花より男子の二次小説。つかつくメインのオールCPです。
Re: notitle 52見守る。信頼があれば、出来ること。自分を信じてくれる人がいると、思えること。「彼はもう何も知らない、こわがるだけの子どもじゃないんです。大人で、責任を持って自分のことは自分で決めて実行出来るんです。親として、職場の上司としても心配するのは分かります。でも、その人が何歳であっても、自分のことは自分で決める権利があるんです。だからと言って、何でもかんでも一人で決めて良いわけでもないですけ...
Re: notitle 51「メープルホテル& DJリゾートグループ」代表取締役社長。これが、道明寺 司の肩書き。日本に限らず、世界各国で「メープルホテル」を経営し、そのリゾート開発については環境を第一に、開発に伴う環境破壊問題にも真摯に取り組んでおり、「環境共生型リゾート」を主軸とした開発を行っている。自然をそのまま出来る限り残し、地元に根付いた文化的特徴を大切に尊重しつつ、滞在を通してその土地に合った様々な...
Re: notitle 50手を繋ぐ。それは、性別に関わらず幼稚園児にだって簡単に出来るだろう接触。初めはそれすらも出来なかったミドウさん。「そ、れは、牧野さんから?それとも、司から……?」「前回お会いした時は彼からでしたけど……」こうして会いに来るからには、ある程度は、あたしのことを調べているだろうと思っていたけど、流石に会っている間のことを調べるなり何かしなかったのだろうか。あの喫茶店では、会うたびに手に触れる...
Re: notitle 49その料亭「楓」は門構えから凄かった。語彙力を失うほどに、圧倒的。この料亭はHPがあり、外観も内装も料理の一例もギャラリーで見ることは出来る。でも写真と実際に見るのとではこんなにも違う。夜の暗さと、それを照らす明かりが更に陰影を深く見せ、その荘厳とした佇まいに圧倒される。会長とお姉さんのあとに続いて、その門を潜って石畳の道を進んだその先にあったのは木造二階建て寄棟造りの建物。これは、築何...
Re: notitle 48ミドウさんは、道明寺 司。分かってた。あの素顔を見た時から、この人はあたしと違う世界を生きてきた人だと、だから、いつかの未来なんて夢を見たらいけないと。突然訪ねてきた、道明寺財閥の会長に用件を問えば。「あなたが、アプリを通じて会っていた男性のことで」こんな小物相手に神妙な顔で話し始めた会長だけど、やはり身構えてしまう。だって、大財閥の会長が一介の会社員に畏まって、わざわざ息子の話...
Re: notitle 47今日も一日、何事もなく恙無く。いやいやいや。なにごとがあったし、つつがないとか、ありえないでしょ。仕事だけはキチンと熟す。仕事とあたしのプライベートは関係ないし、それが自分の人生を揺るがしかねないようなことだったとしても、上司や同僚たちにはどうでもいい話。そう思ってたのに、今週は小さなミスの連続で。情けない。全然キチンとなんて出来やしない。ふとした瞬間にぼぅっとしてしまうことが増えた...
Re: notitle 46「……は?お前ら、いま何て言った?」「クシマ ツキノと、会って話をした。彼女は、お前の本当のことを知っていた。そう、言ったよ」彼女の部屋で過ごしたあの日から、ニヶ月は過ぎているのに一度も会えていない。今まで仕事だったり体調が悪かったりで一ヶ月会えないこともあった。でも今回は違う。明らかに避けられているような、そんな気がする。心当たりがないわけではない。あの日に彼女の住む部屋で、彼女...
Re: notitle 45部長には全てを話した。あたしのプライベートな話ではあったけど、やはり誰かに聞いてもらいたかった。出会ったきっかけから、進にも優紀にも話せなかったミドウさんの本当の姿を知ってから、あたしの部屋で一緒に過ごしたあの日のことまで。「はぁ~、なるほどね……」「本当に何でこんなことになったのか、私もまだ全部を受け入れられなくて。でもまさか部長まで巻き込むことになるとは思わなかったので、本当に迷惑...
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