1999年に出たオウズリーの1stアルバムに収録の「Oh No The Radio」。まさにラジオで聴いたこの曲にガツンとやられてCDを買った覚えがある。アルバムは最初から最後までどの曲も最高のパワーポップで、本当に何度も繰り返し聴いたし今でも聴く。歌詞の内容は、邦題の「お願いレイディオ」のような甘酸っぱい感じのものでないことはわかっていた。オーノー、ラジオでまたあの聞き飽きたタイアップ曲がかかっている、という音楽業界…
今年の庭はパクチーの当たり年で、大きく立派に成長した株が2つ。ほかにも成長中のパクチーがいくつかあり、しばらくはスーパーで買う必要もなさそうだ。タイ人やインド人ではないので毎日コンスタントにパクチーを消費することはなく、ほしいときに庭から食べ頃の新鮮な葉を必要なだけ取ってきて料理に入れるという、理想的なパクチー環境になっている。やはりさっきまで庭で生きていたパクチーは香りが鮮烈で、素晴らしい。数…
花が終わってからはすっかりグリーンに覆われた梅の木、今は実りに全力を注いでいるようだ。どこから見ても申し分のない梅の実がたくさん付いていて、まん丸に熟しつつある。まさしく、たわわに実っている。年によってはあまり実がならず葉も縮んでいたりと不調な時期もあったが、今年はすこぶる健康そうで、写真を撮っている自分も嬉しくなってくる。
当ブログを始めて間もない、一昨年の11月あたりからめまいが始まり、何度かブログ記事のネタにした挙げ句、お医者さんに行って出してもらった薬で治ったことがあった。それからずっと何事もなかったが、先週末あたりからこのめまいが復活してきた。前回は横になった状態から起き上がると目が回るという症状だったが、今回は寝起きに関係なく…
The Beatles「I'm Happy Just To Dance With You」
ビートルズの「すてきなダンス」、原題の「I'm Happy Just To Dance With You」はちょっと長い上に、歌詞にある「So」は入るのか入らないのか、「Just」はどの位置に入るんだっけ、となかなか正確に思い出すのが難しい。邦題の「すてきなダンス」のほうがずっとシンプルで、すてきである。「Do You Want To Know A Secret?」とともに、当時は曲作り要員と見なされていなかったジョージにレノン=マッカートニーが「プレゼント」…
泳ぎは全然得意ではないが、シュノーケルをくわえて海の浅いところを泳いでいると、上手に泳げているように錯覚しがちである。シュノーケリングは楽しいものだ。浅瀬でも水の中に潜ってしまえば、海面下にはまったく別の世界が広がっていて、色や模様の美しい魚がすいすい泳いでいたりすると夢見心地になってしまう。魚を追いかけてどこまでも進んでいきたくなるが、本当は泳ぎが下手であることを忘れてはいけない。足が届かない…
Little Richard/The Beatles「Kansas City/Hey-hey-hey-hey!」
ビートルズによるリトル・リチャードのカバー曲といえば真っ先に「のっぽのサリー」が思い浮かぶのは当然のこと。ポールのシャウトの見せ場としてライブで何百回と演奏されただろう定番曲。スタジオバージョンもまさにスタジオライブで、初っぱなのテイク1の演奏が完璧だったので、もう録り直しの必要もなかったという。「Twist and Shout」や「Rock and Roll Music」もそうだけど、ワンテイク一発録りでばっちり決まった演奏に…
今朝はゴールデンウィークをはさんで息子の2週間ぶりの登校日。地区ごとの分散登校ということになっていて、一番早い時刻の割り当てだったので、かつて普通だった時刻に息子は登校していき、自分も朝の一番良い時間帯に散歩に出られた。学校などの強制力がないと早起きできないのだが、こうやって週に一度でも登校日があるのは良いものだ。少なくとも今日が世間的に平日であることは体感できた。やはり暮らしにメリハリは必要で…
新緑の輝く最高の気候なのに外で楽しんではまかりならぬという、罰ゲームのようなゴールデンウィークが終わったけど、自分の生活はいつもどおり。息子は3月から2か月以上ずっと家にいるし、曜日の感覚がなくなってしまって、毎日がゴールデンウィークである。この異常な日々の中、親族や知人に対して多少のわだかまりができてしまったりもした。未曾有の混乱にいきなり放り込まれて、お互いに余裕がないのだ。ほとんどの時間を過…
ザ・サークルの1966年のヒット曲。この「Turn Down Day」とはどういう意味なのか考えてみたことがあった。「turn down」とは「拒絶、却下、断る」ということ。歌詞をよく読んでみたら、雑事を全部お断りして海辺で寝っ転がり、バタバタした日常から一日だけ逃避する日だとわかった。へろへろしたシタールの音色が曲のテーマに合っていて、大好きな曲。サークルはビートルズと関わりの深いバンドだが、同じくシタールを使った、摩…
去年の夏は庭でキュウリを4本育てていた。去年の夏に載せた記事「キュウリは元々『黄瓜』らしい」で書いたように、巨大化して真っ黄色に完熟した固有種キュウリ(「八町きゅうり」という)がひとつできていたので、そこから種を取って保存しておいた。
ビートルズの音楽、特に初期のものは自分にとっては「場所」なのかもしれない。物理的に音楽を再生しなくても、自分はいつでもそこに行くことができる。その場所のことは、ひとつひとつの形状や手触りを隅々まで細かく覚えている。それが録音されたのは自分の生まれ年より何年も前のことだけど、そこには時間という概念がないので録音年代のことはまったく関係ない。初期ビートルズの音楽に夢中になったことがある人たちにとって…
いつもは自分の書きたい文章を書き散らすためのブログだけど、今回は他人の文章を読んでほしいために記事を書いている。現在、当地とは比べものにならないほど深刻な状況のニューヨークで暮らすひとりの日本人女性が、とても誠実に力強く綴った文章。 「コロナ以前の社会」に恋しくも後戻りをしないために カヒミ・カリィさん、自分が音楽…
人間界では緊急事態宣言まっただ中の5月、植物の世界はいつものように、春から夏へと美しく移り変わっていく。花と爽やかな新緑の両方が楽しめる今が、一番好きな季節。5月末までの臨時休校延長が決まった息子と行く散歩コースは、いつもと少し違うコースを開拓中。穏やかな日差しとまぶしい新緑に足取りは軽い。コースの途中ではもちろん定点観測を欠かさない。梅の木も少しずつ新緑が出てきている。
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