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  • 京都で紅葉狩り(2)詩仙堂、圓光寺、東福寺

    はや16年前になってしまったが、2007年の12月初め、京都の嵐山、嵯峨野、奥嵯峨野を歩き、さらに翌日、北東部にある詩仙堂、圓光寺を回り、古刹の雅の中で、炎のようにあでやかな紅葉を堪能した。前回に引き続く京都の紅葉狩り。翌日、京都の北東部にある宿から、詩仙堂、圓光寺、曼殊院に行った。落柿舎(らくししゃ)は、芭蕉の弟子・向井去来の閑居跡。当時、庭にあった40本の柿の実が一夜のうちにほとんど落ちてしまったことから名づけられた。コスモス越しの落柿舎詩仙堂の石段を登り、門をくぐると、楼のある建物がある。部屋から、緑の植え込みに引き立てられた紅葉を愛でる。庭には、赤、朱、黄が鮮やかな一本の大きな紅葉があり、カメラの砲列に囲まれている。大原女の格好をしたお掃除のおばさんの話では、この木が鮮やかな期間は毎年一週間位しか...京都で紅葉狩り(2)詩仙堂、圓光寺、東福寺

  • 京都で紅葉狩り(1)嵐山から奥嵯峨野

    2007年の12月初め、京都の嵐山、嵯峨野、奥嵯峨野を歩き、さらに翌日、北東部にある詩仙堂、圓光寺を回り、古刹の雅の中で、炎のようにあでやかな紅葉を堪能した。16年前のことなのに、今でも目をつぶると、真紅のもみじがまぶたに浮かび上がる。今更ながらのご紹介。阪急嵐山で降りて、渡月橋を渡る。山の紅葉が川面に写る。棹と、櫓や櫂を操って上流から和船がやって来る。渡月橋は保津川くだりの終点だ。堰に打ち込んだ杭の一本一本に鳥がとまっている。人が溢れる紅葉の季節であっても、いかにも“京都”という光景だ。十分ほど歩くと世界文化遺産の天龍寺だ。方丈の屋根はなだらかで雄大だ。上から滑ってきたら、そのまま池へジャンプできそう。前の曹源池庭園は夢窓疎石によるもので、砂、松と、岩石による組合せは巨大な渓谷に見える。水の流れのように...京都で紅葉狩り(1)嵐山から奥嵯峨野

  • ショートケーキの日

    「今日は11月22日だから“いい夫婦の日”です」など、今日は〇〇記念日だという報道を見かける。この記念日なるものは、各自が勝手に言っていればよいようなものだが、業界などで統一されているのだろうか?昔から知られている記念日の他に、調べてみると、一般財団法人日本記念日協会なる組織があって、記念日の名称・日付・由来・目的・活動などを協会に届けると、条件に合わないもの以外は、15万円支払うと、登録、公開されるようだ。11月28日を例にとると、「いい唾液の日」(いい(11)つば(28))「いいニッパーの日」(いい(11)ニッパ―(28))「猫と人の日」(いい(11)にゃ(28))「フランスパンの日」「いい(11)フランス(2)パン(8)」などよくわからないものも含めて11の協会認定記念日が並んでいる。協会認定記念日...ショートケーキの日

  • トマ・ピケティ『自然、文化、そして不平等』を読む

    トマ・ピケティ著、村井章子訳『自然、文化、そして不平等―国際比較と歴史の視点から』(2023年7月10日文藝春秋発行)を読んだ。文藝春秋BOOKSの内容紹介世界的ベストセラー『21世紀の資本』のトマ・ピケティが、「格差」について考察。「r>g」の衝撃から10年。戦争、気候危機、経済不安などを受け、世界は”第二次ピケティ・ブーム”へ。その最新思想エッセンスを、ピケティみずからコンパクトな一冊にまとめたのが本書である。・「社会は平等に向かうべき」との思想はいつ始まったのか・所得格差が最も少ない地域、最も多い地域は・「所得格差」と「資産格差」について・累進課税制度の衝撃・世界のスーパーリッチたちの巨額税金逃れ問題について・ジェンダー格差をどう考えるか・環境問題の本質とは、「自然資本の破壊」である・炭素排出制限量...トマ・ピケティ『自然、文化、そして不平等』を読む

  • 井の頭公園の「思い出ベンチ」

    「思い出ベンチ」は、15万円か、20万円を払い都立公園にベンチを寄付すると、背中の小さな板に好きな文章を刻むことができる。東京都の思い出ベンチ応募(2023年度は終了)。井の頭公園へ行くと、時間のある時は、ということはいつもなのだが、ベンチの背中にあるプレートを眺め、メッセージを残した人に想いを馳せる。座るのをためらってしまうほど古ぼけた、絶滅危惧種のベンチを2つ見つけた。このブログで、「思い出ベンチ」を検索したら数多く登場していた。まさに、ネタに困ったときの「思い出ベンチ」だ。「思い出ベンチ」のメッセージをいくつかご紹介。(〇〇〇〇は人名など)家族、友への想い「Inmemoryofour〇〇〇Sep.11.2001.N.Y.〇〇〇〇」(9.11で亡くなったのだろう)「毎年桜の頃に訪れた井の頭公園、今度は...井の頭公園の「思い出ベンチ」

  • 井の頭公園の鳥

    ひょうたん池の向こうのひょうたん橋を見る。井の頭池の南側の池端の道を行く。上の写真を拡大。マガモでしょう。先を行くカルガモが何か咥えていたのだが、残念ながら写真には写っていません。小さなカイツブリ。潜って長い時間出てこないので心配していて、ようやく水面に出てきたところをパチリ。右下がカルガモ、左上はマガモ。たまには陸をお散歩します。鳥の世界へお邪魔しているのですから、私はしばらく立ち往生でした。カラス(?)もいます。日向ぼっこが好きなのはカワウですね。元気な声の、袋を下げてドングリ拾いの保育園児たち。白いサザンカ(山茶花)隣にはピンクのサザンカ。七井橋から東を。なぜか鳥は見えず。11月13日朝、10時過ぎの井の頭公園でした。井の頭公園の鳥

  • 11月(1)の花

    11月6日に届いた花カーネーションのピンクが2本、紫が2本、白で縁がピンクが1本。ブルースターが2本、赤い小さなセンニチコウが4本、バックのユーカリが2本。ユーカリは、根元の方から枝分かれしていて、花瓶の中にもぐってしまう枝を切って一輪挿しに。ユーカリは水をかなり吸い上げるらしくて、油断していて小さなこの花瓶の水がなくなっていて、枯れてしまった。涼しくなって花もちが良くなり、5日後に最盛期かな?紫のカーネーションピンクのカーネーションセンニチコウ(千日紅)ブルースター、小さくて、薄青色で、可愛いじゃない。茎の切り口からは白い汁が出る。咲き始めは薄青色で、次第に青みが強まり、咲き終わりはピンク色を帯びるらしい。どこまで行くのかな。と思ったら、翌日(6日後)、多くの花がピンクになった。ユーカリといっても数百種...11月(1)の花

  • 冬の富士

    11月19日朝6時半、くっきりと谷筋を刻んだ真っ白な冬の富士山。もっと、遠景がしっかり写るスマホとしっかりした腕が欲しい。冬の富士

  • 井の頭公園の三角広場

    三角広場の場所を東京都建設局提供の井の頭公園MAPで説明する。右下が三角広場。右下を拡大すると下の図となる。要するに、「井の頭公園駅」付近の井の頭線と神田川に挟まれた広場だ。公園の南東にある。上の地図の右下(公園の南東端)から広場を眺める。下の写真の右が神田川。正面に遠く見えるのは広場の西北端にあるトイレ。神田川沿いの大きな木の幹に、使用可能な熱中症予防のテントの説明図が縛り付けられていた。一辺2m以下、一方向を開放するなどの注意事項。そういえば広場でテントを使っているのを見たことがある。4方に枝を伸ばすこの木には、「木にのぼらないでください」。こんな枝ぶりを見たら、私なら(70年前なら)絶対登ろうとしただろう。神田川にカルガモが2匹。上は水中に頭を潜らせてエサ探し?左のカラスが水浴び。あっという間に終わ...井の頭公園の三角広場

  • 千早茜の略歴と既読本リスト

    千早茜(ちはや・あかね)1979年生まれ。北海道江別市出身。京都市在住。立命館大学文学部卒。2008年『魚神』で第21回小説すばる新人賞を受賞し、作家デビュー。2009年「魚」(受賞後『魚神』と改題)で第21回小説すばる新人賞を受賞、翌年、第37回泉鏡花文学賞受賞2013年『あとかた』で第20回島清恋愛文学賞、2014年『男ともだち』で直木賞候補、2015年吉川英治文学新人賞候補2021年『透明な夜の香り』で第6回渡辺淳一文学賞、『ひきなみ』で山田風太郎賞候補2023年『しろがねの葉』で第168回直木賞を受賞他の小説作品に『男ともだち』『西洋菓子店プティ・フール』『クローゼット』『神様の暇つぶし』『赤い月の香り』『さんかく』『正しい女たち』『マリエ』クリープハイプの尾崎世界観との共著『犬も食わない』等。食...千早茜の略歴と既読本リスト

  • 千早茜『マリエ』を読む

    千早茜著『マリエ』(2023年8月30日文藝春秋発行、¥1,870、242p)を読んだ。文藝春秋BOOKSの内容紹介私の幸せも不幸も、私が決める。そう、決めた「離婚って失敗なの?」「恋愛と結婚って別物?」新直木賞作家が描く、おとなの女性の結婚と幸福をめぐる物語。桐原まりえは40歳を手前に離婚した。夫の森崎に「恋愛がしたい」と切り出され、2年近い話し合いの時期を経て、7年半の結婚生活に終止符を打ったのだ。理由にはいまも納得がいかないまりえだったが、自分はもう誰にも属していない、そう思うと心は軽やかだった。離婚届を提出する朝、寂しさよりも、手放して一人になることの清々しさをこそ感じたのだ。「あんたもこれから恋愛できるわね」、行きつけのワインバーでよく遭う年かさのかっこいいマキさんはそう言うが、まりえにはその気...千早茜『マリエ』を読む

  • 秋はどこへ行った

    今年は夏が長引いていて、スカッとした秋晴れの日が少なかった。秋は時折チラッと顔を覗かせただけで、夏かと思わせる強い日ざしが繰り返し訪れ、かと思うと、慣れない体には、真冬じゃないのかと思わせる寒さが突然襲ってきた。秋らしい天気が続かないうちに冬が来そうだ。散歩中にあの強い香りにキョロキョロして金木犀を探すことも例年より短く、花があってももはや香りがしない日々がすぐ訪れてきた。畑の隅にいつものヒガンバナは見たのだが、例年民家の庭に見かけるコスモス、ホトトギスを見かけることは少なかった。日本は熱帯性気候に近づいているように思える。従来、くっきりした四季に合わせた生活が刻まれてきた日本で、四季がはっきりしないのでは俳句も作り難いだろう。昔は東京でも真冬には時に耳が痛くなるほどの寒さが訪れ、朝の庭には霜柱が立ち、下...秋はどこへ行った

  • 11月(1)の散歩

    キク(菊)が、まん丸に、てんこ盛りセンニチコウ(千日紅)とムクゲ「ハナミズキに日が当たって見事に紅葉だね」と言うと、「毎日落ち葉を掃くのが大変だったのよ」と現実的な相方。濡れ落ち葉だった私は無口に。赤い実も鈴なりだ。実の付きが悪いピラカンサ(トキワサンザシ)。日当たりが悪くなったため?こちらのピラカンサは山盛り。柿かと思ったら柑橘系?ミカン?久我山近くの神田川を覗き込むと、鯉が、ぞろぞろ。11月1日の午後2時半、一瞬、日が陰り、見上げると、太陽は小さな雲に隠れて。西荻窪駅南口から中央線を吉祥寺駅方面へ数分。スーパー・オオゼキが11月8日11時プレオープン、11月9日にオープンする。写真は5日。そして、オープン翌日の11月10日10時半、大変な混雑の店から逃れ出てパチリ、パチリ。まだまだ列は続く。店内は食品...11月(1)の散歩

  • カフェ野田でランチ

    相方が友達とランチということで、カップ麺では癪に障るということで、あてもなく散歩に出た。気が付くと、井の頭線・三鷹台駅の近辺。この辺りではランチ処に困る。以前入った「さんまる食堂」を覗くと、「体調不良のため、ランチのみ休業」とあった。ならばと、コーヒーの美味しいカフェ野田はどうかと、井の頭線の南側を久我山方面へ歩き出す。階段を上がって店内に入る。正面カウンターの中でご主人がコーヒーをドリップしている。壁にはいかにも素敵なコーヒーカップがずらりと並ぶ。店内には3組の客だけ。静かな大人のカフェだ。食事は3種のみでいずれも1,000円だったと思う。私は「沖縄タンメン」。太めの麺がおいしい。「辛いですからお好みで」と添えられた「とうがらし?」をこわごわ入れた。味に一層深みがでたような気が。この店は、ご主人こだわり...カフェ野田でランチ

  • 五藤光学研究所『プラネタリウムの疑問50』を読む

    五藤光学研究所編『みんなが知りたいシリーズ20プラネタリウムの疑問50』(2023年7月18日成山堂書店発行)を読んだ。成山堂の内容紹介星空の魅力を感じさせてくれるプラネタタリウム。いつ頃何のためにつくられたのか、どのような仕組みで星を映し出すのか、どのようにつくられるのか、解説員になるにはどうすればいいのかなどについて、プラネタリウムのプロフェッショナルがわかりやすく解説します。プラネタリウム(planetarium)プラネット(Planet、地球や火星などの惑星)と、アリウム(-arium、見る場所)を結合させた造語。1923年ドイツで誕生。プラネタリウムの仕組み光学式:投映機の中心部に光源(LED)がある。その光が、星の配列に合わせて孔を開けた恒星原板の孔を通り、さらにレンズでドームスクリーンに焦点...五藤光学研究所『プラネタリウムの疑問50』を読む

  • MUJIでランチ

    吉祥寺丸井7Fの無印良品の売場の一角にある「Café&MealMUJI」でランチした。昨年10月以来、4回目だ。平日の11時過ぎとあって、そこそこ混んでいるのに男性は私だけ。私は、鮭のちゃんちゃん焼き、レバーとこんにゃくのからしマヨ。雑穀ドレッシングのサラダ、味噌汁と混ぜご飯相方は、だし巻き卵の葛あんかけ、大学いもとクリームシーズ、かぞちゃとマスカルポーネのサラダ、牛ばら肉としらたきの肉じゃが、味噌汁と混ぜご飯カフェオレとホットコーヒー二人で4,280円で、とくに安くはないが、手軽で、健康的なメニューで便利。MUJIでランチ

  • 今野敏『天を測る』を読む

    今野敏著『天を測る』(2020年12月21日講談社発行)を読んだ。講談社の内容紹介『隠蔽捜査』の著者・今野敏、初の幕末小説!激動のさなか、ただ一点を見据えて正道を進む幕臣がいた。これまで誰も描かなかった、もう一つの近現代史がここにある。小野友五郎は、和算や測量術を、さらに39歳の時、海軍伝習所で航海術を学んだ。計算能力に優れた彼は安政7(1860)年、咸臨丸の測量方として、アメリカへ向け浦賀を出発した。咸臨丸には、軍艦奉行・木村摂津守善毅、その従者・福沢諭吉、艦長・勝麟太郎、通節通弁・中浜(ジョン)万次郎たちと、アメリカ測量艦の元館長・ブルックと10人のアメリカ人乗組員が乗船していた。測量は、月を星の位置から複雑な計算をして船の位置を割り出し、航路を定める大切な仕事で、他に4人居たが、友五郎ははるかに年長...今野敏『天を測る』を読む

  • 10月(2)の散歩

    赤と黄色の対比が鮮やかな、あまり見かけない花、アスクレピアス。以下も、byGoogleLens。どう見てもセンニチコウ(千日紅)だけど、白いハカマをはいている。サンザシ(山査子)らしい。数十年に一回開花し、株は枯れてしまうというアオノリュウゼツラン(青の竜舌蘭)。枯れそうもないけど。遠くの竹やぶにバナナを見かけた。120年に一度しか咲かない竹の花かと、隙間を見つけて少し近づいて、5倍ズームでパチリ。ゴーヤ??枯れたシダ??柿と見たが?こちらは間違いなく柿。竹竿の先を割って、細い棒をかませて、柿の実の元を挟んで、ひねって取った昔を思い出す。甘い汁が口の中によみがえる。西荻駅南口に誰からも顧みられない「西荻六童子めぐり」の案内板があり、傍らに象に乗った「花祭り童子」がいた。平城遷都1300年記念の、あの評判が...10月(2)の散歩

  • トリュフミニ(TRUFFLE mini)西荻窪オープン

    2023年10月26日、西荻窪駅・みどりの窓口跡に、トリュフを入れるなどおいしいパンを提供するベーカリー「TRUFFLEmini」がオープンした。それにしても、みどりの窓口は次々と姿を消している。私のような年寄りでもネットを利用する時代なのだ。その後、2,3回前を通ったが、写真のような行列で、パス。11月1日朝10時半、5人並んでいるだけだったので、これならばと、パンを購入。白トリュフの塩パントリュフの香りはすれど、姿は見えず。割ってみると、可愛いお姿を拝見できた。バタークロワッサン。普通に美味しい。しかし、天然酵母パン「こ・ん・ぱ・す」には負ける。レーズンパン、カタツムリの名があるパン・オ・レザン。よくある味。上が、焦がしコーンマヨ。下が、固いフランスパンの中にピスタチオを挟んだピスタチオフランスで、こ...トリュフミニ(TRUFFLEmini)西荻窪オープン

  • 「だし茶漬け えん」でランチ

    吉祥寺で11時前、簡単にあっさりしたものでランチとしたい。アトレ吉祥寺の地下を歩いていたら、「だし茶漬けえん」を見つけた。「和食屋の高級ファストフード」「お茶漬けの概念を変える、極上のだし茶漬け」とのうたい文句につられ、数分待って、自販機でメニューを選び、席に着く。メニューはいろいろあり、トッピングもさまざま。写真の他にもずらり。後ろに並ぶ人を気にしながらの自販機でのメニュー選びは冷や汗ものだ。結局、私はひらめの文字に釣られて「天然ひらめの香味和え」に「コロッケ」を追加。相方は「山形だしと湯葉ちりめん」?さっぱりしているが、しっかりした味で、二人合わせて1,500円とお値段もあっさり。年寄りのファーストフードには最適?「だし茶漬けえん」でランチ

  • 10月(2)の花

    10月16日に届いた花4本のアルストロメリア、2本のスナップ、2本の羽毛ケイトウ、2本のルスカス。ピンク2本、黄色2本のアルストロメリア、白とピンクのスナップ。2日後、早やくも最盛期。下り坂を予感させ危うい豊満さのアルストロメリア。6日後。アルストロメリアはいかにも脆弱。ちょっとした衝撃で花びらが落ちる。ピンクのスナップも右下で小さくなっている。白いスナップの茎の表面が溶け、どろ~として萎れて姿を消した。毎日水は入れ替えていたのだが、手入れが悪かったのだろう。8日後。アルストロメリアは一気に寂しくなり、ハラハラ落ちるわがヒヨヒヨ頭に近づく。羽毛ケイトウは、細く長く、先端が尖っていて、柔らかで、触り心地の良い花穂を持っている。ルスカスは長持ちする葉で、裏側または表側に虫のような突起があり、数か月を経て奇怪な...10月(2)の花

  • 上野千鶴子・樋口恵子『最後はひとり』を読む

    上野千鶴子・樋口恵子著『最後はひとり80歳からの人生のやめどき』(マガジンハウス新書0172023年7月27日マガジンハウス発行)を読んだ。上野千鶴子と樋口恵子の対談が行われ、『人生のやめどきしがらみを捨ててこれからを楽しむ』としてコロナ禍初期の2020年9月にマガジンハウス社から単行本として刊行された。本書はこれに2022年の対談「90歳の樋口VS.74歳の上野」を加えて再構成したもの。マガジンハウスの内容紹介家族をやめてつきあいをやめて自分をおりて……さいごは身ひとつで見果てぬ夢を見続ける。これ、良き人生。上野「74で人生初の腰椎圧迫骨折」樋口「90で全身麻酔手術」I家族のやめどきIIつきあいのやめどきIII自分のおりどき90歳の樋口VS.74歳の上野2022年12月収録・墓に入るか否かが最後の終活・...上野千鶴子・樋口恵子『最後はひとり』を読む

  • 10月(2)の散歩

    今回は、なんと言ってもキンモクセイ(金木犀)。10月16日、17日。散歩していても、いい匂いに誘われて、キョロキョロして探してしまう。そして、あった!この季節を過ぎると、ただの地味な庭木になって、誰にも注目されずにあと一年を耐えるのだから、精一杯愛でてあげよう。近づいて、大きく息を吸って、パチリ。枝に小さな花の塊が間隔を開けて咲いている。歩き出して、またパチリ。大きい!すぐまた大きなキンモクセイ。それほど大きくはないが、花の付きが良い。こちらは、枝に小さな花が固まって咲いている。手入れしているのか、スカスカなキンモクセイ。もはや見飽きてしまった。10月下旬になると、花は咲いているのに香りがしなくなってしまった。あれほど何処へ行っても華やかに香っていたのに、はや金木犀の季節は過ぎ去った。我等の時代のように。...10月(2)の散歩

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