chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
初めての歌舞伎を楽しもう https://munakatayoko.hatenablog.com/

歌舞伎初心者に、歌舞伎の魅力を伝えます。 趣味は歌舞伎、文楽、落語、映画鑑賞。 ブログでは、初心者も通の方も納得する歌舞伎にまつわる楽しい話をつづっていきます。日常生活もぽちっと。

むうむう
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/07/14

arrow_drop_down
  • 今月の振り返り

    4月歌舞伎座昼夜。 パスポートで複数回見られて理解が深まったことが何よりうれしいし、特に「夏祭」が良かった。 昼の部の感想 「引き窓」 munakatayoko.hatenablog.com 『七福神』 munakatayoko.hatenablog.com 『夏祭浪花鑑』 munakatayoko.hatenablog.com 夜の部感想 夜の部は、感想を書いていないが玉三郎と仁左衛門の世界にどっぷり2演目と、「四季」という群舞を見せる。さすがのにざたまで、幕が開く前から観客席のワクワク感の圧がものすごい。 後で感想を書こう。 どういうわけか、夜の部の終演時間は7時半。幕間だけはたっぷりあり…

  • おおらかで楽しい『毛抜』あらすじ・みどころ

    時代物ではあるけれど、誰でも楽しめるおおらかな演目です。 四世左團次追善狂言として 簡単なあらすじ みどころ 概況 四世左團次追善狂言として 昨年亡くなった四世市川左團次一年祭追善狂言として行われます。『毛抜』は、四世市川左團次が襲名時に演じたもので、今回は左團次の息子である男女蔵が演じます。 男女蔵の粂寺弾正。今回のビジュアル 四世左團次が襲名したのは1979年2月。その時の夜の部の演目は『毛抜』、襲名の口上、『次郎吉懺悔』、『棒しばり』でした。この夜の部を私は観ているのですが、「『毛抜』っておもしろ~い!」とそのおおらかさがとても印象に残っています。『次郎吉懺悔』や『棒しばり』だって十分面…

  • 『伽羅先代萩』~奥殿・床下~がっつり時代物を楽しむ~あらすじとみどころ

    江戸時代に実際に起きた伊達藩のお家騒動に着想を得て、舞台を室町時代の足利家に移して作られた作品です。時代ものなので、あらかじめ筋は押さえておきましょう! 長いお話の中の「御殿」と「床下」が良く上演されますが、今回もそうです。 『伽羅先代萩』名前の由来 登場人物 あらすじ 御殿 床下 みどころ ・お腹をすかせている鶴千代と千松。 ・生まれたときから、鶴千代の身替りになることを運命づけられている千松。 ・政岡の哀しみ。 ・荒獅子男之助と異様な存在感の仁木弾正 『伽羅先代萩』名前の由来 これは「きゃらせんだいはぎ」ではなく「めいぼくせんだいはぎ」と読む。 もともと伊達藩のお家騒動がベースになっている…

  • 『双蝶々曲輪日記』~引窓 感想

    『引窓』は、1749(寛延2)年 人形浄瑠璃として大阪竹本座初演。歌舞伎は同年8月京布袋屋梅之丞座で初演された。 作者 竹田出雲、三好松洛、並木千柳。 今月昼の部は「引窓」と、後に「夏祭浪花鑑」(1745年)がかかっていたが、両方見ていると何やら共通点があることに気づく。どちらも上方の侠客の達引(けんか)がテーマで、人を殺して、他の人に罪をなすりつけて逃げているのも同じだなと思っていたら、竹本座で『夏祭』が評判になったので、2匹目のどじょうを狙えということで4年後に『双蝶々』も作られたらしい。ところが『夏祭』に似ていたため初演時はあまり評判が良くなかったそうである。 人気が出たのは歌舞伎に移っ…

  • 記憶に残る今回の『夏祭浪花鑑』その6 出色の出来♪

    改めて、『夏祭浪花鑑』の感想。 ▲なんつうかっこよさじゃい。愛之助団七(左)と菊之助徳兵衛 今までもこの芝居は好きだったし、その都度感動しているが、今回はまたとびきりよい出来だった。 とにかく団七九郎兵衛を演じた愛之助がよかった。上方の言葉がスムーズで、ナチュラル、迫力があってよどみがない。愛之助は、この役を平成19(2007)年に初演。筋書によればその後3回演じて今回5回目にして初めて歌舞伎座での団七を演じた。最初は伯父にあたる片岡我当に教わり13世片岡仁左衛門の著書も熟読し、平成25(2013)年の際には当代仁左衛門にも見てもらったという、これぞ松嶋屋!という団七なのだ。碇床にくっきりと染…

  • 狂言『鎌腹』と能『土蜘蛛』を観る

    毎月一度は、なにか引っかかるフックを手掛かりに能を観ようという決意のもとに、もう10か月ほどたちました。で、今月の能は、4月13日の狂言「靭猿」(大蔵流)と「吉野静」(金春流)と19日の狂言「鎌腹」と「土蜘蛛」(観世流)。今月のフックは当然吉野静と言えば、「義経千本桜」、「土蜘蛛」と言えば歌舞伎でもよくかかるもの。なので選んだのですが、残念ながら13日は撃沈。哀しみのあまり、もう能なんて観るのはやめようかなと思ったのですが(涙)、捨てる神あれば拾う神あり、19日は大変楽しめました。 19日は初心者向けのショーケース。事前にロビーで体験コーナーもあって、私も太鼓をテンテン叩かせていただきました。…

  • 一幕見ツアー開催しました~『夏祭浪花鑑』

    本日は、一幕見ツアー。 歌舞伎座の周りやチケットの取り方など、本日見る演目の説明などをしてから観劇しました。『夏祭浪花鑑』4階から見るとどうかなあと少し心配していたのですが、その心配はまったくの杞憂に終わりました。 愛之助のよくとおる声でセリフも問題なく聞き取れましたし、大きな動き、全体が絵のような構図で美しく、この芝居本当によくできていると改めて感じ入りました。 声が良く聞こえるといえば、米吉お梶、菊之助徳兵衛、そして市松秀乃介くんも。とてもよく通る声でしっかりセリフも4階まで届きましたよ~。 立ち廻りも見得も美しかった。しいて言えば、長町裏の場で背景を通っていく祭の提灯が下2段くらいしか見…

  • 五街道雲助一門会~雲助祭り的な~楽しかったぜい♪

    昨日、渋谷区文化総合センター大和田さくらホールにて開催された五街道雲助一門会に行ってきました! 『鹿政談』蜃気楼龍玉 『締め込み』隅田川馬石 『犬の災難』桃月庵白酒 『幾代餅』 五街道雲助 私はこの一門が大好きです。話始めはゆる~っとした話しぶりでリラックス。もちろんずっとゆるゆる~というわけではなく、テンポの良さ、おかみさんなどの女性の話方もうまいっ!しかし、この一門の方はみな面白い名前ですな。五街道雲助、桃月庵白酒、隅田川馬石は知っていたけれど、蜃気楼龍玉さんは、恥ずかしながらお初にお目にかかりました。夏に銀座の博品館劇場で「女殺油地獄」を独演でやるというのは知っていたので、どんな方かなあ…

  • 『夏祭浪花鑑』その5 逃げた団七の運命は?舞台は備中玉島へ

    さて、続きです。追っ手から逃げた団七と徳兵衛、いったいどうなったでしょうか。 備中玉島で徳兵衛にかくまわれていた磯之丞と団七。磯之丞新たな災難 礒之丞の殺人はおとがめなし。 離縁の細工は、日にちが合わず無効に! 宝刀を盗んだ真犯人とは。 市松、罪人をお縄にする 備中玉島で徳兵衛にかくまわれていた磯之丞と団七。磯之丞新たな災難 礒之丞も団七も、備中玉島の徳兵衛の家にかくまわれていた。 浜田家より介松主計が来た。お家の大切な「千住院力王」という刀が紛失し、その嫌疑が磯之丞にかかっているといい、取り調べに来たのである。佐賀右衛門が、「磯之丞が刀を盗み、売った金で傾城を買った」と証言したという。 身に…

  • 『夏祭浪花鑑』その4 宵宮の祭に紛れて逃げた団七。その後

    さてさて。宵宮の祭に紛れて逃げた団七。その後どうなったのだろうか? 義平次がカーっとなって団七の額を割った団七の雪駄。これが、殺人現場に残っていてそれを徳兵衛が拾い、義平次を殺したのは団七であると悟る。 徳兵衛の説得に耳を貸さない団七に、ついに奥の手 第八 友達に心を砕いた石割雪駄の合印 (というのは浄瑠璃のタイトル) 義平次殺しの下手人は上がらぬままに日が過ぎ、お梶は下手人に心当たりはないかと毎日のように役所へ呼ばれていた。倅市松は、わんぱくで棒をもって振り回し、近所の子どもたちと敵討ちごっこ。じいさまの仇がわかったら俺が殺してやると息巻いている。それを引きこもっている団七が聞いて、胸もふさ…

  • 『夏祭浪花鑑』その3 さらにQ&A

    『夏祭浪花鑑』についてさらに。 Qこのお話元ネタあるの? Q上方と江戸のやり方の違いはあるの? Q 役者によって違いはあるの? Qこのお話元ネタあるの? このお話は、延享2(1745)年に竹本座で初演された人形浄瑠璃です。作者は並木千柳、三好松洛、竹田小出雲の3人。もとになったネタはあります。 まず、元禄11(1698)年に、『宿無団七』という歌舞伎作品がありました。団七という名前の男が父親を殺したというストーリーです。団七を演じたのは初代片岡仁左衛門。 この作品は評判がよかったようです。 その46年後、延享元(1744)年に、堺の魚売りが賭場の争いで、長町裏で人を殺したという事件がありました…

  • 観劇中は携帯は電源からオフで!

    歌舞伎観劇中のマナーとして、一番肝心なのは「携帯は電源からオフ!」です。 とにかく守られていない。私は通常2階以上上から観劇していますが、下界の人でギリギリまで携帯を見ている人はよく見えます。ギリギリまで観ている人ほど電源からオフしていないように見えます。 そういう人を見かけると、吹き矢でねらったろうか!と思っていますので、殺気を感じたら電源オフしてくださいね。 映画館でも携帯オフは注意喚起されると思いますが、映画はまだ迷惑に感じるのは観客だけです。役者にいる舞台で深刻な場面で携帯を鳴らされたら、役者さんのパフォーマンスにまで深刻な影響を及ぼしてしまいます。 スタッフも口を酸っぱくして言ってい…

  • 『夏祭浪花鑑』その2 ちょっと気になる疑問に答える

    昨日『夏祭浪花鑑』のあらすじと見どころを書きましたが、長くなっちゃって。 なかなか読んでもらえないのではないかと思ったので、芝居を観たあとでちょっと「?」と思いそうなところをQ&Aで書いてみました。昨日書いた部分と重複する部分もありますがあしからず。 Q団七は、どうしてつかまっていたの? Qどうして磯之丞は、駕籠に乗っているのにお金も持たず、武士なのに刀も持っていないの? ―どうして勘当されたの? Qどうしてみんな、磯之丞のために尽くすの? Qどうして琴浦と礒之丞は喧嘩をしているの? Q三婦は、磯之丞に付き添って国まで帰ってくれるというお辰を、色っぽいからという理由で断るけれど、どうしてそこま…

  • 【名作!】夏祭浪花鑑~あほぼんを支えて、振り回される義侠心あふれる人々の話

    通称「夏祭」。しょっちゅうかかる人気作品で、主に「住吉鳥居前の場」「難波三婦内の場」「長町裏の場」が上演されます。歌舞伎座では今月も非常に熱のこもった演技が、連日観客を沸かせています。 ■登場人物(今までの話を絡めて) ■簡単なあらすじ ■もう少し詳しいあらすじ ■住吉鳥居前の場 →見どころその1まるで別人のようにかっこよく再登場の団七 →見どころその2 喧嘩をとめるお梶と団七徳兵衛3人 ■カットされている 内本町道具屋の場&道行妹背の走書 ■釣船三婦内の場 →見どころ お辰の男気あふれるきっぷの良さ、お辰の去り際。 →見どころ 最後の花道での団七のポーズ! ■長町裏の段 →長町裏の段はすべて…

  • 散歩で花見

    ようやく満開ですね!図書館の行き帰りに花見ができました🌸 帰りに公園で借りた本を読もうとしたのですが、花見客が多くて諦めました。みな、幸せそうです。日本人はみんな桜、好きですよね! 今年は長く楽しめそうかな。

  • 銀座もちふじ

    昼の部が終わったのが3時過ぎ。幕間では軽く食べただけなので、いい具合にお腹が空いています。今日はこちら。初めて来てみました!お雑煮なんて素敵ー。お店は地下ですが、店内は空間に余裕があって、くつろげました。基本メニューがあって、色々オプションがつけられます。今日は、定番の「もちふじ 特製お雑煮」を頼んでみました。 濃いめのお出汁につるんとしたお餅、ほっこり柔らかな鳥もも肉、ゆずの香りが嬉しい😀お餅は、つきたて。焼いたり、あげたりもチョイスできます。もちろんお餅の数も選べます。今度来たら、白味噌にしようかなとか、イクラもトッピングしちゃおうかなとか考えて、また来るのが楽しみです。昼の部と夜の部の間…

  • 『七福神』でみんなニコニコ♪

    〽ちはやぶる 神の恵みをありがたく寿祝う~ 大きな波しぶきが描かれている舞台中央がパッカリと二手に割れると、おお!そこにはふくよかな笑みをたたえた7人の神様が乗った船がゆうらりゆらり。 こんな風に始まった『七福神』。今年浅草歌舞伎を卒業したメンバーも多くて、前回(2018年1月)の『七福神』よりぐっと若返って、華やかでした。 恵比寿(歌昇) 商家の守護神。鯛を持っているのが目印。唯一日本の神様。 弁財天(新悟) インドの女神で音楽や弁舌が巧み。とっても美しい。 毘沙門(隼人) 仏教の四天王の一人。怒りの姿を見せるけれど福神。 布袋(鷹之資) 大きな袋をかついで太鼓腹が目印。弥勒菩薩の化身!背中…

  • 4月22日に一幕見ツアー開催します♪

    一幕見ツアー、遅くなりましたが今月も開催いたします。 4月22日(月)です。 残席1名です。 初心者歓迎。一幕見で、歌舞伎を安く楽しもう!丁寧にレクチャーします♪ 歌舞伎の演目の解説をしたり、歌舞伎座の周りを案内したあと、一幕見で歌舞伎を観ます。チケットの取り方。インスタ映えする写真を撮るスポットはどこか。歌舞伎俳優がお勧めするお食事処はどこか。お教えします♪ 歌舞伎が気になる! でも料金高いし、何からアプローチしていいかわからない。 そんな人にオススメのツアーです! 歌舞伎は、日本が世界に誇るエンタテインメント。 でも、観たことがある人は、ほんのひと握り。 もっと歌舞伎のことを知って欲しくて…

  • 歌舞伎座四月大歌舞伎演目紹介~全部おススメだ~

    ちょっと遅めの春の訪れですが、歌舞伎座は花満開。ウキウキと初日もあけ、評判も上々です。私も昼の部大満足ですし、これから観る夜の部も大変評判よく(仁左衛門玉三郎ですし)とてもワクワクしております。 それではご紹介。 昼の部 『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』~引窓 『七福神(しちふくじん)』 『夏祭浪花鑑(なつまつりなにわかがみ)』 夜の部 『於染久松色読販(おそめひさまつうきなのよみうり)』 『神田祭(かんだまつり)』 『四季(しき)』 上演スケジュール チケット金額、売り場 一幕見の値段 歌舞伎座アクセス 昼の部 『双蝶々曲輪日記(ふたつちょうちょうくるわにっき)』~引窓 …

  • 4月歌舞伎座初日を迎えて

    春らしい良いお天気。 (とはいえ、いきなりゲリラが来たりするので油断がならないですが)本日歌舞伎座初日を迎えました。 櫓も取れてさっぱり。 昼の部を観てきました。 『引窓』 『七福神』 『夏祭浪花鑑』どれも大変良かったです。 また感想はおいおい書いていきます。今のところにざたま人気で、夜の部の方がチケットの売れ行きはいいのですが、昼の部、見逃せませんよ!

  • 春爛漫

    急に暖かくなって。 と言っても暑すぎやろ。昨日の天気。28度ですって。極端だわ。待ちかねたぞ、という自然からの声が聞こえてくるかのように一斉に花開きました。花が開く音が聞こえるようでした。思わずお散歩。サクラは八重桜以外はまだ3分咲きかなあ。でもその他たくさんの花が楽しませてくれました!

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、むうむうさんをフォローしませんか?

ハンドル名
むうむうさん
ブログタイトル
初めての歌舞伎を楽しもう
フォロー
初めての歌舞伎を楽しもう

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用