今回からしばらくは、『治らないと諦めている人へ贈る 私が見つけた名治療家32人』(遠藤周作:著、祥伝社:1986年刊)という本の内容をご紹介したいと思います。 著者の遠藤周作氏は、有名な小説家ですが、自身が大病を患った経験から、絶望している人が闇のなかに一条の光を見出すことができるよう、『わたしの健康』(主婦の友社)という雑誌の協力を得て多くの治療家を取材し、信頼のおけるものを選んでこの本にまとめたそうです。 最初の治療家は、ビタミンCの大量投与でがんを治療している東京博慈会病院副理事長の森重福美氏です。 彼は若い頃、関西医大胸部外科の香川教授から、手術を受けた患者に2~3グラムのビタミンCを…