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2022/07/22

  • 新車の車載ベッド構想(妄想?)

    2023年11月に納車される予定のスペーシアBASEに車載するベッドの構造を妄想してみました。スズキ自販に通い、車内の寸法取りを実施。販売スタッフのKさん、ご配慮ありがとうございます。妄想して描いた車載ベッドのフレーム平面図です。後部フレームの上に乗せる床材のコンパネとその下のフレームは固定式。残りの床材は4分割でフレームは2分割にし、簡単に取り外しできるようにします。中央の床材の一部(点線の部分)が蝶番で跳ね上げられるようにし、就寝後にトイレなどで後部座席の左右からの出入りを考慮します。ワゴンR用に作った以前の車載ベッドは、トイレに行く際に靴の履き替えがとても面倒でした。ベッド用フレームの材料は、口径40cm反射望遠鏡の鏡筒を作った際のSIS製28mm径アルミフレームを使います。皆さんがよく使用する鉄製...新車の車載ベッド構想(妄想?)

  • 新車の誘惑

    2015年まで乗っていたワゴンRで車内泊するための車載ベッドを2013年に作ったことがあります。自作の様子は2013年7月のブログ記事【車載ベッド自作2】に書きました。2015年7月になって新しいワゴンRに乗り換えた際、車内寸法が異なることから車載ベッドが使えなくなってしまったと思い込み、8年ほど車内泊から遠ざかっていました。新しいワゴンRにしたときのブログ記事はこちら。【ワゴンRを再び購入】ところが、2023年5月になって、星仲間のYさんが車中泊できるように軽自動車タント用の車載ベッドを作ったことをFacebook上に投稿していました。Yさんに刺激を受け、以前に作った車載ベッドを使ってみたくなり、自作ベッドを恐る恐る今乗っているワゴンRに乗せてみると‥‥‥少しだけ手直しが必要でしたが使えます!1人車中泊...新車の誘惑

  • 古い書籍を探した後の花見

    古い天体暦を見て調べたいことがあり、札幌市天文台を訪問してきました。札幌市天文台では、天体暦のひとつである「ロシア暦」が毎年購入され、開台した1958年以降1980年ごろまでの数十冊が保管されていたはずですが、書棚に見当たりませんでした。天文台の管理は1981年から札幌市青少年科学館が行なっていますので、科学館の書庫を以前に見せてもらったことがあります。科学館でも「ロシア暦」が見当たらず、どうやら廃棄されてしまったようです。残念。天体暦というのは、GPS装置などが発明される以前は天体の位置を測ることで航海の経路を確かめるための必携書籍でした。海洋国家であれば国が威信を持って編纂発行し、日本では海上保安庁が2010年まで発行していました。太陽や惑星の毎日の位置など(動きが速い月に限っては1時間毎の位置など)...古い書籍を探した後の花見

  • 2023年きりん座流星群の突発出現?

    きりん座流星群というマイナーな流星群の突発的な出現があるかもしれないので、夜空が暗い石狩方面まで遠征してきました。光害が酷い自宅周辺だと流星観察には不向きですからね。2023年5月24日(水)、おおぐま座の銀河M101に出現した超新星を屋上で確認した後、急いで身支度をし自宅を出発したのは21時半ごろ。北上し石狩市厚田の道の駅に到着したのは22時半ごろでした。クマよけの鈴を鳴らし、大きな声で歌いながら息を切らして急な坂を登り、展望台に到着。石狩湾に月齢4.9の月が沈む様子を撮影。2023年5月24日23時09分、焦点距離12mm(24mm相当)、露出15秒、絞りF1.4、感度ISO3200、M116-7401三脚をセットし、撮影レンズに結露防止ヒーターを巻きつけ、撮影準備が完了。ミラーレスカメラをインターバ...2023年きりん座流星群の突発出現?

  • おおぐま座の銀河M101に出現した超新星2023ixf

    山形県在住の板垣公一さんが5月19日17時27分(=世界時、日本では20日2時27分)に、おおぐま座のM101銀河近傍で発見した新天体は、超新星と確定判断され、SN2023ixfと命名されました。発見時の明るさは14.9等級とのこと。どうやら少しずつ明るくなってきたようなので、少し大きめ望遠鏡だと眼視確認ができるかもしれません。5月24日(水)の札幌は晴れ。光害が酷い自宅屋上では4等星が見えるか見えないほどの明るい夜空です。M101のような星雲状天体は光害の影響を受けるので、望遠鏡を使ってもかなり淡くしか見えませんが、超新星のような恒星状の天体であれば、光害が酷い自宅屋上に設置した口径40cm反射だと13等級程度の天体はギリギリ見えるはず。20時少し前に口径40cm反射望遠鏡をM101に向けました。薄明が...おおぐま座の銀河M101に出現した超新星2023ixf

  • 2023年5月24日の火星と月の接近

    5月24日(水)も札幌は晴れ。昨日の23日に引き続き、夕方の月を見ました。ふたご座に輝く月齢4.8の月には地球照が綺麗に見えています。昨日の5月23日には、金星のすぐお隣に月が輝いていましたが、1日間で月はこのように移動してしまいます。5月24日20時16分、焦点距離72mm相当、露出1/4秒、絞りF2.8、感度ISO10000、M116-7379この日の夜は、おおぐま座の銀河M101に出現した超新星が望遠鏡で見えるかどうか確かめてみました。その様子は次回のブログで。2023年5月24日の火星と月の接近

  • 2023年5月23日の金星と月の接近

    5月23日(火)の札幌は朝から快晴。この日は夕方の空で金星と月が近づいて見える日です。日没は18時59分。日没の1時間以上も前の17時半ごろ、月のすぐ傍に金星がポツンと光っているのが見えました。19時少し前から自宅屋上で観望開始。日没の4分後、19時03分の撮影です。金星と月の離角は約2.5度。焦点距離600mm相当、露出1/200秒、絞りF6.7、感度ISO800、M116-7308南の方から雲が徐々に押し寄せてきました。左下の山並みは手稲山です。19時27分にスマホで撮影。月齢3.8の月なので、地球照が綺麗に見え始めました。19時43分、焦点距離650mm相当、露出1/10秒、絞りF6.7、感度ISO6400、M116-7353残念ながら、19時50分過ぎに金星と月は雲に覆われてしまいました。気温10...2023年5月23日の金星と月の接近

  • 2023年5月20日の太陽面

    5月20日(土)の札幌は朝から晴れ。10時過ぎに屋上のスラィディングルーフを開けました。強い日差しで日焼けしそうです。コロナド90フィルターという太陽のHα線を通過するフィルターを口径15cm屈折望遠鏡の対物レンズ前に装着しました。全体の様子です。口径40cm反射は使わないので、主鏡に蓋をしてあります。2分間の動画から852フレームをスタック処理してみました。北を上にして掲載。コントラストを強調し過ぎました。左上(北東)の縁の近くの黒点周辺が白く光り輝いていました。2023年5月20日の太陽面

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その3)

    前回のブログ記事【昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)】からの続きです。薄曇りの5月18日(木)、手始めに両眼でパイプの見口を覗こうとすると、雲台のパーン棒に頬がぶつかってしまうことが判明。考慮不足でした。(汗)新たに130mm×50mmの厚さ3mmアルミ板を用意し、70mm左にシフトさせて雲台に固定する方法へ変更しました。また、上の画像は宵の明星(金星が太陽の東側)を見るための組立て例ですが、分度器の取付け位置を変えたことで、明けの明星(金星が太陽の西側)にも対応できるように改良しました。5月19日(金)の17時ごろから、ようやくスッキリとした青空が広がってきたので、屋上に補助具をセットし太陽に向けます。17時30分における太陽の方位角は約285度。金星の方位角は約256度なので、その差の29度...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その3)

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)

    前回のブログ記事【昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)】からの続きです。昼間の金星を裸眼で見つけるための補助具を真面目に作ってみました。用意した主な部材です。左:外径28mm長さ150mmアルミパイプ2本(40cm反射を自作した際の残り部材)中:50mm角アルミアングル(ジャンクボックスにあった端材)右:コの字型アルミチャンネル(自作46cm反射解体時の端材)右下:分度器(新たに購入し、穴あけ加工済み)アルミパイプ内を艶消し黒の塗装後、仮組み立てしてみました。単眼よりも双眼のほうが金星の発見確率を高めると考え、私の眼幅67mmに合うようアルミパイプ2本を平行調整済みです。コダックフィルムのプラスチックキャップに直径8mmの穴を開け、接眼部に被せました。素通しパイプの実視界は約8度です。この補助具の...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その2)

  • 昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)

    夕方の西空あるいは明け方の東空で輝く金星は、時々UFOと間違える人がいるくらい明るく輝きます。金星は昼間でも裸眼で見える場合があり、私の体験上、マイナス4.2等級よりも明るくなると日中でも慎重に探せば裸眼で見えるようです。しかし、昼間の眩しい青空の中にポツンと淡く光る金星を裸眼で探すのは、結構難しくコツが必要です。2023年春の空だと、青空が暗くなりつつある日没の少し前から徐々に金星が西空で目立ち始めますが、日没の1時間以上も前だと金星を見つけるのは至難のワザです。目をキョロキョロさせ広範囲に探しても、金星が見つからず徒労に終わります。私の自宅居間は2階の西向きで、2023年5月から7月ごろまでは日没前の金星を裸眼で探すのに、電線や電柱がいい目印です。日没の1時間ぐらい前であっても電線が目安となって金星の...昼間の金星を裸眼で探すための補助具(その1)

  • 冬タイヤから夏タイヤへの交換作業

    降雪時の自動車運転には冬タイヤが必須です。1980年ごろまではスパイクタイヤが一般的でしたが、粉塵などの公害対策のためにスタッドレスタイヤへ徐々に変わっていきました。積雪地では冬タイヤと夏タイヤの交換作業が必要になります。私の場合、1973年から自動車を運転していて、当初の数年間だけはガソリンスタンドにタイヤ交換作業をお願いしていました。新車を購入した1976年からは自力で交換作業を行うようになり、今年の2023年で48年目の交換作業になります。5月11日(木)にワゴンRの冬タイヤを夏タイヤに交換。作業時間は30分ほどです。私の場合、北海道内の峠道を通ることもあることから、夏タイヤへの交換時期は遅めで、冬タイヤへの交換時期は早めです。交換作業は、タイヤの偏摩耗を避けるためタイヤローテーションを守り、ボルト...冬タイヤから夏タイヤへの交換作業

  • 準惑星 Ceres を眼視で見る

    国際天文学連合(IAU)の定義によると準惑星(dwarfplanet)とは、①太陽の周りを公転し、②十分な質量を持つためにほぼ球状で、③その軌道付近から他の天体を排除しておらず、④衛星ではない天体です。2006年のIAU総会で定められ、2022年末現在、準惑星に分類されているのは、Ceres、冥王星、Haumea、Makemake、Erisの5天体です。2006年から冥王星は惑星とみなされなくなりました。5個の準惑星のうち、Ceres(日本語読みでケレス、あるいはセレス)のみが双眼鏡や小さな望遠鏡で見える唯一の準惑星です。札幌市内の自宅屋上のように4等星が見えない光害が酷い夜空だと、5倍20mmの双眼鏡ではケレスは見えず、8倍50mmのファインダーだとかろうじてケレスが見えました。夜空が暗い郊外であれば、...準惑星Ceresを眼視で見る

  • 2023年5月2日の金星

    前回のブログ記事に書いたように、5月2日(火)の午前中に青空に浮かぶ二重星アルマクを見た後、金星を望遠鏡に導入しました。望遠鏡を東天の金星に向け、その様子をスマホで撮影すると、太陽から尾が!実は、スマホのレンズが汚れていたせいです。レンズを拭いて撮影。昔のデジタルカメラでこのような撮影をすると、太陽の眩しい光で撮像素子が焼き付いてしまい跡が残ったものですが、最近の撮像素子は優秀ですね。この画像を撮影した10時の時点では金星は東側の屋根に少し邪魔されていて、30分後の10時半から撮影を開始しました。スマホで金星を連写した16枚をスタック処理しました。スマホで強拡大し過ぎたせいで画像が荒れてます。北を上にし掲載。少し露出オーバー気味で大気の揺れが大きかったものの、スタック処理で金星の形がある程度再現できました...2023年5月2日の金星

  • 昼間のアルマク

    アルマクというのは、アンドロメダ座のγ(ガンマ)星の固有名で、天文ファンには有名な二重星です。5月2日(火)の札幌は快晴で透明度も良かったことから、青空に浮かぶアルマクの伴星が見えるかどうか確かめてみました。望遠鏡を使えば昼間でも明るい恒星を見ることができるのです。朝9時ちょうどに屋上の望遠鏡をスタンバイ。朝の9時過ぎに目盛環を使い、口径15cm屈折望遠鏡をアルマクに向けます。口径40cm反射は大気の揺れに敏感ですし、昼間の星を見るにはコントラストのいい屈折望遠鏡の方が有利です。目盛環で慎重に望遠鏡を向けると70倍で0.6度の視野内にアルマクの主星が確認できました。夜間のピント合わせはピント位置がかなりずれていても恒星の存在がわかるのでピント合わせに苦労することはないのですが、昼間の恒星を見るにはピント位...昼間のアルマク

  • 2023年5月3日未明の幻月

    幻月というのは、幻日と同じ仕組みで見える大気中水分の光学現象で、月の両側にやや明るく見える光斑のことです。月の周囲の光輪は22度ハローとか内暈などと呼ばれ、内暈の左右にある光斑が幻月(太陽の場合は幻日)です。星仲間の吉田直子さんが、5月3日(水)の未明に幻月を撮影されたので、画像の提供をしていただきました。中央は月齢13の月です。3日後の5月6日(土)が満月で、6日の明け方前には半影月食という現象が起こりましたが、札幌では悪天候で見ることができませんでした。画像に写っている月の位置や恒星から、撮影日時は5月3日午前2時ごろと推定。月の左側には「おとめ座のスピカ」が写っていて、計算すると月とスピカの離角は19度ほどです。内暈あるいは幻月が月から約22度の位置に出現するので、幻月に間違いないと思います。目撃す...2023年5月3日未明の幻月

  • 2023年春の天文指導員OB会(オーロラ遠征報告会)

    昭和から平成時代の天文指導員OBからオーロラ遠征の報告会をしてほしいという依頼?がありました。天文指導員というのは1974年に札幌市天文台が育成を始めた天文ボランティアの名称です。1981年に札幌市青少年科学館が開館する1年ほど前から札幌市天文台の管理運営を科学館が行うようになってからは科学館が天文指導員の育成を担っています。科学館が開館した当時の育成担当が私でした。天文指導員OBの何人かと私は今でも交流があり、私がアラスカまでオーロラ遠征したことの報告会はどうですかという連絡を受け、5月3日(水)に報告会の実施となりました。乾杯〜!集まったのは私を含めて7人。1人遅れて参集し2度目の乾杯だったので、すでに半分以上飲んでいる人もいます。(笑)報告会とは言いながら、昔の話などで盛り上がり、なかなかオーロラの...2023年春の天文指導員OB会(オーロラ遠征報告会)

  • 2023年GWの初日に札幌市天文台を訪問

    札幌市天文台は観測室リニューアル工事のため、2023年3月13日(月)から3月24日(金)まで臨時閉台中でした。リニューアル後の札幌市天文台がどうなったか気になり、4月29日(土)の午前中に訪問してきました。中島公園内の小高い丘、岡田山に設置された札幌市天文台です。1958年から65年間ここで天文普及活動を続けてきた札幌市所有の施設です。2023年の札幌は、例年よりも2週間ほど早く桜が満開となり、中島公園の桜も見事でした。曇りがちの天候だったのが残念。10時過ぎに中に入ると、1984年に更新された五藤光学製の口径20cmF12アポクロマート屈折望遠鏡で太陽を観望中でした。対応している天文台スタッフ林さんの丁寧な対応が相変わらず見事です。GW中の来客者増に備え、札幌市青少年科学館職員の本田さんが応援で案内業...2023年GWの初日に札幌市天文台を訪問

  • 日本星景写真協会の5月号コラムを執筆

    2023年3月下旬にアラスカ州フェアバンクスまで一緒に遠征した池田さんから、日本星景写真協会のコラムにオーロラ遠征記を書いてみませんかというお勧めがありました。私は協会の会員ではありません。しかし、旅の思い出になればと5月号のコラム執筆をお引き受けしました。拙ブログに14回連続投稿した概要版ともいうべき内容で、同行した星景女子3人から素晴らしいオーロラ写真の提供を受けています。下の画像をクリックすると日本星景写真協会のホームページに飛びます。(同協会の理事さんからリンクokの承諾をいただいています)私が書いたコラム記事の直接リンクはこちら。【日本星景写真協会2023年5月号コラム記事】ところで、コラムとブログの両方に掲載し忘れた画像を1枚掲載します。薄雲の中、北斗七星を覆い隠すように明るめのオーロラが揺れ...日本星景写真協会の5月号コラムを執筆

  • 自分のポートレートを撮影

    日本星景写真協会のホームページに毎月掲載されているコラムを私が書くことになり、編集担当者さんから執筆者のポートレート写真も付けてくださいと求められたものの、適当な写真がありません。5月号の原稿締め切り前にポートレート写真を撮影しなければなりませんが、顔のアップは恥ずかしい。自作した望遠鏡を背景にすれば顔のアップが防げます。(笑)4月中旬、自宅屋上の開閉式屋根(スライディングルーフ)を左右に開け、望遠鏡架台を60cmほどリフトアップし、南側のデッキに三脚を立てて撮影準備が完了。ミラーレスカメラをWi-Fi接続し、手元のiPadでシャッターを押します。1枚目。うん?表情が硬いなあ。それにシャッターを押すのに使ったiPadも顔の下に黒く写ってるし、井戸から顔を出したお化けみたいです。(笑)これはNG。天体写真の...自分のポートレートを撮影

  • 日暈と月暈

    日頃から空を見上げる機会が多いと日暈(ひがさ)が見えることはそれほど珍しいことではありません。月暈(つきがさ)はやや珍しいくらいでしょうか。お天気キャスターさんなどがテレビで「きょうは珍しい日暈が見えました」などと説明することを耳にしますが、私の体験上、日暈は1ヶ月に2回〜5回ぐらいの割合で見えていると思います。月暈は月が見える日常の生活時間帯でないと見られないので、日暈よりも頻度が少ない感じです。2023年4月15日8時39分にスマホで撮影した日暈です。これは、アラスカのフェアバンクス滞在中に見た日暈で、右側には幻日も見え始めています。3月30日に撮影。これも同じくフェアバンクス滞在中に見た月暈とオーロラです。3月30日に撮影。2022年11月23日に撮影した日暈。2022年9月12日に撮影した日暈。ま...日暈と月暈

  • 2023年4月24日の月

    4月24日(月)の夕方、快晴の空に月齢3のお月様と金星が綺麗に見えていました。自宅屋上に望遠鏡をスタンバイし、月に向けてみると、大気の揺れは少な目でいい感じです。薄明中の青空に浮かぶお月様を露出オーバー気味に写すと、左上に恒星(矢印の先)が写りました。調べてみると、おうし座の二重星(主星5.9等星・伴星6.6等星・角距離1.2秒角)でした。恒星の位置から推察すると、月に隠される星食=古い言い方だと掩蔽(えんぺい)が1時間以内にあるはずです。18時59分、口径15cmF7.3屈折望遠鏡直焦点、ミラーレスカメラ、露出1/15秒、感度ISO800暗くなるのを待ちます。月の右下は金星。19時07分、スマホで撮影。月が徐々に恒星へ近づいてきました。19時20分、口径15cmF7.3屈折望遠鏡直焦点、ミラーレスカメラ...2023年4月24日の月

  • 2023年4月23日の金星と月の接近

    4月23日(日)の夕方、月と金星が接近する様子を見るため、18時過ぎから自宅屋上で観望の準備をしました。19時前だと金星と月がまだ離れすぎて望遠鏡の写野に入りきれないため、まずミラーレスカメラに望遠ズームレンズを装着し撮影。まだ空がかなり明るい18時42分に撮影。左上が金星です。ミラーレスカメラ、焦点距離264mm(35mm判換算焦点距離528mm相当)露出1/500秒、絞りF6.6、感度ISO4000、金星と月の離角は約2.3度。口径7cm焦点距離420mmの屈折鏡筒を臨時に口径15cm鏡筒の横に載せています。金星と月が望遠鏡の直焦点で同一写野に入るほど接近してきました。雲が多いのが心配です。金星と月の離角は約2.2度。18時54分にスマホで撮影。19時19分、口径7cm焦点距離420mm直焦点、露出1...2023年4月23日の金星と月の接近

  • 天文指導員さんの研修を見学

    4月22日(土)に天文指導員さんの研修を見学させてもらいました。天文指導員とは札幌市青少年科学館が育成している天文ボランティアの名称です。6月からの本格的活動を控え、望遠鏡の組立などを自主研修している天文指導員さんたちです。自主練習終了後は、新年度の開講式と研修が行われました。オンライン参加の天文指導員さんも何人かいたようです。晴れていたので、望遠鏡3台を戸外へ持ち出し、全員で月・金星・すばるなどを導入し楽しみました。画像は天文指導員のYさん提供。望遠鏡を使っている最中、親子連れに声がけして月を見てもらうなど、天文指導員の面目躍如といった場面もありました。天文指導員さんと科学館職員さん、頑張ってます!研修終了後、近くの暗い場所までミニ遠征をしました。遠征は実に3ヶ月ぶりでしょうか。裸眼で春の星座を楽しみま...天文指導員さんの研修を見学

  • 札幌も桜が開花し、満開に

    札幌管区気象台の発表によると、2023年の桜の開花は4月15日(土)だそうです。例年だと札幌の開花は5月1日で、平年より2週間以上も早い開花になりました。その後、黄砂が飛来すると同時に北海道は16日と17日に冷たい雨が続き、18日の午前は晴れて太陽のプロミネンスを見たものの、夜から再びの雨でした。4月19日(水)の早朝、ご近所さんの桜を撮影させてもらいました。昨夜まで降った雨が滴となっています。まだ7割ほどが蕾の状態。早く咲いた花びらが「寒いよ〜」と言ってるようです。翌日の4月20日(木)は、札幌市役所で今年度の福祉系研修の打ち合わせがありました。今年度は、昨年度以上の研修を任されそうです。打ち合わせの前と後で大通公園を散策。4月20日の大通り公園の桜です。曇っていて少し肌寒い中、外国からの観光客が写真撮...札幌も桜が開花し、満開に

  • プロミネンスのタイムラプス撮影

    知人から「太陽プロミネンスのタイムラプス撮影してみたら」という提案がありました。2023年4月18日(火)の札幌は快晴で、10時少し前から自宅屋上で撮影の準備を始めました。ミラーレスカメラを口径15cm屈折望遠鏡に装着し、一定間隔で静止画撮影後に動画変換、つまりタイムラプス撮影します。NHKのFMラジオを聴きながら5秒おきに約1200枚、つまり100分にわたって撮影するので長丁場です。ヒェ〜、暑いなあ。日焼けしそうです。撮影途中から口径40cm反射望遠鏡の影に体を隠しました。最初に撮影した12枚の静止画をスタック処理してみました。北を上にして掲載。しまったー!恒星時追尾を太陽追尾に変えるの忘れたー。100分間=1時間40分で太陽は約0.068度≒4分角もずれちゃいます。太陽の視直径は約32分角なので、視直...プロミネンスのタイムラプス撮影

  • 月齢1.2の細い月と水星

    4月21日(金)の札幌は晴れているとはいえ透明度が悪く、青空というより白っぽい空が17時ごろまで続きました。ところが、17時過ぎからスッキリとした天候へと透明度が急に良くなりました。4月21日の札幌の日没は18時23分。西空の低空に細い月が見えています。慌てて屋上の望遠鏡をスタンバイ。金星も西空高く光っています。日没36分後の18時59分にミラーレスカメラ+望遠レンズで撮影。(焦点距離230mm相当)オーストラリアで皆既日食が見えたのは4月20日(木)の13時過ぎ。天文年鑑2023年版によると新月は4月20日13時13分です。上記画像の撮影日は新月の翌日21日18時59分。このことから月齢を計算すると、新月から1日と5時間46分経過後なので、1+{5+46÷60}÷24=1.24、つまり、月齢1.2の月で...月齢1.2の細い月と水星

  • 2023年4月20日のオーストラリア皆既日食の続報

    沼澤茂美さんがオーストラリア北西端に遠征し、皆既日食の素晴らしい写真を撮影されました。今回、拙ブログに画像掲載の承諾を頂いたので掲載します。ベイリービーズ、プロミネンスが見事です。太陽活動が活発なときに見える全方位型コロナでした。皆既継続時間52秒間のドラマです。画像は現地で応急的に画像補整処理をしたばかりとのこと。画像提供、快く承諾していただき、ありがとうございます。なお、沼澤さんは2016年5月に札幌の拙宅までいらしています。そのときのブログ記事はこちら。【沼澤茂美さん来訪】2023年4月20日のオーストラリア皆既日食の続報

  • 2023年4月20日のオーストラリア皆既日食の様子

    2023年4月20日の皆既日食は、太陽と月の視直径がかなり近かったことから、皆既日食と金環日食が混在したハイブリッド型でした。1980年から2033年までの54年間に発生する39回の皆既日食のうち、5回がハイブリッド型です。当然、皆既継続時間は短めです。皆既の開始地域と終了地域付近では金環日食となります。近年ではサロス周期129番と143番がハイブリッド型で、今回はサロス周期129番の皆既日食です。なお、サロス周期については過去の拙ブログに簡単な説明があります。【2012年11月4日のブログ記事】オーストラリア北西端の今回の皆既日食、交通の便が悪いことから、ホテル泊は初日だけで、日食の前後はテント泊だったそうです。パースから現地まで1350kmをバスで往復、これで83万円という一生話のネタにできそうなツァ...2023年4月20日のオーストラリア皆既日食の様子

  • 2024年の皆既日食へGO!

    きょう、2023年4月20日(木)は、オーストラリア北西端とニューギニア島で皆既日食が見られます。交通の便が悪く旅費が高いので私は行きません。(笑)複数の知人がオーストラリアに遠征中で、日本時間の12時30分ごろに皆既日食となります。皆既日食と皆既月食、似たような漢字が並んでいて紛らわしいですね。皆既日食=太陽が月によって完全に隠される現象皆既月食=月が地球の影にすっぽり入ってしまい、月が暗く赤っぽく見える現象さらに書くと、皆既日食=地球上の極めて狭い場所で数分しか見られません。部分日食は結構広い範囲で見られます。1980年から2033年まで54年間に皆既日食は39回発生します。皆既月食=月が地平線上にあれば見ることができるので、ほぼ地球の半分の地域で見られます。私が初めて皆既日食を見た場所はインドです。...2024年の皆既日食へGO!

  • 口径50cm反射望遠鏡の駆動システム変更

    8人のメンバーで2005年に開設した沖縄県の宮古島天体観測所には、口径50cm反射望遠鏡が設置されています。2022年11月下旬に宮古島を訪問し、50cm反射望遠鏡で木星を撮影中に異変が起きました。突然、赤道儀の恒星追尾が若干速くなったり遅くなったりと不安定になりました。再起動しても直りません。駆動回路を設計製作されたTさんに電話で相談したところ、この際、新しい駆動システムに入れ直してみてはと提案されました。日本では沖縄方面で2023年3月24日(金)の夕方に金星食(月の裏側に金星が隠される現象)が見られるので、Tさんは宮古島でその金星食を見る予定だそうです。その際に宮古島天体観測所の赤道儀を見てもらう段取りとなりました。現地で確認してもらったところ、電子基盤がかなり錆び付いていたそうです。特にクロック回...口径50cm反射望遠鏡の駆動システム変更

  • オーロラ遠征その14(シアトルから札幌へ)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征13】からの続きで、連載の完結記事です。フェアバンクス空港を離陸したデルタ航空507便はほぼ定刻通り4月3日(月)の朝6時ごろにシアトル空港へ着陸しました。一足先に到着していた池田さんと再会し、一緒にデルタ航空のラウンジに行こうとしましたが、残念なことに池田さんだけJALのラウンジです。3人で利用したデルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」に用意されていた食事のほんの一部です。数百人が一度に利用できる広いラウンジに多くの種類の食べ物が用意されています。なお、羽田空港のデルタ航空ラウンジに比べシアトルのラウンジの方が広いようですが、料理の質や味は羽田の方が上と感じました。デザートの一部です。3人ともラウンジ内のシャワーを浴びることにしました。ラウンジ内の個室シャワールームです...オーロラ遠征その14(シアトルから札幌へ)

  • オーロラ遠征その13(フェアバンクスからシアトルへ)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その12】からの続きです。実質的にフェアバンクス10日目=4月2日(日)、フェアバンクスを去る日になってしまいました。各自パッキングした荷物をレンタカーに積み込み、チェックアウト前に各部屋を記念撮影。私が使った一番広い部屋。運転担当の睡眠は大事だから使ってねと女子3人から譲ってもらいました。左は横山さん、右は今井さんの部屋です。左は今井さん、右は池田さんの部屋です。(広角レンズでも3室一緒に写せませんでした)いずれの部屋も暖房が十分でなく寒かったのが難点でした。私たちは日本人なので、貸別荘を来た時よりも美しく清掃し、12時にチェックアウト。フェアバンクス中心部に戻り、大型ショッピングセンターでお土産を買ってから、スターバックスでティータイム。夕飯は八重樫さんお勧めのベトナム料...オーロラ遠征その13(フェアバンクスからシアトルへ)

  • オーロラ遠征その12(オーロラを見る最終日)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その11】からの続きです。実質的にフェアバンクス9日目=4月1日(土)、オーロラを見るための最終日になりました。昨夜のうちに3cmほど積もった粉雪でレンタカーが白くなっています。お昼前から近くで犬の鳴き声が聞こえてきました。貸別荘オーナーのバービーさんの情報では、犬ぞりレースが開催されるのだとか。昼食後、散歩を兼ねて犬ぞりレースを見学。私より少し前に軽装で出かけた今井さんが「寒い〜」と言って防寒用の帽子を取りに戻ってきました。横山さんは道端に潜み望遠レンズでワンコたちを狙っています。(笑)目の前を通るマッシャー(操縦者)さんが手を振ってくれました。スマホで撮影。貸別荘の近くに気になるピザ屋さん「Wagner’sPizzaBus」というお店があったので、夕飯用にテイクアウト。ピ...オーロラ遠征その12(オーロラを見る最終日)

  • オーロラ遠征その11(アラスカ大学国際北方圏研究センターの見学)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その10】からの続きです。実質的にフェアバンクス8日目=3月31日(金)になりました。この日は午後からアラスカ大学国際北極圏研究センター(InternationalArcticResearchCenteroftheUniversityofAlaskaFairbanks;IARC)を見学。2000年からここの所長だった赤祖父俊一さん(1930-)が退職した2007年に国際北極圏研究センタービルが赤祖父俊一ビルと命名されたとのこと。赤祖父さんはオーロラ研究の第一人者です。この施設の地震研究部門で働いている八重樫さん(左端)の特別な計らいで館内の見学と撮影がOKになりました。八重樫さんの丁寧な説明に聞き入ります。なお、研究センターのホームページは【https://www.gi.al...オーロラ遠征その11(アラスカ大学国際北方圏研究センターの見学)

  • オーロラ遠征その10(デナリ国立公園の麓まで遠征)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その9】からの続きです。実質的にフェアバンクス7日目=3月30日(木)になりました。昨夜は朝方の5時過ぎに貸別荘に戻ってきたことから、昼少し前に全員起床し、昼食後は天気予報と睨めっこ。今夜もニナナ方面よりも南側がもしかしたら晴れそうです。フェアバンクス中心部のスーパーでパンなどを買い、車内で豪華ディナーです。(笑)夕飯後は、パークス・ハイウェイを南下します。途中で、秘密基地の様な施設を発見。ここは、クリア・スペース・フォース・ステーション(ClearSpaceForceStation)という軍事施設で、入り口は警察官が厳重警備しているようでした。逮捕されたら大変なので、そそくさと退散。今回はデナリ国立公園の麓まで行ってみましたが曇っています。止むを得ず元来た道を戻ることに。帰...オーロラ遠征その10(デナリ国立公園の麓まで遠征)

  • オーロラ遠征その9(ニナナ方面へ遠征、アラスカ鉄道)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その8】からの続きです。実質的にフェアバンクス6日目=3月29日(水)になりました。この日の天気予報を見て、晴れそうなニナナ(Nenana)という小さな町まで遠征することに。途中の雑貨店で夕食を購入する際に見えた日暈と幻日です。中央下に小さく黒く写っているのは乗ってきたレンタカー。スマホで撮影しています。人口400人未満のニナナに到着したのは21時を回っていました。星景女子3人は防寒着を着て直ちに道路の除雪でできた雪山に登り、教会を背景にオーロラを撮影中です。雲が多いのが残念。ミラーレスカメラ、15mm相当対角魚眼レンズ、露出2.5秒、絞りF2.8、感度ISO6400で撮影。M112-3258星景女子3人は熱心に撮影を続けています。引率?の私としては女子3人に必要と思われる公...オーロラ遠征その9(ニナナ方面へ遠征、アラスカ鉄道)

  • オーロラ遠征その8(チャタニカ方面へ遠征)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その7】からの続きです。実質的にフェアバンクス5日目=3月28日(火)になりました。昨夜はテレビドラマ「初恋」を4人で鑑賞し、寝たのは2時。3月28日は8時に起床。フェアバンクスに来て一番の早起きになりました。近くにあるコインランドリーへ洗濯物を持っていった横山さんがすぐに戻ってきました。1回あたり5.5ドルかかるのですが25セント硬貨「クォーター」しか使えず22枚も必要だという理由です。1回目の洗濯は4人の手持ちの25セント硬貨をかき集めて事なきを得ました。2回目の洗濯の前に、私が700mほど離れたショップまで歩いていき、店員さんに「ドル札しか持っていないので困ってる」ことを伝えたところ、10ドル札を25セント40枚に両替えしてくれました。お姉さん、ありがとう。(どうやら、...オーロラ遠征その8(チャタニカ方面へ遠征)

  • オーロラ遠征その7(アラスカ大学博物館とサンタクロースハウス)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その6】からの続きです。実質、フェアバンクス4日目の3月27日(月)の朝になりました。池田さんが持参したお米を今井さんと横山さんが朝食用のおむすびにしましたが、池田さんが起きてこないので「お預けワンワン」状態。結局、待ちきれず3人で食べ始めました。(笑)いつもより早めの朝食を取り、池田さんは貸別荘で休養。3人でフェアバンクス市内へ向かいました。運転中の私。左ハンドル右側走行は慣れるのに時間がかかります。フェアバンクス滞在中に右側通行だということを忘れ、右折する際に直進車がクラクションで警告、同乗者をヒヤッとさせる場面が1度ありました。宿泊地のプレザント・バレーから直線距離で40kmほど、ChenahotspringRd.を走りフェアバンクス市内へ。まず、横山さんお勧めのアラス...オーロラ遠征その7(アラスカ大学博物館とサンタクロースハウス)

  • オーロラ遠征その6(レンタカー交換・チナ温泉)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その5】からの続きです。実質、フェアバンクス3日目の3月26日(日)なりました。レンタカーのタイヤがあまりに酷いのと、右側後ろの空気圧が低いので、フェアバンクス空港内のバジェットレンタカーに苦情を言いに行くことにしました。車窓から見える前方の幹線道路には積雪がなく乾いています。このような道路ならタイヤ溝が減ったオールシーズンタイヤでも慎重に運転すれば大丈夫なのですが……。タイヤの問題に加え、借りる前からフロントガラスにクラックが入っていたことにも不信感が増します。(借りた際にフロントグラスには積雪があったため、ワイパーを作動させながらしばらく走行してクラックと判明。借りる際の車体チェックリストにはそのような記載なし)途中のガソリンスタンドに何軒か寄ってみましたが、いずれもタイ...オーロラ遠征その6(レンタカー交換・チナ温泉)

  • オーロラ遠征その5(3月25日〜26日の遠征)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その4】からの続きです。実質的にフェアバンクス2日目=3月25日(土)になりました。3月25日(土)の18時に「ウォールマート」という大型スーパーの駐車場で八重樫さんと待ち合わせ。2台の車で移動するのはもったいないので、我々のレンタカーに八重樫さんが同乗。途中の制限速度時速55マイル(時速約90km)の下り坂片道2車線道路でとんでもない事態に遭遇。乾いた舗装路をやや低速(時速45マイルほど)で走る車が前方にあり、徐々に車間が縮まってきたため、慎重に追い越し車線へ進路変更したつもりでしたが、追い越し車線だけが圧雪路でスリップ。数年ぶりに4輪ドリフト走行を強いられました。4輪駆動での走行で緩やかな車線変更でもスリップしたことに驚きました。レンタカーを借りる際に確認しなかった私が悪...オーロラ遠征その5(3月25日〜26日の遠征)

  • オーロラ遠征その4(3月24日〜25日のオーロラ観望)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その3】からの続きです。実質的にフェアバンクス1日目=3月24日(金)の夜のことです。貸別荘で夕飯後、普段着のまま外に出ると淡いオーロラが出ていました。しかし、飛行機の窓から見たオーロラよりも淡いため、私だけすぐに室内に戻り休憩。広い居間で休憩しながらブログの下書きをiPadで書いている私。(昼間に今井さんが撮影したイメージ画像です)ところが、突然、戸外で撮影していた横山さんと池田さんから「ひらいさーん、明るいオーロラ、出てるよー!」慌てて身支度し外に出ると、すでにピークが過ぎていました。短時間で変化してしまうんですねー。暖かな室内で極寒用の防寒着を急いで着たことから汗ダクダク。防寒用の帽子を取って観望開始。淡いオーロラをしばらく眺めていると、オーロラが徐々に形を変えながら明...オーロラ遠征その4(3月24日〜25日のオーロラ観望)

  • オーロラ遠征その3(レンタカーを借りて貸別荘へ)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その2】からの続きです。フェアバンクスのホテルにチェックインしたのは、2023年3月24日深夜1時過ぎでした。そのまま各自が爆睡。実質的にフェアバンクス1日目の3月24日(金)の朝9時半になりました。4人でホテルの朝食を食べた後、ホテルのシャトルバスでフェアバンクス空港に戻り、日本から予約していたレンタカーを空港内のバジェットレンタカーで借りました。昼過ぎ、フェアバンクス在住の八重樫さんと空港近くのスーパー「フレッド・マイヤー」のスターバックス店で待ち合わせ。八重樫さんは過去にオーロラ研究をされていて、2022年11月に札幌までお越しになった際、フェアバンクスの自宅寝室からスマホで撮影したという見事なオーロラ写真を私が見せてもらったことが今回のフェアバンクス行きのきっかけとな...オーロラ遠征その3(レンタカーを借りて貸別荘へ)

  • オーロラ遠征その2(シアトルからフェアバンクスへ)

    前回のブログ記事【オーロラ遠征その1】からの続きです。前回のブログでは、日本からシアトルに行く途中のベーリング海上北緯51度付近で低緯度オーロラが見えたことを書きました。シアトルは北緯47.5度で北海道の最北端よりも2度ほど北寄りです。シアトル空港を現地時刻3月23日21時24分発のフェアバンクス行きデルタ航空503便に3人で搭乗。4時間ほどの飛行です。池田さんは別便で3時間ほど早くフェアバンクスへ向かいました。デルタ航空503便の飛行経路はほぼ北西に向かって飛びます。シアトル空港を定刻からやや遅れて離陸。離陸直後、今井さんから「オーロラが見える」ということを知らされ、進行方向右側の窓から北東の空を見ると、何と大きなオーロラが空を覆い始めていました。シアトルの街明かりの上に薄い緑色のオーロラが見えています...オーロラ遠征その2(シアトルからフェアバンクスへ)

  • オーロラ遠征その1(札幌からシアトルへ)

    オーロラを見るため2023年3月下旬にアラスカへ出国し、4月4日(火)に帰国しました。これからオーロラ遠征の様子を10数回に分け、ブログにアップしていきます。3月23日(木)、新千歳空港を11時55分発の羽田行きJAL508便に札幌市天文台スタッフの横山さんと2人で搭乗。羽田空港に着陸後、第1ターミナルから無料シャトルバスで第3ターミナル(旧国際ターミナル)に移動し、デルタ航空のチェックインカウンター前で今井さんと合流。3人一緒にチェックインし、出国手続き後はデルタ航空のラウンジ「デルタスカイクラブ」で休憩。羽田空港を17時35分発のデルタ航空166便に搭乗。シアトルまで9時間10分の飛行が予定されています。日付け変更線付近を飛行中、窓側の席に座っている横山さんから「低緯度オーロラが見えますよ」と声をかけ...オーロラ遠征その1(札幌からシアトルへ)

  • いよいよアラスカ州フェアバンクスへ

    Airbnbという宿泊検索サイトから、こんなメッセージが届きました。これからパッキングしてアラスカへ行ってきます。いよいよアラスカ州フェアバンクスへ

  • オーロラを見るための準備

    オーロラの乱舞を自分の目で見ることは、私の長年の夢です。91040044この画像は、2018年1月にモスクワから日本に帰国する際、航空機の窓から初めて見たオーロラです。肉眼だと目を凝らしてようやく見えるとても淡い光でした。長時間露光した結果、ようやく緑色に光っていることが確かめられました。この程度だと「オーロラの乱舞を見ました」とは言えないですね。オーロラの乱舞を自分の目でどうしても見たいと思い、あまり寒くない9月ごろのカナダがいいのではないかと数年前から遠征プランを練っていました。寒さは足元から来ることから、まず2021年12月に極寒用の防寒靴を購入し、ブログにアップ。【極寒用の防寒靴を買いました】2021年12月9日のブログ記事2022年11月にアラスカ在住のAさんと知り合いになったことがきっかけで、...オーロラを見るための準備

  • 米国入国と日本帰国の事前情報の入力

    新型コロナウイルスの流行に伴い、日本出国や入国の際の事前情報登録が推奨されています。まず、出国から。アメリカ入国の際、搭乗するデルタ航空から提供されるアプリを使うとスムーズに入国できるということを聞き、DeltaFlyReadyというアプリで、パスポート情報・ワクチン接種状況・渡航先・滞在日数・宿泊ホテル名・税関申告などを入力。入力が完了すると、このような表示になりました。次に帰国時の入力です。日本のデジタル庁のVisitJapanWebというサイトに入力。パスポート情報・渡航先・帰国予定日・ワクチン接種状況・税関申告などを入力。入力が完了すると、このような表示になりました。いずれも、入力作業に各15分程度要しました。必須ではないようですが、新型コロナワクチン接種の電子媒体確認や以前の入国カードに代わるも...米国入国と日本帰国の事前情報の入力

  • 服用している薬の英文説明書

    私は血圧がやや高いことから2021年5月から降圧剤を服用しています。2021年まで薬の毎日服用がなかったため、海外旅行時には薬の持ち出しを気にしたことがありませんでした。一般的な降圧剤なので、外国への入国時には申告が必要ないと勝手に推測していますが、念のため薬の英文説明書を持参して海外旅行に備えることにしました。調剤薬局さんの協力で無事に英文説明書を入手。この情報提供は無料とのこと。アイン薬局さん、ありがとうございます。服用している薬の英文説明書

  • 国際運転免許証の新規発給

    3月14日(火)10時過ぎに札幌中央警察署を訪れました。受付でパスポートと日本国内の運転免許証を示し、国際運転免許証の交付申請書を受領。必要事項を記入し、写真1枚、2350円の収入印紙を添付し申請完了。2時間ほどで国際運転免許証の受け取りが可能とのこと。12時少し前に受け取り窓口に行き、受領した国際運転免許証です。有効期間は発給後1年間です。新しい国際運転免許証を受領する際、2019年4月に取得した期限切れの国際運転免許証を記念に持っておきたいと希望したのですが、返却しなければならないそうで、係員に手渡しました。帰宅後に調べてみると、確かに道路交通法第百七条の十に返却義務が書いてあります。なお、海外への予約航空券や海外ホテル宿泊予約書も持参するよう警察署のサイトに書かれていましたが、提示を求められませんで...国際運転免許証の新規発給

  • 新型コロナワクチン接種証明書と米国ビザ

    アラスカへの海外渡航の前に、新型コロナワクチン接種証明書が必要になってきました。まず、日本政府が提供する証明書交付アプリをスマホにインストールします。アプリを使い、マイナンバーカードとパスポートのWi-Fi読み取りを行いました。5分程度の短時間で全ての作業が完了。作業終了直後、スマホ画面に表示された証明書です。(QRコードや個人情報はボカしました)海外渡航用で、私のパスポート番号も記載されています。出国時や入国時にはスマホの画面を見せるだけで十分とは思いますが、念のため画像保存し4枚プリントアウトしておきました。なお、アメリカでの観光滞在用として2009年1月から電子渡航認証システム(ElectronicSystemforTravelAuthorization:ESTA)が導入されています。2008年まで...新型コロナワクチン接種証明書と米国ビザ

  • 2023年3月下旬の残雪状況

    2023年3月22日(水)現在、札幌の自宅周辺に積もった雪は無くなってしまいました。1年前の2022年3月22日の様子はどうだったかというと、これは1年前の3月22日に撮影した自宅前の様子です。道路上の排雪が行われた直後ですが、道路の脇には雪がうず高く残っています。気象庁の2022年データによると、このときの札幌の積雪量は70cm、積雪が0cmになったのは2022年4月6日でした。これは2023年3月17日(金)に撮影した様子です。札幌の積雪量は15cm。きっかり1年後の画像同士で比較したかったのですが、札幌管区気象台の発表によると2023年は3月20日(月)に札幌市の積雪は0cmになったそうです。雪が全く残っていなかったので5日前の画像でお許しください。このように、年によって残雪の様子がかなり違います。...2023年3月下旬の残雪状況

  • 2023年3月19日の太陽面

    3月19日(日)の札幌は朝から抜けるような青空に恵まれました。10時過ぎに自宅屋上の口径15cm望遠鏡をスタンバイさせ、太陽のプロミネンスを見ることにしました。やや大きめのプロミネンスが北東の方向に見えています。撮影の用意をし、プロミネンスの動きがわかるように30分ほどの時間差で同じ場所を撮影してみました。10時54分に撮影。28分後の11時22分に撮影。大気の揺れがやや大きかったことで、写りはイマイチですが、プロミネンスが28分間で少し形状が変わっています。もう少し時間差間隔を取って撮影したかったのですが、所用のため時間の余裕がありませんでした。撮影の様子です。少しだけ日焼けしました。(笑)2023年3月19日の太陽面

  • 札幌市天文台の内装工事

    札幌市天文台は、観測室の内装工事などのため2023年3月13日(月)から3月24日(金)まで臨時休台中です。2022年4月に札幌市天文台訪問した際、1984年10月に更新された2代目の口径20cmF12アポクロマート屈折望遠鏡を撮影させてもらいました。ところで、2023年3月の内装工事開始の前に、天文台スタッフのYさんから私に問い合わせがありました。「内装工事に際し、望遠鏡をカバーで覆ったのですが、これで合ってますか?」という問い合わせでした。(画像はYさん提供)1984年の望遠鏡更新を担当したのは私なのですが、望遠鏡カバーのことは完全に忘れていました。大変失礼いたしました。望遠鏡カバーは五藤光学さんの特注品です。東京都府中市の志村シートさんが製造し、1984年8月21日に五藤光学機械課さんへ納品されてい...札幌市天文台の内装工事

  • 2023年3月16日の金星・木星・国際宇宙ステーション

    2月上旬から夜間に星を見る余裕が激減してしまいましたが、3月16日(木)の夕方に少しだけ星を見る時間ができました。18時20分ごろに自宅屋上に上がると、金星と木星が西の空に輝いていました18時30分にスマホで撮影しました。この日の金星と木星の角距離は約14度。3月2日の0.5度まで最接近した前後は星を見る余裕がありませんでした。3月16日は19時ぐらいまで時間の余裕があったので望遠鏡を金星に向けたところ、気流の乱れが大きく見え味は最悪でした。そうこうしているうち、南西の低空から国際宇宙ステーション(ISS)が見え始め、オリオン座下方からおおいぬ座方向へゆっくり移動していきます。スマホを手持ちし4秒露出したため、見事にブレちゃいました。右下の光源は藻岩山の明かりです。短時間の星見でしたが、いいストレス解消に...2023年3月16日の金星・木星・国際宇宙ステーション

  • 54年前のオリオン大星雲スケッチ

    きょうは2023年3月15日(水)です。今から54年前の1969年(昭和44年)3月15日、中学3年生の私は自宅の前でオリオン大星雲を望遠鏡を使ってスケッチしていました。口径5cmF15屈折望遠鏡にHM25mm接眼鏡を使い30倍でスケッチしたオリオン大星雲です。視野は1.5度=90分で、左上が天球上の西です。スケッチの余白に日時を書いています。Mar,15,196919h45m〜20h25mとあり、時間にして40分もかけてスケッチしていました。モータードライブなどの便利な機能は無く、手動で恒星追尾しながらのスケッチでした。1969年の札幌市の人口は97万人ほど。現時点の2023年は197万人ほどなので54年間で約100万人も増えました。当時は光害も少なく、条件がいいときには自宅前で天の川も薄っすらと見えま...54年前のオリオン大星雲スケッチ

  • 介助の疲れを癒しに昭和レトロの喫茶店

    97歳の母が2月7日(火)に左肩と右手の薬指を骨折しました。2月6日までは、掃除洗濯や買い物以外の日常を手助けなくひとりでこなしていた母ですが、骨折後は両手が動かせなくなったことから、2月末までほぼ全ての行動に介助が必要になり、私が介助しています。なお、母は室内をゆっくり自力で歩くことだけが可能で、骨折してからの数日間は精神的な混乱も見られました。全介助から3週間ほど経ったある日のこと。母から「疲れているんじゃない?」と言われ、「喫茶店でコーヒーでも飲んでこようかなあ」と私が答えたところ、「そうしておいで〜」と送り出されました。中学校の同級生から、私の自宅近くに喫茶店があることを教えられ、自宅から10分ほど歩いて訪問。私好みの昭和レトロ満載な喫茶店で、ゆったりマッタリできました。とても美味しいコーヒーを味...介助の疲れを癒しに昭和レトロの喫茶店

  • 2023年3月7日の満月

    3月7日(火)は満月でした。沖縄県の宮古島に遠征中のKさんが、満月の素晴らしい画像を撮影されたので、天文ブログネタ解消を兼ねて紹介します。天文年鑑2023年版によると、3月7日の満月時刻は21時40分。ちょうどその時刻に撮影された満月です。画像は北を上にして掲載してあります。画像はSkiSafariというアプリの札幌市におけるスクリーンショットです。今回の満月の南側に陰影が発生しているのは、太陽の通り道である黄道から角度で4度ほど北を月が通過しているためです。言い方を変えると、地球の影の中心から北に4度ほど離れて月が通過しているためです。なお、月の視直径は約0.5度。地球の本影の大きさは視半径が0.7度ほど、半影の視半径は1.4度ほどです。(日時によって若干増減があります)地球の影の中心が天球上の黄道から...2023年3月7日の満月

  • 2023年3月5日の太陽面

    3月5日(日)の札幌は朝から快晴。春のような暖かさです。夜は多忙のため、昼間の空き時間を利用し、太陽を見て楽しみました。屋上の屋根を開け、コロナドフィルターという特殊なフィルターを口径15cm屈折望遠鏡の対物レンズ前に装着。久しぶりの太陽面の観望です。いつもはお手軽コリメート撮影の1枚画像なのですが、気流状態がこの時期にしては良く時間の余裕も若干あったので、2分間に撮影した動画から30%のフレーム選択をし、847フレームをスタック処理してあります。北を上にして掲載。撮影は口径15cm屈折の直焦点部分にASI120MCというイメージングソースを取り付けて撮影しました。太陽観望の後は、青空に浮かぶ金星と木星を見るなど、いい気分転換になりました。2023年3月5日の太陽面

  • USBウォームパッドの購入

    アラスカまで一緒に行く本州の方から、こんな便利グッズを勧められました。USBウォームパッド=商品名「エネタンポ」という厚さ2mm重さ80g大きさ38cm×35cmの布状ヒーターとバッテリーセットです。2セット購入し、2月26日に入手しました。画像には写っていませんが延長コードも付属しています。一緒にアラスカ遠征する4人全員がこの商品を購入したことから、10種類ある色やデザインのうち他の3人が選ばないと思われるドット柄の商品を選び、自分のイニシャルシールを貼っておきました。(笑)USBウォームパッドの購入

  • 南部せんべいの食べ比べ

    きょう3月3日(金)は雛祭りですが、3日前の2月28日(火)に南部せんべいの食べ比べをしてみました。左は青森県東北町の「東北みやげ煎餅(株)」製造で4枚入り98円右は岩手県二戸市の「(株)小松製菓」製造で厚め3枚入り100円でした。食べ比べると、左は硬めで風味がイマイチ。右は軟らかめで風味豊かでした。なお、右は賞味期限が3月21日と短めだったこともあって、売っていた2カ所のスーパーでレジ近くの山盛り販売でした。もしかしたら通常の値段はもう少し高いのかも。南部せんべいの食べ比べ

  • スマホで撮影した金星と月

    昼間の金星をスマホで撮影してみました。口径15cm屈折望遠鏡を使い、自作コリメート用アダプターを使って撮影した金星です。撮影した2月24日時点の視直径が12秒で輝面比87%と、まん丸に近い金星ですが、50倍以上の倍率で注意深く観察すると、画像の左側(天空上の東側)が僅かに欠けていることがわかります。なお、スマホ用コリメートアダプターの詳細については【2021年4月1日のブログ記事】をご覧ください。2月27日(月)の札幌は朝から快晴。夕方の月を見る余裕が少しあったことから、日没直後に屋上の望遠鏡をスタンバイさせました。残念ながら気流状態が悪く、60倍で見る月面はまるで急流の底の小石を見るような見え味の悪さでした。2023年2月27日17時45分にスマホで撮影した上弦の月です。使用した接眼鏡あるいはスマホの撮...スマホで撮影した金星と月

  • 2023年2月24日の太陽面

    2月24日(金)の早朝、ゴミ出しをするので戸外へ出たら快晴でした。ゴミ出しから戻り屋上で6時42分に撮影。この日の札幌の日の出は6時20分なので、もう少し早めにゴミ出ししていたら見事な日の出が見られた思います。早朝の気温はマイナス6度でした。実は、前夜の2月23日(木)の夜から札幌は晴れていましたが、何かと慌ただしいせいで夜に星を見ようというエネルギーが残っていませんでした。しかし、朝日を見たら急に太陽面を見たくなり、朝食の用意と後片付けをしてから再び屋上に上がり、望遠鏡のスタンバイをしました。まず、ハーシェルプリズムと減光フィルターで太陽面を観望。ハーシェルプリズムと緑色だけ通過するフィルターを使い、10時32分にコリメート撮影。なお、鏡像を反転させ正立像にしてあります。久しぶりの撮影でピントが甘くなっ...2023年2月24日の太陽面

  • 寒さで切れそうになった電源コードの修繕

    1月30日(月)の未明、気温がマイナス29度という厳寒の富良野市郊外で望遠鏡を使った時のこと。あまりの寒さに電源コードなどが硬くなってしまい、撤収時に無理してコードを曲げるとコードが折れる恐れがあったので、コードを曲げることなくそのまま車内に放り込んで撤収しました。ところが、帰宅してから電源コードを見て驚きました。シガーソケット電源アダプターが根元のプラスチック部分で破断し、断線寸前でした。折れないように注意したのに残念。修繕可能かどうか分解してみました。矢印の先が断線寸前の箇所です。丸型変換アダプター5.5mm/2.1mm付きのシガーソケット電源アダプターは、大型家電店や自動車アクセサリー販売店では在庫がなく、1週間ほど前に通販で買ったばかりでした。(泣)余分に持っているシガーソケットと交換することにし...寒さで切れそうになった電源コードの修繕

  • 2023年2月16日の自宅屋上で

    2月15日(水)の夜から16日(木)の朝にかけ、札幌の自宅周辺は10cmほどの降雪がありました。日本海で発生する雪雲の通り道になるかどうかの違いで、広い札幌市内だと積雪量が区域によってかなりの差が出ます。2月14日(火)の午後に新型コロナウイルス予防ワクチンの5回目の接種を受けたことから、筋肉注射した左上腕部に鈍痛が少し残っている状態で2月16日の朝から自宅前と屋上デッキを除雪しました。2時間ほどで作業終了。筋肉が喜んでいます。(笑)屋上のスライディングルーフに積もった雪を落とし、10時40分に撮影。ご近所さんの屋根に積もった雪が、まるでホイップした生クリームのようです。(笑)春に向けて少しずつ太陽高度が高くなってきたことが実感できます。夜になると天気が悪くなることから、自宅屋上での星見が中々できません。...2023年2月16日の自宅屋上で

  • 新型コロナウイルス予防ワクチン接種5回目

    新型コロナウイルス予防ワクチンの5回目接種を、バレンタインデーの2月14日(火)に受けてきました。5回目の予防接種済証です。ファイザー社製です。4回目までのワクチンは1価でしたが、今回のワクチンは2価:起源株/オミクロン株BA.4-5と表示されています。過去4回の接種後と同様に、接種後8時間ほど経過してから徐々に上腕部への鈍痛が出てきました。接種後2日目まで痛みが続き、2月16日(木)の朝方の除雪作業が少し大変でした。それでも3日目までには鈍痛が解消しました。接種の翌日に微熱らしきものが出たほかは、倦怠感や悪寒などは全くありませんでした。年齢のせいか副反応が軽くて良かったです。なお、これまでの接種状況は次のとおりです。【ワクチン接種1回目】は2021年8月2日で、ファイザー社製。【ワクチン接種2回目】は2...新型コロナウイルス予防ワクチン接種5回目

  • 浸水ハザードマップ

    1月下旬に札幌市役所から札幌市内の全世帯に浸水ハザードマップが配布されました。私が住む地域の東区版は、A4版23ページの冊子です。22ページ目にはチェックリストがあります。幸いにも我が家では、内水氾濫や河川の氾濫による洪水の危険性が低く、在宅避難で可能だろうという予測がハザードマップで確認できました。ハザードマップ最下段の指定緊急避難場所などへの記入は、上の写真撮影後に書き込みました。浸水についてはひとまず安心ですが、自宅周辺の土地は泥炭地という軟弱地盤なので地震の際の揺れは大きめです。停電などへの備えもしておこうと思います。浸水ハザードマップ

  • 大マゼラン雲を大マゼラン銀河と言わないのはなぜ?

    アンドロメダ大星雲M31の正体が、私たちの住み家である銀河系(theGalaxy)の外にある星の大集団=銀河(galaxy)であることを初めて証明したのは、アメリカの天文学者エドウィン・パウエル・ハッブル(EdwinPowellHubble,1889年-1953年)で、1924年のことだそうです。(Wikipediaから引用)私の記憶では1990年頃から日本では「アンドロメダ大星雲」という呼称が「アンドロメダ銀河」という呼称へ徐々に変わってきました。私は子供の頃から慣れ親しんだ「アンドロメダ大星雲」と今でも言ってしまいますが、天文に詳しいと思われる一部のかたから「現在はアンドロメダ銀河が正しい言い方ですよ。」とたしなめられることがあります。目を転じて、日本では見ることができない大マゼラン雲と小マゼラン雲と...大マゼラン雲を大マゼラン銀河と言わないのはなぜ?

  • 44年前に買ったメガネの小さなネジ

    2023年現在、私が使っているメガネのフレームは、1979年(昭和54年)に購入した44年前のローデンストック製フレームです。最近になって、レンズ枠の固定ネジが緩みがちなことに気がつきました。ルーペで確認してみると、極めて小さなロックネジが無くなっていて、レンズ枠の固定ネジが緩みやすくなっていたようです。フレームを購入した富士メガネさんに相談すると、古いフレームなのでロックネジの在庫があるかどうか確認してみますとのこと。2日後、ロックネジが到着したとの連絡を受け、無料で取り付けてくれました。取り付けの様子です。スタッフに無理を言って写させてもらいました。矢印の先が直径1mmにも満たないロックネジです。44年も前のフレームネジの在庫があって、部品代無料・無料取り付けというアフターサービスに大感激です。それと...44年前に買ったメガネの小さなネジ

  • ミラーレスカメラの外部電源

    1月29日(日)の深夜から30日(月)の明け方までミラーレスカメラで天体撮影していた際、3時間ほどの間に持参した3本のバッテリー全てが次々と電池切れになってしまいました。気温がマイナス26度からマイナス29度度という過酷な状況下では止むを得ない電池性能の低下です。そこで、次回から外部電源が使えるよう、電源キットを準備しました。左の黒い部品が通信販売で入手した外部電源キットです。実は、バッテリーのサイズ違いの製品を間違えて注文してしまい、ダミーバッテリーが僅かに大きいためカメラの電池ボックスに入りません。止むを得ず、ダミーバッテリーボックスを分解。蓋を取り去りヤスリがけし所定の寸法に納まるよう加工してあります。なお、分解加工は自己責任で。中央の白いものがこれまで使っていたモバイルバッテリー。その右がこれまで...ミラーレスカメラの外部電源

  • 天体観望用ライトの購入

    天体観望用に作られたビクセン製ライトをアストロショップAUさんから1月下旬に購入しました。左は2003年10月に愛知県で開催された「双眼サミット」の会場で購入したマニア向けの手作りライトです。青色のマジックテープ付きのベルトが付いていますが、厚手の防寒帽を被った場合、ベルトが短いことからベルトを外して手で持って使っていました。赤色光と白色光に切り替えが即座にでき無段階の調光機能も付いた優れもの。望遠鏡の組立て時に両手を使う場合、口にライトをくわえて使うことになりますが、マイナス10度以下だと唇にくっついてしまうことや、ベルトの長さが短めなので、防寒帽を被った場合にはベルトの長さ不足が難点でした。そこで新たに購入したのが右側のビクセン製SG-L02ライトです。赤色光と白色光の切り替えと段階的調光が可能で、ベ...天体観望用ライトの購入

  • 厳寒期におけるメガネの曇り止め対策

    厳寒期にバラクラバ(目出し帽)を被り、メガネ(眼鏡)をかけると、吐息でメガネがすぐに曇ってしまいます。そこで、様々な曇り止め対策を試してみることにしました。まず、防塵ゴーグルを試してみます。メガネをかけたまま使用できる「山本光学YAMAMOTOYG-1000」という防塵ゴーグルです。透明部分には曇り止め加工がされていて、開け閉めできるベンチレーター(通気口)が4箇所も付いています。2月3日(金)の日中に自宅屋上でバラクラバとゴーグルを付けてみました。怪しいオジサン状態で、ライフルを持ったらSWAT隊員。(笑)このときの外気温はマイナス6度と比較的に暖か。メガネには曇りが発生しませんでしたが、もっと寒いときには曇るかもしれません。次に、メガネの曇り止り液などの効果も試してみるため、近くの薬局へ。選んだのは、...厳寒期におけるメガネの曇り止め対策

  • マイナス50度まで測定できる温度計

    厳冬期の星見のお供として、マイナス50度まで測定できる温度計を1月下旬に入手しました。入手したのはエンペックス気象計株式会社製の「サーモ・マックス50」というバイメタル式温度計です。札幌市内の山岳用品店では在庫がなかったので、通信販売で購入しました。説明書によると、測定範囲は−50℃から+50℃まで。−20℃から+40℃までの測定精度は±1℃以内で、それ以外は±2℃以内だそうです。手始めとして、防寒着の耐寒テスト時の気温を測るのに使います。1月29日(日)に富良野市の東麓郷という場所まで遠征。翌30日(月)の深夜3時前にはマイナス26度を記録しました。帰る際には温度計はマイナス29度を指していましたが、あまりの寒さに写真を撮るのを忘れちゃいました。ところで、私はマイナス気温を測る温度センサーを体内に三つ持...マイナス50度まで測定できる温度計

  • バッテリー保温ケースの製作

    望遠鏡を動かすモーター用のバッテリーを使う場合、厳寒期だと急激にバッテリー容量が下がり、最悪の場合は電源が落ちてしまうことがあります。1月27日(金)から28日(土)にかけ、マイナス20度の環境下で写真に写っているバッテリーを使いましたが、この時は1時間ほどの使用でもディスプレイの電源表示は100%のままで変化が認められませんでした。しかし、厳寒期の長時間使用には不安があります。そこで、バッテリー自体が冷えないように保温用のケースを作ってみました。段ボール箱の内部の5面に断熱材を貼り、外側には塗装用の養生テープを貼りました。電源用シガーソケットケーブルの穴を開け、1時間ほどで完成です。バッテリーを保温箱に入れ、上面に断熱材を乗せて使用します。バッテリーは2022年6月に購入した「Jackeryポータブル電...バッテリー保温ケースの製作

  • 2023年1月30日未明のZTF彗星

    防寒着や撮影機材の耐寒テストを兼ね、放射冷却現象が起こりそうな富良野市方面へ遠征してきました。1月29日(日)20時40分に札幌の自宅を出発。三笠ICを降り桂沢湖を通る峠道の道道116号線→国道452号線→道道135号線で富良野市へ。富良野市の東麓郷(ひがしろくごう)という場所の市道の除雪行き止まりに到着したのは23時40分でした。気温はマイナス21度。望遠鏡を組立て後、西空の低空に輝く上弦の月を照明にして記念撮影。指差ししているのは、ZTF彗星(C/2022E3)の方向で、口径10cm屈折望遠鏡も彗星を導入済みです。焦点距離24mm相当、露出10秒、絞りF2.2、感度ISO800。月が地平線下に没する1時間ほど前の撮影です。この日は夜空の暗さを測るSQM装置を持参。ZTF彗星の方向を測定してみました。①...2023年1月30日未明のZTF彗星

  • 2023年1月28日未明のZTF彗星

    ZTF彗星(C/2022E3)は、2022年3月にアメリカ・パロマー山天文台のZTF(ZwickyTransientFacility)サーベイ計画で発見された彗星です。最近のマスコミ報道によくある、思わせぶりな「緑色の彗星、5万年振りに地球に接近」などのキャッチコピーに惑わされる人が多いようですが、確かに言えることは、数年ぶりにやや明るめの彗星が北半球の日本で見やすいと言ったところでしょうか。比較的に明るい彗星とはいえ、光害が酷い都心部だと裸眼で見るのはまず無理。夜空が暗い郊外であっても、ZTF彗星の位置をよく知っていない限り見るのはかなり困難です。とはいえ、数年ぶりの明るい彗星ということで、1月27日(金)20時に札幌を出発し、中富良野町の金山湖の近くまで片道170kmほど遠征してきました。町道の除雪行...2023年1月28日未明のZTF彗星

  • バラクラバって何?

    知人のFacebook投稿に「バラクラバ」という名前が出てきました。初めて聞く名前なので調べてみたら、目出し帽(めだしぼう)やフェイスマスクのことのようです。Wikipediaによれば、クリミア戦争(1853-1856年)の最中に、東ヨーロッパの黒海に面した町バラクラヴァでイギリス軍とロシア軍が争った戦いで、寒い戦地に赴くイギリス兵のために妻たちが顔ごと覆う手編みのウールの帽子を持たせたそうです。その帽子を被って戦った地名から「バラクラバ(バラクラヴァ)」(英:Balaclava)と呼ばれ、世界に広まったそうです。右上のバラクラバと右下の手袋はこれまで使っていたもの。左上のバラクラバと左下の手袋は2023年1月上旬に購入した防寒性がさらにアップした厚手のタイプです。バラクラバを使う場合、鼻腔や口元からの息...バラクラバって何?

  • マークX赤道儀の活用

    マークX(マークエックス)というのは、五藤光学がパーツを自由に組み合わせることができるシステム望遠鏡として1976年に販売を開始した製品です。1990年代の望遠鏡総合カタログには見かけなくなったことから1990年代には製造販売が中止されたようです。私が本格的にマークXを使い始めたのは、札幌市青少年科学館が1983年に購入した10台のマークXで、木製三脚ではなく組立てやすいよう設計されたアルミ三脚の特注品でした。小型赤道儀の割には精度が良く耐寒性が良かったことからマニアの間では評判が高く、現時点では中古品でも高価で入手が難しい名機です。その後、2016年8月に中学校の同級生KさんからマークX赤道儀を物々交換で入手。翌年の2017年には五藤テレスコープが新規開発した両軸モータードライブ装置を入手したものの、5...マークX赤道儀の活用

  • 八甲田雪中行軍遭難事件から121年が経過

    私の生まれ故郷は青森県東津軽郡筒井町です。筒井町は私が生まれた2年後に青森市へ編入され、中学校2年生まで青森市に住んでいました。在籍していた筒井小学校での遠足場所は、萱の茶屋(かやのちゃや)・田茂木野(たもぎの)・月見野(つきみの)・幸畑(こうばた)でした。その後に進学した筒井中学校のすぐ西隣りには青森県立青森高校があります。青森高校は旧日本陸軍歩兵第五聯隊があった敷地跡に建てられていて、私の自宅から中学校までの通学路の途中にあった高校の門柱には当時の陸軍駐屯地、正式には衛戍(えいじゅ)地の門柱がそのまま残されていると聞き及んでいました。なぜ、いきなり私のブログ記事で八甲田雪中行軍(はっこうだせっちゅうこうぐん)のことを書くことにしたかというと、2023年のアラスカ遠征を控え、日本における最低気温の記録を...八甲田雪中行軍遭難事件から121年が経過

  • 2023年1月18日の太陽面

    1月18日(水)の昼ごろに太陽を観望しました。太陽面に黒点が多く見えてきています。スマホを望遠鏡の接眼部に押し当て、手持ちで撮影。ハーシェルプリズムに緑色の減光フィルターを使用。接眼レンズとスマホレンズの中心位置がうまく合わせられず、少し陰りが出てしまいました。2023年1月18日11時53分にコリメート撮影。太陽観察専用の減光フィルターを通し、裸眼で太陽をじっくりと観察すると、中央やや左下にポツンと黒点が1個だけ見えました。スマホをズームさせ11時58分に撮影。なお、ハーシェルプリズムを使用すると裏像になってしまいますが、画像補整で正立像に変換済みです。久し振りに半影部がはっきりとした大きな黒点を見ることができました。翌日の1月19日(木)も晴れていたものの、綺麗な彩雲が出ていたので撮影。1月19日12...2023年1月18日の太陽面

  • 昼間の星見

    ここ最近の札幌は夜になると曇りがちで、満足に星を見ることができません。1月15日(日)の夜から降り続いた豪雪は、17日(火)の深夜すぎに降り止んだようです。17日は早朝から晴れ。16日の降雪中に自宅の前を4回も除雪したお陰で、17日早朝の除雪は1時間ほどで終えました。屋上のスライディングルーフには、降り積もった雪が半分ほど残っていました。スライディングルーフの除雪後、青空を見上げると彩雲が見えていたので、太陽の眩しい光を左の人差し指で隠し、スマホで17日9時半に撮影し、色彩を少し強調処理。いつものように夜になるとまた曇るんだろうなあと思い、昼間の星を見ることにしました。望遠鏡を天頂付近の織姫(こと座のベガ)に向けています。織姫は青空でキラキラ輝いていました。画像はコンデジでコリメート撮影した織姫です。眼視...昼間の星見

  • 自宅屋上に設置した観測所の除雪

    札幌は1月10日(火)に15cmほどの降雪がありました。晴れ間が出てきた12日(木)に自宅周辺を除雪し、屋上の除雪もしました。スライディングルーフに積もった雪は暖気のせいで、殆どの雪が滑り落ちていました。デッキ部分のみを除雪。この程度の勾配の切妻屋根(きりづまやね=2方向に勾配をつけ三角形を形作った屋根)であっても、屋根の表面がツルツル塗装だと気温が少し上がると自然落雪します。なお、屋根は左右に分割スライドし、中に設置してある望遠鏡で星が見られるようになっています。1月12日にもなると、太陽の南中高度が25.2度にもなって、南中時の高度が僅かに増えたことが実感できます。(冬至の太陽の南中高度は23.5度ほどです)除雪をした1月12日の日中は、大気の揺れが少なめで青空に浮かぶ金星や木星が綺麗に見えていました...自宅屋上に設置した観測所の除雪

  • 豊頃町のハルニレの木

    新たに購入した防寒着の耐寒テストをするため、道東の豊頃(とよころ)町に到着したのは1月8日(日)の未明でした。到着時には雲が多く、寒気団も北にずれていったせいか、あまり気温が下がっておらずマイナス10度前後でしょうか。ハルニレの木の西側で日の出を待ちます。1月は厳冬期ですが、明け方の空には「さそり座のアンタレス」=αScoが見え始めています。日の出を写そうと大勢の人が集まってきました。低空の雲のせいで日の出が少し遅れました。私にとって、2023年の初日の出です。皆さん、撮影に夢中です。明け方の気温はマイナス13度。以上の4枚の画像は全てスマホで撮影しました。【1月15日10時:記事追加】1999年まで成人の日は1月15日でした。2000年からはからいわゆるハッピーマンデー制度の導入に伴い、2000年から1...豊頃町のハルニレの木

  • ナローバンドフィルターの効果(その2)

    新たに購入した防寒着の耐寒テストを2023年1月7日(土)に新冠町で行った際、ナローバンドフィルターの効果も試してみました。まず、フィルターなしの画像から。中央にオリオン座、左下はシリウスで右上は火星です。左上の写野外に眩しい満月が光っています。フィルターなし、露出1秒、絞りF2.8、感度ISO8000、焦点距離32mm相当、画像処理なし。次に、Hα(アルファ)3.5nmナローバンドフィルターを装着し撮影した画像処理をしていない生画像です。少しピンボケです。画像処理は一切していませんが、原板ではオリオン座の左側にある「バーナードループ(Barnard'sLoop)」と呼ばれる淡い大きな散光星雲が写っていることが確認できます。Hα3.5nmナローバンドフィルターをステップダウンリングを介し、撮影レンズの前に...ナローバンドフィルターの効果(その2)

  • 防寒着の耐寒テスト(その1)

    2023年1月7日(土)から8日(日)にかけて、購入した防寒着の耐寒テストを行いました。新冠町(にいかっぷちょう)の岩清水地区に到着したのは、1月7日21時過ぎ。この日は満月で、月明かりが煌々と雪原を照らしていました。ふたご座で輝く満月を向いて自撮りしました。中央の星は木星。あと30分ほどで木星は西の地平線に沈みます。露出2秒、絞りF4、感度ISO5000、焦点距離24mm相当。気温はマイナス10度。1時間ほど屋外にいましたが、防寒靴はホッカホカで寒さは全く感じません。寒い屋外にただじっとしているのは勿体無いので、ナローバンドフィルターの効果テストを行いました。その結果は、次回以降にブログ記事として書く予定です。的確なアンダーウェアを選んだ効果もあって、防寒着の防寒性能は十分というより暑いくらいです。汗を...防寒着の耐寒テスト(その1)

  • 防寒着を新たに購入

    冬季間は十分な防寒対策をしないと星を見続けるのが辛くなります。毎年1月3〜4日ごろの「しぶんぎ座流星群」が北海道では一番の寒さ対策が必要で、相当な覚悟で防寒対策をしないと、長時間の観望に耐えられません。寒さは足元からやってきます。防寒靴は2021年12月に新たに購入しました。詳細はブログ記事【極寒用の防寒靴を買いました】をご覧ください。さて、今年の2023年はオーロラを見ようとアラスカに遠征する計画を進めています。体験者のお話ではマイナス40度にもなるとのことで、私が持っている防寒着ではアラスカの寒さ対策には不十分。極地用の防寒着を2022年12月末に購入しました。購入したのはモンベルというメーカーの防寒着です。バンザイしている上衣がポーラーダウンパーカー、右の下衣がポーラーダウンビブと呼ばれる防寒着です...防寒着を新たに購入

  • 光害地で撮影した馬頭星雲

    札幌の市街地で馬頭星雲を撮影することは困難を極めます。なぜなら、淡い星雲の光が街中の人工照明に埋もれてしまうからです。しかし、特定の波長域だけを通過させるナローバンドフィルターを使うと、光害の影響をかなり除くことができ、淡い星雲を写せる場合があります。今回、Hα(Hアルファ)線と呼ばれる水素が出す輝線の656nm(656ナノメートル)の波長域だけを通過させるナローバンドフィルターを使い、オリオン座の馬頭星雲を撮影してみました。撮影日は2023年1月3日(火)で、この日は月齢11という眩しい月が輝いていました。半値幅が僅か3.5nmという極めて狭い波長領域だけを通すナローバンドフィルターを使うと、光害が酷い場所であっても馬頭星雲を軽々と写せることがわかりました。撮影データは、口径40cmF10反射望遠鏡に4...光害地で撮影した馬頭星雲

  • ナローバンドフィルターの効果

    光害が酷い札幌市の住宅地で、ナローバンドフィルターの効果を確認してみました。この日は、冬場にしては透明度が良いものの、おうし座に月齢11の月が煌々と輝き、3等星は見えるものの4等星は見えない状況でした。SQMという装置で夜空の暗さを測ってみると、16.3ほど。撮影時の共通データです。撮影対象はオリオン大星雲。口径40cmF10反射望遠鏡に42mm接眼鏡を装着し、ミラーレスカメラで2023年1月3日(火)23時過ぎにコリメート撮影。感度ISO5000、ホワイトバランスは太陽光、合成焦点距離2300mm相当。なお、3枚の画像はJPEGで撮影した画像を180度回転させ文字を入れただけで、その他の画像処理を一切していません。まず、ノーフィルターから。たった1秒の露出で背景が相当明るくなってしまい、星雲の淡い部分が...ナローバンドフィルターの効果

  • 天文指導員OBの新年会

    昭和の時代に活躍していた天文指導員さんの新年会は、例年だと大人数の新年会になるのですが、2023年は皆さんの都合が中々合わず、まず第一弾として1月2日(月)の新年会ならぬランチ会に参加してきました。いつものイタリア居酒屋さんは満席だったので、お隣の串カツ屋さんに移動。ランチ会に集まったのは3人だけ。ブログへの顔出しOKということで、乾杯〜!串カツ定食を頼みました。ランチ会だからねー。(笑)会話を楽しみ2時間ほど滞在。場所を変え、札幌発祥の「しめパフェ」です。16時半になり、赤レンガ前のイルミネーションが点灯しました。気温はマイナス8度。寒いです。奥の方に暗く写っているのが赤レンガ(北海道庁の旧庁舎)ですと言いたいところですが、修繕工事中のために建物を覆って絵入りの覆いです。昭和の天文指導員の新年会第二弾は...天文指導員OBの新年会

  • 2023年 明けましておめでとうございます

    2023年1月1日になりました。私にとって70回目の年越しでした。皆様、明けましておめでとうございます。昨年12月中の札幌は夜の天候が悪く、思うような星見ができませんでしたので、望遠鏡とお供えの鏡餅の画像でお茶を濁します。私は2013年の年賀状を最後に年賀状を書いていないので、年末の大掃除以外は極めて平穏な年末年始を送っています。なお、年賀状を書かなくなった経緯は2012年12月のブログ記事【年賀状の完結】に書いておきました。2023年は世界が平和になって、星見や旅行がを楽しめますように。2023年明けましておめでとうございます

  • 眼視目的で使用するナローバンドフィルターの効果

    天体写真の撮影に活用されるナローバンドフィルターを眼視目的でも使えるんじゃないかと考え、自宅屋上の望遠鏡で確かめてみました。入手したのは、バーダー・ウルトラナローバンドH-α3.5nmの2インチサイズフィルターです。鏡面の用に光っていますが、これを通して景色を見ると、暗くて真っ赤な景色が見えます。実は、注文したのは2022年2月中旬。在庫切れで、納品となったのは12月中旬でした。何と10ヶ月後!入手してから晴れ間に恵まれず、12月28日(水)の忘年会終了後に急いで帰宅し、ようやくテストができました。結果は、全視野があまりに暗くなりすぎて眼視には向かないことが判明。安易な考えで高い買い物をしてしまいました。とはいうものの、写真撮影の光害対策には有効なはずです。悔しさ紛れに口径40cm反射・ナローバンドフィル...眼視目的で使用するナローバンドフィルターの効果

  • 久しぶりの忘年会

    新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、2020年から2022年までは宴会の機会が激減しました。それでも、忘年会しませんかと知人からお誘いがあり、12月28日(水)の夕方、地下鉄澄川駅に集合したのは3人です。宴会場に歩いて向かう途中、雲の切間から月齢5のお月様が見えました。最近の札幌は冬型の気圧配置が続き、久し振りのお月様です。日本酒で乾杯~。全国の銘酒が揃っていて、お好みの日本酒が選べる居酒屋さんでした。帰宅途中、久しぶりに星が見えています。悪天候が続いたために、これまでできなかったナローバンドフィルターのテストを酩酊しながら自宅屋上で実施。その様子は次回のブログ記事に書く予定です。久しぶりの忘年会

  • 航空連合(Airline Alliance)のステータス

    航空連合(AirlineAlliance=略してアライアンス)とは、航空会社同士がお互いに協力し合うための連合組織です。世界的なアライアンスはワンワールド、スターアライアンス、スカイチームの3つです。その国を代表する主要な航空会社が殆ど加入しています。2022年12月現在、ワンワールドは日本航空(JAL)を含め14社、スターアライアンスは全日本空輸(ANA)を含め26社、スカイチームはデルタ航空やエールフランスを含め19社が加入。各アライアンスでは、優先チェックインやラウンジの利用などのサービスを提供するために、ステータス(上級会員資格)を設定していて、その資格達成の基準は航空会社ごとに決まっています。快適な空の旅ができるよう、私が取得したステータスの経過です。・ワンワールドサファイア会員(JAL→JGC...航空連合(AirlineAlliance)のステータス

  • 初めての英会話教室

    海外旅行では英語を話す機会が多くなりますが、私の英会話レベルは小学生以下です。これでよくまあ30回以上も海外旅行してきたもんだなあと我ながら呆れます。もう少し英語を話せるようにしたいと思い、12月から英会話教室に通っています。人生初の英会話教室です。少人数制で、1回あたり50分間、ネイティブアメリカンのスコット先生との会話を楽しみ(苦しみ?)ます。8割ほど英語で、残り2割ほど日本語で会話しながら、スコット先生がホワイトボードに説明を書いてくれます。初回の講習時、スコット先生から、これまで英会話をどのようにして学びましたかと質問され「海外旅行の体験と映画で」と返答。先生によると、私の英会話は文法的に違うけど身振りなどから意味は何とか通じるそうです。ただし、英語圏の田舎に行くと通じないかもという指摘を受けまし...初めての英会話教室

  • 季節によって変わる黄道の傾き

    2022年の12月22日(木)は冬至でした。朝の札幌の気温はマイナス8度。これは自宅屋上で12月22日の8時40分に撮影した冬至の太陽です。1年で最も南中高度が低い太陽を撮影したかったのですが、10時ごろから曇ってしまい夕方から荒れ模様になりました。なお、北緯43度の札幌における冬至の日の太陽の南中高度は23度ほどです。ところで、天体に興味を持った方々から、地平線と黄道との交差角度が季節によって変わることがよくわからないと質問を受けます。そこで、冬至・春分・夏至・秋分の明け方の様子をSkySafariというアプリで、理屈なしで説明したいと思います。白い線が天の赤道、黄色い線が太陽の通り道の黄道で、札幌での状況です。冬至の日だと明け方の地平線と黄道のなす角度は47度ほどになります。春分の日だと明け方の地平線...季節によって変わる黄道の傾き

  • 7冊目のパスポート

    これまで使っていたパスポート(日本国旅券)の有効期限が2022年1月で切れました。2022年12月上旬、オーロラや動物撮影で有名なプロ写真家のTさんからオーロラツアーが2023年3月に催行されることを知らされ、ツアー参加の可能性も出てきました。新型コロナウイルスの全世界拡散で海外旅行がしにくい状況にあったことからパスポートが有効期限切れのままでいましたが、オーロラツアーにいつでも参加できるよう見切り発車で12月上旬にパスポートの発行申請をしてしまいました。1979年から使ってきたパスポート6冊と2022年12月に発行された7冊目のパスポートです。以前のパスポート①〜③は、大きさが97mm×155mmでした。1992年から国際規格のB7サイズ88mm×125mmになり④のパスポートから一回り小さくなりました...7冊目のパスポート

  • 月を見ると元気が出ます

    97歳の母は、まだ自分で調理し食事の支度をするのが日課です。朝食の前に、晴れていれば台所横の西向きの窓から必ず外を見ます。同じように、夕飯の支度前にも窓から外を見ます。月が見えるかどうか確かめるためです。その日、お月様が見えると、「月が見えたよー」と笑って私に教えてくれます。どうやら、お月様を見た後の母は機嫌がいいようです。12月18日(日)の朝、起床すると20cm以上の積雪でした。吹きだまりもできていて除雪作業を開始。青空も見えています。ママさんダンプで重い雪を運ぶ合間に、青空に浮かぶお月様を時々見て元気をもらいます。2時間ほどの作業で自宅周りの除雪が終了。お月様が居間の窓から見えることを母に教え、母も肉眼で見ました。「あら、少し細いねー」お次は屋上の観測室周りの除雪です。屋上は風が強く、積もった雪が固...月を見ると元気が出ます

  • 自身の平均余命と健康寿命を考える

    私が是非とも見たいと思っているもののひとつに「オーロラ」があります。自分の目でオーロラが乱舞する様子を見たいと、ここ数年憧れ続けてきましたが、コロナ禍でその思いを果たせないままでした。しかし、私には残された時間があまりないのではないか。こんなことを最近になって感じています。平均余命というのは、ある年齢の人がその後に何年生きられるかという期待値のことだそうです。2021年に厚生労働省が公表している簡易生命表(男性)によれば、2022年に満69歳になった私の平均余命は16.71歳。69+16.71≒86ということで86歳ぐらいまで生きられるという期待値となります。なお、0歳児の平均余命のことを特に平均寿命といい、2021年の簡易生命表(男性)では81.47歳です。一方で、健康寿命というのは、Wikipedia...自身の平均余命と健康寿命を考える

  • 2023年版天文年鑑でようやく連星データが直されました

    誠文堂新光社が毎年発行している天文年鑑にはその年の天文情報が満載され、私には大切な情報源のひとつです。ただ、稀に酷い間違いがあるので要注意なのですが、重星・連星を良く見る私にとって以前から些細な誤りが気になっていました。それは、「連星」の一覧表にあるADS番号8954という星名の明らかな誤植です。1994年版までは正しくβ932と表記されていましたが、1995年版からβ632と誤植され20年以上も誤植が続いていました。他の文献などを見て私が天文年鑑の誤植に気がついたのは、2010年ごろです。2010年ごろに発行元の誠文堂新光社天文ガイド編集部へ電子メールでお知らせしましたが、何の反応も訂正もなく現在に至っていました。ところが、「連星」の執筆者が2016年から国立天文台のSさんに変わっていたことを2022年...2023年版天文年鑑でようやく連星データが直されました

  • こんな月面図が欲しかった

    星仲間さんから「令和月面地図帳」という書籍をプレゼントされました。和田一人さん(ハンドルネームKzWadaさん)というかたが自身で制作されたA4版48ページの書籍です。表紙だけを見て、最初はカレンダーかなと思いました。しかし、中身を見て驚きました。月面を26分割したうちの2枚目と3枚目です。小口径の望遠鏡で見える主なクレーターにはカタカナで名前が表示されています。これは使いやすい!書籍の前書きに「この月面地図は、小口径による月面観察の利用を目的としています。」と書かれています。(書籍の本文などを画像としてブログ掲載することは著作権侵害に該当しますが、後述のとおり和田さんから許諾をいただいています。)プレゼントされたその場で書籍の素晴らしいクォリティに驚いていたところ、「いくらだと思いますか?」と星仲間さん...こんな月面図が欲しかった

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