エリオット・スミスは今でも毎日のように聴いている大好きなシンガーソングライターだけど、歌詞の内容は大体おぼろげにしかつかんでいない。暗喩がたくさん込められているようで、自分はあまり歌詞を深く読み込んだりしないので具体的な言葉にするのは難しいのである。当ブログに載せた訳詞は2年前の「Pretty (Ugly Before)」が唯一である…
訳詞:Elliott Smith「Going Nowhere」
エリオット・スミスは今でも毎日のように聴いている大好きなシンガーソングライターだけど、歌詞の内容は大体おぼろげにしかつかんでいない。暗喩がたくさん込められているようで、自分はあまり歌詞を深く読み込んだりしないので具体的な言葉にするのは難しいのである。当ブログに載せた訳詞は2年前の「Pretty (Ugly Before)」が唯一である…
訳詞:Traveling Wilburys「Handle With Care」
2月はジョージの生まれた月。3か月ごとの当ブログ更新も、ジョージが絡んだこの曲にする。80年代後半、当時流行のサウンドに嫌悪しか感じず、リアルタイムの音楽に完全に絶望していた自分にとって本当に貴重な救いだったのが、ジョージの「Cloud Nine」と、その翌年に忽然と現れたジョージを含むスーパーグループ、トラヴェリング・ウィルベリーズだった。50~60年代から活躍してきたロックのレジェンドたちに、自分を含む新しい…
当ブログ、前回記事に書いたように90日間更新しないとPC版でも広告が出るようになってしまうので、今後は3か月ごとに1つだけ何かしら載せることにする。現在のメイン投稿先はnoteなので、そちらをぜひご覧ください(https://note.com/noname420/)。たぶん、今後ここにはランダムな曲の訳詞を載せていく予定。 今回取り上げるフェイ・ウェブスターの「But Not Kis…
今後の当ブログはnoteに場所を移すことにしました。これからはnoteの方をメインに更新していきます。 新しいURL:https://note.com/noname420/ 2018年10月から2023年の暮れまで5年ちょっと続けてきた当ブログは、一旦非公開にしましたが、この場所で元通りに復活させました。こちらも末永くよろしく。 今年の正月から新サーバーに書いてき…
訳詞:John Lennon「Crippled Inside」
今年は、11月29日(日本時間30日)にも、12月8日(同9日)にも、当ブログに記事を書くことができなかった。文章を書く意欲がまったく湧かないのである。その埋め合わせというわけでもないのだけど、昔から大好きな「Crippled Inside」の訳詞をやってみることにした。この曲にはジョンもジョージもいるし、今は自分自身が「Crippled Inside」、心の不自由な人なので、かえってうまく訳せるかもしれないと思った。いずれにしても訳…
「Now And Then」を20回聴いて:ビートルズは本当にAマイナーで終焉するのか
ビートルズの「最後の新曲」であるという「Now And Then」。日本時間11月2日23時の公開時間を待って何度も聴いたし、CDやレコードは買ってないけどダウンロード購入はした。この2日間ほどで20回ぐらいは聴いただろう。近ごろは自分の精神状態が悪く、常に朦朧としながら暮らしているので、この「Now And Then」という曲もなかなか頭に入ってこなかった。こんなにシンプルなのに……10回ぐらい聴いてやっと脳内再生できるようにな…
週一更新のノルマなどどこへやら、2か月以上ほったらかしの当ブログ。自分は生きている。生きていて、文章が書けて、ネットにアップできる限りは、更新を週に一度は続けるつもりだった。でも、ダメだった。今は何も書きたくないし、書けない。何をどう考えてもどん詰まりとしか考えられない今の自分の状況を、冷静に客観的に書けるときなど、果たして来るのだろうか。まあ、こんなことを言いに来たのではない。5年間なのである。…
訳詞:Buffalo Springfield「Bluebird」
久しぶりに、5分でやった訳詞を載せる(いや、10分はかかったかな)。あの可愛かった青い鳥に捧げる。自分にとって青い鳥といえばカワセミなのだけど、最近とんと見なくなった。心に余裕がないからだろう。またあの鮮やかな青が見えるようになりたい。
楽観主義じゃなきゃやってられない:「ジョージ・ハリスン インタヴューズ」を半分読んだ
ジョージの発言集「ジョージ・ハリスン インタヴューズ」、本文650ページほどにジョージの言葉がぎっしりという、これからの自分のバイブルになること必至の本である。序文から順に読み進めて、現時点でだいたい半分ぐらいまで来た。その序文には、「Here Comes The Sun」がネット音楽配信の再生数ではビートルズの楽曲中1、2位を争う人気を誇っ…
訳詞:Elliott Smith「Pretty (Ugly Before)」
ただでさえ大好きなエリオット・スミスの曲の中でも、この曲は自分に刺さってくる深さでは最強かもしれない。最後のヴァースからエリオットの上に入ってくる痛切に美しいコーラスには、聴くたびにぐぐっと胸が締め付けられる。間奏で聴けるエリオットという人そのものみたいな音色のギターの後、このハーモニーが登場するところが聴きたくて、この曲をかけると何度もリピートしてしまう。この曲に絶対に欠かせないそのバックヴォ…
必ず行く:ティーンエイジ・ファンクラブ、5年ぶりの来日公演が決まる
とうとう、やっと、TFCが日本に来てくれる。来年、2024年の2月末から3月初頭にかけて、東京・名古屋・大阪で3公演を開催するという。2019年2月の来日以来、実に5年ぶりにTFCに会えるのだ。嬉しい!
オクラの花が咲き、るこう朝顔の花もひょっこり、八町きゅうりは収穫期真っ盛り
今年はオクラをどうしても種から発芽させることができなかった、と前の園芸記事に書いたのだけど、実はあの後にひょんなところから出てきた種を蒔いてみたら、数日後にあっさり発芽。
ちょうど一ヶ月前ぐらいにCDを手に入れてから、自分内でひたすらずっと鳴り続けている音楽がある。Diving With Andyというフランスのバンドが2009年に出したアルバム「Sugar Sugar」である。夜な夜なCDをかけるのみならず、いわゆる脳内ヘビーローテーション状態でもあって、もう完全に中毒。1曲目と2曲目は聴いた瞬間にやられるキラー…
6月も半ばに入り、庭の動きがとても活発になってきた。世話をしている人間は相変わらず不調から抜けられずに息も絶え絶えなのだが、庭の方ではそんなのまったく関係なしに成長・繁殖を元気に繰り広げてくれるのは実に有り難い。まず何といっても、今朝は睡蓮の初めての花が咲いた。
自分にとって最も大事なベックのアルバムは、最初期の1994年に出た「One Foot In The Grave」である。同年、カート・コバーンの訃報と前後して「Loser」が話題になり、メジャーデビュー盤の「Mellow Gold」が出てきて、ちょうどニルヴァーナの喪失と入れ替わるようにベックに夢中になった。94年には、「Mellow Gold」をはじめ、「Stereopathetic Soulmanure」「One Foot In The Grave」と、それぞれ性格の異なる3枚が立て続けに…
前回の園芸記事から3週間弱が経った。そこに書いたとおり、いったん勢いが付いてからのキュウリの成長は急激で、前回記事を上げた17日からわずか3日後の20日に初めての花が咲き、さらに2日後には雌花のつぼみまで出てきた。
7月16日に梅雨が明けて今日で2週間。連日の酷暑で庭に出づらくなってしまい、強烈な日差しの下で水やりや収穫などちょっとした作業をしたら、すぐさま家に逃げ帰る日々。今年も庭のメイン作物である八町きゅうりは、真夏に入る頃までは素晴らしい収穫を毎日のようにもたらしてくれていたけど、酷暑期に入ってくたびれ気味なのか、あまり収穫できなくなった。暑さにかまけて追肥を少しさぼっていたのも良くなかったかもしれない。…
凄かった:Bob Dylan「Shadow Kingdom」
今年の5月に80歳のお誕生日を迎えたボブ・ディラン。7月19日に最新ライブ「Shadow Kingdom」がオンライン公開され、自分も視聴チケットを購入。当初は48時間限定の公開と言われていたのだけど、大幅に延長されて25日現在もまだ見られているので、今も音だけ流しながらこの記事を書いている(今日の午後4時で公開終了予定)。おかげで何度もリピート視聴できて、とても有り難い。本当に繰り返し観たくなる内容なのだ。
久々にインド日記を載せる。今日からちょうど9年前、2012年7月23日付けのもの。この時期のムンバイは、4~5月の酷暑期を抜け、雨が多くて涼しいモンスーンの季節に入っている。郊外にドライブに出れば、夏は茶色く乾いていた大地が久しぶりの雨で息を吹き返した植物に覆われ、緑のじゅうたんになっていた。山の方に行けば至るところに滝が流れ、若者たちが上半身裸で水に打たれてボリウッドダンスを踊りまくる。そん…
自分は中学生だった頃、いじめの被害者だった。まったく一人で我慢してどうにかやり過ごし、大人になった。家族にも教師にも、もちろん友人にも、このことは誰にも相談しなかったし、具体的な話をしたことは一度もない。当ブログにも、具体的なことを書くつもりはまったくない。 あれから長い間、自分はその事実を「なかったこと」に近いものにしようとしていた。自分はそんなに酷いことをされたわけではない、普通より少しか…
先日、ビートルズのホワイトアルバムのジャイルズ・マーティンによる2018年ミックスを久しぶりに聴いていて、やはりいいなと思ったのが「Long, Long, Long」だった。当ブログでかなり最初の頃に「ホワイトアルバム50周年盤のジャイルズ・マーティン・リミックス、良い(個人の感想)」という記事を書いたことがあって、そこで言ったのと同じ…
梅雨末期の大雨の後は、いきなり真夏を思わせる猛暑日が数日続いた。今日はほとんど曇りで昼にはにわか雨が降り、空気がひんやり涼しくて過ごしやすい。パソコンのある自部屋に外の冷えた空気を入れるためにカーテンを開けると、夏の庭の植物が一望できる。
未発表曲のデモ公開:George Harrison「Cosmic Empire (Day 2 Demo / Take 1)」
いよいよ来月にリリースの「All Things Must Pass」50周年記念盤から、さらに未発表音源の先行公開が。 この「Cosmic Empire」はジョージによって一度も…
Happy Birthday Ringo! Peace and Love!
今日7月7日は、地上最強のドラマー、リンゴの81歳のお誕生日。おめでとうございます!子供の頃からリンゴのドラムに憧れて、今でも永遠の憧れ。いつまでもお元気でいてください! Peace and Love! 😎〓️〓〓️〓〓〓☮️
梅雨とは名ばかりの爽やかな日々がしばらく続いた後、先週末はとうとう梅雨が本気を出してきた。土曜日の未明にはかなりの豪雨に見舞われて、うっすら目覚めた明け方にはかなり大きな雨音が耳に入ってきた。早朝6時前には、スマホから警報が鳴り響いて叩き起こされた。せっかく遅くまで寝ていられるはずだった土曜日の朝。その警報は自分が住んでいる地域とはひとまず関係なさそうだったので、自宅そばにある川の状況をスマホで…
雨降りの日が続くと、何か雨テーマの曲について書きたくなる。ポールの「Rainclouds」は「Tug Of War」のセッションで生まれ、「Evony and Ivory」のB面曲として1982年に発表されて以来、2015年に「Tug Of War」のアーカイブ・コレクションが出るまで、長らくCD化されていなかった。だからポールの曲の中で一般的な認知度はかなり低いに違いないけど、自分の中では昔から「いい曲」の引き出しに入っている。当時から「Evony and …
By The Time It Gets Dark(Sandy Denny/Yo La Tengo/The New Mendicants)
ティーンエイジ・ファンクラブのノーマンと、スカッド・マウンテン・ボーイズ/パーニス・ブラザーズのジョー・パーニスの二人が組んだニュー・メンディカンツ。今のところアルバムを1枚残したきりの彼らだけど、その「Into The Lime」はとても素晴らしい作品で今もよく聴いている。このアルバムにはカバーが1曲入っている。
梅雨入りはしたけれど、まとまった雨が降ることはあまりないまま6月も終盤。今日も朝から晴れ間があって強い日差しが照りつける中、庭の様子を見れば収穫できそうなものが続々と。今朝はとりあえず、八町きゅうり2本とオクラ1本。
The Beach Boys「Little Honda」はスーパーカブ
ビーチ・ボーイズが1964年に発表した「Little Honda」。当時飛ぶ鳥を落とす勢いだった彼らが、同じく当時のアメリカで大人気をさらっていた日本の小さなバイクを題材に、軽快にかっ飛ばした曲。特にホンダとビーチ・ボーイズがタイアップ契約を結んだとか、そういうことではなかったようで、ブライアン・ウィルソンとマイク・ラヴが「自主的」にホンダのバイクを取り上げてくれたものらしい。このリトル・ホンダって、実際どんな…
数年前まで、自分が庭で一番大切に育てていた植物はトウガラシだった。トウガラシとの付き合いはインド時代にさかのぼる。ムンバイで暮らしていた8年前のある日、お世話になっていたPさんという方がくださった赤い乾燥トウガラシが、その発端。その中に入っている種を蒔けばトウガラシが育つのだと教わり、春先に適当な鉢に蒔いてみたら本当に芽が出た。しばらく成長を見守っていると、2~3か月して線香花火の玉のような可愛いつ…
訳詞:Jackson C. Frank「Blues Run The Game」
この曲を書いたジャクソン・C.フランクは、1965年にポール・サイモンのプロデュースでアルバムを1枚残したきりのフォークシンガー。自分がこの曲を知ったのは、S&Gによるカバー(1997年のボックスセット「Old Friends」に収録されるまで未発表)からだった。フランクもサイモンもアメリカ出身だが、同時期にイギリスに渡って当地のフォークシーンに関わり、そこで知り合った二人がロンドンで録音したのが、この曲を含むアルバム…
庭の植物の成長が本格化してきて、毎日ちょこちょこと庭に出ては、あれこれとお世話をしている。園芸は仕事や家事の片手間にやっているので、使える時間は限られている。今年のメインの作物は八町きゅうりとオクラだけど、ほかにも色々と手を出しているし、ひょんなところからもらい物の苗も現れたりして、もう植え場所を見つけるのにも苦労する状態になっている。植えたものはすべて同時進行でどんどん成長したり、虫に食べられ…
ポール79歳のお誕生日に2018年来日公演のことを少し思い出す
ポールのお誕生日をそらで覚えているわけではないのだが、リンゴがお祝いの投稿をしているのが目に入り、そうか79歳か、と。素敵な投稿である。まだまだこの二人が自分と同じ世界で元気にしていてくれることが、とても嬉しい。おめでとうございます!
「Somewhere In England」は40周年~Sat Singing
前回記事に書いたように、ジョージの「All Things Must Pass」50周年記念盤は相当バラエティに富んだ賑やかなリリースになりそうで、その前ぶれとして公開された「Run Of The Mill」の未発表バージョンが凄かったおかげで、ここ数日はこの曲のエレクトリックな未発表バージョンと公式バージョンが交互に脳内でぐるぐる回っている。ジョージが頭の中で繰り返し「Everyone has choice...」と歌い始めるので、この一節が頭に焼き付…
完全な別テイクが公開:George Harrison「Run Of The Mill (Session Outtakes And Jams / Take 36)」
昨年11月が発売50周年だったジョージの「All Things Must Pass」。当然出るはずと思われた50周年記念盤は一体どうなるのか、詳細が明らかにされないまま記念イヤーは過ぎて、51周年目の6月を迎えてしまったのだが、先日とうとう、ドカンと来た。その、松・竹・梅と各種取り揃えてリリースされるらしき物体について、詳しく触れることは当ブログの役割ではない。「形あるものすべて滅びる」というテーマを掲げた作品の超スーパー…
先月の日記で自分が不気味がっていた旧居の修繕費の請求。引っ越しから2カ月が過ぎた今週になってとうとう、自宅の郵便受けに請求書が届き、震える手で開封したのち、即座に請求額を大家さんの口座に振り込んだ。これで引っ越し関連の支払いはやっと全部済んだ、はず。旧居とも完全に手が切れたことになる。金額は、事前の見積りで覚悟していた額から大幅に増えることはなく、とりあえず納得のいく幕切れとなった。退去時のハウ…
ある程度は予想していたことだけど、温暖な当地に来て、寒冷地に住んでいたときよりも庭の植物が虫などに食べられて台無しになることが格段に増えた。まずやられたのが種から育てている八町きゅうりとオクラで、せっかく新芽が出ても無慈悲に茎だけにされてしまう。しばらくは「犯人」もわからずに悩まされていた。とりあえず防虫ネットをかけてみたら八町きゅうりは大丈夫になったけど、オクラは依然ダメ。もっと目の細かい寒冷…
先月植え付けた6本の八町きゅうりの苗はすこぶる順調に育っている。昨日は大雨と強風に一日中見舞われたが、びくともせずに今朝はとうとう初めての黄色い花を咲かせた。
題名どおりである。没にした記事もあるから本当はもっと書いているけど、当ブログに現存する記事ではこれが500本目。2018年の10月に開設してから2年半以上経った。もはや自分の人生の一部になってしまっているブログである。2年半前までの自分が、このブログをやっていなかったなんて信じられないほどだ。テキストを書くことができて、それをネットにアップできる、という2点が揃っている限りは、死ぬまでやめないつもりのブログ…
今年の春に引っ越してきて新しく暮らし始めた県には、実は自分が小学生だった頃にも一時期住んでいたことがある。水田と森林が多い、緑の豊かな田舎だった。3年生の春に東京の小学校から転校してきて、また東京に転出した6年生の秋まで3年半、小学生時代の半分以上はそこにいた。遊び盛りの小学生が過ごすには、せせこましくアスファルトで固められた東京よりずっと良かったと思う。田んぼや池でオタマジャクシやザリガニを捕っ…
長年の謎が解けた:Nirvana「Pennyroyal Tea (MTV Unplugged Version)」
謎というほどでもないのだけど、「Pennyroyal Tea」の「MTV Unplugged」バージョンで、演奏を始める前にカートとデイヴのちょっとしたやり取りがあって、どうしてこういう会話をしているのだろう、と聴くたびに思うことがあった。 カート:これは俺一人で演奏しようか? デイヴ:一人でやれよ カート:別のキーでやってみようと思うんだけど、まず普通のキーでやってみて、ダメだったらやり直そう
大学生時代は不眠症気味で、なかなか眠りにつけないことが多く、明け方まで自部屋で起きていることもざらだった。自分はテレビも映画も当時からほとんど観なかったし、ネットもない時代、そんな真夜中の空白の時間に自分は何をしてヒマをつぶしていたのか、今となっては謎なのだが、ネットなしで人間はヒマがつぶせないと思う方が本来ならおかしい。その頃はその頃で、音楽を聴いたり本を読んだりしてそれなりに楽しく過ごしてい…
Now hear this, Robert Zimmerman
今年の5月24日はボブ・ディラン80歳のお誕生日。これを書いている現在、日本時間では昨日になってしまったけど、アメリカではまだまだお誕生日の夜。今日80歳になったディランはきっと、今ごろは楽しい夜を過ごしていることだろう。自分はディランと同じ月に生まれたことを勝手に誇りに思っている。おめでとうございます!
激しくしんどかった週を終えて、週末はおおむね穏やかに過ごした。新生活の立ち上げで物入りな時期、支払いの足しにしようとちょっと無理して案件を引き受けたのがいけなかった。あれよあれよという間に首が絞まっていき、ギリギリまで追い詰められたが、深夜まで頑張ってどうにかやっつけることはできた。こうやって何とか大きな破綻なく25年続けてこられたけど、無理はどんどん利かなくなっている。新生活立ち上げでさんざん疲…
先週から地獄のような案件にとっ捕まって心身ともにがんじがらめの日々だったが、ようやく今日のお昼に片づいた。どうしても延ばしてもらえなかった納品時刻の1分前、先方に完了メールを送り、しばし呆然とした後に向かったのは庭だった。昨年取った種から発芽させて育てている八町きゅうりの苗、双葉のうちに虫に食べ尽くされたものもいくつかあったが、無事に素晴らしく成長したものが6つ。もう地面に植え付けても全然大丈夫だ…
新居の庭は、道路に面した南西向きの日当たりの良い場所のほかに、家の横に入ったところにも少し植物を育てられる裏スペースがある。隣の南東側に建つアパートに日差しを遮られる時間が長いので、日照条件は半日陰と言ってよさそう。引っ越してきてすぐの頃、そこに大葉を植えてみたけど、葉があまり茂らずに徐々に黒っぽくなってきて、早すぎる白い花も咲き始めた。明らかに日照不足のようだ。同じ頃、ルッコラとパクチーの種も…
ティーンエイジ・ファンクラブの新作「Endless Arcade」の全貌を初めて聴いたとき、先行公開されていなかった7曲の中で一番、これは!と驚かされたのが、3曲目に収録されているノーマンの「Warm Embrace」だった。この曲、大好き。
4~5年前からベランダで細々と蓮を育てている。元は種から発芽させたもので、毎年室内で冬越しさせている。春になるたびに新芽が出て、大きな立ち葉も出るのだが、まだ花を咲かせたことはない。難しいものだ。蓮の種を発芽させるのは、割と簡単。朝顔の種と同じように、硬い殻を紙やすりで削って発芽処理をして水に浸けておくと、かなりの確率で芽が出てきて育ち始め、しばらくすると丸い葉と白い根が出てくる。
4月20日の園芸記事では、ホームセンターでオクラの苗を買ってきて植えたことと、昨年育てて種取りをした八町きゅうりとオクラの種蒔きをしたことを書いた。蒔いた種はどうなったかというと、こうなった。どちらも今朝の様子。
4月30日にとうとうリリースされたティーンエイジ・ファンクラブの新作「Endless Arcade」、自分の手元に届いたのは昨日、5月3日だった。自分は発売日の前にAmazonで輸入盤を注文していたのだが、前回記事でちらりと書いたように、4月30日になっても「一時的に在庫切れ」となったまま発送の連絡が来ず、翌日の晩まで待っても状況が変わらなかった。さすがにもうこれ以上待たされるのは勘弁してほしいので、輸入盤はキャンセルして…
「Endless Arcade」までの長い道のりと、レイモンド
もうSpotifyでは聴ける状態になっているティーンエイジ・ファンクラブの新作「Endless Arcade」、本日4月30日がリリース日である。まさしく文字どおり、待望の新作。一昨年の2月、ジェリーが脱退してから初めての来日公演を見届けたとき、この新生TFCは絶対にすばらしいアルバムを作り上げてくれるはずだと確信して、それ以来ずっと待っていた。ここまで誰かの新作を待望したのはニルヴァーナの「In Utero」以来かもしれない。全…
ジョージは「Your True Love」をビートルズ時代から演奏していた
前にディランの「1970」とジョージについて書いた記事で、ジョージがビートルズ時代にカール・パーキンスの「Your True Love」を演奏した音源は残っていない、と書いたのだが、実はちゃんと存在したことに昨日になって気付いた。またしても当ブログに堂々と嘘を書いてしまった。1969年1月3日、ビートルズのいわゆるゲット・バック・セッショ…
新居に越してきて一週間ちょっと経った土曜日、昨年の正月以来会えずにいた父と1年数か月ぶりに会った。東京から電車でやってきた父を駅で出迎えたのだが、マスク着用の姿を見るのは初めてのことで、久しぶりだったこともあって、よく見ないと父なのかわからなかった。父を車に乗せて近くのホームセンターまで一緒に行き、肥料や石灰の大きな袋や野菜苗の買い物を手伝い、父の農園まで運んだ。当地に引っ越してきた目的の一つは…
ジョージのスライドギター名演集(自作Spotifyプレイリスト)
他にはない自分だけの声をギターで表現できるジョージは、ビートルズ時代からすでに世界有数のロックギタリストだったと思うけど、本当に世界で唯一無二の存在になったのは解散後の「All Things Must Pass」以降、スライドギターに開眼してからだろう。ひとたびジョージがスライドバーを指にはめれば、他のどんなギタリストも寄せ付けない神々しいまでの輝きを放つ。そんなジョージのスライド名演の中でも、自分が特に好きな演奏…
こちらに越してきて今週で3週間になる。自宅周辺の朝散歩コースを開拓し始め、庭には植物を植え始め、少しずつこの地に根を張ろうとしている。まだまだ心の中では不安感や緊張感がない交ぜになっていて、落ち着かなさは残る。あまり誠実とは言えない不動産屋とのやり取りも、かなりストレスが溜まる。引っ越しに伴うゴタゴタから完全に解放されるにはもう少し時間が必要。それでも、新しい庭で植物とまた触れ合えるようになった…
新居での暮らしも少しずつ落ち着いてきて、ホームセンターで買った苗を庭に植え始めている。料理に使いたいので大葉とパセリの苗を買い、パクチーとルッコラの種蒔きもしてみた。花の苗も買った。庭でまず咲かせてみたかった花が、ネモフィラ。今まで育てたことはなかったけど、近所を歩いているとぱっと明るく咲いているのをよく見かけるので、自分もやってみたくなった。すでに花が咲いた苗も売られていたのを見かけたけど、ま…
訳詞:Joni Mitchell「Both Sides Now」
自分は今までジョニ・ミッチェルをほとんど聴いてこなかった。誰でも知ってる有名な作品を知っているだけで、何となく苦手感があって敬遠していた。これもまた女性アーティストに対する偏見ではなかったかと思って、ようやく最近になって意識的に聴き始めているところ。「Both Sides Now」の歌詞風に言うならば、私はジョニ・ミッチェルのことを何も知らない。 何も知らない自分だが、その「Both Sides Now」は昔から大好きで…
新作から待望のレイモンド曲が公開:Teenage Fanclub「In Our Dreams」
リリースまであと2週間に迫ったティーンエイジ・ファンクラブの新作「Endless Arcade」から、今日は何と5曲目の公開の知らせが来た。これでもう12曲入りアルバムの半分近くを聴いてしまうことになるが、今回は待ちに待ったレイモンド曲。レイモンドの新曲が聴けるのは、もう2年前になる2019年2月の「Everything Is Falling Apart」以来!
引っ越し荷物が新居に運び込まれて今日で一週間。新居はきちんと設備が整っていそうに見えた物件だったのだが、実際に暮らしてみると問題続出。不動産屋さんの対応も迅速とはとてもいえず、まだ玄関の呼び鈴すら鳴らない状態である。すべて解決して落ち着くにはまだまだ時間がかかりそう。引っ越しは何度も経験してきたが、何度やっても必ずしんどい。もう旧居が懐かしくてたまらない。帰国してから6年半暮らしてきた土地は、あ…
4月の初めに旧居を去って、数日間は新天地でドタバタと自宅の再構築に明け暮れた。ようやく、形になってきた。まだ家の中は段ボールだらけだけど、昨晩は自部屋用の荷物からCDとレコードを全部取り出すことができた。新しい自部屋のレイアウトをどうするか、あらかじめ何も決めずに引っ越しに臨んだが、結局は以前とほとんど同じ配置に落ち着いた。CDとレコードの並びも、何となく脳内の記憶にあるマップに従って以前と同じよう…
最後の定点観測、とは言いたくないのだけど、4年間シーズン・サイクルを見続けてきた梅の木とも、今朝でしばしのお別れ。いつもの散歩コースを歩き、いつもの梅の木に差し掛かれば予想通り、文句なしの満開。
引っ越し準備も佳境に突入。逃げ出したいほど大変だ。いったい何の因果でこんな苦労を背負い込まなければならないのかと思うが、日頃からきちんと物を整理して暮らしていればこんなことにはならない。まさに自業自得。家の中は戦場だが、週末の雨が上がった外はぽかぽか暖かい陽気で、近所の早咲きの桜もみるみる開き始めて満開に近い。なかなか片付けが終わらない家から一歩外に出れば心の和む季節になったのは本当に幸いである…
とうとう引っ越しのXデーまで一週間を切り、家の中では段ボールに取り囲まれながらガラクタと格闘する日々。家から一歩外に出ればそんなドタバタとは別世界、あちこちに春が訪れている。ここでの定点観測もあと2回ぐらいかな、と思いながら梅の木に向かった。きっと、もうだいぶ開いているはず。
The Corner Laughers「Ultraviolet Garden」
昨年、5年ぶりに素晴らしい新作「Temescal Telegraph」を発表してくれたコーナー・ラファーズ。聴けば聴くほど良さが増していく完成度の高い作品で、今でも時々アルバム全編通して聴きたくなる。自分が彼らを知ったのは4作目「Matilda Effect」が出た頃(2015年)だった。「Ultraviolet Garden」は2009年に出た2作目のアルバムで、当時は女性2人・男性2人のメンバー構成。本作からの「Stonewords」には、当時のメンバーが登場す…
一日中雨降りだった日曜日を経た週明けは、すがすがしい青空。まだ寒さの残る朝、そろそろ開いたかな、と定点観測コースを散歩した。もう春の花が次々と咲き始めていて、水仙、ムラサキハナナ(ハナダイコン)、スミレ、と例年の顔ぶれが揃ってきた。
自宅の周辺地域にはなぜか西友が多くて、西友で買い物をする機会が少し前までは日常的にあった。その当時、InterFMスタッフの選曲による西友独自のBGMがとても素晴らしかったのは、当ブログで何度か記事にしてきたとおり。自分が好きだった選曲をまとめた「SEIYU BGM Collection」というSpotifyプレイリストも作った(記事)。2018年夏をも…
雪の朝に書いた前回の定点観測記事から、2か月以上空いた。3月も中旬になり、少しずつ梅のつぼみが膨らんできて、今朝は花びらが開きかけているものもちらほら見られた。全体から見ればまだごく一部だけど、これから定点観測が楽しくなってくる季節だ。
新作から4曲目の公開:Teenage Fanclub「The Sun Won't Shine On Me」
4月30日に発売予定のティーンエイジ・ファンクラブ新作「Endless Arcade」から、4曲目の新曲が昨日公開された。「Home」「I'm More Inclined」に続いて、3曲連続で今回もノーマンの曲。ゆったりした8分の6拍子のバラードで、儚げなギターのアルペジオから始まり、美しいヴォーカルハーモニーが大きくフィーチャーされている。泣かせるコード進行も良くて、最初聴いたときからこれは素敵だなと思ったし、聴くたびにどんどん好きに…
持ち物の整理を進めている。パソコン用品など、年数を経るとまったく無用になるのに無意味に取っておいてあったものを、今日は頑張って処分した。一番厄介だったのは、十数枚残っていた25年もののフロッピーディスク。金属、プラスチック、その他可燃物(磁気ディスク、不織布)で構成されていて、一枚一枚をバラして分別するのがとても大変だった。ディスク一枚の容量は1.44メガバイト。今ではデジカメ写真一つ収まらないものに…
2011年3月11日から今日で10年。その日、自分は海外暮らしをしていて日本にいなかった。もちろん母国で起きた大災害のことは現地でも大きな話題になって、自分も当時さまざまな影響を受けたけど、遠いことといえば遠いこと。帰国して、それまでまったく縁のなかった土地に住み、市内でも一番古い歴史を感じて素敵だと思っていた地域に格安の貸家を見つけて、その家でこれまで5年半生活してきた。この近辺で今後30年以内に大震災が…
前回記事で「ジョージは弾いていない」と結論づけてから、些細なことを気にせずにかえって楽しめるようになったディランの「1970」である。改めて、ジョージのエア・スペシャル・ゲストぶりが味わい深い。ジョージファンをやっていると、こういうことは本当に「あるある」なのだ。このギターソロ格好いい、ナイスプレイジョージ!と思っていると、実はその曲では別の人がギターを弾いていたことが判明したりする。非常によくある…
1970年のディラン、「Self Portlait」「New Morning」のためのセッションを収録した「1970」、発売日からだいぶ遅れて先週末に届いた。5月1日のセッションにはジョージ参加ということで、ジャケットにも「with Special Guest George Harrison」と書かれているのだから、もちろん手に入れないわけにはいかない。ジョージが参加したという日を含むディスク1~2は、ゆるいリハーサルセッションが延々と続く内容だけど、くつろいだデ…
本当に必要なものだけが荷物だ:忌野清志郎「瀕死の双六問屋」を売るのをやめた話
荷物整理を進める中、CDと一緒に本を売ろうとしている。元々、本はあまり読まないし、過去に買い続けていた大量の音楽雑誌はCDと同じように大整理をすでにやっている。もう今回手放すものはそれほどないけど、読み終えた「真田太平記」の文庫本12巻セット、もう全然読まないのに大昔から何となく所有し続けていた新書や単行本、買ってざっと流し読みしてもういいやという感じの音楽雑誌などを段ボールに詰めた。 段ボール行き…
冬の間、自分の中でも園芸関連のことは冬眠状態になる。冬にも何か育てようとしたことはあったけど、やはり寒すぎてあまりうまくいかなかった。それでも3月に入れば春の兆しが見えてきて、例年なら今年は庭でどんなものを育てようか今ごろから考え始めたりするのだが、今年は引っ越しが控えている。新天地の庭で何を育てるのか、その場に身を置いてみないとまったく考えられない。八町キュウリはまたやりたいけど、気候がまった…
来月早々の引っ越しに備えて、昨晩は手持ちのCDを少し整理した。引っ越しのたびにCDは減らしている。これまでで一番苛烈な大粛清をやったのは、15年前にインドに移住する直前のことだった。日本に残していく荷物をなるべく身軽にしようと思い、所蔵していたCDの量をだいたい3分の1に減らした。CD全盛の時代に20代だった自分が、気の赴くままに買っては溜め込んでいたものである。90年代終わり頃から普及し始めたネット通販も利用…
昨晩は寝苦しかった。寝付きも悪かったが見た夢も悪かった。自分は北関東のどこか全然知らない場所を電車で移動していた。乗換駅だと思って降りた駅が間違いだったことに気づいたときには、乗っていた電車は走り去ってしまい、自分はまったく縁のない土地に取り残された。降りた場所は田舎のローカル線の無人駅で、もう夜になっていて後続の電車は今日中に来そうもない。仕方ないので別の移動方法を考えようと、暗くさびれた知ら…
訳詞:Billie Holiday「Good Morning Heartache」
この曲はレイ・ブライアントのピアノで以前から愛聴していたのだけど、ビリー・ホリデイの元歌を聴いたことはなかった。今朝も流していて、「おはよう傷心」ってどんな歌詞なんだろう、とふと気になったので検索してみたら、だいたいタイトルから想像したとおりだった。いい歌詞だと思って、ささっと訳したのでここに載せる。ビリー・ホリデイ版もこの機会に初めて聴いてみた。いい曲だ。日曜日の朝に、月曜日の憂鬱について歌っ…
去年の冬から延々と続いている、新型コロナウィルスのパンデミック。今この世界に生きている以上、当ブログでも避けて通ることはできず、折に触れて言及してきた。昨年の今日に書いた日記を読むと、このコロナ禍がとうとう我が身に直接降りかかってきたのが、その日だったことがわかる。前日の夜に突然、コロナ感染拡大防止のため、息子も通…
昨年の記事で紹介したとおり、ジョージ本人が1992年にビルボード誌で明らかにした正確な出生時刻は1943年2月24日、午後11時42分だったという。日本時間でいえば、今日25日の朝8時42分。その頃、自分は毎朝の散歩に出て道端の花を眺めていた。今朝は氷点下6℃まで下がり、まだまだとても寒かったが、こんな寒冷地でもようやく春の花が少しず…
昨晩はとても綺麗な月夜だった。昨日の夕方は用事で八ヶ岳山麓にいて、夜になって帰りの車に乗り込むときに見えた、真っ暗な森をうっすら青白く照らす月の光の美しかったこと。半月より少し膨らんだ月を囲む星空もまた美しくて、とてもいいものを見た夜だった。明るく賑やかな街中よりも、暗くて静かな山の中でこそ、月と一対一で向かい合うことができて、その美しさが強くはっきりと感じられる。1時間ほどかけて家に戻り、車を…
今日は朝から家の片付けに追われた。4月頭に引っ越しを控え、大家さんと不動産屋さんが家の中を点検したいというのだ。年度末は引っ越しの繁忙期で、畳の張り替えやリフォームの予約がすでに取りづらくなっていて、次の入居者をすぐに迎えられるように要修繕箇所を早めに確認しておきたいという。その事情はまあわかるけど、こちらはまだ現役で暮らしている家である。「どこをどんな風に壊されたか」という目で、6年間暮らした家…
先日の日記に書いたように日本酒を毎晩飲む生活をしばらく続けていたら、やはり体に負担がかかったようで、何だか調子が出なくなってしまった。朝起きた瞬間から動悸がして、ぐったりした気分で過ごす日々が続くようになり、このままではちょっといけないな、でもこんなに気分も体調も低下してたらお酒飲まなきゃやってられないし、と負のス…
今朝起きてカーテンを開けたら、雪景色だった。雪の予報ではなかったのに、こんこんと本降りの様子。毎朝の散歩、寒いし今朝はいいか……と思ったが、道路はびしゃびしゃの状態ではないようだったので、傘を差してささっと出ることにした。春から引っ越す先は当地とは打って変わって温暖な土地なので、雪景色もおいそれとは見られなくなるだろう、という気持ちもあった。
昨日は、小学校に通う息子が下校してから待ち合わせに出て行って、二人のクラスメイトからお菓子をもらってきた。一人は男子で、手作りのクッキー。もう一人は女子で、手作りのトリュフ(!)。バレンタインデーの贈り物ということだけど、贈る方も贈られる方も特に男女を限定せずに、普段仲良くしている何人かの友達で手作りお菓子のやり取りがあったようだ。それにしても、男子がクッキーを手作りして男子に渡すなんて、自分が…
George Harrison「Blow Away」(Demo)
2月になれば思い出す、のだが、今年の2月は気持ちがバタバタしていて、なかなか意識に上らずじまいで半分まで来てしまった。2月は慈愛の月なのである。2月14日は、ジョージの最高傑作「慈愛の輝き」が1979年にアメリカで先行リリースされ、初めて世に出た記念日。そして2月24/25日にはジョージのお誕生日が待っている。バレンタインデーは慈愛の日、2月は慈愛の月。一年で一番短いのがもったいないぐらいである。 今日が2月1…
ティーンエイジ・ファンクラブの1stアルバム「A Catholic Education」には、ジェリーの単独作が1曲も入っていない。「Bandwagonesque」以降でのノーマンとツートップでの活躍ぶりを思うと意外なことだけど、最初期TFCでのジェリーはかなり控えめな存在だったようだ。ジェリーがTFCで初めてメインを張った曲は1990年の「So Far Gone」だろう。大名曲シングル「God Knows It's True」のカップリング曲。
一昨日書いた記事、投稿した時点では我ながらよく書けたと満足していたのだが、次第に自分の中で落ち着かない点が出てきて、結局は何度も書き直す羽目になってしまった。本題のマチルダ効果について書いた前半はいいとして、後半部分は当初の状態からかなり変えた。それでも落ち着かないのだけど、現時点の自分に書けるのはあそこまで。現状…
マチルダ効果(Matilda effect)とは、女性科学者の業績が認められず、その仕事が男性の同僚に帰されてしまうという、女性に対する偏見のこと(Wikipediaより)。1993年に生まれた言葉だという。その頃の自分は理系の大学に通っていたけど、女子学生の比率は圧倒的に低かった。自分のいた学科では、40人以…
今朝、引っ越し屋さんに見積もりに来てもらって、引っ越しの日が確定した。3月下旬を予定していたが、例年の繁忙期に加えてコロナ禍の影響もやはりあるようで、3月中はすでに予約がかなり詰まっていて、目玉が1kmぐらい飛び出るような金額を提示された。できれば3月中が良かったが、4月になれば引っ越し業界も落ち着くということで、4月初めに延期。これで目玉の飛び出し距離も当初よりはだいぶ落ち着く金額に下がり、さらに自力…
ウィーザーの新作「OK Human」、リリース日にSpotifyで聴いた。ぱっと見、レディオヘッドのパロディみたいなアルバムタイトル。いつものエレクトリックギターの代わりにオーケストラを従え、アコースティックな路線を目指した異色作だが、「OK Computer」の向こうを張ったテクノロジー否定作というよりは、コンピュータもいいけど人間もね、ぐらいの意味に受け取った。先行して公開されていた「All My Favorite Songs」の映像を…
現在、春に引っ越す新居が先週決まって諸々の手続きや手配を始めているところだが、今からちょうど10年前にも、ムンバイで2つ目に暮らした部屋の入居が決まっていたようだ。インド生活の終わりまでその部屋で暮らすつもりだったが、徐々に暮らしづらくなって3年後にまた引っ越している。インド生活では3箇所の部屋を渡り歩き、物件探しでは全部合わせて40~50部屋は見たと思う。部屋探し経験だけはやたらと豊富だが…
新しい物件への入居は無事に決まった。これから春までは現住居の片付けと引っ越しに追われることになる。帰国してから6年半暮らしたこの土地ともお別れ。新天地に移ることは、長いこと熟慮を重ねて慎重に決断したつもりだ。こんな時期に県境を越えた移動をして現地見学もした。しばらくは近所のラーメン屋にも行かれない。動くなら今このタイミングしかなくて、現地を見ずに引っ越すことなどできないから、県外移動は不要不急で…
新曲:Teenage Fanclub「I'm More Inclined」
ティーンエイジ・ファンクラブのニューアルバム、「Endless Arcade」のリリースとツアー日程が再延期されて、新作が聴けるのは4月末になってしまった。ツアー日程は、大部分が来年の4~5月に先延ばし。日本に来てくれるのはいつになることか。もう新作はエンドレス延期アーケードに改名した方がいいんじゃないかと言いたくなるが、コロナとブレグジットのダブルパンチを受けてはどうにもならず、という無念さは彼らのメッセージ…
当ブログに初めて載せた記事は「ひとりぼっちのあいつ」というタイトルで手短に書いたものだった。これはビートルズの「Nowhere Man」の邦題だけど、歌詞の意味を汲めば「ひとりぼっち」というよりは「海のものとも山のものともつかない人間」という感じだろう。これといった根っこ、ルーツを持たず、確固たる信念も持たず、どこ…
エリオット・スミスは明らかにビートルズの大ファン。公式には「Because」のカバーを残していて、とてもいい出来。ビートルズ・アンソロジー3に収録のバージョンを踏まえた美しい一人多重コーラスのアカペラから始まって、聞き惚れているうちにここぞ、というところで伴奏が入るという心憎いアレンジである。
フィル・スペクターが亡くなった。獄中で新型コロナに感染したという。 またしても、コロナが偉大な芸術家の命を奪った。近影の目つきなどを見ていると、精神的にはとっくに「あちら側」の人間であることが明らかすぎて、ちょっと直視できないほどだったが、肉体的にもこの世での生を終えてしまった。自分は正直、フィル・スペクターが作り出す音楽は苦手。自分が好きなのは、個々のミュージシャンの息づかいが聞こえるような音…
「My Sweet Lord」英国盤シングル発売から50周年(昨日)/セット・オン・ユー全米1位から33周年(今日)
何だか不思議なことがあるものだ。昨晩、お酒を飲みながら何となく「My Sweet Lord」のシングルをかけたくなって、とても久しぶりにターンテーブルに載せた。45回転シングル、レコード屋で良いのに出会えば買うけど、実際に聴くことは滅多にない。でも昨晩は、何となく。そして今朝、その曲のシングルが発表されてから昨日がちょうど50周年だったことを知った。
SEIYU BGM Collection(自作Spotifyプレイリスト)
かつての西友の店内BGMの選曲が素晴らしかったことについて、当ブログで何度か記事にした。InterFMのスタッフの方々が選曲されていたらしく、西友の公式サイトに毎月のプレイリストが掲載され、その選曲をいつも楽しみにしていた日々があった。ティーンエイジ・ファンクラブ、XTC、ピクシーズ、マシュー・スウィートその他、死ぬほど大好きだけど全国チェーンのスーパーでは普通かからないだろうという曲が登場するたびに驚喜し…
憎しみから自由が見つかることはない:ニール・ヤングのメッセージを読んで
トランプ大統領があと一週間で権力の座を降りようとしている今、自分はアメリカの状況が恐ろしい。新しい大統領が無事にホワイトハウスに入れたとしても、アメリカは真っ二つに分かれたまま互いに深く憎しみ合い、国内テロが頻発する内戦状態になってしまうのではないか。二つの考えに分かれた人々が、互いに自分たちこそが「正義」であると叫び、相手側がこてんぱんにやり込められ、黙らされれば大喝采を送る。赤も青も、右も左…
冬の間は梅の木の様子に変化がほとんどないので、散歩中に梅の木の下を通りかかっても、考え事をしているときなどには下を向いたまま通り過ぎてしまう朝もある。しばらく歩いてから、あっ、あそこを通りかかったのに梅を見なかった、と少し後悔する。梅の木や道端の草の様子も目に入らないほど心の余裕をなくしていてはいけないと反省もする。 今朝は細かい雪が降り始めて道はすでにうっすら白くなっていた。雪が積もると自宅…
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エリオット・スミスは今でも毎日のように聴いている大好きなシンガーソングライターだけど、歌詞の内容は大体おぼろげにしかつかんでいない。暗喩がたくさん込められているようで、自分はあまり歌詞を深く読み込んだりしないので具体的な言葉にするのは難しいのである。当ブログに載せた訳詞は2年前の「Pretty (Ugly Before)」が唯一である…
2月はジョージの生まれた月。3か月ごとの当ブログ更新も、ジョージが絡んだこの曲にする。80年代後半、当時流行のサウンドに嫌悪しか感じず、リアルタイムの音楽に完全に絶望していた自分にとって本当に貴重な救いだったのが、ジョージの「Cloud Nine」と、その翌年に忽然と現れたジョージを含むスーパーグループ、トラヴェリング・ウィルベリーズだった。50~60年代から活躍してきたロックのレジェンドたちに、自分を含む新しい…
当ブログ、前回記事に書いたように90日間更新しないとPC版でも広告が出るようになってしまうので、今後は3か月ごとに1つだけ何かしら載せることにする。現在のメイン投稿先はnoteなので、そちらをぜひご覧ください(https://note.com/noname420/)。たぶん、今後ここにはランダムな曲の訳詞を載せていく予定。 今回取り上げるフェイ・ウェブスターの「But Not Kis…
今後の当ブログはnoteに場所を移すことにしました。これからはnoteの方をメインに更新していきます。 新しいURL:https://note.com/noname420/ 2018年10月から2023年の暮れまで5年ちょっと続けてきた当ブログは、一旦非公開にしましたが、この場所で元通りに復活させました。こちらも末永くよろしく。 今年の正月から新サーバーに書いてき…
今年は、11月29日(日本時間30日)にも、12月8日(同9日)にも、当ブログに記事を書くことができなかった。文章を書く意欲がまったく湧かないのである。その埋め合わせというわけでもないのだけど、昔から大好きな「Crippled Inside」の訳詞をやってみることにした。この曲にはジョンもジョージもいるし、今は自分自身が「Crippled Inside」、心の不自由な人なので、かえってうまく訳せるかもしれないと思った。いずれにしても訳…
ビートルズの「最後の新曲」であるという「Now And Then」。日本時間11月2日23時の公開時間を待って何度も聴いたし、CDやレコードは買ってないけどダウンロード購入はした。この2日間ほどで20回ぐらいは聴いただろう。近ごろは自分の精神状態が悪く、常に朦朧としながら暮らしているので、この「Now And Then」という曲もなかなか頭に入ってこなかった。こんなにシンプルなのに……10回ぐらい聴いてやっと脳内再生できるようにな…
週一更新のノルマなどどこへやら、2か月以上ほったらかしの当ブログ。自分は生きている。生きていて、文章が書けて、ネットにアップできる限りは、更新を週に一度は続けるつもりだった。でも、ダメだった。今は何も書きたくないし、書けない。何をどう考えてもどん詰まりとしか考えられない今の自分の状況を、冷静に客観的に書けるときなど、果たして来るのだろうか。まあ、こんなことを言いに来たのではない。5年間なのである。…
久しぶりに、5分でやった訳詞を載せる(いや、10分はかかったかな)。あの可愛かった青い鳥に捧げる。自分にとって青い鳥といえばカワセミなのだけど、最近とんと見なくなった。心に余裕がないからだろう。またあの鮮やかな青が見えるようになりたい。
ジョージの発言集「ジョージ・ハリスン インタヴューズ」、本文650ページほどにジョージの言葉がぎっしりという、これからの自分のバイブルになること必至の本である。序文から順に読み進めて、現時点でだいたい半分ぐらいまで来た。その序文には、「Here Comes The Sun」がネット音楽配信の再生数ではビートルズの楽曲中1、2位を争う人気を誇っ…
ただでさえ大好きなエリオット・スミスの曲の中でも、この曲は自分に刺さってくる深さでは最強かもしれない。最後のヴァースからエリオットの上に入ってくる痛切に美しいコーラスには、聴くたびにぐぐっと胸が締め付けられる。間奏で聴けるエリオットという人そのものみたいな音色のギターの後、このハーモニーが登場するところが聴きたくて、この曲をかけると何度もリピートしてしまう。この曲に絶対に欠かせないそのバックヴォ…
とうとう、やっと、TFCが日本に来てくれる。来年、2024年の2月末から3月初頭にかけて、東京・名古屋・大阪で3公演を開催するという。2019年2月の来日以来、実に5年ぶりにTFCに会えるのだ。嬉しい!
今年はオクラをどうしても種から発芽させることができなかった、と前の園芸記事に書いたのだけど、実はあの後にひょんなところから出てきた種を蒔いてみたら、数日後にあっさり発芽。
ちょうど一ヶ月前ぐらいにCDを手に入れてから、自分内でひたすらずっと鳴り続けている音楽がある。Diving With Andyというフランスのバンドが2009年に出したアルバム「Sugar Sugar」である。夜な夜なCDをかけるのみならず、いわゆる脳内ヘビーローテーション状態でもあって、もう完全に中毒。1曲目と2曲目は聴いた瞬間にやられるキラー…
6月も半ばに入り、庭の動きがとても活発になってきた。世話をしている人間は相変わらず不調から抜けられずに息も絶え絶えなのだが、庭の方ではそんなのまったく関係なしに成長・繁殖を元気に繰り広げてくれるのは実に有り難い。まず何といっても、今朝は睡蓮の初めての花が咲いた。
自分にとって最も大事なベックのアルバムは、最初期の1994年に出た「One Foot In The Grave」である。同年、カート・コバーンの訃報と前後して「Loser」が話題になり、メジャーデビュー盤の「Mellow Gold」が出てきて、ちょうどニルヴァーナの喪失と入れ替わるようにベックに夢中になった。94年には、「Mellow Gold」をはじめ、「Stereopathetic Soulmanure」「One Foot In The Grave」と、それぞれ性格の異なる3枚が立て続けに…
前回の園芸記事から3週間弱が経った。そこに書いたとおり、いったん勢いが付いてからのキュウリの成長は急激で、前回記事を上げた17日からわずか3日後の20日に初めての花が咲き、さらに2日後には雌花のつぼみまで出てきた。
7月16日に梅雨が明けて今日で2週間。連日の酷暑で庭に出づらくなってしまい、強烈な日差しの下で水やりや収穫などちょっとした作業をしたら、すぐさま家に逃げ帰る日々。今年も庭のメイン作物である八町きゅうりは、真夏に入る頃までは素晴らしい収穫を毎日のようにもたらしてくれていたけど、酷暑期に入ってくたびれ気味なのか、あまり収穫できなくなった。暑さにかまけて追肥を少しさぼっていたのも良くなかったかもしれない。…
今年の5月に80歳のお誕生日を迎えたボブ・ディラン。7月19日に最新ライブ「Shadow Kingdom」がオンライン公開され、自分も視聴チケットを購入。当初は48時間限定の公開と言われていたのだけど、大幅に延長されて25日現在もまだ見られているので、今も音だけ流しながらこの記事を書いている(今日の午後4時で公開終了予定)。おかげで何度もリピート視聴できて、とても有り難い。本当に繰り返し観たくなる内容なのだ。
久々にインド日記を載せる。今日からちょうど9年前、2012年7月23日付けのもの。この時期のムンバイは、4~5月の酷暑期を抜け、雨が多くて涼しいモンスーンの季節に入っている。郊外にドライブに出れば、夏は茶色く乾いていた大地が久しぶりの雨で息を吹き返した植物に覆われ、緑のじゅうたんになっていた。山の方に行けば至るところに滝が流れ、若者たちが上半身裸で水に打たれてボリウッドダンスを踊りまくる。そん…
自分は中学生だった頃、いじめの被害者だった。まったく一人で我慢してどうにかやり過ごし、大人になった。家族にも教師にも、もちろん友人にも、このことは誰にも相談しなかったし、具体的な話をしたことは一度もない。当ブログにも、具体的なことを書くつもりはまったくない。 あれから長い間、自分はその事実を「なかったこと」に近いものにしようとしていた。自分はそんなに酷いことをされたわけではない、普通より少しか…
今年は、11月29日(日本時間30日)にも、12月8日(同9日)にも、当ブログに記事を書くことができなかった。文章を書く意欲がまったく湧かないのである。その埋め合わせというわけでもないのだけど、昔から大好きな「Crippled Inside」の訳詞をやってみることにした。この曲にはジョンもジョージもいるし、今は自分自身が「Crippled Inside」、心の不自由な人なので、かえってうまく訳せるかもしれないと思った。いずれにしても訳…