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【本のレビュー】奈良を旅する前に読んでおいて損のない一冊『奈良の寺 世界遺産を歩く』
こんな本以前、奈良の古寺巡りにお勧めの本を2冊紹介したが、(『木に学べ』と『宮大工と歩く奈良の古寺』)より広く深く知りたい方は、『奈良の寺 世界遺産を歩く』がお勧めだ。奈良の文化遺産を研究・普及している奈良国立文化財研究所で働く研究者が、世
【本のレビュー】奈良の古寺巡りに最適な一冊 『宮大工と歩く奈良の古寺』
こんな本宮大工の棟梁、小川三夫氏が奈良の古寺の見どころを分かりやすく解説した本。1,300年前、ろくな道具もない中で寺院をどのように工夫し苦労して造ったのか、造り手からの解説を聞ける一冊。著者は前回紹介した『木に学べ』の話し手、西岡常一の弟
こんな本法隆寺と薬師寺の再建に携わった宮大工の棟梁が語った内容を文字にした本。宮大工の目線からみた法隆寺の見どころが語られ、話し言葉で書かれているため読みやすい。法隆寺に参拝する予定のある人や法隆寺の建築に興味のある人にお勧め。(薬師寺につ
【京都】変革の目まぐるしい明治期に造られた日本近代土木事業の金字塔 琵琶湖疏水
2022年の3月に以前やった電車日本一周の続きをした。その時、京都を通った時に蹴上インクラインと南禅寺水路閣、琵琶湖疏水記念館に立ち寄った。いずれも明治時代の偉業、琵琶湖疏水に関する場所だ。この時は明治時代に興味があり、何か明治時代の遺構は
京都府【旅の拾いもの】明治期の大土木事業の金字塔 琵琶湖疏水
近代日本の土木事業で大偉業として知られているものに、琵琶湖疏水がある。衰退した京都を復興させるために、琵琶湖から水を引き生活・工場・灌漑・防火用水に用い、また水力発電を行い工業を興した大事業である。当時日本ではまだ誰も行わなかった竪坑方式を
明治時代、近代化を進める日本では様々な土木事業が行われましたが、その中でも琵琶湖疏水は今日まで金字塔として語り継がれている大偉業です。その凄さを、京都の桜の名所で知られる蹴上インクラインと、京都五山の別格で知られる南禅寺の二つの有名な観光名
明治の大事業 琵琶湖疏水を描いた一冊『京都インクライン物語』
本の紹介近代化を迎えた明治時代、日本では西洋の技術や機械を取り入れて江戸時代にはできなかった規模の土木工事が各地で行われた。そんな近代土木事業の中でも、知名度が高く、日本近代建築の金字塔といわれているのが琵琶湖疏水だ。琵琶湖の水を現在の京都
明治の大事業 琵琶湖疏水を描いた一冊『京都インクライン物語』
本の紹介近代化を迎えた明治時代、日本では西洋の技術や機械を取り入れて江戸時代にはできなかった規模の土木工事が各地で行われた。そんな近代土木事業の中でも、知名度が高く、日本近代建築の金字塔といわれているのが琵琶湖疏水だ。琵琶湖の水を現在の京都
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小浜を旅した時、西組が意外によかった。江戸時代末期から昭和30年頃までに建てられた伝統的な家屋が約280棟現存している、重要伝統的建造物群保存地区に指定されている場所なのだが、歩くのが楽しかった。 小浜は戦時中の空襲を免れたため、昔ながらの
日本らしさがあり、他の土地にはない独特のいい景観を観たいと思うのなら、京都の伊根がお勧めだ。ここには日本でも珍しい舟屋が並ぶ光景がある。 伊根は日本海側の丹後半島にある、若狭湾に面した港町で、海の京都と言われている。人口2千人ほどの京都府与
海の京都伊根には浦島伝説があり、古代中国大陸との交流があったことが知られている。そんな伊根には徐福伝説もある。 徐福とは、紀元前221年に中国の統一を果たした始皇帝から、不老不死の薬を見つけるよう命じられた医者で、三千人の人夫を率いて航海に
福井県若狭町には熊川宿という、かつて鯖街道で栄えた宿場町がある。1996年に重要伝統的建造物群保存地区に指定され、2015年には日本遺産に認定された、整備された観光地である。 2022年の3月に行ってみた。あいにく天気に恵まれず、寒く、人通
子供の頃に絵本で読んだ浦島伝説や羽衣伝説は丹後が舞台だと、旅をして知った。浦島伝説は舟屋で知られる伊根の周辺に、羽衣伝説は丹後半島の窪みの部分の天橋立にある。 これは古代に大陸、主に朝鮮半島だが、との交流が盛んで、大陸から渡ってきた人々を受
子供の頃に絵本で読んだ浦島伝説や羽衣伝説は丹後が舞台だと、旅をして知った。浦島伝説は舟屋で知られる伊根の周辺に、羽衣伝説は丹後半島の窪みの部分の天橋立にある。 これは古代に大陸、主に朝鮮半島だが、との交流が盛んで、大陸から渡ってきた人々を受
滋賀県大津市にある石山寺には見どころが多い。石山寺駅は三井寺駅から20分の距離なので、三井寺とセットで参拝でき、大津周辺を旅する際は参拝するのがお勧めだと、この前に旅をして思った。 石山寺は西国三十三所の第13番札所で、三井寺は14番札所だ
2022年の3月に三井寺に参拝した。平安時代に比叡山延暦寺から分離独立し、長年、山門寺門の抗争を繰り返してきた寺院だ。 予備知識がないながらも、少しでも三井寺を知ろうと思い、資料館や堂宇を注意深く鑑賞したが、一つだけ、見そびれたものがある。
かつて大きな力を持ち、比叡山延暦寺に対抗した寺院、三井寺。2022年の春に訪れた時は、下調べが間に合わず、予備知識もなく参拝したが、歩いて楽しい寺院だった。 現在の三井寺の境内は、明治時代に寺領が没収され往時の面影は薄いが、それでも境内を歩
日本史の本を読んでいるとたまに登場する三井寺。天台宗の一派、天台寺門宗の総本山で、正しくは長等山園城寺と言う。 比叡山延暦寺での派閥争いに負けた僧たちが下山して、天台寺門宗を興し独立したので、延暦寺とは仲が悪く、度々焼討を受けた。延暦寺との
日本史の本を読んでいるとたまに登場する三井寺。天台宗の一派、天台寺門宗の総本山で、正しくは長等山園城寺と言う。 比叡山延暦寺での派閥争いに負けた僧たちが下山して、天台寺門宗を興し独立したので、延暦寺とは仲が悪く、度々焼討を受けた。延暦寺との
東海道五十三次の53番目の宿場町大津は、江戸時代、東海道最大の宿場だった。東国や北陸から京都に向かう物資が集まる大津は、琵琶湖水運の港町として、また東海道の宿場町として、そして三井寺の門前町として賑わった。東海道の宿場町で人口が一番多く、東
江戸時代、京都と大津を結ぶ京津街道には約12キロにわたり車石という、石が敷かれた牛車専用の車道があった。車石は日本初の車専用道路であり、当時画期的なものだった。 近代になるまで日本では舗装された道路が発達せず、また馬車などの人力以外の荷車が
連日観光客で賑わう清水寺は、京都市東山エリアを代表する人気の観光名所である。清水寺は奈良時代の後期、宝亀9年(778年)に、興福寺の僧・賢心が夢のお告げを受けて創建したのが始まりと伝えらえている、法相宗の寺院である。 平安京ができる以前から
世界遺産で知られ、修学旅行生や外国人観光客が連日訪れる二条城は、徳川家の権力を象徴する書院造の二の丸御殿が見どころだ。 平安時代末期から台頭した武士が、貴族の寝殿造に代わって新たに造りだしたのが書院造で、その書院造が戦国期に発展し、江戸初期
世界遺産で知られ、修学旅行生や外国人観光客が連日訪れる二条城は、徳川家の権力を象徴する書院造の二の丸御殿が見どころだ。 平安時代末期から台頭した武士が、貴族の寝殿造に代わって新たに造りだしたのが書院造で、その書院造が戦国期に発展し、江戸初期
京都は水が豊富だったのか、旅をして分からなくなった。一千年近く都が置かれていたというイメージから、京都は水が豊富だと思っていた。しかし旅で錦市場と蹴上インクラインに行ったら、そうでないと知り軽い衝撃を受けた。 食べ歩きが人気の観光スポットで
essei-nihonissyu2-day6-kyoto8年前に電車日本一周をした時に京都に嫌悪感を持った。京都のつくられた景観が鼻についたからだ。奈良と違って京都は、戦乱や火災で当時の建物が残っていない。なのに都が置かれていたというだけで
なぜコンビニよりも寺の方が多いのだろうか。そんな疑問から寺社に興味を持つようになりその歴史を調べていくうちに、昔の寺社のさまざまな活動を知った。強訴・焼き討ち・金貸し・訴訟・荘園経営・会計と、祈祷や経典研究、病院、教育など本業とされる活動以
2022年の3月に京都の宇治にある萬福寺に参拝した。平等院のあるJR宇治駅の隣にある、黄檗駅から歩いて行ける寺院だ。 萬福寺は黄檗宗の大本山で江戸時代に創建された寺院だ。黄檗宗とは明から伝わった禅宗の一派で、念仏と禅を結び合わせた念仏禅を特
2022年の3月に京都の宇治にある萬福寺に参拝した。平等院のあるJR宇治駅の隣にある、黄檗駅から歩いて行ける寺院だ。 萬福寺は黄檗宗の大本山で江戸時代に創建された寺院だ。黄檗宗とは明から伝わった禅宗の一派で、念仏と禅を結び合わせた念仏禅を特
京都の宇治と言えば、平等院鳳凰堂が有名だが、宇治には萬福寺という隠れた名所がある。黄檗宗という、念仏と禅を結び合わせた念仏禅を特徴とする宗派の大本山で、ユニークな寺院である。 境内は左右対称に伽藍が並び回廊がそれを囲み、チーク材という日本で
京都の宇治と言えば、平等院鳳凰堂が有名だが、宇治には萬福寺という隠れた名所がある。黄檗宗という、念仏と禅を結び合わせた念仏禅を特徴とする宗派の大本山で、ユニークな寺院である。 境内は左右対称に伽藍が並び回廊がそれを囲み、チーク材という日本で
日本人なら誰もが知っていると言っていいほど有名な寺院の一つに、平等院鳳凰堂がある。京都の宇治にあり、10円玉に描かれている寺院として知られ、世界遺産に登録されている寺院である。 鳳凰堂は平安時代の永承7年(1052年)に、時の関白藤原頼通に
2022年の3月に奈良県にある、世界遺産に登録されている元興寺に足を運んだ。参拝の際に一目見たかったのが、我が国最古の瓦だった。 元興寺は飛鳥時代に蘇我馬子の氏寺として創建された飛鳥寺が、平城京遷都にともない奈良に移転し、元興寺となった。
奈良県の観光名所の中で、世界遺産の古都奈良の文化財に指定されているものは、東大寺、興福寺、薬師寺、唐招提寺、元興寺、春日大社、平城宮跡だ。 その中で、恐らく一番知名度が低いであろう寺院は、元興寺だろう。興福寺の近くにあり、古い町並みが残り食
福井県の若狭地方の観光名所、小浜と熊川宿の見どころと歴史を紹介した動画をYouTubeにアップしました。小浜は古代より御食国(都に海の幸を運ぶ国)として、また大陸との窓口として栄えた湊町で、熊川宿は江戸時代に鯖街道で一番栄えた宿場町です。ど
日本三景で知られる天橋立の見どころと歴史を紹介した動画をYouTubeに公開しました。天橋立には、過去に切断計画があった太陽崇拝が行われていた松島・宮島とある共通点があるという、意外な歴史があります。自然がつくりあげた神秘の地形の見どころを
日本でも珍しい舟屋が並ぶ伊根をじっくり紹介した動画を作りました。なぜ伊根では舟屋が建てられてきたのか、なぜ丹後地方には浦島伝説や徐福伝説などの伝承が残っているのか、旅を通して知った京都北部の丹後のことを紹介しています。天候に恵まれ綺麗な青空
薬師寺を参拝した時に、資料館のような展示場所で和釘を見た。釘というと西洋のイメージがあるが日本にも古代から釘があったのか、と驚き、写真を撮った。旅を終えてから、和釘が寺院建築に欠かせないものだと知った。法隆寺と薬師寺を改修した宮大工の棟梁・
京都の伊根と天橋立の魅力をまとめた動画をYouTubeにアップしました。伊根は日本でも珍しい舟屋が並び、天橋立は松島と宮島と並ぶ日本三景です。ご当地の食と共に、その魅力を紹介しているので、是非ご覧ください。
2015年に電車日本一周の旅をした時は、平城宮跡歴史公園(以下、平城宮跡)に興味を持てなかった。当時は世界遺産に登録されている日本の観光名所に行くことを旅の目的としていたから、平城宮跡に行くことを検討したが、行かなかった。ただ広いだけの土地
滋賀県の観光地、三井寺と石山寺、近江八幡を簡単に紹介した動画を作りました。一つの動画で3カ所の観光地を簡単に知れるようになっています。滋賀県のご当地の食も紹介していて、弁慶力餅、うろりやえび豆の煮もの、近江ちゃんぽんを紹介しています。是非ご
江戸時代、京都と大津を結ぶ京津街道には、約12kmにわたり車石という、石が敷かれた牛車専用の車道がありました。近代になるまで日本では、舗装された道路や馬車などの人力以外の荷車が普及しませんでした。そんな江戸時代に車専用動画があったことは、非
こんな本以前、奈良の古寺巡りにお勧めの本を2冊紹介したが、(『木に学べ』と『宮大工と歩く奈良の古寺』)より広く深く知りたい方は、『奈良の寺 世界遺産を歩く』がお勧めだ。奈良の文化遺産を研究・普及している奈良国立文化財研究所で働く研究者が、世
こんな本宮大工の棟梁、小川三夫氏が奈良の古寺の見どころを分かりやすく解説した本。1,300年前、ろくな道具もない中で寺院をどのように工夫し苦労して造ったのか、造り手からの解説を聞ける一冊。著者は前回紹介した『木に学べ』の話し手、西岡常一の弟