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漢方医の日記 https://www.kampo-doctor.com/

漢方大好きおじさん(東洋医学専門医)のブログ。平凡な毎日をいかに楽しく過ごすか。本の紹介を中心に、学び・健康・東洋医学・ライフスタイルなど色々。

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2022/02/08

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  • 【映画】輪廻転生SFアクション ~インフィニット 無限の記憶~

    過去からの無限の記憶を持つ者たちのSFアクション。生まれ変わりを繰り返す人種がいるという設定です。インフィニットは「無限の」という意味です。アマゾンプライムで無料でみれます。 インフィニット 無限の記憶 (字幕版) マーク ウォールバーグ Amazon SF設定:生まれ変わりをする人種がいる。世界に500人程度。過去の記憶だけではなく能力もそのまま受け継ぐ(彼らをインフィニットと呼ぶ)。 大筋:インフィニット達が善と悪に分かれて戦う。善側は「すげぇ能力もってんじゃん。この能力を人類のためにうまく使おうぜ」と前向きな人たち。悪側は「もう記憶ばかり増えて大変。生まれ変わらないように人類滅ぼそうぜ」…

  • 【漢方】睡眠には眠る力が必要

    先日、不眠を主訴に来られた方がいました。 眠りが浅く、熟睡感がない。日中も、ぼーっとしている、と。 十全大補湯という漢方薬をだし、1週間後来院いただきました。 入室してくる時の表情は明るく「これは効いたな」と思っていると 「1日でよくなりました。びっくりしました」 私もびっくりしました。 漢方をやっていると、時に大当たりがでます。 こうなるだろうとこちらが想像している以上の成果がでることがあります。 その時はとても嬉しく、漢方をしていてよかったなぁと思うのです。 だいたい、再診の時の患者さんの表情で効いたかどうかわかります。 気を使って、効いていると言ってくれる患者さんもいますが表情をみればわ…

  • 【書評】読み終わったあと拝んでしまった ~GO WILD 野生の体を取り戻せ!~

    文明に飼い馴らされた生き方は、もうお終いだ。野生の体には癌も鬱も肥満も高血圧もない 帯がまず、挑戦的です。 GO WILD 野生の体を取り戻せ! 科学が教えるトレイルラン、低炭水化物食、マインドフルネス 作者:ジョンJ.レイティ,リチャード・マニング NHK出版 Amazon 神経内科医ちゅり男さんのブログで紹介されており、タイトルが面白く手に取ってみました。読み終わった後ついつい拝んでしまうほど、面白かったです。これだから読書はやめられない! www.churio807.com 基本的な考えは、現代の病の多くは文明病であるという事です。癌・うつ・不眠・高血圧・認知症・自己免疫疾患など。社会が…

  • 【映画】不遇の天才 二コラ・テスラ ~テスラ エジソンが恐れた天才~

    テスラと聞いて思い浮かべるのはイーロン・マスク率いるテスラ社ではないでしょうか? その社名のもととなったのが天才二コラ・テスラです。そのテスラの生涯を描いた映画がアマゾンプライムで見れます(レンタルです)。1時間40分でサクッと見れます。 テスラ エジソンが恐れた天才(字幕版) イーサン・ホーク Amazon テスラは約100年前の人で、発明家です。あのエジソンと同時期に生きた人です。 なぜ天才と言われるのか。 コンセントの電源はすべて交流でそれを作ったのがテスラです。世界で初めて実用化しました。電気を安定して使えるのもテスラのおかげというわけです。 テスラはほかに無線通信(現在のWiFi)技…

  • 【書評】人の役に立ちたいという業 ~思いがけず利他(中島岳志)~

    It’s automatic!? 誰かのためになる瞬間は、いつも偶然に未来からやって来る。 利他について真面目に深く考えた一冊。 利他は自己中心的とは反対のワードです。人間は本来、自己中心的な生き物で、純粋な利他ってあるの?と疑いたくなります。自己犠牲が伴っているような印象もあります。 しかし、本書を読み終わった時にその印象は一変しました。 なんというか、合気道でいつの間にか倒されているかのような感覚です。 思いがけず利他 作者:中島岳志 ミシマ社 Amazon 本を読む前と読む後で「利他」の印象がガラリと変わります。 私の本を読む前の利他のイメージは ① 情けは人のためならず精神(人にいいこ…

  • 未来を見つめて、今を直視できない私たちへ ~狩りの思考法~

    未来を見つめて、今を直視できない私たちへ 狩りの思考法 (アサヒ・エコ・ブックス) 作者:角幡 唯介 清水弘文堂書房 Amazon 帯にあり、何度も見返してしまいました。 大好きな角幡さんの新刊本です。冒頭には写真も多く、いつも頭の想像の中にあったシオラパルクの村も載っています。 シオラパルクは最も緯度が高いところにある村で、グリーンランドにあります。 グリーンランドからカナダへ凍った海峡を渡る旅の計画を立てます。 そんな時に、コロナ禍が発生して計画は頓挫する、というところから始まります。 日常の安全が脅かされた事態が発生したときの日本人の思考は 現代日本社会では、安全こそ、自由や人権よりも価…

  • 記憶に生きる霊長類

    『レミニセンス』という映画をアマゾンプライム(現在はレンタル)で見ました。 レミニセンス(字幕版) ヒュー・ジャックマン Amazon 設定は近未来で都市は温暖化による水没と戦争で荒廃し日中は暑くて活動できないため人類は夜行性となっています。1日の始まりが夕方というわけです。 記憶をリアルに追体験できる技術が開発されており、主人公(ニック)はそれを提供する仕事をしています。 現実世界では苦しい体験をしている人が過去の栄光や幸せであった時を求めて、やってきます。 自分の過去の体験で癒されて、また現実に戻っていきます。 ニックは過去体験をするときのガイド役であり、その人の記憶をホログラムとして同時…

  • 逆流性食道炎でしゃっくり

    日々、診療をしていると新たな発見があります。ちょっとした発見は仕事を楽しくしてくれる要素です。 逆流性食道炎の治療薬で制酸剤というカテゴリーがあります。 タケプロンやネキシウム、タケキャブといった薬です。 脳梗塞や心筋梗塞をした方は抗血小板剤(バイアスピリンやプラビクッスなど)を再発予防薬として飲んでおり、胃粘膜障害が起きやすくなるので制酸剤を一緒に飲んでいる方も多いと思います。 制酸剤を長期的に飲むことにはデメリットもあると思います。胃酸を抑えるため消化吸収への影響が心配されます。 私はなるべく薬は少なくしたいと考えており、年末に患者さんの減薬に取り組みました。 その中で止めなければよかった…

  • 探検家とペネロペちゃん

    角幡唯介大ファンの私としては子育てエッセイを避けていました。 探検家とペネロペちゃん 作者:角幡 唯介 幻冬舎 Amazon 本屋で毎回気になりチラチラみるけど、あえて読むのを避けていました。 でも、「田舎教師ときどき都会教師」さんのブログを読んで急に読みたくなったのです。 www.countryteacher.tokyo 『空白の5マイル』や『極夜行』のようなゴリゴリの冒険紀行を期待している自分がいました。 でも、角幡唯介さんの本の面白いところはその文体にあることに改めて気づかせてくれたのです。 角幡さんは文字だけで状況と心情をリアルに表現します。1つの出来事に対しての描写が詳しく、ユーモア…

  • 腎虚ってなんだろう

    漢方診療をしていて新たな発見や新しいものの見方ができるようになると面白いです。 漢方専門誌に『漢方の臨床』という月刊誌があり、愛読しています。 名医と言われる先生方が症例解説をしておられ、そこに珠玉のフレーズが隠されていることがありそれを見つけるのがひそかな楽しみとなっています。 そこに「腎虚とはエンジン不良」というのがありました。 このフレーズは臨床実感とかなり近いため、おおそういう風に考えればいいのか!と 自分の臨床レベルがまた一段と上がったようでうれしくなりました。 腎虚とは東洋医学の概念であり、老人や虚弱児のイメージで語られます。 そして八味地黄丸が代表的処方としてよく出現します。 八…

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