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ことばと|ことばとそっと歩く。 https://considerthink.com

お金もない。仕事だってどうすればいいかもわからない。 人間関係でも体力は奪われていく……。どう生きればいいの? そう思っていた私は、ちいさな決意をした。 「そうだ。隠居しよう」

やりたくないことを極力しない隠居生活をすることを決めました。 創作活動を楽しんだり、毎日の小さな気づきや、、ふと感じた幸せを言葉にすることも。 もし、あなたも少し疲れているのなら。 どうぞ、好きなところから、気楽にお読みください。

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2022/05/29

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  • HSPのためのミニマルな暮らし|視界を整えると心が整う理由

    散らかった部屋にいると、なんだか頭の中までごちゃつく。ものが多すぎると、ただ「見えている」だけなのに、呼吸が浅くなる。文字情報や視線の多いカフェにいると、何をしていても集中できなくなる——そんなふうに感じたことが、私は何度もある。 HSPの

  • 「私には居場所がない」そう思った夜に見えた、やさしい光

    スマートフォンを見ては投げ出し、また手に取って、すぐにまた布団に埋もれる。 誰にも連絡できなくて、誰にも連絡がこなくて、ただ、おびえるようにくるまっていた。 「私の気持ちは、だれにも理解されないんだな……」 そう思ってしまった夜だった。人の

  • 寝るたびに、別の人生が始まるような気がする夜に

    重たい夢が、これでもかというほど沁み込んだ布団は、持ち上げるとずっしりと重たい。 朝、目を覚ましたとき、体はまるで別の場所から帰ってきたかのように、意味のわからない疲労を抱えている。 まるで、眠っているあいだに、もうひとつの人生を生きていた

  • 人生で置いてきた“自分”を、取り戻しに帰ってきた

    俺は忘れ物に気づいた。けれど、取りに戻ることはできなかった。 あのとき、もし忘れ物を拾いに戻っていたら——今を失っていた。自分の場所も、築いてきた関係も、選び取った日々のすべても。 俺は天秤にかけた。“あの頃の自分”と、“今ここにあるすべて

  • あの夜、言葉が灯をくれた──そして今、私は

    死にたいと、ずっと思っていた。けれど、死ねなかった。 直観的に、「自分がいなくなったら悲しむ」とわかる人がいた。それが幸せなことでもあり、呪いでもあった。 私は、どう生きたらいいかわからなかった。 真っ暗な河川敷を、ただ彷徨っていた夜のこと

  • 泣くのがこわいんじゃない。泣いたあと、立ち上がれないのがこわいだけ。

    泣くことは、こわくない。けれど、泣いたそのあとに「もう立ち上がれないかもしれない」と思うことが、何よりこわい。 過去に一度、すべてを賭けて負けて、泣き崩れたとき——悔しさではなく、ただ空虚さだけが残った。それ以降、「本気になること」「感情を

  • 【擬音短編集】むくむくと、そこにいる

    修学旅行、ただいま夜。学校の予定も無事終わって、みんな布団の中にもぐりこんでいる。 どうにも寝付けない俺は、同室である三人の様子を観察することにする。 イノウエは「すぅっ」と布団をふっくらませ、また静かに沈んでいく。普段から、落ち着きのある

  • 運命を「伏線」に変える──不公平な人生への静かな反撃

    人生は、最初から不平等だ富、才能、愛され方、人間関係。スタートの時点で、すべてを与えられている人がいる。一方で、生まれ落ちた場所も、名前も、育った環境も、どうしようもない「足りなさ」から始まる人もいる。 しかも現実は、「勝者総取り」のルール

  • 【擬音短編集】ぎょろりぎょろり

    彼はぎょろりぎょろりと周りを見渡している。 新月の暗夜の中、光に注意しているかのように目を光らせている。 どうやら、彼は盗人らしい。 こっそりと忍び込むために細心の注意を払っているのである。であるからに、見える人からしたら何とも珍妙な姿に思

  • 【カルディ】ぬいぐるみ×エコバッグっておもしろい

    カルディのマスコットキャラクター「ヤギべえ」がエコバックになってると聞いて自分なりに調べてみました。 ぬいぐるみとエコバッグの組み合わせって意外となかったように思えて面白かったです。 興味がある人は一緒に確認していきましょう。 ヤギべえエコ

  • 【擬音短編集】ぴしゃん、そして、ぴしゃん

    「ぴしゃん!」 何が起きたか今私の頭がフル回転して、状況を把握しようとしている。 ――そうだ、目の前にいる、彼女に頬を平手打ちされたのだ。 ――なぜ? ――わからない。 「あなたなんか、知らない!」そう吐き捨てられたと思いきや、彼女は走り去

  • 【擬音短編集】ぎっちら、ぎっちらこ

    私は古い民家を探して、移り住もうとしている。片田舎で、古い民家でゆったりと過ごすことを夢見た私は、物件探し中だ。 今回紹介された民家も、随分と古い家だ。 床の上にのると、ぎぃっと音を立てる。不動産屋さんは手慣れているのか、ぎっちらえっちら、

  • 【擬音短編集】びたびたと染みる

    「通り雨にしては強すぎるよぉ~!」私はお店の前に駆け込んだ。 そして、びたびたになったマフラーをほどいて、マフラーの状態を確認してみる。 これは…。何ともひどい状況だった。 カシミヤの生地が台無しと言わんばかりにびたびたに濡れている。「びち

  • お風呂掃除の洗剤代用にもおすすめ!ウタマロキッチンなら1本で家中まるごと時短掃除

    掃除用洗剤を何種類も揃えて管理するのは意外と面倒ですよね。私自身も以前は、キッチン用、お風呂用、トイレ用と複数の洗剤を購入し、それぞれのストック管理に苦労していました。特に、一人暮らしの生活では収納スペースも限られているため、洗剤を何本も常

  • 【擬音短編集】どでっと、支えたい

    「あぁ~、疲れたぁ!」彼女は力尽きたようにベッドに、どでっと倒れ込んだ。 「仕事がこんなにもつらい事なんだって知らなかったよ~!」新社会人になって早半年、仕事を覚えることは多少覚えてきたけど、やることが多すぎる。 「これで手取りもわずかなん

  • 「集中できない」その裏にある、言葉にならない心の揺れ

    「集中しなきゃ」と繰り返してしまうとき気づけば、心の中で何度も「集中、集中」と唱えている。まるで呪文のように。 これは、生産性のためじゃない。ぼんやりと心が溶けていくのを食い止めようとする、必死な防御だ。 ほんの少し気を抜くと、心が静かに、

  • 誰かの期待に応えるのがつらいとき、自分を守るための断り方

    「できるでしょ」と言われた時、あなたはどう感じる? 職場で「あなたならできるでしょ」と言われたことがある。最初は少しうれしかった。信頼されてるのかもしれないって。でも、同時に心の奥では不安もざわついていた。 ——これ、もし失敗したら?——期

  • 【擬音短編集】キンヨロー!

    「ぴーひょろひょろ」遠くからトンビの鳴き声が聞こえてくる。 何とも情けない声だ。 だってそうだろ?鷹の仲間で、勇猛果敢な出で立ち。肝心の鳴き声は「ぴーひょろひょろ」? この差はあまりにも大きい。 ピーシャラピーシャラ踊ってるのか?そんな、情

  • 【擬音短編集】すーすー、夢のむこうへ

    彼女は幽体離脱をしている。 なぜそう思うのかは、わからない。 であるが私は確信している。 彼女の寝息がすぅすぅと静かに音をたてているからか?それだとだって幽体離脱していることになる。人はみな、夢という世界に幽体離脱しているのかもしれない。

  • 【擬音短編集】へったりと、生きている

    「あぁ、なんて日常は、こんなにも平凡なのだろう」私は思わず、大通りで天を仰いで唾す。 この世界というのは、やる必要のないやるべきことが多すぎる。テクノロジーが発展して、本来であれば生きる上では3~4時間も労働すれば充分生きて生きるだろうに。

  • 【擬音短編集】てらてらの頬

    私の家は豊かな方ではない。それに気づかされたのは、小学校に入ってからだ。 私の家にはあまり物がなくて、長く使い古されたものばかり。使えるところはダメになるまで、トコトン使うという決まりがある。であるからに、私が新しいものを欲しがろうとしたら

  • 『檸檬』を読む ― 重さと浮遊のあいだにある、ひとつの冴え―

    今回は、梶井基次郎の『檸檬』について書いてみようと思います。短編文学の中でもとても有名な作品ですが、私にとってこの読書体験は、「読む」というよりも、沈み込むような呼吸に近いものでした。 不吉な塊と、最初の圧 「えたいの知れない不吉な塊が私の

  • 【擬音短編集】すてん!ずでん!ヒーローおやすみの日

    「僕は今日、はじめてスケートを体験しました。」小学生低学年の男の子が、シングルファーザーであるお父さんと二人で、スケートを体験した。そんなお話。「僕はその日、お父さんと買い物に行きました。ショッピングモールでは、何かイベントをやっていること

  • 【擬音短編集】ダビデ像にはなれないけれど

    僕は初めて、ジムというやつに来ている。友人と二人で。最初は、ムキムキマッチョな人たちばかりなのだと思っていた。僕がジムに来たきっかけは、友人に言われたからだ。 その日の前日、僕は学生の頃からの付き合いである友人に思い切って相談した。「マッチ

  • 書きたいのに、書けなくなるのはなぜか?

    まず、福田恆存の言葉を紹介します。 “私はこれを書きはじめるまですでに百枚近くも無駄にしております。二十枚位までがやっとで、それから先を書きつづける気がなくなり、改めて別の入り口から書きはじめる、そんなことばかりやっているのです。” 福田恆

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