「悪夢のエレベーター」木下半太 木下半太さんは脚本家兼俳優です。小説家としても成功するのですから凄いです。本書は2009年に映画化も果たしているみたいですね。僕はどうやら脚本家の方が書く小説が好きみたいで、とても楽しめました。
「悪夢のエレベーター」木下半太 木下半太さんは脚本家兼俳優です。小説家としても成功するのですから凄いです。本書は2009年に映画化も果たしているみたいですね。僕はどうやら脚本家の方が書く小説が好きみたいで、とても楽しめました。
副題「佐世保小六女児同級生殺害事件」 《「私がカッターで切りました」。幼さを残す少女は動揺する大人を前に淡々と告げた。2004年長崎県佐世保市。小六の女児が白昼の校舎内で同級生の女児を刺殺した。11歳ーー少年法すら適用されず人殺しの罪に問うことはできない。だ
流石、有川浩さんの作品は映像化が多いです。「レインツリーの国」も映画化、有川浩さんの得意分野である自衛隊シリーズも映画化しています。自衛隊シリーズの人気はとてつもないものがありますね。僕は「塩の街」を買ってはいるものの今は塩漬けにしています^_^いつか読
「夏の祈りは」須賀しのぶ 本書は甲子園の話なので夏に書こうとしていたのですが、つい忘れていた一冊です。僕の中では甲子園と言えば秋田商業高校という印象にあります。父が秋田県出身なので毎年のように一緒に観ては応援していました。秋田県の高校はあまり強くない
「ボッコちゃん」星新一 「ボッコちゃん」は50編が収録されたSFショートショート小説です。星新一先生自らが収録作品の編集に携わっています。だからなのか、ドラマ化・マンガ化作品が多数入っています。もしかしたら映画化したものもあることでしょう。収録作品の「お
「インシテミル」米澤穂信 先日中国人の友だちに記事をほめられました。なかなかにわかりやすいねって(笑) そんな彼と観に行った映画が「インシテミル」です。映画はとても豪華なキャストさんがいたのです。藤原竜也、石原さとみ、綾瀬はるか、武田真治、平山あや、
「東京二十三区女」長江俊和僕は どこまで行っても中野は日本の東京 出身です。シティーボーイとはよく言われますね。意味も分からず、「そんなでもないですよ〜」と答えるのですが。ツラみもうれしみもある場所ですが、基本的にはアゲみざわです。中野区は違法駐輪自転車
神保町という名前を聞くだけで文学好きの方は血がたぎるのではないでしょうか。ここは東京の文学の中心地、ここでは何を言っても文学になりそうです。
「彼女の人生は間違いじゃない」廣木隆一書店で過ごす時間は僕にとっては夢の国のようで、素敵な出会いの場です。書店に通うことで彼女ができるならばなおいいのですが、そんなはずもなく、物語の中での美女に逃げることとします。 本書の表紙は美しいですね。女性の横
今回は小川洋子さんの本を2冊紹介させていただきます。 始めは「博士の愛した数式」です。これは感動長編ですね。映画化もされました。本屋大賞を受賞したのもうなづけますね。 家政婦さんが派遣された家には博士が1人暮らしです。博士は交通事故で脳を損傷し、記憶
「賢者の愛」山田詠美 賢者とは賢い人とか優れた人という意味があるみたいです。これは辞書にありました。賢者はドラクエ3というゲームで、メンバーに必ず居た方がいい職業のことだよなというのは僕の感想です。話を戻しますが(自分で脱線させたのですが)、「賢者の愛
「左手首」黒川博行 悪夢を見ることが多々ある。それは大体同じ内容だ。それは殺人を犯す夢。殺害のシーンはないのだが、殺人という事実だけが残り、母親に叱られたり、警察に脅かされたりしている。夢のあと、目が覚めたとき、ひとときの安堵を味わう。しかし、そのあ
「火花」又吉直樹※今回は脱線しまくりです(^ ^)今回もかな? 著者の又吉直樹さんはピースというお笑いコンビのボケ担当です。相方の綾部さんは熟女好きで知られ、今はニューヨークで何かしているみたいです(^^)英語も得意とは言えない中、単身ニューヨークに渡る勇気
「疾風ガール」誉田哲也 誉田哲也さんは警察小説のスペシャリストですが、結構青春小説を書いています。「武士道シックスティーン」シリーズは高校剣道の話です。タイプの違う2人の女子高生が剣道で戦います。映画化もしていて、剛の剣道の使い手は成海璃子さんが、柔の
「勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍」猫森夏希 「次に読む本が見つからないよー。どうしたらいい?」「そんなあなたに!はい、このミス大賞作品!!」CM風にきめてみました(๑>◡<๑)僕のブログでは何度もこのミス大賞作品が登場しています。僕の本棚には宝島文
岩井勇気さんのコラムは何度かYahooニュースで読ませていただきました。組み立て式の棚の話と同窓会での嫌な奴の話でした。特に同窓会の話は面白く、あっという間に読めてしまったので、これは何文字だ?と疑問感じ、調べたことを思い出しました。ちなみにですが、僕の書
「出版禁止」長江俊和長江俊和さんの本はとてもずるいです。読む前から面白いのが分かりきっているのです。もちろん個人差はあるのでしょうが、ノンフィクション系が好きな方は楽しめること間違いなしと言ってよさそうです。ミステリーマニアの方にもおすすめですが(≧∀
「外来生物大集合!おさわがせいきもの事典」 加藤英明 監修 始めにタイトルに対する僕の答えですが、池の水、抜いていいです(^^)最近はタイトルに変化をつけるのが僕のブームなのです。池の水は抜く必要があるのでしょうし、きれいな水の方が中の生き物たちやそれを
僕の価値観を支えてくれた作品は数多くありますが、パッと思い付くのは「地獄先生 ぬーべー」、「アウターゾーン」、そして星新一さんのショートショートの小説です。うち2つはマンガですね。最近の悩みはマンガを読むタイミングがわからないことですが、昔は好きだったので
綿矢りささんに書くのは2度目ですね。前回は「インストール」について書いたはずなのに、なぜか鬼束ちひろさんを紹介するというクレイジーな記事を書きました。つい、引っ張られてしまったようなのですが、綿矢りささんは僕の中でクレイジーガールのNo. 1なのです。ちなみ
本書は変人の僕から見てもいびつな形の三角関係の物語です。変わった形の夫婦が主人公なのです。でもとても「自然な夫婦」だとも思いました。しかし、本当のところ僕は、本当に自然な夫婦だと思っているのか、思いたいのかはよく分かりません。複雑な気持ちなのです。き
「嫌われる勇気」 岸見一郎 古賀史健 大仰しいタイトルをつけてしまいましたが、心理学で世界を救うのは無理です。この世には心理学を知らない人の方が多いし、流派なるものが存在して心理学者同士でも争いがあるからです。しかし、ものの見方を少し変えるだけで変わる世
「愚者のスプーンは曲がる」桐山徹也 本書は「スマホを落としただけなのに」と同じ日に発売されました。もし、発売日が少しでもズレていたのならば、もっと有名になっていただろうなと思う一冊です。本書はずーっと嘘の物語です。もしくはすべてが本当なんだけど本当かど
副題 赤羽高校サッカー部 僕の高校は僕の代で閉校だったので、後輩はおらず、部活もありませんでした。しかし、昼休みと放課後のサッカーは盛んに行われていて僕はほぼ皆勤賞でした。顧問の先生はおらず、汗だくになってボールを追いかけるだけでしたが、とても楽しか
特殊能力っていいですよね。そんなことを常日頃、時には数時間考えてしまう僕ですが、本書でついに欲しい能力を見つけました! 本書は6編からなる短編集ですが、どの話にも不思議な能力や不思議なアイテムがでてきます。それらは特に詳しい説明がなされていません。何
「横浜ではまだキスをしない」樋口有介 僕は一時期横浜に住んでいました。横浜はとても良いところでした。中華街は食のテーマパークで、みなとみらいには遊園地があります。動物園や水族館も豊富です🐢専門学校へ通うための一人暮らしでしたが、ときどき横浜国立大学に
「インストール」 綿矢りさ 今回は問題作になりそうですが、勢いで書き上げています。「インストール」の小説は20年近く前に読んだのですが、当時の僕には難しすぎてあまり理解できていませんでした。それでも雰囲気の良い小説だったなぁという印象だけが残っていて、今
「昔話法廷 season2」 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班 編オカモト國ヒコ 原作 イマセン 法律監修 ※この記事では僕がふざけたことを書いているように見えるところもあると思いますが、僕は大まじめなやばい奴です。裁判に対する見解ではふざけません。それを念頭において
先に本書を読んでいた兄に感想を聞くと、急にド直球のネタバレが飛んできました。「館で〇〇〇が出てくるんだよ」とさらりと衝撃的な一言です。その一言が本書を読むきっかけになりました。 様々な欲が満たされて大満足な一冊になりましたが、どうやらこの本はネタバレ
陽気なギャングたちについては以前に紹介したばかりですね。本書はそれの第2弾です。僕はこちらの方が好きな作品なので、今回は内容をたっぷりと書いていきたいと思います。
冒頭から物語に引き込まれてしまいました。《いつもの昼のまどろみの中で、友寄明青は確かにその音を聞いた。》原田マハさんとは本書で初めましてですたが、なぜかこの一文から筆者はとても素敵な文を書くだなという予感がしました。実際、その予感はあたり、最高の恋愛小
ため息に溺れる、とても詩的な表現ですね。まず、嫌な匂いを想像してしまう僕の口は、きっと臭いです。ミンティアは必需品ですね。関係ない話の2連発ですが、僕は背泳ぎができません。もし海で背泳ぎをしようものなら、すぐに溺れて即座にライフセイバーの方が助けに来て
「ジャッジメント」小林由香目には目を歯には歯を、とはよく聞く言葉ですね。その考え方は「やられたらやり返す、倍返しだ!」とは対極をなすものです。目をくり抜かれたのなら、そいつの目をくり抜きましょう。歯を取られたのなら、そいつの歯を取ってやりましょう。とい
本が友だちで知られる僕でも女友だちはいます。心優しき彼女たちはごはん代の代わりとばかりに恋愛について語ってくれます。ちなみに財布はいつも家に忘れてしまうみたいです。ドジっ子ですね^_^彼女たちはどんな男に惹かれるか教えてくれます。もしかしたら小説の登場人
「猫は聖夜に推理する」柴田よしき副題 「猫探偵正太郎の冒険②」 今日は猫にまつわる切ない話を2つします。僕の実家では2匹の猫を飼っていました。「くま」と「トラ」という名前です。猫なのに犬猿の仲のメス猫です。彼女たちは十数年に渡り、生活を共にし、癒しを与
「誰にも言えない」丸木文華本書は表紙から見ていただきました。かわいい女の子が4人で寝そべっていますね。この物語ではこの4人がコテージに泊まり、1人ずつ秘密の話をしていきます。とても和気あいあいとしてて、秘密の恋なんかの話でもするのかなぁ、これで女心を研究
「雨と夢のあとに」柳美里早速ですが一番好きなドラマのタイトルと小説のタイトルは一緒で「雨と夢のあとに」です。著者は柳美里さんです。2005年に発行されて同年にテレビ朝日でドラマ化、奥田美和子さんが同じタイトルで主題歌を出しています。この曲もとてもいいです。
どんな仕事だよってツッコミが入るかもしれませんが、僕はときどき子どもに怖い話をしていました。そのときはこの話をします。 これは僕の父が50年くらい前に小学校で経験した話なんだけどさ。当時は今みたいに学年にひとクラスしかないよって学校はなくて、父さんは一
いつかは書かなきゃなと思っていたら憂鬱な気分になりました。ミステリー好きならば、最高と評するかそれとも特長を認めつつも誉めることはできない作品となることでしょう。本書は「十角館の殺人」と同じくらいの衝撃を放ち、後世まで残るであろう小説です。ですが、正直
伊坂幸太郎さんは強盗好きで有名です。思えばデビュー作の主人公も強盗でした。「チルドレン」というコメディ色の強い作品でも強盗とそれに乗じた盗みが出てきます。そして特殊能力好きでも知られています。「砂漠」ではテレキネシスの少女、「魔王」の主人公は腹話術を使