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漢方医の日記 https://www.kampo-doctor.com/

漢方大好きおじさん(東洋医学専門医)のブログ。平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。

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2022/02/08

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  • 【書評】こんなノンフィクションあったんだ。 沢木耕太郎著 『流星ひとつ』

    全文会話という、ノンフィクション記述スタイル。沢木さんの挑戦でもあったようです。 宇多田ヒカルの母、藤圭子へのインタビュー。1979年、ホテルニューオータニ24階のバーで行われます。絶頂期にある、歌手藤圭子が電撃引退発表をした。なぜ、引退を決めたのか?2人だけで、バーで会話しながら藤圭子の思いを探る。 流星ひとつ (新潮文庫) 作者:耕太郎, 沢木 新潮社 Amazon 私は藤圭子を全く知りません。宇多田ヒカルはほぼ同年代であり、学生時代はよく聴きました。うちの母親が「お母さんの藤圭子に声がそっくりだわ」と言っていたことを思い出します。うちの母親世代には藤圭子は時代の寵児だったのでしょう。 宇…

  • 【書評】村上春樹短編集 『蛍・納屋を焼く・その他の短編』

    映画で『バーニング』を観て、その原作が村上春樹の短編『納屋を焼く』であることを知り、手に取ってみました。短編集なので『納屋を焼く』以外に4つの短編があります。 螢・納屋を焼く・その他の短編(新潮文庫) 作者:村上春樹 新潮社 Amazon 昭和57年から59年に書かれた作品たちであり、村上作品としては初期にあたります。 村上作品の登場人物は、無機質でプラスチック的、感情の起伏が少なく、運命をそのまま受け入れていく、人々が多い気がします。主人公の周囲の人たちは個性的であり、社会にうまく馴染めていません。会話も何か意味深そうなことを言うけど、さほど意味がないようにも思います。 全体的にはそんな世界…

  • 【書評】沢木流 五輪ルポ。五輪の意義を問う。 『オリンピア1996 冠<廃墟の光>』

    沢木耕太郎さんの1996年のオリンピック・レポート。1996年はアメリカ・アトランタで開催され近代オリンピックが始まってから100年目でした。 オリンピア1996 冠〈廃墟の光〉 (新潮文庫) 作者:沢木 耕太郎 新潮社 Amazon 100年目という事で、発祥の地のギリシア・アテネと開催地をかけ争いました。しかし、グローバル巨大資本を携えたスポンサーとテレビ局には勝てず、アトランタで開催となったようです。沢木さんはこの開催地決定の過程に、今後のオリンピックは滅びの道を歩むであろうと感じます。飲み物はコカ・コーラしか出てこず、頑なに飲みません。 本書は、ギリシア・オリンピアへの旅から始まります…

  • 【書評】究極の自由人、ブッダの考え方 『反応しない練習』

    人は考え方次第で「幸せ」にも「不幸」にもなれる。 ブッダはきっとその事に気がついたのでしょう。 「やべぇ、すごい事発見した!」って飛び上がったと思います。 究極の自由人ブッダは35歳のときに心がFIREしました。 反応しない練習 あらゆる悩みが消えていくブッダの超・合理的な「考え方」 作者:草薙龍瞬 KADOKAWA Amazon 苦しみの原因は「考え方」であり「思考のクセ」である事を発見しました。 原始仏教の特徴は「幸せになる思考法」を教えてくれる事だと思います。 その後、派生仏教が生まれました。最終ゴールは「自分の幸せ」ですが、そこに行きつくための方法論が違うだけです。 ヴィジョンは一緒だ…

  • 【映画記録】2月に見た映画のレビュー

    2月に見た映画のレビューです。すぐ忘れちゃうので備忘録として。 【J・エドガー】 FBI初代長官の物語。長官自身の語りというスタイルです。ディカプリオがかっこいいです。 J.エドガー (字幕版) レオナルド・ディカプリオ Amazon www.kampo-doctor.com 【バーニング】 村上春樹の短編小説「納屋を焼く」が原作の韓国映画。村上春樹×映画と言えば昨年は「女のいない男たち」が原作の「ドライブ・マイ・カー」が有名になりましたね。 「バーニング」ではビニールハウスを焼きます。 バーニング 劇場版(字幕版) ユ・アイン Amazon 【母なる証明】 精神障害の息子の無実(女子高生殺害…

  • 【書評】還暦前のおじさんの物語 『ぶらっとヒマラヤ』

    60歳前のおじさんはどんなことを考えるのか?なぜ、いきなりヒマラヤへ?ぶらっとヒマラヤへ行けるのは若者じゃなきゃ無理じゃないのか? なんて事を考えながら読みました。山に登る人多いですよね。私も高校は登山部でした。 ぶらっとヒマラヤ 作者:藤原 章生 毎日新聞出版 Amazon 私は現在40歳。60歳まで生きていれば20年後だ。20歳の時に20年後を想像することは全くできなかった。この20年を振り返ると、ついこの前のように思い出せる。 このペースでいけば、人生最後の時には「ああ、あっという間の人生だったな」と思うに違いない。 著者の藤原章生さんは58歳の時に、登山仲間の斎藤明さんに誘われてヒマラ…

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