◇2552 『ナースの卯月に視えるもの2-絆をつなぐ』 >秋谷りんこ/文春文庫連作短編小説の第二弾。今回も心温まる物語たち。Audibleは本当にありがたい。読みたいと思っていた小説がどんどんアップされていく。本シリーズは第3巻まで出ているようだが次作も待ち遠し
沢山の新聞記事やニュースで目にするようになったChat GPT。これは生成系のAIと呼ばれるもので、AI(人工知能)が文章を自動作成するものだ。Microsoft社がOpenAIというベンチャーに投資し、自社の検索機能であるBingで使い始めて一気に話題となった。私も試しに使ってみ
【再読】 『青の炎』Kindle Unlimitedの読み放題がそろそろ終了。食指が動いたミステリーは大方読み終えたかなと思っていたところ、懐かしいタイトルを発見。初読は2000.03.28。とても面白く、かつ切ないミステリーだったと記憶している。たまには小説の再読もしてみよ
コーチエィの記事から引用。ハッとさせられる内容だった。自分の使う言葉が、思ってもいない感情を相手に引き起こしているとしたら、それを見過ごすことはできません。自分がどんな言葉を使っているか、そしてそれが相手にどんな影響を与えているかについて考えることは、
○2193 『人事屋が書いた経理の本-MGから生まれた戦略会計マニュアル』 >協和発酵工業/ソーテック挿入されている図解が素晴らしい。こちらも営業部門向けに会計の説明をどうしようかと考えて手にした本。経理の専門家でない人事の方(研修のご担当者)が書いたとあ
筆者が出会った人物が紹介されていたので、そちらを引用しておきたい。■志茂さん野村証券に志茂明さんという方がいた。副社長まで務めた後、監査役に転じ、私が田淵節也さんの秘書をしていた時は相談役だった。田淵さんは2007年(平成19年)11月の「私の履歴書」で「
◇2192 『経営意思決定の原点』 >清水勝彦/日経BP他の著書からの引用をまとめただけの本、という印象を抱いてしまった。アメリカの会社では難しい意思決定しなければならないシーンも多く、常に頭を悩ませている状態。本書のタイトルに惹かれ、これは保存版にすべき
「若い人たちがものを言いやすい雰囲気づくりが大事です。2004年に『負ける建築』という本を書きました。辺りを威圧する高層ビルのような『勝つ建築』は、その弱さを露呈する時代になった。21世紀には、外力を柔軟に受けいれる『負ける建築』のあり方を探るべきです。目指す
◇2191 『財務3表一体理解法』 >國貞克則/朝日新書会計部門ではないビジネスパーソン向けの会計の本。アメリカで営業の方たちに会計の概念を理解してもらいたいと考えており、どうやって説明しようかと考えて手にしてみたもの。会社を立ち上げるシンプルな事例を取
「もともと楽観的な性格で物事を悲観的には考えない点は、適性があったかもしれません。『絶対できるんや』『これをするんや』と考えることはありますが、『これやったらあかんな』『こんなリスクがあるからダメやな』という発想ではないですね。リーダーは絶対に悲観的にな
○2190 『瑠璃の雫』 >伊岡瞬/角川文庫久しぶりによい小説を読んだ気がした。ミステリーではあるのだが、登場人物の心情がよく描けており、秀逸。謎解きそのものが主題ではなく、そこから派生する主人公たちの心の襞を読み取っていくのが読者の役目であろう。最近
◇2189 『ロシアについて-北方の原形』 >司馬遼太郎/文春文庫司馬遼太郎さんの歴史観が光る作品。本書もKindle Unlimitedにて読了。ロシアのウクライナ侵攻を受けて読み放題化したのだろうか。本書が発行されたのは1989年だが、文庫本の出版日なので実際に書かれた
アメリカでのちょっとした小話。日本からの来客があるとステーキハウスにご案内するのが定番。多い時には週2回ステーキを食べることもあり、プライベートではあまり食べる気がしなくなってきた。日本人が一緒だと、まずはビールで乾杯というパターンが多い。地元のビー
◇2188 『流(りゅう)』 >東山彰良/講談社文庫何とも不思議な読後感の小説。台湾生まれ日本育ちという筆者ならではの作品。中国に駐在中に、台湾との歴史については相当勉強したので、時代背景はすらすらと頭に入ってきた。それにしても、当時の戦争の様子は凄惨で
◇2187 『企業買収後の統合プロセス-すらすら読めるPMI入門』 >前田絵理/中央経済社PMIに関する勉強がしたくて電子書籍をメモを取りながら読了。分かりやすかった。感想を書くタイプの書籍ではなく、あくまでも実務書なので、取ったメモを転記しておきたい。・買
◇2186 『エンデュアランス-史上最強のリーダー・シャクルトンとその仲間はいかにして生還したか』 >アルフレッド・ランシング/パンローリング南極での遭難という壮絶な状況で、一人の死者も出さずに生還したリーダーシップの物語。コニカミノルタ会長の山名昌衛氏
犬を飼い始めて約1週間。前回はまったく予備知識無く飼い始めてしまったため、躾らしい躾をしたことがなかった。それでも2匹ともトイレはちゃんと決められた場所でしてくれていた。どうやって覚えたのか今更ながら不思議である。今回はYoutubeなどで学習して、きちんとし
◇2185 『世界史とつなげて学べ・超日本史-日本人を覚醒させる教科書が教えない歴史』 >茂樹誠/KADOKAWA目の付け所は素晴らしいが、出口さんの著書との差別化ができなかった。日本の歴史と世界史とを結びつけるという発想はとても重要であり、私としても大いに賛同
◇2184 『結界』 >津谷一/ダイレクト出版骨太の政治ミステリー。読み応えがあった。とある新聞記者が政治の闇に肉薄していいく物語。日本の特徴的な政治家を時代を少し超越して織り交ぜて、リアルな物語に仕上げている。発行日は2022年8月で安倍元首相が銃撃された
○2183 『Aではない君と』 >薬丸岳/講談社文庫何とも重い読後感。薬丸さんのことは『ハードラック』という書籍で初めて知ったのだが、Kindle Unlimitedでレコメンドされなければ知らなかった存在。今回、これまで読んだことのなかった作家の様々なミステリーを手に
先日、通算で5回目となる新型コロナウイルスのワクチンを接種してきた。たまたま水曜日の朝に予定がなく、翌日も比較的打ち合わせが少なかったので。初回のワクチン接種は、まだまだワクチンが不足していた頃でなかなか予約が取れなかったものだが、今回は翌日以降の予約
◇2182 『晩夏の向日葵-弁護人・五味陳介』 >福澤徹三/光文社文庫本書のテーマはオレオレ詐欺。最後にすべてが丸く収まるのは条川署シリーズの特徴であり読後感はよいのだが、若干リアリティに欠けるだろうか。というのも、実際のオレオレ詐欺捜査にて、金主までた
◇2181 『群青の魚-条川署クロニクル』 >福澤徹三/光文社文庫シリーズ3作目。こちらも時間を忘れて楽しむことができた。本書の主人公は新田の後輩として配属された武藤。過去には天邪鬼という不良集団を率いるボスだったのだが、親身に接してくれた片桐刑事に憧れ
◇2180 『白日の鴉-条川署クロニクル』 >福澤徹三/光文社文庫今回は痴漢冤罪がテーマ。社会の闇を掘り下げる筆力はさすが。『灰色の犬』が面白かったので、連作の本書も手に取ってみた。条川署クロニクルというサブタイトルの通り、とある地方警察で起こった事件を
◇2179 『灰色の犬-条川署クロニクル』 >福澤徹三/光文社文庫社会の二極化という筆者の課題意識が物語に色濃く反映されており、読み応えのある社会派ミステリー。本作はシリーズものになっており、これまでに4作品が刊行されている。地方の警察署をテーマにした作
アメリカで小型犬(トイプードル)を探す話の続きである。保護犬を引き受けることのできる施設では、小型犬は見つけづらいことが判明。もう1つの手段としてブリーダーを探すという手がある。グーグルマップで検索してみると、数は多くないものの、小型犬のブリーダーが
◇2178 『ゴルゴタ』 >深見真/徳間文庫最初は主人公に同情もしたがやりすぎ感あり。こちらも初めて読む作家。銃器などにとても詳しく、細部まで書き込んでいる点はリアリティを感じた。少年犯罪に対する法のあり方に一石を投じる作品と言ってもいいのかもしれない
◇2177 『三叉路ゲーム』 >麻野涼/文芸社文庫複数要素が絡みすぎ、構成が複雑で分かりづらくなってしまっている点が残念だった。Kindle Unlimitedを活用して、新規作家の開拓。食わず嫌いせずに幅広く新しい作家に挑戦している。その際にチェックしているのはレビ
愛犬が亡くなって2年および1年半が経過した。傷が癒えたとは言えないが、新しい子を迎えてもいいかな、とそんな気持ちになってきていた。年末に日本へ一時帰国した際、上司からあと2年くらいはアメリカで頑張ってもらうかもしれない、と言われた。犬をアメリカから日本
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◇2552 『ナースの卯月に視えるもの2-絆をつなぐ』 >秋谷りんこ/文春文庫連作短編小説の第二弾。今回も心温まる物語たち。Audibleは本当にありがたい。読みたいと思っていた小説がどんどんアップされていく。本シリーズは第3巻まで出ているようだが次作も待ち遠し
◇2551 『刑事のまなざし』 >薬丸岳/講談社文庫法務技官から警察官に転職し、刑事になった変わり種の主人公の話。主人公の夏目信人は、その経歴からか刑事らしくない刑事。常に温かみをもって容疑者や被害者と接しながらも、鋭い観察眼で真実に近づいていく。連作
◇2550 『クジラアタマの王様』 >伊坂幸太郎/新潮文庫ちょっと不思議なストーリーと伏線回収。伊坂さんの王道だ。王道ではあるのだが。これは私の読者としての問題だと思うのだが、伊坂さんの小説に新しさを感じなくなってきてしまった。それぞれの物語で舞台や設定
◇2549 『恋とか愛とかやさしさなら』 >一穂ミチ/小学館男女の関係だけでなく、社会的な課題も掘り下げた問題作。結婚を目前にした普通のカップル、新夏(にいか)と啓久(ひらく)。啓久からプロポーズを受けた翌日、新夏は啓久が盗撮容疑で捕まったという電話を受
○2548 『ナースの卯月に視えるもの』 >秋谷りんこ/文春文庫電車で泣きそうになってしまった。本書は日経新聞の書評で見かけたと記憶している。Amazonのほしい物リストに入れておいたところ、Audibleにラインナップされていたので早速聞いてみた。とある事故をきっ
私が筆記具にこだわっていることについては、このブログでも何度か触れている。日本に帰ってからも何度か文房具店には足を運んだのだが、今のペンが気に入っていることもあり、昔ほど熱心に新しいペンを探そうという気にはなれない。ちなみに私の定番はこちらにも記載した
◇2547 『地面師たち:アノニマス』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』のスピンアウト小説。短編集であり、総ページ数も少なく、サラリと読めてしまった。『地面師たち』の脇役たちが、どのような経緯で地面師になるに至ったかなど、前日談が収録されている。緻密
日本に帰任後は、会議で発表する機会が増えた。自分でディスプレイに資料を投影しながら話すパターンが多いのだが、質問への回答に対して、パソコンで資料を確認して答えたいときなど、画面が二つあると便利である。アメリカでは、対面での大人数の会議はさほど多くなく、
◇2546 『地面師たち:ファイナル・ベッツ』 >新庄耕/集英社文庫『地面師たち』の続編。こちらも最後までハラハラしながら読み進めた。この手の話を読んでいると、どうにも犯人側に立ってしまうのはなぜだろうか。どう考えても悪の側なのに、詐欺がバレないか、うま
スマートフォン(スマホ)を手に入れたばかりのころは、いろんなアプリをインストールしていた。最初のうちは物珍しく、有料のアプリもたくさん購入してしまっていた。最近はアプリそのものは無料で、使ってみてからアプリ内課金というシステムが多く、無駄遣いをせずに済
◇2545 『地面師たち』 >新庄耕/集英社文庫ドラマよりもよりリアリティのあるストーリーだった。Netflixのドラマを見ていたので、原作は読まなくてもよいかなと思っていたのだが、続編がAudibleにアップされており、それならば本編も読んでおこうと手にしてみたもの
懇意にしているフィナンシャルプランナーの方にお会いした。もう20年近くお付き合いさせていただいているのだが、4~5年に1回ほどお会いして、家のローン、生命保険、財形などの相談をしている。財形といっても、これまではDCの年金運用くらいしかやっていなかった。住
◇2544 『これは経費で落ちません!(11)-経理部の森若さん』 >青木祐子/集英社オレンジ文庫今回は森若さんと太陽の結婚話。これはこれで微笑ましいのだが、やはり経理的な話にも少しは触れてほしい。結婚に向けてタスクリストを作ったり、どちらの姓を名乗るのか
アメリカの物価高については何度か書いたように思う。一番分かりやすいのはラーメンを2人で食べに行き、ビール1杯、餃子を一皿ずつ注文すると80ドル程度かかってしまうということ。当時は円ドルレートが150円だったので、なんと1万2千円である。日本でもじわじわと物価
アメリカからの荷物は主に3つに分けて日本に持ち帰った。1つ目は言わずもがなのスーツケース。普段使用するANAの場合、確かスーツケースを1人2つまで預け入れができたのだが、今回は犬を客室に連れ込んで変えるためUnitedを選択。残念ながら1人1つなので容量が制限さ
◇2543 『夜行観覧車』 >湊かなえ/双葉文庫うまくまとまったサスペンス・ヒューマン・ドラマ。テレビドラマの原作にもなった書籍。実は、湊かなえさんの作品はちょっと苦手。世間では「イヤミス」などと呼ばれているらしい。嫌なミステリー、後味の悪いミステリーと
アメリカではトリミング直後に愛犬が亡くなってしまったトラウマから、新しいワンちゃんについては、私が自らカットしていた。犬用のバリカンとハサミを購入して、毛を刈っていたのだ。愛犬はトイプードルなのだが、バリカンのアジャスターを15ミリなど長めに設定すると毛
◇2542 『トヨトミの逆襲』 >梶山三郎/小学館文庫今まさに起こっているトランプ関税の深層が理解できる。前作『トヨトミの野望』が面白かったので、Audibleにアップされているのを知り、早速聴いてみた。前作はKindleで読んだ記憶があるのだが、蔵書にない。ブログを
引越しの際に、愛用していた爪切りを失くしてしまった。たかが爪切り、されど爪切り。微妙な感覚なのだが、そのお気に入りの爪切りは、パチンパチンという硬質な感じではなく、サクッサクッと切れるのが好きだったのだ。爪切りはよくなくすので、複数個買い置きがあるのだ
◇2541 『悪い夏』 >染井為人/角川文庫救いのない話。これが現実なのだろうか。染井さんの作品は何作か読んでみたが、どうにも救いのない話が多くて、ちょっと気が滅入ってしまう。これが日本の現実の一部なのだろうなと思いながら読み進めているのだが。本書は生
◇2361 『イーロン・マスク-未来を創る男』 >アシュリー・バンス/講談社異能の人。イーロン・マスクの自伝だと思って読み始めたのだが、読みたかったのはウォルター・アイザックソン(スティーブ・ジョブズの自伝を書いた人)著の文藝春秋版だったようだ。とはいえ
寡聞にして出口さんがAPUの学長を退任されていることを知らなかった。Youtubeはあまり見ないようにしているのだが、たまたま見たい動画があったので視聴していたところ、レコメンドに出口さんの退任のご挨拶の動画が上がってきたのだ。慌てて、Googleで検索してみるとご退
◇2360 『SIMPLE RULES-「仕事が速い人」はここまでシンプルに考える』 >ドナルド・サル/三笠書房言っていることはよく分かるのだが、シンプルなルールをどうやって作るかの方法論をもう少し詳しく知りたかった。様々な具体例が列挙されているのだが、具体的すぎて
仕事柄、日々大量のメールを受信している。メールの捌き方については、ある程度パターン化してあるのでさほど困ることはない。しかしながら、中には「急ぎではないが、そのうち読まなければならない資料」という存在があり、これらをいつのタイミングで読もうかと迷ってしま
◇2359 『タイムベース競争戦略-競争優位の新たな源泉=時間』 >ジョージ・ストークJr・トーマスMハウト/ダイヤモンド社経営戦略における「時間」という非常に重要な概念が詰め込まれている良書。本書は三枝匡さんの著書で知ったもの。これからの企業戦略は時間を意
以前、当時50代の上司だった方が仰っていた言葉が、妙に印象に残っている。曰く、若い頃は肉が大好きだったが、お金がなくてそれほど良い肉は食べられなかった。50代になって、少し懐に余裕ができたのだが、高い肉は脂が多くて量が食べられなくなった。若い頃にもっと良い肉
◇2358 『60歳からのマンション学』 >日下部理絵/講談社+α新書知らない知識が満載。読んでおいて良かった。日本には30代の頃に建てた家がある。当時流行りだった狭小三階建だ。中国、茨城、米国と不在にする期間が多く、買ってからの半分以上は他人に貸している状
いろんな思いが込み上げてきて泣けてきてしまった。ヤバイ。。。
◇2357 『リカバリー・カバヒコ』 >青山美智子/光文社ほっこりさせられる小説。最近、この手のタイプの小説が、安心感があって好みかもしれない。東京郊外だろうか、マンションの近くにある日の出公園。そこにはカバの置物(いわゆるアニマルライダー)がある。その
アメリカで眼科を受診したことは以前のブログに書いた通り。日本で診断されたものとは別の病名を告げられ、今のところは経過観察で、という話だった。経過観察については、診断設備がより充実している専門医を紹介していただいた。家から近いところだったので助かる。私が住
◇2356 『新規事業着工力を高める』 >内田有希昌/東洋経済新報社新規事業創出のための方法論。非常にロジカルに展開されているが、実践は難しそう。自社のシーズと顧客のニーズがマッチしなければならないし、時間がかかる案件については、経営者の我慢が必要。お金
先日、愛犬に狂犬病の注射を打ってもらったのだが、あわせてジステンパーのワクチン接種も必要とのこと。急ぐのであれば同日に対応可能だが、できれば3週間ほど間を空けた方がよいと言われ、アドバイスに従って病院を再訪。そろそろ暖かくなるので、フィラリアや、ノミ・
◇2355 『ファイナンス思考-日本企業を蝕む病と、再生の戦略論』 >朝倉祐介/ダイヤモンド社財務や経理の専門家以外の人が読むにはとても有用な書籍。筆者は法学部出身とのことで、恐らく会計は専門ではないであろう。この手の本は専門家が書くととても専門的になっ
特に意識をしているわけではないのだが、時間に追われる日々を送っていると、本の読み方が雑になってくる。毎日大量に流れてくる新聞記事などのニュースやメールマガジン。日々大量に受信する仕事関係のメール、特にCCで入ってくるもの。読まなければならない、会社関係の
◇2354 『門外不出の経営ノート-2泊3日で165万円! プレミアム合宿LIVE講義』 >小山昇/ダイヤモンド社今の自分の状況では使いづらいノウハウだなと思いつつも、非常に実践的で楽しく聞かせていただいた。筆者は武蔵野という会社を建て直した小山社長。数々の修羅場
日経新聞[2024.04.20]ユニクロ秘録・世界的アパレル企業に至る知られざる物語柳井氏の凄みを感じる記事。一方で、若い頃は寝太郎と呼ばれた放蕩息子だった点も、知ってはいたが改めて記事で読むと興味深い。一番強烈だったのは「場末のまんじゅう屋」の例え。果たして自
◇2353 『フォン・ノイマンの哲学-人間のフリをした悪魔』 >高橋昌一郎/講談社現代新書向社会性サイコパスとは、彼のような人のことをいうのだろう。天才であったが、とても人当たりがよく、立派な人物だったようだ。一方で、非人道的ともいえる決断や提言をいとも
○2352 『マキアヴェッリ語録』 >塩野七生/新潮文庫マキアヴェッリの至言が満載の良書。構成が面白い。冒頭に記載されている、筆者である塩野さんの断り書きが面白い。曰く、塩野さんはこの時代の人物をいろいろと描いてきたが、彼らとマキアヴェッリの決定的な違い
早いもので米国の駐在員生活も3年目を迎える。COVID-19のせいで実赴任が7月だったため、5月~6月にかけては、アパートの契約更新、自動車や不動産の保険更新などがアニュアル・イベントとして発生する。そして、2年に1度は運転免許証の更新も必要になる。6月末まで
◇2351 『スクラップ・アンド・ビルド』 >羽田圭介/文春文庫興味深いタイトル。祖父がスクラップで、健斗がビルドという意味だろうか。芥川賞繋がりでレコメンドされた作品。第153回芥川賞受賞作だそうだ。羽田圭介さんの名前は知っていたが、実際に作品を読むのは初