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BOOKS:LIMELIGHT https://books-limelight.com/

ジャンル問わず、文章が好きです。自分がどんな風に本を読んでどんなことを思ったのか。備忘録の本棚のように使うことと、いつか誰かと読んだ作品について話したり通じ合えたらいいなぁ…という淡い期待とで運営していきます。 

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2023/06/27

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  • 【2024体験レポ】神田古本まつり・神保町ブックフェスティバルで買ってきた本を紹介する

    楽しみにしていた神田・神保町の古書街イベントに行ってきました!昨年は初めてだったこともあり人の波に翻弄されてまともに買い物できなかったけど、今年は乗りこなして欲しい本が買えました。逆に腕にあざができるほど買い込んだので、当日の様子とともに紹介していきます。 全部で11冊。重かった…! 2024年イベント概要 我らの目玉は「神保町ブックフェスティバル」 国書刊行会 他で買ったもの お昼はカレー 「神田古本まつり」ワゴンでは文庫など 来年への反省点は「重み」とどう向き合うか 2024年も楽しかった!来年を楽しみに読もう。 2024年イベント概要 前回はいつだったっけ…と何度も思ったので先に書いてお…

  • 「私に読まれる本はかわいそうだ」から始まる、物語との向き合い方

    自分でもよく分からないのだけど、唐突に「私に読まれる本はかわいそうだ」と思った。別に悲観的でもなくて、ただ冷静に、客観的にそう思った。 特に物語に対してだ。 自己啓発書、ビジネス書、そういうのを読むのと同じ感覚で読んでないか?何か自分に得るものはないか、そういう視点で見てないか?それってすごく失礼じゃないか? ただその物語の世界を等身大で受け取って、感想を書くならば「私はこう感じた」って、それだけでいいんだよ。そこから何かを探そうとするその心がまさに「さもしい」んだよ。 こういう態度とは、決別しなくちゃならない。以前ならばここで自罰がはじまりクヨクヨしそうなターンだけど、今の私は「じゃあ、どう…

  • 考えてもどうしようもない、その先にあるもの/今日のダーリン、星野智幸『ひとでなし』に触れて

    昨日のほぼ日エッセイ・今日のダーリンで「考えても考えてもどうしようもない問題」について触れていた。ほぼ日刊イトイ新聞 - 昨日の「今日のダーリン」(毎日更新でバックナンバーは見れないため、2024/10/30の午前中くらいまで ↑ から読めます。) イトイさんが例に挙げたのは青春時代に戦争を体験した人について。加えて"この問題は、それぞれの人生にも大小ある。それぞれに答えを見つけられないまま生きているけど、そうやってずっと心のなかに保存されてるものがあってもいいと思う。それが人の個性をつくる。"というようなことを話していて、今まさにそういうことを考えていたので何度も読み返してしまった。 こんな…

  • 思いがけず表紙絵に出会うー春日井さゆり個展『最初に好きになったのは』に行った話

    先日、イラストレーター・春日井さゆりさんの個展をたまたま見かけてじっくり味わうことができました。 思い出深い本の表紙絵が大きく飾られていたので、見た時は本当に驚いたなあ。今日は出会いの瞬間を、物語風(?)に紹介してみます。 ーー*ーーー*ーーー*ーーー*ーー ある休みの日、知り合いの手伝いをしに三軒茶屋に行った。いまだにこの土地の楽しみ方がわからない。何となく居心地の悪い思いをしながらも、昼休みは来る。 天気がとてもよかったので、ランチは簡単にサンドイッチですませて散歩に繰り出す。久しぶりに「トワイライライト」にいこう!そう閃いて、しばし歩いてお店に入った。 いつもながらにおしゃれな本屋だ。哲…

  • 「さもしい」日々にさよならーシュライエルマッハー「独り思う」を読み返しながら

    夏に読んでから、深く心に残っている言葉の話をする。 今これをやっておけば、あとからあれが出来ようなどという、さもしい根性を持つな。自由な精神よ、お前のうちに或るものを他のものに役立てようといったことを恥じるがよい。シュライエルマッハー「独り思う」P129 より引用 私の行動原理は長らくこれだった。「今これをやることで、後々に生きてくる」「先にあんまり興味のないこれをやっておけば、本当にやりたいあのことに役に立つ」念仏のように唱えて生活してきた。 合理的でいいように見えるが、むやみに遠回りをしていたのではないか。なぜストレートにやりたいことをやらなかったのか。恥ずかしくなった。 「物事には順番と…

  • 主人公と音楽と選択ー「10月1日では遅すぎる」個人的感想

    フレッド・ホイル著「10月1日では遅すぎる」のレビューも3回目になった。流石にこれでおしまいにする。1回目はうっとりした読後感を話し、2回目は物語のテーマでもある「時間の感覚」について深堀りした。今日は最後に個人的な感想ということで、主人公と音楽の関係性を話していく。 10月1日では遅すぎる (ハヤカワ文庫 SF 194) 作者:フレッド ホイル 早川書房 Amazon (本書は絶版らしく、これは中古です) あらすじ 目次が1つの曲のよう 生活=音楽 思考のアウトプットは「作曲」で 決断は本能で決める 対照的な2人は、どちらも作者なのかも ハヤカワ文庫SF総解説2000によれば「浪漫」アリ あ…

  • 2024秋、ダンダダンが面白い(アニメレビュー)

    今期のアニメをいくつか見ていて、なかなかにハマっているのが「ダンダダン」だ。都市伝説(妖怪、UMA)、能力バトルとかいろんな要素が絡まり合って、でもキャラクターにまっすぐしたものがあって…そして勢いがすごい。 難しいこと何にも考えず(いや、そういう要素もあるのかもだけど)ただストーリーを追う楽しさで見ている。 ダンダダン 1 (ジャンプコミックスDIGITAL) 作者:龍幸伸 集英社 Amazon 特に好きなのが主人公のモモなんだよなあ。自分なりの美学があって、絶対に自分も周りも不幸にしない気概があって、かっこいい。さすがジャンプの主人公だ! 祖母が霊媒師で、小学校で馬鹿にされたりするエピソー…

  • 日常に、しょうもない議論を。ー川上弘美著「これでよろしくて?」レビュー

    これでよろしくて? (中公文庫) 作者:川上弘美 中央公論新社 Amazon 川上弘美著「これでよろしくて?」を読んだ。主人公は38歳の専業主婦、菜月。夫の光と2人暮らしで、子供はいない。特に大きな不満もなく淡々と暮らしている中に一つの転機が訪れる。 商店街で偶然、昔付き合っていた男の母親に会ったのだ。 これでよろしくて?同好会。 不思議な巡り合わせで土井・母からこの奇妙な名刺を受け取り、そして同好会に入ることにしたのだった。 これでよろしくて?同好会 私生活に生きる「他者視点」 日常にしょうもない議論を これでよろしくて?同好会 同好会のメンバーは主人公を入れて5人。土井・母を筆頭に、4回結…

  • 仕切りと時間と時代とーフレッド・ホイル著「10月1日では遅すぎる」再読中

    フレッド・ホイル著「10月1日では遅すぎる」を再読している。 この物語は、時間の感覚が不確かなものになった世界で、人類の行く先はどうなってしまうのか?その様子を主人公が奏でるピアノ曲が彩っていくような構成になっている。再読する中で、ほんの少し「時間のとらえ方」について分かってきたので、まとめていく。 10月1日では遅すぎる (ハヤカワ文庫 SF 194) 作者:フレッド ホイル 早川書房 Amazon (どうやら絶版らしく、これは中古のページです) ジョンによる時間の捉え方 仕切りの法則が変わる時 オリジナルと複製と ジョンによる時間の捉え方 物語の進行は主人公の作曲家・ディック(リチャード)…

  • 「写植時代」の本づくりを覗くー平野甲賀〔装丁〕術 好きな本のかたちーを読んで

    「平野甲賀〔装丁〕術好きな本のかたち」を読んだ。フリーのブックデザイナーが一冊の本の装丁を仕上げるまでの様子が日常と共に記されている。 平野甲賀 装丁術―好きな本のかたち (シリーズ日常術) 作者:平野 甲賀 晶文社 Amazon 今みたいにPCソフトで編集する前の作り方。「写植」という、文字やイラストを一つひとつ切り貼りして版面を作っていく姿に魅せられた。編集者とデザインや紙の種類など打ち合わせを重ねながら、平野甲賀独自の「書き文字」にとりかかっていく。 自分の個性みたいなものが透けて見えないようにしたい。(P31)平野甲賀著「平野甲賀 装丁術ー好きな本のかたち」より引用 強い独自性を持ちな…

  • ピアノと文章の心地よさーフレッド・ホイル著「10月1日では遅すぎる」読後感

    先日のこと。お茶を飲みながらぼーっと本棚を見ていると、「10月1日では遅すぎる」という本が目に入った。 私の目の前にはいつも少しのSFがある 10月1日では遅すぎる (ハヤカワ文庫 SF 194) 作者:フレッド ホイル 早川書房 Amazon ちょうど9月が終わるところだったこともあり、なんで遅すぎるんだろう…と少し読んでみた。なんだか文章が心地よい。2章目を読み終えたところでなにこれ…!先がどんどん気になってくる。それ以来、毎日1章ずつ読み進め、とうとう今日終焉を迎えた。 内容が分かったのか?それは分からないが、私はこの作品の雰囲気が好きだ。著者のフレッド・ホイルは天文学者で、「ビッグバン…

  • 悩みの原因は「いじけ」?ーさいとうなおき動画で過去のつまづきに気付く

    イラストレーターのさいとうなおきがやっているYouTubeを日常的に見ている。主に絵描きやクリエイターに対してのヒントを配信してくれているのだけど、ブログとか文章執筆に関してもためになる内容が多い。 今回は、何の気なしに見た「【絵に集中できない】モチベーションが上がらない人の特徴」という動画で自分の過去の悩みの原因がわかったので、そのことを書いて行く。 職業訓練校で悩んだ過去 悩みの原因は「いじけ」 解決方法は「自分の機嫌をとること」 人と関わることはやっぱり必要 職業訓練校で悩んだ過去 わたしの過去の悩みというのは、グラフィックデザイン関係の職業訓練校に通っていた時のこと。30代未経験で学び…

  • 内にも外にも世界が広がるー1年「ごぶんのよん」期の定点観測

    1年は約52週間で終わります。2024年は「10週間×5期+ボーナスタイム(2週間と2日)」と割り振って生きてみたら楽しいかな~なんて考えて、実際にやっているところです。 1/1~3/10 3/11~5/19 5/20~7/28 7/29~10/6 10/7~12/15 12/16~12/31 ★ボーナスタイム★ 今週末で40週が終わり、残すところあと12週間となりました。絶妙にキリが悪い。7/29〜10/6までの「ごぶんのよん」期はなかなかに実りが多かったのでそれをまとめつつ、最後の10週間と、残り2週間のボーナスタイムの計画を立てていきます。 内にも外にも世界が広がる 「ごぶんのよん期」は…

  • 忙しくても豊かに考える方法ー外山滋比古「こうやって、考える。」レビュー

    今の職場は良くも悪くもコミュニケーションがないのが特徴なんだけど、めずらしく社内連携が増えててめちゃくちゃ疲弊している。土日もなんだかんだ人に会ったり宿題のようなことをやってるとあっという間に過ぎてしまい、思いを巡らせる時間がとれない。 しばらくこんな日々が続きそうな予感なので、忙しいなかでも考えたり書いたりできるようになる必要がある。 こんな時は「思考の整理学」が読みたい!と思い本棚を見るも…ない。最後どこで読んだのかも思い出せない。仕方なく棚にあった同じ著者の本「こうやって、考える。」を読んだら、視界が開けてなんとかやっていけそうだ。 今日は概要の紹介とともに、この本に教わった「忙しさのな…

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