chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
  • 農村と里山の生態系①

    前回セイヨウオオマルハナバチについて触れましたが、少々掘り下げたいと思います。 この蜂の駆除を奨励するビラが配布された上川中部圏の人口は40万弱、都市居住者が大半です。 配布した団体の主張は概ね正しいと思ってます。つまり「在来のマルハナバチと共生関係にある高山植物の保全のため大雪山国立公園内への侵入を防ぐ」もっともです。 私が思う疑問は2点 駆除を一般市民に託すことの是非 市街地での駆除の是非 1‥興味を持った義母が花壇で捕虫網を振り回してみたものの、同定など無理で結局「全部逃がしてあげたわ」 まぁそんなもんでしょう。でも中には在来種ごと駆除してしまう人もいるはずで本末転倒、そこに期待するのが…

  • 開花🌸啓蟄🐛

    旭川のエゾヤマザクラ(妻からのメール) 春は名のみ、寒い日が続いてましたが旭川で4/25エゾヤマザクラ開花、既に満開とのこと。 浦河でも内陸にある西舎の優駿さくらロードは開花済みだった様ですが、海沿いの町場も遅れて咲き始めました。 例年、4月中旬あたりで旭川の気温が浦河を上回る逆転が起きます。 浦河のエゾヤマザクラ 優駿さくらロードはこんな感じらしい見たことありませんが 美深のチシマザクラ(4/22)開花は連休後半かな? 6年ほど前の満開の様子 日中は10℃を越えるようになったとはいえ、海風は冷たくコタツがまだ手放せません。 単身なので宿舎には使用してない部屋もあり、暖房費節減のため居間以外は…

  • 美深で冬じまい

    荒起こし前の水田で落ち穂をついばむコハクチョウ士別市多寄にて 相変わらず日々の業務に追われる中、ここらでちょっち休憩し土日に有給を1日くっつけ旭川へ帰ります。 ちょうど今週、美深の妻の実家で雪囲いを外す予定のため、一家総出の作業があります。気分転換にはもってこいかな。 妻は大学の親交会(PTAみたいなやつ?そんなのあったっけ?)に旭川支部代表とやらで出席、車で札幌に出て来ており、最近よくある手稲集合パターンです。 そろそろ新生活に慣れてきた長男はバイトの面接があるため手稲に残し、長女を連れ3人で帰宅。着いたのは夜半過ぎでした。 翌日の午後、次女が下校するとすぐ出発、更に100㎞ほど北へ北へ向か…

  • 春耕

    11日、松前に上陸した桜前線(ソメイヨシノ)は3日かけて函館へ到達すると、翌15日には渡島半島を飛び越え遥か札幌までワープ。例年のことですが大都市ゆえのヒートアイランドが原因でしょうか。 浦河のエゾヤマザクラは未だ蕾ですがエゾムラサキツツジが見頃です 鳥フル派遣から帰還後も繁忙期が続き、少々息切れ気味。メドが付くのは、あとひと月ほど先です。ここで無理して溶連菌に罹ってはイカンので、帰宅も帰省も乗馬もせず宿舎でのんびり過ごす週末。どんなに残業が続いても気分転換と称し、土日は1日2鞍乗りこなし年2・3回は大会に遠征していた20代の頃の体力はもう戻らない‥ 4月に入ってから気温が殆ど上がりません。 …

  • 鳥フル再び

    ありのまま記します。不快に思う方はスルー願います。 千歳で連続3件、道内飼養数の2割に及ぶ鶏を処分する事案が発生。まだ続発するかもしれません。 発生現場に程近いウトナイ湖サンクチュアリ水鳥たちは北へ去った後のようです 作業は1日3交替×2日間の人海戦術。2度3度という人もいますが基本、働き方改革の遵守。24時間戦えますか、の時代でなくて良かった‥ 昨年の白老では土木職の立場で埋却に従事、対象は既に有機物の塊と化した鶏でした。体内のガスが鳴官を通り発する声には驚きましたが‥ 切深や余盛、フレコンの段数など試行錯誤、基準値を越える硫化水素が発生したり、間欠泉のごとく赤黒い腐汁が湧き上がったり‥まさ…

  • 4つめのカマド

    只でさえ多忙極まりない年度末、石狩管内で鳥フル発生。最近では北へ帰る鳥の群れを見ても和むどころか、さっさと行っとくれ!なんてヤサグレてしまう‥渡りの季節はウイルス拡散のリスクが高まります。 動員に伴い業務が増大、体調を崩す人も続出し更に追い打ちがかかるという悪循環!弱り目に祟り目、泣きっ面に蜂とはこのことですね。今は堪えるしかありません。 年度も明け長男が進学、まだ鳥フル派遣が続いてるのに休むのは忍びないけれど、残業でヘロヘロのまま札幌へ荷卸の手伝いに向かいます。 エスタ(旧そごう)解体に伴い閉鎖されるバスターミナル道北・沿岸・拓殖・道南・中央ほか転勤の度いろんなバスにお世話になりました 都市…

  • 開墾

    単身生活での楽しみは自ずと食べることに向かいます。外勤日の昼食はささやかな贅沢。とは言え、管内に大きな町がないので店は限られますが‥ 今はどこの育成牧場でもアジア各国(主にインド)から来日した乗り手が多く、小柄痩身だけどマッチョな男たちや鮮やかな民族衣装の女性、エキゾチックな子供らをよく見かけます。さながらリトル・インド? 先日は富川まで足を伸ばしたので、インド人が経営するカレー店へ行ってみました。浦河・静内にも系列店があります。 つい若者と同じスペシャルセットを注文。味は上々、腹はキツキツ。 韓国海苔&龍眼都会のスーパーでは珍しくないかもしれませんが浦河の生協にしては思い切った仕入れ? どう…

  • 日高居座り作戦

    ヨーロッパ原産オオイヌノフグリとハナアブの一種たぶん道内で最も早い春の訪れ(3.16)今冬も90L灯油タンク1缶でしのぎました 浦河は3月初めに日平均気温が+に転じ、近所の庭や道端では既に福寿草と蕗の薹が顔を出しています。雪が少ないとこんなにも冬が短く感じらさるとは‥ 先々週あたりから福寿草がひょっこり隣はクリスマスローズ? 春はお別れの季節です。JRA育成牧場長だったI先輩は東京へご栄転、懐かしの府中へ引っ越されました。 長男も札幌で一人暮らしを始めます。耳が不自由なので、下宿の人達に迷惑をかけないだろうか、交通事故に遭わないだろうか、心配は尽きません。 同じ大学の4年生になる長女と1年同居…

  • エゾヒキガエルのはなし③

    S42.6.21道新(函館版) 函館山に古くから棲む国内外来種アズマヒキガエル(通称エゾヒキガエル)が直面した最初の受難、それは唯一の天然水域だった「伊藤の池」の消失でした。 元々、函館山には常時流水のある河川は存在しません。起源が火山島で山体も小さく水場の乏しい中で、八幡宮参道下の小カルデラ「伊藤の池」は蛙たちにとって貴重な産卵池でした。 S20年代、外苑球場として整備するためこの池が埋め立てられました。あっという間にエゾヒキは激減、S42年の新聞には「絶滅寸前 カエルの里に時の流れ」という見出しで特集記事が掲載されました。 外苑球場も現在は用途廃止され札幌の道内大手土建業者が分譲してる様で…

  • 晩冬の函館・松前

    冬期間はどうしても道南方面への帰省より上川(旭川・美深)方面への帰宅が優先しがちです。根雪が殆どない浦河では考えられませんが、ひと月も放っておくとトンでもない量の雪が溜まるからです。 とはいえ函館にも老父の機嫌伺いに行きたいし、庭木の剪定も今が適期です。 2月下旬の飛び石連休、3ヶ月ぶりの帰省。 函館は平年よりやや多い積雪です。それでも旭川の1/3、美深の1/6くらい。 道南は融雪の真っ只中 アキニレとネムノキ、道路や隣地へはみ出した枝(というより幹)を手ノコで間引きます。 どちらも本州産の暖地性落葉樹なので寒さには弱いはずなのですが、旭川でもネムノキがおがっている庭を見たことがあります。 陽…

  • ゼロカーボンって何だべ?(ヤサグレ⚠️ブログ)

    伊達火発(11月)老朽化のため来年度で休止予定 先月の記事で、次の3つが似てるなどと訳の分からぬ持論を振っ散らかしてしまいました。 松前藩叩き 外来種叩き ゼロカーボン いずれも不都合な事実の責任転嫁、アリバイ作りでは、という見解なんですが、特に不可解な3についてヤサグレ‥いえ補遺したいと思います。 一昨年、職場としてゼロカーボンに取り組むため、各部署から数名ずつWGへの任意参加を求められました。 曲がりなりにも環境資源学科卒(学科再編で入学時は農業工学科)で自然保護協会員、こりゃオラの出番と思い立候補。ところが‥ 誰も問題の本質を解ってない(いや、自分もですが‥)それどころか本気で荒唐無稽な…

  • 白い道

    日高の山影かすんで遠い夕日に照らされる南日高三山右よりピリカヌプリ(1631m)・ソエマツ岳(1625m)・神威岳(1600m)よく見るとシカの蹄跡が 札幌の五輪招致も談合事件の影響か、すっかりテンションだだ下がり。札幌市民のみならず道民全体に影響あることですし、なるべく多くの方が納得のいく結論を望みます。 やきべん新商品ロコ・ソラーレ監修とな? S47年の札幌五輪は物心の付く前でしたが、テーマ曲「虹と雪のバラード」を母の鼻歌で何となく憶えています。 音楽・文学・アニメといった芸術やサブカル(この用語も最近知った)には全く疎い自分ですが、子供の頃に聴いたり読んだり見たりした一片の記憶が突然甦り…

  • 近文コタンの面影

    たしか中学の国語の教科書に掲載されていた単元だったと思いますが、旭川に関する一節がありました。 忘却の彼方にあったこの記憶について、先日、散歩中にあるモニュメントを見つけ、未だ行ったことのない奥地の街に思いを馳せていた当時がよみがえりました。 聖公会近文伝道所跡の知里幸恵文学碑 明治の頃、旭川において上川離宮を設置する計画があり、御料・聖和などの地名はその名残だそうです。 いくつもの川で仕切られた市街は神居・神楽・永山といったエリアに区分され、石狩川本流の右岸一帯は近文と呼ばれてます。 重度の先天性感音難聴である長男を聾学校に通わせるため中古物件を探したことが、この地に自宅を構えるきっかけでし…

  • 着れば馬房着🏇洗えば普段着

    先月は溶連菌、先々月はコロナにやられ2ヶ月余りご無沙汰していた乗馬に参加しました。もっとも1月は施設の方も休みでしたが‥ 20年のブランクを経て3年前より再開した乗馬。ふと、靴下にくっついてきた藁屑が宿舎の床に落ちてるのを見つけ、あぁ自分はまた馬の世界へ戻って来たんだ、と実感します。 練習の様子かつて存在していたという職場の同好会何とか復活させ活動も軌道に乗ってきました 浦河の人口は1.1万、近年は出面のアジア系住民が増えてるみたいです。調教助手のM氏の牧場でも従業員の6割がインド人やフィリピン人とのことでした。生協へ買い物に行くと中々にインターナショナルな様相です。 前々任地の栗山は同規模な…

  • 松前藩の夢の跡

    ブログを始めて1年。何となく週1ペースと考えていたところ、ピッタリ365/7≒52回。 道内5市町を拠点とした動植物や気候・風土の紹介、国内外来蛙を切り口とした環境及び農業の話題、馬談義ばかりの思い出話‥どれも取り留めなく書き散らしっぱなしです。 もう1つの軸と位置付けてたのが「道南の歴史」でした。 中学の時は一応、郷土史研究部。また、教諭だった父は退職後の今も校史の編纂に携わっており、いつかは絶筆となるであろう父の研究成果にも触れてゆきたい、と思っています。 お正月、見逃していた松潤主演のドラマ「永遠のニシパ」が再放送されました。幕末の探検家・松浦武四郎の功績を基にしたフィクションですが、案…

  • ダイヤモンド❄️ダスト

    真冬の春光園(旭川) 就職して転勤7回、道内28事業所のうち6箇所(重複2)を巡りました。 この歳になると異動先で初対面という方は少なく、前に同じ職場だったとか担当が一緒だったとか、何らかの接点を持つ人が半数を占めます。稀に3度目という方も。 小平の時の○さん、音更の時の△さん‥色んな時代の色んな顔が同時に重なると時系列が混乱します。更に今回、JRAの場長が馬術部の先輩とあっては学生時代の記憶も入り乱れ、頭ん中がカオス‥ 振り出しは上川北部の士別でした。 当時、たまたま叔父が士別の高校で校長を務めていたため多少の所縁はあったものの、東京から故郷函館を遥かに通り越しての逆Jターン。何しろ札幌圏よ…

  • 七草

    臥せっておりました。 年末年始は美深でひたすら除雪、仕事始めで浦河へ一旦戻り、三連休は旭川で物置と小屋根の雪下ろし。長距離移動もキツく少々無理し過ぎたかも、と思った矢先「くる~きっとくる~」予感が的中‥6度目の溶連菌です。 今はどこも溶連菌検査をしてくれません。そもそも自家用車以外での来院は断られるので、車なしの単身先で発熱した場合、過去にストックした抗生剤を自己責任で服用するしかないのです。今回、本当に溶連菌だったのかどうか確証ありませんが、一般的な抗生剤があまり効かなかったところ、特効薬サワシリンを試したとたん劇的に改善したので間違いないでしょう。 ほぼ無症状だったコロナの何倍もコワかった…

  • 美深で年越し

    美深の庭先 今年度で勤続31年目とは我ながら驚きですが、結婚して28回目の年越しというのもシンジラレナーイ出来事。人生の52.1%も一緒にいたとは‥ 年末年始は妻の実家、美深で過ごすのが恒例です。 「日本一寒い」を自認する自治体はいくつかありますが、美深は公式記録で-41.5℃(国内最低)を持つ町です。 上川管内においては幌加内(母子里)や旭川(江丹別)でも同レベルの記録があります。 この地域の特徴として、年内は雪がワサワサ降り積もりますが、やがて日本海の暖流が冷えてくるとドカ雪は一段落。遥かオホーツク海に流氷が押し寄せるころ北海道は大陸の一部と化し、晴天の日は道北内陸部でシバレあがります。 …

  • 長男の受験

    エントランスに飾られたトドマツ生木(浦河) 抜かりました。 先月末の事ですが、大事な仕事の場面で数々の不手際。 それでも何とか小賢しく?最低限の目的は果たせました。 内容はグタグタながら結果はギリセーフ、ん?この既視感、まるで先の秋季大会そのもの‥ こんなパターン、今まで何度も繰り返し現在に至ってます。 大学受験などその典型でした。 憚りながら記憶力に恵まれていた中学の頃、勉強しなくても全て頭に入ってしまい、勢いのまま地元の進学校へ。 困ったことに、そんな勢い長続きする訳もなく、あっという間に落ちこぼれ。「こりゃ大学どころか卒業すらヤベーべや」 で、いかに楽して合格&卒業できるか必死に考えまし…

  • コロナ療養

    引き続き浦河にて療養中です。 ここ1週間、日中5℃近くまで上がり窓辺はポカポカ。積雪も風もなく穏やかな冬晴れです。 乗馬や釣りには格好の日和、でも“早く職場復帰したい”なんて夢にも思いません‥ 美深へ家業の手伝いに通っている妻には「陽性の可能性あるから暫く旭川で大人しくするよう」伝えました。義父母に感染したら大変です。 ところが‥ フリー切符もったいないからって美深を通っ越し稚内ってどゆこと?旭川から片道250㎞ 1日3便の特急(実態は急行)で約4h日帰りするトコじゃない! どうやら目的は車窓からの鷲ウォッチング。不要不急だっちゅーの! いつも智恵文沼を通過する時にいるオオワシ・オジロワシに魅…

  • コロナ太り?

    喉がいずいので薬を貰うつもりで診療所へ行き、一応受けたPCR‥熱もないのに大袈裟だなぁ、旭川の病院なら直ぐ薬くれるのに‥なんて安易に考えてたら、まさかの陽性! 帰宅してた先週末、長男と次女が咳してたのでもしや‥既に2人とも元気に登校してるそうで、後の祭り。 まぁ年内の業務もメドつけたし、乗馬に行けないのは残念ですが1週間の引き籠りも悪くありません。ほぼ無症状なので食欲全開、間違いなく太るなこりゃ。 初冬の夕暮れ(浦河) コロナ禍で困るのは、発熱外来が限られることです。 自分はウイルスに強いが細菌に弱いみたい(と勝手に思っている)で、1度もインフルに罹ったことないのに溶連菌(猩紅熱)は頻繁に発症…

  • 冬時間の街

    旭川のメインストリート(買物公園) 抜かりました。 師走に入り浦河でも初雪を観測。でもスノトレ使う程の積雪ではありません。つい短靴のまま、高速バスに乗ってしまった! 札幌は真っ白、旭川は更に‥ さいはての駅に下り立ち雪あかり‥(啄木)もっとも旭川から見れば浦河の方がよほど最果てなんでしょうが‥ 間違いなく、このまま春まで融けないでしょう。 例年より1週間ほど遅い根雪です。 こうなると旭川の自宅ではバンキリ、灯油ストーブは点けっぱなし。室温は真夏並みです。 “道民あるある”の“室内パンイチでアイス(またはビール)”ってやつですね。パンイチではないものの、妻や長男は短パンTシャツでウロつき「寒い寒…

  • さざんか咲いた

    日高管内も11月半ばを過ぎると木枯らしが吹いて、カシワの半落葉とクロマツの緑を除き海岸段丘はすっかり冬木立に。 鮮やかなピンクのマユミの実枯野の中で一際目を引きます 空っ風にカラカラと葉を鳴らすカシワ林は、ちょうど年の瀬の関東・武蔵野のクヌギ林を彷彿とさせます。 本格的な冬が来る前に、ベランダの植物を寒さに弱い順に6回に分け約1ヶ月半かけて屋内へ取り込みます。 転勤初年はタイミングを誤り枯らしてしまう場合も。 しかし、アメダス統計で日平均10℃→0℃となる平年日(旭川10/13→11/25 浦河10/30→12/15)が偶然、今までの取り込み期間とほぼ一致してたことを知り、テキトーな割に法則性…

  • はじめてのお魚釣り

    ウソです。 初めてではありません。 でもド素人には違いなく‥正しくは今世紀初の、です。 これまで魚類について書くことを憚ってました。 魚との直接的な触れ合いに乏しく、玄人釣師のブログ諸先輩みたくリアル体験がないからです。 所詮はナンチャッテ生物研究家、不備な点はご教示頂けると助かります。 一応、海の街で育ったので、海釣りの経験が多少ある程度です。 また、父が水産学部卒の生物教諭だったため、実家ではメダカやトンギョ(トゲウオ)なんかを飼っていました。 厳冬期には結氷した大沼(七飯町)でワカサギを釣った記憶も。 自宅の金魚今までサーモの故障で煮魚にしてしまったり蓋を忘れたら飛び昇り自○してしまった…

  • 冬の訪れ

    先月末から胆振の養鶏場で鳥フル発生が相次ぎ、再び猛威を振るっています。隣接する日高への伝播も時間の問題なのか‥ 先日、某番組で出演者が「北海道ってもう寒いのかな?何着て行こう?」と言ってましたが、今が最も道内での地域差を感じる頃です。 北海道の面積は九州×2・関東×3・四国×4ですが、4年前の胆振東部地震では何故だか「北海道地震」との呼称で報道され、まるで全道が揺れた印象でした。同年の大阪府北部地震とは随分扱いが違うなぁと思います。胆振だけで大阪府の倍あるんですけどね。 11月第1週、妻からのメールに添付されていたのは‥ 上川北部は根雪になってもおかしくない季節 その頃、私は年内最後の帰省中。…

  • ニュータウンのニレ~楡科の木々①

    函館へ帰省する際、札幌の東玄関・大谷地ターミナルで高速バス乗換をします。 食事をとったり散策したり、10hに及ぶ長旅中の大切なリフレッシュです。方向オンチで人混みが苦手な自分でも、何度も立ち寄ってるので無駄に徘徊しません。それでも地下鉄のりばへ迷い込み押し寄せる群衆と鉢合った時は、慌てて引き返し事なきを得ました。 大谷地界隈は高層マンションが建ち並び、さながら多摩や八王子みたいな、いわゆるニュータウン・学園都市の様相です。 残された段丘林や整備された緑道にはコナラ・ミズナラ等の雑木とイチョウ・ドイツトウヒ等の外来樹が程よく調和し、この時期は美しい紅葉に癒されます。 見事なウダイカンバの巨木大谷…

  • 方向オンチ都会をさまよう

    人口減が著しい斜陽都市・函館。でも昭和までは北日本第5の街でした。 自称シチーボーイの私ですが、学生の頃「何でわざわざ上京して馬の世話を?」と揶揄されたもの。 北の大地に憧れ北大や帯畜を目指すも「熊に喰われるぞ」と親に泣かれたり「凍えたらどうする」と親戚総出で説得されて根負けした諸君が「オレは諦めたというのに何故オマエは北海道から‥」って訳です。まあ熊なら札幌ドームや旭川駅裏にも出ますから、親御さんの仰ることは正しい。 バブルと無縁な日々是馬、都心に行くのは世田谷の馬事公苑くらい‥ホント東京へ何しに?です。 逆Jターン後は都会を避ける様にドサ回り。もっとも自分みたく社交性も上昇志向もない人間が…

  • クヌギの思い出~ブナのなかま①

    子供の頃、図鑑の分布欄に「本州以南」と書かさってるのを見て羨ましく思っていました。きっと対岸には色んな動植物がゴマンといるのだろうと。 函館の街を抱くショッパイ河こと津軽海峡には生物の往来を隔てるブラキストンラインが存在しますが、本州はすぐそこ。距離的には学生時代に府中から眺めた新宿の摩天楼と同じくらいです。 亀田半島汐首岬~下北半島大間崎は20㎞足らず 青函トンネルが通る松前半島白神岬~津軽半島龍飛崎 カブトムシやクワガタの集まる木、クヌギも自生の北限は岩手あたりになります。 旧帝大の演習林だった府中のキャンパスには武蔵野の面影が残り、馬術部員が茹でられる大釜(3/31記事参照)の横に大きな…

  • 上川百万石

    勤続30年で金一封頂けるようです。 妻から「自転車欲しくなっちゃった。電動の。」と宣うメール。知らせてないが何故? 自宅のある旭川は茫漠たる盆地の中央、果てなき上川平原が広がります。以前、京出身の方が「京都盆地は端から端まで歩けるけど、ここはムリ!」と言ってました。 でもチャリなら街場の大半は行けちゃいます。何しろ平らなので人力チャリで十分。 周囲には春光台や神楽岡といった丘陵地もあり、長男と次女が通う学校も坂の上ですが、通学するのは本人だし高校生は当然、人力に限る!云々。 あと思い当たる坂といえば長大橋のキャンバー(反り:いわゆる太鼓橋)でしょうか。 地名の由来となった忠別(アイヌ語で朝日が…

  • 留萌本線汽車の旅

    現住所や自宅・実家等がある浦河・旭川・美深・函館・松前の5拠点とは別に、過去に在住した又は滞在した“ゆかりの地”を数えると両手の指を越えます。 在住期間でランキングすると‥ 音更(十勝)8年 士別(上川)6年 留萌(留萌)5年 府中(東京)4年 栗山(空知)3年 大学時代は色々なバイトに携わりました。が、自分の懐には一切入らず馬術部で吸い上げ、つまり部費は徴収しない代わりに身を削るという訳です。 府中競馬場での放馬止や誘導馬付は割の良い方でした。当時はオグリキャップ人気が絶頂、名勝負を間近で見ることも。 ひと夏にも及ぶ甲信の育成牧場等への出面は辛いものでしたが、茅野・小淵沢・富士吉田も今は懐か…

  • 馬の縁は人の縁

    無事、大会が終わりました。思い残しは何もありません‥ 直前にハプニング発生、ブッツケ本番となりましたが、当面の目標だった完走が出来たので良しとします。 まあ乗り手としては全然ダメで飛越時の随伴が合わず、ほぼ馬に助けられたという“へくさい”騎乗でした‥ それにしてもショーヘイ・オータニのロゴ入りゼッケンは重圧だったなあ。 偶然の再会もありました。 日高で何となく、昔の馬仲間とバッタリ出会う気はしてましたが‥初対面でも共通の知人がいたりして、広いようで狭いこの界隈。 過去に妻がタウン誌の取材で「馬の縁は人の縁」と述べたことがありました。手前ミソながらこれは名言です。 JRAに勤務する獣医のI先輩は…

  • 秋季大会にむけて

    天高く馬も人も肥ゆる秋、です。 メガ盛も普通に完食する"チビの大食い"で知れ渡ってる(らしい)自分ですが、運動量がエアロビの倍と言われる乗馬を続けてる限り♪どんだけ食べても0カロリー、なハズ‥ 彼方にアポイ岳山頂が 日高で乗馬を再開して早2年半、体は一向に戻りません。腕力が落ちたせいもありますが、ブランク20年の置き土産「ポッコリお腹」が邪魔で、飛び乗りが出来なくなったのは不徳の致すところ。 元が元なので仕方ありません。大学では選手でも何でもなく辛うじて4年続けただけ、社会人になって所属したクラブも週2-3鞍が限度、梅干みたく「20年寝かせたら熟成してた」なんてことないですよね。 とはいえ、馬…

  • 寒地の作物と果樹

    サツマイモは極寒の美深でも収穫可能です。恐らくゴーヤも育ちます。近年は道内各地で落花生など意外な作物が栽培されている様です。 単年作の場合、冬どんだけシバレようとも関係ありません。生育時に高温が期待できる上川盆地は亜熱帯原産である稲の一大産地となってますし、逆に日高沿岸みたく夏に海霧が覆う地域では、たとえ冬が温暖でも草地が優先します。 作物にとって制限要素は夏の積算温度、つまり無霜期間に収穫までたどり着けるかどうかに依ります。 立派なもんです!義父による旭川産ゴーヤと次女が旭山動物園で収穫したマクワウリ畑で育つのは作物だけじゃないbyホ○レン 道内の稲作は江戸前期の渡島大野(新函館北斗駅周辺)…

  • 美深でイモ掘り

    これまで当ブログの拠点としてきたのは浦河・函館・松前・旭川の4市町ですが、今回は上川北部にある美深を取り上げます。妻の実家、いわば第5のホームグランドです。 豊かに実り芳しく色付く大地 南北に長い上川管内は山・川・盆地が連なる内陸地帯で、岐阜県と同じ広さがあります。地名の通り4大河川(天塩・石狩・空知・鵡)の上流域が合わさる北海道の水源とも言えます。 北部は石狩川に次ぐ国内4位の長流・天塩川水系にあたり、この上流域だけでも山梨県の面積に匹敵します。 もち米は高品質で冷めても柔らかく、コンビニのおこわや三重の赤福に重宝されるそうです。 その中核・名寄市の北20㎞に位置する美深町は最低気温-41℃…

  • くすさん(楠蚕)

    上川地方の暑い夏はお盆を過ぎると突然、全盛期の幕を下ろし、短い秋が足早に走り去ります。今月中には霜、早ければ来月から根雪になる年も。 今回はヤママユ(天蚕)の一種クスサンの話題ですが、冒頭に掲げると興醒めなので、まずはベランダのミニ照葉樹林からクスの仲間を紹介。 トトロでお馴染み 台湾原産の史前帰化種クスノキ ヤブニッケイ 東北沿岸にも自生 タブノキ(イヌグス) 更に耐寒性が強く道南でも育つシロダモ 5-6月の低温で傷んでしまったシナモン(セイロンニッケイ) ローレル(月桂樹) アボカド(ワニナシ) 先月下旬、珍しく次女からCメールが。 3子の中で唯一、自然とか動植物に興味を持ってくれる稀有な…

  • 夏草の線路

    日高本線跡 自分も含め親族の生業を改めて見ると、教職と技能系公務員の割合が多い家系です。 父方の祖父も国鉄マンとして車両整備に携わっていました。戦時中は技師として満州へ単身渡航、一家での入植計画もあったそうです。幼かった父にとって残留孤児問題は他人事でありません。 帰国した祖父が苗穂機関区(札幌)に勤務していたS20年7月、艦載機による丘珠空襲があり、父は官舎からそれを見ていたところ、祖母に首根っこを掴まれ防空壕へ避難したそうです。当時の苗穂周辺は玉葱畑が広がり、丘珠方面まで見渡せたとのこと。 最近まで微かに昔の面影を残していた苗穂駅も再開発が進み、近代的な街並みに生まれ変わりました。 戦後、…

  • つれづれなるままにヒグラシ~道内セミ事情

    8月半ば、管内でも災害事象(20㎜/h又は80㎜/24h)を越える雨が観測されました。H15に日高を襲った台風10号の様な激甚がなければ良いのですが‥ 雲が途切れると日中まだ夏の匂いが残っていて、周囲の森でセミが鳴いています。全道的にスタンダードなコエゾゼミです。 静内川左岸では何故かアブラゼミが局地的に発生してるエリアがありました。 道内のセミは南西部へ行く程、種類が豊富になります。 ミーンミンミン‥松前にて ヒグラシ(蜩)は主に道南の一部に生息していますが、多くの道民には馴染みが薄く、あの涼やかな声もドラマの効果音としてはピンと来ないかもしれません。 朝まだき 蜩の声 夢のうち(作者不詳)…

  • エゾシカとオオハンゴンソウ

    夜、窓を開けてると肌寒く感じる季節になってきました。 あんなに賑やかだったアマガエルたちも三々五々?林へ帰ってゆき、聴こえてくるのはカンタンやエゾエンマコオロギ。道央や道北の日本海側に多いチョウセンキリギリスはほぼ見かけません。 廃線跡にて エゾシカの母子とオオハンゴンソウ 最近よくエゾシカに出くわします。 退勤し通用門を出ると母子鹿が走り去って行きました。 元来そこらじゅうにいる鹿ですが、どうも人間との距離が近くなり過ぎるのが気になるところです。 車との接触事故も頻繁に発生します。 速度が70㎞/hrを越すとロードキルの頻度が上がる、と聴いたことがあります。自然界ではそれ以上で動く物体という…

  • ニホンアマガエル分布の謎

    八月、最初の水曜日から日曜日にかけて、カラッと秋の気配が漂いました。 日高沖の水温が徐々に上昇、海霧の発生もめっきり少なくなり鬱陶しさは解消されたものの、昼も夜も気温が20℃前後なのは相変わらずです。 先月末の妻からのメール「今こっち(旭川)来たら日高クンは干せちゃうよ」そりゃ気温差+10℃もあったら干せるどころかオジヤの上のバターみたく融けちゃいます。 ところが先日は「涼しくなって来たのでセンプーキ片付けた」ナヌ?いくら何でも早すぎ‥ 旭川へ帰宅した夜、アチィアチィと窓を開けると「せっかく暑いのに涼しくしてどーするの?これだから日高クンは‥」と怒られます。そして閉め切った部屋で寝てる‥我慢大…

  • 北海道南端エリアの昆虫

    前回に続き、道南編です。 本州から青函トンネルを抜けると渡島管内知内町。カキとニラとマコガレイ、最近は高校野球の強豪校でも知られています。 道端で見つけたシロスジコガネ。 クロマツ林に発生、生息も道南に限られることから、クロマツと共に本州から移入した虫なのでしょう。 捕まえるとネズミの鳴き声の様な音を出します。 S12年の函館の様子を記した「昆虫放談」という本にも次の記述がありました。 砂山を歩いていたら 足元の砂の中から チューチューと鳴きながらとびあがるものがあった 捕まえてみたら コガネムシの一種であった この虫はネズコーの親類みたいに いつまでもチューチュー鳴いていた(小山内龍 著「昆…

ブログリーダー」を活用して、エゾヒキガエル研究会さんをフォローしませんか?

ハンドル名
エゾヒキガエル研究会さん
ブログタイトル
ezohikiの日記
フォロー
ezohikiの日記

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用