蔵の中も片付けが終わり、皆様を迎える準備が出来ました。まだ明日も作業がありますし、当日も櫂入れや分析があるためギリギリまで残しておくものもあります。久々の会場設営に出してきた資料もなんだかちょっと古くなっていたりで急遽、エースが作り直してくれたり五色彩雲のポスターを印刷したりもしました。明日はドライブスルー形式で限定酒の販売(受け渡し)をいたします。本日も気温が下がり雨が降るなどあまり天候が良くな...
山廃の搾り時期が近づいてきているのですが搾りのタイミングをいつにするか・・・・微妙な差なのですがしぼるタイミングも大事です。去年の山廃の味わいから少し感じたことを踏まえもうちょっと我慢をすることにしました。搾りのタイミングで味も異なります。う~~~ん悩ましい。残り2本の醪を残し、蔵では皆造(かいぞう)に向けての準備が進められています。皆造とはすべて仕込み終えたことを指しますが、仕込んだ醪のすべてを...
昨日は某団体の例会に参加してきました。釧路の観光に関する発表という事で地酒を飲んでもらう側としては観光の発展も大事な部分です。後は過去に自分もそういった例会を主催する側として現状のデータを知っておきたいというのもありました。コロナ禍を経て、お酒の飲み方が変わったように観光の形にも変化があったようです。peach就航当時は「女子旅」にスポットが当たっておりインスタ映えなどと言う言葉と共に女性をターゲット...
昨日は醸し屋が所属させてもらっているオンラインサロンで酒造メーカー同士のオンライン飲み会が開催されました北海道(自分)・愛知・島根・群馬・神戸あとホストをしてくれた東京の方といろいろな話をしました。何もなければ繋がらないメンバーでしょうがこういった形で横のつながりができるのは自分にとっても良い刺激になります。コロナになってこういった「繋がる」という部分は加速したなと思う一方リアルでしか得られないも...
夕方、製造部のみんなが帰って一人の検査室。火入れの前の濾過の予定をたてたり移動や調合の指示書をつくります。他の蔵ではどうしているのかな?とかも思いますが昔から特段変えずに行っています。指示用の様式と帳面記載用の様式は異なるので移し間違えがないかなども心配なところ担当者にも確認してもらう時間をとるためと使用しようとしたタンクの補修が必要になったりとトラブルがあることも想定して指示書は少し早めに渡して...
2日間、ブログをお休みさせていただいておりました。札幌で行われていました、札幌国税局主催新酒鑑評会の授賞式及び、製造技術研究会にいっておりました。本年度は道産米吟醸酒の部と純米酒の部の2部門に出品し道産米吟醸酒の部で金賞を頂きました。去年のリベンジでとれなかった吟醸でとれましたが純米は落としてしまうという残念な結果でした。それでも道産米吟醸酒の部に4種類出品しましたが内3種類金賞を頂けたので弊社と...
大正8年4月10日今から104年前、合名会社敷島商会として米町22番地、現在の法華寺の下で福司酒造の元となる会社は設立されました。今日から104年前、創業者は何を思ってこの会社を立ち上げたのでしょうか。数年後も予測がつかない今の時代専門家でもその予測ができないと言います。それでも醸し屋としては創業者のように100年後もこの土地で酒蔵が残り地域の文化が絶え間なくつながる未来であって欲しいと思っています。(...
久々に雨の釧路なんだか冬から春になったんだなと実感します氷る心配もしなくていい。ほどなく山菜のシーズンが到来します。その後は渓流釣りが解禁され道東の自然と遊ぶシーズンが到来です。道東ってどんなところだろうという話で初心者向けの地域ではなく遊びの上級者用の地域だよねという話をしてました。巷で人気のサウナでも道東は聖地の様になってきているとか?これは本当かどうか怪しいですが醸し屋のみの回りでも大自然の...
今日は夕日の見えない釧路。明日から天気が崩れる予報です。このブログではあまり触れていませんでしたが、今年も蔵開きを開催せずに、たれ口の販売のみを行うこととなっています。予約の受付期間は4月7日の金曜日(明日ですよ)の16時までです。まだの方はお早めにご予約ください。受け渡しは23日の日曜日地方発送はお受けしておりません。特設ページはこちらから▼https://fukutsukasa.shop-pro.jp/?pid=157715077最近、マー...
どーも、おもろい企画に誘われてワクワクしながらブログを書いてる醸し屋です。仕込みシーズン前から窓際族になり、製造部メンバーから隔離されているのですが(笑)その空間で一番いいのが夕方、夕日に焼ける空を毎日見れることです。以前も窓際だったのですが、みんなが同じ空間にいるため日差しがまぶしい人のためにブラインドを早めに降ろすことが多く夕日を見る機会がありませんでした。今は醸し屋の部屋の隣は分析室でそこに夕...
今朝、いつものように出勤し駐車場に車を停めると毎日見慣れている目の前の桜のつぼみがほんの少し色づいたように感じました。蔵の裏には福寿草が咲き、少しずつ春が使づいているのを感じます。醪も残すところ数本、使ったことのない酵母の醪や新しく導入したタンクで仕込んだ醪など心配事ばかり。使い慣れるって大事ですね!微妙な調整や、コントロールが感覚と違うので日々修正しています。分からない事に手を付けることはリスク...
土曜日に、甑倒しをしました。「甑倒し(こしきだおし)」は仕込み期間中毎日上がる蒸米ですが最後の仕込みを終え甑を釜から降ろすことから仕込みの最後を指します。昔は東北から住み込みで蔵に働きに来ていた蔵人さんたち。毎日休みなく仕込みをしていたでしょうからちょっとした息抜きにと、蔵元が宴を設けてくれる習慣がありました。弊社でも甑倒しの時は、蔵のみんなの労いのため社長が食事を用意しお酒を振舞ってくれます。土...
SNSを見ると、様々なお蔵さんの情報が飛び込んできます。今年はこんなチャレンジしました!今こんなお酒造っています!と、どの蔵もいろいろな企業努力をしていますね。どこがいいとかどこが悪いとかなくどこもおいしいお酒を造り努力している中その差となるものは何だろうと考えることもあります。売られ方にもよるでしょうか店頭に並べられて選ぶときはラベルのデザインはかなり重要ではないでしょうか。一方、誰かと買いに行っ...
昨日はCOCOROMIの次なるデザインなどのためデザイナーさんとライターさん打ち合わせを夕方から行いブログの更新を休んでしまいました。今回はデザインだけではなく山廃未完成の時のように言葉もその道のプロに助けてもらっています。想いは沢山持っているのですがそれを飲み手の皆さんに伝えるにあたって短い文章でどう伝えるか何をどう伝えることで相手に伝わるのか?など限られた時間や機会で効率的に伝えることはなかなか難しい...
甑倒し迄のこり2日。はじまった順番に終わっていきます。本日は麹室の作業が終わり、明日から片付けが始まることでしょう。醪の品温は気温と共に元気に上がっており、コロナ前の仕込みの頃はどうしてたっけ!?と驚くほど。氷を入れた冷却管を入れて温度の上昇を抑えるなどしています。今日は何について書こうかな~いつも蔵のメンバーのことや酒造りの話題ですが今日は製造部以外のメンバーの紹介をします。私のブログに登場する...
本日、酛部屋にあった最後の酛が仕込み蔵へと払い出され今シーズンの酛屋と仕事を無事に終えました。福司の酛屋Mジュン氏、今シーズンも責任感を持って最後まで安定した仕事をしてくれてありがとう。山廃や白麹といった変則的な酛や今年は初体験の酵母があったりと今年もチャレンジしてくれていました。来シーズンから山廃の仕込み量が増えるように今年は営業活動も頑張ります!明日は麹が最後の日。麹も今年はいろいろ苦労し担当...
本日金曜日なのでカレーの日でした。チキンカレーに目玉焼きとサラダ。腹ペコメンバーはカレーのお代りも可です!!写真は「張り込み」の作業中洗米した白米を甑に入れ、均等に蒸上がる様にならす作業中です。さて、本日は急な気温の上昇に戸惑いながらも山田錦の山廃留仕込みを終えました。気温も高めなので少し低めに仕込みました。同じ仕込み温度でも真冬の7℃と今時期の7℃では少々異なります。専門用語では「かけ上げ」「かけ...
本日、山田錦の山廃の仲仕込みでした。気温が今日明日と高く、非常に仕込みにくいですが出来る限りのことをしていきます。実は今シーズンから山廃のために新しタンクを導入してもらいました。山廃や白麹のお酒を仕込みのがレギュラーの福司を仕込んだ後のため去年までのタンクの数だと1仕込みが大きくするか日程を大幅に伸ばすしかありませんでしたが今期はこれで3月末には甑倒しになります。容量はほぼ一緒ですが仕組みがちょっと...
弊社はカレーでエントリー!?麺類惜しくも2位、さすがに週一には勝てないか!?
WBCで日本が優勝しましたね。なんでも日本が輝く瞬間はうれしく思います。野球だけではなく様々なことで注目される日本であって欲しいですし私たちが母国を誇れる1つが増えていることが嬉しいですね。今日は運気があまり良くはなく色々なものをぶちまけて(笑)掃除に時間をとられる1日でした。そして気温も高く、蔵の二階は10度を超えました。外も霧がかかっているところを見ると暖かいのでしょう。甑倒しまでもうすこし寒くて...
まだまだ仕込み期間ですが昨日まで審査員として唎酒の仕事で札幌に行ってきました。同業者の方と一緒なので少しだけ今シーズンの話とかをします。でもほとんどの時間を利き酒に使います。道内の蔵でも甑倒しが終わったお蔵もある一方長いところだと6月末くらいまで仕込みがある蔵も。福司は今月末予定です。メインの仕事の他、少しあいさつ回りもしてきました。いつもだとなじみの店にご挨拶するのですが、今回はほぼ行ったことな...
とある酒蔵の新しいブランドホームページを見ていたらそこには『最近の日本酒のトレンドは「おつまみがなくても楽しめる日本酒」』と書かれておりう~~ん…ちょっと複雑な印象を持ちました。醸し屋としては自分たちの造ったお酒をお酒だけで完結してしまうものになったら地域性がなくなるような気がするんですよね。ペアリングもしにくく、面白みがないんじゃないの?ってものも思うそれって地酒じゃなくなるだろうしそういうのが...
海底力が発売になりました。今年の利き酒する機会があったのですが大吟醸らしい酒質じゃないかと思います。晩酌するなら純米酒が一番ですが特別な日の一杯にどうぞ。釧路の春はまだ先で他の地域の初夏くらいにやっと春が来ます。日本酒業界では今頃が春のお酒の発売日でさくらをイメージした桃色のラベルやデザインのお酒が酒屋さんに入荷し、SNSを賑やかせております。北海道は寒いからなのかどうも「春」をイメージする酒の出番...
いよいよ明日、海底力の発売日となりました。まだ今年の熟成した海底力は利き酒できていません!というのも来年の分の醪を今やっているのでそっちに意識行っておりました。色々と決めなきゃいけない今日と明日。先ほどまで社内ミーティングをしていましたがとりあえず決めなきゃいけないことが決まって一安心です。また、出品用のお酒の唎酒をしてどのお酒にするかを決める大事な時期です。いつも本当に悩みます。100点の酒を造れ...
蔵、どんどん暖かくなってきました。室内の温度も久々に7℃を記録蒸米を上げて仕込みをする原料処理の部屋も10℃近くになります。5~6年前にはこのくらいの気温になれば「もうやれるだけのことはやった・・・・」みたいなお手上げな部分が出てきたが今はまだやれることがある!ただ、今の醸成から考えると電気代を抑えていきたいので冷却も最低限で行っています。大きな仕込みは残り3本その他は山廃などのイレギュラーなお酒た...
無事、仕込んだ大吟醸酒の搾りを終えました。原料処理から始まり、麹造りと酛立て、仕込みを経て、袋吊りをして斗瓶に取るところまで1月上旬から始まっているので約二か月間かかっています。その間、多くのプラスαの仕事をしてくれた製造部の皆さんに感謝です。今年もいろいろと得るものがありましたがこうやって搾りまでたどり着くことができました。出品までもう少し作業があるので、もう少し頑張りましょう。大吟醸の搾りや吟...
3月に入り暖かな日が続いています。道路の氷や雪も徐々に解けて春の訪れを感じます。仕込みにもこの暖かさは影響し始め今までは室温や気温で十分冷えた仕込みも(逆に温める必要があるときも)冷却を意識した仕込みシーズンに突入です。今日も米の品温を7℃くらいまで冷ましたかったのですが室温が10℃も・・・・これからの仕込みは苦戦しそうですね。仕込みも残り10本を切りました徐々にゴールが近づいてきています。先日、久...
毎日があっという間!です。1日の仕事をするとその日が終わってしまいます。去年はもう少し余裕があったのですが・・・・1日の仕事をやって終わったら「さて帰れる!」ってのは普通だと思います。醸し屋はそういうのがちょっと苦手で・・・・というと変な奴だと思われるでしょうね。今も資料作成をしていました。これは必要な資料ではなく有ることでプラスαになるであろうと思うから作っている資料です。一見外から見たら「無駄...
暖かい日が続いている中、本日大吟醸酒の仕込みを終えました。この時期に大吟醸を仕込むことは初めてです。醪の管理方法もこれだけ仕込み時期に気温が高いとコントロールが難しいだろうなと心配しています。今シーズンはほうがこの時期の仕込みになりましたが来シーズン以降はもう少し調整した方がよさそうですね。実は半年くらい前の昨年の夏海外の大学に行っている若者に出会いました。彼は釧路出身で、それまで全く面識はなかっ...
暖気樽で加温操作中の酒母の写真です暖気樽の回りに泡が多いのがわかりますか?これは酵母を増加させるための暖気樽操作です。こうやって徐々に酵母を増やしていきます。さて、驚くほど気温が上がった今日。ここ数日気温が高い日が続いていますが運悪く大吟醸酒の仕込みとかぶりなかなかしんどい暖かさです。時間をかけれる仕込みなのが不幸中の幸いですがこれが大きい仕込みだったらかなり重労働でした。ただこの暖かさで醪が走ら...
今シーズン最後の泊まり込みが終わり、今は出麹待ちにブログを書いています。大吟醸酒の麹造りで手間暇をかけていることはブログでもお伝えしているかと思いますが実は作業サイクルも通常の麹と異なります。大吟醸酒の醪が長期低温醪と言われレギュラーの醪は20日ほどに対し30日から長い蔵だと40日くらいの蔵もあります。麹も同じようにレギュラーの麹よりも長い時間をかけて仕上げていくため通常の麹造りと作業の時間帯などが...
今日は今シーズン最後の大吟醸酒の麹造りで泊まり込みの日となっています。年ねん、レベルが上がっていく麹造り(もちろん他の部署もそうですが)人が育つという事はこういう事かと実感しながら仕事をしています。SNSでも自己啓発や考え方の記事などを読むことが多いですが人材についての話が印象に残ったので今日はそのことを少し書きます。「人材派遣」や「優秀な人材」という使われ方をしますが人材の意味はご存じでしょうか?...
昨日は天皇誕生日で祝日でした。いつもと変わらない1日と思っていたのですがなんだか会社が静かで、人気がない。なんか今日人居ないみたいだね・・・・というと今日祝日ですからね!って言われて初めて気がつく(笑)どおりで製造の人間にしか会わないしかも、掃除や洗濯ものをしてくれるSさんもいない!祝日だからか!!!製造計画は見てもカレンダー見るのなんてシフトつくるときくらいなもの(笑)冬場の旗日は無いと助かる!と言...
本日、麹で泊りの醸し屋です。泊りの日はお弁当を出してもらっています。先日、東京の知人から蔵人の仕込みシーズンの支えになる食事やお菓子などあったら教えてくださいというアンケート依頼が来ていました。日本酒に関することを記事にしているライターさんでnoteの記事用のアンケートなので公式な感じでもないですが他のお蔵さんの元気飯みたいのも気になりますね。丁度作業で一緒だったエースに蔵の元気飯について聞いたところ...
マシントラブルも無事に解消し、通常運転に戻った福司仕込み時間に変化はないが、人手が空くので並行して様々な作業が可能となる。トラブル中はほぼ全員で仕込み終わった後に各部署作業に戻るが今は並行して各部署の作業を行える。特に麹を造る班と仕込みをする班に分かれることができるので作業の負担は軽減する。今日から今シーズン2回目の大吟醸酒の仕込み麹造りが始まりました出品用ではないのですが大吟醸と名が付くので手間...
今年はいろいろあって明日からまた大吟醸酒の仕込みを始めますまずは麹造りから!スケジュール的には仕方がなかったのですがやはりこの時期の大吟醸酒仕込みはなるべく避けたいところ。例年はお正月前に仕込むのですが・・・・この時期には仕込みたくない理由は大吟醸酒の搾りが近いから。とはいってもタンクの兼ね合いなどもありやむを得ない。出品用の大吟醸酒なので袋で吊るして斗瓶と呼ばれる18L入る瓶にとって別貯蔵するので...
本日は麹担当者がお休みだったので醸し屋がメインで麹作業を行います。誰かが休みの時はいつもと違う仕事ができる日という事で醸し屋もいつもは違うスタッフがやっている作業を。そういえばこういう写真は初めてだなと思い撮影しました。麹室で盛を行う時の作業の様子前日に麹菌の種を振り、菌が繁殖したものを今度は菌糸を中にはらせる工程へと移っていきます。この頃の蒸米はもっとも硬くなっているとも言われ力を入れて潰そうと...
今日明日は仕込みタンクの調整のため仕込みはお休みで麹用の蒸米のみの日です。なんで仕込みがある日やない日があるかというと社員のお休みを作るのもそうなのですが製造タンクの確保もあります。昔は半仕舞(ハンジマイ)と言って1日おきに醪が仕上がっていく仕込み方で行っていました。この方法だと1か月で最高15本の醪が作れます!!!でもかなりハード・・・・・もっとハードなのが毎日1本の醪が仕上がるように仕込む仕込...
小さなことですが、新たな発見と頼んでいた仕事で提出があり少し興奮しています。ちゃんと考えて提出してくれるのってありがたいですよね。小さな発見は最近とある分析項目を増やし測定しているのですが、その数値が凄くぶれるんです。こんな風にぶれるものなのかどうか・・・と思っていたのですがサンプルの調整方法を変えたら数値が変化したのです!なるほど!これが安定しない理由なのかとわかって嬉しかったという話(笑)さて昨...
マシントラブル2日目地球にやさしい仕込み方で本日も純米酒の仲仕込みが終わりました。とはいえ、従業員の「時間」と「労力」は消費してしまうので社長が対処してくださり、目途は経ってきました。修理まではもう少し時間がかかりますがエコ仕込みで仕込んでいきます!釧路にもおしゃれなお店ができています。最近醸し屋が出たときに行くのがDaniel 2というbeerbarクラフトビールがメインのお店で飲み比べセットで3種類楽しめま...
大吟醸酒の仕込み中は気の抜けない日が続いておりましたがやや安定してきたので昨日は久々に休暇を頂いた醸し屋です。久々だったので休むよりもやりたいことをやってきました!その一つが釧路のすぐ隣り町の鶴居町に新しくできたブルワリー、Brasserie Knotさんに行くこと。最近直売店ができてビールの量り売りもしているという情報とそもそも同じ道東でお酒を造る企業としてご挨拶したいなと思い接触を試みてきましたが(笑)やっと...
あっという間に1日が終わります。誰か休みだと事務作業する時間があまりないので溜まるんですよ・・・・製造部私入れたら6人ですが5人がかわるがわる休んだら一週間にフルメンバーな日は2日間でその2日間が私の事務仕事チャンス日です!!!!ところがそういう日は大体仕事のウェイトが重い日なので結果あまりできない。さて、日本酒の製造のトップ。いわゆる杜氏のやる事務作業とは何か?お酒関係は国税局の管轄でいろいろな...
(昨日の続きから)蔵の2階にある枯らし場の床には謎の穴が!?その穴を除くとそこは仕込みタンクの上でした。この穴を1階から見上げてみると・・・在りました!!きっと蔵に来ている方のほとんどが気がつかない穴。実はこの穴、出来上がった麹を仕込みタンクに入れるときに蔵人がいちいち持って運ばなくてもいいようにここから麹を落として下のタンクに入れるための穴です。古い蔵で2階建ての場合、2階に麹室や酛部屋がありま...
本日は札幌国税局より鑑定官室長が技術指導にお越しくださいました。何年振りかでの対面での技術指導であれ?何をするのだっけ?ってなりそうなくらい久々に感じます。技術指導では今年の造りの傾向や対処方法あとは室長は全国の蔵を見てこられているので今の福司の設備でが不足していたりする部分があればご指摘いただいたりします。大吟醸酒の醪たちの経過とその醪の唎酒もしていただき米が溶けすぎていたり、麹が若かったり対応...
本日の仕込みも無事に終了しました。大吟醸酒も徐々に溶けて糖化から発酵へとバランスが変化しています。大吟醸とレギュラーのお酒で醪管理も異なります。もしかすると他のお蔵さんでは大吟醸クラスのお酒をたくさん作っていれば同じ発酵のリズムかもしれませんが、福司では醪の経過が管理異なっていますね。発酵日数も長くなりますし、その分発酵温度も低いです。原料米をいかにお酒に変えるのかという意味では大吟醸クラスはあま...
大吟醸酒の仕込みも終わり、一段落。交代で休みをとってもらっています。今日はいつも甑担当で蒸米を掘ってくれているツヨシ氏がお休みのため掘り手が変わりまして、久々に掘り手担当エース登場。まだ回数的にはそれほど多く掘っていないので先輩たちが熱いまなざしでチェック(?)徐々に上達してきています。誰かが休みの日はその分仕事は増えるのですがそんな時だからこそいろいろな経験ができるチャンスの日だよ!と言っていま...
本日は節分。福司でも毎年豆まきをしています。入社してずっと豆まき担当をしてきましたが今年はエースにバトンタッチ。代々伝わる鬼のお面をブルートから受け取り豆まきという任務を遂行してくれていました。代々伝わると言っても、昔は鬼のお面をスーパーで配ってくれていましたが最近はお面を配らなくなり、その時の最後のお面を2年越しで使っているという物。写真をPCに送ろうとしたらスマホから送れなくて過去画ですがこちら▼...
本日も大吟醸酒の仕込みでしたいよいよ明日で最後の仕込みです。今年は今のところいい感じに仕込めています全体的にバランスはとれているので醪での管理も緊張します。櫂の入れ方で溶け方や温度の張り方も変わってくるので分析値から日々修正したり1つ前の仕込みのデータを参考にしたりしています。今日も迷いながら、でも自分を信じて作業をしました。泡の出方や香りと分析値を比較し酵母や醪の状況を想像します。麹の力価を信じ...
大吟醸酒で使用する麹造りが一段落しました。布団で寝れる日が続きます(笑)上の写真は甑を眺めている様子。仕事をさぼっているわけではなく。蒸しあがって上にかぶせている布を剝いで溜まっていた蒸気がボワッと抜けるのを待っている様子ですね。この後に蒸米を掘る作業の準備が始まり仕込みへと移ります。そんな一瞬を切り取りました。さて今日は何について書きましょうか。醸し屋が仕事をする上で大事にしていることの1つが「成...
これ何の写真かわかりにくいですよね・・・よ~く見ると作業している人が映っているのですが分かりますか????実はこれ下の写真と同じ作業中をとった写真です。撮った場所や角度は違います。これは湯気の立ち込めて視界が悪くなっているよ!ってのを伝えたくて撮った写真です!今日は2階で放冷するお米の量が多く、いつもの3倍くらいの量を揚げたので湯気が立ち込めて霧のようになりました。視界が3mくらいしかない中、蒸米...
本日今シーズンラストの原料米入荷日でした。原料米の発注も10年近くやってきて、ホクレンの担当者の方からいろいろ教えてもらいながら良い原料の調達にご協力いただいています。また今年度も2年目の試みとなる北海道芦別産の山田錦を使用しお酒を仕込みます。原料の入荷も弊社製造部の公式Twitterでも下記のように発表仕込みはまだ先ですが、昨年度と同じ・・・ではございませんのでこちらもお楽しみに。週末も泊まり込みでの...
気が付けば月末。一月も残りわずかとなりました。来年度の米の発注の期限が迫り(本日ですが・・・・・)来シーズンに向けての社内会議のようなものをしてきました。大事な作業もありましたが、今は私がいなくても大半のことは製造部のメンバーで出来るようになっているので安心して任せられます。来年度の計画を見ながら思うわけですよ。もう少し一緒に仕事をしてくれるメンバーがいればもっと1人1人のパフォーマンスも上がるだ...
大吟醸酒の麹造りまだまだ続きます!去年はコロナの影響で大吟醸酒の仕込みが少なくいいお米だったけどチャレンジできる回数少なかったですが今年はおかげさまでコロナ前に少しずつ戻っております。大吟醸酒の麹も仕込みごとで造り分けます麹は酛麹、添麹、仲麹、留麹と酒母(酛)の麹から始まり三段の各仕込みごとに微妙に造り分けています。簡単に言うと酛麹は酵母にとって必要な栄養源などを考えた設計逆に留仕込みは醪の発酵の...
昨晩から風が強い釧路、蔵にいても風の音が気になり夜の手入れの時に何度も大吟醸の様子を見に行きました。SNSを見るとどこもこの寒波の影響で醪を加温する写真が酒蔵で醪の品温を上げる作業で使用る道具がいくつかあります。1つは暖気樽(だきだる)という湯たんぽのような容器でお湯を入れて加温します。主に酒母(しゅぼ)の加温で使用。使用する目的によって中に入れるお湯の温度や時間をかえます。酛屋(もとや)と呼ばれる...
今日も元気に仕込みが行われました!毎日仕込んでいますが大吟醸などの作業で写真を撮るタイミングを失っております。この時期の写真のないブログはご了承ください!!全国的に大寒波。釧路も昨晩から雪は降り始めました。大吟醸酒の麹の期間なので醸し屋とクリストファーは蔵に宿泊中で昨夜も夕食に賄を出してもらってからお風呂に入りに家に帰りました。手入れの時間が近くなるまでは自宅にいれますが早いときだと20時に作業があ...
急に冷え込んできましたね、連日朝方は-15℃とかです。雪も週末に降りましたが、釧路には珍しいパウダースノー。雪かきをしていた社長が小さいときにはこんな雪だったんだぞと言っていました。雪かきしやすい雪で助かります!!先週に引き続き今週も泊り強化週間でほぼ会社にいます(笑)今週がピークで月末まで泊りは続きますが1年で唯一の勝負習慣ですから製造部のみんなにも死に物狂いで頑張っていただきたいです。大吟醸酒って...
大吟醸酒の泊まり込みが続いております。泊りでの作業と言うと夜勤のように夜働いて昼間に帰るようなイメージかもしれませんが実際は仮眠などをとるので、夜の仕事の明けは通常業務となります他の社員と変わらない仕事をします。他の部署も大吟醸酒の仕込み時期は通して仕事をしたり自分の作業を後に回し、大吟醸酒の仕込みに専念します。そんな大吟醸酒の麹も連日連夜では疲れてしまうので時折レギュラーの麹つくりを挟めながら自...
大吟醸酒の麹造りが始まって一週間ほどになりますがいよいよ大吟醸酒の仕込みが始まり醪がたち始めました。もう毎日がドキドキです。経験豊富な杜氏であれば自信満々でという所なのかもしれませんが醸し屋は毎年不安でしかない(笑)出来る限りをやってよい酒になることを願い造るのみ。毎年少しずつ醪の表情が見れるようになり言葉が通じないけど、きっとこうなんじゃないか?と思いながらお世話をするようなイメージです写真はレギ...
大吟醸の仕込みシーズン、繁忙期とでも言いましょうか蔵は忙しい時期に入ります。とはいえ、この時期の扱う白米の量は通常時の半分くらいです。数字だけで見ればいつもの半分の労力ですがかける時間は何倍も違います。洗米だと30分の作業が2時間とか麹もいつも15分の作業が1時間以上かかります。先日、泊りの作業はどうして細かく作業が必要かと聞かれました。目的の麹を造るために品温を管理を行うのが作業内容です。この温度...
ユニクロが3月から国内の賃金を上げると発表しました。賃金を上げるという報道は良いニュースとして捉えられると思います。私もそう感じました。国も労働賃金を上げる施策をたてているのでそこに賛同し先陣を切ったようにも見えます。ところで最近ユニクロには行かれましたか?明らかに雰囲気か変わりましたレジがなくなり、その代わりセルフレジが導入されています。スタッフの数が少なくなっているようにも感じます。そういった...
しぼりたて生酒無事に発売を迎えました。発売日の14日は、大吟醸の麹造りで泊まり込みと泊まり込みの間の日でした。例年ですと発売日は飲食店さんにあいさつに行くことと毎年一緒に飲んでいる先輩たちと今年のしぼりたては~とディスカッションをします。これがまた厳しい言葉が多く(笑)フクツカサのしぼりたての品質向上の要因の1つになっているかもしれません。ここ数年毎年行われていた通称「発売日に飲む会」は活性酒、しぼ...
年末、忘年会も兼ねて久々に繁華街に年末の挨拶も兼ねていってきました。市場に出回る活性酒の品質の確認も兼ねて。この日は久々に笑楽さんへ年末どこも混んでいて、入れなかったのですが電話をしたらちょうど空いて滑り込みで入れてもらいました。忙しそうにするマスターに「マスター活性酒!」と注文するとアルバイトの男の子がトクトクトクと継いでくれたのですが・・・・綺麗に上澄みだけついでくれて(笑)ありゃりゃと思ったけ...
コロナ禍という時代を経たからか飲食店さんでお酒を飲む機会が減少し、消費者との接点が少なくなっているため、どの蔵元や製造者も情報の【発信】に力を入れているのではないかと思います。SNSを見ていると様々な日本酒の銘柄を目にする機会が増えました。蔵元が減少していると言われているもののまだまだ知らない銘柄が多数あり各地で地酒として地域の文化を担っているのでしょう。私たちもそんな蔵の1つです。北海道が開拓される...
明日から大吟醸の麹の仕込みが始まります始めは酛(もと)麹からなので肩慣らしです。攻めの麹というよりはしっかりと酵素をつくる麹を造ります。この時に今年の米の特徴や傾向を少し探るため例年あまり大きく変えないように心がけてはいます。蒸米の手触りや水分の放し方米質、手触りなどから次の麹までに変更点を割り出し少しずつ水分を調整し造りこんでいきます。普段は手早く効率化を重視している部分も多いですが大吟醸酒は通...
新年の仕込みが始まり1本目の醪の仕込みをしています。年前の課題はどうやら乗り越えられた様子。やっとスタートラインに立てた!!!ここから巻き返していきます。色々な課題を乗り越えるべく試行錯誤した結果工夫したら今までよりもいい環境に整えられそうでそこは大吟醸酒に向けてよい兆しかもしれません。年を明けて、仕込みの時間が朝から昼に変わりました。というのも、年前の仕込み初めの時はあんなに「気温が高い」と言っ...
新年あけましておめでとうございます。製造部が6人になり初めての正月を迎えることができました。年前はいろいろな出来事がありました。苦しい前半戦でしたが、年末には出口が見えてきたので一安心心改め、新年を迎えることができました。製造部は本日より正式な仕事始めで朝は全員で松尾様にお参りし、新年のあいさつをしました。初日は年明けに仕込む醪の麹造りや酛の仕込みをします。真冬に一週間ほど動かさないので予期せぬト...
本日年内の仕込みが無事に終わりました。R4BYも約1/3が終わり試行錯誤しながらですが学びの在った2か月となりました。年末年始は気温も一気に下がるので品温管理に苦労しそうですが今までの経験を活かして醪管理をしていきます。仕込みが終わりと一斉に年末に向けての片付けや掃除が行われます。明日も全体としての作業があるので全員出社し午後には恒例のお蕎麦を食べに行く予定です。例年何とかは入れていますが今年はお店に入...
仕込みも残り1本、本日仲仕込みを終えました。明日、留仕込みを行い年内甑倒しとなります。麹室も、酛部屋も年内の最後の作業を終えたため本日より掃除が始まりました。これで一気に年末モードへと移行していきますが原料処理に関しては明日の仕込み分を洗米があったため明日から本格的な洗浄になるでしょう。醸し屋も実験室の掃除を明日から始めようかと思います。麹室の作業や仕込みが少なくなったので少し時間もでき、デスクワ...
年末に向けて残り2本の仕込みのうち1本の仕込みが終わりました。残すところあと1本。上の写真は最後の醪の「踊(おどり)」の様子酵母が元気に湧いているので一安心です。粘り気の強い泡が特徴的。通常の速醸酛ではない仕込みなので同じ酵母でも香りや状貌が異なります醪での大きな差はそれほどないですが速醸の酛よりもタフな印象はあります。酛(酒母)は美味しいとかという形で良し悪しを決めず強いとか弱いとか言ったりします...
週末はクリスマスでしたがあいにくの天気に苦労された方も多かったのではないでしょうか?我が家でもクリスマスがささやかに行われました。とてもプレゼントを買う余裕がなく息子に絵本を買って渡したら・・・・すでに持っているという(笑)残念な結果でしたがわらって過ぎ去ったクリスマスでした。そんなこともあるよね~ケセラセラ~~~妻が作っていたジンジャークッキージンジャーマンののクッキーって映画の中でしか見たことな...
昨日の夜から嫌な降り方をしていた雪も夜中の手入れのころにはもうぐちゃぐうちゃで4WDのスタットレスでもハンドルをとられるほどでした。こんな天気の日に限ってかこんな天気だかららなのかいつも通りじゃない異常なことに見舞われます。予測不能な問題に直面した時この問題を解決する能力というのが求められます。積極的に何とかしないと!という人間と誰かがやってくれるだろうという人間。どうしてもこの2つに分かれます。立...
仕事の日程でしか毎日を把握していないので世の中共有のカレンダーという感覚がありません。書類に記載するときや日にちを聞かれると「今日は何日?今日って何曜日?」となります。仕込みの日程が書かれているものを製造計画と呼んでいますが、今日の仕込みや明日の仕込み、数日後に使うタンクや作業でしか1日1日のことを量れていません。なので、日にちを言われても何日後の先のことなのかは製造計画の数字を確認してからカレン...
菰樽の製造に追われるツヨシ氏。毎日のように菰樽造りをしていますが10年ほど前だったらもっと沢山の注文がありましたが新年に鏡開きをして振る舞い酒をする企業さんやお店もなくなってきました。そのうち鏡開きも伝説のイベントになるのかもしれません。ピークの時には1日に何本の造らないと間に合わないことも。醸し屋もつくったり、社長もつくったりしていた時期もありますがあの頃は人が少なかったから取り掛かる期間が短かっ...
なかなか苦戦している今年の原料米ですが毎日条件を変えながら打開策を探しております。諦めずにこれがだめならどうするかと常に挑む社員がいるのは本当に心強いです。出来ることは何でもする。いいと思うことは何でもやってみる。そうやって今までもいろいろな壁を乗り越えてきました。ピンチはチャンスと言いますが、この試行錯誤の中から次のヒントが見つかったり、思わぬデータが採れたりすることもありますただでは転ばぬ!!...
ワインはブドウの出来で大きく左右されます。その為当たり年という言われ方をする出来のいい年といまいちの年があります。日本酒はワインほど大きな影響がないとされていますがその理由は麹を造り麹の酵素を使って米のでんぷんを糖に変化させる糖化という発酵を活用するからです。一方ワインは日照時間などの天候に左右されながらブドウの果実が持つ糖度だけで発酵させる醸造酒です。もちろん糖を補い発酵するワインもありますがそ...
さて今日も風の強い一日でした。午後一くらいから予定外の作業が入りましたが大事件に至らず、何とか本日でけりが付きました。長引かなくてよかった。他のメンバーは仕込みの準備や各自の作業があり醸し屋はすぐさま大勢に影響の出るような作業ではないので業者の方と一緒に外作業。たまに手が空いた部下たちが駆けつけてくれました。とにかく寒かった!!!ちょっと顔出して戻るくらいの気持ちだったので薄着で行ってしまい、途中...
徐々に寒くなってきていますね蔵の中も冬らしい室温になってきました。昨日今日と雪や大荒れの地域もあるようですが釧路はほとんど晴れています。ただ少し風が強くて、丘の上に蔵があるので強風の日は蔵全体が冷える傾向です。あまりいいことではないですが麹室も少し冷えるので蒸米を入れる温度をいつもより高めにしたりと対策をたてながら酒造りを行います。こういった天候などの要因で少しずつ変わる環境も地域の環境を活かした...
蔵は正月の間搾りがないようにと仕込み休み期間をとっていますまた明日から仕込みが再開してきますがその間にいろいろ溜まった作業を行います。忘れないうちにいろいろメモしたり経過表をつけたり、年明けの仕込みの見直しをしたりしています。洗米の関係や蒸米を上げる際に甑内の状況と麹室の状況、枯らし場の空き具合とタンクの空き具合を想像しながら何パターンかのスケジュールを考えその中で一番作業的にも、お酒的にもいい方...
「僕等がいた」大ヒットコミックを実写映画化したもので前編と後編の2作品実は釧路が舞台となっているのですが最近やっと見ることができました。主演が生田斗真と吉高由里子で、2人が演じる友人の実家が酒屋さんの設定でちらっとだけ福司が映っています。それが見たくて見たのもあるんですが釧路の街がところどころ出てきます。是非探してみてください!!!一瞬ですが(笑)本日は蒸米がない日なのでデスクワークデーでした。お米...
活性酒の発売から4日ほど経ちました色々な方から今年の活性酒の感想をいただいております。いつもより活性が強く飲み口がいいとおっしゃっていただける方がほとんどです。にごり酒と聞くと甘いお酒という印象の方も多いのですが醸し屋の個人的には甘い酒は飲み飽きするのでぐびぐび行ける酒を目指して少しずつ改良しています。今年も皆様の記憶を奪う出来栄えになっているはず。忘年会シーズンは記憶に残るよりも記憶をなくすくら...
本日活性酒の発売日となりました。釧路市内では蔵のすぐそばのドラックストアですら販売されているこのお酒ですが一歩釧路を離れると「この時期釧路に行かないと買えないお酒」と言われております。市内では本当にどこででも買えるのに。逆を言うとそれってとても大事なことです。当たり前のように地域の人に手に取ってもらえるってのが地酒ではないかと思います。特にこの活性酒なんかはそういうコンセプトのお酒で手に取りやすい...
もう年末やクリスマスのムードになってきているのでしょうねネット広告やCMでもクリスマスなどのムードが高まってきていますこの時期に私たちが考えていることと言えば活性酒の発売日くらいなもので(笑)あとは搾りたて生酒の準備とかそういったことばかりです。なんだかんだ25日過ぎたあたりから正月の準備などしないとまずいな!と慌てて蔵の中も正月準備に取り掛かりあっという間に正月が来ます。何の準備も、心構えもできず迎...
先日、妻の友人がマルーン5のライブに行ったそうでその時の動画を見ながら気分を上げている醸し屋です。マルーン5好きなんですよね。ライブに行けるなんて羨ましい限りです。来日が決まったときに「来るんだって!」と情報は入っていましたがこの時期なら無理だぁ~~~海外のアーティストは動画とっていい方が多いのですごいですよねさてさて、今日という日もあっという間に終わりました!純米酒の仲仕込みをしたり、分析や洗米...
あっという間に12月になりあっという間に活性酒の発売日の三日前になりました。そろそろ出荷される頃かと思いますが製造部ではここ最近の気温が下がったことへの対応など色々とワタワタしており、ブログの更新を怠っておりました。今日は久々に洗米の作業責任者に!いつもはブルートが担当し数値の確認と蒸米チェックですが現場に出れるとなると気合いが入ります。実質的な作業をすることは製造部長になってからは大分減りました...
なんぼ寝ても眠たい。成長期になったのかもと期待している醸し屋です。40を過ぎ体力低下があると聞いていたもののホウホウこれがそうかと実感することが出てきました。20代のころは仕込み最中でも意欲旺盛!なんか面白いことはないかとアンテナ高く生きてきました最近は結婚したからか?子供ができたからか?年をとったからか、家に帰ってから机に向かう時間はほぼ無くなってしまいました。自分の時間を使うことが難しくなるっ...
本日も無事に業務を終えそうです。マシントラブルがあったりと予定外のこともありました。年に一度しか使わない道具とかもあり不具合の予兆を察知するのが難しいものもあります。もう何十年もこの作業のためだけの道具とかもあるんです。昔の道具なので重かったり洗いにくい形状だったりもしますが年に一度しか使わないからしっかり洗って大事に使用します。逆に同じ道具を使かったり、同じ方法で行うからこそ違いが判ることもあり...
活性酒の発売まで2週間を切りました。製造部は活性酒の仕上げの準備と年前に仕込む大吟醸酒、海底力の洗米が始まりました。近々泊まり込みで酛用の麹造りをします。そして活性酒の発売日あたりから大吟醸酒の麹造りが本格的に始まります。まずは活性酒の仕上げ準備で今週は作業多め。運悪く仕込みも多い日に重なりそうですし更には暖かい・・・・なかなかの難題が待っていますが確認作業を怠らないでミスなく行えば大丈夫でしょう...
最近天気のいい朝は朝焼けに出会います。これがまた綺麗で、仕事前に気分を高めてくれるので今日は写真に収めてみました。夕日も焼けてきれいな釧路ですが朝日もきれいなんですね。明日、釧路は暖かい予報となっています仕込みとしてはしぼりたて生酒の留仕込みなので可能であれば6℃くらいまで冷え込んでほしいところですが・・・最高気温で13℃。弊社の仕込みの設備ではなかなかハードな気温です。10℃切っていて何とかし良い仕...
例年よりも暖かい日が続き、仕込みに係る作業量もやや増えています。室温もこの時期には珍しく13℃以上。例年は10℃くらいかな?また少し気温が下がりますが土曜日に暖かい予報土曜は冷え込んでほしい日なのに(笑)今年は天候というか気温に恵まれない年ですね。いつもはあっという間の11月ですが今年はとても長く感じる。大きな変化はないものの、少しずつですが今年も蔵は新しいやり方や道具も入ってきています。先日のブログで...
本日醸し屋の誕生日で41歳となりました。23歳のころから蔵で働いているので、もう17年くらいになるんですね。そのうち10年は下積みだったな。もっと考え深いのはあと3年で蔵に入って20年ってこと(笑)そのころには部下たちも蔵に務めて10年とかになるのか!熟成してい来たね(笑)写真は休み時間製造部の事務所(検査室)に戻るとツヨシ氏が準備してくれていました。季節感あるモンブランと41の蝋燭。例年自分の誕生日を...
本日は打ち合わせなど来客が多い一日で原料米を生産していただいている生産者様もお越しになって短い時間でしたが意見交換の時間と面白いお話が聞けたかなと思っています。福司もそうですが未来のための活動を少しずつ積み重ねることでそれが歴史となり新しいものが生まれたりします。必ずしも派手だったり光の当たることばかりではないですが行動することが大事だなと思います。さて、今日は温度計の話蔵では沢山の種類の温度計を...
ブログの更新がない日も仕込みをしています少しずつ醪も増えてきたので作業をしたり分析をする時間が多くなりあまり写真を撮る機会をつくれていません。搾りたてもまだ仕込みが続きますし今日は花酵母の純米酒の酛を仕込みました。年に一度するかしないかの花酵母純米酒は機会が少ないのでデータが他の物よりかなり少ないです。安全な仕込みを心がけていますが吟醸のような攻めた経過などにしたらどうなるのだろうと酵母のポテンシ...
仕込みが始まるとほぼ休みなく毎日蒸米が上がり仕込みは行われていきますが社員は休みがあるので、製造部全員がそろうということは以前よりも少なくなりました。昔は毎日全員いて当たり前でしたが毎日誰かかれか休みで、そのフォローをして仕事が進んでいくという感じです。なるべく休む人のフォローが少ないような日に休んでもらっています。醸し屋が若かりし頃は誰かが休むとチャンス!っと思っていました。それはいつもの決まっ...
11月もあっという間に月の半分が終わろうとしています。来月に向けて、シフトをつくったり仕込みの組み換えをしたりデスクワークも時間を見ながら入れています。仕込みの方も徐々に進み、現在はしぼりたて生酒の仕込みが始まりました。また来月には大吟醸酒 海底力の仕込みが始まります。月末から麹の泊まり込みの作業も始まり、いよいよ忙しくなってくるなという感じです。搾りの準備も徐々に進め、お酒を搾る機械の組み立ても折...
我が家で最近はやっている万能調味料があります。それが「たまねぎ麹」塩こうじのたまねぎを使ったものでたまねぎのコクが加わりなんでもおいしくなる優れもの。塩を使う代わりに炒め物に入れたりしてもおいしいです。そんなたまねぎ麹がおいしいという話をしてもあまりみんな食いついてこないので沢山作って実際に使ってみてもらえばその万能性を示せるかと、先日仕込みをしました!用意するのは玉ねぎと麹と塩麹は市販のお米で試...
ちょっと写真大きめにしてみました。今朝、家を出たとたん「暖かい・・・・」脳裏には今日の仕込みのことどうする?どうする?のシミュレーションが行われますが結果やれることは決まっているのでやれることやるしかない!でおさまります。一人休みで、一人は別部署の仕事をするため最少人数での仕込み、準備命ですね。活性酒は福司としても新酒で発売する重要なお酒。荒く濾し、醪のような味わいが特徴ですがその分その年の米の質...
作業の合間にお酒を搾る機械の組み立てが始まりました。先日まで天井の梁の拭き掃除をして壁や床の掃除をした後この機械の板の洗浄をしてから拭きあげていよいよ組み立てです。上の写真のように金属板が組み入れられておりこれを外して専用の濾布を取り付け再度機会にはめていきます。この板一枚一枚が重く今は数名で降ろしますが昔は1人で全部やってました。人手が増えたらこんなにも楽なんですね(私は今年やってません)今日は...
今朝は仕込みには最適の寒さになりましたが踊(おどり)と呼ばれる工程で仕込みをお休みする日でした。仕込みのお休みの日でも麹用のお米を蒸したり作業があるので蔵自体がお休みになることはありませんむしろこういう日こそ仕込み以外の仕事がはかどる日!!蒸米を冷ます放冷機と呼ばれる機械の洗浄や搾りの機械の部品や、しぼったお酒を入れるタンクの準備などをしてもらってます。写真は今日の蒸米を掘る様子。麹米だけなので小...
11月に入り、製造部社員には順番に休みをとってもらっています醸し屋が入社した当時は酒造りのシーズンはお休みがないのが全国的にも当たり前の時代でした。蔵人は住み込みで働き衣食住を共にするそんな時代もあったのですが、現代は仕込みのシーズンもお休みをとってもらう蔵が増えています。弊社でも繁忙期は少ないですが仕込みシーズンは月に3~4日のお休み少ない分は、夏場にその分休んでもらいます。毎日仕込みが行われるの...
去年の今頃よりやや暖かい今年。週末あたりから予報では最高気温10℃まで下がります予報通りであれば去年よりは早めに気温が下がるのかなと期待。再来週あたりからは最低気温氷点下になるのでそろそろタイヤ交換が必要かな。寒くなる話の前に今が温かい。冷却マットも使用しますがそれでも足りず冷却管という金属製の容器に氷を入れて冷やします湯たんぽの逆バージョンです。もう少しの辛抱・・・・こういう時期はこういう時期のや...
本日の釧路は気温が高く温かな一日でした。数日前から予報を見て恐ろしい気温の高さに仕事的には穏やかではありません。出来る限りの手を尽くし良い環境作ることに専念します。その一つが「氷」。この季節に仕込み水を冷やしても5℃以下にはなかなかならないのですが気温が17℃で室温15℃の蔵では仕込み水を-3℃まで冷やさないと理想の仕込みの条件にはなりません。-3℃とか無理な話で(笑)今まではあきらめていましたが、氷を使うこと...
11月になりました徐々に仕込みの作業も増えてきて今日から朝の出勤時間も早くなりましたが醪もたってませんし搾りもないので実務的にはまだまだ50%にも到達していないかな。忙しくなる前に少しずつ準備作業も進めていきます次は搾りの準備です。醪が仕上がってくれば20~30日で搾りです。今日から搾りを行う部屋の槽場(ふなば)の掃除を始めました。まずはすす払いをしてそこから洗浄。その後搾る機械の洗浄をして組み立てが行わ...
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蔵の中も片付けが終わり、皆様を迎える準備が出来ました。まだ明日も作業がありますし、当日も櫂入れや分析があるためギリギリまで残しておくものもあります。久々の会場設営に出してきた資料もなんだかちょっと古くなっていたりで急遽、エースが作り直してくれたり五色彩雲のポスターを印刷したりもしました。明日はドライブスルー形式で限定酒の販売(受け渡し)をいたします。本日も気温が下がり雨が降るなどあまり天候が良くな...
気がつけば酒蔵解放まで三日となりました。まだ三日ある・・・そう思っていたのですが今年は前日ドライブスルーでの限定酒の「たれ口酒」の受け渡しとなっていました。という事は明日までに日曜の準備を終わらせなければならないという事・・・・そうだった~!!!!と慌てております(笑)とはいえ、製造部のメンバーは着々と準備してくれているので大丈夫でしょう。私の問題と言えば火入れまでのスケジュールをどう組むかの方が心...
甑倒しを終え、蔵の中は片付けやら週末の酒蔵解放に向けての準備が始まりました。並行して搾りもラッシュで入っておりあわただしいまま週末を迎えそうです。そしてその後にはゴールデンウィークが来ますね。皆さんはご予定決まりましたか?製造部はまだ醪があるかも・・・という事でちょっと予定が立たない状況になっておりメンバーには申し訳ありませんが来週あたりには搾りの目途がついてくるかなと思います。全ての搾りが終わる...
甑倒しも無事に終わり、日々暖かくなってきております。場所によっては15℃まで室温が上がっているところも。タンク内の酒は10度以下にしたいのですが室温が10℃を超ええており、なかなか厳しい気温となってきました。最後に仕込んだ醪も暴走しないようにと試行錯誤しています。コロナ以前の仕込み数に近くなり久々にこの量の仕込みをした今シーズン。細かなものは小さめのタンクで仕込んでいるものの製造数の増えたものは大きな...
本日、無事に甑倒しをすることができました。【甑倒し(こしきだおし)】仕込み期間中は毎日のように米を蒸します。この作業をするときに使われるのが大きなセイロ、甑(こしき)です。甑倒しはとは仕込みに使う米の蒸しが最後になり甑を倒して洗う事から甑倒しというようになったと聞いております。甑倒しをしたという事は、そのシーズンに醪が新しくたつことがなくなり終わりに向かっていくというタイミングです。ここからは徐々...
本年度の札幌国税局新酒鑑評会は金賞を頂くことができませんでした。連続の受賞を止めてしまったことは非常に悔しく思いますし楽しみにしていてくださった方や応援してくださっている皆様の声にお応えできなかったことを蔵人一同重く受け止めております。ただ、悲観的にとらえているのではなく自分たちの造った酒がなぜ評価を得られなかったのか?今シーズン欠けていたことなどを全員で振り返り来年度の仕込みに反映することで今回...
「調査捕鯨じゃなくて商業捕鯨だよ」昨日のブログを見ていた先輩から連絡がありました。色々教えてもらうと調査捕鯨では調査が目的のため鮮度を保つための血抜きがされないのですが商業用は血抜きをするため美味しさも上がるとのこと。そうだったのか!そしてスーパーにはクジラのお肉以外にもクジラの心臓(ハツ)も販売されています後はクジラベーコン作る用のウネスという部位も売られていました。あと「ババノテ」という二枚貝...
最近、五色彩雲のNusamaiを燗して飲むのが流行っています。封を切ってすぐよりも少し空気になじませたほうが柔らかみが出てくるのと関することでじんわりとした甘みと乳酸系のうまみが開きます。やはり山廃のポテンシャルを持っているなというNusamaiは五色彩雲の中では季節や食事を選ばない分類に入ります。2日ほど前に調査捕鯨が始まり釧路の隣根室沖で4頭のクジラが捕鯨されました。うち2頭が釧路で解体され地元のスーパーなど...
ブログを書いていてネタがなくなる。そんなときも生成AIの出番何について書けばいいのかを相談しました。興味深い話題として5つのことを提案してくれました。①伝統と革新の融合②地域性と文化③酒と健康④酒と料理のペアリング⑤酒造りの裏側何時も書いているのは裏側のつもりなのですが読み手にとってはどうなのでしょうかね。で、今日はなんか違う切り口にしようかなと思い造り手が語る日本酒について書きたいと思います。お酒の面白...
酒造りにおいて、よく言われることの1つに「毎年一年生」という言葉があります。どんなに年を重ね造りの経験を重ねたところでその年の気候が違えば米質が異なり。仕込み時期の気候や湿度が違えば発酵温度も違う。同じことがないという事でとらわれることが多いです。確かにその変化で大きく左右されるのですが突き詰めて見つけたと思ったことが簡単にも覆るという事が多くあります。本当に小さな差の積み重ねが結果に出てくるのが...
もうすっかり雪も解け暖かくなってきた釧路。「まだもう少し寒くあって欲しい・・・・」というのが酒造りをしている私たちの本音です。今日から4月に入り、多くの企業が新年度をむかえました。酒蔵は7月に年度が替わるため、ピンときませんが仕込みの終わりが近づくにつれ少しずつ製造部にも余裕が出てきました。今年の仕込み終わりは2週間後くらいになります。五色彩雲シリーズも残り1本仕込めば終わります。この気温の中ギリギリ...
朝起きると雨。雪ではなく雨の時点で、大分暖かいことがわかる。仕込みにとっては日に日に辛い時期になってくるなと思いながら朝出勤。醪の温度も何もしなければ徐々に上がり冷却をすれば冷えすぎる微妙な温度帯。室温も10℃というボーダーラインを越えてくるので色々を気を遣う。室温を下げる工夫や寒いところに物を移動するなど手数が増える。手をかけなくてもいいようなものを仕込み計画に入れ込むが順当に仕込むのが難しくなる...
3月も残りわずか。あっという間に新年度ですね。新しい生活が始まった方もいるかもしれません。昨日、TVで偉人の名言や行動が紹介されていました。あまりゆっくり見る時間は無かったのですが何個か気になったのでメモを取りました。なんとなく意識を変えるきっかけになりそうな言葉や考え方などを見聞きした時はメモを取るようにしています。仕事に役立ちそうな考え方や発想などもスマホに入れています。たまに見返すと「あぁ、こ...
日に日に気温が上がり暖かくなってきました。蔵の回りも雪が解け冬タイヤを変えようかな?と思うほど仕込みを行うクラの中も徐々に室温が上がり昼間は10℃近くまで上がります。徐々に気温が上がるこの時期は醪の温度管理に苦労します。品温を下げたい時も冷却を強くかけてしまえば発酵が鈍くなるためです。そういう意味ではすごく寒いですがずっと一定の室温の真冬は管理しやすいですね。さて今日は分析をいつもしてくれているツ...
続々と五色彩雲ブランドの醪が仕込まれています。写真はNusamaiになる醪です。北海道の酒造好適米 『吟風(ぎんぷう)』を原料に使用している山廃酛仕込みの純米酒です。福司の純米酒より味わいに膨らみがあり料理へのペアリングの幅を持たせる酒質となっています。全国で山廃を造っている蔵は沢山ありますが北海道米で仕込みをしている蔵はまだ少ないはずです。私たちは北海道のお米とこの気候の中で山廃仕込みを行うことはこの...
Ashiri用の白麹造りを始めました。黄麹と異なる種麹のため、生育のさせ方を変えて造ります。本来白麹は焼酎で使用される麹です。黒麹の突然変異株になるのですが黒麹は本当に黒色なのに対して白麹の種は茶色です。ちなみに黄麹は・・・・緑色です(笑)どうしてこの色の名前が付いたのかな?と不思議なくらい緑麹や茶麹でもよかったのでは?紅麹というのもあって、これは赤色しています。着色料にも使われ、酒造りでも酒に赤っぽい色...
徐々に気温が高くなってきました。醪を発酵させている仕込み蔵も数日前までは締め切り、室温を保つようにしていましたが今は戸を開け、室温を下げるようにしました。仕込み前に麹と水を混ぜ準備する工程を水麹を作ると言いますが、その時も水温を下げる工程が増えたり仕込み前に氷を使う場面も出ています。ここからは温度の管理がしやすいように小さめの仕込みを入れたり発酵温度を高めに持っていく酒質のモノを仕込む計画です。残...
私たちの仕事はお酒を造る事だが造っても売れなければ本末転倒。製造部だから造っていればいいという話でもないと思っています。大きな会社ならまだしも15人くらいの小さい規模の蔵ですから出来ることを出来る人がやっていく必要があると思っています。製造部のメンバーにも造るだけは無い仕事をしてもらうこともあります。五色彩雲は営業に行ったり商品の案内を担当してもらい多様な仕事をしてもらっています。私も少しずつ後輩...
出張のため、2日間ブログをお休みしておりました。仕込みの時期にも出張するのかな?と思われるかもしれませんが札幌国税局の新酒鑑評会の審査員として毎年参加させていただいております。今年も前日入りして公務を行ってきました。審査員の仕事ってなかなか経験できないと思います。かなり緊張する仕事で、気疲れする上に移動が長いので疲れはするのですが気分転換や同じ年代の同業種の方々と今年の仕込みについて情報交換を軽く...
福司のオリジナル酵母としてハマナスの花から分離した酵母で仕込んだ純米酒の仕込みが始まりました。1年に1度、小ロットで仕込むためまだまだデータが少ないこのお酒。野生から採取された酵母のため花のイメージというよりもワイルドな酒質になる印象があります。『いつもの酵母とは違う』想定で仕込みをしてどちらかというと『弱い』というイメージで扱います。酵母が弱いと言ってもどんな感じかわからない方が多いと思いますので...
山廃の搾り時期が近づいてきているのですが搾りのタイミングをいつにするか・・・・微妙な差なのですがしぼるタイミングも大事です。去年の山廃の味わいから少し感じたことを踏まえもうちょっと我慢をすることにしました。搾りのタイミングで味も異なります。う~~~ん悩ましい。残り2本の醪を残し、蔵では皆造(かいぞう)に向けての準備が進められています。皆造とはすべて仕込み終えたことを指しますが、仕込んだ醪のすべてを...
昨日は某団体の例会に参加してきました。釧路の観光に関する発表という事で地酒を飲んでもらう側としては観光の発展も大事な部分です。後は過去に自分もそういった例会を主催する側として現状のデータを知っておきたいというのもありました。コロナ禍を経て、お酒の飲み方が変わったように観光の形にも変化があったようです。peach就航当時は「女子旅」にスポットが当たっておりインスタ映えなどと言う言葉と共に女性をターゲット...
昨日は醸し屋が所属させてもらっているオンラインサロンで酒造メーカー同士のオンライン飲み会が開催されました北海道(自分)・愛知・島根・群馬・神戸あとホストをしてくれた東京の方といろいろな話をしました。何もなければ繋がらないメンバーでしょうがこういった形で横のつながりができるのは自分にとっても良い刺激になります。コロナになってこういった「繋がる」という部分は加速したなと思う一方リアルでしか得られないも...
夕方、製造部のみんなが帰って一人の検査室。火入れの前の濾過の予定をたてたり移動や調合の指示書をつくります。他の蔵ではどうしているのかな?とかも思いますが昔から特段変えずに行っています。指示用の様式と帳面記載用の様式は異なるので移し間違えがないかなども心配なところ担当者にも確認してもらう時間をとるためと使用しようとしたタンクの補修が必要になったりとトラブルがあることも想定して指示書は少し早めに渡して...
2日間、ブログをお休みさせていただいておりました。札幌で行われていました、札幌国税局主催新酒鑑評会の授賞式及び、製造技術研究会にいっておりました。本年度は道産米吟醸酒の部と純米酒の部の2部門に出品し道産米吟醸酒の部で金賞を頂きました。去年のリベンジでとれなかった吟醸でとれましたが純米は落としてしまうという残念な結果でした。それでも道産米吟醸酒の部に4種類出品しましたが内3種類金賞を頂けたので弊社と...
大正8年4月10日今から104年前、合名会社敷島商会として米町22番地、現在の法華寺の下で福司酒造の元となる会社は設立されました。今日から104年前、創業者は何を思ってこの会社を立ち上げたのでしょうか。数年後も予測がつかない今の時代専門家でもその予測ができないと言います。それでも醸し屋としては創業者のように100年後もこの土地で酒蔵が残り地域の文化が絶え間なくつながる未来であって欲しいと思っています。(...
久々に雨の釧路なんだか冬から春になったんだなと実感します氷る心配もしなくていい。ほどなく山菜のシーズンが到来します。その後は渓流釣りが解禁され道東の自然と遊ぶシーズンが到来です。道東ってどんなところだろうという話で初心者向けの地域ではなく遊びの上級者用の地域だよねという話をしてました。巷で人気のサウナでも道東は聖地の様になってきているとか?これは本当かどうか怪しいですが醸し屋のみの回りでも大自然の...
今日は夕日の見えない釧路。明日から天気が崩れる予報です。このブログではあまり触れていませんでしたが、今年も蔵開きを開催せずに、たれ口の販売のみを行うこととなっています。予約の受付期間は4月7日の金曜日(明日ですよ)の16時までです。まだの方はお早めにご予約ください。受け渡しは23日の日曜日地方発送はお受けしておりません。特設ページはこちらから▼https://fukutsukasa.shop-pro.jp/?pid=157715077最近、マー...
どーも、おもろい企画に誘われてワクワクしながらブログを書いてる醸し屋です。仕込みシーズン前から窓際族になり、製造部メンバーから隔離されているのですが(笑)その空間で一番いいのが夕方、夕日に焼ける空を毎日見れることです。以前も窓際だったのですが、みんなが同じ空間にいるため日差しがまぶしい人のためにブラインドを早めに降ろすことが多く夕日を見る機会がありませんでした。今は醸し屋の部屋の隣は分析室でそこに夕...
今朝、いつものように出勤し駐車場に車を停めると毎日見慣れている目の前の桜のつぼみがほんの少し色づいたように感じました。蔵の裏には福寿草が咲き、少しずつ春が使づいているのを感じます。醪も残すところ数本、使ったことのない酵母の醪や新しく導入したタンクで仕込んだ醪など心配事ばかり。使い慣れるって大事ですね!微妙な調整や、コントロールが感覚と違うので日々修正しています。分からない事に手を付けることはリスク...
土曜日に、甑倒しをしました。「甑倒し(こしきだおし)」は仕込み期間中毎日上がる蒸米ですが最後の仕込みを終え甑を釜から降ろすことから仕込みの最後を指します。昔は東北から住み込みで蔵に働きに来ていた蔵人さんたち。毎日休みなく仕込みをしていたでしょうからちょっとした息抜きにと、蔵元が宴を設けてくれる習慣がありました。弊社でも甑倒しの時は、蔵のみんなの労いのため社長が食事を用意しお酒を振舞ってくれます。土...
SNSを見ると、様々なお蔵さんの情報が飛び込んできます。今年はこんなチャレンジしました!今こんなお酒造っています!と、どの蔵もいろいろな企業努力をしていますね。どこがいいとかどこが悪いとかなくどこもおいしいお酒を造り努力している中その差となるものは何だろうと考えることもあります。売られ方にもよるでしょうか店頭に並べられて選ぶときはラベルのデザインはかなり重要ではないでしょうか。一方、誰かと買いに行っ...
昨日はCOCOROMIの次なるデザインなどのためデザイナーさんとライターさん打ち合わせを夕方から行いブログの更新を休んでしまいました。今回はデザインだけではなく山廃未完成の時のように言葉もその道のプロに助けてもらっています。想いは沢山持っているのですがそれを飲み手の皆さんに伝えるにあたって短い文章でどう伝えるか何をどう伝えることで相手に伝わるのか?など限られた時間や機会で効率的に伝えることはなかなか難しい...
甑倒し迄のこり2日。はじまった順番に終わっていきます。本日は麹室の作業が終わり、明日から片付けが始まることでしょう。醪の品温は気温と共に元気に上がっており、コロナ前の仕込みの頃はどうしてたっけ!?と驚くほど。氷を入れた冷却管を入れて温度の上昇を抑えるなどしています。今日は何について書こうかな~いつも蔵のメンバーのことや酒造りの話題ですが今日は製造部以外のメンバーの紹介をします。私のブログに登場する...
本日、酛部屋にあった最後の酛が仕込み蔵へと払い出され今シーズンの酛屋と仕事を無事に終えました。福司の酛屋Mジュン氏、今シーズンも責任感を持って最後まで安定した仕事をしてくれてありがとう。山廃や白麹といった変則的な酛や今年は初体験の酵母があったりと今年もチャレンジしてくれていました。来シーズンから山廃の仕込み量が増えるように今年は営業活動も頑張ります!明日は麹が最後の日。麹も今年はいろいろ苦労し担当...
本日金曜日なのでカレーの日でした。チキンカレーに目玉焼きとサラダ。腹ペコメンバーはカレーのお代りも可です!!写真は「張り込み」の作業中洗米した白米を甑に入れ、均等に蒸上がる様にならす作業中です。さて、本日は急な気温の上昇に戸惑いながらも山田錦の山廃留仕込みを終えました。気温も高めなので少し低めに仕込みました。同じ仕込み温度でも真冬の7℃と今時期の7℃では少々異なります。専門用語では「かけ上げ」「かけ...
本日、山田錦の山廃の仲仕込みでした。気温が今日明日と高く、非常に仕込みにくいですが出来る限りのことをしていきます。実は今シーズンから山廃のために新しタンクを導入してもらいました。山廃や白麹のお酒を仕込みのがレギュラーの福司を仕込んだ後のため去年までのタンクの数だと1仕込みが大きくするか日程を大幅に伸ばすしかありませんでしたが今期はこれで3月末には甑倒しになります。容量はほぼ一緒ですが仕組みがちょっと...
WBCで日本が優勝しましたね。なんでも日本が輝く瞬間はうれしく思います。野球だけではなく様々なことで注目される日本であって欲しいですし私たちが母国を誇れる1つが増えていることが嬉しいですね。今日は運気があまり良くはなく色々なものをぶちまけて(笑)掃除に時間をとられる1日でした。そして気温も高く、蔵の二階は10度を超えました。外も霧がかかっているところを見ると暖かいのでしょう。甑倒しまでもうすこし寒くて...
まだまだ仕込み期間ですが昨日まで審査員として唎酒の仕事で札幌に行ってきました。同業者の方と一緒なので少しだけ今シーズンの話とかをします。でもほとんどの時間を利き酒に使います。道内の蔵でも甑倒しが終わったお蔵もある一方長いところだと6月末くらいまで仕込みがある蔵も。福司は今月末予定です。メインの仕事の他、少しあいさつ回りもしてきました。いつもだとなじみの店にご挨拶するのですが、今回はほぼ行ったことな...
とある酒蔵の新しいブランドホームページを見ていたらそこには『最近の日本酒のトレンドは「おつまみがなくても楽しめる日本酒」』と書かれておりう~~ん…ちょっと複雑な印象を持ちました。醸し屋としては自分たちの造ったお酒をお酒だけで完結してしまうものになったら地域性がなくなるような気がするんですよね。ペアリングもしにくく、面白みがないんじゃないの?ってものも思うそれって地酒じゃなくなるだろうしそういうのが...