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  • エレベーターで出会ったやばいやつ

    「悪夢のエレベーター」木下半太 木下半太さんは脚本家兼俳優です。小説家としても成功するのですから凄いです。本書は2009年に映画化も果たしているみたいですね。僕はどうやら脚本家の方が書く小説が好きみたいで、とても楽しめました。

  • 「謝るなら、いつでもおいで」川名壮志

    副題「佐世保小六女児同級生殺害事件」 《「私がカッターで切りました」。幼さを残す少女は動揺する大人を前に淡々と告げた。2004年長崎県佐世保市。小六の女児が白昼の校舎内で同級生の女児を刺殺した。11歳ーー少年法すら適用されず人殺しの罪に問うことはできない。だ

  • 大阪らしさ全開の小説! 「阪急電車」有川浩

    流石、有川浩さんの作品は映像化が多いです。「レインツリーの国」も映画化、有川浩さんの得意分野である自衛隊シリーズも映画化しています。自衛隊シリーズの人気はとてつもないものがありますね。僕は「塩の街」を買ってはいるものの今は塩漬けにしています^_^いつか読

  • 夏におすすめの小説を!レッツ甲子園!!

    「夏の祈りは」須賀しのぶ 本書は甲子園の話なので夏に書こうとしていたのですが、つい忘れていた一冊です。僕の中では甲子園と言えば秋田商業高校という印象にあります。父が秋田県出身なので毎年のように一緒に観ては応援していました。秋田県の高校はあまり強くない

  • ショートショートの達人と言えば星新一

    「ボッコちゃん」星新一 「ボッコちゃん」は50編が収録されたSFショートショート小説です。星新一先生自らが収録作品の編集に携わっています。だからなのか、ドラマ化・マンガ化作品が多数入っています。もしかしたら映画化したものもあることでしょう。収録作品の「お

  • INしてみる?それとも淫してみる?「インシテミル」米澤穂信

    「インシテミル」米澤穂信 先日中国人の友だちに記事をほめられました。なかなかにわかりやすいねって(笑) そんな彼と観に行った映画が「インシテミル」です。映画はとても豪華なキャストさんがいたのです。藤原竜也、石原さとみ、綾瀬はるか、武田真治、平山あや、

  • 東京の怖い話!「東京二十三区女」長江俊和

    「東京二十三区女」長江俊和僕は どこまで行っても中野は日本の東京 出身です。シティーボーイとはよく言われますね。意味も分からず、「そんなでもないですよ〜」と答えるのですが。ツラみもうれしみもある場所ですが、基本的にはアゲみざわです。中野区は違法駐輪自転車

  • 神保町読書会で「魔王」を紹介してきました。

    神保町という名前を聞くだけで文学好きの方は血がたぎるのではないでしょうか。ここは東京の文学の中心地、ここでは何を言っても文学になりそうです。

  • 僕の人生はどうだったのでしょうか?「彼女の人生は間違いじゃない」廣木隆一

    「彼女の人生は間違いじゃない」廣木隆一書店で過ごす時間は僕にとっては夢の国のようで、素敵な出会いの場です。書店に通うことで彼女ができるならばなおいいのですが、そんなはずもなく、物語の中での美女に逃げることとします。 本書の表紙は美しいですね。女性の横

  • 「博士の愛した数式」と「物語の役割」

    今回は小川洋子さんの本を2冊紹介させていただきます。 始めは「博士の愛した数式」です。これは感動長編ですね。映画化もされました。本屋大賞を受賞したのもうなづけますね。 家政婦さんが派遣された家には博士が1人暮らしです。博士は交通事故で脳を損傷し、記憶

  • 賢者って誉め言葉かなぁ「賢者の愛」山田詠美

    「賢者の愛」山田詠美 賢者とは賢い人とか優れた人という意味があるみたいです。これは辞書にありました。賢者はドラクエ3というゲームで、メンバーに必ず居た方がいい職業のことだよなというのは僕の感想です。話を戻しますが(自分で脱線させたのですが)、「賢者の愛

  • 夢の中での犯罪の話と「左手首」黒川博行

    「左手首」黒川博行 悪夢を見ることが多々ある。それは大体同じ内容だ。それは殺人を犯す夢。殺害のシーンはないのだが、殺人という事実だけが残り、母親に叱られたり、警察に脅かされたりしている。夢のあと、目が覚めたとき、ひとときの安堵を味わう。しかし、そのあ

  • ピースと又吉直樹さんの話をします。

    「火花」又吉直樹※今回は脱線しまくりです(^ ^)今回もかな? 著者の又吉直樹さんはピースというお笑いコンビのボケ担当です。相方の綾部さんは熟女好きで知られ、今はニューヨークで何かしているみたいです(^^)英語も得意とは言えない中、単身ニューヨークに渡る勇気

  • 人が死ぬのに青春小説「疾風ガール」誉田哲也

    「疾風ガール」誉田哲也 誉田哲也さんは警察小説のスペシャリストですが、結構青春小説を書いています。「武士道シックスティーン」シリーズは高校剣道の話です。タイプの違う2人の女子高生が剣道で戦います。映画化もしていて、剛の剣道の使い手は成海璃子さんが、柔の

  • このミス大賞作品は粒揃い

    「勘違い 渡良瀬探偵事務所・十五代目の活躍」猫森夏希 「次に読む本が見つからないよー。どうしたらいい?」「そんなあなたに!はい、このミス大賞作品!!」CM風にきめてみました(๑>◡<๑)僕のブログでは何度もこのミス大賞作品が登場しています。僕の本棚には宝島文

  • 「僕の人生には事件が起きない」岩井勇気

    岩井勇気さんのコラムは何度かYahooニュースで読ませていただきました。組み立て式の棚の話と同窓会での嫌な奴の話でした。特に同窓会の話は面白く、あっという間に読めてしまったので、これは何文字だ?と疑問感じ、調べたことを思い出しました。ちなみにですが、僕の書

  • 声が出るほど驚いた小説「出版禁止」長江俊和

    「出版禁止」長江俊和長江俊和さんの本はとてもずるいです。読む前から面白いのが分かりきっているのです。もちろん個人差はあるのでしょうが、ノンフィクション系が好きな方は楽しめること間違いなしと言ってよさそうです。ミステリーマニアの方にもおすすめですが(≧∀

  • その池の水、全部抜いていいの?

    「外来生物大集合!おさわがせいきもの事典」 加藤英明 監修 始めにタイトルに対する僕の答えですが、池の水、抜いていいです(^^)最近はタイトルに変化をつけるのが僕のブームなのです。池の水は抜く必要があるのでしょうし、きれいな水の方が中の生き物たちやそれを

  • 「午後の恐竜」星新一

    僕の価値観を支えてくれた作品は数多くありますが、パッと思い付くのは「地獄先生 ぬーべー」、「アウターゾーン」、そして星新一さんのショートショートの小説です。うち2つはマンガですね。最近の悩みはマンガを読むタイミングがわからないことですが、昔は好きだったので

  • クレイジーガールの「勝手にふるえてろ」綿矢りさ

    綿矢りささんに書くのは2度目ですね。前回は「インストール」について書いたはずなのに、なぜか鬼束ちひろさんを紹介するというクレイジーな記事を書きました。つい、引っ張られてしまったようなのですが、綿矢りささんは僕の中でクレイジーガールのNo. 1なのです。ちなみ

  • 動物園でダイエットと続 ざんねんないきもの事典

    「続 ざんねんないきもの事典」今泉忠明 監修 女性の方にとって、ダイエットとは常に身近にある、嫌なもの、もしくは取り組まなくてはいけない課題のように思います。男性の方はダイエットというと筋トレに走りがちで、上手くいくとモテ期がくるみたいです。父は50を過

  • 「きらきらひかる」江國香織

    本書は変人の僕から見てもいびつな形の三角関係の物語です。変わった形の夫婦が主人公なのです。でもとても「自然な夫婦」だとも思いました。しかし、本当のところ僕は、本当に自然な夫婦だと思っているのか、思いたいのかはよく分かりません。複雑な気持ちなのです。き

  • アドラー心理学は世界を救えるか

    「嫌われる勇気」 岸見一郎 古賀史健 大仰しいタイトルをつけてしまいましたが、心理学で世界を救うのは無理です。この世には心理学を知らない人の方が多いし、流派なるものが存在して心理学者同士でも争いがあるからです。しかし、ものの見方を少し変えるだけで変わる世

  • 超能力バトル

    「愚者のスプーンは曲がる」桐山徹也 本書は「スマホを落としただけなのに」と同じ日に発売されました。もし、発売日が少しでもズレていたのならば、もっと有名になっていただろうなと思う一冊です。本書はずーっと嘘の物語です。もしくはすべてが本当なんだけど本当かど

  • 「レッドスワンの絶命」綾崎隼

    副題 赤羽高校サッカー部 僕の高校は僕の代で閉校だったので、後輩はおらず、部活もありませんでした。しかし、昼休みと放課後のサッカーは盛んに行われていて僕はほぼ皆勤賞でした。顧問の先生はおらず、汗だくになってボールを追いかけるだけでしたが、とても楽しか

  • 「私の存在が空気」中田永一

    特殊能力っていいですよね。そんなことを常日頃、時には数時間考えてしまう僕ですが、本書でついに欲しい能力を見つけました! 本書は6編からなる短編集ですが、どの話にも不思議な能力や不思議なアイテムがでてきます。それらは特に詳しい説明がなされていません。何

  • じゃあどこでキスをするのだろう?

    「横浜ではまだキスをしない」樋口有介 僕は一時期横浜に住んでいました。横浜はとても良いところでした。中華街は食のテーマパークで、みなとみらいには遊園地があります。動物園や水族館も豊富です🐢専門学校へ通うための一人暮らしでしたが、ときどき横浜国立大学に

  • 綿矢りささんについてだが、時々鬼束ちひろや神木隆之介くんが出てくる

    「インストール」 綿矢りさ 今回は問題作になりそうですが、勢いで書き上げています。「インストール」の小説は20年近く前に読んだのですが、当時の僕には難しすぎてあまり理解できていませんでした。それでも雰囲気の良い小説だったなぁという印象だけが残っていて、今

  • 昔話の裁判員裁判に参加してみました②

    「昔話法廷 season2」 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班 編オカモト國ヒコ 原作  イマセン 法律監修 ※この記事では僕がふざけたことを書いているように見えるところもあると思いますが、僕は大まじめなやばい奴です。裁判に対する見解ではふざけません。それを念頭において

  • 「屍人荘の殺人」今村昌弘

    先に本書を読んでいた兄に感想を聞くと、急にド直球のネタバレが飛んできました。「館で〇〇〇が出てくるんだよ」とさらりと衝撃的な一言です。その一言が本書を読むきっかけになりました。 様々な欲が満たされて大満足な一冊になりましたが、どうやらこの本はネタバレ

  • 「陽気なギャングの日常と襲撃」伊坂幸太郎

    陽気なギャングたちについては以前に紹介したばかりですね。本書はそれの第2弾です。僕はこちらの方が好きな作品なので、今回は内容をたっぷりと書いていきたいと思います。

  • 「カフーを待ちわびて」原田マハ

    冒頭から物語に引き込まれてしまいました。《いつもの昼のまどろみの中で、友寄明青は確かにその音を聞いた。》原田マハさんとは本書で初めましてですたが、なぜかこの一文から筆者はとても素敵な文を書くだなという予感がしました。実際、その予感はあたり、最高の恋愛小

  • 詩的な表現のタイトル「ため息に溺れる」石川智健

    ため息に溺れる、とても詩的な表現ですね。まず、嫌な匂いを想像してしまう僕の口は、きっと臭いです。ミンティアは必需品ですね。関係ない話の2連発ですが、僕は背泳ぎができません。もし海で背泳ぎをしようものなら、すぐに溺れて即座にライフセイバーの方が助けに来て

  • 目には目を歯には歯をってなんか嫌だな

    「ジャッジメント」小林由香目には目を歯には歯を、とはよく聞く言葉ですね。その考え方は「やられたらやり返す、倍返しだ!」とは対極をなすものです。目をくり抜かれたのなら、そいつの目をくり抜きましょう。歯を取られたのなら、そいつの歯を取ってやりましょう。とい

  • 小説に学ぶ恋愛テクニック(男性向け)

    本が友だちで知られる僕でも女友だちはいます。心優しき彼女たちはごはん代の代わりとばかりに恋愛について語ってくれます。ちなみに財布はいつも家に忘れてしまうみたいです。ドジっ子ですね^_^彼女たちはどんな男に惹かれるか教えてくれます。もしかしたら小説の登場人

  • 今日は猫の話をします。もちろん本の話もしてます。

    「猫は聖夜に推理する」柴田よしき副題 「猫探偵正太郎の冒険②」 今日は猫にまつわる切ない話を2つします。僕の実家では2匹の猫を飼っていました。「くま」と「トラ」という名前です。猫なのに犬猿の仲のメス猫です。彼女たちは十数年に渡り、生活を共にし、癒しを与

  • 女同士に友情はあるのか?

    「誰にも言えない」丸木文華本書は表紙から見ていただきました。かわいい女の子が4人で寝そべっていますね。この物語ではこの4人がコテージに泊まり、1人ずつ秘密の話をしていきます。とても和気あいあいとしてて、秘密の恋なんかの話でもするのかなぁ、これで女心を研究

  • 一番好きなドラマと小説について書きます。

    「雨と夢のあとに」柳美里早速ですが一番好きなドラマのタイトルと小説のタイトルは一緒で「雨と夢のあとに」です。著者は柳美里さんです。2005年に発行されて同年にテレビ朝日でドラマ化、奥田美和子さんが同じタイトルで主題歌を出しています。この曲もとてもいいです。

  • 今回は怖い話をします。

    どんな仕事だよってツッコミが入るかもしれませんが、僕はときどき子どもに怖い話をしていました。そのときはこの話をします。 これは僕の父が50年くらい前に小学校で経験した話なんだけどさ。当時は今みたいに学年にひとクラスしかないよって学校はなくて、父さんは一

  • 「殺戮にいたる病」我孫子武丸

    いつかは書かなきゃなと思っていたら憂鬱な気分になりました。ミステリー好きならば、最高と評するかそれとも特長を認めつつも誉めることはできない作品となることでしょう。本書は「十角館の殺人」と同じくらいの衝撃を放ち、後世まで残るであろう小説です。ですが、正直

  • 「陽気なギャングが地球を回す」伊坂幸太郎

    伊坂幸太郎さんは強盗好きで有名です。思えばデビュー作の主人公も強盗でした。「チルドレン」というコメディ色の強い作品でも強盗とそれに乗じた盗みが出てきます。そして特殊能力好きでも知られています。「砂漠」ではテレキネシスの少女、「魔王」の主人公は腹話術を使

  • 心霊現象とは何か?この本に答えはなかったけど誠実に向き合っていました

    「背の眼」道尾秀介 訳のわからないタイトルですみません。本書は第5回ホラーサスペンス大賞特別賞を受賞した本書は道尾秀介さんのデビュー作です。そして「背の眼」は僕の心霊観の基礎を作ってくれました。

  • 昔話の裁判員裁判に参加してみました①

    「昔話法廷」 NHK Eテレ「昔話法廷」制作班 編今井雅子 原作  イマセン 法律監修 タイトルをユーチューブっぽくしてみました。本書は裁判員裁判を昔話に当てはめて行ったものではなく、昔話の世界には裁判があってそこで行われた裁判記録です。1時間かからずに読み終わる

  • 「天久鷹央の推理カルテ」知念実希人

    これぞ小説がヒットする黄金パターン!と煽り文から始めましたが、黄金パターンとは思ってもらえないとしても僕が大好きなパターンの一つです。それはかわいくて天真爛漫、もしくは聡明な女性とその子に振り回される男の組み合わせです。この組み合わせがあると大体面白いで

  • ピアノを使った名著、たくさん 「メディア・スターは最後に笑う」水原秀策

    ピアノを使った名作は多いですよね。「蜜蜂と遠雷」「羊と鋼の森」「さよならドビュッシー」、個人的におすすめなのは「四日間の奇蹟」ですね。「四日間の奇蹟」は終始穏やかで優しい曲がかかっているかのようでした。 今回紹介したいのは「メディア・スターは最後に笑

  • うん。太った!「月曜断食」関口賢

    「月曜断食」関口賢 タイトルは太ってる!でもよかったのですが太った!が近いのでしょう。これを書いている日、僕の体重は63㎏までいきました。身長は163㎝、BMIは23.7、体脂肪率は22%でした。ちなみに体脂肪率計は10年ほど前に買ったやつなので正確性を疑っています

  • 「噂」荻原浩

    人が他人について話すのが噂ですが、その内容には少しばかりの興味を抱いてしまいます。あと気になるのはなぜ、この人(他人の噂話をしてる人)は噂話を僕に聞かせるのか。色んな仮説を立て考えますが、他人のことを悪く言う人はきっと僕のことも悪く言ってるんだろうなと

  • 「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」浜口倫太郎

    本書は読みやすさでいったらトップクラスかもしれません。読者の煽り方がものすごい上手いのです。映画の公開よりちょっと前に発売された本書では帯や表紙により、殺人犯役を藤原竜也さんが演じることを知っています。イケメンが殺人犯で刑事を挑発しまくる映画、裏に何か

  • 言葉の受け止め方について(カエルの楽園を考えた)

    言葉の受け止め方について(カエルの楽園を考えた)「カエルの楽園」 百田尚樹 本書はカエルたちの人生を描いた優れた寓話だったのですが、モヤモヤポイントがたくさんありました。結論を先に書くと寓話はそれだけで完成されていて面白いのがベストです。「はだかのおう

  • 14歳が書いた傑作「さよなら、田中さん」鈴木るりか

    「さよなら、田中さん」鈴木るりかまずは僕の自慢話です。僕の書店員時代は読書好きが皆に知られていて、文芸書担当の方から見本を渡してもらうことがありました。それは発売前に読んで、気に入ればおすすめ文やPOPを書き、気に入らなければ担当者に愚痴を聞いてもらう仕事

  • 二歩前を歩く者の正体とは

    「二歩前を歩く」 石持浅海 これは僕のベストミステリーとして紹介します。僕は短編が好きなのと動機の解明にばかり頭を使っています。そのどちらも本書は十二分に満たしてくれるものでした。六つの話から成る本書は、どれも不思議なことが起こります。

  • パニック映画ベスト3とゾンビ小説の話少し

    「不死症 アンデット」周木律 「不死症」は不老不死人間の行く末の話です。ざっとまとめるとゾンビものですね。今回はたくさんの死者が出てしまう=パニックものとして、お話させていただきます。もちろん本の話もしますが、まずは僕が好きなパニック映画ベスト3を紹

  • 女子の飲み会ってこんな感じなのかなぁ?

    「野良女」 宮木あや子 宮木あや子さんは「校閲ガール」で有名ですね。僕はドラマの第1回を観たのですが、途中で観れなくなってしまいました。よく発動してしまうリアリティセンサーのせいではなく、与えられた仕事に文句を言い、上司にも楯突く石原さとみさんを観たく

  • 女性向けエッセイ 5選

    今回は女性向けの本を5冊集めました。この記事で僕と初めましての方がいたらドン引きな内容かもしれませんが、僕は恋愛小説やスピリチュアル本も好きなのです。

  • 最恐のドンパッチ「ゴルゴタ」 深見真

    本書は2010年に発売されましたが、重版し続けて、赤字が目立つ帯で「手加減一切なし!」と大きく書かれているものが未だに売れ続けている本です。そこには国家VSたった独りの日本人ともあることから、僕は勝手にリーガルミステリーを想像していました。章の始めには聖書の

  • 「死神の精度」伊坂幸太郎

    「死神の精度」は恋愛シーンで1番好きなセリフがあったので、書きたくなりました。死神といえば僕の尊敬する先生である地獄先生ぬーべーの魂を持って行ったことで有名な存在ですね。死神に会うと死んでしまうイメージがあります。でも伊坂幸太郎さんが書く死神は愉快で憎

  • 「最後の証人」 柚月裕子

    感涙必至のリーガルミステリーの紹介です。本書は佐方貞人シリーズとしてドラマ化もしています。あのドラマもとても良かったです。主演は上川隆也さん。落ち着いた演技と渋い声が検事にぴったりな感じがしました。ドラマ2回目の「検事の死命」は痴漢事件を扱うものでした

  • 読書の夜にぴったりな曲(バッハの旋律を夜に聴いたせいです。)

    (出典 renote.jp) サカナクション 郎はインタビューで、ひねくれたこと・いい意味でふざけたことをやりたく、バンド名にはあまり用いられない「サカナ」を入れ、変化を恐れずにやっていこうという意味をこ

  • メンヘラの話「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」 本谷有希子

    本書は今までで1番ジャンル分けが難しかった小説です。ウィキペディアにはブラックコメディとありましたが、僕はホラーとしました。もしくは恋愛が近いのではないかと思います。本書は映画化されていて、ツタヤで手にとっては元の場所に戻してしまうランキング第1位です

  • 正義とは何か?

    「バビロン Ⅲ-終-」 野崎まど 現在では3巻まで出ているシリーズの紹介です。3が特におもしろかったので、まだ完結していませんが書きたくなりました。と言っても3巻が発売されたのは2018年なので、4巻が発売されるかどうか不安になってきました。アニメ化はし

  • 「レインツリーの国」 有川浩

    有川浩さんについては嫌な思い出が2つあります。さっそく苦い話でごめんなさい。当時荻原浩さんにはまっていた僕は友だちに「ありかわひろしって男っぽい名前だけど女性作家なんだよ」と自慢げに言ってしまい、注意されて恥をかいたことが1つです。あと片想いしていた女の

  • 恋愛ミステリーといえば「カササギの計略」 才羽楽

    恋愛ミステリーでは「イニシエーション・ラブ」が有名ですが、僕の中ではこれが一番です。恋愛ミステリーはイチャイチャ部分が楽しく、謎解き部分にも愛があります。すこし厄介なのが、バッドエンドの可能性があることです。以前も書いた気がしますが(書いてないかも)僕は

  • 天狗の正体はあいつ「TENGU」柴田哲孝

    先日読書会に参加して皆がビジネス書を紹介してるなかこの本を紹介してきました。「この本の犯人は天狗なんです。鼻が赤いほうじゃなく烏天狗の方です。天狗の正体がとてもリアリティがあって面白いんですよ!」と訴えて少し興味を持っていただいた、と思い込んでいます。今

  • 飛行少年たちの物語り・非行じゃないよ

    「少年少女飛行倶楽部」 加納朋子本書は高校生たちの部活動の話です。僕は中学生のときは野球部、高校生のときは昼休みサッカークラブでした。高校は部活動がないようなところだったのです。世の中いろんなマイナーな部活があろうとも(ちなみに帰宅部はメジャーな部活です笑

  • 山田悠介さんについて

    「神様のコドモ」 山田悠介※今回はたくさんの山田悠介さんに対する悪口みたいなものが出てきますが、僕は山田悠介さんを尊敬しています。それが伝わればなによりです。

  • 僕とぼぎわんとの戦い「ぼぎわんが、来る」 澤村伊智

    映画の予告で本書はホラー小説と知ってました。しかし、本を買うときに背表紙を読まない最近の僕は本書がミステリーである可能性も視野に入れて読み始めました。角川ホラー文庫には警察ミステリーも多いですから。ですが、本書は違いました。得体のしれない化け物であるぼぎ

  • 「マザー・テレサ 愛と祈りのことば」マザー・テレサ 渡辺和子 訳

    始めに言っておきたいのは今のところ僕は特定の宗教を信仰してはいないです。ただ僕の尊敬する人はマザー・テレサです。僕も彼女のように人が1番大変なときにそばにいて支えてあげられるような人になりたいです。

  • 「ちょっと今から仕事やめてくる」 北川恵海

    早めに言っておきますが、僕は今の仕事をやめる気はありませんよ。今の職場は働く人も職務内容もまったく不満はありません。通勤に90分はかかるものの、電車はたまに座れるのでよい読書タイムにできています。 さて本書は角川メディアワークス文庫から出ています。ラノベの

  • 「十角館の殺人」 綾辻行人

    言わずと知れた本格ミステリーの最高峰!もう置いていない書店はないくらいの大ヒット小説です。僕の中ではこの一文がすごいランキングの第1位です。(このランキングがいつか権威をもつように頑張ります!)

  • 青春ミステリーのNO.1は「屋上ミサイル」

    「屋上ミサイル」 山下貴光僕はこのブログでは数多くの「このミス大賞」作品を紹介してきましたが、僕の中では本書がNO1このミス大賞です。僕に青春ミステリーでオススメはなに?と聞かれれば、すぐに本書が出てくるのですが、山下貴光さんはあまり有名な著者ではありません

  • 「龍神の雨」 道尾秀介

    皆さまの応援のおかげで本について書くというブログはなかなかに続いています。読んでくださった方、本当に感謝しています。最近では何が面白いのかを考える日々が続いています。自問自答の日々ですね。答えは出ないので皆さまの意見がとても貴重になります。たまにでいいの

  • 熊には気をつけて(熊の出てくる小説3つ)

    ぶたぶたシリーズに今頃ハマってしまい、何故か熊について書きたくなりました。熊って不思議な動物ですよね。ヒグマは恐ろしい。プーさんはかわいい。シロクマは動物園のスターです🧸熊園では熊同士の小競り合いに客が目をキラキラとさせています。

  • タニハピ行こうぜ!「タイニー・タイニー・ハッピー」 飛鳥井千紗

    本書は王様のブランチで紹介されてヒットした、飛鳥井千紗さんの出世作です。飛鳥井千紗さんとは「学校のセンセイ」で初めて出会いました。「学校のセンセイ」は学校の先生と恋をするラブストーリーでした。モデルのツィッギーを扱うあたりが新鮮で好感が持てたのを覚えてい

  • ほとんどぶりっ子のはなし(本編にぶりっ子は出てきません)

    「もういない君が猫になって」 梅原満知子本書は表紙に惹かれて買いました。女の子だけでもかわいいのに猫もいたら最高ですね。猫は究極のぶりっ子です。誰が見ても、どこの角度から見てもかわいいです。昔はトラという虎猫を飼っていました。トラはお腹が空くと母の足を噛み

  • モテ本を集めました。(モテるための本5選)

    今回は男性向けのお話をします。僕はモテたい気持ちが溢れすぎてモテ本を集めたことがあります。書店員時代にはモテ本コーナーの特設台に置く本を選定したことがあります。闇歴史ですね。でもモテたいという気持ちが物事の動機として深く根付いて社会は成り立っているのだと

  • 「WOLF ウルフ」 柴田哲孝

    動物パニックものはとても好きなジャンルです。以前に柴田哲孝さん著の「TENGU」について書きましたが、これは犯人の正体を人に言いたくなるランキング(僕が作ったランキングです)第1位でした。TENGUでは道平という記者が主人公でしたが、道平は有賀雄二郎というルポライ

  • 「忍びの国」 和田竜

    本書は大野智殿が大将で映画化も果たしまして候。とても愉快なり。褒美を与えたもう。と無理矢理に昔の言葉を使おうとしても学が無いのがバレるだけですね。今回は初めて時代小説について書きます。正直、この分野には苦手意識があって、今までは宮部みゆきさんの「本所深川

  • 「砂漠」 伊坂幸太郎

    僕の中で青春小説といえばこれです!ミステリー要素あり、敵との戦いあり、友情・恋愛物語あり、ギャグあり、そして超能力ありです^_^そのどれもがとても魅力的に描かれている様はとても感動的です。つまらない話しかしないはずの学長の話も有り難く思えるから不思議です。で

  • 「ケモノの城」 誉田哲也

    これは実話を基にしたフィクションです。とは書かれていないのだが、北九州で起こったあの事件のことだとはすぐにわかった。北九州監禁殺人事件はたくさんの被害者を出し、今なお真相が明らかになったとは言い切れない。語るに恐ろしく、あまりにおぞましい事件なので、ここ

  • もはやエロ本「誰も僕を裁けない」 早坂吝

    カテゴリーをミステリーとしましたが、付け加えるとしたら官能です。僕はオープンなエロではないので、官能小説を◯冊持っているなんて書けません。草凪優さんや沢里裕二さんが好きなんてバレたくありません。はっ!ごほっごほっ、一段落目はなかったことにしてください。

  • いじめ ダメ 絶対!3選(管理人から提言の長文)

    今回は僕の考えから始めます。いじめ問題についてです。タイトルでも使っておいてなんですが、いじめという言葉はできれば、使いたくないです。これは大人が作った言葉で最近になってようやく定義付けがなされた言葉です。教室で起きている一件一件の事案を見ると、どこにも

  • 「月の扉」 石持浅海

    本書は僕が尊敬する作家である石持浅海先生の出世作です。石持浅海先生とは違う作品で出会ったのですが、まさかファンタジー系も書けるとは思ってもみませんでした。

  • 一癖のある恋愛小説 5選

    今回は設定に工夫のある恋愛小説を集めました。今のうちに言っておきたいのは、ややこしい設定があるものはちょっと疲れてしまいます。「コーヒーが冷めないうちに」は5つのルールを覚えようと頑張りすぎて疲れてしまいました。恋愛小説を読むときは難しい設定なのに上手く着

  • こんな本屋があったら毎週通いたい

    「金曜日の本屋さん」 名取佐和子今日は僕がこんな本屋にいってみたら。のお話し。

  • 「放送禁止」 長江俊和

    皆様は放送禁止というドラマを知っていますか。深夜砂嵐を1時間眺めていると画面に自分が映り、それは段々と年老いていき、最後には「お前は〇〇〇〇年〇月〇日、〇〇で死ぬ」とだけ話し、また砂嵐に戻ります。そこまでを最後までみていた人は、 とても暇人なのでした。

  • 建築による呪い「弔い花 長い腕III」 長岡草志

    以前に「家と呪い」で紹介した「長い腕」の第3弾です。「長い腕」は建築によって呪いをかける近江敬次郎の復讐を島汐路(しましおじ、女性です)がとめるといったストーリーです。建築による呪いはとてもリアリティがあります。最近の研究によると、人はストレスで病気にな

  • 家と呪い(例えばこんな怖い話)

    「長い腕」 川崎草志 怖い話をするときの僕の基本的なスタンスとしては「ヤバイ人が一番怖い」です。今回は本書のキーワードと合わせて書いてみたいと思います。本書のキーワードは3つありまして、その内の2つが「家」と「呪い」なのでまずはそこから書いていきます。怖い

  • 最恐の動物パニック「MAMONO マモノ」 柴田哲孝

    柴田哲孝さんは僕の大好きな作家さんです。もしかしたら1番好きかもしれません。作風としては新聞記者が書く動物パニックです。実際にあった事件も扱いながらフィクションとして、壮大な世界のエンターテイメントに仕上げます。卓越した取材力と筆力で物語に抜群のリアリティ

  • あっと!驚くトリック3選

    このトリックがすごい!小説を3つ集めました。本自体にしかけがあるもの、もう見えているのに気づかなかったもの、などなど、少なくとも僕は驚いたトリックがあったものたちを紹介します。

  • 「アヒルと鴨のコインロッカー」 伊坂幸太郎

    僕が一番好きな映画の原作です。ツタヤで毎年のように貸し出しランキングに入ってたりもします。もうセリフを覚えちゃうくらい観ました。「さんはいらない。その方が親しく見えるだろ」とか「広辞苑を盗まないか」とか「裏口から悲劇は起こる」とかはいつか日常で使いたいセ

  • 「岸辺露伴は叫ばない」 アンソロジー

    本書の主人公はスマホで「きしべろはん」と打つとちゃんと「岸辺露伴」と漢字で出てくるほど、有名なキャラクターです。そう、ジャンプで大人気だったジョジョってマンガのことだよおぉぉぉ!!!ジョジョを知らない人にもよおぉぉ、岸辺露伴を伝えるのが僕の役目だろぉがよ

  • 例えばこんな動物本の楽しみ方

    「できなくたっていいじゃないか!」 監修 佐藤克文副題「あきらめたいきもの事典」 今まで動物本をたくさん紹介してきましたので、今回は僕の動物本の楽しみ方を紹介したいと思います。ポイントは大きく分けて3つです。妄想話が続きますが、僕は自称普通の人間なので、希

  • お金のためならば、何ができますか?(銭ゲバと好きな曲紹介)

    みなさんこんにちは。こんばんわ。ノブです!お気に入りのユーチューバーのあいさつを丸パクリしました(笑)まったく本編と関係ないのですが、僕はブックチューバー(本の内容の動画配信者)のベル様を崇拝しています。まあベル様のあいさつは「みなさんごきげんよう。ベルで

  • 「悪人 下」 吉田修一

    さて、続きです。幕間で考えたところ、登場人物を深めていったら、本書の味が濃くなるのではないかと思いました。ここからは主要登場人物を1人ずつ書いていきます。ここからはネタバレが多数あります。

  • とある営業マンとの攻防(「悪人 上」)

    「悪人 上」 吉田修一 吉田修一さんはミステリ作家としてもトップランナーですが、僕は「女たちは二度遊ぶ」で出会いました。こちらは女性の機微を的確でいて、情緒的に描いた名作でした。吉田修一さんは人を書くのが天才的に上手いと感じました。しかし、「悪人」はそれを

  • 春の訪れは「相棒」で

    「杉下右京の事件簿」 碇卯人 まだまだ寒いものの春が近づいてきました。分かれと出会いと桜。そして相棒の終わりが近づいています。ドラマは毎年、相棒が楽しみです。皆様は歴代の相棒では誰がお好きでしょうか?寺脇さんという意見が多い(僕調べ)中、僕は断然、ミッチー

  • 大島優子さんと映画「てけてけ」最後に「悪の教典」

    「悪の教典」 貴志祐介 今日のタイトルだけ見ると書籍は一切関係ないですね。今回紹介する書籍は「悪の教典」ですが、大島優子さんと悪の教典は少し、関わります。いや、関わらせます。なのでしばしお待ちいただいて、先に大島優子さんと彼女が主演の映画「てけてけ」につい

  • 過去一番で怒りが湧いた小説

    「イノセント・デイズ」 早見和馬 本書の帯には「衝撃で3日間寝込みました。」と書いてありましたが、僕は怒りで3日間はぷりぷりしていました。やるせないというかなんというか、死刑になった幸乃がとても許せなかったのです。そんな時には本書のことを語って聞いてもらうの

  • 「桜のような僕の恋人」 宇山圭佑

    僕が書店で働いていたときロングセラーだったのが、本書でした。もう毎週のように集英社文庫の営業の方が、お店に来ては本書の素晴らしさを伝えにきました。根負けした僕は、大量に取り寄せたところ爆発的なヒットはしませんでしたが、少しずつ売れ始め、定番商品となりまし

  • 読書感想文を横山秀夫さんで

    「誰でも書ける最高の読書感想文」 斎藤孝「影踏み」 横山秀夫 新しい試みですが、読書感想文の書き方を斎藤孝先生に教わった僕が、「影踏み」についての感想文を書きたいと思います。上手くできるか分からず震えているのは、当時夏休みの宿題で読書感想文をだされた時のよ

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