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  • 野生の馬

    乗馬公園の看板猫フーちゃん&ライちゃん仲良く日向ぼっこしてると‥ 会員さんが連れてきたドーベルマンにビビりまくり避難 前回はお休みしたので、日曜は1ケ月ぶりの乗馬でした。有難いことにMさんがいつも迎えに来て下さいます。 支度をしながらTVにふと目をやると、九州の在来馬に関する番組が。 H6に都井岬で拾った実から育てたソテツ 都井岬の広い草地(と言ってもJRA日高育成牧場の1/3←上から目線の道民)に放牧されてる天然記念物の御崎馬。私も30年前に見た記憶があります。馬は日本原産でありませんが、古くから定着してた馬は在来馬と呼ばれています。 野生とはいえ、ある程度は管理されてると思いきや‥繁殖も採…

  • 雪を割る

    上川盆地の東方大雪山とトムラウシ 身から出た錆とはこのこと。裏の顔が暴かれ火消しに躍起のガックン、謝罪してたけど本心はどうなんだか。 その火に油をブッかけますが、一昨年まで職場の乗馬同好会を仕切ってもらってたOさんからも彼の傍若無人ぶりは聞かされてました。 上司の随行で打合せに行くと、実態は「キツい話し方」というレベルではなく理不尽なパワハラの嵐! 年配者に対しても「てめえ」呼ばわり アポ取ったのに気分で「出直して来い!」 自分用の膨大な資料を一方的に要求 チマタでは「ガックン台風」と呼び災害級の対応だったそうです。オメーの秘書でねっつーの!それにしても皆、よく我慢してたものです。自分が直接関…

  • 農地拡大1a

    河川敷の柳の芽も膨らみマガモ達ものんびり(浦河にて) スリッパ異動1週目、馴れるまでの間はケツの座りが悪いものです。 日高へ来る前はずっと事業所勤めで所員は殆ど農業土木職、先週まで在籍してたフロアも半分がそうでした。それが今では泥臭い馬臭い男がポツンとお一人様、お堅い事務方の中にいる訳ですから場違いでしかありません。 顔と名前が覚えれない、引継書を見ても何が何やら、加齢と共に適応力の低下も著しく‥でも自ら望んだこと。思惑どおり日高に残ったのだから全ては覚悟の上です。 多くの同僚たちが日高から嬉々として?去って行きました。昨春の鳥フル対応で共に千歳へ派遣されたTさんは後志(シリベシ)へ赴任。後…

  • ブンタンペイ

    雪残る頂連なる国境近所の牧場から望む南日高の山々ピリカヌプリかな?よく分からん‥ 辞令が交付され、新たな部署へ移ります。 今週作成した資料を来週以降の自分あてに提出、なんてカオスな状態‥スリッパ異動の利点で徐々に前任から引継を受けてましたが、まだスケジュール感がピンときません。 とりわけ休暇取得のタイミング🤔函館へ帰省する際は土日に有給を絡め4連休にしてましたが、絶対休めない月曜が多くなって困ります。 更に遠くなる道南方面(ひと月前の有珠山と伊達市街)今までも高速バスで片道10h要してたのに運転手不足に伴う減便で乗継が困難となり12hを越える場合も 日高方面からの便と道南へ向かう便の乗継は札幌…

  • 学位記授与式

    創世スクエアの札幌文化芸術劇場にてさすが197万都市のホールは見たこともない規模です 大学の卒業式を正式にこう呼ぶそうです。 そう言えば先日、仕事で優秀技術者への感謝状贈呈式を取り仕切ったのですが、これは「表彰・受彰」ではなく「贈呈・受贈」が正しいとか。50を過ぎても知らないことばかり😯 まだ早いけど旭川の自宅で雪割りをしました雪中で冬眠中のオツネントンボを多数発掘庭の片隅へ退避させましたが幾匹かは蹴散らしちゃったかも やっぱり早かった!翌朝また雪❄️ 長女が大学卒業です。 ようやく1人片付くと思いきや、助産師の資格を取るのに医大へ編入学するためもう1年。前向きな出費なので親としては頑張って貯…

  • 大動物を扱うということ

    厩舎で鼠捕りを担当する乗馬公園の看板猫人懐っこく誰にでも擦り寄ってきます😍 朝一で走路や草地に放牧してるため日中の練習では捕まえてからの馬装 日曜日は前回に続き、BTCの教官が指導に来て下さいました。 もはや「中高年の健康増進」という域を越え、ホントの部活っぽくなってきました。焼けボックイに火が付いたのは自分だけでなかったみたい‥やっぱり日高に残る価値は大きいです。 今回は横木を使った経路の確認と間歩合せ。たかが横木されど横木。障害飛越の経路走行を想定した練習です。 教官「必ず乗り手が指示する地点を通り指示する歩度(間歩)で通過させること」駈歩の手前(左・右)変換が曖昧だったためイレブン君を混…

  • エゾヒキガエルのはなし番外編~研究者の素顔

    丘と海のまきば・浦河 内辞を受けました。余程の不祥事?を起こさない限り日高へ居座れることに😌 環境に関わる仕事を志しながら専攻したのは農業土木。呼び名が泥臭いため現在では環境資源科学とか農業環境工学とか改称している大学が多いみたいです。どうも土木って付かないと昭和のオジさんには何の学科かピンと来ません。 同じ学部には環境保護学科もありましたが、土いじりが好きだったのと、卒業後は土木技術者としての採用枠があったので、今思えば農業土木で良かったと思ってます。(共通1次の点数が足りなかったのが実のところ‥) 1つ後悔があるとすれば‥学芸員の単位を取得してたら多少なりとも学会に対する意見に箔が付いたか…

  • エゾヒキガエルのはなし④

    かつて函館の実家の池でも孵化していたエゾヒキガエル 旭川や美深が位置する上川地方は今、積雪深のピークを迎えてます。3月に入ると道北と言えども降雪より融雪が上回るためですが、平均気温が+となるのはまだ先のこと。 まだ寒い内に落葉樹の剪定を済ませますエゾヤマザクラは花芽が付いてましたが隣地に越境せぬよう切るのは今しかない(旭川にて) 木々は深い眠りの中 キツネの足跡? 春が近づくと心底湧いて来るのが、この蛙への思い入れです。 元々ブログを始めた動機がこの蛙、ひいては外来種全般に向けられた理不尽な扱いに対する疑問からでした。賛同は得られずともこんな事例があることを知らしめたい、そんな思いです。 この…

  • 5拠点生活の行方③

    冬でもチャリ可能な通勤路 表題どおり将来展望のつもりが、日高愛?溢れる余りダラダラと3回に渡ってしまいました😪 日高に来なければ戻る筈のなかった馬の世界。焼けボックイに火が付いた以上、もう離れられません。 ここで築いた人脈も不意に出来ないし除雪不要の冬と天然冷房の夏も捨て難い。トドのつまり、浦河での拠点を失いたくない。居座り作戦決行中であります。 とはいえ、いずれ異動の時は来ます。改めて5拠点それぞれの「どうする」を検証します。 1 函館 生まれ育った函館は曾祖父の代からの父祖の地実家がなくなっても故郷であることに変わりありません 実家は母亡きあと父が独居してましたが、昨年から妹家族が同居とな…

  • 5拠点生活の行方②

    浦河町西幌別から見える南日高の山並み天馬街道野塚峠の向こう側は十勝の大平原 日曜日は今年初の練習日。サプライズでBTC(軽種馬育成調教センター)のH教官に部班運動を指導して頂けることになりました。 正直、少し緊張します。ワーホリ移住のKさんがレッスンを受けてるのを見て、まるで昭和の馬術部並みの厳しさ😱10代20代の頃なら「言われてなんぼ」の世界なので逆に言われなくなったらオシマイかな、と思ってましたが、50代60代になってそこまで叱咤されると精神的に立ち直れないかも‥それでも上達を志すストイックなKさんって凄すぎます。 各個騎乗だとどうしても「まいっか」とチンタラ乗ってしまう時がありますがプロ…

  • 5拠点生活の行方①

    札幌はすごい人手と思ったら雪まつり開幕かぁ!今年は東南アジアからのお客さんが多い様ですエキゾチックな子供たちが舞い落ちる雪を掴もうと両手を広げ無邪気にはしゃいでました北海道で楽しい思い出を作って欲しいものです都市間バス乗換時は営業所でサピカをチャージし隣のスタ丼に寄るのが習慣 間もなく迎える異動の時節。先日、馬術部後援会長のI先輩からメールがありました。I先輩はJRA日高育成牧場長として浦河で勤務された後、昨年2月に東京へ栄転し社宅のある府中に在住、週末には後輩達の朝練を見ている様です。 前身は明治40年開設の日高種馬牧場幾度かの変遷を経て現在のJRA・BTC に至ります メールは美浦で調教師…

  • 原稿仕上がる~また好き放題書いてしまった~

    かすんで遠い日高山脈最高峰EL.2,053mの幌尻岳稜線近くの七つ沼カールを源とする新冠川の下流域には牧場が集積し「サラブレッド銀座」として知られてます どういう風の吹き回しか、珍しくドラマなぞ視聴してます。そこそこ見てた若かりし90年代以来のことかも。 土曜深夜の🐝局と日曜9時の🐵局。共通して親も子供も同世代、という他人事でない設定にハマったみたいです。 🐝局の主人公は自らをアップデートしようとあがく父親。自分も聴覚障害児の親としてマイノリティの側に立ってたつもりでしたが、他の障害やLGBTのことはまるで知りませんし、外国人に対する偏見とかも否定できません。未知の価値観を受け入れる容量もなし…

  • 針葉樹の実生

    ドイツトウヒ(旭川にて)道内では線路を雪から守る鉄道林として利用されます 大寒なのに浦河は昨日も雨でした。相変わらずの積雪ゼロ。根雪が当たり前の道内ではあり得ない光景です。 耕せそうですが表面はシバレてます(浦河にて) 年末に雪がこんこんと積もった旭川ではこれからがシバレの季節。 21日の最低気温は美深-23.0℃に対し松前-0.1℃。道外の方はピンとこないかもですが、その温度差22.9℃は東京(府中+4.4℃)と沖縄南端(波照間島+17.9℃)の差13.5℃よりずっと大きいんですよ。 冬に葉を落とすのが広葉樹、とは道内の常識。でも常緑広葉樹(降雨の多い日本では照葉樹)が優先する内地の低地林は…

  • 議長退任

    先週は焼肉で新年会🍚ご飯頼んだらこの有様若いもんに助けられながらも完食!翌日の食費が浮いて👛フードロスもなし 先月、ボーナス支給があったようですが確認するいとまもなく学費として一瞬で消え去りました。風の前の塵に同じ。今はやりの還流もないみたい。 編入学が決まり手稲から円山周辺のセレブな街に引っ越すんだ、とルンルン気分の長女。でもあと1年はスネカジリなんだからね。しかも4月以降は扶養手当出ないし。 幸い?何事も計画的でないと気が済まない性分のため、学費は子供が3人できることを前提にハッチャキこいて貯めてたので何とかなってますが‥カネは借りるな返せないby二ノ 騎馬参拝で頂いた紅白餅を鏡開き数日分…

  • 方向オンチ都会をさまようpart2

    地下鉄東西線に沿った道道3号札夕線(南郷通)さすが都会🗼都心から10㎞離れても賑やかです 今季は暖冬、というのは間違いないようです。 例年どおり冬でも枯草が雪で潰れない浦河 浦河では年始にチラッと降った雪も季節外れの雨で融け去り、辺りに漂うのは土の匂い。やはりこの地方に根雪という概念はないみたいです。 年末にこれでもか!というくらい降った旭川も、年明けは小康状態。美深でも未だ1mに達していません。でもピンポイントでドカ雪になるのが近頃の傾向です。 年末に屋根の雪を1度降ろした旭川自宅の物置年明けの積雪はこの程度で助かります‥ この時期の交通障害は雪国の宿命。都市間バスもJRも頻繁に運休します。…

  • 乗り初め(騎馬参拝)

    今まで2千鞍余り騎乗してきましたが馬上から撮るのは初めて 独りきりの年越しは6年ぶりでしょうか。 2017年の暮れ、ハハキトクとの連絡を受けたのは忘年会の最中。当時は旭川在住だったので翌朝の特急を乗り継ぎ函館まで帰省、その2日後に亡くなった母。仮通夜→火葬→通夜→告別式と函館方式の葬儀を済ませ、各種手続きを兄と手分けして終わらせるともう初七日。10日ほど父に付きっきりだったので、そろそろ一人にしてあげた方が良いかな?と思い大晦日の前に旭川へ戻りました。 妻も同じ様に私を一人にしてあげようと思ったらしく、皆で美深へ帰省しており、自宅はモヌケの殻でした。まぁ、しんみりすることもなく、ひたすら休息を…

  • 執筆依頼来たる

    日暮れがやや遅くなってきました130㎞に渡る海岸線で太平洋に沈む夕陽が見られるのって実は日高だけ?紀伊半島の先端や小笠原・大東諸島の西岸ではどう見えるのでしょう? 連日、TVで留萌の映像が流れてます。 長女の出生地である留萌。 強い季節風で沿岸市街の雪は吹っ飛び、内陸の幌糠辺りでドサドサ落ちる、というパターンが多かったと思いますが、今回は市街地でもドカ雪になった様です😟 浦河の雪は案の定⛄消えてしまいました 27日から有給を取って早めの仕事納め。 次回掲載予定ですが正月に開催される浦河での行事に参加するため、先に旭川の除雪を済ませ年内に浦河へ戻ります。 今年は溶連菌にやられ鳥フルで動員され‥前…

  • クビキリギス?道内に?

    ウバメガシを部屋に取り込むと‥おや? 浦河でも珍しく積雪がありました。旭川の1割足らずですが。 例年この時期、お約束みたいに短靴のまま旭川へ帰ってしまう失態を繰り返してましたが、3度め、うんにゃ4度めの正直でちゃんとスノトレで帰宅🎉✨😆🎊⛄ さて、浦河のベランダの植物ですが、不意に冬が始まったので、急かされるように室内へ取り込みます。 つい先週まで宿舎の菜園はまだ野良仕事が出来る状態だったため、10月に開拓した区画の残りを今でしょ!とばかりに備中鍬が曲がるほど耕しまくりました。何しろ雑草の茎が枯れてるので面白いくらいボサが取らさります。 間もなく表土がシバレてカチカチになります 獲り損ねた小松…

  • 乗り納め

    駈歩部班での右手前輪乗5頭が揃い整然とした図形を描きます 今週は乗り納めのランチ会がありました。 例年、1月は乗馬公園のサークル活動がお休みになります。もちろん、馬をほったらかしにする訳にも動かさない訳にもいかないので、日々の厩務作業や運動は通常どおり続きます。 これが大学の馬術部だと誰かがやってくれるなんてことはなく、つまり年中無休(それどころか授業に出る暇もない)の部活である所以なんですが‥ここは町の公共施設として運営管理されているので大変有難いところです。 実は12月にもう1回、平日夜の練習日があります。でも常連さんが集まる休日午前の活動としては今年最後です。 1月が全休、というのは気候…

  • うわさのコストコ

    石狩市花畔(バンナグロ)より石狩湾新港の風車群を望む 函館へ帰省した際、毎回ではありませんが職場や馬関係の方へのお土産を買います。 で、ほぼ100%これになっちゃいます。 幼いころ母が保育士をしていたカトリック幼稚園へ遊びに行くといつもシスターから頂いていた思い出が‥ちなみに牛乳と一緒に食べると相性バツグンです 特定の方へ渡すのであれば五島軒とかカールレイモンといった候補があるのですが、それなりの人数に配る場合は必然的に菓子類となります。一応、数ある中から選ぶものの、結局は「函館ってばこれだべ!」かくして皆の机にこのクッキーが置かれると「あぁezohikiさん函館に帰ってたんですね」と代名…

  • 雪の城下町・父娘旅

    雪を纏う松前城 先週末は道南へ帰省しました。 前回は盆明けの異常な暑さに見舞われた頃なので3ヶ月ぶりになります。 進学の報告も兼ねて、今回は長女が同行します。 できれば札幌で合流し一緒に函館へ向かいたかったのですが、日程が合わず松前で落ち合うことに。 先に私が函館入り、翌朝一番で松前へ行って管理地のボロ家の掃除と樹木の剪定を済ませ、札幌から直接松前入りする長女をバス停で出迎えます。 何しろ松前は初めての長女、JR→いさ鉄→函バスの乗継が出来るべか?なんて親の心配をよそに、スマホが全てナビゲートしてくれたみたいで‥時刻表の時代ではない様です。 それより🐻です。中心街での出没が相次ぐ松前、バスのと…

  • 馬を食らう

    韓国風にヤンバン海苔を乗っけて‥ユッケ丼ってこんなんだっけ🤔馬鈴薯と人参は菜園より収穫牛乳を合わせるのは賛否両論? 先月、投稿の謝礼として届いたクール便。冷凍庫へ入れたままでしたが、気が向いたので開封してみました。 なんと九州の馬刺セット。 乗馬を嗜む人も「絶対口にしない派」「供養と思って頂く派」に分かれますが、自分は後者です。 この景品、毎回替わるみたいで次号は利酒セットとのこと。下戸でバカ舌の私にとっては猫に小判、馬の耳に念仏。馬刺だったことに感謝します。 付け合わせはやっぱ人参でしょ 基本、悪食なので何でも食べます。いや、生のイモ虫とかは無理ですよ‥ 内陸の田舎町でお嬢様育ちの妻は刺身を…

  • シャクシャイン終焉の地②

    ⑨新冠会所跡地 1669年11月16日、354年前の明後日がシャクシャインの没年月日だそうです。 14人の武将を引き連れ交渉の場である新冠川河口の松前藩陣営へ赴き、そこで討ち取られたとのこと。 地図を見ると、ピポクチャシの崖下に松前藩の新冠会所(交易場所)跡地⑨があります。 それが「松前藩陣営」に相当する位置なのかどうか分かりませんが、きっと近からず遠からずでしょう。とりあえず、ここを目指します。 ②現場への往復でいつも立ち寄る道の駅元祖アイドルホース・ハイセイコー像のほか新冠産GⅠ(又はGⅠ相当)勝ち馬の石板がズラリ競馬場で働いてた88-90年前後に見かけた馬も‥ 役場前①を出発、道の駅②に…

  • シャクシャイン終焉の地①

    新冠川右岸に見えるピポクチャシ(判官館)跡 道南方面と日高路を往復してると、江戸前期に起きたアイヌ民族の一斉蜂起「シャクシャインの戦い」が偲ばさります。 争いの発端となった静内川(R4.6月)対岸(左岸側)はシャクシャインの本拠地シベチャリチャシのあった真歌の丘 大河ドラマがいよいよ大詰め、折しも関ヶ原前夜まできました。 敗軍の将・石田三成の孫が弘前藩の援軍を率いてこの蜂起の鎮圧に参加したとのこと。関ヶ原と比べ兵の動員規模は桁違いですが、遠征距離では決して見劣りしません。 縮尺を揃えてみると‥上は松前~国縫~シベチャリ(静内)下は京都~関ヶ原~江戸(遅参した徳川本隊)テキトーなので精度はご容赦…

  • エノキとエゾエノキ~楡科の木々②

    旭川に植えたエノキ(9月) 単身世帯に大抵ロクな訪問者は来ません。セールスか宗教勧誘のヒマな人たち。向こうは用があるかもですが私にはないので居留守を常としています。たまに妻から宅配で兵糧が届きますけど、事前に連絡があるため分かります。 でも先日スルーした訪問者は心当たりのない宅配でした。不在票の発送者は土地改良建設協会、とあります。ん? 道指定外来種(トウキョウダルマガエル)に係る畜大生の研究にイチャモンもとい意見を申し上げました 忘れてた! 農業土木系の会報に国内外来蛙に関する論文が載っていたので、ついコメントしてしまったんだっけ。それが最新号へ掲載されたとのことで、地域の特産品が謝礼として…

  • 病院💉

    赤く色付くサンナシ(エゾノコリンゴ)の実旭川の井上靖通りにて 先々週末は通院のため職免を2日取得、前の週に続き旭川へ帰りました。脳ドックと大腸ポリープ切除、浦河の日赤でも出来ますが旭川の病院の方が安心です。 大腸は昨年の人間ドックで要精検となり、旭川で内視鏡検査を受けたところ「まだ小さいけど1年以内に取った方がいいよ」と奨められたことによります。 1日目は脳ドック。 旭川で脳外科といえば日赤が有名で、長女の幼なじみのお父さんが名医としてTVにも出演、13年前に妻の動脈瘤を執刀して頂いた恩人でもあります。今回は日赤の予約がいっぱいだったので、花咲の国立医療センター(旧道北病院)へ。 初任地だった…

  • 応援のオウエン

    雪を纏った大雪山10/8旭川スタルヒン球場より この秋、家庭の事情ですが大きな動きがありました。 まずは助産師を志す大学4年の長女が編入試験に合格🎉 しかも第1志望の道立なので、カジられるスネにも有難い🙏 内地の私大も受験付き添いの妻は初めての新幹線すっかりおだって実況中継のCメールがバンキリ来ますこっちは仕事中だっちゅーの!タブレットに送られてきた写真は前泊のホテルからかな?眼前に新函館北斗(旧渡島大野)駅向こうは大野平野と横津岳連峰 関東にある某大学妻曰く「田舎だった!」美深(ピフカ)の人に言われてもねぇ‥ 全く記憶にないのですが、どうやら何かの拍子に「受かったら新しいスマホ買ってあげる…

  • チョウセンキリギリスとコウライキジ

    人の気配を感じると跳ねずにノソノソ株本へ隠れる習性なので大きな鳴き声の割に見つけづらい左上に辛うじて写ったハネナガギス(有珠山SAにて) こんな表題を付すと直ぐイキリ立っちゃう御仁もいらっしゃるでしょうが、主義・思想は関係なく生き物の話題です。 夏の間あんなに雨不足だったのに、秋になり飽きるほど降る日高管内。9月が過ぎて更に多雨傾向、先日も一晩中雷雨でした。どおりで朝起きたらヘソがなくなってると思った🐸もう蛙になるしかない? 温暖化って気温上昇というより気象のブレが極端になるらしいですね。これがその影響なのかは分かりません。 さて、春に開墾した宿舎の畑ですが、南東側の隣接区画が雑草だらけ。階下…

  • 幻の日高横断道路

    静内川支流コイボクシュシビチャリ川よりカムイエクウチカウシ山方面を望む日高山峡僻遠の地気軽に触れることすら憚られる原始の針広混交林 ついに松前でヒグマ注意報が発令、マラソン大会も中止になったとのこと。 お城のある福山台地の東、管理地へ至る通い慣れた中心市街。まさか警察署の真ん前に出るとは‥人を恐れない危険な熊かもしれません。 そして浦河、宿舎から徒歩数分のガス屋さんの前で出没😱 よりによって道内で最もヤバいの、松前と浦河なんでない?共通するのは冬が温暖で積雪も少ない地域、やはり熊にとっても越冬し易い優良物件なのでしょう。実際、生息密度も高いみたいです。 浦河にある生協2店舗の近くで出没何か買い…

  • これって動物虐待?

    障害飛越競技で副扶助として使われる拍車(短拍)と懲戒鞭(短鞭)使い方を間違えると馬を傷付けたり効かなくなったりします あの夏の日の猛暑がウソの様に涼しくなりました。すっかり常夏モードになってしまった体、容易に修正できません。 さて、先日まで動物愛護週間でしたが、秋が深まると心配になってくるのがこちら🐻 またもや宿舎の近所に出没しました。 そして管理地がある松前でも‥ 「松前の春は江戸にもない」と言われた城下町ですが‥出過ぎ! 更に、美深の妻の実家付近でも叔母が目撃したとの情報あり。さすがに都市部にある旭川の自宅や函館の実家では心配ないでしょうが、5拠点のうち3つでそんな状況になってます。 里山…

  • 日胆国境

    明治初期に制定された旧国名は主に水系で分けられており(河川が内陸へのメインルートだったため?)現在の振興局とは随分異なります北見枝幸・石狩沼田・天塩中川・塩狩峠‥今も駅名・地名にその名残を留めてます 先週は日高管内北西部、平取町紫雲古津(シウンコツ)という地区へ行って来ました。鳥フル対応の一環として、埋却溝の試掘(地下水位の確認)と防疫演習のためです。 所定の深さまで掘り終わったとたん、災害級の土砂降り! 下は粘土層で浸透した表面水が滞水‥ 結局、実地訓練は中止となったので撤収後に有給を取得、翌日は旭川の病院へ行く予定だったため、富川(日高町)から旭川へ向かうことにしました。 路線バスで沼ノ端…

  • 農村と里山の生態系③

    函館の実家の隣接地一昨年まで造園業者の苗畑でエゾヒキの生息地でした代替わりで皆伐され放置されたまま荒れ放題 このキャッチコピーは元同僚N氏の作品 前回「農地や里山は放置すると荒廃」と述べながらも注釈が抜けてました。 理論的には遷移を経て本来の極相(原生)へ戻る筈ですが、それには長い歳月が必要な上、その過程において複雑で不確定な要素が作用するので、どんな生態系に行き着くかなんて誰にも言い切れません。 外部からどんな圧を受け、どんな生物が栄枯盛衰するのか?パターンは無限大でどう転ぶか予測出来ないからこそ、新たな外来種を安易に導入すべきでないし、逆に既に定着してる外来種も安易に撲滅させるべきではあり…

  • 札幌出張

    海外からの観光客が戻り始めた札幌中心部とやかく言う方もいるようですが大事なお客様学生時の下宿の隣人(留学生)や長男の幼なじみ(聾学校)のお母さん‥いずれも中国の方でしたが面白い人たちでした嫌○○の人って知り合いや身内に○○人がいたら葛藤するのかな?知らんけど 9月に入り寝苦しさは解消されたものの、日中の暑さが尋常でないのは相変わらず。 先週末は久々の札幌出張でした。 ついにエスタ(旧そごう)が糸へんに冬バスターミナルも今月いっぱいで閉鎖S・O・G・O そごうへ行こう!なんてCMは遥か昔‥ コロナ禍の最盛期、札幌での会議や打合せは主に書面開催やWebでしたが、最近は対面が通常化し希望すればWeb…

  • 本州より暑いゾ北海道

    植え付け時には湿害を心配してましたが逆に少雨と高温で1/3が腐れてしまった馬鈴薯 なんか、アメダスの気温データを見てると本州方面は黄・橙色なのに道内は真っ赤!なんて奇妙な現象が起きてます。 内陸の上川や十勝、フェーン現象が発生した時のオホーツクでは日最高気温の上位にランクインすることもありますが、涼しいはずの日高管内でも真夏日と寝苦しい夜、そして砂漠の様なカラカラ天気が続きます。 そもそも馬や山岳に興味がない大多数の転勤族にとって「日高へ来て良かったこと」は気候的な面(温暖で除雪が不要な冬・ほぼ汗をかかない夏)なんでしょうが、こうも暑くなってはお気の毒。備えあれば憂いなし、でも職場には備え(冷…

  • またたく熱帯夜

    ウニ漁かな?磯舟が浮かぶのは城の石垣を再利用した福山波止場跡(土木学会選奨土木遺産)今日も暑くなりそうです(松前にて) 今夏は函館や旭川でも熱帯夜を観測しました。また松前など道南の日本海側では熱帯夜が常態化してる様です。 盆休み前半を夜めっきり涼しく(14℃)なってた美深で過ごした後、浦河まで戻って3日間出勤。 いえ、連続して休めたのですが、仕事でなくベランダの鉢植えが心配で‥今夏の日高地方はまるで地中海式気候?まとまった雨が月に1回程度しか降らず、畑もカラカラです。雑草が茂らないのは助かりますが、麦ばかり元気。半年前まで荒地だったので、乾燥に強そうなノブドウ(生食はもちろん醸造も出来ません)…

  • 美深へ集え!

    北へ向かってたゆたう道北の大河・天塩川日本で4番目に長い川です 盆休み前半は妻の実家がある美深で過ごしました。 今までは単身の自分が旭川の自宅へ戻ってから車で移動、というパターンでした。しかしカマドが4つに分散した今夏、三々五々に現地集合という初めての試み?です。 長女は手稲のワンルームアパートで1人暮らし、同じ大学へ入った長男はその近所で下宿しています。(同居させるより経済的だったため) 1年生の長男は4年生の姉に学業面での相談を時々してる様子です。 てっきり睦まじく?連れ立って来るのかと思いきや、そこはB型の本領発揮で各自、好きな時間に好きな手段で向かいました。とは言っても札幌から離れる程…

  • 岬めぐり

    前回に引き続き、十勝への旅路です。 大学4年間を除き半世紀も北海道にいて、道内のことなら何でも!なんてフリしてますが、実は見たこと(行ったこと)ないもの(ところ)が沢山あります。 野生のヒグマ&タンチョウ オホーツクの流氷 根室管内(知床を含む) 本道最北端;宗谷岬‥等々、ほか多数。 また、日高管内へ来て4年目になりますが、車がないため私用での行動圏はチャリで廻れる範囲に限られます。よって管内にも一度は行っとかなきゃ!って場所がいくつかあります。 襟裳岬(ホントに何もないのか?) 「蝦夷三官寺」様似の等樹院(樹はサンズイ) 「シャクシャインの砦」シベチャリチャシ跡(静内) 泥火山(新冠) 「…

  • 11年ぶりの十勝

    ♪広がる大地萌え立つ地平線 うちの家族は全員、理系のB型です。 まあ血液型なんて何の根拠もありませんが、皆マイペースで好き勝手やってます。転勤のせいで出身もバラバラ。 でも長女と長男は大学が一緒、長女と次女は小・中が一緒、長男と次女は高校が一緒。何故かユニットではまとまります。 妻は栄養学科、私は農学部なので「食物」という共通項があります。長女と長男は医療系で妻とは「保健」繋がりです。で、1人くらい農学系を目指してくれたら嬉しいな、と思ってたら芸術系志望だった次女がまさかの理転💕環境生態学や造園を勉強したい、とのことでトーチャン感涙です。 先週末、オープンキャンパスで十勝へ。ヤジ馬のトーチャン…

  • めずらしく社会的な話。

    前回に引き続き、道南の夏景色をお届けします。 五稜郭外堀跡の保全林国内外来種のアカマツやスギが植栽されアブラゼミが暑苦しく鳴いています 姪っ子の1人が通う高校は父の母校でもあります五稜郭と連続した緑地帯が連なっておりエゾリスが生息 実家最寄りの電停付近日高管内では毎日見かける馬運車が競馬場の方へ向かって行きましたこの日は函館開催最終日農林水産省賞典函館記念(GⅢ)プレゼンターで長●まさみさんが来函 道南いさりび鉄道の車窓から函館湾内の小さな入江 城下街のイメージを再現した松前のメインストリート 函館の実家から松前まで日帰りもできたのですが、今回は温泉旅館でゆったりしました。 ぶつかりそうなくら…

  • 本州より南の北海道

    幻想的なヒグラシ♀の羽化夜光塗料のような薄緑色です大松前川右岸の竹林にて 何言ってるの?アッペでしょ、って思われるかも知れませんが、ご覧のとおり北海道南端は本州北端より南に位置します。 また、日本海から津軽海峡へ暖流が流れ込み恵山沖で冷たい親潮と交わるため、特に夏場は東へ行くほど冷涼となり、西側の松前半島は温暖湿潤気候(最暖月平均22℃以上)であるのに対し、東側の下北半島は西岸海洋性気候(同22℃未満)となります。緯度のみならず気候もアッぺコッペ。 近所の庭のカラタチ(函館市内にて)冬には結実してました🍊北の大地に根付いた柑橘類のハシクレ 幕末~明治の頃、本州と北海道の分布境界線を提唱した英国…

  • チカ釣り

    定期健診がありました。 先月、人間ドックでの変な問診(メンタルを診るため?)について触れましたが、健診でも簡単な診察があります。いつもなら聴診器をあてるだけだし、人間ドックとは別のお医者さんだったので‥完全に油断してました。 「何かスポーツしてるの?」 「え‥あ、乗馬を少々(汗)」 「馬って西部劇みたくずっと走り続けれるものだろうか?」 !?これまた斜め上からの意表を突く質問です。 部班練習この日は常連さんの参加が目立ちましたちょっとカジってそれっきりという会員も多い中長年続けてる方って素晴らしいと思います 競馬の長距離戦でも総合馬術の耐久審査でも、襲歩(gallop)を続けるのはせいぜい5分…

  • あ、夏のにおい🌿

    霧が晴れたなら陽射しだけは夏ハルニレ(エルム)からの木漏れ日 もし夏の定義を「夏日(日最高25℃以上)が続く期間」とするならば、日高沿岸に夏はほぼない!ってことになります。 道内各地で連日の夏日・真夏日、いや先日は北見で猛暑日も記録する中、全く無縁の霧・霧・霧‥でも日中は蒸し暑いんですよね、20℃越えただけで。 日高昆布の香り?浦河港にて旭川のパルプ・函館や留萌の水産加工・士別の澱粉と甜菜それぞれマチには独自の匂いがあります先日ヘンな香りがすると思ったら○君がヒーターで靴下を乾かしていた‥(現場で水路にはまったらしい) 海霧が晴れても親潮からの冷風は強く、日が落ちるとストーブを焚く程でないにし…

  • 手稲へ集え!

    聴覚障害の長男が札幌の大学へ進学し早くも3ヶ月。 妻は旭川からばんきり世話を焼きに通ってます。部屋の掃除やら下宿のオバチャン(といっても我々夫婦と同い年)から様子を伺ったり‥ バイトの面接は全て落ちたとか、ゴミ分別や洗濯に慣れてきたとか、手話サークルに居場所を見つけたとか、長男も少しずつ世の中のことを学んでるみたいです。 先週末は親交会の理事会があって、妻もすっかり役員(旭川支部代表)が板に付き(手当が支給されるからですが)午後から先生たちとの会食があるので来ないかい?とのお誘い。 二つ返事でOK!(食べ放題だからですが)土曜の早朝、羆がウロつく?向別ターミナル(浦河)から野良着のまま大都市サ…

  • ハコバン

    ここ3週間ほどの道内、道南を除き少雨傾向です。 たまにパラッときますが有効雨量どころか作物の根域にも届きません。宿舎前に開墾した畑は水はけが悪く湿害を心配してましたが、こうも降らないと逆に干ばつ気味です。 そういえば一昨年の夏も雨不足で、全道的に馬鈴薯や玉葱の収量・品質に影響が出ました。旭川の庭では地植えした実生苗が枯れてしまったっけ。 二条大麦(禾なしの品種) 種子の中に禾ありの六条大麦が混ざってました もはや大麦ですらない燕麦(オーツ)まで‥個人的には色々混ざってて面白いのですが種苗店として品質管理に問題があるのでは? 馬鈴薯はあっという間に育ち既に開花 蕎麦にも白い花が咲きました 乾燥地…

  • 地すべり

    地すべりで崩落した農道日高山脈を形成した新生代第三紀の造山運動により中生代白亜紀の海底がせり上がったため日高管内のあちこちに崩れ易い堆積物が分布地質を調べると北海道の成り立ちに思いが巡ります 来月は恒例の健康診断があります。 職場では「健診に備え節制しなきゃ」という声も聞かれますが意味が解りません。せっかくの検査なのに隠してどーする? また、我々の親世代に多いのが「どこも痛くないのに病院なんて行かん!」という発想。いくら「自覚症状のない病気を見つけるんだってば!」と説得したところで聞く耳すら持ちません。6年前他界した母も何のことない、数年に1回でもX線を受けていれば‥ 草地での区画整理(勾配修…

  • 北大キャンパス

    エルムの都・札幌北大周辺は豊平川が形成した扇状地の端部にあたり伏流水が湧き出る場所「メム」があちこちで見られます 赴任地である浦河から自宅のある旭川へ、或いは実家のある函館へ帰る時にどうしても通らさるのが札幌です。いえ、車で行くなら最短ルートを選びますし、路線バスと汽車(又は電車)を使えばわざわざ札幌に寄る必要もありません。 でも限られた日数と交通費を勘案すると、札幌発着の都市間高速バスを乗り継ぐのが断然早くてお得です。苫小牧でも乗降できれば言うことないのですが。 すっかり札幌での定番と化したスタ丼 都会の雑踏はどうも苦手です。 この前も乗り継ぎ時間にスタ丼食おうと店の入口まで差し掛かったとこ…

  • 野生の王国?

    全道各地でヒグマの出没・事故が相次いでます。 昨年は松前でも老夫婦が庭先で襲われ重傷、白神岬を挟んだ福島側で一昨年犠牲者を出した案件と同じ個体によるものではないかとみられてますが、まだ捕獲されてません。道南の熊は特に気が荒い、と言われるのは本当なのかも。 将来の菜園(松前)ここも目撃情報があり油断できません 道南の地域条件‥※ブナやクリなど餌が豊富※温暖で越冬しやすい※土地が狭く人里が近い生息密度が高いと生存競争も激しくなり結果として獰猛な熊が生き残るのかな? 頭数調整の必要があるものの、ハンターの担い手不足だとか、人を恐れない個体や人の食べ物の味を憶えてしまった個体が増加してるだとか、課題が…

  • 田んぼの学校

    鳥フル・欠員・年度替わり‥3月から続いていた一連の繁忙期はようやく終盤、今週の人事異動が落ち着けば乗馬も再開できそうです。 Yステーブルで調教を担当している馬仲間のMさんから「今週、来れない?」と頻繁にお誘いメールがありましたが、若い頃の様に体力・気力が持ちません。でもせっかく日高にいるのに馬に乗れないなんて本末転倒です。 忙しさのピークはGW直後にあった監査でした。 霞が関の方々は北海道のデカさをナメてる様で、千葉県と同じ面積の日高管内を都内一周する感覚で行ったり来たり。当日の走行距離は300㎞に及びました。観光で例えるなら、1日で成田空港からシーワールドに行って鼠の国で遊んで犬吠埼を見てか…

  • 農村と里山の生態系②

    実はこの表題、32年前の卒論テーマ。 前回の補遺 既存の生態系にどんな影響を与えるのか予測できない以上、安易に生物を移入すべきでない。 既に定着している、特に古い時代の帰化種は過去の経緯を検証しつつ、文化的・歴史的意義も踏まえた上(保全も含め)評価すべき。 自然界においては在来・外来を問わず、何かの拍子に調和が崩れる場合があり、その際は人為的な調整が必要。 何かと在来、在来と叫びコイやクサガメまで駆除したがる在来至上主義?外来種を駆除して在来種・在来の自然を守れ!とな?せば、そもそも在来って何さ?散々自然を改変し原生が身近に存在しなくなった今、外来種が人里の領域に一定数生息してたっていんでない…

  • 農村と里山の生態系①

    前回セイヨウオオマルハナバチについて触れましたが、少々掘り下げたいと思います。 この蜂の駆除を奨励するビラが配布された上川中部圏の人口は40万弱、都市居住者が大半です。 配布した団体の主張は概ね正しいと思ってます。つまり「在来のマルハナバチと共生関係にある高山植物の保全のため大雪山国立公園内への侵入を防ぐ」もっともです。 私が思う疑問は2点 駆除を一般市民に託すことの是非 市街地での駆除の是非 1‥興味を持った義母が花壇で捕虫網を振り回してみたものの、同定など無理で結局「全部逃がしてあげたわ」 まぁそんなもんでしょう。でも中には在来種ごと駆除してしまう人もいるはずで本末転倒、そこに期待するのが…

  • 開花🌸啓蟄🐛

    旭川のエゾヤマザクラ(妻からのメール) 春は名のみ、寒い日が続いてましたが旭川で4/25エゾヤマザクラ開花、既に満開とのこと。 浦河でも内陸にある西舎の優駿さくらロードは開花済みだった様ですが、海沿いの町場も遅れて咲き始めました。 例年、4月中旬あたりで旭川の気温が浦河を上回る逆転が起きます。 浦河のエゾヤマザクラ 優駿さくらロードはこんな感じらしい見たことありませんが 美深のチシマザクラ(4/22)開花は連休後半かな? 6年ほど前の満開の様子 日中は10℃を越えるようになったとはいえ、海風は冷たくコタツがまだ手放せません。 単身なので宿舎には使用してない部屋もあり、暖房費節減のため居間以外は…

  • 美深で冬じまい

    荒起こし前の水田で落ち穂をついばむコハクチョウ士別市多寄にて 相変わらず日々の業務に追われる中、ここらでちょっち休憩し土日に有給を1日くっつけ旭川へ帰ります。 ちょうど今週、美深の妻の実家で雪囲いを外す予定のため、一家総出の作業があります。気分転換にはもってこいかな。 妻は大学の親交会(PTAみたいなやつ?そんなのあったっけ?)に旭川支部代表とやらで出席、車で札幌に出て来ており、最近よくある手稲集合パターンです。 そろそろ新生活に慣れてきた長男はバイトの面接があるため手稲に残し、長女を連れ3人で帰宅。着いたのは夜半過ぎでした。 翌日の午後、次女が下校するとすぐ出発、更に100㎞ほど北へ北へ向か…

  • 春耕

    11日、松前に上陸した桜前線(ソメイヨシノ)は3日かけて函館へ到達すると、翌15日には渡島半島を飛び越え遥か札幌までワープ。例年のことですが大都市ゆえのヒートアイランドが原因でしょうか。 浦河のエゾヤマザクラは未だ蕾ですがエゾムラサキツツジが見頃です 鳥フル派遣から帰還後も繁忙期が続き、少々息切れ気味。メドが付くのは、あとひと月ほど先です。ここで無理して溶連菌に罹ってはイカンので、帰宅も帰省も乗馬もせず宿舎でのんびり過ごす週末。どんなに残業が続いても気分転換と称し、土日は1日2鞍乗りこなし年2・3回は大会に遠征していた20代の頃の体力はもう戻らない‥ 4月に入ってから気温が殆ど上がりません。 …

  • 鳥フル再び

    ありのまま記します。不快に思う方はスルー願います。 千歳で連続3件、道内飼養数の2割に及ぶ鶏を処分する事案が発生。まだ続発するかもしれません。 発生現場に程近いウトナイ湖サンクチュアリ水鳥たちは北へ去った後のようです 作業は1日3交替×2日間の人海戦術。2度3度という人もいますが基本、働き方改革の遵守。24時間戦えますか、の時代でなくて良かった‥ 昨年の白老では土木職の立場で埋却に従事、対象は既に有機物の塊と化した鶏でした。体内のガスが鳴官を通り発する声には驚きましたが‥ 切深や余盛、フレコンの段数など試行錯誤、基準値を越える硫化水素が発生したり、間欠泉のごとく赤黒い腐汁が湧き上がったり‥まさ…

  • 4つめのカマド

    只でさえ多忙極まりない年度末、石狩管内で鳥フル発生。最近では北へ帰る鳥の群れを見ても和むどころか、さっさと行っとくれ!なんてヤサグレてしまう‥渡りの季節はウイルス拡散のリスクが高まります。 動員に伴い業務が増大、体調を崩す人も続出し更に追い打ちがかかるという悪循環!弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂とはこのことですね。今は堪えるしかありません。 年度も明け長男が進学、まだ鳥フル派遣が続いてるのに休むのは忍びないけれど、残業でヘロヘロのまま札幌へ荷卸の手伝いに向かいます。 エスタ(旧そごう)解体に伴い閉鎖されるバスターミナル道北・沿岸・拓殖・道南・中央ほか転勤の度いろんなバスにお世話になりました 都市…

  • 開墾

    単身生活での楽しみは自ずと食べることに向かいます。外勤日の昼食はささやかな贅沢。とは言え、管内に大きな町がないので店は限られますが‥ 今はどこの育成牧場でもアジア各国(主にインド)から来日した乗り手が多く、小柄痩身だけどマッチョな男たちや鮮やかな民族衣装の女性、エキゾチックな子供らをよく見かけます。さながらリトル・インド? 先日は富川まで足を伸ばしたので、インド人が経営するカレー店へ行ってみました。浦河・静内にも系列店があります。 つい若者と同じスペシャルセットを注文。味は上々、腹はキツキツ。 韓国海苔&龍眼都会のスーパーでは珍しくないかもしれませんが浦河の生協にしては思い切った仕入れ? どう…

  • 日高居座り作戦

    ヨーロッパ原産オオイヌノフグリとハナアブの一種たぶん道内で最も早い春の訪れ(3.16)今冬も90L灯油タンク1缶でしのぎました 浦河は3月初めに日平均気温が+に転じ、近所の庭や道端では既に福寿草と蕗の薹が顔を出しています。雪が少ないとこんなにも冬が短く感じらさるとは‥ 先々週あたりから福寿草がひょっこり隣はクリスマスローズ? 春はお別れの季節です。JRA育成牧場長だったI先輩は東京へご栄転、懐かしの府中へ引っ越されました。 長男も札幌で一人暮らしを始めます。耳が不自由なので、下宿の人達に迷惑をかけないだろうか、交通事故に遭わないだろうか、心配は尽きません。 同じ大学の4年生になる長女と1年同居…

  • エゾヒキガエルのはなし③

    S42.6.21道新(函館版) 函館山に古くから棲む国内外来種アズマヒキガエル(通称エゾヒキガエル)が直面した最初の受難、それは唯一の天然水域だった「伊藤の池」の消失でした。 元々、函館山には常時流水のある河川は存在しません。起源が火山島で山体も小さく水場の乏しい中で、八幡宮参道下の小カルデラ「伊藤の池」は蛙たちにとって貴重な産卵池でした。 S20年代、外苑球場として整備するためこの池が埋め立てられました。あっという間にエゾヒキは激減、S42年の新聞には「絶滅寸前 カエルの里に時の流れ」という見出しで特集記事が掲載されました。 外苑球場も現在は用途廃止され札幌の道内大手土建業者が分譲してる様で…

  • 晩冬の函館・松前

    冬期間はどうしても道南方面への帰省より上川(旭川・美深)方面への帰宅が優先しがちです。根雪が殆どない浦河では考えられませんが、ひと月も放っておくとトンでもない量の雪が溜まるからです。 とはいえ函館にも老父の機嫌伺いに行きたいし、庭木の剪定も今が適期です。 2月下旬の飛び石連休、3ヶ月ぶりの帰省。 函館は平年よりやや多い積雪です。それでも旭川の1/3、美深の1/6くらい。 道南は融雪の真っ只中 アキニレとネムノキ、道路や隣地へはみ出した枝(というより幹)を手ノコで間引きます。 どちらも本州産の暖地性落葉樹なので寒さには弱いはずなのですが、旭川でもネムノキがおがっている庭を見たことがあります。 陽…

  • ゼロカーボンって何だべ?(ヤサグレ⚠️ブログ)

    伊達火発(11月)老朽化のため来年度で休止予定 先月の記事で、次の3つが似てるなどと訳の分からぬ持論を振っ散らかしてしまいました。 松前藩叩き 外来種叩き ゼロカーボン いずれも不都合な事実の責任転嫁、アリバイ作りでは、という見解なんですが、特に不可解な3についてヤサグレ‥いえ補遺したいと思います。 一昨年、職場としてゼロカーボンに取り組むため、各部署から数名ずつWGへの任意参加を求められました。 曲がりなりにも環境資源学科卒(学科再編で入学時は農業工学科)で自然保護協会員、こりゃオラの出番と思い立候補。ところが‥ 誰も問題の本質を解ってない(いや、自分もですが‥)それどころか本気で荒唐無稽な…

  • 白い道

    日高の山影かすんで遠い夕日に照らされる南日高三山右よりピリカヌプリ(1631m)・ソエマツ岳(1625m)・神威岳(1600m)よく見るとシカの蹄跡が 札幌の五輪招致も談合事件の影響か、すっかりテンションだだ下がり。札幌市民のみならず道民全体に影響あることですし、なるべく多くの方が納得のいく結論を望みます。 やきべん新商品ロコ・ソラーレ監修とな? S47年の札幌五輪は物心の付く前でしたが、テーマ曲「虹と雪のバラード」を母の鼻歌で何となく憶えています。 音楽・文学・アニメといった芸術やサブカル(この用語も最近知った)には全く疎い自分ですが、子供の頃に聴いたり読んだり見たりした一片の記憶が突然甦り…

  • 近文コタンの面影

    たしか中学の国語の教科書に掲載されていた単元だったと思いますが、旭川に関する一節がありました。 忘却の彼方にあったこの記憶について、先日、散歩中にあるモニュメントを見つけ、未だ行ったことのない奥地の街に思いを馳せていた当時がよみがえりました。 聖公会近文伝道所跡の知里幸恵文学碑 明治の頃、旭川において上川離宮を設置する計画があり、御料・聖和などの地名はその名残だそうです。 いくつもの川で仕切られた市街は神居・神楽・永山といったエリアに区分され、石狩川本流の右岸一帯は近文と呼ばれてます。 重度の先天性感音難聴である長男を聾学校に通わせるため中古物件を探したことが、この地に自宅を構えるきっかけでし…

  • 着れば馬房着🏇洗えば普段着

    先月は溶連菌、先々月はコロナにやられ2ヶ月余りご無沙汰していた乗馬に参加しました。もっとも1月は施設の方も休みでしたが‥ 20年のブランクを経て3年前より再開した乗馬。ふと、靴下にくっついてきた藁屑が宿舎の床に落ちてるのを見つけ、あぁ自分はまた馬の世界へ戻って来たんだ、と実感します。 練習の様子かつて存在していたという職場の同好会何とか復活させ活動も軌道に乗ってきました 浦河の人口は1.1万、近年は出面のアジア系住民が増えてるみたいです。調教助手のM氏の牧場でも従業員の6割がインド人やフィリピン人とのことでした。生協へ買い物に行くと中々にインターナショナルな様相です。 前々任地の栗山は同規模な…

  • 松前藩の夢の跡

    ブログを始めて1年。何となく週1ペースと考えていたところ、ピッタリ365/7≒52回。 道内5市町を拠点とした動植物や気候・風土の紹介、国内外来蛙を切り口とした環境及び農業の話題、馬談義ばかりの思い出話‥どれも取り留めなく書き散らしっぱなしです。 もう1つの軸と位置付けてたのが「道南の歴史」でした。 中学の時は一応、郷土史研究部。また、教諭だった父は退職後の今も校史の編纂に携わっており、いつかは絶筆となるであろう父の研究成果にも触れてゆきたい、と思っています。 お正月、見逃していた松潤主演のドラマ「永遠のニシパ」が再放送されました。幕末の探検家・松浦武四郎の功績を基にしたフィクションですが、案…

  • ダイヤモンド❄️ダスト

    真冬の春光園(旭川) 就職して転勤7回、道内28事業所のうち6箇所(重複2)を巡りました。 この歳になると異動先で初対面という方は少なく、前に同じ職場だったとか担当が一緒だったとか、何らかの接点を持つ人が半数を占めます。稀に3度目という方も。 小平の時の○さん、音更の時の△さん‥色んな時代の色んな顔が同時に重なると時系列が混乱します。更に今回、JRAの場長が馬術部の先輩とあっては学生時代の記憶も入り乱れ、頭ん中がカオス‥ 振り出しは上川北部の士別でした。 当時、たまたま叔父が士別の高校で校長を務めていたため多少の所縁はあったものの、東京から故郷函館を遥かに通り越しての逆Jターン。何しろ札幌圏よ…

  • 七草

    臥せっておりました。 年末年始は美深でひたすら除雪、仕事始めで浦河へ一旦戻り、三連休は旭川で物置と小屋根の雪下ろし。長距離移動もキツく少々無理し過ぎたかも、と思った矢先「くる~きっとくる~」予感が的中‥6度目の溶連菌です。 今はどこも溶連菌検査をしてくれません。そもそも自家用車以外での来院は断られるので、車なしの単身先で発熱した場合、過去にストックした抗生剤を自己責任で服用するしかないのです。今回、本当に溶連菌だったのかどうか確証ありませんが、一般的な抗生剤があまり効かなかったところ、特効薬サワシリンを試したとたん劇的に改善したので間違いないでしょう。 ほぼ無症状だったコロナの何倍もコワかった…

  • 美深で年越し

    美深の庭先 今年度で勤続31年目とは我ながら驚きですが、結婚して28回目の年越しというのもシンジラレナーイ出来事。人生の52.1%も一緒にいたとは‥ 年末年始は妻の実家、美深で過ごすのが恒例です。 「日本一寒い」を自認する自治体はいくつかありますが、美深は公式記録で-41.5℃(国内最低)を持つ町です。 上川管内においては幌加内(母子里)や旭川(江丹別)でも同レベルの記録があります。 この地域の特徴として、年内は雪がワサワサ降り積もりますが、やがて日本海の暖流が冷えてくるとドカ雪は一段落。遥かオホーツク海に流氷が押し寄せるころ北海道は大陸の一部と化し、晴天の日は道北内陸部でシバレあがります。 …

  • 長男の受験

    エントランスに飾られたトドマツ生木(浦河) 抜かりました。 先月末の事ですが、大事な仕事の場面で数々の不手際。 それでも何とか小賢しく?最低限の目的は果たせました。 内容はグタグタながら結果はギリセーフ、ん?この既視感、まるで先の秋季大会そのもの‥ こんなパターン、今まで何度も繰り返し現在に至ってます。 大学受験などその典型でした。 憚りながら記憶力に恵まれていた中学の頃、勉強しなくても全て頭に入ってしまい、勢いのまま地元の進学校へ。 困ったことに、そんな勢い長続きする訳もなく、あっという間に落ちこぼれ。「こりゃ大学どころか卒業すらヤベーべや」 で、いかに楽して合格&卒業できるか必死に考えまし…

  • コロナ療養

    引き続き浦河にて療養中です。 ここ1週間、日中5℃近くまで上がり窓辺はポカポカ。積雪も風もなく穏やかな冬晴れです。 乗馬や釣りには格好の日和、でも“早く職場復帰したい”なんて夢にも思いません‥ 美深へ家業の手伝いに通っている妻には「陽性の可能性あるから暫く旭川で大人しくするよう」伝えました。義父母に感染したら大変です。 ところが‥ フリー切符もったいないからって美深を通っ越し稚内ってどゆこと?旭川から片道250㎞ 1日3便の特急(実態は急行)で約4h日帰りするトコじゃない! どうやら目的は車窓からの鷲ウォッチング。不要不急だっちゅーの! いつも智恵文沼を通過する時にいるオオワシ・オジロワシに魅…

  • コロナ太り?

    喉がいずいので薬を貰うつもりで診療所へ行き、一応受けたPCR‥熱もないのに大袈裟だなぁ、旭川の病院なら直ぐ薬くれるのに‥なんて安易に考えてたら、まさかの陽性! 帰宅してた先週末、長男と次女が咳してたのでもしや‥既に2人とも元気に登校してるそうで、後の祭り。 まぁ年内の業務もメドつけたし、乗馬に行けないのは残念ですが1週間の引き籠りも悪くありません。ほぼ無症状なので食欲全開、間違いなく太るなこりゃ。 初冬の夕暮れ(浦河) コロナ禍で困るのは、発熱外来が限られることです。 自分はウイルスに強いが細菌に弱いみたい(と勝手に思っている)で、1度もインフルに罹ったことないのに溶連菌(猩紅熱)は頻繁に発症…

  • 冬時間の街

    旭川のメインストリート(買物公園) 抜かりました。 師走に入り浦河でも初雪を観測。でもスノトレ使う程の積雪ではありません。つい短靴のまま、高速バスに乗ってしまった! 札幌は真っ白、旭川は更に‥ さいはての駅に下り立ち雪あかり‥(啄木)もっとも旭川から見れば浦河の方がよほど最果てなんでしょうが‥ 間違いなく、このまま春まで融けないでしょう。 例年より1週間ほど遅い根雪です。 こうなると旭川の自宅ではバンキリ、灯油ストーブは点けっぱなし。室温は真夏並みです。 “道民あるある”の“室内パンイチでアイス(またはビール)”ってやつですね。パンイチではないものの、妻や長男は短パンTシャツでウロつき「寒い寒…

  • さざんか咲いた

    日高管内も11月半ばを過ぎると木枯らしが吹いて、カシワの半落葉とクロマツの緑を除き海岸段丘はすっかり冬木立に。 鮮やかなピンクのマユミの実枯野の中で一際目を引きます 空っ風にカラカラと葉を鳴らすカシワ林は、ちょうど年の瀬の関東・武蔵野のクヌギ林を彷彿とさせます。 本格的な冬が来る前に、ベランダの植物を寒さに弱い順に6回に分け約1ヶ月半かけて屋内へ取り込みます。 転勤初年はタイミングを誤り枯らしてしまう場合も。 しかし、アメダス統計で日平均10℃→0℃となる平年日(旭川10/13→11/25 浦河10/30→12/15)が偶然、今までの取り込み期間とほぼ一致してたことを知り、テキトーな割に法則性…

  • はじめてのお魚釣り

    ウソです。 初めてではありません。 でもド素人には違いなく‥正しくは今世紀初の、です。 これまで魚類について書くことを憚ってました。 魚との直接的な触れ合いに乏しく、玄人釣師のブログ諸先輩みたくリアル体験がないからです。 所詮はナンチャッテ生物研究家、不備な点はご教示頂けると助かります。 一応、海の街で育ったので、海釣りの経験が多少ある程度です。 また、父が水産学部卒の生物教諭だったため、実家ではメダカやトンギョ(トゲウオ)なんかを飼っていました。 厳冬期には結氷した大沼(七飯町)でワカサギを釣った記憶も。 自宅の金魚今までサーモの故障で煮魚にしてしまったり蓋を忘れたら飛び昇り自○してしまった…

  • 冬の訪れ

    先月末から胆振の養鶏場で鳥フル発生が相次ぎ、再び猛威を振るっています。隣接する日高への伝播も時間の問題なのか‥ 先日、某番組で出演者が「北海道ってもう寒いのかな?何着て行こう?」と言ってましたが、今が最も道内での地域差を感じる頃です。 北海道の面積は九州×2・関東×3・四国×4ですが、4年前の胆振東部地震では何故だか「北海道地震」との呼称で報道され、まるで全道が揺れた印象でした。同年の大阪府北部地震とは随分扱いが違うなぁと思います。胆振だけで大阪府の倍あるんですけどね。 11月第1週、妻からのメールに添付されていたのは‥ 上川北部は根雪になってもおかしくない季節 その頃、私は年内最後の帰省中。…

  • ニュータウンのニレ~楡科の木々①

    函館へ帰省する際、札幌の東玄関・大谷地ターミナルで高速バス乗換をします。 食事をとったり散策したり、10hに及ぶ長旅中の大切なリフレッシュです。方向オンチで人混みが苦手な自分でも、何度も立ち寄ってるので無駄に徘徊しません。それでも地下鉄のりばへ迷い込み押し寄せる群衆と鉢合った時は、慌てて引き返し事なきを得ました。 大谷地界隈は高層マンションが建ち並び、さながら多摩や八王子みたいな、いわゆるニュータウン・学園都市の様相です。 残された段丘林や整備された緑道にはコナラ・ミズナラ等の雑木とイチョウ・ドイツトウヒ等の外来樹が程よく調和し、この時期は美しい紅葉に癒されます。 見事なウダイカンバの巨木大谷…

  • 方向オンチ都会をさまよう

    人口減が著しい斜陽都市・函館。でも昭和までは北日本第5の街でした。 自称シチーボーイの私ですが、学生の頃「何でわざわざ上京して馬の世話を?」と揶揄されたもの。 北の大地に憧れ北大や帯畜を目指すも「熊に喰われるぞ」と親に泣かれたり「凍えたらどうする」と親戚総出で説得されて根負けした諸君が「オレは諦めたというのに何故オマエは北海道から‥」って訳です。まあ熊なら札幌ドームや旭川駅裏にも出ますから、親御さんの仰ることは正しい。 バブルと無縁な日々是馬、都心に行くのは世田谷の馬事公苑くらい‥ホント東京へ何しに?です。 逆Jターン後は都会を避ける様にドサ回り。もっとも自分みたく社交性も上昇志向もない人間が…

  • クヌギの思い出~ブナのなかま①

    子供の頃、図鑑の分布欄に「本州以南」と書かさってるのを見て羨ましく思っていました。きっと対岸には色んな動植物がゴマンといるのだろうと。 函館の街を抱くショッパイ河こと津軽海峡には生物の往来を隔てるブラキストンラインが存在しますが、本州はすぐそこ。距離的には学生時代に府中から眺めた新宿の摩天楼と同じくらいです。 亀田半島汐首岬~下北半島大間崎は20㎞足らず 青函トンネルが通る松前半島白神岬~津軽半島龍飛崎 カブトムシやクワガタの集まる木、クヌギも自生の北限は岩手あたりになります。 旧帝大の演習林だった府中のキャンパスには武蔵野の面影が残り、馬術部員が茹でられる大釜(3/31記事参照)の横に大きな…

  • 上川百万石

    勤続30年で金一封頂けるようです。 妻から「自転車欲しくなっちゃった。電動の。」と宣うメール。知らせてないが何故? 自宅のある旭川は茫漠たる盆地の中央、果てなき上川平原が広がります。以前、京出身の方が「京都盆地は端から端まで歩けるけど、ここはムリ!」と言ってました。 でもチャリなら街場の大半は行けちゃいます。何しろ平らなので人力チャリで十分。 周囲には春光台や神楽岡といった丘陵地もあり、長男と次女が通う学校も坂の上ですが、通学するのは本人だし高校生は当然、人力に限る!云々。 あと思い当たる坂といえば長大橋のキャンバー(反り:いわゆる太鼓橋)でしょうか。 地名の由来となった忠別(アイヌ語で朝日が…

  • 留萌本線汽車の旅

    現住所や自宅・実家等がある浦河・旭川・美深・函館・松前の5拠点とは別に、過去に在住した又は滞在した“ゆかりの地”を数えると両手の指を越えます。 在住期間でランキングすると‥ 音更(十勝)8年 士別(上川)6年 留萌(留萌)5年 府中(東京)4年 栗山(空知)3年 大学時代は色々なバイトに携わりました。が、自分の懐には一切入らず馬術部で吸い上げ、つまり部費は徴収しない代わりに身を削るという訳です。 府中競馬場での放馬止や誘導馬付は割の良い方でした。当時はオグリキャップ人気が絶頂、名勝負を間近で見ることも。 ひと夏にも及ぶ甲信の育成牧場等への出面は辛いものでしたが、茅野・小淵沢・富士吉田も今は懐か…

  • 馬の縁は人の縁

    無事、大会が終わりました。思い残しは何もありません‥ 直前にハプニング発生、ブッツケ本番となりましたが、当面の目標だった完走が出来たので良しとします。 まあ乗り手としては全然ダメで飛越時の随伴が合わず、ほぼ馬に助けられたという“へくさい”騎乗でした‥ それにしてもショーヘイ・オータニのロゴ入りゼッケンは重圧だったなあ。 偶然の再会もありました。 日高で何となく、昔の馬仲間とバッタリ出会う気はしてましたが‥初対面でも共通の知人がいたりして、広いようで狭いこの界隈。 過去に妻がタウン誌の取材で「馬の縁は人の縁」と述べたことがありました。手前ミソながらこれは名言です。 JRAに勤務する獣医のI先輩は…

  • 秋季大会にむけて

    天高く馬も人も肥ゆる秋、です。 メガ盛も普通に完食する"チビの大食い"で知れ渡ってる(らしい)自分ですが、運動量がエアロビの倍と言われる乗馬を続けてる限り♪どんだけ食べても0カロリー、なハズ‥ 彼方にアポイ岳山頂が 日高で乗馬を再開して早2年半、体は一向に戻りません。腕力が落ちたせいもありますが、ブランク20年の置き土産「ポッコリお腹」が邪魔で、飛び乗りが出来なくなったのは不徳の致すところ。 元が元なので仕方ありません。大学では選手でも何でもなく辛うじて4年続けただけ、社会人になって所属したクラブも週2-3鞍が限度、梅干みたく「20年寝かせたら熟成してた」なんてことないですよね。 とはいえ、馬…

  • 寒地の作物と果樹

    サツマイモは極寒の美深でも収穫可能です。恐らくゴーヤも育ちます。近年は道内各地で落花生など意外な作物が栽培されている様です。 単年作の場合、冬どんだけシバレようとも関係ありません。生育時に高温が期待できる上川盆地は亜熱帯原産である稲の一大産地となってますし、逆に日高沿岸みたく夏に海霧が覆う地域では、たとえ冬が温暖でも草地が優先します。 作物にとって制限要素は夏の積算温度、つまり無霜期間に収穫までたどり着けるかどうかに依ります。 立派なもんです!義父による旭川産ゴーヤと次女が旭山動物園で収穫したマクワウリ畑で育つのは作物だけじゃないbyホ○レン 道内の稲作は江戸前期の渡島大野(新函館北斗駅周辺)…

  • 美深でイモ掘り

    これまで当ブログの拠点としてきたのは浦河・函館・松前・旭川の4市町ですが、今回は上川北部にある美深を取り上げます。妻の実家、いわば第5のホームグランドです。 豊かに実り芳しく色付く大地 南北に長い上川管内は山・川・盆地が連なる内陸地帯で、岐阜県と同じ広さがあります。地名の通り4大河川(天塩・石狩・空知・鵡)の上流域が合わさる北海道の水源とも言えます。 北部は石狩川に次ぐ国内4位の長流・天塩川水系にあたり、この上流域だけでも山梨県の面積に匹敵します。 もち米は高品質で冷めても柔らかく、コンビニのおこわや三重の赤福に重宝されるそうです。 その中核・名寄市の北20㎞に位置する美深町は最低気温-41℃…

  • くすさん(楠蚕)

    上川地方の暑い夏はお盆を過ぎると突然、全盛期の幕を下ろし、短い秋が足早に走り去ります。今月中には霜、早ければ来月から根雪になる年も。 今回はヤママユ(天蚕)の一種クスサンの話題ですが、冒頭に掲げると興醒めなので、まずはベランダのミニ照葉樹林からクスの仲間を紹介。 トトロでお馴染み 台湾原産の史前帰化種クスノキ ヤブニッケイ 東北沿岸にも自生 タブノキ(イヌグス) 更に耐寒性が強く道南でも育つシロダモ 5-6月の低温で傷んでしまったシナモン(セイロンニッケイ) ローレル(月桂樹) アボカド(ワニナシ) 先月下旬、珍しく次女からCメールが。 3子の中で唯一、自然とか動植物に興味を持ってくれる稀有な…

  • 夏草の線路

    日高本線跡 自分も含め親族の生業を改めて見ると、教職と技能系公務員の割合が多い家系です。 父方の祖父も国鉄マンとして車両整備に携わっていました。戦時中は技師として満州へ単身渡航、一家での入植計画もあったそうです。幼かった父にとって残留孤児問題は他人事でありません。 帰国した祖父が苗穂機関区(札幌)に勤務していたS20年7月、艦載機による丘珠空襲があり、父は官舎からそれを見ていたところ、祖母に首根っこを掴まれ防空壕へ避難したそうです。当時の苗穂周辺は玉葱畑が広がり、丘珠方面まで見渡せたとのこと。 最近まで微かに昔の面影を残していた苗穂駅も再開発が進み、近代的な街並みに生まれ変わりました。 戦後、…

  • つれづれなるままにヒグラシ~道内セミ事情

    8月半ば、管内でも災害事象(20㎜/h又は80㎜/24h)を越える雨が観測されました。H15に日高を襲った台風10号の様な激甚がなければ良いのですが‥ 雲が途切れると日中まだ夏の匂いが残っていて、周囲の森でセミが鳴いています。全道的にスタンダードなコエゾゼミです。 静内川左岸では何故かアブラゼミが局地的に発生してるエリアがありました。 道内のセミは南西部へ行く程、種類が豊富になります。 ミーンミンミン‥松前にて ヒグラシ(蜩)は主に道南の一部に生息していますが、多くの道民には馴染みが薄く、あの涼やかな声もドラマの効果音としてはピンと来ないかもしれません。 朝まだき 蜩の声 夢のうち(作者不詳)…

  • エゾシカとオオハンゴンソウ

    夜、窓を開けてると肌寒く感じる季節になってきました。 あんなに賑やかだったアマガエルたちも三々五々?林へ帰ってゆき、聴こえてくるのはカンタンやエゾエンマコオロギ。道央や道北の日本海側に多いチョウセンキリギリスはほぼ見かけません。 廃線跡にて エゾシカの母子とオオハンゴンソウ 最近よくエゾシカに出くわします。 退勤し通用門を出ると母子鹿が走り去って行きました。 元来そこらじゅうにいる鹿ですが、どうも人間との距離が近くなり過ぎるのが気になるところです。 車との接触事故も頻繁に発生します。 速度が70㎞/hrを越すとロードキルの頻度が上がる、と聴いたことがあります。自然界ではそれ以上で動く物体という…

  • ニホンアマガエル分布の謎

    八月、最初の水曜日から日曜日にかけて、カラッと秋の気配が漂いました。 日高沖の水温が徐々に上昇、海霧の発生もめっきり少なくなり鬱陶しさは解消されたものの、昼も夜も気温が20℃前後なのは相変わらずです。 先月末の妻からのメール「今こっち(旭川)来たら日高クンは干せちゃうよ」そりゃ気温差+10℃もあったら干せるどころかオジヤの上のバターみたく融けちゃいます。 ところが先日は「涼しくなって来たのでセンプーキ片付けた」ナヌ?いくら何でも早すぎ‥ 旭川へ帰宅した夜、アチィアチィと窓を開けると「せっかく暑いのに涼しくしてどーするの?これだから日高クンは‥」と怒られます。そして閉め切った部屋で寝てる‥我慢大…

  • 北海道南端エリアの昆虫

    前回に続き、道南編です。 本州から青函トンネルを抜けると渡島管内知内町。カキとニラとマコガレイ、最近は高校野球の強豪校でも知られています。 道端で見つけたシロスジコガネ。 クロマツ林に発生、生息も道南に限られることから、クロマツと共に本州から移入した虫なのでしょう。 捕まえるとネズミの鳴き声の様な音を出します。 S12年の函館の様子を記した「昆虫放談」という本にも次の記述がありました。 砂山を歩いていたら 足元の砂の中から チューチューと鳴きながらとびあがるものがあった 捕まえてみたら コガネムシの一種であった この虫はネズコーの親類みたいに いつまでもチューチュー鳴いていた(小山内龍 著「昆…

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