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2022/04/20

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  • 逆説のユーラシア史 杉山正明

    第一次世界大戦は旧ユーゴスラヴィアで起こった一発の銃撃が引き金だった。第二次世界大戦はポーランドへのドイツの進軍がきっかけだった。両者の共通点は、いずれもユーラシア大陸の外周部分で発生した政治的軋轢が原因であることだ。おそらく日本の学校教育で歴史を学んだ方には理解しづらいと思う。大雑把に説明すると、人類の歴史はユーラシア大陸が中心であり、その周辺部に政治的圧力がかかると大規模な紛争になりやすいことは歴史が証明している。妙に思う日本人が多いはずなのは、日本の学校教育で教わる世界史がユーラシア大陸西部の周辺地域である西欧の歴史と、ユーラシア大陸東部の周辺地域であるシナの歴史を合わせたものであるからだ。改めて確認するが、氷河期の最中に現生人類は登場し、旧人類たるネアンデルタール人らを駆逐して地上の覇権を握った。...逆説のユーラシア史杉山正明

  • 緩衝地帯

    IShallReturnと捨て台詞を残してフィリピンから逃げ出したダグラス・マッカーサーは意気揚々と日本列島の厚木基地に降り立った。彼は邪悪な侵略者たる大日本帝国を完全に潰すつもりであった。政治、役所、学校と至る所にアメリカ式の民主主義の仮面を被った独善を刷り込むつもりであった。侍の国・ニッポンから闘争心という牙を抜き、大人しくアンクル・トムの指図に従う子羊を育成するつもりあった。アメリカでは大統領が替われば政治も社会も大きく変わる。それが当然なので、その感覚で日本列島の新たな支配者として、あるいは歴史に名を遺す変革者として自信満々であった。ところが朝鮮半島の北部のソ連の衛星国家である北コリアが突如として南に侵略してきた。マッカーサーは軍人である。すぐに朝鮮半島に敵性国家があると、自分が管理している日本列...緩衝地帯

  • 教師を守るは我々ぞ

    先生は聖職なんだぁ~との叫び声が聞こえてきそうだ。横浜のある裁判所で教師と生徒との間での性わいせつ行為に関する裁判が行われた。現在までの計11回の裁判が行われたのだが、驚くべきはその裁判の傍聴席が、横浜市教育委員会のメンバー及び教職員で占められていたことだ。この件に関して横浜市教育委員会は、理由について「不特定多数の人が傍聴することでプライバシーが守られないことが懸念される。被害者の保護者や弁護士から『不特定多数の人に聞かれないよう多くの職員に席を埋めてほしい』という趣旨の要請があり、思いをくみ取った」としています。馬鹿なの?本当におバカなの?では、教職員以外の人が加害者でわいせつ事件を起こした場合の裁判はどうなるの。馬鹿言うのもいい加減にして欲しい。通常この手の被害者のプライバシーが傷つけられるような裁...教師を守るは我々ぞ

  • 続・体調不良

    参りました。先週以来の体調不良がむしろ悪化しています。でも、もう月末。明日には出勤しなければ。続・体調不良

  • ステルス戦闘機の限界

    ステルス戦闘機は必要か。現在、アメリカを筆頭にステルス戦闘機を保有する西側諸国が頭を悩ませているのが、このステルス戦闘機の有効性である。なかでもアメリカの悩みは深刻だ。湾岸戦争でイラクを圧倒できたのは、ステルス戦闘機の活躍あってこそだ。イラクのレーダー網を掻い潜り、レーダー基地を攻撃し、対空ミサイル基地を潰し、制空権を握ったことでイラクを撃破できたのは歴史的事実である。だがこの勝利の裏側でステルス戦闘機の弱点が見つかってしまったことは、最近まで知られていなかった。いや、空軍関係者は知っていたらしい。ただ、その対策が十分に見いだせず、そのために水面下での議論となっていたのが真相だ。平和馬鹿が横行する日本では、戦闘とは武器を撃ち合うことだと誤認している人が多い。しかし、武器を撃たなくても戦闘は出来る。それが領...ステルス戦闘機の限界

  • お休み

    火曜日の夜から発熱して、現在も静養中です。明日には復活予定。季節の変わり目は要注意だと分かっていたのにこの有様、情けないです。お休み

  • 和製ナポリタン?

    失敗は成功の母とよく言われる。日曜日の午前中、私は二度寝を楽しむのが通例だ。朝食を摂るのは多量の薬を飲むためなので、トーストとサラダで軽く済ませ、服薬後に再び寝床に潜り込むのを至上の楽しみとしている。昼時が近づいてくると自然と空腹から目が覚める。ウトウトしながら何を食べるか考えるのは幸せだ。たしか朝、冷蔵庫を開けた時、野菜室にグリーンアスパラガスがあった。あれは三日ほど前に買ったやつなので、そろそろ食べないとまずい。トマトもあるので付け合わせの野菜は茹でたアスパラに冷たいトマトを添えたサラダにしよう。そうなるとメインはパスタが良いな。たしかレトルトのナポリタンがあったから、あれもそろそろ片付けよう。そう考えて寝床から起きると、鍋を水で満たして湯を沸かせる。その間にアスパラを茹で、トマトを切り、ドレッシング...和製ナポリタン?

  • 蜜月関係

    今から40数年前のことである。大学受験予備校として著名な代々木ゼミナールの世界史の人気講師であるT先生が突如、マスコミ批判をし始めた。受講生たちはビックリしつつも興味津々で背筋を伸ばして全身を耳にして、その内容を一言も聞き漏らすまいと緊張した。当時はソ連と共産シナが蜜月であり、朝日新聞を始めとしたマスコミ各社、進歩的文化人と自称する言論人が、この流れに乗り遅れまじと「日米安保廃止。ソ連との平和条約締結」とけたたましく叫んでいた。日本共産党の本部が近い代々木でも、デモ隊が盛んにシュプレヒコールを繰り返していた。T先生、余程腹に据えかねたのか、授業を中断して話し始めた。曰く、あれほど長く国境を接している国同士は常に紛争の種を抱えており、今現在蜜月だからといって、それが長く続くと考えるのはおかしい。そう言うと黒...蜜月関係

  • 漫画家と脱税

    先月の話だが、現在大ヒットしている「薬屋のひとりごと」でスクエニ社版の漫画化を担当している漫画家のねこクラゲさんが脱税で検察から起訴された。この報道で多額の脱税をした漫画家を賢しげに誹謗する声がずいぶんと上がっていた。脱税は罪である。そのこと自体に異論はないが、この記事を書いた記者は、間違いなく実情を知らず記者クラブでの役所側の広報を真に受けた垂れ流し記事を書いたのだろうと容易に想像がつく。一般的に出版社などから漫画家や小説家、イラストレーターなどに報酬が支払われる場合、予め源泉所得税が天引きされている。一回当たりの支払いが100万円以下だと10%が天引きされ、100万を超えた場合、100万以下は10%、100万円を超えた部分は20%の源泉所得税が天引きされる。そのため、多数の売れない漫画家や小説家は、確...漫画家と脱税

  • マイクを切っちゃえ

    間違えを認められない。これが日露戦争以来、日本の行政府を蝕んできた病巣である。これは日本に限らないが、政府とりわけ官庁が強いと、過ちを認めたがらない傾向がある。一つには、官僚の人事考課が減点主義であるため、なるべく仕事仲間が傷つかないように内々で処理したがるからだ。日本において、この悪癖が慣行として根付いたのは日露戦争からだ。以前にもあったようだが、薩摩と長州、旧幕臣などの微妙な力関係が、内々の処理がしにくい状況を作っていたため、あまり露骨な失策隠しは出来なかった。しかし、明治政府内部の力関係が安定してきたが故に、徐々に官僚の失策隠しが広まっていた。その決定打が日露戦争の勝利であった。細かい論評は避けるが、日露戦争は日本とロシア、双方が失策に失策を重ね、より失策が多かったロシアが敗戦を甘受した戦争である。...マイクを切っちゃえ

  • 薬屋のひとりごと第15巻 日向夏

    大人しい人が怒ると怖い。特に怖いのは、自分の為ではなく他者の為に怒れる人だ。自らの利益でも保身でもない。誰かのために真剣に怒れる人は怖い。無私の精神で立ち上がり、不正を糺すために真剣に怒れる人は、自らが傷つくのを恐れない。だからこそ怖い。逆に自らの栄誉のためであったり、善人ぶりをアピールするために怒っている人は、まるで怖くない。むしろ不快であり、邪魔である。今の日本の国会を見れば、この手の怒れる不快感がゴロゴロいる。新聞やTVといったマスコミ様のなかには、それこそ凝り固まって腐臭を感じさせるほどの怒れる人があふれている。似て非なるものとして、怒るべき時に怒れない、叱るべき時に叱れない卑怯者も大嫌いだ。私は実例を見たことはないが、最近は「叱らない教育」とかいう醜悪な行為が流行っているらしい。これは叱るべき義...薬屋のひとりごと第15巻日向夏

  • 過去を参考に

    先月のことだが、南コリアの政府高官が来日して通産省を始めとして要人と会談した。新聞などの報道では未来志向の新しい協力関係の構築が目的らしい。馬鹿なの、本当に馬鹿なのかと言いたくなる。南コリアは半島全体を巻き込み破壊の限りを尽くされた朝鮮戦争の焼け野原から脱却するため、国外からの経済支援を受けて再生した。鉄鋼業、造船業、自動車そして半導体メモリーの集中豪雨的輸出により経済の再建を果たした。これらの産業は全て欧米及び日本からの資金支援、技術移転によるものだ。自国で新しい産業を育成するだけの文化的経済的土壌はない。そのことは彼ら自身がよく分かっていた。そう分かっていたはずだった。おそらくソウル五輪開催に成功した頃ぐらいだと思うが、彼らは自国が世界の一流国の仲間入りをしたと考えるようになった。そうなると我慢できな...過去を参考に

  • Momoka JAPAN 稲谷

    一人で勝手気ままに海外旅行が出来た頃が懐かしい。私が師匠のS先生の事務所で働いていた時は、所長と交替で長期の夏休みを取ることが出来た。数年に一度は海外旅行に一人で行っていた。大概はヨーロッパであり、友人夫婦が滞在していたベルギーを別にすれば、3回ほどロンドンを訪れている。イギリスと書かないのは、ロンドン市内を出たことがないからだ。ヒースロー空港から一直線でロンドンに赴き、まず二日間は大英博物館に閉じこもった。あとはテートギャラリーとか自然史博物館、国立美術館、そしてロンドンの街並みの散策で終わってしまった。正直云えば、またロンドンを訪れる機会があれば、同じコースをたどる可能性は高い。特に大英博物館はまだまだ見て回りたい。ただ、困ったのは食事だった。私はグルメではないが、同じ献立を続けるのは大嫌い。名物のフ...MomokaJAPAN稲谷

  • メイドインアビス つくしあきひこ

    丸みを帯びた優しい絵柄に騙されてはいけない。ファンタジー系の漫画なのだが、その優し気な絵柄とは裏腹に、その冒険譚は相当に壮絶だ。ダークファンタジーだと評したいが、子供たちの朗らかさが暗さに染まらないのだけが救いだ。伝説的な探検家である母を求める女の子と、機械の身体ながら失われた記憶を求める男の子の冒険譚である。地底の遥か深みまで続く巨大な穴(アビス)は、まさに深淵であり、深く下れば下るほど帰還が困難になる。その代償は貴重な未知のアイテムであるため、深みを目指す探検家は後を絶たない。深く潜れば潜るほどに貴重なアイテムが見つかるが、帰還の際に体に変調をきたし、最終的には死を免れることは困難となる。これをアビスの呪いと呼ぶ。そんなアビスに死を覚悟しつつも探求の旅に出た二人の子供が遭遇する困難の数々。それは決して...メイドインアビスつくしあきひこ

  • 報道の不自由さ

    G7を始め先進国の中で、日本の報道の自由は最下位だそうである。まぁ、誰の情報をもとに判定したのかは知らないが、民主党時代にはもっと上位にいたので、自ずと分かろうというものだ。それはさておき、私も日本の報道はかなり歪だと考えています。なんといっても、その筆頭は記者クラブで官僚にコントロールされた情報の垂れ流し。呆れるほどに、新聞TVといった大マスコミ様は官僚にコントロールされています。まぁ霞が関の中央官僚の記者クラブに所属することは、記者様にとって約束された出世コースです。サラリーマン記者に、出世を危うくしてまで報道を自由にやろうなんて幼稚な気概はないでしょう。これは分からなくもない。また特定の外国への「ご配慮尽くされた可笑しな報道」に関しては、情報工作の一端を担っていらっしゃるとしか言いようがない情けなさ...報道の不自由さ

  • 自業自得

    やっちまったよ。今現在、私の悩みは右の中指が痛くてたまらないことだ。なにが困るって、PCのキーボードの入力が辛い。人差し指と中指は入力時の主力である。その中指が痛いので、入力の速度がどうしても遅くなる。なんで痛いのか。実は噛んじまった。いや、犬でも猫でもない。自分で噛んでしまったのだ。私は日ごろから柔らかいものばかり食べるのは良くないと考えている。多少、硬くて噛み応えがあるようなものも食べないと、歯が衰えるし、噛む力も落ちると思っている。晩年をギランバレー症候群で苦しんだ母は、柔らかい食材ばかり与えられていたため、次第に喋れなくなってきたことが忘れられない。喋れないと意思表示が難しくなり、結果的に外に対する関心が薄れ、リハビリにも力が入っていなかった。これが寿命を縮めたと私は考えていた。だから私は敢えて少...自業自得

  • U23カタール大会優勝

    サッカーの強い国の選手育成は、その国の都市ごとにあるクラブチームが主体となっているケースが多い。西欧や南米では、「おらが街のクラブ」があり、そこで子供たちが集められてサッカー選手として育成される。ところが日本ではいささか事情がことなる。日本では学校が放課後に部活を通じてサッカーをさせる。いわば教育の一環としてのスポーツの枠であり、健全な青少年育成の目的が重要視される。この方法では、優秀な選手を育成するには無理がある。だから日本サッカーは長年世界では勝てずにいた。そこで川淵会長の下でプロサッカー・リーグが設けられ、各クラブチームがジュニアやシニアの育成を担当するようになった。ただし学校のクラブ活動としてのサッカー部も盛況であり、夏のインターハイ、冬の全国大会は今でも人気がある。その大会には、各クラブのスカウ...U23カタール大会優勝

  • 魚と日本人 濱田武士

    未だ終わりの見えないウクライナ戦争であるが、忘れていけないのがウクライナは農業大国であったことだ。過去形で書いたのは、ウクライナ戦争により大幅に農作物の出荷量が減ることが予想されているからだ。ウクライナは小麦や大麦、大豆などの大輸出大国であり、もう既にパスタ麺などの値上げが相次いでいる。それだけではない。農産物の輸出大国であるアメリカでは干ばつと水不足により収穫量の減少が予測されている。アメリカは大規模農家が多く、豊かな土壌をもつのだが農業用水はカナダ国境あたりから水路を引いてもってくる。降雪量の減少と、農業用水路の老朽化などの問題があり予算の関係で補修すらままならない惨状である。また農産物の輸出では南米もやはり干ばつや土壌の塩害などで苦しんでいる。アフリカに至っては部族の縄張り問題も絡めて農業用水だけで...魚と日本人濱田武士

  • 現実は汚い

    理想は理想、でも現実のほうが重たい。先週末、三か所の国政補選があり、共産民主・・・ではなく立憲民主党の候補が当選した。まぁ細かいことは抜きにして、本質は同じなので目くじら立てないように。ちなみに何が同じかといえば、わりと糞真面目で清廉潔白な議員が多いことであり、同時に上から目線で有権者を導きたがる傲慢さを隠し持っているところだ。日本では勘違いしている人が多いが、政治とは清廉潔白さや真面目さが目的ではない。求められる理想の政治とは、被支配者たる国民を幸せにしてくれる支配者=政治家である。特に最大多数の最大幸福を正しいと規定する民主主義においては、国民を豊かにしてくれる政治家こそが理想である。もっと露骨に云えば、国民の欲望を実現してくれる政治家こそが理想である。なれば自分自身の半生を振り返って欲しい。あなたの...現実は汚い

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