「あの人何考えているんだろうね」 京都は向日市の来迎寺さんで、 好例?の「みんなの食堂」があった。 オレは相変わらず、テイクアウトだ。 他の人たちは、本堂で和やかに食事される。 食事を手渡してくださったのは、 いつもの女性だった。 「すみません。ありがとうございます。」 オレは言ったが、なんか少し「間(ま)」 があった。 オレの「言葉」を待っていたのか、 年末の「挨拶」を待っていたのか、 明日の「カレー食堂」で再び会う ことでなにかの「言葉」を待ったのか、 それはわからない。 オレはその「間」をスルーして帰った。 「ミステリアス」 そんな野郎を目指していた時期もあった。 それで、敢えて無口でい…