半世紀に亘るドラマチックラブロマンス(ラブコメディ?)。先の見えない未来を紡ぐ恋人達の切ない恋物語
リンは台所のシンクに寄り掛かると、腕を組み、僕を威圧的に見つめ笑った。 「君はどれだけのことを知っているのか?」 「……」 「まぁ、いいさ」 リンはふっと笑うと、シンクの横にあった灰皿を引き寄せ、煙草
「まぁ、そんなに身構えなさんな。腹が空いたろう?用意は出来てる」 リン・イーレイは口の端をくっと上げると、テーブルの方を見て顎で杓った。 「アリシアはどこにいる?!」 僕はリビングに滑り込むと、暖
僕は神経を集中させ、回りの微かな音にも気を配りながら、一歩一歩敏子さんの方へと歩を進めた。 敏子さんは僕を見上げると、クスリと笑った。 『以前は私と同じ位の背だったのに……。もう“少年”なんて言えないわ
第3章 約束の地へ 目を覚ますと、辺りは薄暗い夕闇に包まれていた。 「ここは?」 ベッドの上だ。 体を起こそうとした時、背中に走った痛みに被弾したことを思い出した。 「そうだ。僕は……」 リン
ようやく第3章に入れます。 最近、ちょっとシビアな内容なので書いていて辛いです。 基本、コメディが大好きなので。 内容は決まっているもののなかなか題名が決まらず、時間が掛かってしまいました。 すみませ
「そろそろ時間だな」 リンは腕時計に目を落とすと、椅子から立ち上がり、ゆっくりと私の方へと歩いてきた。 『リンは危険だ。陸軍士官学校のプロフェッサーというのはあいつの表向きの顔で』 ジョージの言葉
彼女と私の目が合った。 と、思ったけれど、彼女は直ぐに「準備は出来ているわ」と言いながら、先生を抱きかかえているリンと一緒に奥へと入って行った。 扉が閉まるほんの一瞬、奥に医者らしき白髪の男性が腕を捲
しんと静まり返った川面を祈る思いで見つめた。 どれくらい経ったのか…… 静寂を破る水飛沫の音と共に、二つの影が水面に現れた。 「先生!」 リンは先生の顔を上に向かせ脇で抱えるようにして川を横断し、私
すみません。 戻ってきたと書きながら、途絶えてしまっています。 ごめんなさい。 このFG2を書き始めた第1話から既に3年も経ってしまっているんですね……。 FG1からはこの6月で4年。 書いている本人もビ
「先生!先生!!」 足がもつれながらも懸命に先生を追い掛けた。 涙で先生の姿が見えなくなる…… 先生、ごめんなさい。 私が巻き込んでしまった…… 先生…… 先生…… 「フジエダせんせーーーー!!!」
リン・イーレイは夕闇迫るポトマック川下流まで車を走らせると、鬱蒼とした雑木林の下で車を止めた。 そして、運転席のドアを開けると後部座席のドアに回り込み、シートの下にあるロープで先生の両手足を縛り始め
私は銃を構えるとリンに照準を合わせた。 リンはクックッと喉の奥で笑うと、彼も銃の照準を私に合わせていた。 「撃てるのかねぇ。ほら、手が震えてる」 リンは一歩また一歩と距離を縮め、細い目を更に細めて
す、すみません! 今年もついに終わってしまいますね。 「フラワーガーデン2」をなんとしても年内に書きたいと思いまして、でも内容の整合性を取りたいと思い読み返しているうちにもう年越しの声がぁぁぁ。 頑張
お久し振りです。 更新が滞ってすみません。 ただいま、頑張って充電中です。 勉強不足を猛反省し、日々、小説を読んでいます。 今、「チーム・バチスタの栄光」を読破しましたが、やはり専門分野がある人は強
ご無沙汰しています。 ここ暫く、(密かに)ちょっとばかり入院していました。 万全のサポート体制を敷いて受け入れて下さった病院の先生やスタッフの皆さん、本当に感謝感謝です。 それから、お休み中もサイ
長い間中断していますが、皆さんいかがお過ごしですか? 昨年は本当に忙しい年でした。 今年は再生の年にしよう!かな?と思っています。 本年も宜しくお願いします。 再開に向けて頑張ります(^^)/
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