例によってテクノナショナリズムをこじらせた軍オタが騒いでいる文谷さんのP-1批判記事です。ぼくの記事も引用されています。 率直に言う P-1哨戒機は「失敗作」である――関係者も認めざるを得ない「国産化すべきではなかった」根本理由 https://merkmal-biz.jp/post/92320 >国産哨戒機P-1は、稼働率3割台・改修費4,000億円・改修期間10年の重荷を抱え、現場では旧型P-3Cの方が重宝される…
例によってテクノナショナリズムをこじらせた軍オタが騒いでいる文谷さんのP-1批判記事です。ぼくの記事も引用されています。 率直に言う P-1哨戒機は「失敗作」である――関係者も認めざるを得ない「国産化すべきではなかった」根本理由 https://merkmal-biz.jp/post/92320 >国産哨戒機P-1は、稼働率3割台・改修費4,000億円・改修期間10年の重荷を抱え、現場では旧型P-3Cの方が重宝される…
報道アパルトヘイト組織、記者クラブ会員、日本経済新聞の世論誘導。 報道の自由度、米国が過去最低 「ジャーナリズムに危機」 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGN02CJN0S5A500C2000000/ >際ジャーナリスト組織「国境なき記者団」は2日、2025年の「報道の自由度ランキング」を発表した。調査対象の180カ国・地域のうち米国の順位は57位とこれまでで最も低い順位となった。首位にノ…
米造船、日韓連携で挽回 建造能力は東アジア安保直結 中国と差、共同生産促す https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88368480Z20C25A4PD0000/ >ジョン・フェラン米海軍長官は28日、防衛省で中谷元防衛相と面会し、米国の造船業への協力を求めた。中国との造船能力の差が米国の安全保障上の隙になっているからだ。トランプ大統領の「米製造業復活」の掛け声と相まって、同盟国の日本や韓国…
ボーイング再建、関税リスク 部品輸入コストや輸出停滞、日本製の比率は35% https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88280240U5A420C2TB2000/ >米ボーイングの経営再建に関税リスクが浮上している。23日発表の1~3月期決算は収益が改善したが、航空機の生産は国際分業を前提としており、関税が新たな負担になりかねない。 >2025年1~3月期の売上高は前年同期比18%増の194億ドル(約2兆750…
トヨタ、商用車で世界連合 日野自・三菱ふそう統合へ ダイムラーと対中連携 https://www.nikkei.com/article/DGKKZO88226490T20C25A4MM8000/ >日野自動車と三菱ふそうトラック・バスが、経営統合で最終合意することで調整に入った。両社の親会社であるトヨタ自動車と独ダイムラートラックが持ち株会社を設立し、2026年4月を目標に上場をめざす。中大型トラックの分野では世界最大規模になる…
フランス陸軍は下車歩兵の能力を向上した新しいタイプの歩兵大隊を導入しています。 French army restructures its infantry battalions https://www.janes.com/osint-insights/defence-news/air/frenc…
陸自のレンジャー訓練はバンジージャンプと同じ度胸試しみたいなものです。そら、レンジャー章を得たことは自信になるでしょうが、それだけです。 本来のゲリラ戦での能力開発と生存能力の獲得には寄与しません。それは一回パスすれば生涯レンジャーです。だから継続的な訓練をするわけでもないし、今の戦争に沿ってリフォームした訓練を受けるわけでもない。 運転免許だって更新があるのにたった一回の「バンジージャンプ…
竹内修氏のイタリアがP-1を採用する可能性があるという記事です。ですが、ぼくは、それは実現しないと思います。単にエアバスから譲歩を引き出すための当て馬だと思います。 日本の軍用機「初の輸出」に現実味 「win-winだね」ってそういう意味か… かつてないほど接近する日伊 https://news.yahoo.co.jp/articles/c706ff5c714610b7ec1207b1daab3b23290b7967 >イタリアが加盟するEU(ヨー…
空自は輸送を自分たちの本来業務ではないと思っているので、まともに輸送機を整備しようと思っていない。だからC-2買います!と公言しているだけで、老朽化するC-130Hの後継や近代化言わず、小口輸送をしてきたC-1の後継や小口輸送も考えていません。 実質的に空輸の荷主である陸自の発言権は低い。 前回ご案内した空自のC-130Rの後継も含めて、ぼくは統合作戦司令部直轄の3自衛隊合同部隊で輸送コマンドを作るべきだ…
以下の記事は海自輸送機の稼働率に関するものです。低稼働率自体を報道することは評価する。ですがいかに記者クラブメディアの記者が専門知識がなく、ないならばそれを補う努力をしていないかの見本のような記事です。 【独自】日本を守れるか? 飛べない海自輸送機、なぜ…【きっかけ解説】 https://news.yahoo.co.jp/articles/bc9f428b6c765136cca1bac2558816f4464e76b5?page=1 >海上自衛隊はC130Rという輸送機を6機保…
ぼくは以前から石破さんには自衛隊も早くNATO規格を採用すべきだと申し上げてきましたが首相になられてやっと実現しそうです。 日NATO、防衛装備の規格統一へ 首相と事務総長会談 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA08DOK0Y5A400C2000000/ >石破茂首相は9日、首相官邸で北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長と会談した。自衛隊とNATO加盟国の軍が使う弾薬や装備品の部品サイ…
川重裏金問題のキモは防衛省の査定の甘さにあります。そして同じ分野で二社あったにもかかわらずに、競争原理が働いていない。であれば潜水艦事業はじめ、他の分野でも統合して生産効率を高める方が防衛費を効率的に使えることになります。 そしてその一方三菱重工ではこの問題が発生していなかった。この手便宜供与に厳しいので「ケチ菱」と言われていたわけですが、同社では実は守屋事務次官時代に抜本的なコンプライアンス…
あいかわず文谷さんが軍オタを煽っております(笑 日本に「戦車」は本当に必須なのか? 防衛省も認める削減方針に、なぜか「軍事オタク」が猛反発するワケ 海空優先vs感情論の衝突を考える https://news.yahoo.co.jp/articles/7c5e83dcd996a7b9b49a5d8f63ae6aad772cd3ef >なぜ、軍事オタクは通用しない理屈を振り回すのか。 >思考の抽象度を調節できないからだ。軍事オタクは兵器に興味…
既にご案内のように現在の借金軍拡は日本人から金を巻き上げては韓国や北朝鮮に送金していたコリアンカルトとズブズブだった安倍晋三の私利私欲、権力のために起こったものです。 国債発行で身の丈を超えた予算で防衛費としてバラまけば、国家の財政基盤は崩壊し、中国と戦う前に財政破綻で国が傾きます。それは崩壊したソ連と同じ道をたどることになります。 無理な借金で軍拡すれば円の価値は下がります。たとえば1ドルが…
陸自、レンジャー訓練を一部中止 死亡事故相次ぎ内容見直し https://digital.asahi.com/articles/AST433TYBT43UTIL00RM.html >陸上自衛隊は3日、精鋭の隊員であるレンジャーを新たに養成する訓練を一部の部隊をのぞき当面中止にする、と発表した。ドローンなど最新技術を駆使する現代戦へ対応できる教育プログラムの作成と、訓練中の死亡事故が相次ぐなど安全管理を見直すことが理由という。…
軍艦を造れない米製造業 中国と大差、戦略見直し急務に 本社コメンテーター 中山淳史 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOCD270BZ0X20C25A3000000/ >焦っているのが米国だ。製造業の復活をめざすトランプ政権は自動車のサプライチェーン(供給網)や半導体生産などの自国回帰を掲げている。 > ロシアのウクライナ侵略も契機になった。使われている兵器に中国製ドローンが多かった一…
<独自>日英伊共同開発の次期戦闘機にインドも参画意欲 日本は受け入れに慎重 https://news.yahoo.co.jp/articles/e29a9913415f6fb4fa74ccb3aabb19c8e0514ba5 >日本、英国、イタリアによる次期戦闘機の共同開発に、インドが参画の意欲を示していることが1日、分かった。インドから日本政府に参画の可能性を探る打診があった。ただ、インドは伝統的にロシアとの関係が深く、技術流出の恐れな…
次期戦闘機映す日本の周回遅れ 国際連携を成長の好機に https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR2406N0U5A320C2000000/ >蓋を開けたら日本の技術開発が1周も2周も遅れていたということ」。日本が英国、イタリアと進める次期戦闘機の共同開発に対する、ある交渉関係者の見解だ。 このひとことが防衛省と自衛隊の現状を言い表しています。 普通に公開情報である専門媒体を読み、見…
コメント欄でご教授いただいた記事です。ぼくもネットをすべてちぇっくしているわけでないので、こういう情報は大変ありがたいです。 航空整備士の人材確保へ、元自衛官の養成期間を短縮 待遇改善に期待 https://news.yahoo.co.jp/articles/e7535a76762811b5aeb7952bcac320cbc78b208a >戦闘機などの整備経験がある元自衛官の養成期間を短縮して国家資格を取得しやすくすることで、自衛官…
仏、防衛増強に財源の壁 GDP比3〜3.5%目標も増税否定 https://www.nikkei.com/article/DGXZQOGR233210T20C25A3000000/ >防衛増強を目指すフランスが財源の壁に直面している。マクロン大統領は国防予算を国内総生産(GDP)比で3~3.5%に引き上げる意向だが増税は否定、金融市場では財政再建の遅れに警戒感が広がる。仏政府は苦肉の策で20日に公的な防衛ファンドの設立を発表し、国民の出資を…
新聞記者の防衛関連記事が如何にレベルが低いかという見本みたいな記事です。 日本が誇る救難飛行艇が存続危機 水陸両用「生産国有化」主張も https://news.yahoo.co.jp/articles/62885d073421df20c2de837c98c7f1e777c1d48c >海上自衛隊が運用している水陸両用の救難飛行艇「US2」の存続が危ぶまれている。高さ3メートルの荒波でも海面に着水できる世界で唯一の飛行艇。前身となるUS1が…
防衛費に充てる建設国債1.2倍に 「不文律」破り今年度5千億円超 https://news.yahoo.co.jp/articles/282de4758176519323b41a5cfb86cc9177f3eab6 >政府は野放図な借金を重ねたことが先の大戦を招いたことから、国債を防衛費に充てないことを不文律としてきた。1965年度に戦後初めて国債を発行した際、当時の福田赳夫蔵相は「公債を軍事目的に活用することは絶対に致しません」と国会で明確に…
我が国はオーストラリアの新型水上艦艇プロジェクトに手を挙げるようです。 結論から言えばこれは契約が取れないでしょう。ですが、なぜ自分たちがだめかということを勉強するいい機会です。 市場の厳しさを知るがいい。 オーストラリアの新型艦、政府が共同開発を検討…海自の最新鋭護衛艦輸出を想定 https://www.yomiuri.co.jp/politics/20240507-OYT1T50024/ >日本政府は、オースト…
報道の自由度ランキング発表 日本は順位下げ、G7最下位の70位 https://digital.asahi.com/articles/ASS533PSPS53UHBI016M.html https://news.ntv.co.jp/category/international/680bfd90ef4d48b0acdff25c4259ae17 日本の報道の自由ランキングが低い原因は新聞、テレビ、通信社などが会員で、排他的かつ差別主義の記者クラブが大きな原因です。 毎度申し上げておりますが、町内会やマンションの管理組合みたいな民間の…
空自はF-15Jの約半分を今後も近代化して使う予定です。ですが、それならばボーイングに頼むのではなく、他のメーカーに頼むほうがいいのではないでしょうか。 米国企業はどこでも強欲資本主義の傾向がありますが、特にボーイングはひどい状態です。次世代の戦闘機は作れず、空中給油機や練習機、旅客機でもトラブル続出で、開発費は高騰しています。それはボーイングに熟練した設計者は技術者が殆どおらず、システム統合をする…
海自哨戒ヘリ墜落事故、艦長経験者「任務増加が訓練機会や訓練期間を圧迫」と問題視 https://news.yahoo.co.jp/expert/articles/3384f9e8b07c625604f35dbff844cf2ad611e488 論点がよくまとまった高橋浩祐氏の記事です。 >機は事故当時、互いの位置情報などを共有する「僚機間リンク」と呼ばれるシステムで結ばれていなかった問題点が指摘されている。 >海自の艦艇艦長経験者のベテラン隊…
日本の防衛航空宇宙産業振興の根源的な欠点は政府、防衛省、経産省、文科省、メーカーに防衛産業が「産業」であるという当たり前の認識がないことです。 だから世界の市場でどう戦うかという考え方すらできない。IHIに限らず防衛省に巣食っていれば税金チューチューで儲かると思っている寄生虫防衛産業です。ですから自社の事業を産業として伸ばしていこうという発想がない。 端的に言えば税金泥棒です。 メディアも同罪で…
空自百里基地で物資の運搬や整備の負担軽減でパワードスーツを導入します。 以前申し上げていたように、防衛省で戦闘用のパワードスーツを開発しいますが、もろくなものができず、また装備化の予算がないので調達も不可能です。 つまり開発事業ははじめから無理ゲーです。こんなことに予算と人間を割くよりも、民間が開発したパワードスーツを兵站向けに採用しろ、と主張してきましたが、その通りになりました。 当社初、…
以下の記事は例によってですが軍事や軍事産業、更に申せば経営の知識のバックグランドが記者にないために何を言いたいのかわからない記事になっています。 ラーメン食ったことも、ラーメン屋に入ったこともない人間が、傾いたラーメン屋の立て直しを提言するようなものです。 小説一度も呼んだことがない人間が小説の書評を書くようなものです。 本日がわかっていないからそれらしい人たちの話を聞いて記事にしているだけ…
空自はC-2輸送機をベースに二機種の電子戦機を導入しています。海自もこれまたP-1哨戒機をベースに電子戦機を開発中です。更にP-1の派生型は増えるでしょう。 一般論で申せば、既存の部隊運用している機体をベースにこのような派生型を作ることは利益があります。既存の部隊と訓練や兵站を共用できるからです。 ですが自衛隊の場合はマイナスの方が大きいでしょう。それは調達及び運用コストがが高すぎるので、そのよう…
経産省は次世代の旅客機を開発すると発表しています。ですがこれは120%失敗します。 政治も役所も、業界に当事者意識と能力が欠如しているからです。 MRJにしても政府や経産省が適宜手を打っていれば、なんとか実用化までこぎつけたでしょう。その見識も覚悟も政治にも経産省にもなかったということです。 戦闘機を開発する能力をもった大三菱重工の能力をもってすれば、旅客機なんぞ簡単に作れると誇大妄想していただけです…
■本日の市ヶ谷の噂 ■ 木曜日は統幕長、陸幕長、空幕長の定例会見日です。それぞれが14:30、15:00、15:30となっていますが年度末の3月28日は吉田圭秀統幕長の会見のみが行われました。 これは内倉浩昭空幕長が、ニュースになったパワハラ魔王こと補給本部長、阿部睦晴空将の懲戒処分公表の日に会見で記者に詰め寄られ、その次の会見日である28…
空自練習機日米共同開発は第二のイージス・アショアか? 以下の記事で紹介した元ネタは毎日新聞ですが、どこから話がでたのでしょうか? あまり筋のいい話ではありません。しかも後追い記事は殆どない。 どこからから思惑があってリークされた観測気球ではないでしょうか。 空自練習機日米共同開発は無理筋な政治案件 https://kiyotani.seesaa.net/article/502811509.html?1711939589 知りうる限り空幕ではないでしょ…
これは政治案件で結構剣呑な話だと思います。T-4後継は単に中等練習機の調達だけでは済まない話です。 空自の次期練習機、初の日米共同開発へ ブルーインパルス機後継 https://mainichi.jp/articles/20240323/k00/00m/010/164000c >日米両政府が、航空自衛隊の戦闘機パイロット用の練習機「T4」の後継機を共同開発することで調整していることが分かった。岸田文雄首相が国賓待遇で訪米し…
未だに論理的に考えることができず、「日本が世界に誇る技術すげー」的なお気持ち表明なテクノナショナリズムむき出しの記事はもういい加減やめて欲しいものです。 そういうヨシヨシ記事ばかりだから、現実に目を背けて無能やムダが意識されずに、過去の栄光にしがみついてお互いにヨシヨシされて自己正当化をする。これが、日本企業が凋落した理由でもあるでしょう。 US-2はゾンビです。あるいは海自のリソースを食いつぶ…
防衛装備品国産化、中小企業との適正取引へ指針 斎藤経産相が策定の考え https://news.livedoor.com/article/detail/26095153/ >斎藤健経済産業相は22日の参院経産委員会で、防衛装備品の国産化に力を入れるため、大企業と中堅中小企業の適正取引を進めるガイドラインを近く策定する考えを示した。「防衛省と直接の契約関係にない中堅中小企業も含めたサプライチェーン(供給網)全体で防…
「三菱製品買わないで!」戦闘機輸出に反対する市民団体が不買運動を呼びかけ https://www.tokyo-np.co.jp/article/316482 >国内メーカーで防衛産業を強化する動きが相次ぐ中、消費者団体の日本消費者連盟(日消連)と主婦連合会(主婦連)、市民団体の武器取引反対ネットワーク(NAJAT)は21日、東京都内で会見を開き、次期戦闘機の共同開発に参加している三菱重工業と三菱電機の製品の不買…
この記事で落ちている視点はいつも申し上げているように、どんな装備を、いくつ、どのくらいの期間で調達して、予算はいくらか、という計画ができるのか、ということです。 他の国では当たり前にやっている話ですが世界で唯一日本だけができていない。 計画がないということは、国会でその調達に関して議論がされていないということです。 防衛大臣ですら10式戦車の調達数が何両でいつまでに終わるか、その予算はいくらに…
戦闘機に限らず、自衛隊の航空機を開発する際には単に機会やエレクトロニクスやソフトウェアだけはなく、裾野が広い多くの業際的な分野の協力が必要です。 そのひとつが医学、特に航空医学です。例え…
防衛省には並列した同じ分野での防衛各社の事業を統廃合する気はなく、ひたすらバラマキでなんとかしようとしています。痛みを伴う改革は反対も多いから安易に金をばらまいて解決しようというのでしょう。 ですがそれは、税金をばらまくだけで終わる「ふるさと脱税」こと「ふるさと納税」と大同小異です。 次世代装備に民間技術 防衛省の共同研究倍増 今年度30件、日立や三菱電機と https://www.nikkei.com/nkd/company/a…