~2回、奈良新聞「明風清音」欄に寄稿している。昨日(2023.11.17)掲載されたのは〈「脳化社会」と修験道〉。修験者である田中利典師の著作を読んでいて、養老孟司さんの主張との共通点を発見したので、それを書いた。人工物ばかりの都市(=脳化社会)で病んだ心を修行(体=自然)で回復させる、という修験道は、まさに現代にマッチした宗教である。以下、全文を紹介する。修験者で僧侶の田中利典氏は、金峯山寺長臈(ちょうろう)で種智院大学客員教授。偉いお坊さんであるが、平明達意な文章をお書きなので、私はご著書やフェイスブックを愛読している。何度か、お目にかかったこともある。先日、利典氏の代表作とも言うべき『体を使って心をおさめる修験道入門』(集英社新書)を再読していて、「ハレの装置としての山修行」の一節に目が止まっ...「修験道」は「脳化社会」へのアンチテーゼ

  • 田中利典師の「里の行と山の行の好循環」

    今日の「田中利典師曰く」は、「里の行と山の行の循環」(師のブログ2014.10.29付)。師の代表作『体を使って心をおさめる修験道入門』(集英社新書)からの抜粋である。※トップ写真は「東南院(金峯山寺)大祭役尊報恩大護摩供」(11/12)で締めの挨拶をされる五條良知師(利典師の弟さんで、金峯山修験本宗管長、東南院ご住職)。写真は利典師のFBから拝借修験者は自らの行力・法力によって、個人の悩みや願いに向かい合う。しかしそればかりしていると、肝心の修験者自身の力が衰えてしまう(気枯れ=ケガレ)。だから力を取り戻すために再び、山修行に入っていく。これが「里の行と山の行の循環」である。では、全文を以下に紹介する。「里の行と山の行の循環」さまざまな個人の悩み・願いに対応する山伏修験者。そのために厳しい山修行で培う行...田中利典師の「里の行と山の行の好循環」

  • 銅製の鳥居と子宝を授かる霊水「楢神社」(天理市)/毎日新聞「やまとの神さま」第63回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.11.9)掲載されたのは〈銅の鳥居、子宝授かる井戸/楢神社(天理市)〉、執筆されたのは奈良市にお住まいの石田一雄さんだった。銅製の鳥居は珍しい。他では吉野山の「銅の鳥居(かねのとりい)」(発心門=国の重要文化財)を思いつく程度である。※トップ写真は楢神社の銅製の鳥居(奥に実増井)=天理市楢町で「鬼子母神」は恐ろしい女性だったが、最後には仏に帰依して善神になった。〈女神の名。千人の子があったが、他人の子を取って食い殺したため、仏はその最愛の一児を隠してこれを教化し、のち仏に帰依(きえ)して出産・育児の神となった。手にザクロの実を持ち、一児を抱く天女の姿をとる。訶梨帝母(かりていも)。きしも。...銅製の鳥居と子宝を授かる霊水「楢神社」(天理市)/毎日新聞「やまとの神さま」第63回

  • 田中利典師の「修験道大結集10周年!」

    今日の「田中利典師曰く」は、「修験道大結集10周年!」(師のブログ2014.10.27付)である。2004年、「紀伊山地の霊場と参詣道」のユネスコ世界遺産登録を記念して、多くの慶讃行事が行われた。その中心となったのが「修験道大結集(けつじゅう)・平和の祈りの大護摩供(おおごまく)」だった。※トップ写真は、師がご住職を務める林南院の開山50周年記念大祭(11/3)。師のFBから拝借だから10年後のこの年(2014年)に、10周年記念行事が行われたのである。すると早いもので、来年(2024年)には20周年をお迎えになる。ウクライナやパレスチナ情勢がどうなっているかは分からないが、「平和の祈りの大護摩供」は、ぜひ盛大にお願いしたいものである。「修験道大結集10周年!」金峯山寺では、「紀伊山地の霊場と参詣道」のユ...田中利典師の「修験道大結集10周年!」

  • 聖林寺(桜井市下)で毎秋恒例の「秘宝 マンダラ展」、11月30日(木)まで開催中!(2023 Topic)

    金曜日(2023.11.10)の毎日新聞奈良版に〈秋に味わう仏教絵画室町~江戸期桜井・聖林寺で「マンダラ展」〉という記事が出ていた。毎秋恒例の展示が、今年も行われているのだ。お寺は今、期間限定で「聖林茶館」(金土日祝日11:00~16:00)をオープンし、コーヒーや抹茶、柿の葉寿司セット(要予約税込み1,200円)などを提供している。記事には、※トップ写真は倉本住職、毎日新聞の記事サイトから拝借したこの写真は、倉本住職のFacebookから拝借した桜井市下の聖林寺(しょうりんじ)で、寺秘蔵の曼荼羅(まんだら)を特別公開する毎秋恒例の展示会「マンダラ展」が開かれている。室町~江戸時代に制作された計16点が展示されている。30日まで。曼荼羅は仏教世界を視覚的に表現した絵画。約2メートル四方の色鮮やかな「当麻曼...聖林寺(桜井市下)で毎秋恒例の「秘宝マンダラ展」、11月30日(木)まで開催中!(2023Topic)

  • 田中利典師の「役行者千三百年忌」から「役行者霊蹟札所会」へ

    今日の「田中利典師曰く」は「役行者霊蹟札所会」(師のブログ2014.10.21付)、正木晃氏との共著『はじめての修験道』(2004年春秋社刊)「第5章現代の修験道」からの抜粋である。※トップ写真は、師がご住職を務める林南院の開山50周年記念大祭(11/3)。師のFBから拝借師は2000年の「役行者千三百年忌」に際し、「修験三本山が力をあわせて、遠忌年を一緒に迎えよう」という呼びかけをされ、共同事業を行った。これをベースに、2002年には近畿一円の36寺社による「役行者霊蹟札所会」が発足、これで修験道の新たな連帯ができた。ここに至るまでには、大変なご苦労があったことだろう。では、以下に全文を紹介する。「役行者霊蹟札所会」私は修験道再生を意識して、修験道間の横の繋がり、つまりネットワーク作りを行いたいと考えて...田中利典師の「役行者千三百年忌」から「役行者霊蹟札所会」へ

  • 観測史上最も暑かった12ヵ月、2024年はさらに暑くなる!

    今年(2023年)の夏は暑かった。9月も10月も暑かったし、11月に入っても夏日(25℃超)が観測された。「地球温暖化もここまで来たか!」と驚いている。しかも昨日(11/11)は近畿で「木枯らし1号」が吹き、北海道では雪が降ったという。※トップ写真は、ぱくたそ(無料の画像配信サイト)から拝借した急な冷え込みで「ヒートショック」(急激な温度の変化により、血圧が上下に大きく変動することで生じる疾病)に陥る人も多いようだ。毎日新聞(11/10付)〈史上最も暑い12カ月に世界の4人に1人が気候変動による熱波経験〉によると、2022年11月以降の世界の平均気温は過去最高を更新し、観測史上最も暑い12カ月になったとの分析結果を、米国の気候研究機関「クライメートセントラル」が9日発表した。この期間に世界の4人に1人が、...観測史上最も暑かった12ヵ月、2024年はさらに暑くなる!

  • 田中利典師の「大峯奥駈修行」

    今日の「田中利典師曰く」は、「大峯奥駈」(師のブログ2014.9.29付)、正木晃氏との共著『はじめての修験道』(2004年春秋社刊)「第4章修行の世界」からの抜粋である。※トップ写真は、師がご住職を務める林南院の開山50周年記念大祭(11/3)。師のFBから拝借大峯奥駈修行では、全部で75ある靡(なびき=聖なる場所)で祈りを捧げながら歩く。靡で拝むのは、最初は仏像やお堂などの人工物だが、次第に岩石や樹木など、自然物に変化していく。これを師は〈次第に人工的なモノの世界から脱して、自然のモノの世界へと分け入っていく。それは、いいかえれば、人間界から神仏界への移入でもある〉と書く。つまり「人工物の世界→自然の世界(神仏の世界)」ということだ。これを養老孟司流に言い換えると「脳化社会→自然世界」ということになる...田中利典師の「大峯奥駈修行」

  • 東大寺二月堂の「青石壇」、善財童子の説話(華厳経)に関係か

    東大寺二月堂わきに石段がある(数え方によるが、53~55段)。その最下部と最上部に3段ずつ、文様の刻まれたものがある。絵柄は、亀甲、唐草、流水など。※トップおよび末尾の画像は、ブログ「鹿鳴人のつぶやき」から拝借したガイドをしていると、たまにお客さんから「なぜ、こんな模様が彫られたのですか?」と聞かれたことがあったが、「分かりません」としか答えられなかった。それが、この記事で解明された!大和高田市ご出身の美術家・田中教子(たなか・のりこ)さんの研究成果である。記事によると、この石段は、古文書の記述から「青石壇(あおいしだん)」と呼ばれているらしいことを知った。段数は、華厳経の説話に出てくる善財童子(ぜんざいどうじ)が、指導者を訪ね歩いた旅の数とほぼ一致した。同数の石段がある各地の寺社を調べたところ、石段を上...東大寺二月堂の「青石壇」、善財童子の説話(華厳経)に関係か

  • 田中利典師の「そもそも、修験道とは」

    今日の「田中利典師曰く」は、「そもそも、修験道とは」(師のブログ2014.9.26付)、師と正木晃さんとの共著『はじめての修験道』(2004年春秋社刊)「第1章修験道とはなにか」からの抜粋である。※トップ写真は、師がご住職を務める林南院の開山50周年記念大祭(11/3)。師のFBから拝借修験道といえば、毎年11月第2日曜日(今年は11/12)、御所まち一帯で「霜月祭(そうげつさい)」が行われる。このお祭りのモトになったのが吉祥草寺(本山修験宗、役行者の生誕地とも)の「採燈大護摩供養」(正午~14時)で、全国からたくさんの山伏が集結する。大護摩供養の前には、御所まち一帯を山伏が練り歩き(山伏お練り)、またお寺では「山伏問答」も見学することができる。では、利典師の全文を紹介する。「そもそも、修験道とは」修験道...田中利典師の「そもそも、修験道とは」

  • 太鼓踊りと廻り明神で知られる「夜支布山口神社」(奈良市大柳生町)/毎日新聞「やまとの神さま」第62回

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。先週(2023.11.2)掲載されたのは〈「大柳生の宮座行事」守る/夜支布山口神社(奈良市大柳生町)〉、執筆されたのは奈良市にお住まいの伊藤卓也さんだった。※トップ写真は、夜支布山口神社の鳥居と拝殿(奥)=奈良市大柳生町で奈良市の伝統芸能「大柳生の太鼓踊り/廻り明神」昭和60年記事に出てくる「大柳生の太鼓踊り」は、今は休止されているし、「廻(まわ)り明神」もなかなか見学することができないが、県のサイト「奈良県無形文化遺産映像アーカイブ」が動画をYouTubeにアップしてくれているので、ぜひ上記をご覧いただきたい。あわせて、記事内容を以下に貼っておく。夜支布山口神社(大柳生町)夜支布(やしゅう)山口神社は奈...太鼓踊りと廻り明神で知られる「夜支布山口神社」(奈良市大柳生町)/毎日新聞「やまとの神さま」第62回

  • じゃこ天、しょうが天、宇和島かまぼこ、舞鶴いわしちくわ(勝手に「じゃこ天」応援買い PARTⅡ)

    じゃこ天を「貧乏くさい」と切り捨てた秋田県知事の発言(10/23)に憤慨し、私は当ブログに〈勝手に「じゃこ天」応援買い!〉(2023.11.1付)という記事を書いた。これを私のFacebookにアップすると、たくさんの情報が集まった。まずは桜井市のYさん。〈私も大好物です、とりわけ松山三越限定Tメーカーの生姜入りじゃこ天はお勧めですが、店頭でしか購入できません〉(11/1)。「ショウガ入りのじゃこ天」とは、美味しそうだ。「店頭でしか購入できません」とあったが、何とか通販で購入できないものかと検索すると、おお、あった!田中蒲鉾本店(愛媛県宇和島市)の「しょうが天」(5枚入り1,026円)だ。早速Yさんに報告すると〈松山市へは現役営業時代からも何度か訪問してきたので、最近の情報ありがたいです〉というお礼のメッ...じゃこ天、しょうが天、宇和島かまぼこ、舞鶴いわしちくわ(勝手に「じゃこ天」応援買いPARTⅡ)

  • もとは法華寺の鎮守社だった!宇奈多理坐高御魂(うなたりにいますたかみむすび)神社(東院庭園の北西)

    NPO法人「奈良まほろばソムリエの会」は毎週木曜日、毎日新聞奈良版に「やまとの神さま」を連載している。10/19付で掲載されたのは宇奈多理坐高御魂神社、執筆されたのは木津川市在住の八尾鈴子(やお・れいこ)さんだった。長年、法隆寺で英語のガイドをお務めになり、また観光ガイド(日本語)名人を選ぶ「第4回Nara観光コンシェルジュアワード」(2019年2月)では見事、最優秀賞に輝いた。※トップ写真は、宇奈多理坐高御魂神社本殿(奈良市法華寺町)さて、宇奈多理坐高御魂神社である。平城宮跡「東院庭園」から道路に出ると、古めかしい神社がある。ごく小さな神社だが、何だか神秘的な雰囲気を持つ神社である。今回の記事で、法華寺の鎮守社だったことを知った。ご祭神も、『古事記』に登場する著名な神さまばかりだ。では以下に全文を紹介す...もとは法華寺の鎮守社だった!宇奈多理坐高御魂(うなたりにいますたかみむすび)神社(東院庭園の北西)

  • 久々のラーメン「二両半」鶴橋本店

    鶴橋(大阪市生野区)は、魅力的な街である。私は紀州九度山(和歌山県伊都郡九度山町)の生まれなので、大阪へ出る場合は、南海高野線だった。奈良市に就職してからは、近鉄奈良線で大阪に出るようになった。南海高野線と近鉄奈良線の違いは、「途中に、鶴橋があるかないか」だと思っていた。※トップ写真は、「唐揚げセットの麺大盛り」1,300円、スープは醤油味だ15時頃だったので、お店は空いていた。ゆっくり写真が撮れたのが有り難かった大阪からの帰り、鶴橋駅に着くとなんともいえない焼肉のいい匂い、ついふらふらと立ち寄ってしまう。焼肉名店も良いが、1人飲みの場合はガード下のホルモン焼き屋さん。「じゃりン子チエ」に出てくるような、昭和レトロなお店によく立ち寄った。大阪生野コリアタウンに足を伸ばしたこともある。韓流美女も多い。いずれ...久々のラーメン「二両半」鶴橋本店

  • 田中利典師の「神仏習合」

    今日の「田中利典師曰く」は「神仏習合」(師のブログ2014.9.25付)。師と正木晃さんとの共著『はじめての修験道』(2004年春秋社刊)「第1章修験道とはなにか」からの抜粋である。師はいろんなところで「神仏習合」について書かれている。今回の説明も、とても分かりやすいので、ぜひお読みいただきたい。※トップ写真は利典師の自坊・林南院(京都府綾部市)。林南院さんは昨日(2023.11.3)開山50周年をお迎えになった、おめでとうございます!(写真は師のFacebookから拝借)「神仏習合」ある段階から、山には、神や祖霊だけでなく、仏もいるようになったと述べた。このことについて、説明しておこう。6世紀に初めて仏教が日本に伝えられたとき、当時の人々は、仏を異国の新しい神と考えたらしい。『日本書紀』などでは、「蕃神...田中利典師の「神仏習合」

  • 祝 西山厚先生、瑞宝双光章ご受章、おめでとうございます!

    今朝(11/3)の新聞各紙を見て、驚いた。西山厚先生が、秋の叙勲(瑞宝双光章文部科学行政事務功労)をお受けになります。おめでとうございます!※トップ写真は、〈歴史文化連続講座「奈良へ」〉(3/18)のあとの記念撮影奈良新聞には、「名誉欲は皆無だが、これまで出会った方々、聖武天皇を含めたあらゆる人や物に対する感謝の念が驚くほど湧きあがってきた」というコメントも紹介されていた。西山先生は先週(2023.10.25)の毎日新聞奈良版「奈良の風に吹かれて」に、「昴(すばる)」という文章を寄稿されていた。急逝された谷村新司さんに対する追悼文である。奈良まほろばソムリエの会のTさんが、わざわざその要約文を送ってきてくださったので、以下に紹介する(記事の全貌=末尾に添付)。「昴」は鑑真和上の歌だということをご存じですか...祝西山厚先生、瑞宝双光章ご受章、おめでとうございます!

  • スペインからシェフを招き、初の「海外交流特別講座」、参加無料・要申し込み!(2023 Topic)

    NAFIC(奈良県立なら食と農の魅力創造国際大学校)は、スペインの料理専門大学・バスクカリナリーセンター(=BCCバスク州サンセバスチャン)と連携協定を締結している。このたび、BCCから専任講師(シェフ)2人を招き、「講演」(バスク州、バスク料理、BCCの紹介)と「実演」(最先端の料理技術のデモンストレーション)が行われる。「実演」参加者のうち希望者は、有料の「レセプション」(シェフを囲み立食形式で軽食とドリンクを提供@2,000円)にも参加できる。対象は、飲食サービス業に従事している人および食に関心のある人。サンセバスチャンはスペイン屈指のリゾート地で、ピンチョス(小さく切ったパンに食べ物がのせられた軽食)がよく知られている。バスク料理は、スペインとフランスの間に居住するバスク人の料理で、海の幸、山の幸...スペインからシェフを招き、初の「海外交流特別講座」、参加無料・要申し込み!(2023Topic)

  • 勝手に「じゃこ天」応援買い!

    秋田県知事の「貧乏くさい」発言が、波紋を広げている。一昨日(10/30)、私のFacebookに〈こんな写真を見たら、秋田県知事は「貧乏くさい」と一蹴されるのでしょうね〉と書いて、大和の茶粥の写真を載せたところ、210名の「いいね!」と38件のコメントをいただいたので、ちょっと驚いた。そもそも「文化相対主義」という。人間の「文化」を、それぞれ独自の価値体系をもつ対等な存在としてとらえるという態度のことだ。食文化も文化なので、知事の「ステーキかと思ったら、じゃこ天だった」という発言は、愛媛県に失礼なだけでなく、「文化相対主義」にも反しているのだ。実は私、「じゃこ天」には思い入れがある。学生時代、大阪で下宿している時、同じ下宿屋に八幡浜市(愛媛県=宇和島市の北)出身の男がいて「tetsudaさん、いちど八幡浜...勝手に「じゃこ天」応援買い!

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