水曜日、釧路で開催された飲食店さんなどで構成される団体の北海道ブロック大会に来賓として出席させていただきました。コロナ以降では久しぶりとなる大きな懇親会。参加者としてこういった会に出席するのも久々で、どこか懐かしさを感じました。以前はこういう場がもっとたくさんありましたからね。会場には釧路・根室地域のお酒も並び、地元の食とともに紹介されていました。その中で見つけたのが、福司を使ったカクテル「霧小町...
水曜日、釧路で開催された飲食店さんなどで構成される団体の北海道ブロック大会に来賓として出席させていただきました。コロナ以降では久しぶりとなる大きな懇親会。参加者としてこういった会に出席するのも久々で、どこか懐かしさを感じました。以前はこういう場がもっとたくさんありましたからね。会場には釧路・根室地域のお酒も並び、地元の食とともに紹介されていました。その中で見つけたのが、福司を使ったカクテル「霧小町...
本日は「考える人材を育てる」ための取り組みの一つとして、毎年恒例の製造部ミーティングを行いました。ミーティングといっても議論を行う場ではなく、各担当者が今シーズンのデータや取り組みを整理し、自身が得た知識や経験を共有する発表会です。酒造りは担当ごとに役割が分かれているため、自分の部署以外でどのような課題があり、どのような工夫や改善が行われているのかを知る機会は多くありません。また、仕込み期間中は日...
昨日は旭川と帯広から飲食店さんと酒屋さんがお越しになりました。今シーズンの五色彩雲や今年の取り組みについてお話ししたのですが、予想以上に「それ面白いですね」という反応をいただき、逆に私の方が驚いたくらいです(笑)実はこの反応、先日もろはくさんで行ったイベントでも感じていました。特に反応が良かったのがAshiri。五色彩雲の中でも白麹を使い、クエン酸を特徴とした商品です。飲食店さんからは「飲み飽きしない」...
昨日、SNSで面白い記事を見つけました。とあるお蔵の方が書いているSNSで、第三の酒母の話。その方が書いていたのは速醸の酒母生酛の酒母そして乳酸菌を添加した第三の酒母。という分け方。これが弊社で言えばJiriに当たるなぁと思いながら読ませてもらいました。番外編で白麹の酒母があるとしており弊社はこの第三の酒母系に割と技術力を注いでいるなというのとなんとなくこれからの主流になりそうな予感・・・・・この北海道道の...
本日は仕込み後の蔵の掃除原料処理の部屋を掃除しました。掃除が終わった後はミーティングです。今シーズンの振り返りをいつもするのですが今日は各自資料がまだ完成していないということで五色彩雲の商品の話をしました。酒造りの話はしても、商品開発やストーリーなどの話はあまりしないためなかなか活発な意見は出なかったのですがそれぞれが感じたことなどを伝えてもらう場にはなったと思います。私もみんなの意見やズレの修正...
最近こんな記事が目につきました。テロワールという幻想-日本酒の地域性について-|note記事こちらも同じくNoteの記事日本酒にテロワールは必要か|note記事どちらもワインの用語「テロワール」について書かれています。ワインで使われている意味合いでとらえると「ちょっと違うよね」あるいは「違和感あるよね」ということでしょう。醸し屋もそこはそう思うんですがテロワールという用語が「現代的には伝わりやすい」というのが正...
ここ数日暖かくなり、OFFシーズンの仕事が本格化しています。エースは草刈り担当してくれて残りのメンバーは槽場(ふなば)の清掃です。槽場とはお酒を搾る部屋のこと。最近は清掃にも時間をかけていて、一区画ずつ丁寧に進めています。出張に行くと、いろいろ考えさせられます。他のお蔵さんのこと。北海道の日本酒事情。酒屋さんや飲食店さんのこと。釧路にいるだけではなかなか入ってこない情報が、外へ出ることで見えてきます...
週末に札幌で営業活動をしてきました。ブログやNoteでは日々情報発信をしていますが、実際に一般の皆様へ五色彩雲やチーム福司のことをお伝えできる機会はそう多くありません。今回は「北海道の酒アワード」と「もろはく」さんでのイベント。実際に飲んでいただき、反応を直接聞ける貴重な機会でした。北海道の酒アワードは、北海道の日本酒に興味のある方が集まるイベントです。昨年は審査会場のすぐ横で試飲をしていただく形だっ...
今日は天気が良く暖かな釧路今年の夏も暑そうだな・・・そう思える一日でした。蔵では仕込み蔵の清掃をしています醸し屋も札幌の出張の準備の合間に蔵の掃除に参加しました。(少しだけでしたが)週末のイベントなどに向けて出来る限りの準備をしています。使うかわからないけど資料を作ったり。一緒に行くエースに説明するための資料や一般の方に見せる資料などとにかくいろいろな資料作成をしています。気が付けばもうすぐで6月...
皆さんはSNSってやっていますか?やっている人も、使い方は人それぞれだと思います。醸し屋の場合は、ほとんど仕事の情報収集のために使っています。フォローしている人も、飲食店さん、酒屋さん、酒造り関係者が中心。もちろん友人や個人的なつながりもありますが、基本的には「仕事目線で必要かどうか」で見ることが多いです。なので流れてくる情報も、自然と日本酒関連が多くなる。逆に他の人のSNSって、どんな世界が流れている...
美味しいものが手に入ったら五色彩雲を試飲するそういう風にして試飲をするようにしています。五色彩雲のお酒は、誕生して3年ほど長く愛されてきた福司ブランドとは異なり飲まれてきたという実績が少ないです。そのため自分でも味わいの確認をするようにしています。特にNusamaiは通年出すようにと造っているため一定のクオリティーを保つことが需要。毎回ドキドキしながら利き酒するのですが食事と合わせることを考えるととても...
本日は札幌の日本酒専門店の方々が蔵にお見えになりました。最近、少しずつですが来客が増えています。ブランドのことに興味を持っていただき話をさせていただく機会は貴重です。蔵に来ていただくメリットとしては、地域のことを知っていただき体験してもらえる点。実際に釧路の食を体験してもらうと福司の背景が一層鮮明になります。美味しい話をしてもらうよりも実際に体験してもらった方がいいですからね(笑)今日もいろいろ話を...
いろいろありまして、久々に息子たちと妻の実家へ。釧路から近い道東の町なんですが自然がいっぱいでした。今年は暖かくなるのがはやく山菜の収穫も気持ち早い。なんか年々早くなる印象ですね。毎年春先に行くとすぐそばの山の中で山菜がとれるので、実はそれも楽しみ。ちょうどいい天気でみんなで散歩しながら「この葉っぱは~」といろいろ義父に教えていただきながら道ちゅう探検していきます。山菜をとるのも好きですが子供と森...
本日、無事に若手の夜明けのエントリーが終わりました。最後の難関だった3分間スピーチも、何とか自撮りで撮影して提出。正解なんてないと思うので、あとは信じるだけですね。次は利き酒会に向けた準備です。現場の方も、この2日間はいろいろ大変でした。製造部のみんなもお疲れ様でした。来週からは、R7BYの〆作業に向けた帳面整理と、イベントや来客に向けた資料づくりを進めていきます。資料といっても、単に商品説明を作ってい...
酒造りにおいても、最近はAIの話題がよく出るようになりました。弊社でも、未来のことを考えた時にAI活用の話はよく出ます。ただ、実際にはまだそこまでたどり着けていません。では、AIが得意なことは何なのか。それは、膨大なデータを分析し、そこから答えを導き出すことです。実はこれは、“伝統を守る”という行為と非常に相性がいい。安定的に同じ酒質を造り続けること。想定されるイレギュラーを回避すること。常に一定品質へ近...
全国新酒鑑評会の結果が本日発表となり、福司酒造は入賞(銀賞)をいただくことができました。まずは、今シーズンの仕込みを改めて見直していきたいと思います。過去の受賞を振り返ってみると、金賞と入賞を交互に取るような形が続いています。正直に言えば、原料の品質が高い年は金賞をいただけている印象があります。逆に言えば、それはまだ技術不足ということでもあるのだと思っています。もっと原料への理解度を上げる必要があ...
醸し屋が酒造りの道に入った頃と、今の時代では、同じ「日本酒を造る」という行為でも、中身はかなり変わっています。ただ面白いのは、単純に“技術だけが進化した”わけではないこと。労働環境も変わったし、お酒の飲まれ方も変わった。そして何より、「酒蔵が何を求められているか」そのものが変化しています。当時はまだ、「地元で飲まれる」「日本酒だから飲まれる」という慣性が残っていました。居酒屋へ行けば日本酒があり、宴...
今シーズンの動きの一つとして、製造部で生産地の訪問を行います。五色彩雲を引き連れて「若手の夜明け」などに参加していると、消費や地元という感覚が、釧路地域から“北海道全体”へと広がっていきます。そうなると、比較対象も都道府県単位になる。北海道の日本酒の仕組みや習慣も、「北海道らしさ」として見えるようになってきます。そういう視点になるからこそ、気が付くことがあります。考えが広がる。そして、その視点で改め...
若手の夜明けの審査や、月末のイベントに向けて。そのほか、今年のOFFシーズンにやろうとしていることも含め、いろいろ試行錯誤しながら整理を進めています。今は特に、福司と五色彩雲の関係性や、五色彩雲の役割、そして両ブランドの共通点などを書き出し、製造部のみんなにも共有する準備をしているところです。若手の夜明けも、単にエントリー資料を埋めるのではなく、審査してくださる方々に、五色彩雲というブランドの価値や...
OFFシーズン。徐々に動き始めています。昔の福司は、イベント参加や地域外への発信をほとんどしていませんでした。でも、時代は変わっています。今、五色彩雲の資料を作る中でも整理しているのですが、地酒や日本酒の価値観って、実は昔のまま止まっている部分があるんですよね。その“昔”というのは、日本酒が当たり前に飲まれていた時代。私が業界に入った頃も、「あの頃は日本酒が売れていた」という話を本当によく聞きました。...
どうもやりたいこと、やらないといけない気がすることが多すぎて、いくつもの作業を並行して進めています。ただ、何も進んでいない感覚になると不安になるので、まずはできることから順番に片付けていく毎日です。数日前、今年の「若手の夜明け」の応募要項が公開されました。唎酒審査もありますが、その前に提出資料の作成があります。いわばエントリーシートのようなもの。これが毎年なかなか大変で、五色彩雲は特に“伝えたいこ...
本日のお昼頃のニュース。総務省が発表した3月の家計調査によると、2人以上世帯の消費支出は33万4701円。物価変動を除いた実質では、前年同月比で2.9%減少。これで4カ月連続のマイナスだそうです。ちょうど今、蔵では次のシーズンの米の数量や、さらに3年先を見据えた契約数量を計算しています。そんなタイミングだったので、かなり気になる数字でした。現在、国の施策として、「3年間継続して契約栽培」「実需者との長期契約」を...
火入れも終わり、蔵は片付けモードへ。まずは圧搾機の解体と洗浄です。どの部署もそうですが、片付けをおろそかにすると、次の年に大きく影響します。搾り機も同じ。お酒の成分、特にタンパクや糖質などが残ると、それが布に付着し、次の酒に影響してしまう。だから徹底的に洗います。他のお蔵さんでは、・大型の業務用洗濯機・クリーニング業者を使うところもあるそうです。もちろん、その分コストもかかります。福司でも大型洗濯...
さて、昨日のブログの続きです。今回は月末イベントのお知らせ。Event 01北海道の酒アワード2026北海道の酒フェア in 地下歩行空間こちらは、ふらっと立ち寄れるイベントです。お気軽にどうぞ。北海道産米を使用した日本酒を、一般消費者の皆様に試飲・審査していただくイベント。当日は併設される試飲販売ブースにて、福司・五色彩雲のお酒もご紹介いたします。まずは気軽に、北海道の酒の“今”を感じてもらえたらと思っています。...
本日、無事に皆造となった福司酒造です。GW中も直売店には多くのお客様がお越しくださいました。ありがとうございます。GW期間中は、いろいろと考えを巡らせる時間でもありました。今後の米のこと。これからの方向性。自分たちは何をしようとしているのか。その断片的な考えを、AIを使いながら言葉に落とし込む作業をしていました。自分の中では何となくつながっている感覚がある。でも、それを人に説明できる形にするには、ちゃん...
大問題です。ついに北海道ですら、米が足りないという話が出てきました。作付け前の段階で「足りない」という連絡。いい酒を造るとか、そういう話以前に、そもそも米がなければ酒は造れない。その前提が揺らぎ始めています。こうなると、当然考え方は変わります。限られた原料で、どう利益を出すか。つまり少ない米で、どれだけ価値を生めるかという方向にシフトせざるを得ません。これまでのように「いい酒を造る」という評価軸だ...
早い方だとすでにGWに入っているのかと思いますありがたいことに、弊社の狭い狭い直売店にもパラパラとお客様がお越しくださっていました。製造部の作業をしていると原料処理を行う部屋から車の出入りが見えます。蔵開きの時もそうでしたが以前よりも少しだけ蔵に来てくれている人が増えた気がします何らかの影響が出ているのかもしれません。醸し屋が入社したころは今ある直売店の場所に直売店とは言えない直売店がありました。そ...
早い人ですともうGWになるのでしょうか?GWの直売店限定酒の斗瓶取りは2日より販売開始です。その前に釧路に来る方はごめんなさい。さて火入れも目前。そして今シーズンの仕込みももう少しで皆造(かいぞう)となります。皆造は仕込みのすべてが終わること。ここからは造りとしてはシーズンOFFです。が、逆に商品の開発や構想また販売促進のための活動などはシーズンに入ります。本当に陰と陽というか、やることがガラッと変わり...
経済産業省が出している「2040年の就業構造推計(改訂版)」という資料が話題になっていました。2040年には、大卒・院卒の文系人材が約76万人余剰、一方で理系は124万人不足する見込みとのこと。原因の一つはAIによる事務作業の自動化。そこから出てくるのが、スキルと産業ニーズのズレ。いわゆるミスマッチですね。企業側が欲しいのは、専門性がある人複合的に動ける人(技術もあるし発信もできるとか)あとは即戦力か、学ぶ意欲...
「1万時間の法則」ってご存じでしょうか。作家の マルコム・グラッドウェル が著書『Outliers』の中で紹介し、アンダース・エリクソン の研究をもとにした考え方です。「とにかく1万時間やれば一流になる」そんな話として有名ですね。このブログを書き続けて、もう17年くらいになります。仮に平日毎日、1日1時間書いているとすると年間で約260時間。それを17年続けても、約4,400時間。1万時間には届いていません(笑)ただ、Noteや...
五色彩雲のNoteで「再編」の話を書きました。その中で自社乳酸菌の分離についても触れていますが、今日はその部分を少しだけ書いてみようと思います。その話をするうえで話さなければいけないのがJiriのこと。Jiriの構想が出てきた当初、乳酸菌の分離はすでに視野に入っていました。ただ当時は、まずやるべきことがありました。一番シンプルな構成で、自分たちの軸となる低アルのイメージの味をつくること。そしてそれが、酒と...
本日は、五色彩雲のデザインを担当してくれたデザイナーさんとの打ち合わせでした。前作「Jiri」以来なので、約1年ぶりでしょうか。先日行われた春日井製菓さんのイベントで久々にお会いし、次のステップに進む準備を手伝ってもらおうと思い、本日お時間をいただきました。まだまだ決まっていることばかりではないので、ブログでも詳しくはお話しできないのですが、徐々に前進できればと思っています。ホクレンさんからも連絡があ...
昨日は東北で震度5強の地震があり、釧路でも津波注意報が発令されました。ちょうど海の近くで講演の待機中だったのですが、周りが騒がしくなって初めて気づくという状況。(歩いていたので全く気づきませんでした)そんな影響もあり、昨日はブログを更新できず。そして日曜日の蔵開き。今年は、ちょっと様子が違いました。たれ口酒も昨年度よりもやや多めに用意していましたが例年よりもかなり多くの皆様がご来場くださり一時入場...
蔵開きの準備が進んでいますが、裏側では毎日、数字とにらめっこしています。この時期は数字とのにらめっこ日本酒の現場でお酒の移動などをするときはすべて税務署への報告が必要です。タンクは同じ形をしていますがすべて容積が異なります。その容積は桶帳と言われるタンク容量の算出するための測定値が書かれたものから液体が入っているところまでの空尺(駅面までの距離)を測って算出する仕組み。なので容量から空尺を算出その...
さて、昨日は取り急ぎのご報告となってしまい失礼しました。改めまして、札幌国税局 新酒鑑評会にて金賞を受賞できたことをご報告いたします。今回は・道産米吟醸酒の部・純米酒の部この2部門での受賞となりました。まず大吟醸酒について。本年度は、夏の気候の影響もあり、昨年と比べてタンパクの多い年でした。米の価格は上がっている一方で、質としては昨年の方が良かったという印象。どこの蔵も苦労された年だったと思いますし...
昨日発表がありましたが、令和7酒造年度 札幌国税局新酒鑑評会にて、道産米吟醸酒の部純米酒の部この2部門で金賞をいただくことができました。現在、福司では全量北海道産米を使用しており、出品できる部門もこの2つに限られています。その両方で金賞をいただけたのは、久しぶりのこと。特に純米酒の部では、五色彩雲のお酒での受賞。正直、ここはかなりホッとしました。チャレンジのブランドとしてやってきたことが、一つ形になっ...
昨日は、日本酒は国内と海外で見え方が違い、海外ではむしろ可能性があるのではないか、という話を書きました。今日はその続きとして、少し違う角度から。和食の世界を起点に、日本酒のこれからを考えてみます。いま世界では、和食ブームと言われています。寿司やラーメンは各国で人気があり、日本の食文化は確実に広がっています。ただ面白いのは、すべてがそのまま受け入れられているわけではないということ。例えば、割烹のよう...
蔵の仕事と並行して、今月ある講演会の資料を作っています。講演会って、聞く側のときはいつも思うんですよね。どうやってこんなに分かりやすくて、印象に残る話を組み立てているんだろう、と。資料の作り方もそうですが、話のうまい人って「どこから話を組み立てているのか」が気になります。醸し屋はというと、日本酒が好きな人に話すのは得意です。でも、興味のない人に面白く伝えるのは正直あまり得意ではありません。どうして...
本日、地元のラジオ局FM946さんの番組「昼酒日和」の収録をしてきました。いつもは誰かを連れて行って普段しないことを経験してもらう“試練”を課すのですが(笑)今日はバタバタしていて、醸し屋ひとりで話してきました。放送は今週末の日曜日。19日開催の蔵開きについてお話ししています。そして今日の午後は、五色彩雲のNoteを更新しました。今回は「五色彩雲、再編。」今年の方向性について書いています。詳しくはこちらを読ん...
年に一度の蔵開き(4月19日)に向けて、掃除や機械の洗浄、配置の見直しなど、仕込みが終わった後ならではの作業が続きます。ただ、この時期にやっているのは片付けだけではありません。もう一つ大事なのが、貯蔵の準備です。お酒は、搾って終わりではありません。魚と同じで、釣ってそのまま置いておいても美味しくなるわけではない。きちんと処理をして初めて、いい状態を保つことができます。お酒も同じです。搾ったばかりのお...
瞬間風速的に200を超えたアクセスも、無事に平常営業に戻りました(笑)昨日いただいた海外の方からのメールの中に、印象的な一文がありました。「米」を起点に考えるというアプローチも非常に興味深く、一つの原料からどこまで可能性を広げられるのか、とても魅力的に感じました。ここで一つ、改めて考えたいことがあります。米だけで、どこまでできるのか。飲み手としては、違うお酒を買ったら味が違って当然だと思います。もし...
五色彩雲のブランド。実は今シーズン、製造の観点でも少しバージョンアップしています。一番大きいのは、私自身の考え方の変化です。これは去年、「若手の夜明け」に参加したときに強く感じたこと。まずは知ってもらう、飲んでもらう。そういう機会そのものが、どんどん減っているという現実でした。後発のブランドが先発を抜くには、バズるようなブーストが一番早い。ただ、それは運の要素が強いし、ブーストは同時に失速も生みま...
賄いを食べながらニュースを見ていて、正直、少し怖くなりました。イラン情勢。遠い国の話のようでいて、これは決して他人事ではない。むしろ、私たちの生活や仕事に直結する話です。原油が日本に入ってこなくなる可能性。そうなったとき、多くの人はこう考えると思います。「物価が上がる」「ガソリンが高くなる」「電気代が上がる」確かにそれも起こるでしょう。ですが、現場にいる感覚としては、それだけでは済みません。もっと...
昨日はまさかあそこまで雪が降るとは思わず、夏靴で出勤していました。結果、30cmの雪をかき分けながら帰宅(笑)なかなかできない経験です。これ桜の木なのですが・・・・夜桜みたい??w今日は一転して晴れ。屋根の雪が解けて、まるで雨のように水が落ちていました。そして明日、今シーズン最後の仕込みです。甑を使った蒸しも終わり、それを洗って片付ける「甑倒し」。この日が来ると、「ああ、終わったな」と思います。(まだ...
福司酒造は、釧路ではあまり見かけない土蔵の蔵です。昔ながらの造りで、外気の影響をしっかり受ける環境。最近は新しい蔵に建て替えるところも増えていますね。酒質だけを考えれば、新しい蔵の方が圧倒的に有利です。温度が一定に保たれる。再現性が高い。管理がしやすい。では、そうでない蔵はどうなのか。ここ数日の出来事が、いい例でした。数日前、天気のいい日。釧路にしてはかなり暖かい日でした。なんか今日は暖かいな…と...
えーーーーと、なんとアクセス200超えました。どういうことでしょうか?謎の現象が起きています(笑)理由が分かった方、教えてください。さて、ネット界隈では「日本酒は冷蔵庫で縦保存か横保存か論争」が起きているようです。こういうネタで盛り上がるのを見ると、日本酒ってまだまだ面白いなと、ちょっと嬉しくなりますね。結論から言えば、リスクが少ないのは縦です。でも正直なところ、冷蔵庫に入れてくれている時点でありが...
どの蔵も、おいしい酒を造ろうとしているはずです。ただ「美味しい」というのは厄介で、結局は好みの話になります。とはいえ、万人が「いい」と感じる味も確かにある。その境界がどこなのか。これもまた、酒造りの課題の一つです。味を決める要素の一つが水です。今回、北の錦さんとのコラボでも同じ酵母・同じ米で仕込んでも、味は同じになりませんでした。もちろん違いが出るのは水だけではなく・仕込み配合や造り方さらに言えば...
先週末、分析を担当してくれている醸造補佐の方に「カズマさん、すごいですねブログ!」と言われました。まったく心当たりがなくて、頭の上に「?」が浮かんでいると「アクセス数が120超えてましたよ」と。以前は300近いこともありましたが、最近は30〜50くらい。それが80になって、なんて書いたばかりなのに、まさかの120。正直、理由がまったくわかりません(笑)でも、モチベーションはちょっと上がりますね。何か知っている方...
今日ネットで興味深い記事を見つけたので共有しますスペック信仰の終焉。世界的ソムリエ大越基裕が解き明かす、2026年「日本酒」を制する6つの新基準読んでいて、「ああ、やっぱりそういう時代に入ってきているな」と感じました。五色彩雲では、以前からいわゆる“スペック主義”から少し距離を取るようにしてきました。精米歩合や数値ではなく、「なぜこの酒を造ったのか」「どういう思想なのか」そこを伝えることを大事にしていま...
五色彩雲をリリースしてから、福司もちょっとずつ変わってきています。昔はほぼ釧路だけ。今は少しずつ外にも出ていくようになりました。東京の酒屋さんが蔵に来てくれたり、今月末には高輪ゲートウェイの新しい施設の酒屋さんとも取引が始まります。釧路の酒が、釧路の外で飲まれる。これ、地味に大きな変化です。で、ここからが本題。酒を造るのは仕事です。管理するのも仕事です。でも、それだけじゃない。「どういう考えで造っ...
仕込みも残りわずか。終わりが見えてきました。今のところ甑倒しは4月4日の予定。その日が今シーズン最後の仕込み、蒸米になります。ここから始まるのが“片付けモード”。各自担当部署の片付けが始まり、すべての搾りが終わる皆造(かいぞう)に向けて動き出します。この時期、閉店準備のような雰囲気の中で忙しくなるのが醪管理から搾り、そして火入れ前の濾過担当。タンクをやり繰りしながら濾過を行い、火入れがスムーズに進むよ...
仕込みもあと数本。ここまで少なくなってくると、試せることやチャレンジできることも限られてきます。仕込みが多い時期や、仕込み前は可能性をいくらでも感じられるのですが、この時期はまるでテスト時間の終盤、「終了まであと○分」あの感覚に近いです。やり切ってもういいやと思う人。最後まで確かめる人。醸し屋も学生時代は、「分からないものは分からない」「テストが悪くても死なない」そう思っていたタイプでした(笑)で...
以前も書きましたが、五色彩雲のブランドでNoteの記事を書いています。Noteでは記事を書く以外にも、どんな発信がされているのかをチェックする場としても活用しています。SNSほど鮮度の高い情報ではありませんが、その分、しっかりとした文章を書いている方も多い。そういう意味で、「自分の知らない世界を教えてもらう」そんなつもりで見ています。最近気になっているのが、“小さな醸造所を造る”という記事。いくつか目にするよ...
昼休みや休憩時間などを使い、Noteの記事を書き進めています。次は北海道の米の話も入れながら、これからの北海道の日本酒への期待感を少しでも醸成できるような内容にしていきたいと思っています。そういえば、昨日は釧路では雪が降りましたね。世間では20℃を超えた日があるというニュースが流れ、桜や梅の話題も出てくる季節ですが、釧路はまだまだ冬です。それでも昼間は暖かくなり、氷点下になることは少なくなってきました。...
五色彩雲の仕込みが、次々と入ってきています。新酒鑑評会に出品する大吟醸とはまた違う緊張感。ある意味、このシリーズは「評価される酒」です。私たちの今シーズンの技術が、そのまま映し出される酒でもあります。大吟醸のようなフルーティーで華やかな香りではなく、今感じている課題や、これからの酒質に対する考えを形にしていくための酒。いわば、技術研鑽の酒です。クラフトサケのように大きく変えるわけではありません。一...
昨日行われました札幌国税局新酒鑑評会の審査に出席するため、一昨日から札幌に行っており、ブログの更新ができませんでした。久々に釧路を出て札幌へ。ゆっくり時間があるかと思いきや、ほぼ仕事関係の予定で埋まり、少しでも意味のある時間にしようと動いた2日間でした。やっぱり、蔵で仕事しているときが一番リラックスできますね(笑)久々に着いた釧路駅。高架になるかどうか、この駅はいつまでこの姿であるのだろうか――そん...
今日、肩の荷が一つ下りました。まだ完全に終わったわけではありませんが、私にとっての大きな提出物をほぼ出し終えることができました。今シーズンの中でも、なかなか神経を使う仕事の一つだったので、ひとまずホッとしています。あとは正式に「OK!」が出るのを待つだけ。…とはいえ、ゆっくりしている時間はありません。酒造りは、次のコマを進めていかないといけませんからね。旬は長く続かない五色彩雲をリリースして、若手の...
北海道の酒蔵同士で、同じ米、同じ酵母で酒を造ったらどうなるのか。答えは味は変わります。それが酒造りの面白いところです。北海道は150年ほど前から本格的な開拓が始まり、森林を切り開きながら畑や町がつくられていきました。そこには厳しい自然との戦いだけでなく、様々な人の思いや葛藤があったはずです。現代に生きる私たちにはなかなか実感できませんが、北海道は「開拓によって形づくられた土地」でもあります。そんな北...
今年の2月に発売されたdancyuを購入して、時間があるときに少しずつ読んでいます。とはいっても、まだ数ページ。でも読んでいて面白いのは、様々な造り手がいて、様々な哲学があるということ。共感できる部分もあれば、「自分は少し違う考えだな」と思うところもある。こういう考え方もあるのか、と発見もあります。他の人がどう考え、どう酒を造っているのか。それを知れるのが、この本の面白いところですね。最初の方のページに...
誰も気にしていないことかもしれないのですがこのブログには、1日に何人が見に来てくれているかがわかるようにカウンターが設置されています。☆醸し屋日記一期一会☆という部分で通算で37万人が見に来てくれているのですが数字のところにカーソルを合わせると日々の閲覧者数が見れます。最近徐々に増えて80人ほどなのですがこれに実は驚いています!というのも、ブログの時代ではないなと思いNoteに変更しようかなと思っていました...
日本酒業界は長い間、斜陽産業と言われ続けている。確かに業界の中にいると苦しい場面が多い。ただすべてが下がっているというわけではない。新規で参入したいと思う人もいるのは事実。飲み手側にとって日本酒は、徐々にメジャーな飲み物から何かあったときに飲むものに変化してきていると思う。日常的に飲むのではなく、理由がある時に飲むそういうものになってきている。かといって特別感があるわけではないあまりに日常的な位置...
福司では四月に甑倒しを予定しています。三月に入り、仕込みの終わりが見えてきました。この時期に必ず行うのが、製造計画の最終確認です。お米は玄米で購入します。1俵60kg単位。削れば当然、目減りします。例えば60%精米なら、60kgの玄米は36kgの白米になります。仕込みに必要な量を逆算すると、どうしても端数が出る。1500kg仕込みをしようとすると、きれいに割り切れない。結果、数キロ単位の余りが発生します。この“端数”が...
大吟醸酒を終えて、蔵は五色彩雲シリーズの仕込みや後半戦に向けての意識に切り替わろうとしています。とはいえ、大吟醸酒もまだ終わっていません。まずは大吟醸酒の方のお話。「搾って終わり。」ではなく、実際は搾った後も続きます。搾った後、そのお酒をどう処理をするか?魚も船上で神経〆をするのか、氷水につけて港に持ち帰るかだけで味わいが変わるといいますし、そこに価格や価値が乗ります。出品酒も同様で、神経〆のよう...
今日も山場。というか今週はずっと山場です(笑)そんな時はエゾエースを飲んで気合を入れます。エゾエースは効くと有名?でドラックストアの店員さんに「お金があれば毎日飲みたいくらい効きます!」と勧められたり看護師の人も「あれ効くよね!」という北海道の栄養ドリンク。栄養ドリンク呑んで利き目を実感した語ってどれくらいいるのかな?本当に疲れたときに飲むと、私は体が楽になって結構普通に戻ったりするのでこれって効い...
今日という日も何とか終わりました。今日も昨日とは違う過酷さがあった一日。その一つはAshiri用の白麹を麹室に引き込む作業。焼酎麹は温かい地域で作られることが多く寒い北海道の地ではなかなか環境を整えるのは難しい。実は去年のAshiriでは悔しい思いをしている。それは酸が思うように出なかったこといろいろな要因があるのですが、1つは私たちの目標値が高いということ。目標酸度が他の蔵よりも高く、かなり手間をかけていた...
今日はかなり忙しい一日でした。製造計画は半年〜1年前に組んでいるので、「ずらせばいいじゃないか」と言われても簡単には動かせません。米の納品、酒母の進行、シフト。全部がつながっている。搾りが重なると激務。酒質を優先すれば、動かせてもせいぜい1〜2日。妥協すれば楽になる。でもそれは選ばない。だからやるしかない!そんな一日の終わりに、ふと面白い話を見かけました。「完璧なAI生成画像の価値はゼロになる」という...
さて、今週はかなり忙しくなりそうです。大吟醸酒の搾りと出品準備。レギュラーの仕込みと搾り。Ashiriの白麹造りも重なります。とにかく、乗り切るしかない。大吟醸の搾りでよく聞く「袋吊り」。袋に醪を入れ、雫で採る方法です。本当にどれほど差があるのか、厳密な検証をしたわけではありません。ただ、普段使う大きな搾り機よりも圧がかかりにくく、雑味が出にくいと言われます。細かくロットを分けられるのも利点です。一方で...
昨日は札幌からお客様が来てくれました。大雪でJRが止まり、急遽飛行機に切り替えて。それでも来てくれたのは、本当にありがたいことです。彼は某有名酒蔵で酒造りを経験し、現在は北海道の研究機関に勤めているという少し珍しい経歴の持ち主。昨年度、とある研究をお願いしていました。今回はその報告と、これからの話。北海道の日本酒の未来をどう作るか。研究という立場から、何ができるのか。他県では、日本酒専門の研究者がい...
今日は仕込みも軽く、ずっと気になっていた案件をひとつ終わらせることができました。この時期に必ずやらなければいけないと分かっていたこと。準備はしていたものの、どこか落ち着かない。申請が無事に通れば、ひとまず一段落です。そしてまた一つ、地味ですが前進。詳しく話せるのはもう少し先になりそうですが、「またスタート地点に立った」という感覚です。最近SNSでは「春陽」という米を使った酒造りが目立ちます。低グルテ...
東京でお取引のあるSAKE Streetさんが、酒粕の美味しさや使い方を伝えるイベント「KAS FES 〜酒粕フェス〜」を開催します。今年、どうですか?とお声がけをいただき、五色彩雲として参加させていただくことになりました。(酒粕を提供するだけですが……)正直、東京はすごい。酒粕でフェスができるなんて。酒粕をもっと身近に!バージョンアップしたKAS FES 2026で酒粕をおつまみに日本酒を飲もうそして今回のKAS FES、当日提供する...
今の蔵の様子はというと、山と山の間。谷というほど落ち着いているわけではありませんが、大吟醸の仕込みを終え、搾りまでの“見守る期間”に入っています。もうどうすることもできない段階。あとは信じて待つだけです。好調かと聞かれれば、「好調と信じたい」が本音。毎年そうですが、「今年は完璧だ」なんて思えたことはありません。いつも不安との戦いです。この“動かせない時間”の間に、3月までにまとめなければならない資料を...
昨日のブログに書きました、「海と酒」のイベントの写真を春日井製菓様から共有していただきました。すごいいい写真ばかりで、素敵なイベントだったんだな~という感想私自分のトークの部分しか参加していなかったので全体の雰囲気まではわからないんですよね。こういう写真が撮れるってことは釧路はいい街なんだろうなと。素敵な写真を見ると、その一日が特別な時間のように感じられますよね。でも実際は、日常の中にある風景だっ...
昨日、釧路市で行われた春日井製菓様主催の「海と酒」というイベントで、お酒部門のトークに登壇させていただきました。この時期にこうした登壇をお受けすることは、ほとんどありません。今回は少し特別でした。主催に関わっていた清水さんは、かつて私が青年団体で例会を行った際、こちらのお願いで登壇してくださった方。そのご縁と御恩があり、今回は私が引き受ける番だと感じ、参加させていただきました。会場では、久しぶりに...
ここ数日の天候不順で、青森あたりを中心に貨物が止まっているという噂を耳にしていました。(釧路は天気いいんですけどね)その影響なのか、先週5日発売予定だった毎年2月号の『日本酒 dancyu』が、ようやく昨日、釧路でも店頭に並んだようです。昨日、本屋が帰り道だった蔵人から「売ってましたよ、dancyu」と教えてもらいました。チーム福司では、この数日ほぼ毎日のように、本屋を入れ替わりでチェックしていました(笑)まぁ...
本来であれば、dancyuに福司が掲載された話を書こうと思っていました。ただ、この大雪の影響で北海道の流通が止まっているらしく、釧路ではいまだにdancyuが手に入りません(笑)。(メンバーは入れ替わりで毎日近くの本屋に足を運んでいる)なので、その話はまた改めて。その代わりというわけではありませんが、本日12時に新しいネット記事が公開されましたので、ご紹介させてください。取材してくださったのは、北海道出身で日本...
24歳が気が付かせてくれた、取材を受けてあらためて思ったこと
本日、夕方にオンラインで取材を受けていました。取材してくれたのは東京の企業に勤める24歳の男性。日本酒を飲み始めてまだ2年とのことでしたが、若い世代が日本酒に興味を持ってくれていると知り、少し希望を感じながら話をしていました。今回の取材は、造りそのものというよりも「チーム福司」について。あとは、五色彩雲が担っている役割についての話が中心でした。取材の最後に同席していた女性から、「ちょうどチームづくり...
酒粕のシーズンになり、直売店でも酒粕の販売が始まっています。例年より少し遅いスタートですが、作業が立て込んでおり、今年は年明けからの販売となりました。今シーズンは原料米の価格高騰の影響もあり、全国的に日本酒だけでなく、酒粕や資材価格の値上げに踏み切る酒蔵が増えています。SNSでも「酒粕を2〜3割値上げしました」という投稿を目にするようになりました。日本酒は、米と米麹と水で造られます。米麹の原料も米で、...
伝えることの難しさ伝えることの難しさを感じることってありませんか?私自身、これまで伝えることで苦労したことばかりで、そのたびに「どう言えばいいんだろう」と考えたり、自分なりに工夫して説明したりしてきました。特に、難しいことを説明するとき。これが本当に難しい。自分がちゃんと理解していないと、そもそも説明ができません。機械の仕組みとか、発酵の仕組みとか。分かっている“つもり”でも、いざ言葉にしようとする...
昨日は久々のお休みをいただきました。冬場は数少ない休み、いつもいない父親なので少しは存在感を出そうと幼稚園の外遊びに同行したり午後は一緒にスケートに行ったり。子供が子供のうちの短い期間を楽しませてもらった休日でした。さて今日は、先日作業報告の返信で書いた内容を、あらためてブログとして整理してみようと思います。若い世代の中には「役職はいらない」と考える人がいます。チーム福司にもそういう考えを持つ人は...
昨日は、吟醸系の醪がどれほど過酷な環境から始まるのか、酵母にとって決して優しい条件ではない、という話を書きました。今日はその続きとして、日本酒酵母そのものの“スペック”について少し触れてみたいと思います。実は、日本酒とワイン・ビールでは、使われる酵母の性質にかなり差があります。ワイン酵母は、他の微生物に負けないよう、仕込みの段階で大量に投入されます。日本酒の感覚で見ると「そんなに入れるの?」と思うほ...
無事に大吟醸酒の泊まり込み作業も今日で終了しました。留仕込みの洗米も終え、明日いよいよ仕込みを行えば一段落。あとは、もろみ管理にバトンが渡されます。洗米担当から麹・酒母担当へ、そして仕込みを経て、最終的に醪管理は醸し屋へ。ここから約30日間、悩みながら判断を重ね、自分なりの理想の形を探っていく時間が始まります。大吟醸酒の醪管理には、大まかな目安があります。最高品温はこのくらい。糖化と発酵のバランスを...
皆さんは、学びの時間をどうやって作っていますか?大人になり、年を重ねるにつれて、まとまった勉強時間を確保するのは難しくなってきます。むしろ勉強最近してないなってなっていませんか?醸し屋もそうなって全国の酒蔵さんに置いて行かれないように最近はポッドキャストなどを使い、「ながら時間」で少しでも耳から学ぶようにしています。とはいえ、まとまった時間はなかなか取れませんよね。田中角栄は「時間の使い方」につい...
大吟醸酒の泊りの日どんなことをしているのか?「泊まり込みの作業です」と言っても、実際に何をしているのかは、なかなか想像しづらいと思います。泊まり込みと聞くと、夜勤のある仕事を思い浮かべる方もいるかもしれません。実は夜勤とも少し違って、私の中では昭和の学校の先生の当直に近い感じでしょうか。……今、当直ってあるんでしょうか?調べてみると、すでに廃止されているという記載もありました。当時の当直は、当直室で...
札幌を中心に大雪が降り、各地でかなり混乱している様子ですが、釧路は……雪はあまりありません。ニュースを見ながら、大雪が降る地域ではないことに感謝するばかり。さぁ、仕込みに集中しよう。大吟醸酒の麹造りで、日々蔵に泊まりながら酒造りをしています。この時期の製造部は、本当に受験シーズンのような空気感で(笑)。洗米は目をギラギラさせながら、米の吸水とにらめっこ。酒母担当は酒母室で、毎年のデータとの差異を検証...
明日で大吟醸酒の仕込みも前半戦が終わり、いよいよ後半戦へと切り替わります。残り半分。細かなトラブルはありますが、集中力を切らさず、無事に乗り越えていきたいところです。大吟醸酒の麹つくりも、苦戦しながら折り返し地点。徐々に今年なりの攻略法が見えてきました。やはり大切なのは、仮説を立てて、実行し、検証すること。その繰り返しです。今年は、これまで洗米を担当してきたエースにも大吟醸酒の麹つくりのため、泊ま...
道東には「幻」と呼ばれる酒があります。残念ながら弊社のお酒ではないのですが(笑)、お隣の地域にある蔵のお酒です。この時期、道東(北海道の東側)ではしぼりたての飲み比べが盛んになります。どちらもこの時期に蔵出しされ、この時期にしか飲めないお酒。そんな「幻」と呼ばれる酒の話を、先日蔵の中でしていました。地元紙にはそれぞれの出荷量も掲載されているのですが、実はその“幻の酒”よりも、弊社のしぼりたての方が出...
大寒波到来。日本中が悪天候に見舞われていましたが、釧路はほとんど雪が降りませんでした。日本海側の蔵では、雪かきをしながらの酒造りで大変だろうな、と想像します。とはいえ釧路も十分に寒く、気温は-10℃以下。このくらい冷え込んでくると、蔵にも暖房器具(ストーブ)が登場します。全国のお蔵さんでは「冷やす」作業をしている中、弊社では逆に暖房をつけて仕込みをしています。すごく寒い日には、窓にこんな氷のアートが...
日本酒を取り巻く環境は、刻々と変化しています。正直に言えば、「いい方向に動いている」と胸を張って言える状況ではありません。むしろ厳しさが増している、と言った方が現実的でしょう。ただ、その厳しい状況に適応できた酒蔵だけが残っていく。それもまた事実なのだと思います。私が大学に入った頃も「酒蔵が減っている」という話はすでにありました。それでも当時は、国内に約2,000蔵ほどあったと記憶しています。ところが国...
酒造りは「感覚」を養う仕事大吟醸酒の泊まり込みでの麹づくりが始まりました。もう何年も、同じ産地・同じ品種・同じ精米歩合の米を使っています。それでも毎年、感覚は一から。「酒造りは毎年一年生」と言われる理由は、まさにここにあります。もちろん、これまでに積み重ねてきたデータはあります。しかし、まったく同じ条件で酒を造れる年など、まずありません。過去の経験の中から「一番近い年」を探し、その感覚を呼び起こし...
いよいよ明日発売 派手じゃない。でも、ちゃんと進化している。
いよいよ明日発売となる、しぼりたて生酒。先ほど瓶詰めされたものの一部を利き酒しました。製造側としては、まずまずの仕上がり。いくつかの改善点が、良い方向に作用していると思います。香りはかなりフルーティーで、甘さも少し感じますが、もたつくことはなく、アルコールの重さもあまり感じない軽やかな飲み口です。原料や精米歩合、規格を踏まえても、今年のチャレンジは成功と言っていいのかな、という印象です。……とはいえ...
酒蔵の製造部に、年末年始も実は「完全な休み」はありません。仕込みが止まっていても、醪はタンクの中で生きているからです。その昔は、年末ぎりぎりまで仕込みを行い、年明けすぐにまた仕込みを始めていたと聞きます。今年は30日から休み、6日から仕込み再開というスケジュールでしたが、その間も当番制で蔵に足を運びます。当番の仕事は、醪の撹拌とサンプル採取、そして分析。その数値をもとに、年末年始も変わらず醪管理を続...
三連休が明け、いよいよ今週末、福司として新米新酒の第二弾となるしぼりたて生酒がリリースとなります。発売日は 1月17日 です。さて、醸し屋として「しぼりたて生酒」は、毎年プレッシャーの大きいお酒のひとつです。私の中での緊張度ランキングはというと──1位:鑑評会出品酒(これはもう別格です…)2位:しぼりたて生酒(毎年楽しみにしてくださる方が多い)3位:たれ口酒(これも待っている方が多いですね 笑)どれも仕込みの...
久々に「頂き物で行う晩酌一献セット」。頂き物自体はちょこちょこあるのですが、最近はゆっくり食べる時間がなかなか取れず、ようやく少し腰を落ち着ける時間ができました。今回の主役は、冬の味覚「飯寿司(いずし)」。北国の郷土料理の代表格ともいえる存在です。調べてみると、主に北海道から東北にかけて食べられているそうで、関東以西ではあまりなじみのない食文化かもしれません。「飯寿司」と書くと、お米を使ったお寿司...
年が明け、氷点下の蔵から仕込みが始まりました。正月の仕込み休みを経て、徐々に仕込みのギアを上げていきます。生き物を扱っている分、準備にはどうしても時間がかかります。けれど、この時間こそがとても大切だったりもします。正月前と後では作業の時間帯も変化します。凍結によって蔵の稼働に時間がかかったり、蒸米を冷ます工程でも「冷えすぎる」ということが起こるためです。そのため、寒くなる時期は午後に仕込みを行いま...
本年もよろしくお願いします。昨日より新年の仕込みが始まりました。今年も氷点下からのスタート。蔵の中はあちらこちらが凍りつき、まずは解氷作業から始まりました。年によっては元旦に寒波が来ることもありますが、今年は年が明けて、みんなが出勤してきてから一気に冷え込みました。醪も品温が上がらず、ゆっくりと下がっていきます。蔵ではマットを巻いたり、断熱材を加工して使ったりしながら保温に努め、必要に応じて暖房を...
年内最後の仕込みを終えました。まだ蔵の作業は残っていますが、ブログも何日で年内の“書き納め”になるかわからないので、そんな雰囲気を出しつつ、少し先の話も書いておこうと思います。まず米質について。米の価格が高騰し、昨年度の約1.8倍ほどになっていますが、正直なところ、今年は質があまり良くない年だと感じています。昨日だったか、今年の米の分析結果が回ってきましたが、例年よりタンパクが多めで、硬く、溶けにくい...
本日、年内最後の麹室への引き込み作業でした。明日は最後の蒸米を上げ、年内の仕込みは終了。あとは片付けや搾り作業を行い、年明けに備えます。徐々に仕込みそのものの作業量が落ち着いてきて、ようやく写真を撮る余裕も出てきました。今年はできれば、みんなの作業している様子を少し格好よく写真に残せたらと思っています。とはいえ、みんなが作業している時間は私自身も同じく作業しているので、働いている姿を撮るのはなかな...
いつもは2人体制で行う泊まり込みの作業を振り返れば初めて?1人で行ったように思います。今回の麹つくりで使用したのは40%精米の彗星というお米です。彗星というのは北海道の酒造好適米の品種になります。北海道では現在3種類の酒造好適米が存在します。福司でもっともし用意しているのが「吟風(きんぷう)」というお米北海道内で最も栽培されているお米です。チーム福司でも標準としてこのお米を使用していることもあり五色...
世の中は忘年会やクリスマス、そして年末年始に向けて、もはやラストスパートといった雰囲気ですね。そんな中、酒蔵は……というと、年末年始に向けて「仕込みをいったん止めなきゃ」とか、それに伴う掃除だとかで、少しずつ年末年始ムードに入っていきます。ただ、実際はそれどころではないというか、正直、そんなことは関係ない日々が続いています。出品用の純米酒の仕込みが始まり、もろみ管理や麹づくりに頭を悩ませる毎日。さら...
どーも、流行病にやられてしばらくお布団と友達になっていました。回復のために最善を尽くしてはいるものの、その間、脳みそは相変わらずいろいろなことを考え続けます。たまにスマホをいじれば、他社製品の情報が次から次へと流れてくる。こんなにも世の中にお酒があふれている中で、本当にそれを必要としている人はどれだけいるのだろうか。そんな、少しネガティブなことを考えたりもしました。なぜ人はそれを買うのだろう。この...
水曜日、釧路で開催された飲食店さんなどで構成される団体の北海道ブロック大会に来賓として出席させていただきました。コロナ以降では久しぶりとなる大きな懇親会。参加者としてこういった会に出席するのも久々で、どこか懐かしさを感じました。以前はこういう場がもっとたくさんありましたからね。会場には釧路・根室地域のお酒も並び、地元の食とともに紹介されていました。その中で見つけたのが、福司を使ったカクテル「霧小町...
本日は「考える人材を育てる」ための取り組みの一つとして、毎年恒例の製造部ミーティングを行いました。ミーティングといっても議論を行う場ではなく、各担当者が今シーズンのデータや取り組みを整理し、自身が得た知識や経験を共有する発表会です。酒造りは担当ごとに役割が分かれているため、自分の部署以外でどのような課題があり、どのような工夫や改善が行われているのかを知る機会は多くありません。また、仕込み期間中は日...
昨日は旭川と帯広から飲食店さんと酒屋さんがお越しになりました。今シーズンの五色彩雲や今年の取り組みについてお話ししたのですが、予想以上に「それ面白いですね」という反応をいただき、逆に私の方が驚いたくらいです(笑)実はこの反応、先日もろはくさんで行ったイベントでも感じていました。特に反応が良かったのがAshiri。五色彩雲の中でも白麹を使い、クエン酸を特徴とした商品です。飲食店さんからは「飲み飽きしない」...
昨日、SNSで面白い記事を見つけました。とあるお蔵の方が書いているSNSで、第三の酒母の話。その方が書いていたのは速醸の酒母生酛の酒母そして乳酸菌を添加した第三の酒母。という分け方。これが弊社で言えばJiriに当たるなぁと思いながら読ませてもらいました。番外編で白麹の酒母があるとしており弊社はこの第三の酒母系に割と技術力を注いでいるなというのとなんとなくこれからの主流になりそうな予感・・・・・この北海道道の...
本日は仕込み後の蔵の掃除原料処理の部屋を掃除しました。掃除が終わった後はミーティングです。今シーズンの振り返りをいつもするのですが今日は各自資料がまだ完成していないということで五色彩雲の商品の話をしました。酒造りの話はしても、商品開発やストーリーなどの話はあまりしないためなかなか活発な意見は出なかったのですがそれぞれが感じたことなどを伝えてもらう場にはなったと思います。私もみんなの意見やズレの修正...
最近こんな記事が目につきました。テロワールという幻想-日本酒の地域性について-|note記事こちらも同じくNoteの記事日本酒にテロワールは必要か|note記事どちらもワインの用語「テロワール」について書かれています。ワインで使われている意味合いでとらえると「ちょっと違うよね」あるいは「違和感あるよね」ということでしょう。醸し屋もそこはそう思うんですがテロワールという用語が「現代的には伝わりやすい」というのが正...
ここ数日暖かくなり、OFFシーズンの仕事が本格化しています。エースは草刈り担当してくれて残りのメンバーは槽場(ふなば)の清掃です。槽場とはお酒を搾る部屋のこと。最近は清掃にも時間をかけていて、一区画ずつ丁寧に進めています。出張に行くと、いろいろ考えさせられます。他のお蔵さんのこと。北海道の日本酒事情。酒屋さんや飲食店さんのこと。釧路にいるだけではなかなか入ってこない情報が、外へ出ることで見えてきます...
週末に札幌で営業活動をしてきました。ブログやNoteでは日々情報発信をしていますが、実際に一般の皆様へ五色彩雲やチーム福司のことをお伝えできる機会はそう多くありません。今回は「北海道の酒アワード」と「もろはく」さんでのイベント。実際に飲んでいただき、反応を直接聞ける貴重な機会でした。北海道の酒アワードは、北海道の日本酒に興味のある方が集まるイベントです。昨年は審査会場のすぐ横で試飲をしていただく形だっ...
今日は天気が良く暖かな釧路今年の夏も暑そうだな・・・そう思える一日でした。蔵では仕込み蔵の清掃をしています醸し屋も札幌の出張の準備の合間に蔵の掃除に参加しました。(少しだけでしたが)週末のイベントなどに向けて出来る限りの準備をしています。使うかわからないけど資料を作ったり。一緒に行くエースに説明するための資料や一般の方に見せる資料などとにかくいろいろな資料作成をしています。気が付けばもうすぐで6月...
皆さんはSNSってやっていますか?やっている人も、使い方は人それぞれだと思います。醸し屋の場合は、ほとんど仕事の情報収集のために使っています。フォローしている人も、飲食店さん、酒屋さん、酒造り関係者が中心。もちろん友人や個人的なつながりもありますが、基本的には「仕事目線で必要かどうか」で見ることが多いです。なので流れてくる情報も、自然と日本酒関連が多くなる。逆に他の人のSNSって、どんな世界が流れている...
美味しいものが手に入ったら五色彩雲を試飲するそういう風にして試飲をするようにしています。五色彩雲のお酒は、誕生して3年ほど長く愛されてきた福司ブランドとは異なり飲まれてきたという実績が少ないです。そのため自分でも味わいの確認をするようにしています。特にNusamaiは通年出すようにと造っているため一定のクオリティーを保つことが需要。毎回ドキドキしながら利き酒するのですが食事と合わせることを考えるととても...
本日は札幌の日本酒専門店の方々が蔵にお見えになりました。最近、少しずつですが来客が増えています。ブランドのことに興味を持っていただき話をさせていただく機会は貴重です。蔵に来ていただくメリットとしては、地域のことを知っていただき体験してもらえる点。実際に釧路の食を体験してもらうと福司の背景が一層鮮明になります。美味しい話をしてもらうよりも実際に体験してもらった方がいいですからね(笑)今日もいろいろ話を...
いろいろありまして、久々に息子たちと妻の実家へ。釧路から近い道東の町なんですが自然がいっぱいでした。今年は暖かくなるのがはやく山菜の収穫も気持ち早い。なんか年々早くなる印象ですね。毎年春先に行くとすぐそばの山の中で山菜がとれるので、実はそれも楽しみ。ちょうどいい天気でみんなで散歩しながら「この葉っぱは~」といろいろ義父に教えていただきながら道ちゅう探検していきます。山菜をとるのも好きですが子供と森...
本日、無事に若手の夜明けのエントリーが終わりました。最後の難関だった3分間スピーチも、何とか自撮りで撮影して提出。正解なんてないと思うので、あとは信じるだけですね。次は利き酒会に向けた準備です。現場の方も、この2日間はいろいろ大変でした。製造部のみんなもお疲れ様でした。来週からは、R7BYの〆作業に向けた帳面整理と、イベントや来客に向けた資料づくりを進めていきます。資料といっても、単に商品説明を作ってい...
酒造りにおいても、最近はAIの話題がよく出るようになりました。弊社でも、未来のことを考えた時にAI活用の話はよく出ます。ただ、実際にはまだそこまでたどり着けていません。では、AIが得意なことは何なのか。それは、膨大なデータを分析し、そこから答えを導き出すことです。実はこれは、“伝統を守る”という行為と非常に相性がいい。安定的に同じ酒質を造り続けること。想定されるイレギュラーを回避すること。常に一定品質へ近...
全国新酒鑑評会の結果が本日発表となり、福司酒造は入賞(銀賞)をいただくことができました。まずは、今シーズンの仕込みを改めて見直していきたいと思います。過去の受賞を振り返ってみると、金賞と入賞を交互に取るような形が続いています。正直に言えば、原料の品質が高い年は金賞をいただけている印象があります。逆に言えば、それはまだ技術不足ということでもあるのだと思っています。もっと原料への理解度を上げる必要があ...
醸し屋が酒造りの道に入った頃と、今の時代では、同じ「日本酒を造る」という行為でも、中身はかなり変わっています。ただ面白いのは、単純に“技術だけが進化した”わけではないこと。労働環境も変わったし、お酒の飲まれ方も変わった。そして何より、「酒蔵が何を求められているか」そのものが変化しています。当時はまだ、「地元で飲まれる」「日本酒だから飲まれる」という慣性が残っていました。居酒屋へ行けば日本酒があり、宴...
今シーズンの動きの一つとして、製造部で生産地の訪問を行います。五色彩雲を引き連れて「若手の夜明け」などに参加していると、消費や地元という感覚が、釧路地域から“北海道全体”へと広がっていきます。そうなると、比較対象も都道府県単位になる。北海道の日本酒の仕組みや習慣も、「北海道らしさ」として見えるようになってきます。そういう視点になるからこそ、気が付くことがあります。考えが広がる。そして、その視点で改め...
若手の夜明けの審査や、月末のイベントに向けて。そのほか、今年のOFFシーズンにやろうとしていることも含め、いろいろ試行錯誤しながら整理を進めています。今は特に、福司と五色彩雲の関係性や、五色彩雲の役割、そして両ブランドの共通点などを書き出し、製造部のみんなにも共有する準備をしているところです。若手の夜明けも、単にエントリー資料を埋めるのではなく、審査してくださる方々に、五色彩雲というブランドの価値や...
OFFシーズン。徐々に動き始めています。昔の福司は、イベント参加や地域外への発信をほとんどしていませんでした。でも、時代は変わっています。今、五色彩雲の資料を作る中でも整理しているのですが、地酒や日本酒の価値観って、実は昔のまま止まっている部分があるんですよね。その“昔”というのは、日本酒が当たり前に飲まれていた時代。私が業界に入った頃も、「あの頃は日本酒が売れていた」という話を本当によく聞きました。...
本日ネットショップのセミナーに行ってきました。弊社のオンラインショップは手作りで運営は事務所だったりで管理してもらっています。店長って肩書が醸し屋のままになっていますが・・・・醸し屋が酒造りの責任者ではなかった昔々のお話。ネットショップがなかった時代に今の営業Aさんと一緒にネットショップつくりをしていました。運営はAさん。醸し屋はショップを作る担当です。素人ながらちょっと勉強しながらショップつくりを...
Jiriの説明に関して色々模索している中今日も良いフィードバックをもらいどの部分の説明が必要なのか?を日々練りながら説明文を作成しました(日々更新中)なるべく簡単に説明したいという想いと着目点としてはちょっと変わっているのでは?と思う部分を大事にしたかったのですがなんせマニアックというか・・・・他にこういうことをやっているという話を聞かないのでどう説明すべきかに悩みます。詳しい技法の話はまだ触れられま...
今日も天気のいい釧路ですが途中、海から霧が立ち込める釧路らしい天気になりました。デスクワークをしていても「ボー、ボー!」と霧笛が聞こえ、霧がかかっているのかな?と感じさせます。私たちにとって当たり前の音も観光で来ている方にとっては1つの資源だろうなと思います。観光資源といえば、先日のポッポテイにいった際弟子屈の駅に湿原のろっこ号が到着し蒸すこと観に行ったのですが、乗客の皆さんそして乗務員の皆さんが...
週末、久々にあたたかな日となりました。釧路でも20℃を越える気温・・・いつぶりかな?少しずつ気温が上がってきて暖かくなるのか?例年ですと7月の霧フェスあたりはかなり涼しく・・・寒いくらいの印象です。さてそんな温かな週末に軽くドライブに行ってきました。ずっとガソリン代も上がっていて少し最近下がったかな?目的地はラーメン屋さん。白糠の「やはた」か弟子屈のポッポテイ今回は久々に弟子屈方面に足を延ばしました...
先週末のイベントでお酒の説明をしてきましたがそこで感じたのがJiriの製法についての説明の難しさでした。簡単なワードで説明すれば何も新規性が感じられませんがきちんと説明すると実はちょっと複雑で新しい視点で捉えた製法なのでどうにかその部分を理解してもらうために工夫が必要と感じたわけです。とにかく、自分が考える新規性や特徴を言語化しまとめて発信していく必要があるのかな?と思っています。ただ発信するにもきち...
さて、昨日の雨から一転、いい天気になりました。社長の要望の外仕事を午前中は行い、午後は土日のイベントの時に感じたブランドの説明強化のための言語化に取り組んでいました。何度も言語化の話はしていますが本当に思考を言葉にするのって難しい。単純なことであればブログに書くように書けるのですが短い言葉で相手に伝えるのって本当に苦労します。今はブランドのことをどう知ってもらおうかと思って五色彩雲のブランドの方針...
【札幌出張 2日目】飲食店様とのイベントは基本的には受けていませんがもろはくさんは北海道でも日本酒に特化し全国の酒蔵様もお忍びで来られる名店のため飲食店よりも専門性が高いと考えイベントに参加させていただいています。今回は同じ北海道内で老舗の酒蔵栗山の小林酒造の米秋君と2蔵合同のイベントをさせて頂きました。互いに自社製品のPRを単独ですることはあってもどこかと一緒にもろはくさんで行うのは初めてです。2...
先週末は札幌出張でしてた。土曜日は札幌大通り3丁目チカホの空間で北海道産米で造る日本酒のコンテスト「北海道の酒フェア2025」に参加してきました。朝5時頃釧路を出発しギリギリオープン時間に間に合いました。新しい仕込みで造ったJiriを始めて対面で提供する機会となり正直消費者の皆さんの反応はどんなのだろうと思いながら提供させていただきました。飲んでいただいた感想としては、手ごたえがあったように感じます。Jiri...
明日は札幌のイベントに参加するため朝一釧路を出発予定です。ややハードスケジュールですが折角行くのでともろはくさんにお声をかけ今年は五色彩雲とキタノニシキのコラボをしてみます。6月もイベントが続き2週目には大阪で開催される國酒フェアに参加。五色彩雲のPRを行い、願わくば飲食店さんや酒販店様との出会いがあればいいなと思っています。関東より西は五色彩雲のお取引はまだありません。ただこのブログを通じて、福司...
久しぶりに更新です。春休みを頂いており、久々に家族と長い時間を過ごしてきました。冬の間はほとんど家にいなかったのでその分少しでも楽しい思い出になってくれてれば嬉しいですね。さて、今日から仕事復帰返ってきて少し溜まっていた業務をした後は外仕事の一日でした。いつも外仕事をいているメンバーではないメンバーで私も途中参加なので見守りながら出来る仕事をやる感じ。どうしても途中からだとどういう流れかが分からな...
本日より2025年の「五色彩雲 Jiri」が発売となりました。SNS等でも情報を流していますので見つけたらシェアしてもらえると幸いです。何回かに分けてJiriが今年少し違うよ~って話はここではしております。どんな表現で伝えたらいいのかな?と思いながら今日SNSでPRをしていたのですがそこで使った言葉の中に奥行きや味わいの豊かさという意味合いで「懐の深さ」というワードを使ったのですがなんとなくこの表現がイメージ日かなと...
本州は今年最高気温でしたと昨日かな?TVでやっていましたが釧路は寒すぎてストーブをつけました。そんな寒すぎる釧路をPRすべきちょっと涼しくなれるPR動画が完成したようです。暑くなり過ぎる前に、涼しすぎる釧路のPRで作られたこちらをご覧ください。『Cool Stay 釧路』https://youtube.com/watch?v=rnavN54j4-I 『Cool Stay 釧路』webサイトhttps://cool946.com/coolstay/ Instagramhttps://instagram.com/coolstay_kushiroこ...
本日は普段、私のブログを読んでくださっている皆様に報告があります。もうご存じの方もいるかもしれませんが本日の10時に酒類総合研究所のHPで発表がありました令和6酒造年度 全国新酒鑑評会にて福司酒造の出品した大吟醸酒が金賞を頂くことが出来ました。製造部一同、すっかり忘れて蔵の大掃除をしているところにお休み中のクリストファーや営業のAさんが「おめでとう!」といってくれた時点でもまだ何のことかわからず「ま...
SAKEstreetさんの酒蔵だよりの第2段の原稿を書き終え提出しました。(あとはうまく直してくれるはずw)公開されたら紹介いたしますが、今回は北海道の事や道東のことに触れています。北海道広すぎて、北海道の中でもどんな地域で福司が飲まれているのか?とかは、地元の人や道内の一部の方しか知らないんですよね。そこでそういう所を今回の酒蔵だよりに書かせていただきちょっと釧路に福司のみに行くか!ってなってくれたら嬉し...
いよいよ今週の金曜日にJiriが発売となります。正直ドキドキしているんですよね造り手として少し成果が見えているところもあるのですが大事なことは味わいとそこから受けるイメージ。飲み手側の受け取り方でありその先に私たちの技術の話がある。まずは飲んだ味わいが重要な分いつも発売前はドキドキです。こんかいのJiriで面白いのは感にすると上がるという点。これはなるほど面白いなと思います。何かうまいことやれそう、まだ何...
発売まであと1週間。今年も楽しみにしてくださっている方も、初めて手に取ってくださる方も。今年の『Jiri』は、一味違います。ただの“進化”ではありません。“挑戦”です。『Jiri』の味わいに、もう一段深みを出すにはどうすればいいか——その答えを、私たちは同じ“五色彩雲のNusamaiの技術”の中に探しました。Jiriの味わいの中にNusamaiの豊かな味わいが出せれば・・・・これまでの酒造りではあまり取り入れられてこなかったこの存...
昨日はJiriの新しい取り組み(?)に少し触れました。Jiriの初回出荷分はラベルがはり終わり、締め切りの近いものなどの事務作業を今日はしています。ちなみに五色彩雲はすべて手貼りでラベルを貼っています。これも将来的には改善したいのですがまぁ、沢山売れたりしたらってことで(笑)今日は農政事務所に米の使用状況の報告を提出。本来は4月末に提出する物なのですが提出先が変わったけど部署の移動で提出先の担当者との連絡が...
Jiriの発売まで10日ほどとなりました。お取引をさせて頂いている酒屋さんからもご注文を頂き出荷準備を着々と進めています。5月31日に札幌で開催される「北海道米でつくる日本酒アワード」こちらへも福司酒造からは五色彩雲のJiriを出品しました。今年の日本酒アワードのメインテーマは「日本酒は北海道から世界へ」大きなテーマだなと感じながらも今色々なことを考えながら試行錯誤しているJiriを出品することにしました。多...
仕込も終わり、OFFシーズンの作業(仕事)も始まりました。まずは蔵の回りの塀の補修作業。蔵の回りは木の塀が回されています。木製のため朽ちてしまう為数年に一度杭を打ち直しを行います。いつも塀直しに駆り出されるのが醸し屋とクリストファー。しかし今年は諸事情でクリストファーは外仕事にあまり関われなさそうなのでその他のメンバーにも仕事を共有する必要が出てきました。そこでエースとナノイーにも参加してもらい製造...
週末、帯広にある上川大雪酒造さんの蔵開きに行ってきました。土曜日は激しい雨だったのに日曜日はすごくいい天気で気持ちのいいドライブ日和。母の日なので妻と母を誘って家族全員のドライブでした。目的地は少なくパン屋さんと上川大雪酒造さん時間があればあとどこか・・・・でも子どもたちにとっては長い移動時間なのでどこまで耐えれるかまずはパン屋さんに帯広に行くときは寄る確率の高いToiさんへここでパンを買ってお昼休...