◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
本をAudibleで聴くようになって、読書の数が劇的に増えた。あっという間に2400冊台に到達。やはり運転中や家事をしている間などにながら聴きができるのが読書効率を上げているのだろう。Audibleのメリット・デメリットについては何度か書いてきたが、ここへきてようやく自
◇2405 『現場が動き出す会計-人はなぜ測定されると行動を変えるのか』 >伊丹敬之/日本経済新聞出版財務会計にしか関与してこなかった人には、是非読んでいただきたい一冊。逆に管理会計に携わった方であれば、誰もが一度は考えたり経験したりする難しさや矛盾がた
◇2404 『企業変革(CX)のリアルノウハウ-修羅場の経営改革ストーリー 』 >木村尚敬/PHPビジネス新書仰る通りなのだが、少し薄く感じただろうか。企業改革の手法を、物語形式で説明したビジネス書。同じ手法ならば三枝匡さんの『V字回復の経営』が断然面白く有用で
◇2403 『修羅場のケーススタディ-令和を生き抜く中間管理職のための30問』 >木村尚敬/PHPビジネス新書大きな課題ほど情理ではなく合理で判断せよ。本文中に「ダークサイド・スキル」という言葉が出てくるので、どこかで聞いたことがあるなと思っていたら、同じタイ
『風化水脈-新宿鮫VIII』 >大沢在昌/光文社文庫本書で既読の新宿鮫シリーズは一通り読み終えたことになる。シリーズとしては12作まで出版されており、短編集もあるようなので、あと5冊。最近は見たいドラマも一巡し、Audibleでの小説の読書がよい気分転換になっている
◇2402 『サービスの経営学』 >今枝昌宏/東洋経済新報社サービスという、ともすればニッチながら重要なものにフォーカスした良著。本書では、サービスを大きく2種類に区分している。プロセスをグリップとしてマネージするタイプの「プロセス型サービス」と、タレン
◇2401 『大規模言語モデルは新たな知能か-ChatGPTが変えた世界』 >岡野原大輔/岩波科学ライブラリープリファードネットワークス社の岡野原さんご自身が大規模言語モデルについて解説されている貴重な書籍。私自身、AIにはかなり以前より興味を持っていたので、何と
4日目はホテルをチェックアウトしてグランドティートン国立公園へ向かう。イエローストーンの方は事前に見どころを確認済みだったのだが、グランドティートンの方はすっかり失念しており、前日に慌てて見どころを検索。5箇所に当たりをつけてGoogleマップでルート設定した
よほど疲れていたのか、夜の20時から翌朝8時までぐっすりと睡眠。途中でトイレには起きたが、12時間近く寝たのは久しぶりではなかろうか。昨日の土砂降りが嘘のような晴天。いざロウワーループに出発である。今回もGoogleマップを事前に複数箇所設定しておき、出発した。
イエローストーンは「8」の字型に道が走っている。8の字の上の輪っかをアッパーループ、下をロウワーループと呼ぶらしい。見どころとしてはロウワーループの方が面白そうだったので、2日目にロウワーループ、3日目は半日だけアッパーループを見て、残りの半日はホテルで
イエローストーンへの旅、当日は9時過ぎの便だったので朝5時半に起床し、6時半に家を出発。空港での犬の手続きが不明だったのでいつもより早めに家を出た。犬がいるとオンラインでのチェックインができないため、カウンターに行く。犬がいることを告げ、スーツケースを預
アメリカ生活も長くなってきた。こちらにいる内に是非とも行っておきたいと思っていたところには、だいたい旅行することができた。グランド・サークル(グランド・キャニオン)、ヨセミテ国立公園、マウントラッシュモア、ニューヨークなど。まだ行けていないところが2箇所
○2400 『韓非子』 >竹内照夫/明治書院法の大切さを徹底的に解いた書。『貞観政要』を解説本ではなく、原書で読んでみたいと思い探し当てたのが明治書院の新釈漢文大系というシリーズ。私が探しきれなかっただけかもしれないが、他の貞観政要は編集がされており、全
◇2399 『答えのない世界を生きる』 >小坂井敏晶/祥伝社哲学的な本かと思いきや、意外に無頼な内容で楽しく読ませていただいた。本書を以って日本から持ってきた紙の書籍の積読本をほぼ解消。残っているのは大著『韓非子』のみ。なんだか気持ちがいい。積年の肩の重
◇2398 『経営読書記録・裏-経営についての思考の地となり肉となった読書の軌跡』 >楠木建/日本掲載新聞出版楠木建氏の頭の中を垣間見ることができる本。はじめに、で記載されているのだが、本書はブログに書き溜めたものを集めたものだそうだ。下記がそのブログの
◇2397 『経営読書記録・表-読書を通じた「具体と抽象の往復運動」の記録』 >楠木建/日本経済新聞出版楠木節満載の楽しい一冊。「良書は独自の視点で事象をつかみ、その切り口の上に本質的な考察と洞察を提供する。昔も今もこれからも、良い本を読むことが知的活動
◇2396 『経営を教える会社の経営-理想的な企業システムの実現』 >内田圭亮/東洋経済新報社従業員をとても大事にしていることが見て取れる本。ビジネス書をAudibleで聴くのはあまり効率が良くないのだが、本書に関しては興味があったので聴いてみた。失礼ながら立ち
○2395 『イラク水滸伝』 >高野秀行/文藝春秋手放しに面白い一冊。知的好奇心と冒険心の両者が満たされる。辺境の地、というものに憧れる。自分で行ってみるほどの勇気はないが、辺境のドキュメンタリーなどはついつい見入ってしまう。父がこの手の番組が好きで、よ
所用があり一泊二日でクリーブランドに行ってきた。彼の地には、昨年末のNY旅行の途中宿泊地として立ち寄ったことがある。しかしながら、その際はドライブ旅行だったので郊外に一泊し美術館へ足を運んだのみ。今回はダウンタウンを訪れた。クリーブランドの郊外では少し怖
◇2394 『経済評論家の父から息子への手紙-お金と人生と幸せについて』 >山崎元/Gakken山崎さんの逝去に関しては以前のブログにも書いた通り。改めてご冥福をお祈りしたい。本書はAudibleで見つけて早速聴いてみたもの。一番興味があったのはお金の運用の仕方。山崎
『灰夜-新宿鮫VII』 >大沢在昌/光文社文庫これまでに再読した新宿鮫シリーズは、極一部だが微かな記憶が残っていた。シリーズ1作目では改造拳銃が発砲されるシーン、毒猿は台湾人の悲しき殺し屋、無間人形ではアイスキャンディーという覚醒剤、炎蛹ではイネを食い尽く
◇2393 『認知バイアス-心に潜むふしぎな働き』 >鈴木宏昭/講談社ブルーバックス認知バイアスは避けられないもの。どうやって向き合うべきかを考えさせられた。本書もAudibleで聴いてみたもの。先日もブログに記載したが、Audibleに合う本の種類は何かを模索してい
『氷舞-新宿鮫VI』 >大沢在昌/光文社文庫こちらも再読。鮫島が晶とは別の女性に惹かれてしまうというエピソードは覚えていたが、そのほかは全く記憶にない。ちょっと偶然のご都合主義が嫌だなと思っていた点が、実は犯人側からの意図的な接触であったことが後で判明。筆
◇2392 『遺伝子とは何か?-現代生命科学の新たな謎』 >中屋敷均/講談社ブルーバックス良書だと思うのだが、私には2~3割しか理解できなかった。Audibleには小説のみならず、さまざまなジャンルの音源がラインナップされている。これまで試したが、ビジネス書はメ
◇2391 『TSMC-世界を動かすヒミツ』 >林宏文/CCCメディアハウス一流企業の一流の戦略、そして一流の哲学。TSMCという存在を初めて知ったのは「島耕作のアジア立志伝」という番組だったと記憶している。残念ながら当時の感想はブログには残していないが、2014年頃の
◇2390 『人類1万年史-経済の流れと仕組みでわかる』 >フィリップ・コガン/原書房前半は面白かったのだが。。。日経書評を見て購入。紙の本しか売っていなかったので、3月末に日本に出張した際にAmazonで取り寄せて宿泊先のホテルに郵送してもらったもの。500ペー
◇2389 『母という呪縛・娘という牢獄』 >齊藤 彩/講談社なんともやり切れない話だが、あかりさんが服役によって罪を償い、今度こそ自分の人生を歩まれることを願いたい。普段はこの手のノンフィクションはあまり読まないのだが、舞台が滋賀県ということで読んでみる
『炎蛹-新宿鮫V』 >大沢在昌/光文社文庫引っ越し後、ゴルフの練習場が遠くなったので、打ちっ放しからも遠ざかっていたのだが、自宅から車で10分ほどのところに手頃な練習場を見つけたので、時々通っている。アメリカではゴルフをしっかり練習してこいとたくさんの人か
◇2388 『循環思考ーロジックツリーだけでは解決しない、複雑な問題を解決する技術』 >横山禎徳/東洋経済新報社「問題の裏返し」の答えは優れた答えではない、というのは至言。横山禎徳氏のお名前を初めて意識したのはつい最近のこと。慎泰俊氏のメンターのような存
『無間人形-新宿鮫IV』 >大沢在昌/光文社文庫こちらも3度目の再読なのだが、覚醒剤をタブレット状に加工した「アイスキャンディー」という薬物のことをかすかに記憶していたのみで、それ以外のことはすっかりと失念している。まるで初めて読む物語のように楽しんだ。
◇2387 『働く君に伝えたい「考える」の始め方』 >出口治明/ポプラ社出口節健在だが、過去の著書との重複が多いのが残念。そんな中、「人間はグラデーションにすぎない」という章では、「異質平等論」今まで知らなかった考え方を教えていただいた。以下、私なりの要
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◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
たまたま仕事を早めに切り上げることができる日があったので、定時で仕事を終えて展示会に行ってきた。街中で見かけたチラシを見て、会社帰りに行けそうだと思っていたのだ。チケットは事前にオンラインで購入できるらしい。日本ではまだまだ紙のチケットを店頭で買うのが
◇2540 『最後の証人』 >柚木裕子/角川文庫二つの事件が折り重なって、一つの結末に帰着する。技巧的な作品。冒頭から、2つの事件が時系列を異にして進んでいく。これは何かありそうだと思わせる構成。物語の中盤で、これは復讐劇なのだと全貌が見え隠れする。息子
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初
メモリアル・ディの3連休は近場での旅行、ミシガン湖に行ってきた。いつもの通り行き当たりばったりの旅行で、前日にホテルを予約。いつもはHilton系のホテルを利用しているのだが(アプリで予約が可能で、犬が泊まれるかどうかもオンラインで確認できるので便利)、今回は
◇2350 『乳と卵』 >川上未映子/文春文庫なんとも形容し難い、よい意味で気持ちの悪い小説だった。第138回芥川賞・受賞作品とのこと。このところ小説からは遠ざかっており、この手の受賞作品もほとんど手にしてこなかった。先日読んだ『黄色い家』が面白く、川上さん
◇2349 『「本当に役立った」マネジメントの名著64冊を1冊にまとめてみた』 >中尾隆一郎/PHP研究所私とは少し読書傾向が違うと感じた。たまには傾向の違う本を読むことも必要かなと、興味のある箇所のみ拾い読み。以下が読んでみようかなと思った本の一覧であ
といっても、旅行ではない。ダラスへの出張があり、会議など一通りの仕事を終えた後、金曜午後のフライトでシカゴに戻ってくるはずだった。ところが天候状況が悪く、各地でトルネードが発生。シカゴ上空も雷などがひどく、上空で待機するには燃料が持たないのでミネアポ
○2348 『成瀬は天下をとりにいく』 >宮島未奈/新潮社滋賀が舞台ということで読み始めたのだが、滋賀県人でなくても楽しめる一冊。読み始めた段階から2024年の本屋大賞にノミネートされていることは知っていたが、なんと大賞を受賞してしまった。たしかに、主人公の