2025年6月、フランスのカンヌで世界最大級の広告・クリエイティブ祭典「カンヌライオンズ 国際クリエイティビティ・フェスティバル【Cannes Lions International Festival of Creativity】(以下、カンヌライオンズ)」が開催されました。多くのクリエイターが憧れるこの祭典は、1954年に創設され今年で72回目を迎えます。 今回のブログでは、2025年最新のカンヌライオンズの注目作品や傾向についてご紹介します。カンヌライオンズについて知りたいという方はもちろん、最新事例を知りたいという方もぜひご覧ください。 カンヌライオンズ2025最新情報 作品のエントリー総数は、例年2万以上を超えるといわれており、2025年は9つの大カテゴリーから細分化された30部門で開催されました。 日本からも多くの企業がエントリーしており、一部の部門では審査員長に日本のクリエイターが選出されるなど、日本国内においてもカンヌライオンズの関心・注目度は高い傾向です。 カンヌライオンズ:9つの大カテゴリー カンヌライオンズ2025では下記9つの大カテゴリーで開催されました。 ・Craft(計4部門) ・Experience(計5部門) ※Luxury &Lifestyle部門は2024年から新設 ・Engagement(計6部門) ・Strategy(計2部門) ・Classic(計4部門) ・Health(計2部門) ・Good(計2部門) ・Entertainment(計4部門) ・Titanium(1部門) カンヌライオンズ2025注目作品 複数部門で金賞受賞:一般社団法人あすには『SATO 2531』 Engagement内の「Creative Data」とStrategy内の「Creative Strategy」部門で金賞を受賞したのは、株式会社電通デジタルが手掛けた「一般社団法人あすには」の『SATO2531』です。その他の部門でも、銀賞・銅賞を受賞しています。EngagementやStrategyと、さまざまな領域におけるカテゴリーで金賞をとり、高い評価を獲得しました。日本でも動画が公開された当時は、大きな反響があり選択的夫婦別姓の制度について考えるきっかけに繋がりました。 この投稿をInstagramで見る