【本】「死にゆく者の祈り」(中山七里 著)~ 死刑と冤罪を考える。ドラマ「エルピス」も。

【本】「死にゆく者の祈り」(中山七里 著)~ 死刑と冤罪を考える。ドラマ「エルピス」も。

「死刑」や「冤罪」について、普段あまり考えることはないかもしれません。 でも、この本を読むと考えさせられます。 中山七里さんの小説「死にゆく者の祈り」です。 死にゆく者の祈り(新潮文庫) 作者:中山七里 新潮社 Amazon 主人公は浄土真宗の僧侶であり教誨師。 教誨師の役割は、拘置所等に収容されている者の宗教的要望に応えることであり、死刑の執行に立ち会うこともある。 ある日、教誨師として拘置所で出会った死刑囚は、大学時代の友人だった… 彼が本当に殺人を犯したのだろうか? 調べるほどに疑念が膨らむ。 真実はいかに? 死刑は執行されるのか? この本は、必ずしも「死刑廃止論」が根底にあるわけではあ…

2022/11/26 11:23