chevron_left

メインカテゴリーを選択しなおす

cancel
岸上達朗
フォロー
住所
未設定
出身
未設定
ブログ村参加

2022/06/11

arrow_drop_down
  • 恋と才能(12)師弟不二

      その晩は駅前の居酒屋には顔を出さず、自室で眞露のボトルをウーロン茶とともに味わっていた。  達朗は、先程来、由貴子から届いたメール内容に対して、どう返信し…

  • 恋と才能(11)アスペルガーの恋

      横浜でカウフマン先生からチェスの指導を受けた翌日、達朗はいつものように昼過ぎにベッドで目覚めた。  ヘッドボードの目覚まし時計は殆ど用をなさなくなって久し…

  • 恋と才能(10)心の鍵盤

      横浜市の大倉山駅から大倉精神文化研究所の方面へ向かって坂道を歩き、長閑な住宅街の一角にこじんまりとした白い地域公民館はあった。  駅前のドトールで時間をつ…

  • 恋と才能(9)職業

      達朗が大学に一切通わなくなり、モグラのように自室にこもり、酒と空想の世界に耽溺するようになったのは、昨年の秋口、10月の半ばからであるが、それ以前から十分…

  • 5月中には・・・。

      この小説、諸般の事情からとにかく5月中にはいったんの完成を目指しているところです。  それから約二か月で推敲をなして、なんとかまともな小説へと育て上げたい…

  • 恋と才能(8)不完全燃焼

      昨年の真夏日から、達朗は毎月の第四日曜日、自宅から二時間もかけて京王線調布駅から少し歩いた先の調布市民会館まで通うことになった。  彼のチェスの師匠、山澤…

  • 次回の更新予定

      過去に書いた作品を再アップしているのではなく、リアルタイムで執筆しているだけに、なかなか筆が進まず腐心しています。  次回アップ分は6割位完成したかな。 …

  • 恋と才能(7)フレンチ・ディフェンス

      昨年五月の連休時、高田馬場に所在するチェスセンターで出逢った達朗と山澤由貴子が、その師弟関係を一層親密にしていくのに時間はかからなかった。  ネットではな…

  • 今後の更新予定

      リアルタイムですが、原稿用紙200枚以上を目指した人生初の長編小説、まさに試行実験的に書き続けています。  意外にアクセス数が多く、驚いており、同時に嬉し…

  • 恋と才能(6)師匠

      昨年の5月の連休、達朗は高田馬場にあるジャパン・チェス協会が主宰するチェスセンターを初めて訪れた。  チェスセンターというからには、きっと大きな建物である…

  • 恋と才能(5)ネットフリックス

      池袋サンシャインシティ最上階の懐石料理屋で、達朗が佐伯教授や母の由美子に語った休学希望に、チェスの話を持ち出したのは後付けに過ぎないところがあった。  本…

  • 恋と才能(4)休学理由

      連休明けからしばらく経った5月の下旬、達朗は久々に昼間から外出し湘南新宿ラインで池袋へと向かった。  青空には白く大きな入道雲が巨大なソフトクリームのよう…

  • 恋と才能(3)コンサータ

      岸上達朗の一日は遅くから始まるというか始まりに明確さがなかった。  一日のうちで最も日が高い時間帯にベッドで目覚め、そのままベッドの外に跳躍することはでき…

  • 恋と才能(2)奇妙な趣味

      岸上達朗、英和商科大学2年生、先月4月に21歳になったばかりであるが、単位の取得不足から三年次には進級できなかった。  大学側に原因を知らされていないが、…

  • 恋と才能(1)広汎性発達障害

      英和商科大学はJR大宮駅を降り、さいたま新都心駅方面にバスを乗り継ぎ数駅目に位置する社会科学系の振興大学である。  バス停を降りると、大通りを挟んだ向かい…

arrow_drop_down

ブログリーダー」を活用して、岸上達朗さんをフォローしませんか?

ハンドル名
岸上達朗さん
ブログタイトル
法律学における理解の足跡
フォロー
法律学における理解の足跡

にほんブログ村 カテゴリー一覧

商用