【22時45分】 柏原幸広の姿と、一緒だった女性がアパートの階段を降りてくる姿が見える。Yくんは既に助手席でイビキをかきながら●んでしまっているが、私は慌てて…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
久々の白旗宣言です(´;ω;`)ウゥゥ と、言うか、諸々の事情により本日、「千里眼」にお休みを頂く事になりました。たった1000文字が書けない(つд⊂)エーン…
「そろそろっすかねぇ… 」「ですね」 2人はうんざりしながら垣内卓が出てくるのを待った。どうせまた爽やかな顔をして、仲間とワイワイ話しながらクラブを出てきて帰…
【20時08分】 「退屈っすねぇ… 」「ですね」 ナイターに照らされたテニスコートの中で躍動する、垣内卓の姿を遠巻きに眺めながらYは呟く。そして、そのYの言葉…
【21時29分】 ワンボックスカーは小道に入り、徐行しながら少し走ると、分譲された住宅街の中の1軒に入った。私達は当然その横を通り過ぎ、進んでいく。 「どうす…
勢いよく車道に飛び出すと、結構なスピードでワンボックスカーは遥か先を走っている。 「いいか、2人とも。あんなバンバン意味もなく飛ばす奴は大体後ろをよく見ていな…
こちら側から見て、左側に停まっている車の少し離れた所に、赤っぽい自転車の影が見えた。 「あれは… 」 停まっている車は白いワンボックスカー。微かにマフラーから…
【20時55分】 垣内恵美は国道57号線、丸山のある大きな交差点へと出て、信号が変わるのを待っていた。 私達はずっと手前の路肩が少し広くなっている場所でハザー…
おかしくておかしくて…ひーにはもう少し頑張って欲しいと思っている。勿論、他の調査員には無い、彼女特有の能力だって持っているのだから。 目的地の電話ボックスが見…
バスが静かに停車すると、垣内恵美と1人の男性客が降りてくる。そして、彼女が歩き出し、背を向けたタイミングを見計い、のんちゃんも慌ててバスを降りた。 「さすがだ…
動き出したバスの後ろを、目立たない様、静かについていく。停留所の手前に差し掛かると距離を取り、停留所で停車したバスの後ろで同じレーンで車列に並び、降車する人々…
【20時00分】 「そろそろかもね…… 」「うん」「そうですね… 」 3人はまるで息を殺すように垣内恵美が出てくるのを待っている。少なくとも、ここは20時が閉…
【18時25分】 「ねぇねぇ… 」 ひーがのんちゃんの袖を引いて尋ねた。 「のんちゃんは、あのおんなのひとと、なかよしだったの? 」 思わぬ質問を投げ掛けるひ…
のんちゃんを助手席に乗せ、ひーが運転を担当し私が狭い後部座席に座る。 何もかもが初めての経験だった。しかし、たまにはこんな形で後ろからスタッフを信頼し、指示を…
「おはようございます」「あぁ、おはよう。今日から暫く宜しく頼むよ」「はい。任せて下さい」 翌日の夕方、のんちゃんは数か月ぶりに会社へ出勤してくる。久々に見る彼…
「もういい。今夜は会社に戻ろう」「うん、だってさむいよ」 コイツの言ってる事は仕事とは関係ない「寒い」「帰ろう」ただ、これだけだ。気持ちが理解出来ない訳じゃ無…
暫くバス停の前に立ったまま、様々考えてはみるものの、答えを導き出すには至らなかった。 勿論、私達によるミスが原因なので答えを導き出せる筈も無い。出来るのは次回…
「何ですか? 」「垣内さんのお話を聞けば、ご主人がいきなり子供さん達をまるで連れ去りの様に強引に引き連れて別居なさった…と、そういう事ですね」「はい。そうです…
「ふぅ… 」 電話を切った後、狩野は椅子に深く持たれて天井を見上げる。暫くして、デスク1番上の引き出しから煙草とライターを取り出し、彼は執務室を出ると、そのま…
狩野省吾は執務室のデスクで裁判資料に目を通しながら、じっと何か別の事を考えているようにも見えた。そんな時、3回ドアがノックされ、「失礼します」と、声が聞こえる…
何とか自分達の失態を少しでもカバーしようと必死だった。そんな時、後ろから呑気な声がした。 「どう?わかった? 」 カッチーン!まるで他人事。キタ━━━━(゚∀…
「…… 」 つい、さっき走行中にトラックが視界に被った現場の「九品寺バス停」近くに到着する。運転していたひーには、付近のコインパーキングに待機しておく様に言い…
「わかった! 」 私はひーが車を停めたと同じタイミングでドアを開け、前のめりになりながらも一般車両進入禁止区域に入ったバスを追った。車体…最低限、バスの後ろ姿…
【20時18分】 都市バスは垣内恵美が乗った産業道路から、熊本市街地方面へ向かい電車通りへ出る。ここまで、5回停留所で止まったが、いずれも無関係な人物の降車が…
【19時53分】 「お待たせしました。次は保田窪1丁目… 」 ドアが開くと、窓を開けていた事もあり、微かに運転手のアナウンスが聞こえた様な気がした。私達はバス…
遠目で垣内恵美の姿を追いながらも、私は周囲に車を停められる場所が無いかを探している。ひーが、ここへ到着するまでのタイムラグを出来るだけ少なくしたかったからだ。…
【19時45分】 丸山の店内には客もほとんどいなくなり、店員達が閉店に向けて作業している姿が目立ち始めた頃だった。 「あれ、かきうちってひとじゃない? 」「!…
「ぅわ!しゃちょう、なにそれ!? 」「うるさいっ! 」 滅多にしないが薄手のサングラスを掛けた私。やはり垣内恵美に見つかる訳にはいかないので、瞬間見られてもす…
結局、先生が何を言いたいのか不明なままだったのだが、これ以上踏み込んだとて「探偵としてそこから先は自分で考えろ」と言われている様な気がして…次の言葉を上手く繋…
「違和感か… 」「はい…上手くは言えませんが… 」 狩野先生は電話の奥で軽く笑っている。私にはその「真意」が分からないままだ。 「そう。その梅ちゃんが感じた違…
Yくんだけは多少、私が言わんとする事も理解してくれてはいた様だったが、女性陣はある意味いつでもストレートで素直だ。「分からない事は聞け」を、シンプルに言ってく…
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【22時45分】 柏原幸広の姿と、一緒だった女性がアパートの階段を降りてくる姿が見える。Yくんは既に助手席でイビキをかきながら●んでしまっているが、私は慌てて…
【20時50分】 「やっぱ入ったっすか? 」「あぁ、入ったよ…入りやがったよ! 」 柏原幸広が何を考えているのか、私にはさっぱり分からないまま、吐き捨てる様に…
いつも弊社の書き物をお読み下さり誠にありがとうございます 本日の「職場の影」ですが、気が付いたら書いてた原稿が終わっていたのでお休みさせて頂きます( TДT)…
【20時31分】 「嘘っっ!! 」 Yくんは無関心を装いすれ違ったが、確かに柏原幸広だ。そして、その後ろには最初の見立て通り、年齢は30歳くらいの少し落ち着い…
【20時10分】 こちらの思惑通り、柏原幸広は自宅へ向かって進んでいる。ここまで来れば帰宅はもはや確実なものとなりつつあった。 「思ったよりここまで時間かかっ…
【19時50分】 「おいぃぃぃぃぃ!まだか!!まだ出てこんのかいぃぃぃ!! 」「ぐぅぅぅぅぅ…←(Yくんのイビキ) 」 Yくん同様、私も眠気で意識を失いかけて…
【14時15分】 少し待っていると、店を出る2人が見えた。女性は少し大きめのバッグを抱えている。入る時にはハンディカムを構えていて気付かなかったのだが、きっと…
【13時40分】 「ふー…喰ったな」「うん、美味しかった。じゃあ私、店に行って着替え取ってくる! 」 女性がそう言って席を立った音が聞こえたので、顔を隠すべく…
いつも弊社の拙いブログをお読み下さり誠にありがとうございます久々に今日は「職場の影」をお休みさせて頂きます( TДT)ゴメンヨーさて、世間では既に「ゴールデ…
思いきり甘いものに飢えていた私は、出されたメニューを見てテンションが上がりそうになったのだが、Yくんが目配せで「何やってるっすか!? 」と、言いたそうだったの…
【12時45分】 2人はタクシーを降りると、そのままアーケードへ入って、ブラブラ繁華街を散策し始める。Yくんにとりあえずの尾行を任せ、私は近くの駐車場へと車を…
【12時25分】 じっと張り込みを続けている私達の前に、柏原幸広達が姿を現す。どうやら、パチンコでそれなりの成果が上がったのだろう。外へ置いてある灰皿の傍で煙…
「なんすかそれ? 」 Yくんは私の意図が分からず不思議そうな顔をして尋ねる。それは当たり前のリアクションだと言えるのかも知れない。 「いやな、このまま調査を続…
「ふぅわ…眠ぃ… 」 翌日も私達は前日と同じ時間に柏原幸広の自宅前を陣取って張り込みを続けている。前日からの疲れなのか慢性的な疲労なのか、もはや区別をつける事…
【18時32分】 大通りで停車したタクシーの後方、数十メートルの場所に私達も同じように車を停車させる。 「社長…まさかっすよね? 」 Yくんが不安そうな声で言…
【18時00分】 「Yくんあれ…! 」「かあっ!!面倒くさいっすねぇ!! 」 Yくんが腹を立てる気持ちも理解出来ないではない。階段の前に1台のタクシーが停まっ…
【16時20分】 結局、店内で彼女の姿を見つける事は出来なかった。勿論「手洗い」に入っている可能性だってありはするのだが、こればかりは確かめる術も、時間も無い…
【16時00分】 「おい、まだ16時だよ… 」「っすねぇ… 」「時間だから…次はYくん見てこいよ」「へいへい… 」 パチンコ店の駐車場で車の中にじっと待つだけ…
【13時00分】 「社長!起きるっす!!もう昼っすよ!! 」「……ん!? 」 車内で泥の様に眠り込んでいた私は、Yくんから身体を思いきり揺さぶられてやっと目を…
普通に考えれば、仕事もせず2人で閉店までパチンコ台にしがみ付いていたとしても何ら不思議では無い。一度そんな想像を始めてしまうと、今の自分が段々暇に思えてきて……
「マズいな……」 何がマズいものか。普通に考えれば松本の浮気現場に奥さんと両親が乗り込んできた構図なので不謹慎ながら、斉藤さんの事を思えば本当は喜んでいいのか…
斉藤さんに芳美さんと松本の現状を話した1週間後、既に調査も終わりに近付いていた。 相変わらず地獄の様な暑さの中にあって、夕方になると秋の虫が鳴く声が聞こえてく…
斉藤さんの意向として、万一、芳美さんが妊娠していたとしてもそれはそれで仕方ないと言う。 そんな意向が飛び出してくるなんて思ってもみなかったのだが、産みたいと言…
斉藤さんを緊張させないように、最大限配慮する。そう思った時、思わず断って煙草に火を着けた。 ひと口煙を吐く。斉藤さんの不安はしっかり伝わってくる。様々考えもし…
弊社の拙いブログにお越し下さり毎度ありがとうございます。 早いものでゴールデンウィークもすっかり終盤。皆様はどんなお休みを過ごされたのでしょうか。 1年を通し…
「え、うそっっ??」 ひーの顔も引き攣ってしまう。そりゃそうだ。いきなり芳美さんに「妊娠」の可能性があるなんて言ったもんだから・・・。 島田と竹下から取材した…
「私達には守秘義務があります。勿論、ここで伺った事を無暗に他へ話したりはしません。」 私がそう言うと、竹下は呆れた様に私に言い返す。 「俺達車屋だってそうだよ…
「おたくが梅木さん?」「え・・・あ・・・はい・・・。」 正直、コイツが売人か??と疑ってしまう程、失礼にも「悪人顔」の男性だった。松本やさっきの取材者、島田の…
翌日から、芳美さんと松本の行動だけではなく、松本の身元についても少し詳しく調べる事にした。 勤め先に内偵を入れる事も検討されたが、そこで情報漏れしてしまえば相…
「そうだな・・・・・。」 私は暫くの間、ざる蕎麦の残りを平らげなら黙っていた。なかなか面白い視点だ。妖怪も人の幸せをたまには考えるのか?あくまで私見だったが、…
「うっ・・・旨っ!!」「しゃちょう、もっとゆっくりくいなよ・・・。」 この日の調査を終え、私とひーは24時間営業のうどん屋で本能の赴くままに食欲を爆発させてい…
ロワールイシハラが見えてきて、次第に眼前の駐車場の様子も視界に入ってきた頃、小さな驚きと共にさっき松本を見かけた時見た車と、芳美さんが乗るムーブが並んでいるの…
翌日も仕事を終えた芳美さんは実家から少量の荷物を運び込み、地味だが着実に転居の準備を行っている様子を確認出来た。その芳美さんを尾行する前に松本の車を確認したく…
男性の乗るワンボックスカーは国道をひたすら菊陽方面へと向かって走っていく。 「あのおじさんのすまいにいくのかな?」「さぁ・・・どうでもいいけど、お前の方が充分…
電気が消えて約1時間が経つ頃、再びリビングの窓に明かりが点灯する。あまりに生々しいその情景を見て、またひとつ、私は溜息をついた。 勿論、彼女は私の嫁さんでも無…
「早く子・・にも・・・たいわ・・・。」「そうだね。早・・・・・・ダメだよ。」「うん・・。」「それに・・・も大事だからね。」「うん」 2人のすぐ傍にある車の陰に…
いつも弊社の拙い書き物を読んで頂いている皆様には本当に感謝感激です。 早速ですが・・・今日は色々思うところありで「男は2度殺される」をお休みさせて頂く事にしま…
「や・・・やばしぃぃぃぃぃぃ!!!」 慌てて手足をバタバタさせるが、歩いているのとそう変わらない。いや、カロリー消費量はこちらが断然多い筈だが、スピードはほと…
かなり暑い思いもしたが、陽はやがて傾き、同時に秋が近付いている事を知らせる虫の鳴き声が少しずつ聞こえてくる。こんな暑さなのだが、確実に季節は少しずつだが確かに…
少し待った所でいきなり空が曇り出し、暫くすると驚く程大粒の雨が降り出す。まるで「ゲリラ豪雨」と言っても差し支えないそれのお陰で、激しくフロントガラスを叩く雨音…