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2021/09/13

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  • 高知県産ベルチエライト

    硫化鉱物のついでに。過日、エヌズさんの本店を見てたら、その他標本の中にベルチエライトがけっこうなお値段で出ていた。あれ、これうちになかったかな、と探したら、国産標本セットの中の小片があった。何せ40点ほどで3000円ほどのごちゃまぜセット。しかも小片。忘れていても仕方がない。(そうかあ?)高知県高岡郡津野町倉川鉱山産。ベルチエライト(Berthierite、ベルチエ鉱)。FeSb2S4。デュモルチエライトもそうだけど、「チェ」じゃなくて「チエ」です。(うざいなこいつ)もちろん値段も100分の1以下なのだから、エヌズさんの立派な結晶集合とは比べものにはならない。ルーペサイズの結晶です。しかしキラキラと輝いている。組成的にはスティブナイトSb2S3に鉄が加わっただけ。見た目も似ているからベテランでも間違うらし...高知県産ベルチエライト

  • 硫黄鉱物:硫黄と珪素は仲が悪い

    自然硫黄。インドネシア産。硫黄を含む鉱物は1304で、硫酸塩、亜硫酸塩を除いても683。めちゃくちゃ多い。硫化鉱物で超有名なものだけでも、黄鉄鉱、白鉄鉱、黄銅鉱、斑銅鉱、閃亜鉛鉱、輝安鉱、辰砂、鶏冠石、雄黄などがある。もちょい広げると、硫化鉄鉱、磁硫鉄鉱、硫砒鉄鉱、ベルチエ鉱、輝銅鉱、銅藍、硫砒銅鉱、安四面銅鉱、砒四面銅鉱、輝銀鉱、淡紅銀鉱、濃紅銀鉱、針銀鉱、輝コバルト鉱、輝水鉛鉱、輝蒼鉛鉱、針ニッケル鉱、ゲルマン鉱、車骨鉱、毛鉱などなど。切りがない。これに硫酸塩・亜硫酸塩鉱物が加わるわけで、巨大勢力ですな。硫黄、S、原子番号16。酸素属でセレン、テルルと同族。は?酸素はガスでテルルは金属じゃなかったかよ。わけわからん。地殻中の存在度は意外と少なく、ストロンチウムと同じくらい。けれど大気にも海水にも生命体...硫黄鉱物:硫黄と珪素は仲が悪い

  • 不適合元素[メモ]

    造岩鉱物から「はじき出されてしまう」元素。どうも確かな「リスト」というのが出てこない。ウィキペディアなどで挙げられているものは以下。◆イオン半径が大きすぎるもの(LILE)ルビジウムセシウムストロンチウムバリウムランタン◆酸化数が大きすぎるもの(HFSE)ジルコニウムニオブハフニウムタンタルランタンウラントリウム以下のものを挙げている記述もある。カリウムナトリウムチタン厳密な定義はないのかな。硫黄は酸化数が大きいようだけどここには含まれていない。とりあえずのメモ。不適合元素[メモ]

  • コヴェライト(銅藍、コベリン)

    銅の鉱物はけっこういろいろと集めてきました。まあ厖大な数があるので一部だけど。でもこれ、ちょっと盲点だったですな。銅藍。藍銅鉱というのはアズライト。それをひっくり返したような変な名前。ドーランという化粧品がありましたが全然関係はない。コベリンという表記も見る。しかし正式鉱物名はCovellite。コヴェリというイタリア人名由来だけど、発見命名者がフランス人だったので当初はフランス式に「リン」だったのがどういうわけか英語式の「ライト」に変わったらしい。アウインなんかはインのままなのにね。IMAでも国間での勢力争いがあるのか。アユイさんは偉大だったからフランス語風を残したのか。(いいよどうでもw)で、どういうわけか日本の鉱物関係者は古いフランス式の名前を使っている。かっこいいからかな。(いいよどうでもw)なん...コヴェライト(銅藍、コベリン)

  • 人造青水晶

    青水晶を求めて右往左往したことは前に書きました。その時、セルフクリエイションさんでロシア産の人造青水晶が出ていたのは横目で見ていた。大きくて、えらく高くて、ちょっと人工っぽい色だったのでスルー。で、先日、ヤフオクに小さなカボッションがお安く出ていたのでゲット。CZに始まる人造石魔境の余波ではある。水熱法=ハイドロサーマル法。ロシア産。かなり濃いしっかりした色。この色は自然鉱物ではない色でしょうねえ。独特の美しさ。「じゃあガラスでいいじゃん」という見方もあるけれど、ガラスと水晶はやはり質感が違う。ガラスはいろいろと美しい色や輝きのものがあるけれど、どうしても質感が軽い。するっと「美しい」だけで終わってしまう。(ほんとにわかってるの?w)これは一応水晶なので、光の進み方が変。角度によって濃くなったり薄くなった...人造青水晶

  • ピンクCZ

    魔境の余燼。ピンクのキュービック・ジルコニア。(まだやってるのかいなw)石の地色もファイヤーも写真には写りません。いい色なんだけどなあ。といっても、CZの場合、あんまりにもファイヤーがぎんぎらぎんなので、地色はほとんどわからないほどになる。前に上げた100カラットのも、写真だとかなり濃い紫に写っているけど、実際は淡くて、ファイヤーぎんぎらで、一体何色の石なのかね、というくらい。面白いですよお。外道かもしれないけど。それとこのピンク君、蛍光するのです。すごく美しいライトグリーン。もう外道の極みですねえ。(もうこっちで突っ走ったらどうだ?)ピンクCZ

  • ミント・ベリル

    ミント色。いい色ですね。しかしミント色というのは、何だ?ミントグリーンというからには緑。けど単に明るい緑というだけじゃない。黄緑ではない。黄色が入るとニッケル系鉱物の色になる。あちきはあんまり趣味ではない。翡翠の緑も黄色を感じるからあんまり好みではない。いい少ーし青が入っている?じゃあエメラルドやパライバの薄いのとどう違うのさ。グランディディエは?ネオンブルーアパタイトは?ううむ。よくわからんくなってくる。人間の目は2万だかの色を見分けるとか。色というのは通常一つの波長ではなく、その中に別の波長の複数の光を微量に含んでいて、その違いによって超微細な色の違いが出る。実に複雑な世界ですな。無限でもあるわけで、ほとんど「一つとして同じ色はない」とすら言える。色の名前も典型的なのはいいとして、少しぶれると本当にそ...ミント・ベリル

  • 美濃の壺石大騒ぎ

    いやいや、びっくり仰天であたふたおろおろどたばた。(うるさいね)ヤフオクを眺めていたら、「美濃の壺石」がなんと1000円で出ているではないですか。は?天然記念物ですぜ。今は採取不能で、オールドストックはめったに出ない。超レアものですぜ。ありえんだろ。ただしでかい。最長24センチとある。出品者さんはリサイクルショップ的な品揃え。石専門ではない。何かごちゃごちゃした石だしでかくて場所を取るから早々に売ろうとお考えになったのか。なんで誰も手を挙げないの?でかいから?確かにこんなのうちに置けるか?しばらく迷ったけど「ええい」と入札。「美濃の壺石」を「入札者なし」なんて事態にはさせたくない。(何だそれ?)誰かちゃんとしたコレクターが出てきて落札してくれるのならそれでいい、むしろその方がいい、と。(君はちゃんとしたコ...美濃の壺石大騒ぎ

  • 吉野産パイロクスマンガン鉱

    パイロクスマンガン鉱は、前に上げた。ブラジル産。最初の頃、「日本の田口鉱山でしか出ない石」となぜか思い込んでいて、ブラジル産があるのを知って驚いたのでした。思い込みは単なる思い込みで、この鉱物はけっこういろいろな所で出る。どうも「大きな美結晶は田口鉱山でしか出ない」ということのようで。日本はマンガン鉱床が多いので、ほかの産地のものもちょこちょこと出るらしい。これはちょっと「いい景色」だったのでゲット。奈良県吉野郡川上村入之渡引水鉱山産。結晶は大きくないけれど、色はなかなか。「ばらちらし」景色が素晴らしい。大きくて美しい結晶は稀少で高価だけど、そうでなければあちこちで出るという石は実に多い。ガイアの子分君たちも、どうせ作るならもうちょっと大きめのものにしておいてくれたらよかったのに、と思う。(身勝手wつか誰...吉野産パイロクスマンガン鉱

  • 畳重峰型ミニ水石

    昨日はちょと大騒ぎがあったので水曜水石ならず木曜水石。大騒ぎの件は改めて。ちょっと気に入った姿のお安い水石が出ていたので。信濃美術石博物館さんより。「八ヶ岳」という銘がついている。左右10センチほどのミニサイズ。銘の通り、連峰の姿。「畳重峰型」と言うらしい。峰々が連なって、あちきのような素人にも分かりやすく、美しい。確かに横岳から阿弥陀岳あたりの群峰を思わせないでもない。こういう連峰タイプは好みなんだけどあんまり出ないんですよねえ。前に「峻峰型」と勝手に名前を付けたのがあるけど、あれは荒々しく尖った姿。こちらは滑らか。いい姿なのだけど、底が切ってあるのに加えて、下の部分はかなりがりがり削った跡がある。そういう意味では一級品ではない。産地も不明だし。それでもこの連峰の姿は美しい。それでいいじゃないですか。下...畳重峰型ミニ水石

  • 伊賀奥鹿野の紅柱石

    紅柱石と書かれていて「は?」となった。ピーモンタイト?モルガナイト?何だっけ?アンダルーサイトでした。カイヤナイト三姉妹の次女。あれこれ迷走して、美しいプレオクロイズムを見せるものに出会った石。「へえ、国産のものがあるのか」と興味をそそられ、三つセットでえらくお安かったのでゲット。色は白っぽいけれど柱状結晶模様やその表面のキラキラがきれい。産地は「三重県伊賀市奥鹿野折尾奥山谷」とあるけれど、現在の地名検索では出て来ない。調べたらこんな記述が出てきた。《三重県の青山高原から西方は、伊賀地方と呼称されているが、かつての阿山郡大山田村を中心に、各地に花崗岩ペグマタイトがあり、戦前から戦後にかけて珪石や長石の試・採掘が成されていた。昭和年代には電気石や鉄礬石榴石、緑柱石等の美・巨晶が産し、全国的によく知られていた...伊賀奥鹿野の紅柱石

  • 狼煙銀石

    能登銀石とも。まあ地震で大変なことになりまして。お見舞い申し上げます。大昔、旅したことがあります。狼煙[のろし]の先の木ノ浦にあった国民宿舎に泊まったような朧げな記憶があるけれど、そんなものはもう跡形もない。美しい所でした。輪島塗の職人になりたいなと思った記憶も朧げにある。みな夢幻の世界。その狼煙漁港あたりで採れる模様石。マーカサイト・イン・アゲート。白鉄鉱入り玉髄。らしい。以前、夕星庵さんのサイトで美しいカットルースを見て心に残っていた。日本水石100選にも入っているとか。その後あまり見かけなかったけどヤフオクでごつい原石があったのでゲット。でかい。海で揉まれて丸くなっているのでしょう。そこに銀色の花模様が拡がる。白鉄鉱というところがミソですかね。少し色染みもあるし、ちょっと磨いてみようかな。こういうの...狼煙銀石

  • アンソフィライト

    などと言われても「は?」という人も多いのではなかろうか。(自分と一緒にしてはいけませんよ)直閃石。ああ、あの……何だっけ。角閃石の仲間?アンソフィライト。Anthophyllite、直閃石。(Mg,Fe)7Si8O22(OH)2。基礎的な造岩鉱物。「苦鉄質」そのものですな。角閃石という超巨大グループの一員。とにかく「~閃石」というのはごちゃごちゃでわけわかめ状態。複鎖イノ珪酸塩、つまり繊維(鎖)状結合が二重になっている連中で、単鎖だと輝石。ふむ、なるほど。いやわからん。しかし直閃石なんかが商品になるなんてめったにない。売る方はよっぽど変わっているし、買う方はもっと変わっているかもしれない。(昨日もそう言ってなかったか?)でもね、いいんですよ、これ。岩手県北上市和賀町仙人遠平夏畑鉱山産。ぱっと見はなんか雑っ...アンソフィライト

  • アプライト

    は?そんな名前の石あったか?ピアノか?と調べたら鉱物名ではなく岩石名でした。《ほとんど有色鉱物を含まない細粒の火成岩。花崗岩と鉱物組成が似ているために、半花崗岩ともいう。》流紋岩マグマが花崗岩になる前に固化したもの。花崗岩はある程度の温度のままじっくりと結晶が形成されたものだけど、アプライトはその途中で冷えて固まったもの。つまりは「半生花崗岩」ですな。「生焼け」でもいいかも。(キモい表現)流紋岩マグマが地上近くで急激に冷えると球顆流紋岩とかオプシディアンとかができる。それらと花崗岩との中間的形態ということでしょうか。比企郡小川町木呂子産。地質系の人ならよく知っているのだろうけど、一般石沼民は知らないんじゃないかな。商品になっているのを初めて見た。商品にする方も変わっているだろうし買う方も変わっているのかも...アプライト

  • ちょっと大きめコーネルピン

    魔境から戻って。(早すぎだろもっと浸っていなさいw)しかし面白いですね。人工ルビーも巨大CZもツイッターではほぼ無反応。みなさんお嫌いなようでw。あほかと思われてるかな。ま、あほでいいのですけど。(事実には抗えんわな)さて。ちょっと前「アイオライトは難物」と書きましたけど、これもけっこう難物。コーネルピン。(Mg,Fe2+)4(Al,Fe3+)6(SiO4,BO4)5(O,OH)2。えらく複雑。硼酸塩?ケイ酸塩?水酸塩?ミントカラーの美しいのもあるけど、何と言ってもプレオクロイズム(方向変色、多色性)が素晴らしい。こちら。しかしほとんど出ないし、小さい。たまに「さざれ」でお安いものが出たりするけど、プレオクロイズムは見にくい。と思っていたら、暗めだけどちょっと大きめな結晶がお安く出たのでゲット。約6ミリ。...ちょっと大きめコーネルピン

  • 魔境さらに

    なんと100カラット!(は?)100ですぜ、100。レアストーンだったら1カラットでも「おお、大きいな」と思うのに、100ってのはその100倍ですぜ。(言われんでもわかる)ちょっとあたおかじゃないですか?(君がだろ)CZ。人造宝石キュービックジルコニア。99.94ct。(100ないじゃんw)これ、100にしようとしてちょっとミスったんじゃないかな。(変な勘繰り)地色は薄い紫。そこにばんばかファイヤーが煌めく。これで1000円台。へたなガラスより安いぜ。何ですかこれ。頭おかしくなってきた。(元からではないか?)きらきらならばそれでいいじゃん。成分がどうだ、結晶構造がどうだ、産地がどうだ、なんてどーでもいいじゃん。もう石探しやめやめ。(へえw)ううむ、魔境どっぷり。(ま、しばらく浸かってなさい)魔境さらに

  • 魔境

    いやあ、まいりました。(左目も見えなくなったのかね)魔境にはまったのです。(は?)人造宝石。きらきらで、とにかく安い。うわ、こんな値段だったらこれも欲しい、あれも欲しい、となって。しかし必死に欲を抑えて。しかししかし、これをやってしまいました。でけえ。(確かに)合成ルビー。組成・結晶構造は天然と同じ。なんと36.99ctですぜ。それで3000円台。天然だったらどのくらいするか。いやもうこんなのは出ないでしょう。いくら合成でも安すぎではないかい?それでいて美しい。ピジョン・ブラッドですぜ。鳩の血?なんで鳩?ちゃんと蛍光もする。クロムが何%入ってうんたらかんたらなんでしょう。きらきらならいいじゃないか。大きいならもっといいじゃないか。と暴走したのでした。小ちゃい石や地味な石ばかり見ていた反動か?ううむ。しかし...魔境

  • ミニ・アイオライト

    もう何度も上げてきましたけど。アイオライト、正式にはコーディエライト。(Mg,Fe)2Al3(AlSi5O18)。コーディエライトには赤や緑や紫のものもある。青の宝石質のものを一般にアイオライトと呼ぶ。まあよく知られている話。主に変成帯で生成する。ちなみにアイオライトの色は二価鉄イオンと三価鉄イオンの間の電荷移動によって起こるのだそうです。といっても何言ってるかわからない。アイコンにしているくらいで、好きな石なんですけど、これがけっこう難物で。大きな単結晶がほとんど出ない。通常光だと地味~な色で、率直に言うと「冴えない」。透過光だといい色でプレオクロイズム=方向変色も素晴らしいんだけど。より透明度が高くて通常光でもいい色のものはないかと探してきましたけど、これがなかなかない。ルースだと高価でなくてもちょぼ...ミニ・アイオライト

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