報道官会見令和7年5月20日(火)のぼくの質問です。 https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2025/0520b.html 記者: 明日から始まる「DSEI JAPAN」なんですけれども、こちら実行委員会が主催ということになっているんですけれども、「DSEI JAPAN」のホームページにはですね、その実行委員会がどういう団体なのか、どういう組織なのかっていうのが全く掲載されていないんですよ。実行委員会のホームペ…
防衛医官に関するタレコミなど https://kiyotani.seesaa.net/article/515089960.html 先に報じた防衛医大病院の続報です。疑問があるので再度内局広報に質問しました。 ① 防衛医大病院産婦人科は、現在婦人科の手術を無期限停止いると聞いております。手術していないからミスがない、ということでしょうか。何の理由もなく手術をやめることはありません。手術の無限停止が事実であれ ば、その原因を教えて下さい。 …
1年超空室ビル、都心で急増 3年で12倍、再開発で飽和感 湾岸部の苦戦鮮明 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88758030Z10C25A5MM8000/ こんなことは素人でも分かる話です。コロナによるリモートワークの普及は想定外だったでしょうが、その後も続々と建築が続きました。 ます少子高齢化で労働人口が減っていきます。それは同時に建設業でも同じです。これによって工事のコストは上がって長期化します。当然採算性は…
中谷防衛相「搭乗員らしきもの」発言修正 会見やり直し 空自機墜落 https://article.auone.jp/detail/1/2/2/101_2_r_20250516_1747402462175261 >中谷元・防衛相は16日午後6時45分ごろ、防衛省で臨時の記者会見に臨み「搭乗員らしきものを発見し、収容した。損傷が相当激しい」と述べた。「もの」との表現に報道陣から疑問の声が上がる中、詳細を説明せずに退庁。だが約40分後に再び登庁し…
外国人旅行客が風俗に行くのはケシカランと、お偉い議員の先生が切れています。馬鹿なんでしょうか? 世間体が悪いと怒るのは馬鹿なの? 「東京が『アジアの売春観光都市』と報じられていいのか」立民山井氏 買春行為に法規制を https://www.sankei.com/article/20250516-SCDAACTNBBF7PGTQ7OULJMQYI4/ 立憲民主党の山井和則衆院議員は16日の衆院内閣委員会で、悪質ホストクラブへの規制を強化する風営法改正案の可…
以下の文谷氏の記事がネット上で軍オタだけではなく、ライターからも叩かれております。 ぼくはお説いちいちご尤もだと思います。 情弱な軍オタさんたちは戦前戦中の軍国少年と同じです。 はじめに「好き」という情緒がコアにあります。ですから零戦が弱いわけがない、とか日本艦隊の夜戦はお家芸で夜戦では負けない、みたいな話を信じて疑わない。 率直に申し上げてこういう人たちに理を説いて説得するのは無理です。 …
ブログに以下のタレコミがありました。 ① 防衛医大産婦人科の宮本守員医師は、腹腔鏡手術の技術が未熟にもかかわらず腹腔鏡手術を強行し、手術ミスを連発、患者に重大な後遺症を負わせ続けている。 ② 防衛医大産婦人科の海士洋平医師は、女子高生との淫行で逮捕歴があるにもかかわらず、何事もなかったかのように産婦人科医として業務をしている。 防衛医大病院は医療機関として大丈夫なのか、質してほしい。 これに…
後のP-1となったPX、後にF-35Aが採用されたFXどちらにも意見を述べていました。 ぼくはPX、CXの同時開発には反対でした。やるのであればまだ、先にCXをやったうえでPXを開始する。そうすれば30年は日本の航空工業会は大型機開発のノウハウが維持できた。また少ない日本の航空工業会のリソースを集中できた。 CXの開発ではすでにC-1の関係者はいなくなって大変でした。 PXに関しては、哨戒機は技術的な端境期であるので…
例によってテクノナショナリズムをこじらせた軍オタが騒いでいる文谷さんのP-1批判記事です。ぼくの記事も引用されています。 率直に言う P-1哨戒機は「失敗作」である――関係者も認めざるを得ない「国産化すべきではなかった」根本理由 https://merkmal-biz.jp/post/92320 >国産哨戒機P-1は、稼働率3割台・改修費4,000億円・改修期間10年の重荷を抱え、現場では旧型P-3Cの方が重宝される…
報道アパルトヘイト組織、記者クラブ会員、日本経済新聞の世論誘導。 報道の自由度、米国が過去最低 「ジャーナリズムに危機」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02CJN0S5A500C2000000/ >際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は2日、2025年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち米国の順位は57位とこれまでで最も低い順位となった。首位にノ…
米造船、日韓連携で挽回 建造能力は東アジア安保直結 中国と差、共同生産促す https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88368480Z20C25A4PD0000/ >ジョン・フェラン米海軍長官は28日、防衛省で中谷元防衛相と面会し、米国の造船業への協力を求めた。中国との造船能力の差が米国の安全保障上の隙になっているからだ。トランプ大統領の「米製造業復活」の掛け声と相まって、同盟国の日本や韓国…
ボーイング再建、関税リスク 部品輸入コストや輸出停滞、日本製の比率は35% https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88280240U5A420C2TB2000/ >米ボーイングの経営再建に関税リスクが浮上している。23日発表の1~3月期決算は収益が改善したが、航空機の生産は国際分業を前提としており、関税が新たな負担になりかねない。 >2025年1~3月期の売上高は前年同期比18%増の194億ドル(約2兆750…
トヨタ、商用車で世界連合 日野自・三菱ふそう統合へ ダイムラーと対中連携 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88226490T20C25A4MM8000/ >日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが、経営統合で最終合意することで調整に入った。両社の親会社であるトヨタ自動車と独ダイムラートラックが持ち株会社を設立し、2026年4月を目標に上場をめざす。中大型トラックの分野では世界最大規模になる…
フランス陸軍は下車歩兵の能力を向上した新しいタイプの歩兵大隊を導入しています。 French army restructures its infantry battalions https://www.janes.com/osint-insights/defence-news/air/frenc…
陸自のレンジャー訓練はバンジージャンプと同じ度胸試しみたいなものです。そら、レンジャー章を得たことは自信になるでしょうが、それだけです。 本来のゲリラ戦での能力開発と生存能力の獲得には寄与しません。それは一回パスすれば生涯レンジャーです。だから継続的な訓練をするわけでもないし、今の戦争に沿ってリフォームした訓練を受けるわけでもない。 運転免許だって更新があるのにたった一回の「バンジージャンプ…
竹内修氏のイタリアがP-1を採用する可能性があるという記事です。ですが、ぼくは、それは実現しないと思います。単にエアバスから譲歩を引き出すための当て馬だと思います。 日本の軍用機「初の輸出」に現実味 「win-winだね」ってそういう意味か… かつてないほど接近する日伊 https://news.yahoo.co.jp/articles/c706ff5c714610b7ec1207b1daab3b23290b7967 >イタリアが加盟するEU(ヨー…
空自は輸送を自分たちの本来業務ではないと思っているので、まともに輸送機を整備しようと思っていない。だからC-2買います!と公言しているだけで、老朽化するC-130Hの後継や近代化言わず、小口輸送をしてきたC-1の後継や小口輸送も考えていません。 実質的に空輸の荷主である陸自の発言権は低い。 前回ご案内した空自のC-130Rの後継も含めて、ぼくは統合作戦司令部直轄の3自衛隊合同部隊で輸送コマンドを作るべきだ…
以下の記事は海自輸送機の稼働率に関するものです。低稼働率自体を報道することは評価する。ですがいかに記者クラブメディアの記者が専門知識がなく、ないならばそれを補う努力をしていないかの見本のような記事です。 【独自】日本を守れるか? 飛べない海自輸送機、なぜ…【きっかけ解説】 https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9f428b6c765136cca1bac2558816f4464e76b5?page=1 >海上自衛隊はC130Rという輸送機を6機保…
ぼくは以前から石破さんには自衛隊も早くNATO規格を採用すべきだと申し上げてきましたが首相になられてやっと実現しそうです。 日NATO、防衛装備の規格統一へ 首相と事務総長会談 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08DOK0Y5A400C2000000/ >石破茂首相は9日、首相官邸で北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談した。自衛隊とNATO加盟国の軍が使う弾薬や装備品の部品サイ…
さて24日の防衛大臣会見ですが、木原防衛大臣はぼくの16式機動戦闘車にクーラーつけたら浜田大臣はC-2で運べなくなった、空幕はC-2の最大ペイロードは36トンといっている。であればクーラーは10トン以上なのか? という質問に以下のように答えております。 https://note.com/kiyotani/n/n9196cdfc8e03 A:公表している装備品の仕様ですね、スペックというのは、これは正しいものであ…
木原防衛大臣記者会見で質問しました。 https://www.mod.go.jp/j/press/kisha/2024/0524a.html 木原防衛大臣になって始めての会見でした。このところ大臣会見が国会内で行われる事が多く、行ってもあまり質問する時間がないことや、色々いそがしかったこともあってなかなか会見にいけませんでした。 初見参だったので、あれこれパンチの効いた質問をぶっこんでみました。 Q:先日退職され…
>「防衛省は何かあると『手の内を明かすことになるから答弁できない』という まさにこれが問題です。防衛省が「手の内を明かさない」相手は仮想敵国ではなく、むしろ国会と納税者です。 毎度毎度申し上げておりますが、防衛省と自衛隊の情報公開、開示のレベルは民主国家ではなく、北朝鮮や中国に近いです。 組織防衛のために国会や納税者を騙すために秘密でないものも隠していい…
護衛艦をドローンで撮影か 映像分析で防衛省 https://www.sankei.com/article/20240508-MH3N4W57SVNA5MJCYLTN5PMQKY/ >海上自衛隊のヘリコプター搭載型護衛艦「いずも」をドローンで撮影したような動画が交流サイト(SNS)で拡散した問題で、映像を分析した防衛省が、ドローンが上空に侵入して撮影した可能性があるとみていることが8日、関係者への取材で分かった。当初は偽動画との見…
新聞記者の防衛関連記事が如何にレベルが低いかという見本みたいな記事です。 日本が誇る救難飛行艇が存続危機 水陸両用「生産国有化」主張も https://news.yahoo.co.jp/articles/62885d073421df20c2de837c98c7f1e777c1d48c >海上自衛隊が運用している水陸両用の救難飛行艇「US2」の存続が危ぶまれている。高さ3メートルの荒波でも海面に着水できる世界で唯一の飛行艇。前身となるUS1が…
防衛費に充てる建設国債1.2倍に 「不文律」破り今年度5千億円超 https://news.yahoo.co.jp/articles/282de4758176519323b41a5cfb86cc9177f3eab6 >政府は野放図な借金を重ねたことが先の大戦を招いたことから、国債を防衛費に充てないことを不文律としてきた。1965年度に戦後初めて国債を発行した際、当時の福田赳夫蔵相は「公債を軍事目的に活用することは絶対に致しません」と国会で明確に…
我が国はオーストラリアの新型水上艦艇プロジェクトに手を挙げるようです。 結論から言えばこれは契約が取れないでしょう。ですが、なぜ自分たちがだめかということを勉強するいい機会です。 市場の厳しさを知るがいい。 オーストラリアの新型艦、政府が共同開発を検討…海自の最新鋭護衛艦輸出を想定 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240507-OYT1T50024/ >日本政府は、オースト…
報道の自由度ランキング発表 日本は順位下げ、G7最下位の70位 https://digital.asahi.com/articles/ASS533PSPS53UHBI016M.html https://news.ntv.co.jp/category/international/680bfd90ef4d48b0acdff25c4259ae17 日本の報道の自由ランキングが低い原因は新聞、テレビ、通信社などが会員で、排他的かつ差別主義の記者クラブが大きな原因です。 毎度申し上げておりますが、町内会やマンションの管理組合みたいな民間の…
空自はF-15Jの約半分を今後も近代化して使う予定です。ですが、それならばボーイングに頼むのではなく、他のメーカーに頼むほうがいいのではないでしょうか。 米国企業はどこでも強欲資本主義の傾向がありますが、特にボーイングはひどい状態です。次世代の戦闘機は作れず、空中給油機や練習機、旅客機でもトラブル続出で、開発費は高騰しています。それはボーイングに熟練した設計者は技術者が殆どおらず、システム統合をする…
海自哨戒ヘリ墜落事故、艦長経験者「任務増加が訓練機会や訓練期間を圧迫」と問題視 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3384f9e8b07c625604f35dbff844cf2ad611e488 論点がよくまとまった高橋浩祐氏の記事です。 >機は事故当時、互いの位置情報などを共有する「僚機間リンク」と呼ばれるシステムで結ばれていなかった問題点が指摘されている。 >海自の艦艇艦長経験者のベテラン隊…
日本の防衛航空宇宙産業振興の根源的な欠点は政府、防衛省、経産省、文科省、メーカーに防衛産業が「産業」であるという当たり前の認識がないことです。 だから世界の市場でどう戦うかという考え方すらできない。IHIに限らず防衛省に巣食っていれば税金チューチューで儲かると思っている寄生虫防衛産業です。ですから自社の事業を産業として伸ばしていこうという発想がない。 端的に言えば税金泥棒です。 メディアも同罪で…
空自百里基地で物資の運搬や整備の負担軽減でパワードスーツを導入します。 以前申し上げていたように、防衛省で戦闘用のパワードスーツを開発しいますが、もろくなものができず、また装備化の予算がないので調達も不可能です。 つまり開発事業ははじめから無理ゲーです。こんなことに予算と人間を割くよりも、民間が開発したパワードスーツを兵站向けに採用しろ、と主張してきましたが、その通りになりました。 当社初、…
以下の記事は例によってですが軍事や軍事産業、更に申せば経営の知識のバックグランドが記者にないために何を言いたいのかわからない記事になっています。 ラーメン食ったことも、ラーメン屋に入ったこともない人間が、傾いたラーメン屋の立て直しを提言するようなものです。 小説一度も呼んだことがない人間が小説の書評を書くようなものです。 本日がわかっていないからそれらしい人たちの話を聞いて記事にしているだけ…
空自はC-2輸送機をベースに二機種の電子戦機を導入しています。海自もこれまたP-1哨戒機をベースに電子戦機を開発中です。更にP-1の派生型は増えるでしょう。 一般論で申せば、既存の部隊運用している機体をベースにこのような派生型を作ることは利益があります。既存の部隊と訓練や兵站を共用できるからです。 ですが自衛隊の場合はマイナスの方が大きいでしょう。それは調達及び運用コストがが高すぎるので、そのよう…
経産省は次世代の旅客機を開発すると発表しています。ですがこれは120%失敗します。 政治も役所も、業界に当事者意識と能力が欠如しているからです。 MRJにしても政府や経産省が適宜手を打っていれば、なんとか実用化までこぎつけたでしょう。その見識も覚悟も政治にも経産省にもなかったということです。 戦闘機を開発する能力をもった大三菱重工の能力をもってすれば、旅客機なんぞ簡単に作れると誇大妄想していただけです…
■本日の市ヶ谷の噂 ■ 木曜日は統幕長、陸幕長、空幕長の定例会見日です。それぞれが14:30、15:00、15:30となっていますが年度末の3月28日は吉田圭秀統幕長の会見のみが行われました。 これは内倉浩昭空幕長が、ニュースになったパワハラ魔王こと補給本部長、阿部睦晴空将の懲戒処分公表の日に会見で記者に詰め寄られ、その次の会見日である28…
空自練習機日米共同開発は第二のイージス・アショアか? 以下の記事で紹介した元ネタは毎日新聞ですが、どこから話がでたのでしょうか? あまり筋のいい話ではありません。しかも後追い記事は殆どない。 どこからから思惑があってリークされた観測気球ではないでしょうか。 空自練習機日米共同開発は無理筋な政治案件 https://kiyotani.seesaa.net/article/502811509.html?1711939589 知りうる限り空幕ではないでしょ…
これは政治案件で結構剣呑な話だと思います。T-4後継は単に中等練習機の調達だけでは済まない話です。 空自の次期練習機、初の日米共同開発へ ブルーインパルス機後継 https://mainichi.jp/articles/20240323/k00/00m/010/164000c >日米両政府が、航空自衛隊の戦闘機パイロット用の練習機「T4」の後継機を共同開発することで調整していることが分かった。岸田文雄首相が国賓待遇で訪米し…
未だに論理的に考えることができず、「日本が世界に誇る技術すげー」的なお気持ち表明なテクノナショナリズムむき出しの記事はもういい加減やめて欲しいものです。 そういうヨシヨシ記事ばかりだから、現実に目を背けて無能やムダが意識されずに、過去の栄光にしがみついてお互いにヨシヨシされて自己正当化をする。これが、日本企業が凋落した理由でもあるでしょう。 US-2はゾンビです。あるいは海自のリソースを食いつぶ…
防衛装備品国産化、中小企業との適正取引へ指針 斎藤経産相が策定の考え https://news.livedoor.com/article/detail/26095153/ >斎藤健経済産業相は22日の参院経産委員会で、防衛装備品の国産化に力を入れるため、大企業と中堅中小企業の適正取引を進めるガイドラインを近く策定する考えを示した。「防衛省と直接の契約関係にない中堅中小企業も含めたサプライチェーン(供給網)全体で防…