7月1日正午、米上院は、トランプ米大統領の主要政策を盛り込んだ「大きくて美しい法案(OneBigBeautifulBillAct)」を可決した。採決は前日から続いた票決マラソン(vote-a-rama)の末に行われ、賛否同数の50対50となったが、J.D.副大ヴァンス統領が決着票を投じ、法案成立が確定した。共和党のランド・ポール、トム・ティリス、スーザン・コリンズの3議員は、反対票を投じた。一方、リック・スコット、ロン・ジョンソン、ジョシュ・ホーリー、リサ・マーカウスキーら、当初慎重姿勢を示していた議員は、最終的に賛成に回った。中道派の間では、メディケイド(低所得者向け医療保険)への削減幅が大きすぎるとの懸念があったほか、財政保守派からは「歳出削減が不十分」との批判が出た。【続きはこちら】「大きくて美しい...「大きくて美しい法案」米上院で薄氷の通過下院で波乱も