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2005/08/02

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  • 神無月、面倒だが許す

    今月は珍しくアナログ日記のつけ忘れが少なかった。わずか4行ほどの紙幅であるが、しばしば三、四日空けてしまっている。その意味ではリズムある暮らしぶりだったか。これは「修活第二弾」の雑文集執筆が大詰めで、少しずつ取り組んでいたことが大きい。同時に編集者との数度の往信返信で学んだことも多い。プロにはプロの目のつけどころがある。当然とわかっていても実感するには直接の見聞ややり取りが必要だ。面倒だがこうした場を今でも持てていることは老化防止には何よりだろう。プロと言えば、昨日見たイベントは少し残念だった。ある分野では間違いなく能力があるのだろうが、対象への洞察が足りなかった。ドジャースのポストシーズンがあり楽しみが増えたひと月でもあった。一人の傑出した者が動かす力の大きさを感じる。選挙・政治の話題も多かったが、そう...神無月、面倒だが許す

  • とぶことが、生命力

    先月末日に読み始め、今月5回つまり6回も取り上げた絵本がある。名作『とべバッタ』(田島征三偕成社)だ。秋の定番の一つと言っていいだろう。どこの教室でも、この本を出すと「知ってる」と声を上げる子がいた。しかしそう言った子も含めて、どこでもじいっと絵を見入り、聴き入ってくれる時間が続いた。4つのこども園では大型絵本を用いた。著者の絵の迫力を存分に伝えるにはふさわしい。改めてふりかえると、題名の「とべ」には2種類の意味が込められている。最初は、周囲の捕食動物たちの恐怖に負けず、思い切って「跳ぶ」。もう一つは、落下しながら羽根の存在に気づき、それを使って「飛ぶ」ということだ。「跳ぶ」は逃げるため、渾身の力を振り絞る。それに目的地はなく、ただ「たかくのぼりつめ」限界をむかえる。しかし、落ちる過程で知った自らの新たな...とぶことが、生命力

  • 境界をはるかに超えて…

    前日よりつづく男の「後厄」であり、冒険家等がその齢で死ぬ者が多いのには理由があり「43歳が人生のある種の頂点を形成しているからだ」と持論を展開している。一個の生命体として見た時、肉体的な強さは20代の方が強いかもしれないが、精神的能力を加えた「総合力」として、43歳までは「登り坂の局面がつづく」とする。大きな視点では納得できる。経験値はそれ以降も上昇するが、肉体的な低下傾向は顕著になり、何かを成し遂げるための限界がある例は、長く続けたプロ野球の一流選手の引退時期等を見てもわかる。「冒険家・登山家」という極限のチャレンジをする者たちにとって、その意味はさらに深く重いことも想像できる。同じ遭難死に何故意味の軽重があるのか。角幡は「他者への訴求力」という判断基準を持つ。人生の登り坂の方が人々に訴えるというのであ...境界をはるかに超えて…

  • 43歳という境界

    今年は町の図書館だけでなく、隣市施設も利用している。先日、予約していた本を取りに行ったら、エントランスで除籍されていた月刊誌が並んでいた。一昨年までの分が十数冊揃っていて、誰でも自由に持ち返ることができる。歴史ある雑誌だがあまり馴染みのなかった『中央公論』があったので、手に取ってみた。風呂場読書には最適かと思い、2冊頂いてきた。一つは「非・保守という選択肢」と「人生後半戦の作法」という特集が組まれていて興味をもち、それなりに面白かった。なかでも、尾辻参院議長の「気づけば『左』に立っていた」の記事はいわゆる「右」の象徴的存在の氏が「軸のずれ」を指摘していて、目を惹いた。一通り見た中で、ぐっと惹き込まれたのは、「連載再開」と銘打った冒険家角幡唯介の文章だった。著書を読んだ記憶があり、検索したら10年以上前だっ...43歳という境界

  • 本に求める「言葉の躍動」

    全く日本列島の気象はどうなっているのか…天気予報では毎日のように気温変化が流動的だと知らせている。それに伴って植物や動物の生態も変わりつつあることが常態化している。だから…と何の脈絡もなく「読書の秋」も捗らない…ってことはないか。先月下旬から数少なく読んでいるのは、ドリアンの本ばかり。「旨辛ラーメン」。辛みが勝っていました。75点。Re74『新宿の猫』(ドリアン助川ポプラ文庫)。講演で著者がかつて勤めた放送関係の仕事や、自分が色弱で苦労したことを話していたので、この小説を読むとかなり重なっているという印象を持つ。書名から連想できるのは、都会に住む者の孤独や集散、個としての自立の姿という点か。ドラマとして象徴性がある。マガジンハウスから出ていた隔週刊の『ダ・カーポ』を愛読していた。連載がいつも楽しみで、ドリ...本に求める「言葉の躍動」

  • 鍛えられた瞬発力を観る

    先月下旬、大曲市で開かれた「おおまがり寄席2024」を聴きにいった。いつもなら感想は記しておくのだが、それほど心動かされなかったからか手が動かなかった。ただ、瀧川鯉昇はさすがベテランの味だったなと思い起こす。「時そば」という初心者向け噺にアレンジを加え、こなれた口調で会場の笑いを誘った。会場の笑いから連想した事を思い出し、実は昨日見に行ったTV番組の公開収録の様子を書こうと思う。長寿番組である「なんでも鑑定団」が我が町にやってきて(2回目)、出演者の応援に誘われて観に出かけた。正直あまり期待していたわけではないが、2時間ちょっとの間、非常に興味深く、楽しませてもらった。大きな理由はMC役の存在だった。アルコ&ピースの平子祐希は、この番組の司会は初めてと言っていたが、さすが場慣れしているツッコミとはこういう...鍛えられた瞬発力を観る

  • 神無月寒露の頃日記

    10月7日(月)土曜日の学習発表会の代休で孫が一日いる。この機会を生かそうと初めての電車体験をさせる。湯沢駅から横手駅まで一緒に行った。目的地は新施設Ao-na。図書館が開館する10時ちょうどに到着。ずいぶんと贅沢なつくりだなと感心する。孫は絵本を横目に、自走する清掃ロボットに興味津々だった。そりゃそうだ。10月8日(火)「寒露」。霜はまだだが、徐々に寒さを感じる。室内温度が20℃近くまで下がる。「長い夏」がようやく終わる。親類から川蟹(モクズガニ)を頂く。学校から帰ってきた孫は、その姿に夢中になり、いろいろとちょっかいを出して遊んでる。今月から久しぶりにNHK放送モニターをするので、リポート送信をした。10月9日(水)大リーグポストシーズンの試合をちらちら見る。それにしてもパドレスの応援は熱狂的だ。ドジ...神無月寒露の頃日記

  • あの頃、渾身の演出を

    孫の学習発表会を観に出かけた。9年ぶりの「学校」の発表会。長く続けているこのブログには、何度となく発表会のことやその時期のことを書いている。直截に「発表会の季節が好きだ」と綴った文章もあるほどだ。担任をしていた時と離れて携わった時の違いはあるけれど、時季の醸し出す雰囲気が好きなのだ。孫は一年生なので、見終わってふと思い出したのは、唯一自分が一年生を担任していた時のこと。これは拙著には記していないが、実は印象深い出来事だ。発表会の定番はいつも一年生によるオープニングである。ここにも自分はある工夫を凝らした。山間小規模校のわずか9名の子どもたちを、存分に照らしたいと。舞台だけでなく会場の体育館をフルに使った。5人を幕の後ろに控えさせ、4人は体育館の四隅に一人ずつ配置した。観客を取り巻くように声を響かせてから、...あの頃、渾身の演出を

  • 長月の世の中を緩く語れば

    九月前半は暑さが続いた。しかしそれもここ最近当たり前になったようにも感じる。彼岸入りを前に能登半島を襲った豪雨被害は、正月の地震のこともあり本当に同情を禁じ得ない。報道ではわからない部分も多くあるだろう。結局、傍観者のような言い方になるが「明日は我が身」という構えは捨ててはいけない。ニュースを賑わした某県知事のパワハラ騒動。普通に報道に接すれば、本人はいったいどのような心持ちでいるのか、想像してしまう。メンタルが強いだけは確かであり、周囲とどのような軋轢を重ねても我が身を貫く姿となる。政策上のことを評価する向きもあるようで、問題の芯は何なのか見えにくくなっている。明るい話題と言えば、レギュラーシーズン終盤になっても衰えない大谷の活躍か。シンプルに競技スポーツの素晴らしさを甘受できる気がする。ただ、付随する...長月の世の中を緩く語れば

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