突然ですが、皆さんはノンアルコール飲料をのだ事はありますか?私は妻が妊娠してからノンアルコール飲料をいろいろ買っては味見しています。特にノンアルコールビールが多いのですがアルコールの入っているビールと同等のものを求めて飲むと違うなという印象を持ちますが代替品という思考で飲む分には十分なレベルではないかと感じるようになりました。近年では様々なノンアルコールビールが発売され、その市場は徐々に広がりつつ...
朝起きると雨。雪ではなく雨の時点で、大分暖かいことがわかる。仕込みにとっては日に日に辛い時期になってくるなと思いながら朝出勤。醪の温度も何もしなければ徐々に上がり冷却をすれば冷えすぎる微妙な温度帯。室温も10℃というボーダーラインを越えてくるので色々を気を遣う。室温を下げる工夫や寒いところに物を移動するなど手数が増える。手をかけなくてもいいようなものを仕込み計画に入れ込むが順当に仕込むのが難しくなる...
3月も残りわずか。あっという間に新年度ですね。新しい生活が始まった方もいるかもしれません。昨日、TVで偉人の名言や行動が紹介されていました。あまりゆっくり見る時間は無かったのですが何個か気になったのでメモを取りました。なんとなく意識を変えるきっかけになりそうな言葉や考え方などを見聞きした時はメモを取るようにしています。仕事に役立ちそうな考え方や発想などもスマホに入れています。たまに見返すと「あぁ、こ...
日に日に気温が上がり暖かくなってきました。蔵の回りも雪が解け冬タイヤを変えようかな?と思うほど仕込みを行うクラの中も徐々に室温が上がり昼間は10℃近くまで上がります。徐々に気温が上がるこの時期は醪の温度管理に苦労します。品温を下げたい時も冷却を強くかけてしまえば発酵が鈍くなるためです。そういう意味ではすごく寒いですがずっと一定の室温の真冬は管理しやすいですね。さて今日は分析をいつもしてくれているツ...
続々と五色彩雲ブランドの醪が仕込まれています。写真はNusamaiになる醪です。北海道の酒造好適米 『吟風(ぎんぷう)』を原料に使用している山廃酛仕込みの純米酒です。福司の純米酒より味わいに膨らみがあり料理へのペアリングの幅を持たせる酒質となっています。全国で山廃を造っている蔵は沢山ありますが北海道米で仕込みをしている蔵はまだ少ないはずです。私たちは北海道のお米とこの気候の中で山廃仕込みを行うことはこの...
Ashiri用の白麹造りを始めました。黄麹と異なる種麹のため、生育のさせ方を変えて造ります。本来白麹は焼酎で使用される麹です。黒麹の突然変異株になるのですが黒麹は本当に黒色なのに対して白麹の種は茶色です。ちなみに黄麹は・・・・緑色です(笑)どうしてこの色の名前が付いたのかな?と不思議なくらい緑麹や茶麹でもよかったのでは?紅麹というのもあって、これは赤色しています。着色料にも使われ、酒造りでも酒に赤っぽい色...
徐々に気温が高くなってきました。醪を発酵させている仕込み蔵も数日前までは締め切り、室温を保つようにしていましたが今は戸を開け、室温を下げるようにしました。仕込み前に麹と水を混ぜ準備する工程を水麹を作ると言いますが、その時も水温を下げる工程が増えたり仕込み前に氷を使う場面も出ています。ここからは温度の管理がしやすいように小さめの仕込みを入れたり発酵温度を高めに持っていく酒質のモノを仕込む計画です。残...
私たちの仕事はお酒を造る事だが造っても売れなければ本末転倒。製造部だから造っていればいいという話でもないと思っています。大きな会社ならまだしも15人くらいの小さい規模の蔵ですから出来ることを出来る人がやっていく必要があると思っています。製造部のメンバーにも造るだけは無い仕事をしてもらうこともあります。五色彩雲は営業に行ったり商品の案内を担当してもらい多様な仕事をしてもらっています。私も少しずつ後輩...
出張のため、2日間ブログをお休みしておりました。仕込みの時期にも出張するのかな?と思われるかもしれませんが札幌国税局の新酒鑑評会の審査員として毎年参加させていただいております。今年も前日入りして公務を行ってきました。審査員の仕事ってなかなか経験できないと思います。かなり緊張する仕事で、気疲れする上に移動が長いので疲れはするのですが気分転換や同じ年代の同業種の方々と今年の仕込みについて情報交換を軽く...
福司のオリジナル酵母としてハマナスの花から分離した酵母で仕込んだ純米酒の仕込みが始まりました。1年に1度、小ロットで仕込むためまだまだデータが少ないこのお酒。野生から採取された酵母のため花のイメージというよりもワイルドな酒質になる印象があります。『いつもの酵母とは違う』想定で仕込みをしてどちらかというと『弱い』というイメージで扱います。酵母が弱いと言ってもどんな感じかわからない方が多いと思いますので...
札幌国税局の新酒鑑評会の出品酒を送りました!まずまずのレベルまでは仕上げれたのであとは、まぁ、神頼みです(笑)皆さんはジンクスって信じていますか?実はチーム福司では出品の際に金賞をとるジンクスがあります。願掛けというか・・・ジンクスとして受け継いでいることというべきでしょうか。それが『送り状を書くのは入社が若い人』という物です。去年はエースが。その前はブルートかな?今年はまだ名もないが新しく入社して...
本日、海底力の発売日でした。出荷準備しているなぁとは思っていたのですが仕込みの方に気を取られていて、発売日を逃しておりました。海底力と書いて「そこぢから」と読みます。釧路は炭鉱の街でした。元太平洋炭鉱、現在はコールマインの坑道が太平洋の海の底に向けて掘られています。この坑道内で熟成貯蔵したお酒が「海底力」というお酒で毎年この時期に発売します。蔵からはほぼ即完売で出荷され市内の酒屋さんなどで購入して...
出品酒の準備が始まりました。何度も利き酒して決めていきます。出品酒は私が唎酒をして決めていきます。とはいえ、ものすごい数の中から決めるのではなく数個の中から決めるので選べる選択肢は限られます。袋で吊り、滴で集められたお酒たちは斗瓶という大きな瓶に入れられます。これは貯蔵容器として使用され1つの斗瓶に18ℓ入っています。1個の斗瓶を取り終わると2個目の斗瓶をセットしそれが溜まると3個目の斗瓶へという流れ...
継続は力なりと言いますが皆さんは『継続』していることはありますか?とあるビジネス本には継続したいと思っている人が1万人いても、実際に挑戦するのはわずか1%の100人と言われ、その中でも継続できるのは1人と言われています。とありました。私たちはどこに入っているのだろう?またべつのSNSでは継続は力なりの言葉の真意として何かを継続したことでひとつの成果を出して成功体験をつかんだ人は、この言葉の意味を実感する。...
昨晩、今シーズン最後のアイスホッケーの試合が終わりました。練習しないで試合だけしか出ていません。社長にはまだやっているの!?と心配されます。(ケガとかね)とはいえリーグの中でも下位の方なのでチェックなし(体の接触は基本ダメ)と表情の格闘技と言われるスポーツにしてはユルイレベルでのんびりやっています。とはいえ昨日は久々に鼻血を出すことにコチラも下部リーグなのでそこまで身構えていませんでしたがたまにい...
無事今シーズンの大吟醸をしぼり終えました。ここからは出品に向けての準備が始まります。出品用のお酒と福司の大吟醸酒は何が違うのか?違いは2点かな?と思います。1つは『搾る方法』もう一つは『処理の仕方』でしょう。まず搾り方ですが出品酒は袋吊りという方法でしぼります。搾るタンクから一定量の醪を抜き枕カバーくらいの大きさの布に入れ紐で縛り吊るしていきます。この搾り方は時間と手間がかかる事そして収量が少ない...
ワクワクできれば多少の事なら頑張れます。どーも醸し屋です。今日は福司が持っているオリジナル酵母でハマナスの花から分離した酵母のお酒の酛仕込みがありました。年に1度の仕込みなので(2年に1度の時も!?)まだまだポテンシャルを引き出し切れていないと思っています。ゆくゆくは山廃で仕込んでみたいなと思っています。自然界から分離した酵母で仕込むので乳酸菌も酵母も地のモノというお酒ができるかな?特徴が出てくれ...
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突然ですが、皆さんはノンアルコール飲料をのだ事はありますか?私は妻が妊娠してからノンアルコール飲料をいろいろ買っては味見しています。特にノンアルコールビールが多いのですがアルコールの入っているビールと同等のものを求めて飲むと違うなという印象を持ちますが代替品という思考で飲む分には十分なレベルではないかと感じるようになりました。近年では様々なノンアルコールビールが発売され、その市場は徐々に広がりつつ...
皆さまゴールデンウィーク前半はいかがお過ごしでしたか?直売店も営業を行いお客様がお見えになっていたようですが製造部はまだ醪があったりと並行して作業を行っていました。近日中に醪もすべてなくなり、火入れ貯蔵に向けての作業が忙しくなります。作業はありましたが、仕込み期間の時程長い作業ではないので久々にゆっくりとした時間を過ごすことができました。タイヤ交換をしたり、息子の髪を切ったりもしました。息子と2人...
久々に晴れて暖かい1日となったと思います。蔵の中にいるのであまり実感はないのですが醸し屋のデスクの午後の日差しが強く室温が上がり暖かかったためきっと外も暖かいのでしょうという事です。明日からGWとなります。少しでも多くの人が釧路に来てくれるといいなと思いながら今ブログを書いています。来週中には醪もなくなる予定ですがそれまでは醪の管理や分析等があるためGW中も交代で出勤します。今年は醸し屋史上一番長いシ...
4月も下旬になってきました。初々しい新社会人の皆さんはいかがお過ごしでしょうか?弊社には今年学校を卒業しましたという若々しい新社会人はいませんが、今シーズン入社したナノイーは今日も頑張って火入れの準備のためタンクの修繕などをしてくれていました。今どきの新社会人は売り手市場の就職活動のためか自分に合わないと思った会社をすぐに辞めてしまうそうです。しかも辞める際は、自分でいうのではなく代行業者に頼んで...
なんだか天気の悪い日が続きますね。スカッと晴れず気持ちのいい日が中々ありません。それでも蔵の裏の桜の木の蕾が少し膨らみ始め春の到来を感じさせてくれます。出勤した時に写真を撮ろうとしたのですが中々蕾にピントが合わずまぁいいやと撮った写真です(笑)先日、東京世田谷にある つきや酒店の知香良君からカズマさんの大学時代の友人が来られてましたと連絡がありました。1人は卒業後も先輩の酒屋さんが営むカフェで料理提...
最近知った新しいことを今日はご紹介します。最近ながら時間を大事にしております。ながら時間っというのは何かをしながらの時間で息子を保育園に送りながら~とか分析しながら~とか手は離せないけどという時間に耳から情報を入れるようにしています。これが結構有効的で、マイブームです。という事で私のアウトプットも兼ねていますのでお付き合いください。①マーケティングファネルマーケティングファネルとは、顧客が商品・サ...
週末、無事に今年の酒蔵解放を終えることができました。Yahoo!ニュースにも掲載されたようですよ。日本酒ファン長蛇の列 釧路の福司酒造5年ぶり一般開放昔はもっと早く仕込みが終わっていたので余裕があったのですが、徐々に仕込みが長くなり告知もそんなにできなかったのですがそれでも沢山の人が来てくれてありがたいですね。早速メルカリで転売されているのには驚きましたが(笑)ずっと売れ残ってしまうよりは早めに飲んでいた...
蔵の中も片付けが終わり、皆様を迎える準備が出来ました。まだ明日も作業がありますし、当日も櫂入れや分析があるためギリギリまで残しておくものもあります。久々の会場設営に出してきた資料もなんだかちょっと古くなっていたりで急遽、エースが作り直してくれたり五色彩雲のポスターを印刷したりもしました。明日はドライブスルー形式で限定酒の販売(受け渡し)をいたします。本日も気温が下がり雨が降るなどあまり天候が良くな...
気がつけば酒蔵解放まで三日となりました。まだ三日ある・・・そう思っていたのですが今年は前日ドライブスルーでの限定酒の「たれ口酒」の受け渡しとなっていました。という事は明日までに日曜の準備を終わらせなければならないという事・・・・そうだった~!!!!と慌てております(笑)とはいえ、製造部のメンバーは着々と準備してくれているので大丈夫でしょう。私の問題と言えば火入れまでのスケジュールをどう組むかの方が心...
甑倒しを終え、蔵の中は片付けやら週末の酒蔵解放に向けての準備が始まりました。並行して搾りもラッシュで入っておりあわただしいまま週末を迎えそうです。そしてその後にはゴールデンウィークが来ますね。皆さんはご予定決まりましたか?製造部はまだ醪があるかも・・・という事でちょっと予定が立たない状況になっておりメンバーには申し訳ありませんが来週あたりには搾りの目途がついてくるかなと思います。全ての搾りが終わる...
甑倒しも無事に終わり、日々暖かくなってきております。場所によっては15℃まで室温が上がっているところも。タンク内の酒は10度以下にしたいのですが室温が10℃を超ええており、なかなか厳しい気温となってきました。最後に仕込んだ醪も暴走しないようにと試行錯誤しています。コロナ以前の仕込み数に近くなり久々にこの量の仕込みをした今シーズン。細かなものは小さめのタンクで仕込んでいるものの製造数の増えたものは大きな...
本日、無事に甑倒しをすることができました。【甑倒し(こしきだおし)】仕込み期間中は毎日のように米を蒸します。この作業をするときに使われるのが大きなセイロ、甑(こしき)です。甑倒しはとは仕込みに使う米の蒸しが最後になり甑を倒して洗う事から甑倒しというようになったと聞いております。甑倒しをしたという事は、そのシーズンに醪が新しくたつことがなくなり終わりに向かっていくというタイミングです。ここからは徐々...
本年度の札幌国税局新酒鑑評会は金賞を頂くことができませんでした。連続の受賞を止めてしまったことは非常に悔しく思いますし楽しみにしていてくださった方や応援してくださっている皆様の声にお応えできなかったことを蔵人一同重く受け止めております。ただ、悲観的にとらえているのではなく自分たちの造った酒がなぜ評価を得られなかったのか?今シーズン欠けていたことなどを全員で振り返り来年度の仕込みに反映することで今回...
「調査捕鯨じゃなくて商業捕鯨だよ」昨日のブログを見ていた先輩から連絡がありました。色々教えてもらうと調査捕鯨では調査が目的のため鮮度を保つための血抜きがされないのですが商業用は血抜きをするため美味しさも上がるとのこと。そうだったのか!そしてスーパーにはクジラのお肉以外にもクジラの心臓(ハツ)も販売されています後はクジラベーコン作る用のウネスという部位も売られていました。あと「ババノテ」という二枚貝...
最近、五色彩雲のNusamaiを燗して飲むのが流行っています。封を切ってすぐよりも少し空気になじませたほうが柔らかみが出てくるのと関することでじんわりとした甘みと乳酸系のうまみが開きます。やはり山廃のポテンシャルを持っているなというNusamaiは五色彩雲の中では季節や食事を選ばない分類に入ります。2日ほど前に調査捕鯨が始まり釧路の隣根室沖で4頭のクジラが捕鯨されました。うち2頭が釧路で解体され地元のスーパーなど...
ブログを書いていてネタがなくなる。そんなときも生成AIの出番何について書けばいいのかを相談しました。興味深い話題として5つのことを提案してくれました。①伝統と革新の融合②地域性と文化③酒と健康④酒と料理のペアリング⑤酒造りの裏側何時も書いているのは裏側のつもりなのですが読み手にとってはどうなのでしょうかね。で、今日はなんか違う切り口にしようかなと思い造り手が語る日本酒について書きたいと思います。お酒の面白...
酒造りにおいて、よく言われることの1つに「毎年一年生」という言葉があります。どんなに年を重ね造りの経験を重ねたところでその年の気候が違えば米質が異なり。仕込み時期の気候や湿度が違えば発酵温度も違う。同じことがないという事でとらわれることが多いです。確かにその変化で大きく左右されるのですが突き詰めて見つけたと思ったことが簡単にも覆るという事が多くあります。本当に小さな差の積み重ねが結果に出てくるのが...
もうすっかり雪も解け暖かくなってきた釧路。「まだもう少し寒くあって欲しい・・・・」というのが酒造りをしている私たちの本音です。今日から4月に入り、多くの企業が新年度をむかえました。酒蔵は7月に年度が替わるため、ピンときませんが仕込みの終わりが近づくにつれ少しずつ製造部にも余裕が出てきました。今年の仕込み終わりは2週間後くらいになります。五色彩雲シリーズも残り1本仕込めば終わります。この気温の中ギリギリ...
朝起きると雨。雪ではなく雨の時点で、大分暖かいことがわかる。仕込みにとっては日に日に辛い時期になってくるなと思いながら朝出勤。醪の温度も何もしなければ徐々に上がり冷却をすれば冷えすぎる微妙な温度帯。室温も10℃というボーダーラインを越えてくるので色々を気を遣う。室温を下げる工夫や寒いところに物を移動するなど手数が増える。手をかけなくてもいいようなものを仕込み計画に入れ込むが順当に仕込むのが難しくなる...
3月も残りわずか。あっという間に新年度ですね。新しい生活が始まった方もいるかもしれません。昨日、TVで偉人の名言や行動が紹介されていました。あまりゆっくり見る時間は無かったのですが何個か気になったのでメモを取りました。なんとなく意識を変えるきっかけになりそうな言葉や考え方などを見聞きした時はメモを取るようにしています。仕事に役立ちそうな考え方や発想などもスマホに入れています。たまに見返すと「あぁ、こ...
本日も蔵の中での作業日でした。今日でほぼすべての工程を終了し今シーズン仕込みをして貯蔵するお酒は貯蔵タンクへと払い出しが終了。残るはセカンドブランド用に詰めるお酒のみです。さて、セカンドブランドとファーストブランド(福司のこと)ではブランドとして区分けしていますが製造工程でもいくつか分けている部分があります。まずは福司についてですが福司は釧路の地酒として創業当時より販売している当社のブランドです。...
GWに突入した方もいら者るのではないかと思います。本日も蔵で作業をしていると直売店にお越しになる方々が多数。釧路にも観光客が来てくれていることに感謝ですね。(作業中は窓から来客の様子が見えるので見てることも!?)何の事故もなければ、明日をもって今シーズンの仕込みのすべてが終わりGW明けには後片付けに入ります!補修工事の予定があったりとスケジュールは割とかつかつ。セカンドラインの瓶詰めも始まりますよ!!...
今日も無事に終わりました。色々ありましたが現場力で何とか乗り切ったという所でしょうか。蔵の古いものだと50~60年使用しているも設備もあります。大事に使っていても思わぬところが老朽化したりするものです人的要因やマシントラブルなどいろいろですが歴史が古いとこういうこともあるんだなぁ~。さて、最近色々勉強していると引っかかってくるZ世代。醸し屋たちとは異なる価値観で自分たちもついていくのがやっとですが確実...
昨晩のニュースで現在1億2千万人ほどいる日本の人口は50年後には8千万人ほどまで減少しその半分近くが65歳以上という話が出ていました50年後って、「ワシはもう90歳じゃ」とか思ってこのデータを見ていましたが現時点で15歳未満の人でなくてはみんな65歳以上ですよね。昨日は65歳の定年を迎えてから履歴書の書き方を学ぶ方々もでてました。きっと当時はバブルくらいで就職難なんかなかった時代でしょう。とても複雑な気持ちでした...
今朝、濾過の担当者と打つ合わせしていると濾過担当者が「あ!」と言うので振り返ればヤツがいました!そうエゾシカ!!!蔵があるのは釧路市内でも古くからある地域で駅まで歩けるくらいの距離。それでもこうやってエゾシカが出ます!とはいっても春先や秋口でしょうかね。角もまだ生えていませんがオスの小鹿?かな釧路にいればそれほど珍しくはないのですが首を上げたら醸し屋の身長くらいの大きさで大人のオス鹿にもなれば、立...
今日は搾りをする機械の洗浄をするためにまずは解体からは始まりました。搾りの機械の構造は金属の板(プラスチック製のもあるが我が社は金属)とゴム板の2種類の板に専用の濾布を取り付け交互に並んでいます。搾る際は金属の板に挟まれたぐゴム板が膨れて醪を押すように搾るイメージです。この板と布を外し洗浄していきます。↑写真は過去の画像蔵の機械の中でも一番大きく複雑な機械のため1機洗浄するのにかなりの時間を使いま...
23日は年に1度だけ発売するたれ口酒の発売日でした。コロナの規制が緩和されてはいるもののコロナ前と同じとはならず、その対応、準備を考えると本年も事前予約でたれ口酒の販売をすることとさせていただきました。製造部もまだ醪が残っていたり火入れの準備などもあり蔵を開放するまでの準備をする余裕はありませんでした。ごめんなさい!!!当日は事前予約の方はドライブスルー形式での引き渡しと臨時即売会場でもたれ口酒及び...
昨日は鶴雅グループさんの新しい施設「阿寒テラス」のオープンイベントに参加させていただきました。グループで様々な形態の宿泊施設を運営されていますが今回はまた新しい形の宿泊施設のオープンとなります。今回は貸し切りで使う施設で温泉やキッチンがついています。ワーケーションや企業の研修などで使用するイメージでしょうか宿泊施設付きの会場という感じなので日本酒やお酒のイベントをするにはいいかもしれません。色々お...
山廃の搾り時期が近づいてきているのですが搾りのタイミングをいつにするか・・・・微妙な差なのですがしぼるタイミングも大事です。去年の山廃の味わいから少し感じたことを踏まえもうちょっと我慢をすることにしました。搾りのタイミングで味も異なります。う~~~ん悩ましい。残り2本の醪を残し、蔵では皆造(かいぞう)に向けての準備が進められています。皆造とはすべて仕込み終えたことを指しますが、仕込んだ醪のすべてを...
昨日は某団体の例会に参加してきました。釧路の観光に関する発表という事で地酒を飲んでもらう側としては観光の発展も大事な部分です。後は過去に自分もそういった例会を主催する側として現状のデータを知っておきたいというのもありました。コロナ禍を経て、お酒の飲み方が変わったように観光の形にも変化があったようです。peach就航当時は「女子旅」にスポットが当たっておりインスタ映えなどと言う言葉と共に女性をターゲット...
昨日は醸し屋が所属させてもらっているオンラインサロンで酒造メーカー同士のオンライン飲み会が開催されました北海道(自分)・愛知・島根・群馬・神戸あとホストをしてくれた東京の方といろいろな話をしました。何もなければ繋がらないメンバーでしょうがこういった形で横のつながりができるのは自分にとっても良い刺激になります。コロナになってこういった「繋がる」という部分は加速したなと思う一方リアルでしか得られないも...
夕方、製造部のみんなが帰って一人の検査室。火入れの前の濾過の予定をたてたり移動や調合の指示書をつくります。他の蔵ではどうしているのかな?とかも思いますが昔から特段変えずに行っています。指示用の様式と帳面記載用の様式は異なるので移し間違えがないかなども心配なところ担当者にも確認してもらう時間をとるためと使用しようとしたタンクの補修が必要になったりとトラブルがあることも想定して指示書は少し早めに渡して...
2日間、ブログをお休みさせていただいておりました。札幌で行われていました、札幌国税局主催新酒鑑評会の授賞式及び、製造技術研究会にいっておりました。本年度は道産米吟醸酒の部と純米酒の部の2部門に出品し道産米吟醸酒の部で金賞を頂きました。去年のリベンジでとれなかった吟醸でとれましたが純米は落としてしまうという残念な結果でした。それでも道産米吟醸酒の部に4種類出品しましたが内3種類金賞を頂けたので弊社と...
大正8年4月10日今から104年前、合名会社敷島商会として米町22番地、現在の法華寺の下で福司酒造の元となる会社は設立されました。今日から104年前、創業者は何を思ってこの会社を立ち上げたのでしょうか。数年後も予測がつかない今の時代専門家でもその予測ができないと言います。それでも醸し屋としては創業者のように100年後もこの土地で酒蔵が残り地域の文化が絶え間なくつながる未来であって欲しいと思っています。(...
久々に雨の釧路なんだか冬から春になったんだなと実感します氷る心配もしなくていい。ほどなく山菜のシーズンが到来します。その後は渓流釣りが解禁され道東の自然と遊ぶシーズンが到来です。道東ってどんなところだろうという話で初心者向けの地域ではなく遊びの上級者用の地域だよねという話をしてました。巷で人気のサウナでも道東は聖地の様になってきているとか?これは本当かどうか怪しいですが醸し屋のみの回りでも大自然の...
今日は夕日の見えない釧路。明日から天気が崩れる予報です。このブログではあまり触れていませんでしたが、今年も蔵開きを開催せずに、たれ口の販売のみを行うこととなっています。予約の受付期間は4月7日の金曜日(明日ですよ)の16時までです。まだの方はお早めにご予約ください。受け渡しは23日の日曜日地方発送はお受けしておりません。特設ページはこちらから▼https://fukutsukasa.shop-pro.jp/?pid=157715077最近、マー...
どーも、おもろい企画に誘われてワクワクしながらブログを書いてる醸し屋です。仕込みシーズン前から窓際族になり、製造部メンバーから隔離されているのですが(笑)その空間で一番いいのが夕方、夕日に焼ける空を毎日見れることです。以前も窓際だったのですが、みんなが同じ空間にいるため日差しがまぶしい人のためにブラインドを早めに降ろすことが多く夕日を見る機会がありませんでした。今は醸し屋の部屋の隣は分析室でそこに夕...
今朝、いつものように出勤し駐車場に車を停めると毎日見慣れている目の前の桜のつぼみがほんの少し色づいたように感じました。蔵の裏には福寿草が咲き、少しずつ春が使づいているのを感じます。醪も残すところ数本、使ったことのない酵母の醪や新しく導入したタンクで仕込んだ醪など心配事ばかり。使い慣れるって大事ですね!微妙な調整や、コントロールが感覚と違うので日々修正しています。分からない事に手を付けることはリスク...
土曜日に、甑倒しをしました。「甑倒し(こしきだおし)」は仕込み期間中毎日上がる蒸米ですが最後の仕込みを終え甑を釜から降ろすことから仕込みの最後を指します。昔は東北から住み込みで蔵に働きに来ていた蔵人さんたち。毎日休みなく仕込みをしていたでしょうからちょっとした息抜きにと、蔵元が宴を設けてくれる習慣がありました。弊社でも甑倒しの時は、蔵のみんなの労いのため社長が食事を用意しお酒を振舞ってくれます。土...
SNSを見ると、様々なお蔵さんの情報が飛び込んできます。今年はこんなチャレンジしました!今こんなお酒造っています!と、どの蔵もいろいろな企業努力をしていますね。どこがいいとかどこが悪いとかなくどこもおいしいお酒を造り努力している中その差となるものは何だろうと考えることもあります。売られ方にもよるでしょうか店頭に並べられて選ぶときはラベルのデザインはかなり重要ではないでしょうか。一方、誰かと買いに行っ...