岩手県盛岡市で塾講師をしている筆者が、子どもと接していて感じていること、伝えたいことを記事にしたブログです。小中高校生はもちろん、親御さまにもぜひ知っておいてほしいことばかりをまとめています。
勉強を始める「前」の子に特に読んでほしい記事です。 「勉強」ってそもそも何だ?から、「マンガやゲームはやっちゃダメなの?」「やる気が出なくて」など、 「子どもと実際に接し、生の声を聞いているからこそ言えること」を記事にしています。 どうぞよろしくお願いいたします。
国語の勉強のしかたって、 結局よく分かんなくない? とてもよく聞く言葉だし、 生徒から聞くたびに 「あぁ、自分も昔はよくわかっていなかったなぁ」 なんてことを思い返します。 何を隠そう、 わたくし、専門は国語でございます。 というわけで、 「国語の勉強」をテーマにした記事も少しずつ更新していこうかなぁと思っています。 全部で何回になるかは不明。 不定期で、書きたいことを少しずつ書いていく感じでやっていければと思います。 ーーーーーーーーーーーー 私自身、国語に関しては、 中学生くらいまで特に勉強した記憶がないんですよね。 さすがに高校の古典はやりましたけど。 「勉強を頑張った」というよりは、 …
毎日10時間勉強して、有名な大学に合格した。 いつまでに何をやるかを決めてから勉強をはじめたら、とてもよくはかどった。 目標があったから、折れそうになったときにも力が湧いた。 学校で、塾で、テレビで、本で、インターネットで、 こんな体験談を聞いたことはありませんか? または、自分自身で実証されてきた方もいるでしょう。 勉強時間は、長ければ長いほど効果がある。 計画を立てながら勉強した方がいい。 志望校や目標は、早めに決めていた方がいい。 いまや勉強の常識、「あたりまえ」です。 かつて私も、授業の中で、 「勉強ってこういうものだよ」 「こうすれば、効果があるよ」 という勉強の常識、「あたりまえ」…
ブログを始めて3週間ほど。 勝手もわかってきて、少しずつ、 読んでくださる方、 星を投げてくださる方も増えてきました。 本当に、ありがとうございます。 「小中高生が・・・」と銘打っているこのブログ、 読者の方のほとんどは、 お父さん、お母さんなんですよね。 それだけ、 「教育」や「学習法」について熱心に研究されている 親御さまが多いのだなぁと。敬服です。 子どもにとってよりよい学習とはなにか。 「これでいいのかなぁ」 「こうすれば、もっとよくなる気がするけど」 「どうすれば子どもがその気になってくれるのか」 など、探り探り、試行錯誤を重ねていらっしゃる方も 多いのではないでしょうか。 教育の世…
今日は、 私が講師として授業で使わないようにしている NGワードの三つ目を紹介したいと思います。 一つ目と二つ目はこちらからどうぞ。 一つ目 二つ目 NGワードの三つ目は、 「100点!?すごいね!」 これも、「単体では」使わないようにしている言葉です。 なぜでしょう。 それでは今日も、よろしくお願いします。 ーーーーーーーーーーーー 例によってこのような声がけも、 以前の私は息をするように自然に乱発していました。 もちろん、「褒めている」という意識で。 他にも、 「評定5か!すごいじゃん!」 「この問題できるんだ!素晴らしい!」 こんなことも、よく口にしていましたね。 100点取った、評定で…
今日は昨日に引き続き。 昨日の記事 私が授業で生徒に接するときに、 「これだけは絶対に言わないようにしよう」と決めている NGワードの二つ目を紹介していきます(全三回を予定)。 それは、 「ここ、テストに出るぞ」 誤解のないように断っておきますが、 決して「テスト軽視」ではありません。 そして、正確には、 「このセリフ単体では」絶対に使わないという意味です。 この言葉って、 マンガとかでもよく学校の先生が言っているなぁ っていうフレーズですよね。 それだけ、 「先生が言ってそう」みたいな イメージも強い言葉だと思います。 そしてこれもまた、 私自身、以前は当たり前のように使っていました。 けど…
本日は、NGワードを紹介します。 私が授業で生徒に接するときに、 「これだけは絶対に言わないようにしよう」と意識している言葉です。 その一つがこれ。 「わからないところある?」 子どもに勉強を教えることは、塾の先生の仕事の一つです。 生徒からの質問にも、当然対応します。 わからないところは、わかるまで教えよう。 とても大事な心がけです。 私も、 「質問して解決するのはいいことだよ」 「わからないことがあったらどんどん聞いてね」 講師を始めた当初は、 当たり前のように子どもに話していました。 そう言葉をかけることこそが、 「子どもがなんでも質問しやすい雰囲気をつくる」 と考えていたのです。 しか…
子ども、特に受験生と接していて、 「この子はまず間違いなく合格する」 と確信する瞬間があります。 「80点で悔しがってる。前は60点でも満足してたのに」 「お、前よりも家庭学習の質が上がってるな」 「顔つきが以前とまったくちがう。別人のようだ」 気持ちが、行動が、そして『目』が、 見違えるように変わった瞬間です。 そのような変化があった子は、 得点にもその変化があらわれる。 そして、当然のように合格していく。 ですから、 このテーマについての私の答えは、 「はい、大いに関係あります」 【確信は 以前とちがう 本気の目】 ーーーーーーーーーーーー 私は、 高校受験の成功を 「最終目標」とは考えて…
こんにちは。 本日のテーマは、【放任】と【自立・自律】です。 自主性を育てることと放っておくこと、なかなか線引きが難しい問題ですよね。 さあ、行きましょう。 ーーーーーーーーーーーー 「自主性のある子に育てたくて、 口出ししないようにしているんです。 でも、勉強せずにゲームばっかり。 宿題はなんとかやってるみたいなんですけど」 こんな悩みを抱えているのは、 中学3年生の息子を持つお母さん。 「自分で考えて動ける人になってほしい」と、 家での生活については、ほとんど子どもに任せています。 しかし、 受験生になってもさっぱり勉強する気配のない我が子。 「いつになったら勉強するんだろう」 【『任せる…
今日は、【限界】がテーマです。 行きましょう。 ーーーーーーーーーーーー 「お前の身長じゃあ、フォワードでレギュラーは厳しいって」 「お前じゃあ、あの子はムリだって」 「お前じゃあ、賞なんか狙えないよ」 「〇〇高校?お前じゃあ、ちょっと難しいんじゃないか?」 お前じゃあ、お前じゃあ、お前じゃあ、、、 『オレじゃあ』に変わったのはいつからだろう。 ついでに、『どうせ』なんてセリフもついてきた。 オレにできることをやろう。 淡々と。誰にも、文句を言われないことを。 レギュラーも彼女も入賞も、どうせオレじゃあムリなんだから。 高校は地元の西高校に行こうかな。 大丈夫、今の点数で、オレにもじゅうぶん狙…
テーマ別更新 本日は【知ること】についてのお話です。 昨日の記事はこちらから。 setfujioka.hatenablog.jp ではでは、いきましょう。 「お前最近、調子よくない?こないだのテストなんか、4点差じゃん。 負けるとこだったぜ。まあ、そう簡単にはトップは譲らないけどな」 内心ヒヤヒヤしていることを悟られまいと、 過剰なほどの平静さを装ってふっかけてみる。 最近、伸び悩んでいた友人が、急激に力をつけている。 「うん、いろいろ試してみてるんだよね。」 「いろいろ?」 深掘りしてみる。 焦りを見透かされないよう慎重に。慎重に。 「まぁ、いろいろ!次は勝ってみせるよ」 かわされた。 その…
久しぶりの更新です。 本日は少し趣向を変えて。 【賢くなること】 というテーマで書いていこうと思います。それでは。 「お前また100点とったのかよ!?すごいなぁ。 それに比べてオレは・・・。オレの方が勉強したのになぁ」 テストの結果が返ってきて、友人と点数を見せ合っています。 勉強している時間は彼よりも多いはずなのに、その差は一向に縮まりません。 「そもそもの賢さがちがうんだよなぁ。オレにはムリなんだ」 そうあきらめかけていたときのことでした。 【「また100点!? オレにはムリだ」と 思ってた】 ーーーーーーーーーーー 授業中、「あとどれくらいで終わるかなぁ」と時計を見上げた彼の目に、 不思…
「成績下がってきたなぁ」 「成績ずっと変わらない。もっと上げたい」 どうしたらいいかなぁ。 塾には、そんなきっかけで通う子が多いです。 意外なことでもないですよね。 「塾=勉強を教えてくれるところ」 あるいは、 「塾=成績を上げてくれるところ」 というイメージは、 多くの子が(親御さんも)持っていることでしょう。 もちろん、 「家だと集中できなくて」 「親の言うこと聞かなくて」 「親の仕事が終わるまでいてほしい。勉強もちょっと見てもらえれば」 なんて理由で通い始める子もいますが、 やっぱり 「成績を上げたいから通う」という子が多いです。 塾に通えば成績は上がる。 私はこの言葉に、 とても強い違…
こんにちは。 藤岡です。 所属している塾の企画 「毎日投稿 全5回」は終了しましたが、 (こちらから↓) 小中高生が「今」知っておくべきこと。 なんということだろう。 言いたいことが尽きない。 ということで、 昨日の記事【小休止】をはさんで、 今日は番外編として更新しようと思います。 今日はね、 「何を使って勉強するか」みんな決まってんのかな? って思って。問題集の話。 どうせ勉強するなら、 「使いやすい」、「使ったら成績が上がる」ものがいい。 そりゃあそう。 そんな問題集が、あるんですよ。って話。 選ぶのは苦労するんだなぁこれが。 本屋さんの【問題集コーナー】、行ったことありますか。 めちゃ…
こんにちは。 一日ぶりです。 毎日投稿が終了したところで、 本日は小休止ということで少し自分語りを。 「塾」「教育」とはいったい何なのか。 私が塾講師として働く中で、 その価値観を大きく揺さぶられた体験をご紹介したいと思います。 軽い気持ちで(という割に長くなりそうですが)、 眺める程度でお読み下さい。 ーーー 私は今の塾に勤める前の4年半、 とある塾で講師として働いていました。 学生時代は生徒会や学級委員などリーダーとしての役割を担い、 学習面ではテストの前に友人たちがわからないところを 聞きにくるほど勉強が得意だった私は、 教師や講師は自分のように(今となってはとんだ思い上がりです)、 「…
こんにちは。 5日間毎日投稿もいよいよ最終回。 これまでの記事はこちらからご覧下さい。 小中高生が「今」知っておくべきこと。 最終日のテーマはこちら。 「マンガ、ゲームは勉強の敵なのか」 「ゲームばかりしていて、全然勉強しない」 という子に特に読んでほしい内容です。 この「ゲームばかりで、全然勉強しない」という言葉、 面談流行語大賞、親部門第1位だろ。 ってくらい多い相談なんですよね。 意外!・・・でもないだろうけど。 「ゲーム」のところを 「マンガ」や「スマホ」に置き換えれば、 あてはまる家庭はさらに多くなることでしょう。 最終的には、 「ゲーム禁止!」 「スマホ没収!」 にいたることも。。…
こんにちは。 毎日投稿4日目。 「小中高生が今知っておくべきこと」 これまでの記事はこちらからご覧下さい。 過去の記事 さあ、今日も張り切って行きましょう。 早速ですが質問です。 みなさんは、 成績に、「頭のよさ」は関係あると思いますか? 私は、 関係あると思います。大いに。 同じ授業を受けて、 同じ宿題をこなして、 でもテストの点数はみんなちがう。 なぜだろう。 塾で特別な授業を受けているから? いい問題集を解いているから? ちがいます。 頭のよさがちがうんです。 「じゃあ、今40点しか取れていない私は、 生まれつき頭が悪いから、勉強してもムダってこと?」 いいえ、そうではありません。 ここ…
こんにちは。 毎日投稿も3日目となりました。 「小中高生が知っておくべきこと」 これまでの記事はこちらからご覧下さい。 setfujioka.hatenablog.jp setfujioka.hatenablog.jp さあ、今日も行きましょう。 「勉強しなさい」 「今やろうと思ってたのに。はぁ、やる気失せたわ。」 おそらく今日も、 数多くの家庭で繰り広げられていることでしょう。 息子、娘の将来を思って、 「言いたくないけど」言ってしまうお父さん、お母さん。 なんとなく「やらなきゃな」と思ってはいて、 「これが終わったら、〇時になったら」と考えていたところに 水を差される形になり、その気持ちも…
「勉強する前に知っておくべきこと小中高編」 第2回の今日は「勉強の目的」について考えていきたいと思います。 前回の記事 「そもそも『勉強』って何だ?」についてはこちらからご覧下さい。 setfujioka.hatenablog.jp さあ、早速いきましょう。 ある人は言う。 「将来いい大学、会社に入って、幸せな生活をするためだ」と。 ある人は言う。 「自分がやりたいことをやっていくため」と。 ある人は言う。 「夢を叶えるため」と。 私も考えたことがあります。 「勉強しなくちゃなぁ」 「でも、やりたくない」 「そもそも、勉強って何のためにするんだろう」 「なんのためにするのかわからないし、やる気…
7月23日。小中高生、夏休み突入。おめでとう。 このときを待っていた!・・・ことでしょう。 ひとつ、みなさんにお聞きします。 この数日、 「魔法のコトバ」 何回耳にした? これから始まる夏休み、 期待。希望。夢。自由。 こんなに楽しい気分のときにでも、 心にどんよりくら~い雲を運んでくるような、 「ある意味で」魔法のコトバ 「勉強しなさい」 ある人は全校集会で。 「夏休みだからって遊んでばっかりいないで、きちんと勉強もすること」 ある人は面談で。 「成績下がったな。もっと勉強しないとダメだぞ」 ある人は、家で。日常的に。夏休みとか関係なく。 「たまには勉強しなさい」 あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ…
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