【保存版】腎臓移植後の私が実践する|水分補給を習慣にする6つの工夫
こんにちは。私は19歳のときに腎臓移植を受け、現在は結婚して2児(1歳と2歳)の父となりました。移植から10年経った今も、体調を良好に保つために大切にしていることがあります。それが「日常の水分補給」です。 腎臓移植後の生活では、水分は薬と同じくらい大切な存在。特に免疫抑制剤などを服用している私たちにとって、水がなければ薬も飲めない=命を守れないという現実があります。 この記事では、私が日々実践している6つの場面別の水分補給習慣をご紹介します。 ① 日常生活の基本編|水分補給は「忘れない工夫」が鍵 ② 外出時|持ち歩ける工夫を ③ 外泊時|非日常でも習慣を壊さない工夫 ④ 海外旅行時|水分と安全…
腎臓移植後の趣味に「お茶の飲み比べ」をすすめる理由|体にやさしいリラックスタイムのすすめ
腎臓移植後の生活では、「無理なく楽しめる趣味を見つけること」が、心身のバランスを整えるうえでとても大切です。 そこで今回は、私自身の体験も交えながら、**腎臓にやさしい趣味「お茶の飲み比べ」**をご紹介します。お茶は、ただの飲み物ではありません。リラックス効果に加えて、カリウム量に注意すれば腎臓への負担も少なく、安心して楽しめる趣味になるのです。 お茶の飲み比べは、腎臓移植後の体にやさしい趣味 【体験談】妻と過ごす「お茶の時間」が最高のリラックスタイムに こんな方におすすめ 【まとめ】お茶の時間は「自分と向き合う」時間 おすすめのお茶アイテム お茶の飲み比べは、腎臓移植後の体にやさしい趣味 「…
減塩調理に挑戦する簡単なコツ7選|腎臓移植経験者の私を支える、妻のやさしい工夫
「塩を控える=味気ない」と思っていませんか? 1. 旨みのある素材を活用する 2. 香辛料でアクセントをつける 3. 酸味を上手に取り入れる 4. 食材の表面に味をつける 5. しょうゆは“つける”より“スプレーする” 6. 料理は温かいうちに食べる 7. 最後の塩ひとつまみが味の決め手 減塩調理は“愛情の調理”でもある まとめ|減塩は一緒に楽しむ工夫で続けられる 「塩を控える=味気ない」と思っていませんか? 私は過去に腎臓移植手術を受けました。移植前、移植後ともに、塩分管理が私の生活にとってとても重要なことの一つです。 今、家族ができ、2人の息子とにぎやかな毎日を送る中で、私の体を一番気遣っ…
はじめに|腎臓移植と子育て、両立できる? 移植後の子育てでまず直面する壁:子どもの風邪は日常茶飯事 私が実践している感染対策5つの工夫 ① 風邪の初期症状を見逃さない ② お風呂や寝室の使い分け(状況によって) ③ アルコール手洗いの習慣化 ④ 自分の体調の変化にも敏感に ⑤ 定期通院の際は家族とスケジュール調整 「家族で協力する」ことが最大の感染対策 子どもとのふれあいが、リラックスにつながる まとめ|移植後の子育ては、できる。無理なく、楽しく、家族とともに。 はじめに|腎臓移植と子育て、両立できる? 私は19歳、大学2年のときに腎臓移植を受けました。それから年月が経ち、いまでは2児(2歳と…
腎臓移植後の防災対策|薬は“防災袋”にも必ず入れておくべき理由
災害は、ある日突然やってくる 薬が切れたときのリスクは「命に関わる」 防災袋に入れる薬の準備|3つのポイント 1. 最低3日~1週間分の薬を確保 2. 使用期限を定期的にチェック 3. 処方箋のコピー・服薬内容のメモも一緒に保管 家族にも共有しておこう まとめ|薬は「命を守る防災グッズ」 災害は、ある日突然やってくる 地震、台風、大雨…。日本で暮らしている限り、自然災害のリスクは誰にとっても身近なものです。 私自身、19歳のときに腎臓移植を受けてから、「薬がないと健康が守れない」という現実と日々向き合っています。そんな私が一番懸念しているのは、災害によって薬が手元からなくなることです。 今回は…
【通院シリーズ_第1回】「通院が面倒…」を変える3つの前向き視点
〜腎臓移植から10年、2児のパパが実践する通院マインドセット〜 「通ってるだけで偉い」と思ってOK! 通院は“自分へのメンテナンスタイム” 「未来の健康をつくっている」と捉えよう まとめ:面倒な通院も、ちょっとした意識で味方になる 〜腎臓移植から10年、2児のパパが実践する通院マインドセット〜 こんにちは。10年前、19歳で腎臓移植を受けたぼくは、今では29歳。2児のパパとして子育て奮闘中です。透析の経験はありませんが、移植後の「定期通院」は、今も変わらずぼくの生活の一部です。 今回は、そんなぼくがたどり着いた「通院がちょっと前向きになる3つの視点」をお伝えします。 「通ってるだけで偉い」と思…
お昼寝タイム、それは静寂と癒しのはずだった… 「パパ、ねんね〜トントン」!?逆転の構図 寝かしつけられるって、案外幸せ。 今日の教訓|“体力”と“育児”と“愛情”は、セットで考えよう こんにちは。生まれつき腎臓が悪く、高校生の時に食事制限を開始、大学2年生の時に腎臓移植を経験し、今は“育児という名の新たなサバイバルゲーム”に参戦中のパパです。 移植手術を経験し、体力の衰えを頑張ってリハビリしつつリカバリーしたことで、体力を使うことの大変さを骨の髄まで理解したつもりでしたが、子育てはその上をいく体力勝負でした。ええ、完全に。 さて今回は、そんな私が体験した“衝撃的寝かしつけ事件”についてお届けし…
〜腎臓移植を経験した私が実践する、水分確保の工夫〜 こんにちは。私は10年前、19歳の大学2年生の時に腎臓移植を受けました。今では、愛する妻と1歳・2歳の息子と一緒に、にぎやかで幸せな毎日を過ごしています。しかし「移植で健康を取り戻せた」とはいえ、免疫抑制剤を日々飲み続ける私にとって、水分補給はただの習慣ではなく、命に直結する“最優先事項”です。 今回は「災害時に職場と家、両方に水分を備蓄しておくことの重要性」について、私自身の経験も踏まえながら、分かりやすくお伝えします。 なぜ水分備蓄が必要なのか?〜腎臓移植者にとっての水の意味〜 【ポイント①】家だけでなく“職場”にも水分を置く理由 職場に…
【腎臓移植後の趣味に】楽器演奏のすすめ|音楽は上手さより「楽しむ心」
腎臓移植を受けたあと、「どんな趣味なら無理なく続けられるのだろう?」と考えたことはありませんか?私が19歳の大学2年生で腎臓移植を受けたとき、術後の生活にどこか慎重になりつつも、「自分らしさ」を取り戻す何かを探していました。 そんなとき出会ったのが楽器演奏という趣味でした。 楽器演奏は「無理なく」「静かに」「リラックス」できる趣味 私が演奏している楽器たち|ピアノ・バイオリン・ウクレレ 腎臓移植後に楽器演奏をおすすめする理由 初心者におすすめの楽器&アイテム( 「音を楽しむ」ことで生活にハリを 楽器演奏は「無理なく」「静かに」「リラックス」できる趣味 腎臓移植後の生活では、体に過度な負担をかけ…
【減塩生活のコツ】加工食品を減らし、自炊の割合を“少しずつ”増やす習慣のすすめ
現代の忙しい生活の中で、つい頼りがちな「加工食品」。レトルトや冷凍食品、コンビニのお惣菜などは便利ですが、思っている以上に塩分が含まれていることをご存知ですか? この記事では、**腎臓移植を経験した私が実践している「無理なく減塩を続けるためのコツ」**として、加工食品を徐々に減らし、自炊を増やしていく方法をご紹介します。 なぜ加工食品は塩分が多いのか? 腎臓への負担を減らすには、「自炊」がカギ 「いきなり完璧」は続かない。少しずつがコツ ステップ1:週に1〜2食、自炊に置き換える ステップ2:減塩調味料や食材に慣れる ステップ3:冷凍保存や作り置きを活用 我が家で実践している「自炊シフト」の工…
もしも、あの時の移植がなかったら:今ここにある“家族”の意味
こんにちは。腎臓移植を経験し、現在は愛する妻、小さな子どもたちとにぎやかな日々を送る父親として、今日は「命」について改めて考えてみたいと思います。 この記事では、「もしも、あの時の腎臓移植がなかったら、今の家族は存在していただろうか?」という問いから始まり、命のつながり、家族の尊さ、そして日々を大切に生きる意味について綴っていきます。 移植が僕にくれた“未来” 「もしも」から始まる命の奇跡 家族は「命の再スタート」がくれたギフト 愛によってつながっていく まとめ:今日も、命とともに歩いていく 移植が僕にくれた“未来” 僕が腎臓移植を受けたのは、結婚もしていなければ、家庭を持つことも想像していな…
腎臓移植後の服薬ミスを防ぐ!薬は「家・職場・鞄」に分けて保管しよう
腎臓移植を受けて以来、毎日の服薬は自分の命を守る最優先事項になりました。 私が移植手術を受けたのは19歳、大学2年生のとき。まだ独身で、子どももいない時期でしたが、あのときから「薬を切らさない」「飲み忘れない」ために、あらゆる工夫を重ねてきました。 今回は、腎臓移植後の服薬を確実に継続するための“薬の分散保管”のすすめについて、私の経験をもとに紹介します。 服薬ミスが招くリスクは“思っている以上に大きい” 「家・職場・鞄」それぞれに薬を保管するメリット 1. 外出中の“飲み忘れ”を防げる(移動用の鞄に) 2. 職場や学校での不測の事態にも対応できる(職場用) 3. メインの薬は常に家で管理(自…
【通院シリーズ_第0回】通院って、悪くないかも。名付けて通院ライフハック術
プロローグ 育児×通院は、思った以上にタイヘン! だけど、それでも「通院」は生きるために必要な時間。 通院は、もっと軽くていい。もっと味方になっていい。 通院は、自分の命と、家族の未来を守る時間。 プロローグ こんにちは。私は10年前、19歳のときに腎臓移植を受けました。透析経験はなく、今は29歳。かわいい2人の息子と、やさしくて頼れる妻と一緒に、にぎやかな毎日を過ごしています。 子どもが生まれる前から、移植後の通院はぼくの生活の一部でした。だけど、子育てが始まると――ただの「通院」が、ものすごくハードルの高いものに変わったんです。 育児×通院は、思った以上にタイヘン! 通院の日は、タイムスケ…
【腎臓移植後の悩みあるある】“健康そうに見えるのに…”のモヤモヤとの向き合い方
移植して「元気そう」と言われるけど、実は… よくある悩み①|「見た目は元気そう」に見られるギャップ 対処法:“元気そうに見えるけど、制限がある”をシンプルに伝える よくある悩み②|感染対策やマスクを“神経質”と言われること 対処法:「自分にとって大事なルールです」と割り切る姿勢を持つ よくある悩み③|「生活の変化」を説明するのが面倒 対処法:“必要な場面で必要な分だけ”伝えればOK よくある悩み④|「大切な人」にどう伝えるか 対処法:“信頼関係が築けたタイミングで少しずつ”が安心 「人に言いにくい」は、必ずしも“言わなきゃいけない”ではない まとめ|“悩み”は隠さず、でも抱え込まなくていい 移…
はじめに:災害はいつ起こるかわからない なぜ、防災袋に“水分”が必要なのか? 1. 腎臓にやさしい環境を保つために 2. 水がすぐに手に入らない状況に備えて 3. 薬を安全に服用するために 実際に入れている“水分アイテム”とは? 家族で共有することも大切 おわりに:備えは“いのち”を守る選択 はじめに:災害はいつ起こるかわからない 災害が起きたとき、まず必要になるのは「命を守ること」。そしてその次に大切なのが、「体調を守ること」です。 私は10年前、19歳で腎臓移植を受けました。透析の経験はなく、今は2児の父として元気に暮らしています。そんな私にとって、水分補給は日々の体調管理の中でも特に重要…
【腎臓移植後の趣味にガーデニング】無農薬野菜と心の癒しを育てよう|家庭菜園のすすめ
腎臓移植後の生活に、家庭菜園という「楽しみ」と「安心」を 【ガーデニングがおすすめな理由】 ■ 減塩料理にぴったりな「無農薬野菜」が手に入る 【軽作業が“自然なリハビリ”に】 【実際に家庭菜園を始めてみて】 【これから始めたい方へ】家庭菜園の始め方と注意点 ■ まずは小さく、気軽に始めましょう ■ 腎臓移植後ならではの注意点 【家庭菜園で得られる“幸せの循環”】 まとめ|“土に触れる生活”で、毎日をもっと豊かに 腎臓移植後の生活に、家庭菜園という「楽しみ」と「安心」を 腎臓移植という大きなハードルを越えた今、これからの生活に野菜を育ててみませんか? 今回ご紹介するのは、**腎臓移植後の趣味とし…
【健康の鍵は“習慣の見直し”】減塩のために「外食回数を徐々に減らす」ことのすすめ
いざ「塩分を控えよう!」と思っても、日々の生活で難しいと感じることはありませんか?特に忙しい方にとって、外食やテイクアウトはとても便利。でも、その便利さの裏には「思わぬ塩分の落とし穴」が潜んでいるのです。 この記事では、腎臓移植を経験した私が実感した“外食の塩分リスク”と、それにどう向き合ってきたかをご紹介します。大切なのは「急にゼロにしようとしない」こと。外食の回数を“徐々に”減らしていくことが、塩分管理のカギになります。 なぜ外食は塩分が多いのか? たとえば… 外食を“いきなりゼロ”にすると続かない 外食回数を減らす3ステップ ステップ1:現状把握 ステップ2:1〜2回減らすことを目標に …
「パパ、見て!」「いっしょにやろうよ!」 2歳の息子が全力で僕を見つめてくるとき、僕はふと心の中で思うんです。 —— この子と過ごせる毎日が、奇跡のようだな。 実は私は、結婚する前に腎臓移植を受けています。あのとき手術が無事成功しなければ、今こうして「パパ」と呼ばれる人生はなかったかもしれません。だからこそ、子どもと向き合う時間そのものが、自分の健康を守るためのモチベーションになっています。 子どもと過ごす時間が、健康意識を高めてくれる 子育てが健康の“習慣化”を後押ししてくれる “子どもと向き合う時間”が心の栄養にもなる まとめ:健康でいることが、家族と未来を歩むことにつながる 子どもと過ご…
「薬、忘れてないよね?」は旅行中に一番気になる問題 1. 薬は必ず“もとのパッケージのまま”持っていく 2. 処方箋のコピー+英語での説明書きを用意する 3. 薬は“複数の場所”に分けて持つのが基本 4. 服薬時間の変更が必要な場合は“事前に医師と相談” まとめ|事前の準備が“安心して楽しむ”旅をつくる ―移植経験者が語る、安心して旅を楽しむための準備術― 「薬、忘れてないよね?」は旅行中に一番気になる問題 腎臓移植を経験した私にとって、薬の管理は毎日の基本。特に免疫抑制剤は決められた時間に正しく服用しないと、拒絶反応のリスクが高まります。 国内ではルーティン化していても、海外旅行となると話は…
【腎臓移植後の通院ルーティンと心構え】実体験から語るスケジュールとコツ
「腎臓移植後って、どれくらい通院があるの?」という疑問にお答えします 腎臓移植後の通院頻度の目安(実体験ベース) 通院時の流れ|診察だけじゃない!事前準備が大事 通院に慣れるための心構えと工夫 ✅ 1. 「通院は自己管理の一部」と捉える ✅ 2. スケジュールを生活に組み込む ✅ 3. 質問リストを事前に作っておく まとめ|腎臓移植後の通院を不安に感じている方へ 「腎臓移植後って、どれくらい通院があるの?」という疑問にお答えします 腎臓移植を検討している方や、移植を終えたばかりの方からよく聞かれるのが、「移植後の通院ってどれくらいの頻度なの?」「診察ってどんな内容?痛い?大変?」という質問です…
【職場の人間関係に悩んだら】厳しい先輩が怖いと感じた時の心の向き合い方
会社に行くのが億劫になってしまうほど、職場の人間関係に悩んでいませんか? 特に、指導が厳しい先輩や上司に対して、「怖い」「嫌だ」「できれば顔を合わせたくない」と感じてしまうのは、ごく自然なことです。私もかつて、毎朝その人の存在を思うだけで憂うつな気持ちになった経験があります。 ですが、そんなときに少し視点を変えてみることで、心がすっと軽くなることがあります。今日は、**「恐れから自由になるための心の向き合い方」**について、わかりやすくお話ししてみたいと思います。 ◆「恐れ」は避けるより、向き合った方が楽になることもある ◆「歓迎する姿勢」が自分を守ってくれる ◆“愛”が恐れを追い出すというシ…
【腎臓移植後の海外旅行】体調を守る!しっかり水分補給を続ける7つのコツ
こんにちは。私は19歳の時に腎臓移植を受け、現在は移植から10年が経ちました。透析の経験はなく、現在は結婚して2人の息子と妻と共に、日々元気に過ごしています。 今回は、**腎臓移植後の体を守る「海外旅行中の水分補給のコツ」**について、実体験をもとにお伝えします。 腎移植後は脱水が大敵。旅行先では気候や環境の変化により、知らず知らずのうちに水分が不足してしまうことも…。ですが、少しの工夫でいつもと変わらず体調を保つことができます。 なぜ水分補給が重要なのか? 海外旅行中も水分補給をしっかり続けるコツ 1. 出国前に「1日の水分摂取目安」を確認しておく 2. マイボトルを持参する 3. スマホの…
腎臓移植後の趣味に映画鑑賞をおすすめする理由|体にやさしいエンタメ習慣
腎臓移植後の生活に「映画」という趣味を 映画鑑賞は、座ってできる体と脳のリフレッシュ 自宅で気軽に楽しめる!おすすめの配信サービス ■ Amazon Prime Video ■ Netflix ■ U-NEXT 映画鑑賞がもたらす、腎臓移植後の生活へのメリット 1. 感情の刺激になる 2. ストレスを軽減して血圧も安定 3. 動かずに楽しめる趣味として最適 映画好きの私が選ぶ!腎臓移植後におすすめのジャンル ■ ヒューマンドラマ ■ ドキュメンタリー ■ コメディ・アニメ 映画鑑賞を快適にするグッズ 私自身の体験から まとめ|映画は、腎臓移植後の最強の趣味 腎臓移植後の生活に「映画」という趣味…
簡単!【減塩生活のコツ】高塩分食品を“把握”することから始めよう
「塩分を控えたいけど、何を減らせばいいのかわからない…」そんな悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。 実は、減塩生活を成功させる第一歩は、「高塩分食品を知ること」。まず“何が塩分多めなのか”を把握すれば、自然と食事の選択も変わってきます。 この記事では、腎臓移植を経験し、日々の塩分管理に真剣に取り組んでいる私が、高塩分食品の見分け方と上手な付き合い方をわかりやすくご紹介します。 なぜ塩分を控える必要があるのか? 1日6g以下を目指すなら、まずは高塩分食品を知ろう! 【要注意!高塩分な食品リスト】 高塩分食品との上手な付き合い方5つの工夫 1. 食べる頻度を減らす 2. 一部を手作りに置き…
はじめに:命が当たり前じゃないことを、ぼくは知っている。 1. 健康は、けっして“当たり前”じゃない 2. 健康は“運”ではなく、生活習慣でつくられる 3. 自分と家族の健康を、大切にしよう 4. 与えられた健康を、めいっぱい使って全力で生きよう 【まとめ】病気を乗り越えたパパから、未来を生きる君へ はじめに:命が当たり前じゃないことを、ぼくは知っている。 私は生まれつき腎臓が悪く、子どもが生まれるずっと前に腎臓移植を受けました。当時は19歳。まさか自分が「生きるための手術」を受けるなんて、夢にも思っていませんでした。繰り返す検査や制限のある生活の中で、気づいたんです。 健康って、当たり前じゃ…
外泊時に薬を飲み忘れないための3つの工夫|腎臓移植経験者が教える実践済みの方法
こんにちは。結婚前に腎臓移植を経験し、今は妻と子供2人との穏やかな生活を送っているパパです。移植後の生活で何よりも大切なのは、「薬を毎日、決められた時間にきちんと飲むこと」。これは、どんなに元気になったとしても絶対に欠かせないルールです。 特に、外泊や旅行などの非日常では、うっかり薬を忘れがち。私も、何度もヒヤッとした経験があります。 この記事では、外泊時に薬を忘れずに服用するための3つの工夫をご紹介します。旅行や実家への帰省、出張がある方にも役立つ内容です。 1. 宿泊日数+予備分を小分けにして持参|鞄の“取り出しやすさ”が鍵! 2. スマホのリマインダーを必ずONに|音と振動で“第二の脳”…
【腎臓移植後の体調の“ちょっとした変化”への気づき方】19歳で移植した私が気をつけていること
「なんとなく、いつもと違う」に気づけるかどうかが分かれ道 自覚症状が出にくい理由|免疫抑制剤と「体の反応の遅れ」 観察ポイント①:「疲れ方」の違い 観察ポイント②:微熱と感染症のサイン 観察ポイント③:食欲と味覚の変化 観察ポイント④:体重・むくみのチェック 「体調変化に気づく力」を高めるための具体的な工夫 ✅ 1. 毎朝の「3つのセルフチェック」 ✅ 2. 家族や周囲の声に耳を傾ける ✅ 3. 迷ったら、病院に連絡する まとめ|「なんとなくおかしい」に敏感になる力を育てよう 「なんとなく、いつもと違う」に気づけるかどうかが分かれ道 腎臓移植後に最も大切なことの一つは、「体調のちょっとした変化…
思い通りにいかない毎日が、人生を豊かにするというパラドックス
「なんでこんなにうまくいかないんだろう。」 そう嘆いたこと、ありませんか? かつての私もそうでした。大学進学、学生生活、——順調に進むと思っていた矢先に、腎機能の悪化という人生最大のピンチが訪れました。 幸いにも移植手術を受けることができ、手術から10年が経とうとする今、2歳の息子と遊ぶ日々やあたたかい家庭、やりがいのある仕事に恵まれた今の暮らしを振り返ると、はっきりと言えます。 「思い通りにいかない日々こそが、人生を豊かにしてくれた。」 これは単なる綺麗ごとではなく、私自身の実体験から導かれたパラドックス(逆説)です。 1. 思い通りにいかない「不自由」が、価値観を見直すきっかけになる 2.…
【腎臓移植後の水分管理】外泊時でもしっかり水分補給を続けるための工夫
腎臓移植を受けた方にとって、水分補給は健康維持のために欠かせない日課のひとつです。私自身、19歳で腎臓移植を受けて以来、10年近く服薬と体調管理を続けていますが、その中でも特に意識しているのが「日常でも外泊先でも、同じように水分補給を続けること」です。 今回は、私の経験をもとに、外泊時にも水分補給を怠らずに続けるための実践的な工夫をご紹介します。 なぜ水分補給が大切なのか? 外泊時に水分補給を継続する5つのコツ 1. 出発前にマイボトルを準備する 2. 「薬の服用」とセットで水分補給を習慣化する 3. スマホのリマインダーを活用する 4. 水分が摂りやすい飲み物を準備する 5. 家族や同行者に…
腎臓移植後のおすすめ趣味|水泳・水中ウォーキングは体にやさしい全身運動
腎臓移植後の運動、どうしていますか? 水泳|腎臓に負担をかけずに全身運動ができる 地域のスポーツセンターで「水中ウォーキング」を 腎臓移植後の運動として水中ウォーキングをすすめる理由 1. 腎臓や関節への負担が少ない 2. 心肺機能や代謝の維持に役立つ 3. ストレス軽減・睡眠の質向上にも 始める際の注意点とアドバイス 必要なアイテム まとめ|腎臓移植後も、あなたらしく動ける趣味を 腎臓移植後の運動、どうしていますか? 腎臓移植後の生活では、健康維持のために適度な運動が重要になります。しかし、「何をすればいいのか分からない」「体力に自信がない」「腎臓に負担をかけたくない」…そんな悩みを抱えてい…
簡単!【減塩生活のコツ】朝昼晩で“ざっくり配分”する塩分管理術
塩分の摂りすぎが健康に及ぼすリスクはよく知られています。高血圧や腎臓病、心疾患などにつながる可能性があるため、日々の塩分摂取量には注意が必要です。 私自身、腎臓移植を経験したことから、塩分管理を大切にしています。 今回は、そんな私が塩分管理のために日々実践している「塩分を1日の食事でざっくり配分しておく」というシンプルだけど効果的な方法をご紹介します。 なぜ塩分の“配分”が大切なのか? 1日の塩分摂取を“ざっくり3分割”する 実際の食事で気をつけたいこと ● 朝食がパン派の方 ● 昼食が外食中心の方 ● 夕食でリラックスしたい方 配分を意識することで起きる変化 まとめ:ざっくりでも意識すること…
腎臓病と共に生きる親が伝えたい“生きる力”|腎臓移植の経験から子どもに伝えたいこと
はじめに:命の再スタートから、父親になるまで 生きる力とは「うまくいく力」のことではない 腎臓移植の経験が教えてくれた何があっても前を向く“3つの力” 1. 「信じる力」 2. 弱さを認める力 3. どんな状況でも感謝できる「感謝の力」 子どもたちへ、安心して生きよ! おわりに:経験は、誰かの力になる はじめに:命の再スタートから、父親になるまで 私は生まれつき腎臓が悪く、大学生の時に幸いにも腎臓移植を受けることができました。 病気と共に歩む人生、「これからの人生、どうなっていくのだろう」そんな不安と向き合いながら過ごした日々を、私は忘れません。今でも拒絶反応のリスク、骨密度の減少、腎性貧血を…
【腎臓移植後の服薬管理】外食中の薬の飲み忘れを防ぐ4つの工夫
腎臓移植を受けた方にとって、免疫抑制剤などの薬を毎日決められた時間に飲み続けることは、移植後の健康を維持するうえで欠かせない日課です。慢性疾患があり、日常的に服薬しておられる方もそうでしょう。 私自身、19歳の大学生だったときに腎臓移植を受け、現在も継続して服薬しています。 とはいえ、外出先や外食中は、つい薬の時間を忘れてしまうことがあります。この記事では、私の経験をもとに、外食時でも薬の飲み忘れを防ぐために効果的だった工夫を4つご紹介します。 1. リマインダーアプリやスマホの通知機能を使う 2. 「食事とセット」で服薬ルールを決める 3. 携帯用の薬ケース・小分け袋を常備しておく 4. 家…
【父の日】10年前に父からもらった命。今では自分が父として子供へ繋ぐ。
こんにちは。腎臓移植を経験し、現在は子育て奮闘中のパパです。 今日は父の日ですね。 私は生まれつき腎臓が悪く、今から10年ほど前に父から提供を受けて腎臓移植をしました。 今回は父に感謝しつつ、「父から命をもらった」経験を持つ私が、親になってから気づいた命の尊さとつながりについて綴ります。 家庭生活を営むうえで、前向きに生きていくうえで、少しでも希望やヒントとなれば嬉しいです。 あの日、命を受け取ったということ 親になって初めて感じた「命をつなぐ」実感 移植手術で芽生えた「感謝」と「責任」 子どもに伝えたい、愛と命の物語 まとめ あの日、命を受け取ったということ 私が腎臓移植を受けたのは、まだ結…
“怒る”前にできること:2歳児との接し方に悩んだ僕の分析ノート
こんにちは。腎臓移植を経験し、今は2人の子どもを育てる父親です。 「アンガーマネジメント」「子どもに怒らない方法」そんな検索履歴が、世の中の親御さんたちのスマホには並んでいます(わかる笑)。 この記事では、2歳の長男との日々の中で**「怒る前にできたかもしれないこと」**を、少し冷静に振り返ってみたいと思います。 子どもに“怒ってしまう”ときの共通パターン “怒る”前にできる3つの工夫 1. 「予測」でバタバタを減らす 2. 「視点」を変えてみる 3. 「手を抜く勇気」を持つ 腎臓移植を経験して思う、“今ここ”の大切さ まとめ:“怒る”前にできること 子どもに“怒ってしまう”ときの共通パターン…
【腎臓移植後の僕が実践する】外出時の水分不足にならないための5つの工夫
こんにちは。このブログでは、自身の腎臓移植経験をもとに、日常生活の中で感じたことや工夫していることを発信しています。 今日は、**腎臓移植後の生活でとても大切な“水分管理”**について、特に「外出時の工夫」に焦点を当てて書いてみたいと思います。 外出先では、気づかないうちに水分補給を忘れがち。でも、腎臓移植を経験した僕にとって、「水を飲むこと」は命を守る行為の一つです。 今回は、そんな僕が実際に実践している水分不足を防ぐための5つの工夫をご紹介します。 1. 軽めの水筒を携帯する(重いと続かない) 2. 施設ではウォーターサーバーの位置を確認 3. 屋外イベントでは自販機の位置をリサーチ 4.…
腎臓移植後のおすすめ趣味|読書は心にも体にもやさしい最高のリハビリ
腎臓移植後、どんな趣味が自分に合っているのか? 読書|1冊たったの千数百円で人生の知恵を得られるお得な趣味 読書が腎臓移植後の生活にもたらす3つのメリット 1. 心の豊かさをもたらす 2. 体に負担をかけない 3. 思考力と創造性を高める 腎臓移植後の読書におすすめのジャンル 忙しい方におすすめの読書スタイル 読書をきっかけに、人生が変わることもある 最後に|あなたの「腎臓と心」にやさしい趣味を 腎臓移植後、どんな趣味が自分に合っているのか? 腎臓移植後の生活では、「無理をしない」「体に負担をかけない」ことが何よりも大切です。私は19歳の大学2年生のときに腎臓移植を受けました。若さゆえに回復は…
【減塩で健康を守る】塩分の摂りすぎがもたらす5つのリスクとは?
「ちょっとしょっぱいほうが美味しい」「味が濃い方が満足感がある」…そう感じていませんか? 実は、日本人の多くが日常的に塩分を摂りすぎているといわれています。そして、塩分の過剰摂取はさまざまな健康リスクにつながることが、近年の研究で明らかになってきています。 この記事では、なぜ塩分の摂りすぎが身体に良くないのか、5つの視点から分かりやすく解説していきます。健康維持のために、減塩の重要性をぜひ一緒に見直してみましょう。 1. 血圧を上げる原因になる 2. 脳や心臓に重大なリスクを及ぼす 3. 腎臓へのダメージを引き起こす 4. 胃の健康にも影響を与える可能性がある 5. 骨の健康を損なう恐れも 減…
子どものやる気を引き出す魔法の言葉がけ5選|親子の信頼関係が深まる声かけ術
はじめに:腎臓移植を通して見えた、“声かけ”の力 1.「できるよ」 2.「(失敗しても)大丈夫だよ!」 3.「できるようになってきた!」 4.「パパ(ママ)も一緒にやってみよ!」 5.「大好きだよ!」 おわりに:親の言葉が、子どもの未来をつくる はじめに:腎臓移植を通して見えた、“声かけ”の力 私は過去に腎臓移植を受けた経験があります。退院後、母方の叔父に移植手術したことを伝えた時に、こんな言葉をくれました。 「そうか、いたかっただろ」 それはシンプルなようでいて、不思議と力が湧いてくる言葉でした。今思えば、“私のことを分かってくれている”という感覚が心に届いたのだと思います。 この経験は、子…
外出時の薬の飲み忘れを防止する方法3選|腎臓移植経験から学んだ“もしも”に備える工夫
1. ポケット常備が最強!薬を小分けにして持ち歩く 2. スマホのリマインダーを活用する 3. 家族に一声かけてもらう“人間アラーム” 災害時の備えも忘れずに まとめ:薬は、命をつなぐパートナー こんにちは。腎臓移植から10年が経ち、今では家族と穏やかな日々を過ごしているパパです。移植は結婚前のことでしたが、いまでも毎日かかさず服薬を続けています。 とはいえ、子どもとお出かけする日や、予想外に予定が延びる日など、うっかり薬を忘れそうになること、ありますよね。薬を飲み忘れると、移植した腎臓にも大きな負担がかかります。移植者にとって、薬は“命綱”です。 今回は、私自身が実践してきた「外出時の薬の飲…
〜腎臓移植経験から学んだ、“コントロールできない人生”との向き合い方〜 「5年後、10年後、自分はどこで何をしているだろう?」人生を設計したくなる気持ちは、誰しもが持つ自然な願いです。私もかつては、未来の青写真を描き、それに向けて努力することが“正しい生き方”だと信じていました。 でも――現実は、思い通りにならないことの連続でした。 今日は、腎臓移植という人生の転機を経験した私だからこそ伝えられる、「人生設計は思い通りにいかなくても大丈夫」というメッセージをお届けします。そして、「信じて歩む道にこそ、予想を超えた喜びがある」ということも。 ■ 人生は、自分の思いどおりにはならない ■ コントロ…
チェックリストで簡単!デジタルデトックス1日プラン 私は腎臓移植後、健康に生きられる”今”の時間の大切さと、その時間をいかに有意義に使うことができるかについて考えるようになりました。そんな中で特に注目しているのがデジタルデトックス。 デジタルデトックスとは、デジタルデバイス漬けの日々から離れ、価値ある時間を過ごす工夫です。 「デジタルデトックスをやってみたいけど、どう始めたらいいかわからない」そんなあなたのために、朝から夜まで実践できる1日プランをチェックリスト形式でご紹介します。 画面を手放して、心と体を整える週末の過ごし方。ぜひ試してみてください。 チェックリストで簡単!デジタルデトックス…
教会のエントランスで再会した日から、Jとユカはまるで時を取り戻すように、何度も語り合った。今まで伝えられなかった気持ち。これから歩みたい未来。そして互いの人生における意味。 カフェの静かな席で、Jはふと打ち明けた。 「実は……台湾行きのチケット、取ってたんだ。ユカに会いに行こうと思って。」 ユカは驚いた表情を見せたあと、微笑んだ。 「え、そうだったの?うれしい。でも、私のほうが先に会いに来ちゃったね。」 Jは頷きながら、言葉を続けた。 「僕ね、将来、材料メーカーで研究者として働くって決めた。腎臓をもらった命を、自分だけのためじゃなくて、誰かの役に立つ仕事に使いたい。研究って、時間はかかるけど、…
腎臓移植後の腎機能を守る!水分補給を忘れずに続ける5つの方法
こんにちは。腎臓移植を経験して10年、現在は子育て真っ最中のパパです。このブログでは、「移植後の暮らしをもっと健康に、もっと笑顔で」をモットーに、家族と自分の健康を守る習慣を紹介しています。 今回は、**腎臓移植後の腎機能を守るための「水分補給習慣」**についてお話しします。…正直、僕も最初は「水なんて、飲みたいときに飲めばいいじゃん」と思っていました。でも移植後の生活で本当に痛感したのは、 「水分補給は、薬と同じくらい大事な命綱」 ということ。このページでは、忙しい子育て世代でも無理なく実践できる“水分補給を忘れない仕組み”を5つご紹介します。 1. 1時間に1回は「のどを潤す」癖をつけよう…
腎臓移植後の趣味に「朝の散歩」をおすすめする理由|体と心を整える静かな時間
腎臓移植後、どんな趣味を選べば良いか悩んでいませんか?移植後の生活では、腎臓に負担をかけず、心身のバランスを保つことがとても大切です。私自身、19歳で腎臓移植を経験し、その後の生活で健康維持に役立った趣味の一つが「散歩」でした。 特に、朝の散歩は驚くほど心身に良い影響を与えてくれます。この記事では、腎臓移植後の趣味としての「散歩」の魅力と実践のコツについてご紹介します。 腎臓移植後の生活に「朝の散歩」がぴったりな理由 1. 朝日を浴びて体内時計をリセット 2. 有酸素運動で腎臓にやさしい 散歩の楽しみ方|スマホ片手に“小さな発見”を 散歩を継続するための3つのコツ 1. 無理のない時間と距離か…
教会のエントランスに足を踏み入れた瞬間、やさしい賛美歌が僕を包んだ。 ユカから突然のメッセージ。 台湾にいるはずの彼女から、日本の教会に誘われたことに、僕は少しだけ首をかしげていた。 「まさか、間違えたのかな?」なんて思いながら来てみると、そこにいたのは──ユカだった。 彼女はエントランスで、少し照れたように立っていた。白いブラウスに淡いスカート、その姿は、光に包まれているようだった。 「……なんで、ここに?」 僕がそう尋ねると、ユカは小さく笑って言った。 「Jに、どうしても伝えたいことがあって、一時帰国したんだ。内緒にしててごめんね」 僕の胸に、いきなり温かい何かが広がった。…
【家族の健康を守る第一歩】腎臓移植から学んだ、みんなで始める“健康的な食習慣”のすすめ
腎臓移植を経験した私は、ただ「生きる」ことではなく、「健康に生きる」ことの大切さを強く実感しました。移植後の生活は、薬の服用管理、定期的な通院、そして何よりも食事管理が大きな柱になります。 そんな中で気づいたのが、自分一人の努力では限界があるということ。家族の協力なくして、健康的な生活は続きませんでした。逆に言えば、家族みんなで健康を意識する食習慣を育てることが、家族全体の健康を守ることにつながるのです。 この記事では、実体験をもとに「家族みんなで始められる健康的な食習慣の作り方」を3つのステップでご紹介します。子どもから高齢の両親まで、無理なく、でも効果的に取り組める工夫を詰め込みました。 …
ミナからのメッセージを見たとき、胸の奥がざわついた。 「どうしても伝えたいことがある」──その一文には、何か決定的なものが詰まっている気がした。 翌日の午後、駅前のカフェで待ち合わせた。ミナはすでに席についていて、僕を見つけると、少しだけはにかんだように笑った。 「来てくれてありがとう」 その声は、どこか震えていた。いつもの軽やかさとは違う。僕も自然と背筋が伸びた。 「Jくんが台湾に行くって聞いて、どうしても会って話したかったの」 「うん」 「私ね……前からずっと思ってたの。Jくんは、自分のことを“誰かに何かしてもらった存在”って思ってるかもしれないけど──」 ミナはそこで少し言葉を詰まらせて…
「ねぇママ、今日ね…」「パパ、あのね」子どもが話しかけてきたとき、私たちはどんな顔で、どんな姿勢でその声に耳を傾けているでしょうか? 子どもと信頼関係を築くうえで大切なのは、**「正しい答えを教えること」ではなく、「その心に耳を傾けること」**です。今回は、子どもの心に届く“聴く力”の育て方について考えてみましょう。 1. 「聴く」は「待つ」と同義 2. 正解を教えるよりも、「気持ち」を受け止める 3. 目と体を向けて、耳だけじゃなく“全身で”聴く 4. 小さな会話にこそ、大きなヒントがある 最後に:親もまた、聴かれて育つ 子どもと今日、どんな会話をしましたか? 1. 「聴く」は「待つ」と同義…
それは、いつもと変わらない朝だった。けれど、心の奥では小さな決意が静かに膨らんでいた。 台湾行きのチケットを予約したのは、前日の深夜だった。手が震えた。でも、なぜだか胸の奥では、あたたかい風が吹いたような気がしていた。直接会って伝えたい思いがある、その気持ちに動かされていた。 「行ってきます」 誰に言うでもなくつぶやいたその言葉が、部屋の静けさの中に吸い込まれていった。 ユカにはまだ伝えていない。 けれど、心のどこかで、真っ先に知らせたい気持ちと、知らせるのが怖い気持ちがぶつかり合っていた。 台湾に行くという選択は、正直、自分でも「遠回りかもしれない」と思った。大学院の研究にブランクができるし…
薬のみ忘れ防止のポイント3選 〜続けるためのちょっとした工夫〜
薬をきちんと飲み続けることは、病気の回復や再発防止、そして健康維持にとってとても大切なことです。でも、**「ついうっかり忘れてしまう」**という声も少なくありません。特に慢性疾患などで毎日服薬が必要な方にとっては、継続すること自体が大きなハードルになることも。 そこで今回は、忙しい毎日の中でも無理なく続けられる、服薬管理のシンプルで実用的な工夫を3つご紹介します。 すべて、腎臓移植後から私が実践している服薬管理の方法です。 1. スマホのリマインダーに登録する 「自分が忘れていても、スマホが覚えていてくれる」 2. リビングのカレンダーにチェックを入れる 「家族が見守ってくれる安心感」 3. …
秋風が冷たくなってきた頃、大学のキャンパスはどこか寂しげな空気をまとっていた。 講義帰り、僕はポケットに入れていたスマホを取り出し、もう一度ユカのメッセージを読み返してみた。 頭の中にユカの声が響いてきた。 「信じてるものがあるって、心を支えてくれるんだ。 どんなに疲れていても、祈ると、心がほんの少しあたたかくなるの。」 彼女の声が耳元でささやかれたような気がして、胸がぎゅっと締め付けられた。 ──やっぱり、会いたいな。直接、話がしたい。目を見て笑いたい。 でも、その気持ちに素直になるたびに、頭の片隅にはミナの存在が浮かぶ。 彼女は、僕の研究を一番近くで見て、時に冗談を言って、時に真剣に励まし…
合宿の夜、星空の下、僕はミナと少しだけ散歩をした。 話題は他愛もないものばかりだったけれど、どこか居心地がよかった。 「今でも、夢は科学者なの?」 そう聞かれて、僕は頷いた。 「うん。でも、今はその夢の中に、大切な人も一緒にいる」 ミナは一瞬だけ黙り込んだあと、にっこり笑って「素敵だね」と言った。 そして、そっと付け加えるように言った。 「でも、もしも今の道が少し疲れたら、別の景色を見てもいいんだよ」 「誰かに期待されることと、自分が望むことは、必ずしも同じじゃないから」 その言葉が、なぜか胸にひっかかった。 部屋に戻ると、机の上のスマホ画面が光った。ちょうどユカからのラインだった。 書かれて…
お薬セットと僕:週一のお薬セットがもはや儀式レベルな件について
こんにちは。腎臓移植歴10年目の薬漬け(合法)パパです。 今日は、僕の生活の中で「静かに、しかし確実に重要な位置を占めている」ある儀式について語りたいと思います。 そう、それは——週に一度の“お薬セットタイム”。 これ、移植者にとってはもはや儀式です。儀式の時間は毎週土曜の夜。毎週土曜の夜の時間確保と正確無比な薬の仕分け、まるで修行僧のようです。 ※我が家はクリスチャンホームです 腎臓移植者とお薬の深すぎる関係 腎臓移植を受けた者として、薬は命綱です。免疫抑制剤の服用、それはミスれば拒絶反応が起きる可能性もある、超・超・超・重要なミッション。 それゆえに、週に一度の「お薬仕分けの儀」は欠かせま…
大学院の夏合宿は、山間にある小さな研修施設で行われた。 研究室のメンバーと二泊三日、寝食を共にしながら、研究の中間報告やディスカッションを重ねる──という、地味ながらも濃密なイベントだ。 正直、ユカと離れて過ごす週末がまたひとつ増えることに、少しだけ気が重かった。 けれど、到着してすぐの空気が僕の気持ちを変えた。 山の静けさ、木々のざわめき、夜になると瞬く満天の星空。 そして、研究室の仲間たちの素顔。 普段はクールな先輩がカレーにやたらこだわっていたり、後輩が意外と虫に強かったり、笑いが絶えない時間だった。 二日目の夕方、少し空いた時間に、僕は施設の裏手にあるベンチで、ひとりでユカに手紙を書い…
こんにちは。私は20代の頃に腎臓移植を経験し、今は結婚して2人の子どもを育てながら、元気に仕事と家庭を両立しています。 移植を受けた当初は、「これから先、自分の身体はどうなるんだろう?」という不安もありました。でも今、確信しているのは――正しくケアすれば、移植後の人生は希望に満ちているということ。 今回は、私自身が日々大切にしている「腎臓を守る5つの生活習慣」についてお伝えします。 どれも難しいことではありません。でも続けていくことで、自分らしく、充実した毎日を送る力になってくれています。これから移植を控えている方も、すでに移植を受けた方も、「明日へのヒント」としてぜひ読んでみてください。 1…
【乾燥米粒、凶器化事件】~平和な夕飯後に流血騒ぎ!?我が家のリアル育児サスペンス~
■ 事件は“ごはんの後”に起きた ■ 米粒よ、お前そんなに尖ってたのか… ■ わが家の育児あるある「なぜそこに!?シリーズ」 ■ 対策:落ちた米粒をなめてはいけない ■ まとめ:米粒ひとつで笑えるって、ありがたい こんにちは、腎臓移植を経験した父であり、2歳児の育児に奮闘中の筆者です。 本日は、**「2歳児が床に落とした米粒で妻が怪我をする」**という前代未聞の事件をお届けします。 ■ 事件は“ごはんの後”に起きた 平和な日常に潜む小さなトラップ。その名も——乾燥した米粒。 ある日の夕飯。2歳の息子が、いつものように自分でスプーンを握りしめ、「おいちー!」と叫びながらご飯をもぐもぐ。 そんな幸…
ユカが台湾へ旅立ってから、僕の毎日は少しずつ色を変え始めた。 寂しさがなかったわけじゃない。けれど、それ以上に、彼女と約束した「頑張る時間」をちゃんと大切にしたかった。 大学院での研究は想像以上に大変だった。 授業、実験、論文、プレゼン……。一つひとつに神経をすり減らすような日々。 だけど、不思議と辛くなかった。 “これを乗り越えて、堂々とユカに会いに行きたい”──そんな思いが背中を押してくれた。 週末になると、僕は必ずユカに手紙を書くようになった。 メールやビデオ通話ももちろんしていたけど、手紙は特別だった。 紙にペンで綴ることで、心の奥にあることまで素直に表現できる気がした。 「こっちは雨…
パパ、また薬飲み忘れてるよ!事件簿〜子どもに管理される父の健康生活〜
■ 薬の飲み忘れは命に関わる?! ■ 2歳の息子による「お薬チェック」 ■ 家族で服薬を「見える化」するメリット ★ まとめ:薬の飲み忘れ防止には「家族のチーム力」が効く! こんにちは。腎臓移植経験者であり、2児の父でもあるパパです。 移植を受けてからもう何年も経ちますが、「健康は家族で守るもの」だと日々実感しています。というのも、最近わが家ではちょっとした“事件”が頻発しているのです。それは―― 「パパ、また薬飲み忘れてるよ!」 そう、服薬のプロである(はずの)この私が、飲み忘れを子どもに指摘されてしまうのです。 ■ 薬の飲み忘れは命に関わる?! 腎臓移植をした私にとって、薬は命綱。免疫抑制…
日曜の午後、僕は少し早めに駅前のカフェに着いた。 落ち着かない心を落ち着けようと、アイスコーヒーを一口、また一口と飲んでは、窓の外を見つめていた。 少しして、ユカが現れた。 陽射しの中を歩いてくる彼女は、いつもより少しだけ大人びて見えた。 お互いに照れくさく笑い合い、席につく。 「話って……台湾のこと?」 そう言ってユカが少し緊張したように僕を見る。 僕はうなずいてから、ゆっくりと言葉を選んだ。 「うん。……応援したいって思った。正直、さみしいって気持ちもあるけど、それ以上に、ユカが夢に向かってる姿が、ほんとうに素敵だって思った」 ユカの目が、少し潤んだように見えた。 言葉が見つからないのか、…
ユカの「台湾へ行く」という言葉が、僕の心にずっと響いていた。 あの日以来、頭の中では「どうするべきか」という問いがぐるぐると回り続けている。 彼女が夢に向かって一歩を踏み出そうとしていることは、素直に尊敬できる。 だけど、その夢が「一緒にいられない時間」を生み出すものだと思うと、素直には応援できなかった。 僕たちはまだ、付き合って日が浅い。 それでも、ここまで少しずつ心を通わせてきた時間は、僕にとってとても大切なものだった。 「距離ができたら、気持ちも離れてしまうんじゃないか」 そんな不安が、心の奥で渦を巻く。 そんなある日、研究室の指導教員との面談の後、何気ない雑談の中で先生がふとこんなこと…
小さなことから、家族会議ー 幸せな家庭をつくる習慣的コミュニケーション
「家族会議」と聞くと、堅苦しく感じるかもしれません。でも、それは“問題が起きたときに開かれる会議”ではなく、“何気ない日常を大切にするための対話”だったらどうでしょう? 家庭は、もっとも身近なチームです。仕事の会議では週次ミーティングがあるのに、家庭にはなかなかその時間がない。けれど、心が通う家族でいたいと願うなら、意識的に“話し合う”習慣をつくることが鍵になります。 ■ 家族会議=未来を一緒にデザインする時間 ■ テーマは小さくていい ■ 子どもにも“話す力”と“聴く力”が育つ ■ 習慣化するコツ ■ 幸せは、“分かち合える時間”から生まれる ■ 家族会議=未来を一緒にデザインする時間 例え…
「Jくん、ちょっと話があるの」 週末の午後、ユカとふたりで小さなカフェに入った。優しい陽が差し込む窓際の席。静かなピアノのBGMが流れる中、彼女は少し緊張した面持ちで僕を見つめた。 「なにか、あった?」 カップを両手で包んだまま、ユカは一呼吸おいてから、ゆっくりと話し始めた。 「実はね……来年、台湾にワーキングホリデーで行こうと思ってるの」 言葉を聞いた瞬間、僕の思考がふっと宙に浮いた。 「……ワーホリ?」 「うん。日本の外に出て、自分の目で世界を見てみたいの。そういうことできるのは若いうちだぞって、お父さんも言ってくれたし。」 ユカの目は、まっすぐに僕を見ていた。いつもの優しさに加えて、なに…
健康な体は、日々の「食」からつくられます。でも、自分だけが気をつけていてもなかなか長続きしない…。そんな方にこそおすすめなのが、“家族みんなで”取り組む健康的な食習慣。 今回は、無理なく、楽しく、そして続けられる方法を5つのステップでご紹介します。 ステップ1:まずは「共通の目標」を決めよう ステップ2:買い物と献立を“プロジェクト”にしよう ステップ3:一緒に料理して“関心”を育てよう ステップ4:食卓を「スマホなし」「感謝あり」の時間に ステップ5:完璧を目指さず“柔軟に続ける” 家族の健康は、日常の「一緒に」に宿る さぁ、今夜の食卓から始めてみませんか? ステップ1:まずは「共通の目標」…
「……この前の、再現とれなかったやつさ。これ、条件設定が少し甘かったと思う」 木下先輩が僕のノートを指差しながら言った。 「温度の立ち上げ、もう少しゆっくりやってみな。あと、ガスの流量、これじゃ急すぎる」 その指摘は、何度も見返していた僕の目には見えていなかったことだった。 恥ずかしかった。でも、それ以上に、うれしかった。 「気づけなかったんですね……」 「まあ、最初はそんなもんだよ。むしろ、ちゃんと記録してたから気づけた」 先輩の言葉に、ほんの少し胸が軽くなった。 これまで“失敗”は、単に“できなかった証拠”だと思っていた。 でも、違う。記録を残すことで、“できなかった”を“なぜできなかった…
腎臓移植を経験した私が実践する“習慣を変える方法”|未来の健康と家族のためにできること
腎臓移植を経験した私が実践する“習慣を変える方法”|未来の健康と家族のためにできること 「人は習慣の奴隷であり、同時に習慣の主人である。」 これは私自身が腎臓移植を経て、心から実感する言葉です。私は結婚前、子どもが生まれるずっと前に腎臓移植を受けました。 せっかくもらった健康。だから私は、自分の習慣と向き合い、変えることを決意したのです。この記事では、私の腎臓移植経験から学んだ、「習慣を変えるための4ステップ」を紹介します。これは単なる健康法ではありません。家族の未来、自分の人生をより良い方向に進めるための、具体的な生き方の提案です。 ステップ1:悪い習慣を「書き出し」、その未来を想像する 私…
「お前、何やってたんだ。これ、またデータ狂ってるじゃん」 木下先輩の声は冷静だったけれど、僕の胸には鋭く突き刺さった。 今日もまた、実験がうまくいかなかった。 条件は先輩の言った通りに整えたはずだったし、ノートにも細かく記録した。 でも再現性がとれず、データはバラバラ。 “何が悪いのか、わからない。” 原因を探そうにも、自分の知識と経験があまりに足りなかった。 隣で手際よく装置を扱う木下先輩の姿が、まぶしくて悔しかった。 「一回一回、ちゃんと振り返れ。流れ作業みたいにするなよ」 先輩のアドバイスは正論だった。でもその日、僕はその言葉さえ遠くに感じた。 焦りだけが空回りして、うまく呼吸ができない…
腎移植後の生活では、健康のために多くの新しい習慣を身につける必要があります。減塩の食事、服薬のルール、感染予防の工夫……。最初は不安でも、少しずつ体が慣れてきて、「これなら続けられるかも」と思えるようになっていくものです。 でも――。 想定外のストレスや困難に直面したとき、私たちはつい、かつての“慣れ親しんだ古い習慣”に戻ってしまいそうになることがあります。 🔁 ストレスは「昔のクセ」を引っ張り出してくる。 🧭 「一貫した選択」が、未来をつくる。 🌱「続けた先」にある安心感 ✨ おわりに:困難なときこそ、自分を育てるチャンス。 🔁 ストレスは「昔のクセ」を引っ張り出してくる。 たとえば、仕事や…
「おい、新入り。ちゃんとメモ取ってるか?」 初めての研究室配属の日。 僕の前に現れたのは、鋭い目つきをした先輩だった。白衣のポケットにはびっしりとペンとマーカー、ノートは細かい字で埋め尽くされている。無駄な言葉が一切ない、研ぎ澄まされた雰囲気。 「はい、取ってます!」 緊張で声が裏返りそうになりながら答えると、彼はふっと笑った。 それが彼、木下先輩との最初のやりとりだった。 木下先輩は、学内でも有名な“厳しいけど優秀な人”だった。 夜遅くまで装置と向き合い、わからないことがあれば徹底的に調べ、誰よりも実験の再現性にこだわる。その姿勢には、一分の隙もないように見えた。 でも、その厳しさの裏には、…
腎臓移植後の生活では、体調管理や服薬、食事制限といった「新しい習慣」を身につけることが大切になります。でも、正直、簡単なことではありませんよね。それまで何十年と積み上げてきた生活習慣を変えるというのは、大きなチャレンジです。私自身も、「こんな食事、一生続けられるかな…」と不安に思ったことが何度もありました。 でも、希望はあります。習慣は変えられる。しかも、たった4週間でその流れはできあがるのです。 🔁 習慣ができるまでの「4週間ルール」 🧠 数十年のクセでも、変えられる。 🌟 未来は、今日の選択で変えられる。 ✍️ おわりに:私が変えた“最初の一歩” 🔁 習慣ができるまでの「4週間ルール」 心…
「研究って、こんなに面白いものなんだな」 ふと、そんな言葉が口をついて出た。 大学3年生の春、配属前の研究室見学で訪れたのは、材料のナノ構造をテーマにしている研究室だった。 薄暗い実験室の中に立ち並ぶ装置たち。そのひとつひとつに研究者たちの情熱が詰まっているようで、僕の胸は高鳴った。 「原子レベルで材料を制御できたら、世界が変わるんだよ」 研究室の先輩が、嬉しそうにそう言った。 僕は素直にうなずきながら、彼の後ろ姿に憧れを抱いた。 目に見えない世界を、目に見える結果へとつなぐ—— どこか、人生と重なる感覚だった。 帰り道、ひとりで学食に寄り、ノートを広げた。 「ナノ構造 電子顕微鏡 結晶成長」…
人はいつでも“自分をつくり直せる”― 習慣とは、一貫した“選択の積み重ね”の産物である―
習慣とは、一貫した“選択の積み重ね”の産物である プログラムを書き換える3〜4週間 やがて、“無意識に良い選択”ができるようになる 今日が、その「書き換え」の第一歩 人それぞれ、様々な習慣があります。「早めに寝る習慣 or 夜更かしする習慣」「外食する習慣 or 自炊する習慣」「散歩する習慣 or 家でごろごろする習慣」 こうした私たちの習慣が、いまの自分を、そして今の自分の健康をつくっているのです。 でも、もしその習慣に満足していないなら――安心してください。人間は、いつでも自分自身を“プログラムし直す”ことができるのです。 私は腎臓の移植手術を経験し、一貫した“選択の積み重ねにより新しい習…
その日は朝から雨だった。 教室に入ると、窓の外に落ちる雨粒の音が静かに響いていて、少しだけ心が落ち着いた。 午後からの講義は「材料科学概論」。 正直、期待はしていなかった。けれど、その日は少し違った。 スライドに映し出されたのは、目に見えない原子の世界。たった数ナノメートルの構造が、材料の性質を大きく左右する——そんな話だった。 教授の言葉が妙に胸に響いた。 「目に見えない“構造”が、目に見える“結果”を決める。人生と同じだね。」 思わずノートを取る手が止まった。 “人生と同じ”——なんて理系らしくない比喩だと思ったけれど、不思議と納得できた。 僕の人生も、目に見えないところでいろんな人が支え…
なぜ「小さな選択」が人生を変えるのか? 習慣化すれば、無意識に選択できる 「未来の自分」が後悔しないような今日の一歩を 腎臓移植手術を経験した私の人生は、手術前と後でがらりと変わりました。当然、手術後には移植した腎臓を悪くしないように気を付けなければならないこと、注意しなければならないことが多く、健康にとって正しい選択を積み重ねる必要があります。 人生は、“大きな決断”よりも、“小さな選択”の連続でできています。 腎臓移植後の生活から学んだ選択の積み重ねと習慣化について、今回は書きたいと思います。 なぜ「小さな選択」が人生を変えるのか? 多くの人が「もっと健康的になりたい」「人生を変えたい」と…
子供が寝ないのは“寝かし方”の問題じゃない? なぜ、夫婦の会話が寝かしつけになるのか? 寝かしつけに失敗する典型例:親がピリピリしている 寝かしつけで大事なのは「時間」よりも「空気」 寝かしつけがうまくいくために、夫婦でできる3つのこと ① 夫婦の会話時間を夜に少しだけつくる ② 「寝かしつけ役」を決めない ③ 完璧を目指さない まとめ|「仲の良い夫婦の姿」こそ最強の寝かしつけ 子供が寝ないのは“寝かし方”の問題じゃない? 「何をしても子供が寝ない…」「寝かしつけに1時間もかかってクタクタ」そんな悩みを持つ親御さんは多いと思います。 SNSや育児書には、さまざまな寝かしつけテクニックが紹介され…
その日の夜、部屋に戻ってからも、僕の心にはユカの言葉が残っていた。 「私を愛してくれる神様をを信じるという土台があることで、毎日希望をもっていきることができるの」 それは僕にとって、まるで異国の文化に触れたような感覚だった。 自分はどうだろう。 軸と呼べるような、人生の支えになるものを持っているだろうか。 ベッドの脇の机に置いてあったノートを手に取る。病院にいたときから、気持ちを整理するためにつけていた日記だ。 何も書かずにページをめくっていくと、大学2年の夏、移植手術の前夜のページが目に入った。 《正直、こわい。でも、生きたい。まだやりたいことがある。普通に、大学に通いたい。普通に、生きたい…
私は腎臓移植後、健康に生きられる”今”の時間の大切さと、その時間をいかに有意義に使うことができるかについて考えるようになりました。そんな中で特に注目しているのがデジタルデトックス。 デジタルデトックスとは、デジタルデバイス漬けの日々から離れ、価値ある時間を過ごす工夫です。 スマートフォン、SNS、動画、ニュースアプリ——気がつけば、私たちの毎日はスクリーンに囲まれています。便利で楽しい一方で、「なんだか疲れやすい」「集中力が続かない」「家族との会話が減った」など、心身の不調を感じていませんか? そんなあなたにおすすめしたいのが、**週末だけの“デジタルデトックス”**です。スマホやPCから少し…
礼拝が終わり、教会の前で少し立ち話をしていた。 ユカはやさしく笑って、「今日は来てくれてありがとう」と言った。 「ねぇ、少しだけ歩こうか」 そう言って、近くの公園まで一緒に歩いた。春の風がやわらかくて、花壇のチューリップが風にゆれていた。 ベンチに並んで座り、しばらく無言で空を見上げる。穏やかな時間。でも、心の中は少しざわついていた。 「Jくん、前に“どうして信じてるの?”って聞いてくれたよね。あのときちゃんと答えられなかったから……今、少しだけ話してもいい?」 ユカがそう言ったとき、僕は正直、少し身構えた。 信仰の話になると、いつも“自分とは少し違う世界のこと”のように思ってしまう。 まして…
お金だけじゃない。本当の“豊かさ”とは何か?― 幸せな人生に必要な、5つの「豊かさの柱」 ―
私は腎臓移植を経験する中で、人生の豊かさとは何か?幸せとは何か?を考えるようになりました。 今回は、私が豊かさについてどのように考えているかについてお話ししたいと思います。 「もっと収入があれば…」「この仕事で成功したら…」 そんなふうに、私たちは“経済的な豊かさ”を追い求めがちです。もちろん、お金は大切です。安心や選択肢を与えてくれます。 でも、本当の意味で豊かな人生とは、経済的な成功だけでは語れません。それだけでは、心が満たされないことに気づいている人も多いはず。 本当の豊かさとは、お金だけでは手に入らない5つの柱で成り立っているのです。 1. 経済的な豊かさ:土台としての安心 2. 豊か…
日曜の朝、少しだけ緊張しながら駅でユカを待った。 「Jくん、おはよう!」 駅の階段を降りてくるユカの声は、朝の空気の中で澄んで聞こえた。 白いワンピースにカーディガン。派手さはないけれど、どこか凛とした雰囲気があった。 教会までの道を歩きながら、他愛のない話をした。 大学の授業のこと、好きな食べ物のこと、最近観た映画のこと。 どれも普通の話なのに、なぜか特別に感じられたのは、きっとユカの声が優しかったからだと思う。 教会に着くと、係の人が席に案内してくれた。 礼拝が始まり、皆が一斉に讃美歌を歌いだした。 ドラム、ベース、キーボード、現代風の音楽だった。 その後、お祈りの時間が始まった。 僕は祈…
腎臓移植と親子の絆:19歳で経験した僕の物語と、年齢を超えてつながる命
「腎臓移植」と聞くと、多くの人は中高年の医療話をイメージされるかもしれません。でも、私が腎臓移植を受けたのは19歳、大学2年生の春。まだ成人したばかりで、友人は大学の話や彼氏彼女の話、将来の夢の話をし始める頃。私は人生の選択ではなく、「命の選択」を迫られていました。 親子の絆が命をつないだ腎臓移植 年齢が早かったからこそ気づけたこと 今、2人の子どもを育てる「親」として 読者の方へ:腎臓移植は特別な話じゃない まとめ 親子の絆が命をつないだ腎臓移植 当時、私の腎臓機能は急激に低下し、移植が必要な状態に。透析を避けるには、早期の移植が望ましいと医師から告げられました。 そのとき、迷いなく手を挙げ…
その日は、母が町内会の集まりに出かけていて、珍しく父とふたりきりの夕食だった。 特に会話が多いわけじゃないけれど、テレビの音と湯気の立つ味噌汁が、どこか安心感を与えてくれていた。 父とこうしてゆっくり向き合う時間は、思い返してみると意外と少ない。 「最近、体調はどうだ」 不意に、父が口を開いた。箸を持つ手は止まらない。 「クレアチニンの値が少しあがった。薬もちゃんと飲んでるし、様子見かな。」 父は黙ってうなずき、味噌汁をすすった。 沈黙が戻ったけれど、なぜかそれが心地よい。 そして、ぽつりと父が言った。 「おまえが、元気でいてくれるだけでいい。それだけだ。」 その言葉に、胸の奥がきゅっとなった…
新しい一日が始まる朝。 コーヒーの香りに包まれながら、心を整える時間は、 日々の小さな幸せのひとつだと思います。 そんな朝を、もっと豊かにしてくれる場所。 それが、カフェのモーニングです。 もちろん、腎臓移植を経験した私にとって、減塩は大切。しかし、食の喜びや豊かさ、その全体のバランスは保ちたい。 今回は、私のたまの楽しみでもあるモーニングについてお話しします。 いくつかのカフェでモーニングを体験してきました。 「どんな朝を過ごしたいか」を考えるきっかけにしてもらえたら嬉しいです。 忙しい毎日だからこそ、 一杯のコーヒーと、心をほぐす時間を大切にしていきたい。 そんな想いを込めて、お届けします…
ユカからのメッセージを読み返しながら、僕はゆっくりとスマホを握りしめた。 ——何があっても、そばにいるよ。 その言葉の優しさに、胸が熱くなった。けれど同時に、申し訳なさがこみあげた。 「また心配かけてしまった」 「こんなときに甘えてばかりでいいのか」 そんな思いが、言葉にならずに喉の奥につかえていた。 翌朝、体調は少しマシだった。身体よりも、心のほうが軽くなっていた。 大学に行き、図書館のお気に入りの場所で課題に向き合った。 午後のカフェ、ユカがそっと僕の隣に座った。 「……Jくん、昨日ね、夢を見たの」 「夢?」 「うん。Jくんと、白い家で子どもと暮らしてる夢。すごく、あたたかくて、なんか目が…
【体験談】電動アシスト自転車を買ったら、まさかの落とし穴!~子育て家庭の「便利グッズ」が不便になる瞬間~
■ 電動アシスト自転車、買いました! ■ 事件はマンションの駐輪場で起きた ■ 忙しい子育て家庭にありがちな“盲点” ■ ちなみに、今どうしてるのかと言うと… ■ 腎臓移植経験者として伝えたいこと 【まとめ】電動アシスト自転車を買う前にチェックしたい3つのポイント ■ 電動アシスト自転車、買いました! 2歳と0歳の子どもがいるわが家。お出かけはいつも一苦労…。ベビーカーと抱っこ紐を駆使しながら、まるで装備フル装着の冒険者のような日々。 そんな我が家が選んだ救世主――それが「電動アシスト自転車」でした。 「これで保育園の送り迎えも楽になる!」「スーパーまで5分で行ける!」「2人同時に乗せられるモ…
【爆笑】2歳児、気づいたら完全に名古屋人!?我が家に巻き起こる“方言クライシス”
こんにちは、大学2年生、19歳の時に腎臓移植をした経験を持つ、現在29歳パパブロガーです。 私が結婚前、まだ独身で、病院のベッドで腎臓移植の手術を受けていたあの頃──まさか数年後、自分の2歳の息子が「完全名古屋弁」に育っているなんて、誰が想像したでしょうか。 今日はそんな息子に翻弄された、わが家のエピソードをお届けします。 気づけば息子が「名古屋弁」ネイティブに!? 最近、我が家の2歳児が、突然こんなことを言いました。 「パパ、お昼寝しやあ」 ん?しやあ?? 一瞬、私の脳がフリーズ。 これはもしや…名古屋弁!?気づけば彼の口から出てくる言葉が、名古屋色に染まりまくっていたのです。 【名古屋弁炸…
病院の診察室の空気は、いつも少しだけ冷たい。 それは空調のせいなのか、僕自身の緊張のせいなのか、わからない。 「クレアチニンの値が、少し上がっています」 医師の声は淡々としていた。 でも、僕の心の中では小さな警報が鳴りはじめていた。 移植から2年が経ち、やっと落ち着いてきたと思っていた。 日常に馴染み、薬の管理も、生活習慣もきちんとしていた。 だからこそ、医師の言葉が重たかった。 「一時的な変動の可能性もあるので、しばらく経過を見ましょう。食事と睡眠、無理はしないようにしてください」 はい、と答えたけれど、心の奥では不安が渦巻いていた。 病院を出て、外の光がやけにまぶしく感じた。 春風が吹き抜…
「気づいたら夜10時。また今日も家族と食卓を囲めなかった」「休日も頭の中は仕事のことでいっぱい」 そんな日々を繰り返していませんか?腎臓移植をして新しく始まった人生。やる気に満ちて仕事をするあまり、帰宅時間が遅くなることもしばしばな私でした。 現代社会では、「がんばること」が美徳とされがちですが、知らず知らずのうちに心も体もすり減ってしまうことがあります。この記事では、“働きすぎ”がどのように幸せから遠ざけてしまうのか、そしてその対処法としての「ゆとりある働き方」について考えてみます。 ◆ 働きすぎがもたらす3つの落とし穴 1. 健康の犠牲 2. 人間関係の希薄化 3. 自分を見失う ◆ “ゆ…
「ねえJくん、将来のこと……ちゃんと話さない?」 ユカがそう言ったとき、僕はうなずくしかなかった。 ずっと避けていた話題だった。 「なんとなく一緒にいたい」じゃ済まされない未来の話——。 僕たちは、大学近くの静かなカフェに入った。 平日の午後、店内は空いていて、窓から春の陽が優しく差し込んでいた。 ユカは静かに言った。 「私ね、将来、結婚するなら、教会式がいいの」 「うん……そうだよね」 「それから……できれば、子どもにも教会に通ってほしい。信仰を押しつけたいわけじゃないけど、“神様がそばにいる”っていう安心感を、小さい頃から知っててほしいなって思うの」 彼女の言葉には、強さと優しさが混ざって…
「子どもと一緒に楽しむ」デジタルデトックス1日プラン🕊️ スマホやタブレット、テレビ…。気づけば家族みんなが“画面”に夢中になっていませんか? 1日だけ、スクリーンから少し離れて、**「本当のつながり」や「自然な楽しみ」**を感じてみましょう。親子で実践できるやさしい1日デトックス習慣です。 「子どもと一緒に楽しむ」デジタルデトックス1日プラン🕊️ 🌅 朝:おはよう、今日の気持ちを話そう ☀ 昼:手や心を使って“遊び”を満喫! 🌇 夕方:心をつなぐ、やさしい時間 🌙 夜:こころに栄養、ぐっすり眠ろう 家族のつながりを感じる“宝物のような1日”に 🌅 朝:おはよう、今日の気持ちを話そう ☐ 朝起…
ユカの信仰を知った日から、僕の中に小さなざわめきが生まれた。 「引かない」と言ったのは本心だった。 だけど、正直に言えば、心のどこかで戸惑っていた。 ——もし僕たちが結婚したら? ——子どもができたら、どう育てるんだろう? ——僕は、信仰を持たないままでいてもいいのだろうか。 答えの出ない問いが、静かに胸に積もっていった。 「Jくん、日曜、教会のイースター礼拝に来てみない?」 「うん……行ってみるよ」 僕はそう答えたけれど、心は少しだけ遠くにあった。 ユカが大切にしている世界に、僕はちゃんと足を踏み入れられるのか、自信がなかった。 その日、教会の中はやさしい空気に包まれていた。 祈る人々の目は…
私は現在、二児の父として子育てに奮闘中です。 腎臓移植を経験し、人一倍健康の大切さを知っているからこそ、子どもにも健康を大切にすることを伝えたい。 そんな思いで、今回は子供向けのお話を書いてみました。 からだの森のハミガキうさぎ おわりに: からだの森のハミガキうさぎ むかしむかし、「からだの森」という不思議なところに、たくさんの動物たちが住んでいました。その中に、「ハミガキうさぎ」という小さなうさぎがいました。名前のとおり、毎日かならず歯をピカピカに磨く、元気なうさぎでした。 朝になると、ハミガキうさぎは、「おはよう!今日も元気な口で、おいしい朝ごはんを食べよう!」と森じゅうに声をかけます。…
その日のユカは、どこか緊張しているように見えた。 いつもの穏やかな笑顔の奥に、言葉にできない何かを抱えているような——そんな雰囲気だった。 「Jくん、ちょっと話したいことがあるの」 「うん、どうしたの?」 僕たちは、大学近くの公園のベンチに並んで座っていた。夕焼けに照らされたユカの横顔が、やけに静かに見えた。 「……私ね、クリスチャンなの。子どもの頃から」 最初、少し意外だった。 でも、彼女が話す言葉は、とても自然で、まっすぐだった。 「小さい頃、家族で教会に通っててね。今も、日曜日は礼拝に行ってる。 でも、これまであまり周りに話したことなくて……」 ユカは、少し困ったように笑った。 「引かれ…
腎臓移植を経験した私は、食事には人一倍気を遣っています。 ただそれは、単に食事制限を気にするだけではなく、いかに食を楽しむか?という問いへの挑戦でもあります。 そんな私が気をつけている食べの弊害と、その対策についてご紹介したいと思います。 ながら食べ ◆ ながら食べがもたらす影響とは? ◆ 「意識して食事と向き合う」3つのコツ 1. “食事の時間”を予定に入れる 2. 五感をフル活用して食べる ◆ 子どもと一緒に“ながら食べ”を卒業しよう ◆ おわりに ながら食べ 現代人の食事スタイルで、つい習慣になりがちな“ながら食べ”。テレビを見ながら、スマホを触りながら、仕事をしながら…気づけば「いつの…
夜のカフェは、思ったより静かだった。 週末の夕方。窓際の席に座る僕とユカの前には、スチームがふわりと立ちのぼるカフェラテ。 駅前の喧騒とは少し離れた、落ち着いた時間が流れていた。 ずっと迷っていた。 いつかは伝えなければいけないこと。 でも、それを話すことで、この関係が壊れてしまったら——そんな不安も、少なからずあった。 「ユカ、ちょっと、話したいことがあるんだ」 そう切り出したとき、ユカはまっすぐこちらを見た。 逃げ道は、もうなかった。 僕は、大学1年から始まった検査のこと、大学2年の夏に腎臓移植を受けたこと、そして今も毎日薬を飲み、感染症に気をつけながら生きていることを、ゆっくりと話した。…
病院での診察。限られた時間の中で、どれだけ自分の不安や希望を伝えられるかは、その後の治療にも大きく関わってきます。 でも――「こんなこと聞いてもいいのかな?」「忙しそうだし、黙っていた方が…」そう感じて、飲み込んでしまった言葉はありませんか? 本当に大切なのは、“聞き方”次第で、医師との信頼関係は少しずつ育てられるということ。 1. 「どうしてそうなるんですか?」の前に、「ありがとうございます」 2. 「自分の言葉」で、率直に伝えていい 3. 「最後に聞いてもいいですか?」は強い味方 4. 質問メモは“信頼の証” 🟡まとめ:質問は“信頼をつくる種まき” 1. 「どうしてそうなるんですか?」の前…
その日は、夏の終わりの午後だった。 定期診察の帰り、大学の最寄り駅をぼんやり歩いていた僕は、ふと名前を呼ばれた。 「……Jくん?」 振り向いた先にいたのは、どこか懐かしい笑顔だった。 黒く柔らかい髪。ほんの少し困ったように笑う表情。 そして、ずっと昔から変わらない、まっすぐな目。 「ユカ……?」 小・中と同じ学校に通っていた、幼なじみだった。 中学卒業後は別々の道を歩んでいたけれど、こうして偶然の再会を果たすなんて、まるで物語の一場面みたいだった。 「大学ここだったんだね。全然知らなかった」 「うん。ユカは?」 彼女は国際教養学部に進学し、今は社会学についての学びに熱中していると言った。 日本…
【骨折上等!?】還暦ママ、教会イベントでバスケに挑み…まさかの大転倒劇
教会イベントで燃える60代ママ 休憩時間にまさかの“バスケ参戦” 骨折して笑う母の“異常なポジティブさ” 腎臓移植中に学んだ“いつも喜ぶ “という姿勢 【まとめ】転んでも、すべては最善に用いられる こんにちは。腎臓移植を受けてから10年、日々元気に生活している筆者です。 移植は私の人生を大きく変える出来事でした。そして最近、小さいころから私を支えてくれている“母”が、まさかの形で人生を変える??事件を巻き起こしました。 教会イベントで燃える60代ママ 先日、教会の恒例イベントで卓球大会が開催されました。我が母(60代)も意気揚々と参戦し、意外と健闘。楽しく卓球にいそしんでいました。 ここまでは…
母の日の花束を取りに行ったら「来週です」と言われた件 〜夫婦のすれ違いは笑いに変えて〜
さすが自慢の妻、母の日を忘れずに花束予約! 事件発生 腎臓移植と花束の奇妙な関係 振り返り まとめ こんにちは。腎臓移植から十年、現在は妻と子どもと笑いの絶えない生活を送っている”笑いすぎてお腹痛い系夫”です。 今回は【母の日の花束予約ミス】という、世にも微笑ましい(?)事件についてお届けします。 花束を取りに行く、それだけだったはずなのに… さすが自慢の妻、母の日を忘れずに花束予約! 「今年の母の日の花束、予約しておくから!」と、張り切ってくれた妻。 ありがたいなあ、忙しくて予約できてなかったから本当に助かる…。 そんな感謝を胸に、当日。指定された花屋さんに、妻の名前で花束を取りに行きました…
健康って、ひとりだけで守るものじゃない。一緒に暮らす“パートナー”と分かち合うことで、もっと自然に続けられるものになります。実際に私も、妻が私と伴走してくれているからこそ、移植後の体をケアできている側面があります。 「朝の散歩、しておいで。子供達は私が見てるから」「最近、水分とれてる?」そんな一言に支えられて、私は“自分の健康”と“相手の思いやり”を受け取っています。 腎臓移植後のケアは、減塩、運動、睡眠、水分補給、感染症予防など、多くの人の健康にとって好ましい習慣が含まれています。 今回は、パートナーと健康をシェアする習慣について、私の経験をもとにお話しします。 1. 「一緒にやる」から、楽…
「ブログリーダー」を活用して、グレイスKさんをフォローしませんか?