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2023/01/27

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  • 続・おもむくままに

    将棋の十四世名人は木村義雄だった。十五世名人は大山康晴である。二人の名人に『棋は如何に?』と問うと、木村義雄は『棋は心なり』と答え、大山康晴は『棋は人なり』と答えたという話が残っている。まあ、誰かの作り話なのだろうが、二人の将棋感を示して面白い。最近、自

  • おもむくままに

    最近、茶道そのものに興味がわかない。ある意味、今の茶道の事を、それなりに経験したからだとも思われる。点前とはどういうものか?流派とか社中とかいうものがどんなものか?を体験したからかもしれない。茶会、茶事に出向いても、ことさら、緊張することはなくなった。今

  • 利休古流、利休流の茶会

    4月7日の日曜日は、利休古流、利休流の茶会に参加した。初めて体験する流派である。場所は何と、上野東京国立博物館の敷地内にある2つの茶室であった。利休古流の茶室は3畳台目、利休流の茶室は四畳半だったと思う。自分は博物館の裏手に、こんな茶室があることを全く知

  • 続・茶会のお手伝い

    久しぶりに、茶会のお手伝いをした。⒈席が大体35名で8席の茶会だった。主として運びをやったのだが、自分は6席目が終わった時点で左足くるぶしの上あたりが吊り始めた。どうしようかと思ったのだが、自己判断で、残り2席は運びは止めることにして、待合へのお客様の誘

  • 辰・茶飯釜の茶事(追記2)

    献立を教えてもらい、向付けと一緒に、初めて『つぼつぼ』と呼ばれる器で、なますを頂いたことを思い出した。席では、初めて迎える客に供すると話されたような気がする。良く知らなかったので調べてみた。結果をブログアップしておきます。+++++以下、(財)京都埋蔵文化財研

  • 辰・茶飯釜の茶事(追記1)

    ブログをアップをしてから、ご亭主に、自分のブログに今回の茶事の事を書いた旨を申し上げた。不都合な記述があれば、即、削除しますと申し添えた。備忘録と思ってブログは続けているので、読者を増やすつもりは全くない。しかし面白いと思う方には読んで欲しいとも思うので

  • 辰・茶飯釜の茶事4(完)

    折敷の次は、煮物椀そして焼物である。ところが情けないことに、何だったか、どちらもさっぱり記憶にないのだ。ご飯と汁の前に、向付け、強肴でお酒を頂いて良い気持ちになり、緊張感や勉強する気持ちが失われてしまったのだと思われる。最近は、茶事の席に少し慣れてきて、

  • 辰・茶飯釜の茶事3

    茶室に入ったらすぐに花入れが見えた。茶室は一畳台目だったので、床は壁床というのだろうか、壁に釘が打ってあるだけである。当然に掛け花入れで、花は、山?野?フジ、椿、貝母だった。花入れは南蛮ちまきとの事だった。初座では軸が普通なので、おかしいなあと思ったが、

  • 辰・茶飯釜の茶事2

    席主は女性で米寿とのことだ。茶事の席には全く姿を見せず、最後の最後、お宅を辞す直前に、待合の部屋に来られた。以前は点前をして茶事を楽しんだが、今は茶室を、友人、知人に開放し、色々と指導?することで茶事を楽しまれているようだった。亭主の方のお話では、茶道の

  • 辰・茶飯釜の茶事1

    昨日は茶飯釜の茶事に参加させて頂いた。小間とは伺っていたのだが、茶室は何と『一畳台目』だった。炉は向切に切られていて、帰宅して調べたら、向切本勝手と呼ばれる茶室だった。点前中、道具を置く位置が、普通と変わってくる。向切の点前を、自分は初めて拝見することに

  • 茶会のお手伝い

    新宿の道場で席を持つから手伝いをと連絡があった。以前から話はあったのだが、本当にお手伝いをすることになるとは思っていなかった。男手の必要な、道具の運び込み運び出しと水屋と思っていたら、運びもせよとのことである。天津時代に、特別講師で日本から来られて、自分

  • 辰・確定申告

    やっと確定申告書の作成が終わり郵送した。念のため特定記録で送る事にしている。毎年、施設にいる母の分も作成している。医療費の領収書を整理し総額をエクセルで計算して、医療費控除額を算出するのだが、手間の割には、控除額は微々たるものである。出来上ってしまえば、

  • 続々々々・辰大炉の茶事(完)

    大炉の茶事は初めてだったが、素晴らしい経験をさせて頂いた。茶室、道具、懐石、全て素晴らしく、ご亭主の茶事への熱い思いを感じることが出来た。最後にしか姿をみせられなかったが、水屋でのご住職の奮闘ぶりも目に浮かぶ。ご夫婦揃っての茶事で、普通の夫婦では、とても

  • 続々々・辰大炉の茶事

    鳴り物の音は、ドラだと思われるが、少し音が高かったような記憶が残っている。後座となり濃茶の点前が始まった。席につき、即、目に留まったのは、現代物の水指だった。伺うと外人作家の作品だった。濃茶点前は逆勝手でされたはずなのだが、さっぱり覚えていない。一人一碗

  • 続々・辰大炉の茶事

    軸は『梅花和雪香(ばいか ゆきにわして かんばし)』だった。当日は生憎の小雨だったので、ご亭主は室内に腰掛けを用意してくださっていた。この腰掛のガラス窓越しに大きな枝垂れの白梅が良く見えた。軸は雪だが、雨との組合せも、また好いものだなあと思った。向付けは

  • 続・辰大炉の茶事

    大炉では逆勝手が約束になっている。自分は逆勝手の点前をみたことはあるが、自分でやった事はない。今回は良い機会と思い教則本を少し読んで参加したのだが、ご亭主が全くよどみなく点前をされたので、記憶がほとんど残っていない。炭が良いなあと、こればかりが頭に残って

  • 辰大炉の茶事

    先週水曜日は大炉の茶事だった。関西稽古から戻った次の日で、稽古後の下半身の疲れがとても不安だった。足がつるのではと思ったのである。大炉での点前は逆勝手と教則本にある。炉縁は生地、炉壇は鼠色が約束との記述があった。大炉は約束通りであった。今回、皆さんの会話

  • 続・辰春節稽古

    先週前半は関西で春節稽古だった。自分の前には香港から生徒さんが来日し、稽古をしていったとの事だった。久しぶりの稽古だったのだが、コロナ前とははっきりと感じが変わった。先生の茶室で稽古する人、したいという人が、急に増えたのだ。これらの人達は口伝の点前を教え

  • 茶の湯のラブレター

    大炉の茶事が終わったら、今度は茶飯釜の茶事の案内状が届いた。昨日は大炉の茶事の後礼(状)、茶飯釜の茶事の受け状を書いた。一日に毛筆で二つの手紙を書いたのは初めての経験である。大炉の茶事の受け状を書く時は、筆が震えて全く駄目で書けなかったのだが、その後練習

  • 皐月茶会のお誘い

    大炉の茶事の連客から、皐月の茶会のお誘いを頂いた。4年前に初めて茶事に誘って頂いた席のご亭主でもある。その後、色々とお付合いをさせて頂き、自分は得難い経験を、本当に沢山させて頂いた。最近は、茶事、茶会に同席した方から、お誘いを受けることが多くなった。友が友

  • 節目の一週間

    茶の湯セミナー、学会例会、大阪稽古、大炉の茶事が連続することになった。一週間毎日、茶の湯のイベントが続いたことになる。茶事が終わって帰宅したら、くたびれ果ててしまった。現役のサラリーマン時代なら、全く楽々の一週間だったのだが、退職10年以上経過した今は、

  • 弥生茶事のお誘い

    3月弥生の茶事のお誘いを頂いた。昨年同席した連客の方からのお誘いである。茶事のご亭主から再度のお誘いを頂くこと、ご連客から新たなお誘いを頂くことは、自分にとって最大の喜びである。茶事の客として、及第点を頂いたように感じるからである。特に、ご連客からお誘い

  • 続々・腹痛(完)

    まだ、おへその下あたりに痛みを感じるが、動くことが苦にならなくなった。散らかしっぱなしだったゴミを集めたり、少し部屋の片づけをした。朝は今日も白湯だけにしたが、動き出すと、今まで感じなかった空腹感がでてきた。痛みは感じるのだが食べたいという気持ちがでてき

  • 続・腹痛

    今朝、起きても痛みはなくならなかった。月曜日は母の施設に面会に行く日なのだが、妹に連絡して替わってもらった。今週末からイベントが続き、来週初めからは関西に出向くので、何とか、体調を整えておきたかったのである。今日も朝、昼は固形物は一切食べず白湯。夕方、お

  • 腹痛

    暴飲暴食のためだろう、腹痛になった。おへその下やや左に痛みがある。最近、また書道に関心が戻ってきていて、朝、目が覚めたら、すぐに筆ペンで、いろは47文字を、数回書いて練習していた。しかし今朝、目が覚めたらお腹がひどく痛く、全くそんな気になれない。ここまで

  • 続・仮の受け状

    お誘いを頂いた茶事の受け状を、昨日やっと送付した。仮の受け状をだしてから、約一週間なので、案内状を頂いてから、約二週間もかかってしまったことになる。一時期は筆ペンで練習をしていたのだが、いつの間にか、さっぱりやらなくなってしまった。久しぶりに筆を持つとひ

  • 辰春節稽古

    中国は春節のシーズンになった。中国の正月休みは日本の旧正月の時期で、2月頃になる。春節休みになったので香港の生徒さんが来日し、先生の茶室で稽古をすることになった。ついでではないが、自分も稽古をとの事だ。2月は既に色々と予定があり、日程が立て込んでいたが、何

  • 仮の受け状

    先日、二月如月の茶事の案内状を頂いた。案内状は月曜日に届いたので、来週月曜日には、受け状が先方に届くようにしようと考えていた。そして二度目のお誘いなので、前回よりは気の利いた受け状を返したいとも考えていた。速達で郵送するとしても日曜日がリミットである。仕

  • 如月茶事のお誘い

    一月前半の新年茶会が一通り終わったら、疲れてしまった。ちょうどマンションの配管掃除のイベントがあり、業者が部屋に入るので、散らかしぱなしの台所、洗面所や風呂、洗濯機の水回りを掃除したりしていたら、ますます疲労感が強くなった。結果、サッカーアジアカップやユ

  • 辰睦月のお誘い

    先日、お誘いの初釜は終わったが、今年一月は、大寄せではないプライベートな茶会のお誘いを3つ頂いている。正式な初釜ではないが、新年なので、おそらく、簡単な点心付きの会になると思われる。コロナ明け、猛暑明けの昨年後半から、急に、色々な方々からお誘いを頂くよう

  • 辰年の宿題

    先日参加した初釜で、若い方からの何気ない質問に、自分は言葉に詰まってしまった。帰路の車中、色々と考えてみたのだが、答えがでない。今年一年の宿題になりそうだ。その質問は『何をされているのですか?』である。言葉に詰まったが『もう年金暮らしなんです』と一応答え

  • 続・辰・初釜のお誘い

    昨日はお誘いを頂いた初釜に参加した。3回目のお誘いになる。今回は過去2回と少し感じが変わった。今回は準社中扱いをして頂いたように感じたのだ。連客は、全て、現在社中の方あるいは過去社中であったが転居などされ、年一回の初釜に参加された方ばかりであった。前2回と

  • 筋肉量

    昨年のような腰痛はないものの、今年も寝正月となった。年末に検診をうけたら筋肉量が減っていることがわかった。それも上半身に比べ下半身の筋肉が少ないとのことだ。昨年前半は腰痛で点前もろくにせず、立ったり座ったりが減ったからと思われる。理系の自分は、数値として

  • 兎の一年

    年の瀬である。新年を目の前にして兎の今年一年を振り返ってみた。年初は腰痛で始まった。昨年末近くに、実家の庭の枝木を頑張って落としたりしたためか、今までに体験したことのない腰痛になってしまった。正月はまさしく寝正月で、最悪のスタートとなった。何とか頑張って

  • 心すべき事

    10年以上、茶の湯を楽しんできた。当然の如く、客の作法を教わり点前を覚えることから、自分の茶の湯は始まった。茶の湯のセミナーに参加したり、美術館に行ったりして、焼物や茶の湯の歴史などなど、様々な事を勉強することとなった。そして、大寄せのお茶会にも参加する

  • 年賀状書き

    年賀状書きがやっと終わった。今日投函の予定である。毎年、年賀状はどうするか迷う。この一年お会いした方には、お礼の意味と来年のお付合いを考えて、当然にお出しするのだが、会社関連の人は悩んでしまう。早期退社してから10年以上が経過した。会社関連の方は、この1

  • 辰・初釜のお誘い

    来年の初釜の案内状を頂いた。一昨年、昨年に続いてのお誘いである。この一年間のお付合いに、また、及第点を頂けたように感じ、嬉しくなった。いつも巻紙に毛筆でかかれたお手紙を頂く。毛筆で手紙を書くことが普通なのであろう。自分は、時間をかけて、気持ちを集中してか

  • 工房を訪ねて

    先日購入した茶碗の陶芸作家さんの工房を訪ねた。陶芸作家の工房を訪ねるのは初めての経験である。昔、絹糸作りの蚕を育ていた古民家を改造されたお宅だとのことで、その2階で、1時間半、色々とお話を伺った。夫婦二人暮らしのようで、奥様がお茶と自製の栗菓子を持ってこ

  • 古伊賀展

    無料招待券をもらったので、上野毛の五島美術館に行った(一般入館料1400円)。11月は、茶会、茶事が多く色々な陶磁器を拝見することになった。最近、粉引の茶碗も購入したこともあり、以前の陶磁器への興味が蘇ってしまった。色々やらなくてはならない事もあるのだが

  • 実りの秋の茶事

    月が変わってしまったが、先月末に茶事に参加させて頂いた。初めてお誘いを頂いたご亭主である。電車で移動したのだが、意外に、自宅から近い場所であることに驚いた。料理の品数が大変に多く、本当に、実りの秋の茶事だなあと思った。どれも美味しい料理だったが、一汁三菜

  • 粉引の茶碗

    陶芸家さんの個展で粉引の茶碗を買った。陶芸家さんから直接購入したのは初めての経験である。当然ながら、自分の買った茶碗としては一番高価な茶碗になる。衝動的に買ってしまった感もある。どうも自分は、白っぽい茶碗が好きだということに気が付いた。購入を決心したのは

  • 植木職人

    先週土曜日は、植木職人さんに実家の庭の手入れをしてもらった。一時期は庭いじりに興味を持っていたのだが、最近は興味も薄れ、加えて足腰が衰えてきたので、さっぱり手入れをしなくなってしまった。今年の正月は今まで経験したことのない酷い腰痛になり、約1か月半、正座

  • お祝いの茶会

    先週は木金土の三日間イベントが続き、日曜日はくたびれて何もする気にならなかった。祝日の木曜日は、お付合いを頂いている少し遠方の先生のお茶会に参加した。朝早く家を出て、特急に乗り10時半頃に参上した。お祝い事のきちんとした席なので、道中は和服で移動、袴を持

  • 和菓子作り

    今日、明日とお茶会に参加する。最近、茶の湯のイベントがあると、自分は和菓子を作ってお土産にすることが多くなった。昨日は、24個練り切りを作る事になった。午前中に8個、昼食を取って8個、一度ブレイクして夕方近くに8個のペースだったのだが、夕方になると、左人

  • 茶寮の再開

    コロナの前、大寄せの茶会に通っていた地元の茶寮が再開となった。コロナ前は、懐石料理店の一部として茶寮は維持管理されていたのだが、この度は、料理店から庭と茶室周りが切り離されて、一般社団法人として、茶寮だけが開放されることになった。立派な茶室と庭であり、地

  • 亥の子餅

    先生の中国時代の知り合いの方が茶室を作ったとのことで、お披露目の茶会に参加することになった。自分は、先生の自動車の運転手でお付きで参加である。最近、自分は茶の湯の席に伺う時には、練り切りを作って、お土産として持参することがある。11月は炉開きの月で和菓子

  • 錦秋の茶会

    一昨日の日曜日はお茶会に参加した。少し遠出になったが、楽しい茶会だった。会場は地元の文化会館である。当然、大寄せの茶会だったのだが、何となく地元のお茶に関係のある方々が集まったお茶会のように感じた。全く見ず知らずの人での大寄せ茶会とは、何となく、少し違っ

  • 続々々・兎・奈良旅行

    二日目は、8:30から正倉院展@奈良国立美術館を見学、10:00から17:00の一日コースの定期観光バスに乗った。定期観光バスは想像以上に歩くコースで、年配者にはキツイコースに思えた。寺院巡りなので、単に歩くのではなく、どうしても、石段などを昇り降りする

  • 続々・兎・奈良旅行

    折角なので、画像の一部をアップロードしておくことにします。初日午後は東大寺大仏殿と春日大社。どちらも奈良公園に隣接している。近鉄奈良駅から、頑張れば歩いて回れるが、一日乗り放題バス(500円)を利用するほうがやっぱり無難。半日コースにピッタリのように思わ

  • 続・兎・奈良旅行

    火曜水曜で奈良に一泊旅行した。知人の写真展に伺うのが目的だった。久しぶりにお目に掛かり、お元気な事に驚いた。折角なので、正倉院展を見学、定期観光バスに参加の計画にした。初日の一番最初に写真展に伺い、残りの午後は、お決まりの、奈良公園周辺の東大寺大仏殿、春

  • 兎・奈良旅行

    明日早朝に家を出て奈良に一泊旅行に行く。31日初日に知人の写真展を見学、翌日は8:30から正倉院展、10:00から奈良定期観光バスを計画して予約済。宿泊は、新幹線パックで手配済みである。それ以外は何も準備していない。普段は見物するところをあらかじめネットで確認し

  • 続々・茶事の受け状

    来月霜月の茶事の案内状を頂いた。この度、初めてお誘いを頂いたご亭主である。案内状は、毛筆の、誠に立派なお手紙であった。そして、お誘いをくださったご亭主は、お寺さん(正確には神道の神社さん?)であることが、お手紙からわかった。先日もお寺さん、来月もお寺さん

  • 霜月のお誘い

    来月11月は既に、茶会を二つ、茶事を一つ、お誘いを頂いている。ようやく、コロナも暑さも収まり、開炉から茶の湯を本格的に再開される方が多いからだろうか?加えて来月は、知人の方が写真展をするということで、奈良へ一泊旅行を計画している。折角なので、正倉院展と市

  • 名残りの茶事

    昨日は名残りの茶事に参加させて頂いた。名残りとは、11月の開炉と対照的に、風炉のシーズンを振り返りその名残りを惜しむという意味のようだ。名残りの茶事では、風炉は中置き、なので水指は細水指。棚は使うとすれば五行棚。風炉は『やつれ』の鉄風炉などで、灰は藁灰や

  • 秋の訪れ

    今年の夏は暑かった。夏バテというのだろうか、食欲が全くなくなり2Kgほど体重がおちた時があった。腰痛も一度再発し、外出することが嫌になってしまった。こんな経験は初めての夏だった。最近、気温がひどく下がり、朝晩は寒い感じすらある。そう感じていたら、茶会や茶事

  • 続々々々々々々々・口伝の定め(完)

    隣りの席のオバちゃんに、さりげなく、口伝の話をされた経験がある。最初は、気が付かなかったのだが、自分の品定めをしているのである。どこまで口伝の点前の知識や経験があるのかを、試しているのである。どこどこ道場で稽古をしている、✕✕の点前は本当に難しいなどと、

  • 続々々々々々々・口伝の定め

    そうは言うものの、口伝の点前の知識は、茶の湯の世界でのパスポート、通行手形のようにも感じる。点前を教える先生達、実際に点前をする人達は、点前の習得が茶の湯のかなりのウエイトを占める。難しい複雑な点前をすることだけが、茶の湯では全くないのだが、これらの人達

  • 続々々々々々・口伝の定め

    さて、茶の湯において、ランクとかステータスとは何だろうか?あまりにも、その価値基準、評価基準は多種多様であり、自分にはわからない。しかし、茶事や茶会など参加したりすると、立派で素敵な人だなあと感じる時がある。茶事や茶会での会話から、茶の湯の知識、経験の深

  • 続々々々々・口伝の定め

    さて、ここで大問題なのは、このランク、ステータスは、純粋に、口伝の点前の知識、能力そのもので決まるものではない点である。実際に、大勢の前で、点前をしてみれば、その知識取得の有無やその知識の正確性は明らかなのだが、口伝の性格上、点前をすることは非公開なので

  • 続々々々・口伝の定め

    こうして、あるグループに属すると、自分とグループ内の他人にあるランクが生じる。自分は一つの口伝の点前しか教わっておらず出来ないのだが、別の人は二つ、口伝の点前を知っている。この場合は、何となくだが、二つ知っている人のほうが、ランクが上の感じになってしまう

  • 続々々・口伝の定め

    口伝の点前を知りたくなる、第三の理由は、競争心、ライバル心からであろうか?(今回は少し話が長くなります)口伝の点前の存在を知って、その点前を習うためには、先生と流派の認可が必要になる。これはあるグループ、集団に自分が入る、属するということでもある。そもそ

  • 続々・口伝の定め

    口伝の点前を覚えるためには、自身の点前メモが重要な役割を果たす。入門した最初の頃は、先生から言われるままに、点前をして覚えていく。教則本も公開されているので、熱意があれば購入して読み、予習復習をすることもできる。しかし、口伝の点前では教則本はない。自分の

  • 続・口伝の定め

    口伝の点前とは、口約束の点前だと書いた。点前の内容が、確定せず、変わって伝わっていく点前、そんな性質を持っているからだ。ところが、点前を習い始めてしばらくたち、口伝の点前があることを知ると、口伝の点前を知りたくて仕方がなくなってしまうのだ。口伝の点前は一

  • 口伝の定め

    昨日は台子の会だった。自分は年初からの腰痛で、ずっと見学参加だったのだが、最近は大分調子が良いので、今回は行之行台子という点前をやった。コロナもあり5年ぶりくらいになるだろうか・・・途中、色々と会のメンバの方から助けのコメントを貰いながら、何とか最後まで

  • 津軽びいどろ

    昨日は茶事に参加した。前回は面識のある方々ばかりの茶事だったのだが、今回は初めての方ばかりの茶事だった。そして流派の違う方が3名であった。今回は次客ということで、不謹慎にも、事前に教則本を眺めることもなく出掛けた。9月になったので少しは暑さも和らぐかと思

  • 兎・ドック

    昨日は人間ドックだった。何時もの病院で何時もと同じ内容でドックを受診した。もう10年以上同じように受診している。病院は大きい病院なので、血液検査などの処理が早く、最後の医師面談時には処理済の結果を教えてくれる。正式な結果は3週間後に郵送されてくるのだが、

  • 続・電子レンジの故障

    電子レンジが不調になった。購入してから10年以上経過している。もう寿命だと思い、新品をアマゾンで購入することにした。旧品の廃棄は、それを考慮して回収日を指定し、市の粗大ごみ回収システムにネットで申し込んだ。何時ものようにワインを飲んでいい気持ちになったら

  • 電子レンジの故障

    電子レンジが故障した。もう10年以上使っているので、仕方がないと思うのだが、何とも不便である。食事だけでなく、菓子作りも出来なくなり困ってしまう。早速、近所の電気店に出掛けてみたのだが、結構なお値段である。壊れた家電製品の回収廃棄の手数料も2100円?などと

  • 道具の置き場所

    道具に関し、わからないことは当然に教えてもらうが、道具は全て自分が準備する。結果、先生は道具がどこにあるかを知らないようになった。高齢なので重い物は無理だし、上のほうに納まっている物を、脚立に乗って下ろすのも無理である。なので、稽古を受けるようになった当

  • 正しい手前

    今回の稽古は、真の炭だった。先生に自分から希望を出した。今まで一度も先生から教わったことはない。希望した理由は、年初から参加させて頂いている台子の会で教えてもらったからだ。会のメンバの方から手前メモを頂き、それに従って教えてもらいながら、手前をしてみたの

  • 老老稽古

    久しぶりの稽古だった。コロナの前から中断となったので3年以上の月日が経過したことになる。平点前はともかく、長い点前は全くしていないので、どうなるかと不安だった。長期間のブランクと加齢で下半身の体力は落ち、以前のようには身体が動かない。まあ想像通りである。

  • 震える灰匙

    久しぶりに炭手前をやった。そうしたら月形を切る時に手が震えて仕方がない。右手で持ち左手で右手首を支えて持っても、灰匙が震えてどうにもならないのだ。思えば灰匙を持つのは、中国天津時代から記憶にないので、10年振り位になる。そして天津時代も灰匙の時に、震えた

  • 兎8月稽古

    先生からメールがあって8月に稽古をしないかとお誘いがあった。香港の生徒が夏休みで来日し、稽古をしてほしいとのことで、7月末から8月初めの間、先生宅に滞在して稽古をすることになったとのことである。折角なので、その後、自分もやらないかとのお話であった。コロナ

  • DugとDig

    高校生の頃、新宿に、Pit-In(ピットイン)というJazzのライブハウスがあった。同時期に、Dug、Digというライブハウスもあったように記憶する。高校生だったので、そんな店に実際に行ったことはないのだが、当時はJazzに興味をもっていたので覚えている。当時は、ナベサダ(

  • 名誉師範

    腰痛再発でエアコンの部屋でゴロゴロしていたら、携帯にメールが入った。今頃、誰からだろうと思ったら、季節の御挨拶をさせて頂いている先生からのメールだった。暑中お見舞い申し上げます。暑さにご自愛をとあり、利休忌で『名誉師範』を頂いたと添えてあった。中国天津時

  • 包丁の錆び

    Youtubeなどで、包丁の研ぎ方を少し勉強し、砥石も購入したので、ハガネの包丁がほしくなった。プロ用のものを購入してみようかと最初は思ったのだが、すぐやる気をなくす性格でもあるので、ネットで調べて、白紙3号の165mmの舟行を購入することにした。プロが一般的に使

  • 腰痛の再発

    今年の年初には酷い腰痛で悩んだが、その後回復し、ほとんど気にならなくなった。なので、6月には広島にも旅行し、美術館にも出かけたりしたのだが、また調子が悪くなった。今回の直接の理由ははっきりしないのだが、美術館を回った最後に、腰に疲労を感じ、階段を降りる時

  • 出光と永青文庫

    知人から出光美術館の招待券をもらったので、久しぶりに美術館に行った。都心まで出かけるならと出光美術館の後、永青文庫も見学することにした。出光は『琳派のやきもの』というテーマ、永青文庫は『細川家の茶道具-千利休と細川三齋-』というテーマだった。琳派は、絵が描

  • 兎・広島旅行10(完)

    最終日は、朝ゆっくり起きて、広島市内観光をした。前回は知人と一緒だったのだが、今回は独りで見物である。最初に、市内循環観光バスのめいぷーる一日乗車券を購入、これで3ルートの全てを回ってみた。広島駅から出てずっとバスに乗って広島駅に戻る、バス車中からの市内

  • 兎・広島旅行9

    今回の旅行の目的はグルメだった。初日のグルメは、和食そして2次会はワイン・バー、二日目はタイ料理2次会はアイリッシュ・バーに行った。和食は瀬戸内の海産物のおいしさ、タイ料理は初めての経験、ワイン・バー、アイリッシュ・バーも初めてだった。ワイン・バーではつ

  • 兎・広島旅行8

    鞆の浦観光センターに預けたリュックを受け取って、バスでJR福山駅に戻った。まだ少し予定より、時間があったので、福山城を見学することにした。福山城は駅の北側のすぐ裏手にあり、鞆の浦は南側になるので、駅の反対側の出口になる天守閣の中に、福山城博物館がある。最

  • 兎・広島旅行7

    鞆の浦画像の3対潮楼(福禅寺)から見た仙酔島。朝鮮通信使が、この眺望を「日東第一形勝」(日本で一番美しい景勝地)と称賛したとされている。福禅寺の道路を挟んだ向う側に仙酔島への市営渡り船乗り場がある。この隣にある、瀬戸内海国立公園 鞆の浦の看板船から見た仙

  • 兎・広島旅行6

    鞆の浦画像の2鞆の浦のシンボル、常夜燈そのすぐ近くにある、いろは丸展示館(有料)紀州藩 明光丸と土佐藩 いろは丸が、深夜、鞆の浦で衝突した事件ついての展示館。土佐藩 いろは丸側に国際航法上の利があるとされる。土佐藩は坂本竜馬の藩でもあり、鞆の浦には坂本竜馬

  • 兎・広島旅行5

    文字だけの記事が続いたので、今回は、初日の福山関連の画像その1。まずは、福山の紹介パンフレットから・・・バスを降りて、リュックを観光センターに預けた後、最初に、鞆の浦歴史民俗資料館に行ったお正月に良く聞く琴の曲『春の海』で有名な宮城道雄は福山の人のようだ。

  • 兎・広島旅行4

    数回、広島には旅行しているので、市内や厳島神社などは、すでに友人に案内してもらっている。なので、昨年は、最終日だけ広島発の錦帯橋ツアーにアテンドして貰うことになった。今年も良いツアーがないかとWEBを調べてみたのだが、適当なものは見当たらず、結局、二日目は独

  • 兎・広島旅行3

    今回の広島旅行は宿の確保に苦労した。広島には3~4回旅行しているのだが、以前、泊まったホテルは今回全く空いていなかった。広島G7のためだと思われる。4月にWEB予約したのだが、G7後の週末も予約は一杯で、何時も利用している新幹線+ホテル宿泊パックで、何とか、駅前

  • 兎・広島旅行2

    先週末、2泊3日で広島に旅行した。戻ってからはイベントが続き、それらの疲れからか、ブログ更新をする気にならなかった。反面、その分、充実した時間を過ごしていたのかもしれない。旅行中は一種の興奮状態だったのだろう、疲労感はさほど感じなかったのだが、戻ってから

  • 青梅の季節

    また青梅取りの季節がやってきた。実家の青梅の収穫は、毎年、梅雨入り前後の今頃になる。収穫した青梅で毎年梅酒を作る。飲んでしまった後に残った梅は、包丁で叩き、砂糖を加えて、寒天で固めて梅羹を作ることにしている。ところが、この一年あまり、実家に泊まることが少

  • 鯛の昆布締め5

    ステンレスはハガネに比べ、研ぎにくいとされる。しかし錆びにくいので、今、家庭用の包丁はステンレス、あるいはセラミックが、主に使われているようだ。ハガネは、切れ味良く、研ぎやすいのだが、油断をするとすぐに錆びてしまう。毎日包丁を使うプロ料理人向けの素材で、

  • 鯛の昆布締め4

    鯛の昆布締めの記事は前回で終わりと思っていたのだが、書いておきたいことが出てきた。それは包丁についてである。自分は昆布締めの時は、早く食べてしまいたいので、鯛の柵を切身にしてから締めている。鯛の昆布締めは、①柵ごと締める、②切身にしてから締める、2つの方

  • 皐月の茶事

    昨日は、お誘い頂いた正午の茶事に参加した。色々あって、自分は今回、正客でお誘いを頂くことになった。連客の皆様は、皆、自分は面識のある方々である。ご亭主のご配慮であろう。生憎の小雨交りの一日となり、3名で最寄り駅からタクシーに乗る事になった。全員、和服であ

  • 紫色のきんとん

    昔、武蔵野は、紫草の産地として知られていたようだ。紫草から赤紫の染料が採れるらしい。奈良平安の昔から、紫色は、最も高貴な色として扱われていた。+++++『紫の 一本(ひともと)ゆゑに 武蔵野(むさしの)の 草はみながら あはれとぞ見る』(古今・雑上・八六七・よみ人

  • 鯛の昆布締め3

    何回か鯛の昆布締めを作ってみた。昆布に鯛を挟んだ後、どの程度の時間、冷蔵庫で寝かせるかを自分なりに確認したかったのだ。ネットで調べてみると、1~4時間という記述、好みで1日以上寝かせても良いという記述もある。実際やってみるとネットで書かれているように、長

  • 台子点前の真行草

    昨日は台子の会だった。昨年末のひどい腰痛もあり見学という事で参加させて頂いている。メンバの方々にお許しを頂き誠に有難い限りである。そんな参加ではあるのだが、年初から回数を重ねたら、『台子点前の真行草』について、最近、感じる事がでてきたのである。『真』中国

  • 兎皐月の一首

    澄みわたる さつきのそらに 風ふけは うれしたのしと 舞ふ こいのぼり澄み渡る 皐月の空に 風吹けば 嬉し楽しと 舞う鯉のぼり+++++++++連休最後の今日は、生憎、雨の一日になった。しかし、最近は随分暖かくなり、本当に、五月晴れだなあと、空を見上げる日も多くな

  • 鯛の昆布締め2

    生の魚を切って刺身にすることは、思っているより難しい。特に、薄く切る事は、本当に技術を必要とするように思う。一番の例は、ふぐ刺しだろう。薄く透き通るような厚みに均等に切ることは、素人の自分にはまず無理である。包丁が安物の万能包丁だから出来ないのかもしれな

  • 鯛の昆布締め1

    茶事で客に最初に持ち出されるのは折敷である。折敷には、飯椀、汁椀、向付が乗っている。向付の食材の典型は、鯛の昆布締めのようだ。何時も魚を買う店に行ったら、鯛の柵が売れ残りで、ディスカウントだった。なので昆布締めを作ることにした。安いので、つい手が出てしま

  • 兎・広島旅行1

    コロナが下火となり、旅行に行きたくなった。ずっと家にいると気持ちが低調になってしまい、重くなる。旅行をしよう、そう思ったら、今年も広島に行ってみようかと考え始めた。広島には中国天津時代の同級生がいる。昨年も広島に行ったのだが、美味しい寿司屋を、紹介予約し

  • お誘い

    昨日は大寄せの茶会に参加した。コロナも下火となり大寄せのお茶会が再開されてきたことを感じる。少し遠方だが、お誘いを頂いたので迷わず参加させて頂いた。自分は特定の社中に属していないので、なかなかお茶会の情報などは耳に入ってこない。なのでお誘いを頂いたら、先

  • 兎卯月の一首

    さくらまう ここちよき かせ ふきくれは ゆかれし ひとの えかお しのはゆ桜舞う 心地良き 風 吹き来れば 逝かれし人の 笑顔 偲ばゆ心地良く感じられる風が吹くような季節になった。そんな心地良い風に桜が舞っている。そんな景色の中にいると、(色々とお世話

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