chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
spring
フォロー
住所
秋田県
出身
秋田県
ブログ村参加

2005/08/02

arrow_drop_down
  • はじまりは名作で…

    火曜から、いよいよこども園の読み聞かせが始まる。春に書店で見つけた2冊をメニューに入れた。どちらも園児にふさわしいと思う。『あかあおふたりで』(U・G・サトー/作福音館書店1996.8)実に印象的な表紙に惹かれてめくってみると、二色の線描で作り出す世界がとても楽しい。赤・青二つの線が並行したり交わったり、対称的な動きを見せたり、イメージはフィギュアスケートのペアのよう。描かれる線によって動物の形が示され、それが姿を変えていく。終末は細かく沢山になり黒いバックができて…版型は大きくないのでPPTで取り入れてモニターに写したいが、映像ならアニメーションにするだろうから、中途半端なことはやめ通常のめくる形にする。一枚の白紙から、空、海、陸そして森と世界をめぐってペンが旅していくような読みができるだろうか。お絵描...はじまりは名作で…

  • 令和皐月穀雨日記

    4月20日(木)春山へ。膝の痛みは続いていて例年よりは一週間遅れだ。毎年のマイフィールドは、やはりもうタラノメは誰かに先を越されてしまった。それでも早朝1時間少しでスジノコ、コシアブラ、そして初ワラビを少しずつ採り満足した。今までよりペースは落とすつもりだが、唯一といっていい自然体験。大事にしたい。4月21日(金)こども園で回覧する絵本セットの選書を終える。閉架にある図書から75冊(15冊×5)を取り出していくが、並んでいる順番に開くと、時に魅力的な本に出会えるものだ。自分の読み聞かせに使いたい本も見つけた。退勤後、隣市へ車の定期点検。2年経ったがまだ1万㎞に届かない。閉店セールの靴屋で作業靴を買う。4月22日(土)図書館だより来月号の原稿をチェックしてもらい、原版完成となる。10時から「絵本とあそぼの会...令和皐月穀雨日記

  • 参参参(十八)人間は平等

    変な天気と、明らかに感じるようになったのはここ十年ばかりだろうか。気温の高低差、不規則さ、風の強い日が続く…とまあ外の世界がどうあっても、本を読んでまた異なる世界を覗けば、それも良し。『今日は誰にも愛されたかった』(谷川俊太郎、岡野大嗣、木下龍也)裏表紙によれば。「国民的詩人と新鋭歌人二人の詩と短歌による『連詩』と『感想戦』を収録」という内容だ。連詩も今ひとつわかりにくいし、感想戦という鼎談を読み、なるほどといくつか思った程度だ。しかし、そこは言語を扱う手練れたち。所々に興味深い一節が散りばめられる。谷川の「詩について」という説明は300字の短文だが、さすがと思わせられた。「ポエジーがポエムを生むこともあるし、ポエムがポエジーを生むこともある」…この当たり前のように見える一節に、ポエムづくりの達人の極意を...参参参(十八)人間は平等

  • 独り視聴者委員会Prime編

    AmazonPrimeは年額制だった時に入っていた。すぐ手にしたい書籍がある頃でだいぶ重宝したし、付属機器も揃えTVネットの目論見もあった。しかし思うように使いこなせず、大河(笑)に流されるのも不快で3年ほどで止めた。ところが先月のWBC放送。TBS系が映らない県民の悲しさに耐えられず、再び加入する。無料体験一ヶ月だけにしようとは決めていた。ただ、その期間に映画等観られるなら…と安っぽい考えが浮かび、期限の切れる今週の日曜、月曜で三本視聴する。先日、劇場でBlueGiantを見たばかりで、TV画面は物足りなく思えたが、CMに邪魔されず集中できるのはやはり良い。早送り視聴などする齢でもないし…。まずは『護られなかった者たちへ』。原作を読んだばかりでどんな構成にするのか興味津々だった。キャストは佐藤健、阿部寛...独り視聴者委員会Prime編

  • 桜日記2023.04.19

    勤務を終えて帰宅してから、孫を連れて傍の中学校グラウンドにいく。たまには、夕景の桜もいいかと撮ってみた。これらもだいぶ古木になってきているが、様々な箇所に芽吹く。枝折れしていて地面近くに倒れそうな樹もある。孫がしゃがんで手にする。暮れゆく西日に照らされて、春を惜しむ日が続く。おまけ、近所にある小さい梅の一本伸びた枝。夕刻の晴れた青空に映える。桜日記2023.04.19

  • 参参参(十七)かなしみの満開

    満開の時期に天候に恵まれない年は今までも何度かあった。今年は開花が早いだけに、感覚もいつもと少し違う。なんだか桜が可哀想に思えたりする。外に出られない分、軽読書は捗る。『小泉放談』(小泉今日子宝島社)2015年末から2018年にかけて『GLOW』という雑誌に連載された対談集。小泉が50歳になる時期、「先輩」方と50代以降の生き方について語り合うという趣向。女優のYOUを皮切りに、仕事上関わりの強かった女性たちが多く、全部で25名。最終は小池百合子だったが、締めの意図でふさわしかったか。「放談」として組みやすい相手、そうでない相手がいるようだ。ただ脱アイドルを貫いてきた小泉の持ち味は、十分堪能できる。それはある意味、一歩引いた眼差しを持っていることが特徴だろう。歌手としては正直魅力が今ひとつだが、女優として...参参参(十七)かなしみの満開

  • 桜日記2023.04.16

    今日も天気は悪いが、ちょっ合間を使って近所の桜を撮った。少し遠景を意識しながらのショットここは晴れたら絶妙になる川沿いの遊歩道反対側から撮るとこんな感じになる昨日行った公園へ、もう一度。天気はよくならないが、並木っぽいのを一葉。桜日記2023.04.16

  • 桜日記2023.04.15

    例年より10日は早い感じがする。毎年かかさずここだけは撮っている、町内の公園。ほんの少しだけ陽が射してねらったように親子連れもちらほら。廻ってみると、いろいろな形状の樹木があって楽しい。今年は開花時期や天気、様々なタイミングがずれて残念だ。淋しがっているのは人間だけじゃないだろ。桜日記2023.04.15

  • 狸に笑われちまえ!!

    ちょうど去年の今頃、こども園に通い始めた下の孫が3日目にしてコロナに罹った。世話を手伝う私たちも濃厚接触者として判定され、自宅待機になった。その一週間を「濃厚接触者日記」とPC内に残していた。何故かここにアップしていない。それは人目を気にしたからか、あまりに苦々しいからか。今年は一応沈静化しているし、みんな揃って花見でも…と開花の早さに合わせて心積もりしていたが、休日がなかなか揃わない。しかも天気が悪くなる一方だ。黄砂も流れてきているし、風も強い。はてはJアラートであたふたする朝もある。こういうときこそ落ち着いて、日常の興味を持ったことに思いを巡らそう。まず「黄砂」だ。天気予報やニュースで説明して、だいたいのことは理解しているつもりだが、念のため辞書を引く。すると「霾(ばい)」という字が目についた。10年...狸に笑われちまえ!!

  • 参参参(十六)いかなる自足か

    「花よりも読む本ありて来い図書館」(字あまり、しかもパクリ)とFBに書き込んで、品のなさに呆れつつ、最近の読了本アップ。『運転者』(喜多川泰ディスカバー)著者の本を一度は読んだことがあるはずと検索したら、案の定軽かった(笑)。この著は自己啓発的なドラマのようなイメージだった。後半がくどく感じたのは、言いたいことが見えているので、念押しされている印象を持ったからか。「運転」という語を乗り物や機械の操作ではなく、字の構成から「運を転じる」と解釈させたのは、なかなかの知恵者だ(笑)。「運は、いいか悪いかで表現するものじゃないんですよ。<使う><貯める>で表現するものなんです」を処世訓として捉えたとき、自らの生活をどう切り替えていけるか。結局は方向が利己であるか、利他であるか…に収斂され、行動を規定する。『もたな...参参参(十六)いかなる自足か

  • 心はレモンのスポンジだ

    「心が重い」という表現がある。「重い心」という言い方もある。もちろんこれらが比喩であることは誰しも知っている。ところが、先日館のブログを書くためにメートル法に結び付けて「はかる」というキーワードで調べていたら、ある書籍の「心にも重さがある」という見出しが目に入った。うん、なかなか面白い。気になって、ネット検索をしてみるとそれに類した学説などもあることがわかった。「魂には重さがあるか?」をアメリカのある学者が調べました。方法は単純明快。息を引き取る前の人間の体重と、その後の体重を計って比較したところ、わずか数グラムだけ死後の体重が減っていることがわかったのです。「魂の重さはレモン一個」と同じであると発表され、話題を呼んだことがあります。国立情報学研究所にPDF文書「魂の重さを測った人」(宗像恵)という記述も...心はレモンのスポンジだ

  • 見逃せない映画、周りの愚痴

    ためらいなく「今回は見逃せないな」と思っていた。まあ、さほどの映画ファンとは言えないが、映画化の話は昨年から知っていたし、いくらアニメと言ってもやはりJazzが関わるとなれば音響のいい映画館で…。ということで久しぶりにシネコンへ出かけ『BLUEGIANT』を観てきました。いやあ満足でした。発刊済の全巻を二回り以上読んでいるので筋は頭に入っている。むろん2時間弱に収めるのだから別物とも言えるが、かなり忠実に場面をピックアップしつつ、クライマックスを大きくアレンジ(それ自体は、あまり違和感がなかった)して結んだ作品だった。原作と登場人物の持つ「熱」は十分伝わってきたと思う。Jazzに関しては素人同然、ただ音楽を担当した上原ひろみなら知っている。メロディックなフレーズと映像の絡み、演奏場面の迫力はなかなかの出来...見逃せない映画、周りの愚痴

  • 参参参(十五)人は人によってしか

    気温は少し下がりましたが、木の芽は赤くなり始めましたね。でも、まだちょっとしか浮き浮きしない…『「つなみ」の子どもたち』(森健文藝春秋)東日本大震災から二か月後に、文藝春秋が被災した子どもたちの綴った作文を「つなみ」と題して臨時増刊号を発刊したのは印象深かった。その年度の地域文集の巻頭言にそれをもとに「作文」の意義について少しだけ触れたことも覚えている。読み直したら当然とはいえ、そこには「所詮は当事者性を欠いて」いる自分の姿があった。この本は年末に発刊され、震災からおよそ半年間のことが、作文を書いた当人というより家族全体の物語を描き出している。衝撃的な出来事がリアルに迫ってくるだけでなく、人間の受け止め方の多様さが滲み出てくる。最終的に「人」は「人」によってしか救われない…多くのエピソードが物語っていた。...参参参(十五)人は人によってしか

  • つつがなく入学式は

    町にある4つの小学校、唯一の中学校では今日が入学式。残念ながら小雨模様になった。昨日はそれを意識し蔵書紹介をアップする。振り返れば10回入学式で挨拶した。誰が行っても大方の流れは似ているだろう。最初は新入生に語りかけ、それから保護者や周囲に向けることになる。前半はちょっとした工夫が欲しい。小道具を使ったり、小規模校では一人一人と握手してみたり、在校生に返事の模範を示させたり、しかし色々目先を変えてはきたが伝えたい内容に相違はない。楽しい学校生活にするために仲よく安全にといった心得が中心だ。従って普通は記憶に残らない。あるとすれば個人的な失敗、もしくはアクシデントだろう。教員として列席した入学式はほとんどつつがないものだった。思い出せるのはある分校でのこと。遅れそうになった母親が、派手ないでたちで自転車の後...つつがなく入学式は

  • 令和五年清明日録

    桜の開花が早まっている。気温が高くなる傾向はずっと続いていて、春はあっという間に過ぎ、すぐに夏感覚になることに体も心も慣れてしまったか。この国の社会良識と同様に風情も失われていく。月曜朝刊「評伝・坂本龍一さん死去」の中に書かれた一節「日本はまた一人、ものを言う自由人を失った。」が重い。日当たりのいい場所ではもう芝桜が…振り払うことは簡単ではない。とは言え今日は「清明」。「草や木、水などが清く明らか」であることは守り続けていきたいものだ。新年度の挨拶などを恒例儀式的なことと捉えられず、螺子を巻くいいチャンスにするべきだ。なんと今日は「デビューの日」だと言う。この由来が面白く、館のブログに書き込んでみた。思い立ったがデビューの日「〇月〇日は何の日」というサイトは多くあり、蔵書紹介のネタとして紹介している。今日...令和五年清明日録

  • 参参参(十四)少々のブラッシュアップ

    先月末までに読了した3冊。どれもささやかなヒントをもらえた気がする。『明日の子供たち』(有川浩幻冬舎)児童養護施設を舞台とした小説。営業職のサラリーマンを3年で辞め指導員になった三田村の着任から書き出されている。施設の職員、子どもたち、それぞれの現実と背景を織り込みながら話が進む。三田村の認識は、多くの読者と共通するだろう。施設の子を「可哀そう」と感じ優しさをかけたいとごく自然に思う者の言動は、個別的な関わりだけでなく、将来の展望や国の施策にまで影響を及ぼしていると知らされる。「親に捨てられた」のではなく「子供を育てる能力のない親がいる」という現実をシビアにみること。そしてその連鎖。実にわかりやすく、ささやかな希望も見いだせる一冊だった。『生きづらさについて考える』(内田樹毎日文庫)2019年の単行本発刊...参参参(十四)少々のブラッシュアップ

  • 今年の四月馬鹿日記

    土曜はイベント開催時しか出勤しないシフトだが、何しろ年度初日なので担当しているエントランス掲示を仕上げに出向いた。毎回ながらタイトル貼り付けに難儀し、2時間以上も掛かる。予定では1時間ぐらいで済ませ、帰宅しタイヤ交換をと目論んでいたが、初っ端から狂う。仕方ない。昼風呂読書でもするか。今年の図書館掲示はこんなタイトルで今、読んでいるのは2冊。図書館から借りてある『銀河鉄道の父』と、まとめ買いした一冊50円の『「つなみ」の子どもたち』。どちらもなかなか面白く、比較的落ち着いた読書をしている。半面、未読本だらけの状態で、借りてある単行本が2冊、ネットで注文した11冊、古書店で5冊、積読ばかりが充実する。午後からは録りためたドラマなどを観る。NHK『幸運なひと』…がん患者の教師を取り上げた話は興味深かった。「幸せ...今年の四月馬鹿日記

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、springさんをフォローしませんか?

ハンドル名
springさん
ブログタイトル
すぷりんぐぶろぐ〜桜と絵本と豆乳と
フォロー
すぷりんぐぶろぐ〜桜と絵本と豆乳と

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用