■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
私が書いた歌詞のようなフレーズのどこかがあなたのこころにふれますように。なお私の作品は評価を期待するものではないこと、解釈を特定するものではないことをご了承ください。
■すべての悲しみにおはようと言おう作詞:Christine McVie作曲:Christine McVie日本語詞:夏井くわみおはよう 夜があけるいちばんくらい時さもうじき朝がくるよかなしみにも日がさすおはよう 瞳あけてそこになにが見えるだろう世界は自分を映すかがみ在るように在ればいい みんな思い思いにないものは作ればいい 新しい歌のように歌いかたをわすれただけSong Birdがおしえてくれるすべては終わりすべては始まる このときにわた...
■返し文 穢(けが)れなきものたちよ ああ 寄り添うものたちよ出会いは くり返されてる別れも くり返されてる気の遠くなるほど皆なすべての途中にいる体の中に綴(つづ)られた長い文を読め長い足音を聞け 愛のつらなりを感じとれ返事を出そう何度でも 生きる それが私たちの返し文なのだ教えも習いもみんなああ誰もが継いでいる誰かが 呼び続けている 何かが 重なりあってるひとりで生まれて来てもたとえひとりで果てても血の中に...
■女になるなよ似合わぬルージュで 女になるなよ吸えないタバコも さまにはならないこどものくせして 女になるなよ男はいらない ふざけた台詞さ美しいだけの 女になるなよ男に抱かれて さびしい目をしたもの欲しそうな 女になるなよひどい化粧だな 泣いてるみたいだ光があるうちは 影などまとうな女になるなよ 女になるなよ女になるなよ きみは少女のままがいい背伸びもいいけど 女になるなよ女の世界も 甘くはないだろかま...
■時のくぼみつれなさを私に残してゆくあなたは眠りつけない恋漣はしずまらない喪失もささやく宝石になるひとときとしてやすまらない揺りかごに銃を匿(かく)しくちびるのかたちに鏡がひろがってく青い波が部屋を満たしてゆくリップ・スティックの色だけにじむまた今夜もさようならとあなたに言えぬまますみれにさえなれない気持ちあなたに見えないものが私は見えているのグラスにそそぐ琥珀色強く握りしめすぎた手はほどけやすいも...
■Nile Brideこの髪に 胸に星を眠らせてあなたをまた呼びつづけてるBoy,It’s me バーガーインでお待ちかねなのジーンズでも わたし女王よあなたに会えないさびしさを愛して来たけどもうそろそろいいでしょわたしを解禁するわ Nile Bride Nile Bride Nile Brideおごってあげるわよ マスタードにチリソースの夜 あなたにはあいさつのキスを Um Fantastic night Moonless nightUm We will marry it’s Okay孤独よね 横たわってる...
■August Lei こういうことだったのねあなたも案外やるねエメラルドの秘島よりあなたのほうが眩しいわ 沖の声がふたりを呼ぶ朝焼けが来たらすぐにダイブするの断崖から見て見てふたりのシルエット濡れるTuxedo&Wedding Dressあの日のように また式を挙げる空と海とがまじわる場所で 誓いあう 永遠を指して ふたりで交互に ねぎらいながら首から掛けるのよ 透明な August Lei 極彩色(げんしょく)の鳥の羽ばたきこだまに溶け...
■雨の花嫁嫁いでゆくのよ 島から島へと船のモーター ひびきわたるのふと泣きそうな わたしは綿帽子あなたは傘を さしかけてくれたいずまいをただしたのよ なつかしむ あんな式 しあわせの前ぶれはいつも雨 ラ、ラ、ラ 雨の花嫁父さんあしたは ふたりで送る番 結婚しぶった あの娘が嫁ぐ日都会の仕事を やめて帰ってきたおさななじみの 彼のもとへ行く予報みたら あすは雨おごそかな 雨の縁 雨のむこうに 晴れを見...
■携帯電話のように切っていいツバメの帰らない巣だけがのこるこの部屋を出てゆく時がきたのねあしたが見えないと あなたは言うけど見ようとしなければ 今さえ見えないささやきにわかれなど待ちわびもしないけれど携帯電話のように 切っていい日常会話が途絶えるようにふたりさよなら言わずに あどけないさよならをすがしいくらい つつましい生活(くらし)をしていたあなたがいてくれたからなのよ きっと言葉少ななその あな...
■ちぎり絵の町にくらしかったの 夕映えを思わずにらんだ その時あなたの言葉 信じられずに立ちつくすしかなかった私お寺の境内に 呼び出されて咳ばらいなんかしたあなた提灯まつりの日に泣くなんていやよいやふたり別れるなんて今日の今日まで 思わなかった ちぎり絵の町異動のうわさを 耳にしてこっそりわたしは 期待したおんなじ白い花なのにあなたはあの娘の白をらんだあれから何もかも変わったけどついこないだのよう...
■うらがお僕はいい人じゃないきみは僕を見ていない心に蓋をしてるだけで僕にだってうらはある笑顔で誤魔化している僕に本心などない出来心で生きている真面目なのは正面だけアニメの悪役(ヒール)のセル画のようさ会って好きって抱きあってもきみと違ってゆくんだ軋(きし)んでゆくんだ僕はこころを信じることさえ忘れかけている そんなうらがお チラリ駅に向かう道すがらずっと僕は考えてたありきたりなきっかけで失くすことに...
■驟雨(しゅうう)のDog Daysお葬式 きみの愛犬が眠ってるそっと中に 僕も花を入れるよ僕たちの そばにこの子がいつもいた名前を呼ぶと 尻尾を振った気がしたよ僕たちが別れたあのとき何度も吠えて 引き留めたけど結局 僕らはドアを閉めた元カノが飼い主だから呼ばれると思わなかったけどケージもリードもないもうひとつの世界へさぁ行きなよ僕たちのこと 誰よりも知っていた初キスの時 足もとではしゃいでた手に入るぐらいあ...
■春をかぞえながらひとはみんな 出会い続ける別れも また くりかえす愛は何度でも芽吹いてゆくよ枝伸ばしてなお 抱きしめ切れぬものあとからあとから 想いは惜しむことなく春をかぞえながら いくどとなく冬のなか 彷徨えど春をかぞえながら 季節とは違う春 あなたといたいまぶたはまだ 陽ざし覚えて次から次 生まれくる あなたはそこから 私はここから変わらぬものに 願い託しながらあなたも私も 見えぬものを見つ...
■待ちぼっくり作詞:Britney Spears,Annet Artani作曲:Britney Spears,Annet Artani歌:AJ Mitchell(Cover)日本語詞:夏井くわみDear You 知らん顔わざとふたりしてるかわいげの ない僕らの恋待ちぼっくり またひとつ当てっこする こんなさびしさの裏返し待ちぼっくり 距離をうめる試行錯誤が なぜだかあたたかいよ幸せを幸せと思える心 大事にしたい待ちぼっくりして言葉につまるもどかしさがきみを呼ぶ待ちぼっくり ま...
■ワインディング・ロードこれ以上ないぐらいメットのままで二人はキスした雨に途切れそうな桟橋がふるえるのを見つめていた声が聞こえないよこんなに近くにいて君の言うことがわからないよ潮騒がむこうでうずくまるたとえもしふたりが今さよならを言ってもきみをもう愛してないって意味じゃない湘南平 大観山 千鳥町 横切ってくワインディング・ロード心変わり責めないそれぞれ移ろう雲の色さあのはじまりのように終わっていけたな...
Smoke (That’s the way we love)
■Smoke (That’s the way we love) Smoke 吸うでもないタバコを一本置いてSmoke それが合図お互い席を立つけむりがただよいもつれあいからみあうようにあいつと愛しあったものさすべては見せなかった Smoke まさか何もなかったよそういことにしてくれ That’s the way we love Smoke 声を立てない俺たちの愛し方Smoke 他人を演じて沈黙を 守るためけむりは消えてくしがらみなど必要なかった誰かに聞かれたら知らないと言う...
■熱い砂漠の一粒光るほねになって稲妻あたりにうずまいてもまつりは終わらないおどる輪 空へとのぼってゆく愛する男(ひと) あなた ただひとりよClose To Me 花と蛇をかざり 大地を踏み鳴らすのあなたと手を取り惜しむように 砂漠の一粒になるの砂の熱さ のこすあなたに抱かれてこぼれてくふたりは時をかさね 宇宙のかけらを宿してく夜はスラジェ 含み笑いの中Close To You ふたりにタブーはないの時間を口移し砂漠の砂粒...
■Rock’ Chello List深呼吸しながら僕は弦に向かうよどぎまぎする指が次第に核を捉えるよチェロリストがロッカーだって君ははじめて知ることになるロマンティストは革命家僕は暴れるラブレターいつだっていいなんてそんな時はないんだ君に打ち明ける時はきっと今しかないんだ校庭のど真ん中からチェロを弾く 君へアヴェ・マリアがへッド・バンキングしてるだろ僕は君に告る Rock’ Chello List胸に閉じ込めてた鬱憤(うっぷん)が弾...
■愛灼(あら)たかひとつ出来なくなったことを惜しみながら慈しむ日々老いてゆくくらしはつづくひとは難しいものですねでも通じあえるのもひとですいつかいのちにも終わりが来ると おもえば 些細な事 どんな事も 不幸と言ったら不幸になるそれでも幸せと言えば幸せになる愛灼(あら)たか 愛灼(あら)たかかがみの中の月は痩せてもひとつまだ出来ることありてうれしさで満たされる日々は生まれる授かりものひとは切ないものなのです...
■情熱トロフィートロフィーなんかいらない情熱を勝ち取りたいだけさ自分を高める気持ちそいつが満点ならいいダイヤモンドだって圧力がなかったら この世になかった NO.1 誰かが決めたNO.1じゃダメなんだNO.1 自分のNO.1をそうモノにするんだ渾身の力を込めて 決まるまで 前に 前に今日こそ ネットにつきさされきみにGoal自分が日々することで誰かに何かが伝わって想いが大きく広がりみんなも変わってゆけたらどう思われ...
■あやとりあそび裏にかえして 表にもどるそんなふたりの 指づたい糸を取ってる わけじゃないけどあなたとふたり なんになれる川になれ 橋になれほかのものには なれても 愛にはなれないふたりは儚い糸ですね あそびも哀しや あやとりあそびおさない頃に 見てた夢とはちがうけれども 夢みてる帰したくない そんな言葉をあなたに云えば 終わる恋蝶になれ 花になれかえるになれ 夜のふちからピョンとにげてゆけふたりは哀し...
■聴かせてしまおう模造ダイヤに朝日がのぼるおまえの指に 光がすべるきこえないわと笑う横顔カモメが海に墜ちるよに飛ぶ 古い時計の中におまえは住んでいる古い男をきざみおまえの今がある聴かせてしまおう もう聴かせてしまおう許してやれよ おまえ自身を 目の前に俺という男がここにいる 独りで生きててさびしさみせない今日も食堂ののれん出すおまえご飯の焚きかたを知るためには今日の米の研ぎ方知れよと言う昔の男おもっ...
■御荷鉾の三束雨 (みかぼのさんぞくあめ)野良猫だって 帰り道を知っている餌の在処も 罠も知っていて忍びやかに真夜中をすり抜けるなのに私は 何をしているのかしら雨に降られて おぼつかぬ足で郊外の駅まであなた尾けてきた着物被(かぶ)せて かくれんぼいっそ朝まで かくれんぼそぼろ濡れて 雨足はやく鬼のいぬ間に かくれんぼ想いかくせず かくれんぼ夜にまぎれて かくれんぼ哀し雨音 頬ぬらしどちらが鬼か かくれ...
■Old Friend Me 瓶ビールを飲みながらきみとソファーにねころびむずかしい哲学書をうでのなか読み解いて聞かせてたそう春の日はさやめきにすぎてふたりが気づかずに していたルーティン験(げん)担ぎとか休日は 何もしない ぜい沢とかそんな習慣を 忘れてゆくことが僕の習慣になったきみとわかれてから あたらしい僕を探したら古い友だちのような僕だった(The New Me Is Old friend me)シャツのボタンをとめてボディーバッグひと...
■嘘泣きから本泣き映画なんて誰も本当は観ていない座れる場所さえあればよかったレイトショー嘘泣きから本泣きコメディーの方がよっぽど泣ける嘘泣きから本泣きくすぶるレディ―ス・デーだからわたしは主婦のような名女優にはなれないましてや愛人なんて役不足嘘泣きから本泣きつらい今日を生きられたようにつられてついでにあしたも生きてゆけそう電話で済ませてしまったわかたちに何ものこらないようにした慣れてる筈のさよならが...
■恋にご執心サイフォンかサキソフォンかこの僕を呼んでいるのは男の曲がり角行くとりわけくたびれたスーツすりこむシェーブ・ローションきざまれるこの顔が履歴書どんな美女よりささる古いダーツ・バー正装して 時にさけぶ偏屈なりの黒ビールそういえば 人脈もガラリと変わった まるでチャツネのないカレーはカレーじゃないなんて云ってた君というスパイスが僕には足りないまんじりともせずに 人生の会議はつづく「歌詞のよう...
■ちりて花朝市でうつわを手にとるあのひとの表情ときたらまるで猫の目変わるようだ僕はしばらく息をとめる金魚すくいの紙やぶれても一応あずかるなんて言う所詮、僕の想いなんてね百日紅の花とこぼれるその会は「花偲ぶ」という 人生を終えかけた人びとが季節毎に咲く花を愛でる会人も可愛い花よとあのひと丹精込めた それぞれの鉢植えをほめている泣くがいいさらに笑うがいいどのみちひとは 半日花むかしにつれあい亡くしても...
■グレイのセーター作詞:Lauren DaiglePaul MaburyJason Ingram作曲:Lauren DaiglePaul MaburyJason Ingram歌: Lauren Daigle日本語詞;夏井くわみいつからここにかくれていたのソファーのうしろ探していたのグレイのセーターにまつわる思い出があなたにしかないのがうれしい そして悲しい...たすけないでよ 愛しているからたすかりたくないのもうあなたがわたしにくれるものが悲しみしかないというのなら悲しみも愛になるわ悲...
■りんごちゃんメランジュ加工の薄手二ットあなたはわたしをどう見てるのでしょうか無害だとおもわれてひんやり匂ううらのこころりんごちゃん 禁断のしるしりんごちゃん モノトーンのあなたの部屋にひとつだけ赤をそえたならきれいでしょう白雪姫でしょうか 魔女でしょうかあなたのつくえにおいて帰るわたしの想いがりんごのかたちをしてます合鍵のあまさたしかめたくてあなたの留守を不意討ちでたずねました手に取ってみて下さい意...
■生きる それは歌今ではわかる 逢わないでよかったひとなどひとりもいないいろんなことが あるけれどきっと誰もが生かされている※かなしみのない人生はないよろこびしかない人生もない生きる それは歌 あなたにも歌って欲しいI'll get the light わたしたちにあるものがある ※乗り越えようとは しなくていい痛みもともにみちづれにして愛に姿は ないけれど愛がちからを与えてくれるつよくなろうなどと しなくてもいいお...
■あなたの彼女はクチコミがいいらしい夏のビーチの ふやけたビールの味とか喧嘩のあとの冷めたティーとかふたりは 食べもの履歴 ならんだ店のビミョーだった味も今は 懐かしいなファイルを消してく画像の棒アイスにあなたの歯のあとあー液晶におちる涙がつーっと虹いろに丸くなるこんな真夜中起きてて鉛筆をけずって まっすぐな芯を見て安心するのよ ヘンよね つくえにうつ伏した終わることでしかはじまらぬものに 夢など...
■情熱の赤い花作詞 Diane Warren作曲 Diane Warren歌:Chayanne feat Vanessa 日本語詞 夏井くわみ(Chayanne)くちびるをふさいだ 孤独にふとながれる日々が はてなくおもえた(Vanessa )ふとかさなる こんなぬくもりが赤い花咲かせる(Chayanne ・Vanessa)You Are My Home このひとしかいないと自分より大事な互いを知ったよYou Are My Home 同じ空をかさねあい家路たどるようさ やっとその手にふれて You Are My Home...
■白猫(ル シャ ブラン)そこだけすこしほほえむような口もとだけをおれにみせるブリムのかげおとす角度がおれに綺麗に映るようにおまえは今もいるようシャンデリアを グラスに沈めて転げながら狂いながらいびつな愛に真珠を抱くl'amore è sentirsi a casaおまえのぬけがらのドレスが今も息をする夜はほくそ笑む足もとにじゃれる 白猫(ル シャ ブラン)葉巻の巻き方おぼえおとなになったの?そうからかった足りないほうがいい人生に...
■In JailIn Jail 鉄格子のあとがつくくらいきみを瞳に閉じこめたいIn Jail 愛する罪名幾つもある互いのうでのなかに堕ちよう 俺たちが無分別でいられるのは大人すぎないからだI'm So Dying For You 愛し合う相手は男と女とはかぎらないI'm So Crying For You ようやく着いたきみのその腕が 僕の Sweet In JailIn Jail 隙を狙っておびき寄せろよきみを撃つ前に 俺を撃てIn Jail ウェディングドレス投げ入れてタキシードとエン...
■ショッピングカートあの時のあのわたしまだショッピングカートにいたハイブランドのリング仲直り後のエンゲージリング保存期間すぎてもなぜそこにいるんだよ 指に光らせたつもりで現実逃避したい懲りろ~。 自分に妙にわらえてくる迷ってるうちに コロナもあったし式も挙げずに わかれた理由が思い出せない好きだったことが 今ものこってて自動検索みたいに 気づくと胸はあなたをたどってる もう馬鹿だね 買い物履歴も ...
■タメールのひつぎもしも夜が明けなかったら恋はつづいていたのやっと朝が訪れたのに タメールは姿を消したひつぎには赤い薔薇の冠しかなかったという死んだとされているけど タメール 真相は誰も知らない朝告げ鳥が鳴いたばっかりにタメール タメール政(まつりごと)は男の世界か謀(はか)られしまったか亡き王のそのあとをなぜ愛人が継いでわるいのか何もかも渦巻いてるこの世は悪人ばかり男を凌(しの)ぐ晴れ姿よタメール 罪を着...
■パスワードあの夜の 走りをわすれないベイエリア零時に メットをかえしたときにながれてく この髪にやさしくキスして ひき寄せた あなたのバイカー・ジャケットわたしたちが ただの他人にもどるあの日 特別じゃないことを特別にするのは わたしたちだと知った使ってるパスワードのなかであなたは今も生きつづけているの誕生日 あなたは更新するただの数字の 組み合わせなのに記憶に意味を持たせるのは ひとの美学なの...
■この青空は僕らの最高傑作だたぶん出会うずっと前にふれ合っていたその手は僕の手のひらを今もずっとおぼえててくれたこうして窓をあけると冷たいけど気持ちがよくて 背筋がシャンとなるんだ生まれてくれてありがとう僕でよかったの?握りかえす手で強く答えるきみこの青空は僕らの最高傑作だこの青空は僕らの最高傑作だ孤独な胸の十姉妹(ジュウシマツ)が街のどこかでまた孵(かえ)るけどつぎはぎだらけのあんな日々もあってよか...
■女が男を口説く夜は日本語詞:夏井くわみUm Um Um女が口説いているのよあなたは 悪くない表情女が男に語らう夜よ美しくいて欲しいわそれなりの過去 言わないわ明るいかなしみよ冷えたグラスの 指紋のあとがくずれてゆくけど 含み笑いよ いいでしょBaby想いなら 余白で語る人生のはじまりは晩年もおとずれる したくは出来てるわ愉快な道化になりたいすてきな嘆きよ息もとまるあなたはまるで気障ね 初めてなのになぜ見覚え...
■さよならだけが引き止めている鏡よ 砕け散れ あなただけを映しあの女(ひと)でもなく 私でもなくうらぎりの相手がわかってしまったふたり恋してなどなかったんですだれが物わかりのいい男に聞きわけのいい女になどグラスは割れてくふたりの手のひらでぬるい血のように 溢(こぼ)れるワイン曖昧にすると傷口はひろがるあなたがちゃんととどめを刺すものよさよならだけが引き止めているコンビニの照明(あかり)にあつまる粉雪人待ち...
■恋人たちは勇者な愚人誤字だらけの手紙が あなたらしくて抱きしめるの 下手な文字 何度も読み返すもう会えないのよね何度もなぞるインクいろがひろがって読めないところになんて書こうとしたの恋というには大人すぎて愛というにはこどもすぎて私たちはすべてを手にしていたのね今になってそれに気づくなんて遅いわメールでよかった電話でよかったさよならというのに会って手紙わたすなんて ひどい人あなたって なんて言えばい...
■Rainbow Like Yours沈黙で発泡酒の缶 プルタブ引いたらふたり 何か 終わったいい人が仇になるあなたにイジワルになる自分自身にムカつくのこれからは あなたのためにしないことをかんがえるのねそれでもあなたが使った バスタオルがテーブルにきゅんと丸まってて 思わず抱きしめた雨が降ったあと虹も消えて胸に何かがのこる Rainbow Like Yoursわたししかもう愛せないボタンにあなたはふれたのそんなハズイことは言えヌもう殺す...
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■ロイヤル・スィート・トレジャー男の嘆きも女の涙もひとの痛み悩み多きことはぜい沢曖昧もいい抱きしめ切れずふれられもせず一杯女におごられたあれから何があったか覚えちゃいないが胸しばるかなしみだけが俺のロイヤル・スィート・トレジャー男も死んだ女も死んだ時代(とき)の流れにピストルも持たずにこころを撃ち抜く女だてらにふざけてやがる君もやるよな一杯最後におごらせてくれカタリと溶けるこおりが何かを話すだろう用...
■ネイルが仕上がるまでネイリストに右手をあずけて左手であなたと手をつなぐホテルの午後のアンサンブル漂うアロマのディフューザーあなたの手の表情を読んでいるだから他愛ない話をするのこの手とその手がしてきたことはなんだったのかしら罪かしら男は逃げるものを追いかけ女は追われるものから全力で逃げるのネイルが仕上がるまで あなたが恋人でいてくれたらそれでいいネイルが仕上がるまで 黙ってそばにいてくれたら それがさ...
■磧礫(せきれき) ただの石ころかも知れない私たちは激しい水の中 いのちを削り削られながらいくさを聞く流るる川音に あなたと拾い集めた日々は岸辺の石だったかも知れない石には森や木やそよいでて二人にはそれが世界だったふと胸をつらぬく 互いの目をみつめあの時さびしさを聞いた難儀(なんぎ)なものです 人の世は 人と人とがなぜ難しいでもふたりは知っていたなぜこんな石ころが美しいのか吸い込まれてゆく石の中には老...
■Tumbling Beat赤いRECの文字と赤い丸ふいに動画で撮ってるものはきみの髪と化粧と香水と生理の匂いが入り混じったようなもの実体のないものや正体不明なものが監視カメラをすり抜けるそんな夜の抜け道は美しい死のようだTumbling Beat 消毒しすぎて手が荒れる僕という下等動物最上階に近づくたびにTumbling Beat 狂う惑星 軌道逸れるたび僕たち上機嫌に屈折してる暗いビー玉の光のような Tumbling Beat 女の敵はやっぱ女だ...
■Good Heartbreakこれで良かったそう思うしかないじゃないのあなたにとって私にとってGood Heartbreak これまでの日々を惜しむように好きだったものたちたとえば好きだった歌好きなひとはあなたのままなのにまるでちがってしまった私たちかんがえる前に 美しいことをするのそれがさよならだとしても涙がとまらなくても あなたの首にすがるしかなくても Good Heartbreak , Good To MeGood To You否定できないいいとこしか思いつ...
■カレンダーガールきみはCalendar girl僕は毎日めくる胸のCalendar 笑うCalendar girl会う日のスニーカーがかぞえたCalendarロマンス色にくちびるがひらかれると日ごと夜ごとため息のドラムを叩く僕はスティックさばきもおぼつかないおいでSlender girl風のインクの手紙をたどる 月のランプなのにCalendar girl着信途絶えて互い違いに終わるカレンダーオレンジのスカーフたなびかせて去るきみのGoodbye 日付けが止まったままのき...
■風色(かぜいろ)テーブルにはソーダのぬけたスコッチ 昨夜ふたり何を話したのだろうまるでペイ・パー・ビュー見ているようによわまる陽ざしがかたむくきみからの電話は用件だけ告げて切れたありがとうって言葉の意味はグッバイ忘れたよ きみの全身に書かれた長いラブ・レター 言わないで 何もガレージにきみの車はもうないふたりもう ほら 風色(かぜいろ)さ愛していないなんて言えば言うほど 愛している証拠みたいで嫌になる...
■あの日にレイアップ・シュートボールにもなぜだかさわらせてもらえなかった先輩に挨拶してもガン無視されたコーチは何も教えてくれなかった帰る前 死ぬほど床をモップがけした僕のシュートはいつもあと少しのところでリングに嫌われた悔しいって気持ちが今もある大人になっても そこ めがけてる僕がやってることはあの日にレイアップ・シュートさっきまでの試合空気が天井にのぼる上達する方法はすり傷 絶やさぬこと人生はそ...
■夜の寝覚(よわのねざめ)Um...Hey Hey Heyさっぱりよ ひじ掛け椅子で深夜にまんじりともしないのよ私あなたは寝息を立てている細目に開けた冷蔵庫のあかり床にすわってワイン 注いで寝るまでのあそびよ 並べる掛詞あなたにすれば「私」と「彼女」は掛詞私にすれば「愛」と「哀」も そう私にわきあがってゆく想いは実現されない方がいいさよならは殺人者の言い分よ女は深く微笑むのよ 要注意よ愛が重いから すてたいわあなた...
■Next.Goes On 醜悪に見える この街のどこかでまだ汚れていない場所が おいでおいでしてる このスニーカー はきつぶすまでぼくは行けるとこまで そう 行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう誰かがむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On ダメでも 負けても 泥だらけでも きっとその先に光はある”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりい...
■孔雀の時刻(とき)午後20時と午前7時の女の見分けがつくかしらコンパクトでうしろのあなたを見てる滑稽なのよ さかさまな男 違う男(ひと)を好きになった それだけのことよあなたのためにきれいになるそれは別れを秘めてるからルージュ色のうらぎり それも女の甲斐性なの愛のために 自由にさせて後悔ならば 彼としたいわすべてを持つ あなたの手からどうぞ飛ばせて 孔雀の時刻(とき)よ相手が男なら殺してやる相手が女なら口...
■雨ノチ晴れ雨の拍手に巻かれてふねのスクリュー音白無垢きたわたしへとあなたは傘さしたいずまい ただしたのよ おごそかな式 島のひとに感謝した若かったあの頃きっとそうねしあわせの前ぶれは雨なの雨ノチ晴れ 雨ノチ晴れ いつも 晴れごごろ ねえ父さん あすはそうふたりで送る番 あの娘がそう しぶってたお見合いきめたのともだちに配信で 見せると言うあの娘トラクターで むかえる彼家族が増えるのよ予報みたら ...
■ホット・パラダイスアイツが死んだのは 雨のせいさ日曜日と雨をこよなく嫌った アイツが死んだ日も 傘の波真実は何百カラットもの まやかし充血したような笑みを いつも浮かべてたアイツは馬鹿げたこの世のGAMEサイト とっとと退会した ホット・パラダイス喪服が濡れてやけに 重く感じて腑抜けな笑いが 僕らに伝染(うつ)った 生きてる僕たちはそう まあとりあえず 自分のことしか考えてないことがわかったカンシャク玉を...
■ラスト・オーダー未読メールにしてあなたを放置するこんな終わり方知ってるこの悲しみは そう私だけのものなのこの孤独もあなたにあげない彼女のもとへ行くなら わたしを殺してからにするのね すべてわかちあえたと、いう夢をみた ウェイタ―がテーブルに来る 店も閉まる決めかねる こんな恋のラスト・オーダー ラスト・オーダーひとを愛することにまちがいなんてあるの?なんだか酔っているさよならにすれ違いかぞえてホンモ...
■已んぬる哉(やんぬるかな)釈迦が岳 八剣山(はっけんざん) 転法輪岳雨糸の向こう 横たわる湖は鉛(なまり)鬼と仏もおなじと思う これからふたりは女の山と男の山を 降りる怒れ 燃える 木々の葉たちよ心などという不埒(ふらち)なものに売られ買われどうしてくれよう山などありはしない 山ほどそれは崩れ落ちる僕はあなたの目を見て言う 嫌ったわけじゃないもう好きになれないだけだ若き日には若さはすぐに 消えるとも知...
■朝からムーン ルージュから 女は生まれる肩で息ついて かがみ抜ける絶望する若さのかたちに あなたとのことが美しすぎたからThrough The Mirror Of Our Moon Shineガウンの袖に のぼる朝日が あなた手招く もっとお入りなさい 私の中に Ha Um ha朝と夜が呼び交わす世界へThrough The Mirror Of Our Moon Shine 朝からムーン ドレッサーのガラス瓶たちひとつ残らず倒して泣く香りで香りは消せないわあの女(ひと)忘れて ...
■Rock’ Chello ListAh Ah Ah 深呼吸しながら僕はYeh Yeh Yeh 弦に向かうよどぎまぎする指が次第に核をとらえて Music So Good So GoodAh Ah Ah チェロリストがロッカーだって君はYeh Yeh Yehはじめて知ることになるロマンティストは革命家僕は暴れるラブレターいつだっていいなんてそんな時はないんだ君に打ち明ける時は きっと今しかないんだ校庭のど真ん中からチェロを弾く 君へアヴェ・マリアもドッカーンとへッド・バンキ...
■しののめの空トンネル抜けて またトンネル闇から闇へとつづいてもあなたの腕で 髪をみだし山の声を聞く 指はりつめて年をとるたび 脱ぐ花衣死にじたく始めたら 生きたい明けないで 明けないで ふたりの夜悲しんでいたいからなにもかもこのままで しののめの空男滝 女滝 地を這うよにぬらぬら真ん中つらぬく花火躰(からだ)はこころ 糾うが如くこころは躰(からだ)よ今という時に 会えたしあわせだから私という女がいます明け...
■君がいるThere Can't go back, babyCan't go back, baby誰か僕の(Can't go back, baby)代わりをやってくれ 抱く気もないのに女といて飲む気もないのにパブにいて読む気もないのに新書買うどうだってもう何だっていい人間という役は演じるほど猿芝居だねそれもこれもまだ君がいるThereCan't go back, baby ひとりのほうがCan't go back, baby 幸せだと思えるよCan't go back, baby 何人僕は僕をくぐり抜けたならいい仕事で誰...
■Violinistウラジオストクが暮れなずむ頃小さなホールはさながらカーネギー・ホール開放弦の音どよめきと拍手人々はつかの間音楽に戦火を忘れる喝采が押し寄せて 高く高くヴァイオリンの弓で 軽く 軽くフィナーレまで 強く 強く手をひろげて 波をつくるのよ力をひとつに音楽を呼び込むのよ みんながViolinistたれ込めた冬の空暗がりに寄り添う人びとは微笑みスープで体あたためるたましいよ響け 高く高くやさしい旋律を 世界にひ...
お知らせFC2カスタマーからメールで質問に回答が寄せられました。ランキング操作について否定していますが、確たる根拠を全く示せず、すべてを非公開としてランキングをどのように管理しているのか明言を避けています。ブログジャンルランキングについてFC2は公式でこのように説明しています。私のようなランキングが不具合でないのでしょうか?。ブロガーがアクセス数やランキングを気にしないというのは嘘になります。毎日記事を...
■チュニジアの砂時計安モーテルで抱きあった手首のゴールド紅を留め きみの指先風を呼ぶ華奢なラインそっと押しつけて揚羽蝶のあざを心に刻み 時を止めて 影を重ね二度と出会わぬように砂粒に戻ろう 配信ドラマの続編さ薄まるKissに繋がれている砂漠の熱さ教えてくれため息のリボンからみつくきみに痺れる指先から零れてゆく渇いた海に崩れながら落ちてく時が止まってる砂時計を倒して「女なんてやってらんない」「こっちだって...
お知らせ。私のブログに訪問していただいている読者様いつもありがとうございます。拙い「歌詞のようなもの」を読んでいただき感謝致しております。ここ最近、ブログのジャンルランキング表示がおかしくなりました。FC2公式によるとジャンルランキングはアクセス数をカウントしているように書いてありますが、↓のようにアクセス数は変わらなくてもランキングは急落することが多くなりました。私はほぼ毎日記事を更新しておりま...
■やさしさという報復記憶がふいに途切れてゆくいつから始まったのかまわるジェラシー・ポイズン冷めたしぐさでうまく捨てたかなしみさえまだあたたかいゆれるジェラシー・ポイズンおくびにも出さず他人(ひと)を呪うような自分が怖い今頃あなたはあの女(ひと)と夜のほとりでくつろいでいるさよならなんて3秒で言えるあなたとの長い年月が砕ける代わりに だから言わない やさしさという報道夏の亡霊を見てるよなエントランス ...
■風色(かぜいろ)テーブルにはソーダのぬけたスコッチ 昨夜ふたり何を話したのだろうまるでペイ・パー・ビュー見てるようにすべて夏の幻影(まぼろし)さきみからの電話は用件だけ告げ切れたありがとうって言葉はそう便利だねあんなにきらめいたプールにはもう水を抜けばむき出しのコンクリートガレージにきみの車はもうないふたりは ほら 風色(かぜいろ)さ愛していないなんて言えば言うほど愛している証拠みたいで嫌になる可笑し...
■Next.Goes On 醜悪に見えるこの街のなかにもまだ汚れていない場所があるんだ このスニーカー履きつぶすまで行けるとこまで行ってみたいな 猫背の夢にヘタな歌うたいながら Next.Goes On On And On その次に行こう悲しみのむこうが呼んでるよNext.Goes On On And On 雨にぬれても飛び越えて 水たまりの太陽つかまえよう ずぶ濡れでも”もどき”がいい 知ったかするよりワケ知り顔 成りすましするよりいわばどんぐりの背比べ...
■この青空は僕らの最高傑作だたぶん出会うずっと前にふれ合っていたその手は僕の手のひらを今もずっとおぼえててくれたこうして窓をあけると冷たいけど気持ちがよくて 背筋がシャンとなるんだ生まれてくれてありがとう僕でよかったの?きみの握りかえす手につつまれてるこの青空は僕らの最高傑作だこの青空は僕らの最高傑作だ孤独な胸の十姉妹(ジュウシマツ)が僕のどこかでまた孵(かえ)るけどつぎはぎだらけのあんな日々もあって...
■PASSWORDあんな走りもう 二度とは出来ないねベイエリア零時に メットをかえしたときにながれてく この髪にやさしくキスして ひき寄せた あなたのバイカー・ジャケットわたしたちが ただの他人にもどるあの日 風がぬけたよ特別じゃないことを特別にするのは ほかでもなくわたしたちだと知った若さのコノヤローこんなキスも 格好も もう出来ないのねふたりどんなに抱きしめても もう戻れないふたりが交換したパスワード...
■燠火(おきび)かなしみはとても燃えやすいからわたしはそれを暖炉に投げ入れるはやく灰になることを願って思い出という薪(まき)をそっとくべるあなたは生前よくそう言っていた自分に言い含めるように声を落とし くるしむひとほど燃える火は大きい燠火(おきび)は私をこおらせる代わりに思い出の中のあなたをあたためるかなしみの手紙はとても長いわたしは読んでひとおもいに捨てるはずみで生まれ はずみで死んでく言葉の重さと命...
■SWEET THANGホーム画面ひっくりかえってあやしいサイトにリンクしたようあなたに強引にふいに抱きしめられて手から滑り落ちた展開待って息が止まりそうもう言い訳の在庫がないわこの胸ははげしい雷鳴 雨のつぶて 直撃コースよアップル・ソーダの中を漂うようなの歯と歯のキスなんて味気ないメガネ同士が先にささやいてるしスマホの明かりで あなたを見つめたい世界の暗がりに今だけ感謝する荒い呼吸のいサマーニット なんかこ...
■僕はCall Backしない電話だけできみと話した Afternoon包装紙につつまれた雨のはしりの...行きつけの店もなく共通の友もいないAh 約束なんて気休めさ きみが悪い覚えてた僕は待ち続けた逃げ切れる時をあの頃によろしくとだけつぶやいたならきみには通じるだろうわかりすぎる何かがあるから会わないまま 流れるのさあんなに共感した何かもふたりをもうふりかえらないAh 今ごろ電話してくるなんてきみも馬鹿だな だって月日が...
■AIで僕らの愛は書き換えられないトイレでうずくまって泣いているのは僕だけだろうかとなりのトイレではベルトを外す音がしている何本見送っただろう 電車の音がするこんな時アニメの主人公なら なんて言うだろうか君の髪は最後に静電気のように流れた僕の涙は液晶に滲んでゆく携帯のゲームは鳴り続けてるでもひとつだけ確かなことはAIで僕らの愛は書き換えられない誰かを卑しめてたって結局恥ずかしいのは自分だよたとえどんな...
■悪魔ちゃん A-Han わたしのくちびるで 想像出来ることあなたしてみて あの娘はズルい目をするA Han わざと脚をたかく組みかえてこっち見るぼくらがガルーンと なるように全身じゅもんだよ つかまったら最後 男はいいひとじゃいられない 悪魔ちゃん 悪魔ちゃん あの娘には気をつけな 悪魔ちゃんだよ~ A Han もっと自由にして こころあそばませましょ うでをくんでいちゃ わたしを抱けないと言う ゆびさきの吸盤が巻き...
■僕はサッカーを知らない僕はサッカーを知らない僕はアメフトも知らないルールも 強豪チームもスター・プレイヤーも自分のエナジーの残量もちょっとした人生の企(くわだ)てはすごく手が込んでるのパーティー・バッグひとつで彼と消えた そんな君も僕は知らなさ過ぎた失恋は人生の料理に必要な塩だ きっと匙(さじ)加減 砂糖で味を整える 挫折のあとで強さは強い ただそれだけでも弱さは強くなれる それを僕は知ってる僕は知っ...
■恋してるだけじゃ恋じゃない恋してるだけじゃ恋じゃないどうかしてなけりゃ恋しないまともでいられるうちはそうそれは本気と云わないよ真夏の花火にあおられて気分がすっかり出来あがるゴシップを賛美にするなら男になって出直しなうそをつかない そんな恋などうそよ そんなもの とるにたりないわたしに出会う必要があるこの意味あなた知らなきゃ派手にうわさをたなびかせて華やいで見せてもかなしい愛してるだけじゃ愛じゃな...
■金色堂 やがて煌々と僕らを照らすのは身を潜めてた闇の声だ身体の中でたおれこむ塔は指先までもくずれおちるきみの横顔を照らすように僕は最後にライターを点けるSNSで知り合った 僕らは縁も所縁もない そしてサイボーグになると笑いながら灰になるだけの 金色堂雲の上には 天上の光雲の下には 仇(あだ)なす獣たちどうか僕らにも大悟(たいご)をお与えください僕らは日々の確信犯だあざとい炎をどこかで願う僕らが死んで...
■7月のタイム・トンネル浮かびあがる空に 道が出来るそれは一本のタイム・トンネル東京の日の入りを僕が見てる頃君住むブエノスアイレスは日の出ちがう場所を照らす太陽は互いの暮らし映して毎日会うのさジャン・ギャバン真似して 僕は噛み煙草君のゆたかな髪が今もそよいでるよ あの場面皮肉さ あの時別れたから僕たちこんなにわかりあえている風習や信仰 時計とは違う時想いを重ねるタイム・トンネル空も海もどこかでつながって...
■Daddy's Diamondほらまたはじまったパパが襟(えり)にダイヤのブートニエールつけたらママが怒るんだおくりぬし不明さいわくありげにきらり光るパパのお気に入りママも妬くわけだこれからお出かけなのに仲良くしなよDady's Diamond ママのネックレスそのパールだって なんかにおうねDady's Diamond みんな子供だね喧嘩するほど仲いいってホントさパーティーはキライさお世辞にあいさつばかりうんざりする社交界ドレスコード無視...
■深海魚 きみの生暖かい舌がぼくの心臓にあたるたびほくは自分の内側深くどこまでも潜っていくよBlueきみに”敗北した”というこの甘美な響き どう言えば伝わるのかわからないからぼくはスラングまみれ ボール壁打ちするほど 好きって ねぇきみ わかってくれてる?渇きにおぼれ うちすてられた日常にうだるほど 海があるんだ 尾ひれはひれが取れて にんげんの姿でもきみが海である限り ぼくは深海魚家にはまっすぐ帰らな...
■レストラン・シンジケート美食家の行き着くところは三つ星の名店ではない立ち飲みワインとありあわせ弾む会話があればいい路地にひっそり宝石のようなDINNERにありつく誰にも会わないそんなところグルメはモグリもいいところそうだ 僕はよく食べる女が好きよく笑いよくしゃべる気っぷのいい女とどこへでも出かけてゆくご馳走はおしゃれでも 流行りでもないレストラン・シンジケート食べることはとても大事さひととしての在り方...