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第七話:似ているひと 展示会が終わった翌週、結月(ゆづき)から一通のメールが届いた。 「よければ、来週の花火大会、一緒に行きませんか。 澪さんも、きっと空から見てると思うんです」 一瞬、画面を見つめたまま動けなかった。 胸の奥が、静かに高鳴っていた。 「花火大会」という言葉に、あの日の記憶がよみがえる。 浴衣姿の澪、手を繋いで歩いた夜の縁日、ラムネの甘さ、空に広がる光の花。 —…
第六話:花火を描くペン先 物語を書くのは、十年ぶりだった。 指はたどたどしく、頭の中は散らかっていたけれど、書くこと自体が、こんなにも心を温めるものだとは思わなかった。 ふと気づけば、窓の外は茜色。 一日中、ノートと向き合っていたらしい。 ペンを置き、肩をほぐしながら、澪のことを思う。 あの夏、彼女は何を思い、何を遺したくて、僕の前に現れたのだろう。 “ありがとう”——その言葉の重さが、…
第五話:未来の夏を歩く それから数日、僕は静かに過ごしていた。 澪が遺してくれた言葉、ペンダント、少女の笑顔。すべてが柔らかく胸に残っている。 夏は、過去に引き戻す季節でもあるけれど、本当は前に進むための季節なのかもしれない。 そんなふうに思えたのは、彼女が最後に教えてくれた「別れ方」のせいだ。 週末、図書館へ本を返しに行った帰り、駅前の喫茶店にふらりと入った。 涼しげな風鈴が入口に下がっ…
第四話:約束の座標 「“あの約束”は、私の中でずっと生きてたよ」 杉村から受け取った紙片に書かれていたその言葉を、何度も読み返した。文字は滲みかけていて、彼女がどんな気持ちでこの一文を書いたのか、その筆圧までもが手のひらに伝わってくるようだった。 十年前の夏。 「来年も、いっしょに花火を見よう」 そう言って、僕たちは小指を絡めて笑った。子どもみたいだった。でも、たしかにそれは、約束だった。…
第三話:君の秘密を知っていた人 図書館を出た帰り道、日が落ちきった空には、月がぽっかりと浮かんでいた。 あの新聞記事は、何度読み返しても変わらなかった。 彼女は——もう、この世にいない。 それなのに、どうして僕の前に現れたのか。あの夜、手を取って、微笑んで、「ありがとう」と言ってくれたのは、幻だったのか。 疑問と空虚が胸にこびりついたまま、僕はかつての通学路を歩いた。校門の手前、小さなブ…
第二話:風鈴の音が消えた夜に 朝倉澪と再会した夜。家に戻っても、頭の中では彼女の声が何度も何度も再生されていた。 「また、どこかで」 その一言が、まるで別れの挨拶のように響いた。再会だったはずなのに、心のどこかが妙にざわついていた。 眠れぬまま、押入れの奥を引っ掻き回して、古いアルバムを取り出した。ページをめくると、そこには高校時代の澪がいた。花火大会の日、撮ってもらったツーショット。浴…
ひと夏の恋・再会 夏祭りで再会した初恋の人。花火の下で語り合う、止まったままの時間——切なさとノスタルジーが交差する、一夏の物語 一日目:ラムネの瓶に浮かぶ記憶 今年もまた、あの夏がやってきた。 陽炎が揺れる舗装道を抜けて、商店街の一角にある懐かしい駄菓子屋の前で足を止めた。小さな冷蔵庫の中には、青い瓶のラムネが並んでいる。栓抜きの感触、ビー玉の音、それら全てが、あの夏の記憶を静かに呼…
最終話「四月の終わりにめくるページ」 四月の終わり。 教室の窓から差し込む光が、少しだけ強くなった。 桜はとうに散って、新芽の葉が青く光っている。 季節は、ちゃんと次へ進んでいた。 スケッチブックの最後のページが、まだ白いままだった。 みんながページを重ねていくたびに、そこだけは不思議と誰も触れなかった。 千紘は、「最後は誰かが、ちゃんと終わらせて」と笑った。 クラスの誰か…
九日目「描かれた横顔」 放課後の教室。 今日も誰かが、例のスケッチブックをめくっていた。 棚の上には、付箋で「今ここ!」と書かれた目印が貼られていて、みんなが次のページを待ち望んでいるのがわかる。 けれど、今日のページは、いつもと少し違っていた。 「……これって、もしかして――」 ざわざわ、とした空気が教室を揺らした。 そこに描かれていたのは、ある男子生徒の横顔。 下を…
八日目「秘密のページ」 クラスの棚に置かれた「みんなのスケッチブック」は、日ごとに厚みを増していった。 詩、落書き、しりとり、意味不明な謎かけ。 最初は戸惑っていたみんなも、今では笑いながら「次、誰か何か描いてた?」と確認し合うのが日課になっていた。 千紘は、以前のように誰よりも真ん中で笑っていた。 俺は、その姿を見て、ようやく“春が戻ってきた”と思っていた。 だけど―― そ…
七日目「ひとつのスケッチブック」 次の日、千紘は、何事もなかったかのように教室に現れた。 だけど、昨日までとは少しだけ違っていた。 「みんなに、話したいことがあるんだ」 昼休み。 千紘は、スケッチブックを両手に抱えて、教室の真ん中に立った。 みんな、最初はきょとんとしていた。何を言うんだろうって顔をしていた。 「このあいだまで、机に落書きしてたの、私。 ……でも、言葉を書…
六日目「閉じられたページ」 昼休み、千紘の姿は教室になかった。 彼女の机の上には、スケッチブックが一冊、ぽつんと置かれている。 誰も、そこに触れようとはしなかった。 まるで、そこだけ違う空気が流れているみたいに、誰も近づこうとしなかった。 俺は、そっとそのスケッチブックを手に取った。 持ち上げると、表紙には小さな文字が書かれていた。 * 四月のスケッチブック * 中を開…
五日目「すれ違う風」 放課後の教室に戻ると、いつも誰かがまだ残っていた。 今日も同じだ。窓際の席では、千紘がスケッチブックに向かってペンを走らせていた。斜め後ろでは、クラス委員の桐生(きりゅう)が何やら書類をまとめている。窓から吹き込む風に、彼の髪がふわりと揺れた。 机の上をふと見ると、また新しい“交換”が始まっていた。 * きみに、春を届けたくて * その下に、小さなチューリ…
四日目「書かれなかった名前」 その日、落書きはなかった。 昼休み、いつもと同じように机を覗いた俺は、そこで立ち止まった。 昨日まであった“ことば”も、“絵”も、消されていた。 何度も消しゴムで擦ったような跡が残っていて、消したのは誰か、なんとなく“怒っていた”ように感じられた。 「……誰が、消したんだ?」 誰にともなくつぶやいた声は、当然ながら誰にも届かない。 千紘も気づい…
三日目「線とことばが交わるとき」 昼休み。 教室の空気が少しだけざわついていた。 「ねえ、あれ……昨日の机だよね?」 誰かの声に、自然と視線が集まる。俺も気になって見に行った。落書きが書かれていた、あの机。今度は――そこに、小さな“絵”が添えられていた。 言葉のすぐ下に、鉛筆で描かれた一対のスニーカー。雑なのに、妙に温かい。春の午後、少し埃っぽい廊下を歩いているような、そんな匂…
二日目「名前のない落書き」 放課後の教室には、まだ春の光が残っていた。 ガラス越しの西陽が机を照らして、影が長くのびている。窓の外ではグラウンドから野球部の掛け声が聞こえてくる。 そんな風景の中、俺はひとり、席に戻って筆箱を探していた。 ……なかった。昼休みに英語の辞書と一緒に出したはずだ。ロッカーにも机の中にも見当たらない。仕方なく机の下を覗き込んだとき、不意に目に入った。 机…
第一話「最初のページに風が吹く」 風がやけにあたたかい朝だった。 駅前の桜は満開を越えていて、花びらを落とすことに夢中になっていた。まるでこの春に間に合わなかった誰かを急かすように、はらはらと空を舞っていた。 俺は制服の襟を直しながら、自転車を押して坂をのぼっていた。今日から高校生活。中学のときの友達はそれぞれ違う道を選び、俺は誰一人として知り合いのいないこの高校に進んだ。期待よりも、…
第十話 光の書の真実 「ここまでご苦労だったな……だが、この先へは行かせない」 カインが鋭い笑みを浮かべ、手にした短剣をくるりと回す。その背後では黒蛇の部下たちが静かに剣を構えていた。 「ここで終わりだ、お前たち」 「そう簡単にやられるわけないでしょ!」 リナが杖を振り上げ、炎の魔法を唱える。 「ファイア・ストーム!」 灼熱の炎が渦を巻き、黒蛇の部下たちを包み込んだ。悲鳴を上…
第九話 封印の扉 亡者の鉱夫たちを振り切り、アレンたちはスカーレット山脈の奥へと進んでいた。冷たい風が岩の隙間を吹き抜け、不吉な予感を漂わせている。 「この先に何があるのかしら……」 リナが不安げに呟く。 「何かがあるのは確かだ」 レオンが険しい表情で前を見据えた。 やがて、道は急に開け、大きな岩壁に突き当たった。そこには、巨大な石の扉がそびえ立っていた。 「これは……!」…
第八話 赤き山の秘密 謎多き戦士レオン 暁の冒険譚 〜光の書を求めて〜
第八話 赤き山の秘密 スカーレット山脈の奥へと進むにつれ、道は次第に険しさを増していった。岩は鋭く尖り、足を踏み外せば谷底へ真っ逆さまだ。 「ここ、本当に道なの?」 リナが足元を見ながら不安げに呟く。 「どうやら、昔は鉱山として使われていたみたいだな。あちこちに掘削の跡がある」 レオンが周囲を見渡しながら言った。確かに、風化した木製の橋や、崩れかけた坑道の入り口が点在している。 …
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