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10日間のショートストーリー 日々の体験を元にして書いていきたいと思います

10日ストーリー
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2024/10/31

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  • 最終話 心の扉

    十日目:心の扉 ついに、最後の日が来た。手の中には古びた鍵と、もう一つの巻物が握られている。「最後の扉は、心の奥底にある」――巻物に書かれたこの言葉が、何を意味しているのか一晩中考えていた。 鍵は物理的な扉を開けるためのものではないのかもしれない。これまでの出来事すべてが、俺自身の内面と繋がっているように感じた。謎が外にあるのではなく、俺の心の奥底に隠された何かを見つけることが重要なのだ。 …

  • 第9話 過去の影

    九日目:過去の影 昨日の夜、解き明かされた「扉」という言葉が、頭から離れない。そして「過去に繋がる」というメッセージ。俺は、自分の過去に何か重要な手がかりが隠されているのではないかという考えに取り憑かれていた。 朝になり、俺は自分の子供時代のアルバムや古い日記を引っ張り出してきた。これまで、特に気に留めることのなかった記憶が、今になって重要に思えてくる。あの巻物と「扉」という言葉が、どんな過…

  • 第8話 暗号の解読

    八日目:暗号の解読 夜が深まり、部屋は静寂に包まれていた。巻物に刻まれた「蛇の目」の印と、謎めいた文字の列。頭の中でいくつものパターンや解釈が浮かんでは消えていく。俺は何かを見逃している。これまでの出来事すべてが、この暗号に繋がっているように感じた。 集中力を高めるため、コーヒーを淹れ、机の上に広げた巻物を再び見つめた。何時間も暗号を解こうと試みていたが、まだ明確な手がかりを掴めていない。だ…

  • 第7話 巻物の真実

    七日目:巻物の真実 朝が来た。昨夜の出来事が、まるで夢だったかのような感覚がある。あの黒いジャケットの男、月明かり、そして手に残ったこの巻物。けれど、目の前にある古い巻物が、それが現実だったことを証明していた。 ベッドの上に座り込み、巻物をじっくりと眺める。薄茶色の紙には、手書きで書かれた不思議な文字がびっしりと並んでいる。その文字は、どこかで見たことがあるような気もするが、意味はまったく理…

  • 第6話 月明かりの影

    六日目:月明かりの影 夜が訪れた。予告されていたように、月が空高く昇っていく。さっきまで不安と期待が入り混じっていたが、今は不思議な静けさが心を包んでいる。スマホに届いた「今夜、月が昇る頃、箱を開ける方法が見つかるだろう」というメッセージが、頭の中で何度も繰り返される。 向かいの家の窓に視線を向けると、そこには先ほど見たオブジェがまだ置かれている。月明かりがそのオブジェに当たり、まるでそれ自…

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