いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 GWに入ったと言っても良いのでしょうが、皆様は楽しんでいらっしゃるでしょうか?私は楽しんでいる人の車が…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 GWに入ったと言っても良いのでしょうが、皆様は楽しんでいらっしゃるでしょうか?私は楽しんでいる人の車が…
コーヒーカップを握って視線はそこへ落としたまま、狩野省吾弁護士は口角を上げ、無言の笑みを浮かべている。どんな仕事が待っているのか分からないが、私は次の言葉を待…
何度ここへ来ても、やはり私は緊張してしまう。勿論、それは狩野省吾弁護士事務所の事だ。 広い駐車場の中で「狩野省吾弁護士事務所」とプレートの張られたスペースへ車…
「っす! 」 そんな私の心配を他所に、ヤツは能天気な顔をして事務所の中へと入ってくる。その表情を見た瞬間、一瞬イラっともしたが、すぐに私の頭の中に住んでいる悪…
「鈴木さん、ちょっといいですか? 」「はい? 」「私もYくんも、鈴木さんからしてみれば見知った人間には違いないでしょうが、どちらかと言えばYくんとコンビを組ん…
「結局、狩野先生は何だったすか? 」 帰る道すがら、車の中で助手席から不意にYくんは私へそう尋ねてくる。 「分かんないよ。先生は電話で内容を話す事は無いからな…
本日の「新緑の頃」は訳あってお休みしま―――――す!読んで頂いている皆様にはご迷惑をおかけします 明日お会いしましょう (ごめんなさい…
狩野省吾弁護士との電話を切ると、鈴木里美が目を輝かせて私に尋ねた。 「ね!ね!社長!新しい依頼ですか? 」 張り切る気持ちは分かるが、採用の返事はこれからだし…
「なるほど…鈴木さんの熱意は私にも伝わりました。後は住まいの件ですが… 」 私が一番気になっていたのは、彼女がどうやって出勤するかの問題だった。まさか阿蘇の一…
鈴木里美を面接する当日、彼女の家に上がらせてもらうと、そこには何故だか真田先生も来ていのがすぐに分かった。少々驚いたが前回、柿原さんの件では大変世話になったの…
「Yくん、マジな話だが…彼女は本気で働きたいって言ってたのか? 」 再びヤツにそう尋ねる。すると、Yくんは私の方を向いて答えた。 「結構マジっすよ。だって、わ…
今年はいつもより開花の遅かった桜も、4月の10日を過ぎた頃には、すっかり葉桜となってしまっている。 毎年の事なのだが、運転中、通り過ぎる道すがらに見る桜はあ…
いつも弊社のブログにお越し頂き誠にありがとうございます。 早速今日から新しいお話を…と意気込んでおりましたが急な現場で書けずタイトル決まらずで本日はお休みさせ…
いつも弊社の拙い書き物を読んで頂いている皆様には心から感謝申し上げます やっと「春は未だ遠く」が終わりました。最近テレビやネットの記事でも「昭和100年」とい…
「恵子さん、御無沙汰してしまって申し訳ありませんでした… 」 私が頭を下げてそう言うと、彼女はいつもの様に柔らかい笑みで答える。 「みよちゃんを探して下さった…
「…… 」「はい。非常に残念な事ですが、阿蘇で米軍の兵士が乗るB29が不時着する事故がありまして」「あ、はい、すみません。そうだったんですね… 」「パニックに…
事務所の前で、現場へ向かうYくんと別れた後、私は1人パソコンとにらめっこしていた。真田先生に撮影させて貰った新聞記事を写したものを次々Wordに張り付けたはい…
「それではまたお会いしましょう」「真田先生、鈴木さん、本当にありがとうございました」「里美さん、僕はまた遊びに来るっすよ! 」「Yくん絶対よ!それにちゃんと約…
国道212号線を南下して、再び一の宮町へと鈴木里美と真田先生を送る道中、ずっと皆沈黙が続いている。もっとも、私は井口実代子の行方がこんな形で幕を閉じてしまった…
「兵隊さんが自害した後、皆は恐る恐る近くに寄って行ったばってん、もう自分の頭をブチ抜いとらしたけん、すぐにダメて分かったったい。何人かは、すぐにそん(その)女…
「…… 」 私はひとつ、小さな深呼吸をした。 「菅原さん、今日はこの時のお話を伺いたくてここへ参りました… 」 私がそう言うと、真田先生もそれに応じる様にスク…
「どうぞ…おあがんなっせ(上がって下さい) 」 菅原氏は身長160㎝くらいの小柄な老人で、私の勝手なイメージとは、真逆の男性だった。しかし、小柄な分に身軽なの…
「あの道を左に曲がって3軒目のお宅の様です」「分かりました… 」 真田先生の指示通り、通りを入ってみたが、熊本市内での3軒目と南小国での3軒目は随分感覚的に違…
真田先生から連絡が来たのは、あれから2日後の事だった。次の日曜日であれば先方の菅原さんもゆっくり話せるとの返事だったらしい。当然、私に断る理由は無く、すぐに快…
「恵子さんの話は本当だったんだ… 」 私は井口実代子の手掛かりを探す事を忘れ、その記事に目を奪われていた。新聞での扱いこそ小さかったが、これもリアルに当時を映…
「まぁどうぞ…お座り下さい」 真田先生は座布団を敷いてある場所に私を招く。私も「失礼します」と、断って座布団の上に座らせて貰う事にした。 「凄い事が分かったっ…
「何だよ、どうした…? 」「いいから早くこっちに来て欲しいっす! 」 つい数時間前、事務所に2人でいた時とは明らかに違うYくんの様子にただならぬ気配を感じた私…
「お疲れ… 」「っす!早かったっすね」「あぁ、柿原さんとは会えなかった」「何すか?調子でも悪かったっすか? 」「いや、単に眠っていらしただけだ」 ついさっき、…
「みよちゃん… 」 柿原恵子はみよちゃんの名前を譫言で数回呼んだ後、再び静かに眠ってしまう。ハッキリとは聞こえなかったが、確かに何かを井口実代子に謝罪している…
岡山行きが決まった事で、私は柿原恵子さんにその事を報告する為に今日も彼女が暮らす「ありあけ荘」に向かっている。 井口実代子の郷里がある程度判明した事で、恵子さ…
「それでは先生、里美さん、今日はありがとうございました。私はこれで失礼致します」「どうか行方が分かるよう、頑張って下さいね」「また阿蘇にも寄って下さいね」「お…
その後私達4人は、鈴木里美が淹れてくれた珈琲を啜りながら、井口実代子の行方について様々な予想と終戦当時の状況を話し合っていた。話し合ったとは言っても、博学な真…
「あった… 」 喜びで身体が震えてしまう程だった。柿原恵子と同級生、クラスも一緒だった事がこの名簿を見れば一目瞭然だからだ。井口みよこは井口実代子が正しい漢字…
「これからどうするっすか? 」 Yくんが私に尋ねた。 「あぁ、柿原恵子さんや息子さん夫婦に聞いてみないと何とも言えないけど、場合によっては岡山まで行くつもりだ…
「何の資料ですか… 」 鈴木里美に尋ねながら私は膝を折りテーブルの前に正座した。 「あ、足は楽にして下さいね」「っす! 」「何でお前が言うんだよ… 」 目の…
「悪いが、とにかく結論を話してくれ」 盛り上がっているYくんと鈴木里美には申し訳ないとも思ったが、私は結論を急いだ。 「社長は今、どこっすか? 」「あぁ…実は…
帰る車の中で悠月氏に言われた言葉を思い出していた。 「懸命に…悔いなく生きている… 」 勿論、私達だってそうだ。何も毎日をいい加減に生きている訳じゃない。しか…
「ごめんなさい… 」 柿原恵子はそう呟いた。思わず時計を見たが、ここを訪れてまだ30分くらいの時間が経過しただけだ。これ以上無理はさせられないと思い、声を掛け…
「へぇ…恵子さんのお父様は先生でいらしたのですか? 」「そう、教師だったし、私にはとても厳しかったのよ! 」 柿原恵子は眉根を顰めて私にそう語った。 「へぇ……
いつも弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 訳あって、隣県に出張する事になりました。本日アップするつもりで書いていた「春は未だ遠く」なのですが…
「お加減は如何ですか? 」「えぇ…大丈夫よ。あなたが来るのを待ってたわ」 柿原恵子は私の言葉に合わせる様に、そう言って微笑んだ。もっとも、私の名前を今日まで覚…
「マジっすか!? 」「あぁ…マジだ。だから何度も言うけど、彼女はあくまで情報を提供してくれる大切な協力者だ。絶対余計な真似すんじゃねーぞ! 」「うわぁ…バツイ…
「え~梅木さんもう阿蘇へは来ないんですか? 」「いえ、来ないって事は無いですけど、とりあえずは依頼者である山下さんの施設に通って、彼女に出来るだけ当時の事を思…
「はい、実は先程申し上げました『井口みよこ』という方を探しているのです」「井口みよこさん… 」「恐らくは、山下恵子さんと同じ昭和10年頃お生まれの方だと思いま…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 早速で恐縮ですが、本日は調査のスケジュール上、どうしてもしっかり書く事が出来ず、お休みさせていただく事…
自宅は目と鼻の先にあって、尚且つ学生時代の恩師ともなれば、鈴木さんの立ち振る舞いも理解出来なくは無いのだが、彼女がどんどん庭先へと入っていく姿に、私は戸惑い、…
思わぬ方向で、女性が私の仕事に興味を持ってくれた事もあり、話はほんの少しだけ盛り上がりを見せた。話の流れとはいえ、幸運にも私は彼女とLINEを交換してもらう事…
「すみません…ご近所に真田さんってお宅はご存知ありませんか? 」「真田さん… 」 女性は洗い物でもしていたのか、布巾で両手を拭いながら店へと降りてくる。そして…
「だけん(だから)私ゃ思たったい(思ったのよ)。山下さんに聞くが(聞くのが)1番よかて思たったい!(いいと思ったの) 」 しかし、そんな清家さんの推測に反し、…
「なーんね!(何よ!)そればはよ言わんね(早く言えばよかったのに) 」 山田さんは少し頬を赤らめて笑いながらそう言った。私がここを尋ねた意図を理解してくれたの…
婦人方から頂いた貴重な情報がどんな方向へ向かうのか、皆目見当もつかなったが、それを頼りに私はまず同じ集落の中にある山田さんと清家さんの自宅を訪ねる事にした。ご…
「昭和10年の生まれって言ったら…この辺にはおらん(いない)のじゃない? 」「うん…確か田丸さんとこのお婆さんだって終戦の年って言うてたなぁ… 」 私にも感覚…
阿蘇市に入ったのは15時を少し過ぎた頃だった。途中、思ったよりも車が多く、予定していた時間を30分以上も過ぎていた。 私も阿蘇という土地は個人的にゆかりのある…
「へぇ…そんな事があったんすか… 」「あぁ、たまたまの偶然だったがな」 私はYくんに、柿原さんとの顛末を細かに話してみたのだが、珍しくヘッポコYくんも私の話に…
「えぇ、間違い無かったわ、確か…2つか3つ違いくらいのお兄さんだった。間違いない」「…… 」 わざわざ覚束ない足取りで、それを伝えにきた恵子さんに私も少し驚い…
「あ…あぁ、すみません。話に引き込まれてしまって…うっかりしていました」「私なんかの昔話を真剣に聞いてくれたのはあなたが初めてよ」 恵子さんはそう言って、また…
井口みよこ。 実際に恵子さんが幼少期を共に過ごした親友である事が現実味を帯びてきた事で、俄然私も彼女が話してくれる「戦争」の話を聞き漏らさない様、スマホで音声…
「上の姉がそこまで苦労しているのに、それでも幼かった私にしてみれば他人事だわ。可笑しいでしょ」「しかし…それは当時の恵子さんのご年齢を考えたら仕方ない事ですよ…
「そうそう…確かにそうだった… 」「…… 」 恵子さんは当時を懐かしむように噛み締めながら懸命に思い出しているようだ。みよちゃんが転校生だったと知り、彼女が存…
「彼女のフルネームはね… 」「…… 」「私も思い出せそうで今ひとつハッキリしないの。普段『みよちゃん』としか呼んでいなかったから」「そうですか… 」 期待して…
「まいったなぁ… 」 私は今までどんな依頼であっても「出来ない」と言った事は無い。しかし、さすがに実在したかどうかすら分からない「尋ね人」の依頼を引き受けたの…
実在するかどうかすら分かりもしない「みよちゃん」を探す仕事を引き受けた私は、その後暫くの間、時折、眠っている柿原さんに視線を送りながら、息子夫婦と他愛も無い会…
「構いませんが…梅木社長はわざわざその様な事をして、ご面倒をおかけするのではありませんか? 」 息子はそう聞いてきたのだが、私にしてみれば今回の調査は柿原さん…
「勿論仕事としてお引き受けしたい気持ちはありますが… 」 私がそう告げると、夫婦の表情もパッと明るくなった気がした。しかし、それを正式に引き受ける上では言い難…
「本当に探偵さんなのですね… 」 息子夫婦は私の名刺を覗き込みながら好奇心満々に呟いている。柿原さんを保護した時に、悠月氏と職員さんも同じようなリアクションだ…
「柿原様…悠月です。失礼します… 」 悠月氏はドアを3回ノックすると、そう言いながらドアを開けた。ドアの奥には廊下がまっすぐ走っていて、見た目には普通のマンシ…
自宅を出た私は、直接「ありあけ荘」へと向かっている。時刻は午前10時を少し回ったところだ。 強烈な寒波が列島を覆っているせいか、大きな道路こそ何事も無かった様…
「柿原さんのご家族が…ですか? 」「はい、どうしても梅木社長に御相談したい事があるらしくて。如何でしょうか? 」 私はひーのぶさいくな可愛らしい顔に視線を送り…
「それより…あのお母さんがずっと『みよちゃん』に会いたいと仰っていましたが… 」「あぁ…みよちゃんですか…柿原さんの口癖なんです。気にしないで下さい」 男性は…
やがて30分近く待っているが、未だに警察は到着していない。座り込む老女に車から毛布を取り出して掛けてあげる処置が精一杯の私達。ひーも歯をカチカチ言わせて凍えて…
「みよちゃんの家に行きたい… 」 彼女は頑なにそう言ってその場を動こうとはしない。だからといって私もこんな夜中に老女をここへ置いてはいけない。 「お母さん、分…
今年の冬は事前の月間予報を見事に外し、何度も強烈な寒波が列島を覆っては全国各地に甚大な被害を齎している。私の住む熊本は、他の県に比べればまだマシだと言えるのか…
いつも弊社の馬鹿話をお読み下さり誠にありがとうございます。 今日も業務に追われ…やっと事務所に寄れたので、速攻何か書こうとしています。 スマホでも更新は出来る…
いつも弊社の書き物をご覧頂きありがとうございます。 「無題」ですが…特に大きな理由は無く、ただタイトルが思いつきませんでした。お話の内容は最初からある程度考え…
「うぇ――――――――ん。・゚・(ノД`)・゚・。 」「……あんたばかじゃないの? 」 帰りの車中。私はずっと声を上げ泣いていた。運転席ではひーがハンドルを握…
【23:00】 ひと通りの訳を聞いた私は、今まで自身が調査を通じてやり取りしたスパナ男や親分、はたまた闇金の事をひと通り彼らに話そうかとも考えたが、未だに少し…
【22:40】 緊張した面持ちの2人と私は、ドームから少し離れたファミレスの中で向かい合って座っている。ひーはこんな修羅場と言われても仕方のない空気がたまらな…
【21;20】 コンサートの余韻を楽しむ様に楽し気に歩く2人に、私は少しずつ近付いていく。ひーは基本臆病なので私のずっと後方で様子を見守っていた。 私と2人の…
【20:15】 「ありがとうございましたぁ! 」「御馳走様でした… 」 店員の明るい声に押し出され、私達は店を出た。今からゆっくりドームへ戻っても充分間に合う…
【18:18】 「えっ!? 」「あっ!! 」 私とひーが同時に視線を送った先には、頭に包帯を巻いた男性と、その男性の腕に自らの腕を絡ませ気遣う様に歩く女性の姿…
翌日の17時過ぎ。私はひーを連れ2人で福岡ドームの傍へいた。 「むりだよ…こんなでっかいところできたひとをさがすっていったってわかんないよ… 」「いいから、黙…
【15:25】 杉田が住んでいたアパートへ戻ると、私はすぐに彼の部屋を開けてみる。ドアを開け、部屋の奥を覗いてみるとカーテンは閉められていて、薄暗い部屋の中は…
「オメェは杉田を探してたんだったなぁ… 」「はい… 」 やっと気持ちが落ち着いたのか、老人はそう言いながら私の傍に寄ってくる。私は茫然としたまま、杉田が住んで…
いつも弊社のへっぽこブログをご覧頂き誠にありがとうございます😊気が付けは今日はこんな時間になってさそまいました。なので本日はお休みさせて頂きます🙇バタバタした…
「何だ…テメェか… 」 老人は素っ気なくそう言い放つと、すぐに背中を向けて「お前に用は無い」とでも言わんばかりに背中を向け、アパートの中へと戻ろうとしていた。…
「一体何だったんだろう… 」 疑問は残ったままで、何故昨日の夜、杉田隆二を見つけたスパナ男は彼に暴行を加えたのか。どうにも腑に落ちず、私は考え込んだままだった…
「しまったぁぁぁぁ早まったぁぁ! 」 先に今日予定していたご依頼者との連絡を取っていなかった事をバカ程後悔した。やっとの思いでベッドに入り込んだはいいが、熱が…
私は無理矢理身体を起こし、ベッドから降りると今度は四つん這いになり、半ば這うようにしながら風呂場へ向かった。 昔、何かの本で読んだ事がある「高熱には冷たい水シ…
「マジか…久しぶりだな… 」 自分の体温を見て唖然としてしまう。まさかの39度台。こんな体温は記憶する限り、子供の頃以来だ。そして同時に今日の予定が頭の中でグ…
いつもの事だが、ベッドに入った瞬間、私は意識を失った様に眠ってしまう。この日も御多分に漏れず同じ筈だったのだが、少し違ったのは眠ってから僅か1時間程で再び目を…
ちょびっと復活しましたので、ここであと2,3日寄り道させて頂きます… 【短編①】 この話は実話である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
熱は下がりました。年齢の割にはなかなかの回復力だとタカを括っていたのですが… とにかく身体が「痛い」あちこち痛くて、ひとつの動きをするのも憚られる程。また、他…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。昨日からまさかの「インフル」に罹患してしまいました(確定診断受けてないから多分)熱発したのは本当に久々で…
弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 先日お話したように異常な1月を迎え、相変わらずジタバタやってる私達です。ご依頼を戴いたにも関わらず未だ案…
【01:40】 すぐにパトランプの赤色灯が辺りを明るくし、他の応援が駆け付けた様子は明らかだった。そして深夜にも関わらず野次馬だろうか、数名の人影がカメラの前…
【01:25】 杉田隆二の後へ続いて、ドアの前に立ち尽くす人影が見えた。時刻コードは午前03時12分を指している。 「一体誰なんだ… 」 勿論、直接見た訳では…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます 昨年の暮れも当然に忙しかったのですが、今年は開業以来の20数年で初めてといっていいほど檄アツな1月を迎…
【01:05】 私は別件の報告書を書き、ひーは私が監視カメラで録画した映像をずっと無言で眺めている。たまにちゃんとやているかチラ見してみるが、もはや人の顔なの…
翌日の深夜11時。ほぼ24時間ぶりに、私は杉田隆二の住んでいたアパート近くにいる。やっぱりどうにも怖くて、暫く2階の様子を眺めていた。 しかし、この日のアパー…
「ブログリーダー」を活用して、えいじさんをフォローしませんか?
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 GWに入ったと言っても良いのでしょうが、皆様は楽しんでいらっしゃるでしょうか?私は楽しんでいる人の車が…
コーヒーカップを握って視線はそこへ落としたまま、狩野省吾弁護士は口角を上げ、無言の笑みを浮かべている。どんな仕事が待っているのか分からないが、私は次の言葉を待…
何度ここへ来ても、やはり私は緊張してしまう。勿論、それは狩野省吾弁護士事務所の事だ。 広い駐車場の中で「狩野省吾弁護士事務所」とプレートの張られたスペースへ車…
「っす! 」 そんな私の心配を他所に、ヤツは能天気な顔をして事務所の中へと入ってくる。その表情を見た瞬間、一瞬イラっともしたが、すぐに私の頭の中に住んでいる悪…
「鈴木さん、ちょっといいですか? 」「はい? 」「私もYくんも、鈴木さんからしてみれば見知った人間には違いないでしょうが、どちらかと言えばYくんとコンビを組ん…
「結局、狩野先生は何だったすか? 」 帰る道すがら、車の中で助手席から不意にYくんは私へそう尋ねてくる。 「分かんないよ。先生は電話で内容を話す事は無いからな…
本日の「新緑の頃」は訳あってお休みしま―――――す!読んで頂いている皆様にはご迷惑をおかけします 明日お会いしましょう (ごめんなさい…
狩野省吾弁護士との電話を切ると、鈴木里美が目を輝かせて私に尋ねた。 「ね!ね!社長!新しい依頼ですか? 」 張り切る気持ちは分かるが、採用の返事はこれからだし…
「なるほど…鈴木さんの熱意は私にも伝わりました。後は住まいの件ですが… 」 私が一番気になっていたのは、彼女がどうやって出勤するかの問題だった。まさか阿蘇の一…
鈴木里美を面接する当日、彼女の家に上がらせてもらうと、そこには何故だか真田先生も来ていのがすぐに分かった。少々驚いたが前回、柿原さんの件では大変世話になったの…
「Yくん、マジな話だが…彼女は本気で働きたいって言ってたのか? 」 再びヤツにそう尋ねる。すると、Yくんは私の方を向いて答えた。 「結構マジっすよ。だって、わ…
今年はいつもより開花の遅かった桜も、4月の10日を過ぎた頃には、すっかり葉桜となってしまっている。 毎年の事なのだが、運転中、通り過ぎる道すがらに見る桜はあ…
いつも弊社のブログにお越し頂き誠にありがとうございます。 早速今日から新しいお話を…と意気込んでおりましたが急な現場で書けずタイトル決まらずで本日はお休みさせ…
いつも弊社の拙い書き物を読んで頂いている皆様には心から感謝申し上げます やっと「春は未だ遠く」が終わりました。最近テレビやネットの記事でも「昭和100年」とい…
「恵子さん、御無沙汰してしまって申し訳ありませんでした… 」 私が頭を下げてそう言うと、彼女はいつもの様に柔らかい笑みで答える。 「みよちゃんを探して下さった…
「…… 」「はい。非常に残念な事ですが、阿蘇で米軍の兵士が乗るB29が不時着する事故がありまして」「あ、はい、すみません。そうだったんですね… 」「パニックに…
事務所の前で、現場へ向かうYくんと別れた後、私は1人パソコンとにらめっこしていた。真田先生に撮影させて貰った新聞記事を写したものを次々Wordに張り付けたはい…
「それではまたお会いしましょう」「真田先生、鈴木さん、本当にありがとうございました」「里美さん、僕はまた遊びに来るっすよ! 」「Yくん絶対よ!それにちゃんと約…
国道212号線を南下して、再び一の宮町へと鈴木里美と真田先生を送る道中、ずっと皆沈黙が続いている。もっとも、私は井口実代子の行方がこんな形で幕を閉じてしまった…
【12時25分】 じっと張り込みを続けている私達の前に、柏原幸広達が姿を現す。どうやら、パチンコでそれなりの成果が上がったのだろう。外へ置いてある灰皿の傍で煙…
「なんすかそれ? 」 Yくんは私の意図が分からず不思議そうな顔をして尋ねる。それは当たり前のリアクションだと言えるのかも知れない。 「いやな、このまま調査を続…
「ふぅわ…眠ぃ… 」 翌日も私達は前日と同じ時間に柏原幸広の自宅前を陣取って張り込みを続けている。前日からの疲れなのか慢性的な疲労なのか、もはや区別をつける事…
【18時32分】 大通りで停車したタクシーの後方、数十メートルの場所に私達も同じように車を停車させる。 「社長…まさかっすよね? 」 Yくんが不安そうな声で言…
【18時00分】 「Yくんあれ…! 」「かあっ!!面倒くさいっすねぇ!! 」 Yくんが腹を立てる気持ちも理解出来ないではない。階段の前に1台のタクシーが停まっ…
【16時20分】 結局、店内で彼女の姿を見つける事は出来なかった。勿論「手洗い」に入っている可能性だってありはするのだが、こればかりは確かめる術も、時間も無い…
【16時00分】 「おい、まだ16時だよ… 」「っすねぇ… 」「時間だから…次はYくん見てこいよ」「へいへい… 」 パチンコ店の駐車場で車の中にじっと待つだけ…
【13時00分】 「社長!起きるっす!!もう昼っすよ!! 」「……ん!? 」 車内で泥の様に眠り込んでいた私は、Yくんから身体を思いきり揺さぶられてやっと目を…
普通に考えれば、仕事もせず2人で閉店までパチンコ台にしがみ付いていたとしても何ら不思議では無い。一度そんな想像を始めてしまうと、今の自分が段々暇に思えてきて……
「なにやってんすか? 」 Yくんが開口一番そう言って呆れている。 「パチンコ屋の事がよく分かんなかったんだよ!って言うか…アイツ見てた? 」「心配しなくっても…
遅い時間のアップとなってしまいました。いつも弊社の書き物をご覧頂きありがとうございます。 本日の「職場の影」は都合により、お休みさせて頂きます( TДT)ゴ…
【08時55分】 じっと様子を窺っていたのだが、私達の予想に反して2人はヘラヘラと笑いながら徒歩で移動を始める。 「マジか!面倒くせぇなぁ… 」「っすねぇ… …
「何でYくんはそう言い切れるんだ? 」 張り込みを始めたばかりだったが、酒を買い込んでたった今、柏原幸広は部屋に引き籠ったばかりだ。きっと暫くは出てこないだろ…
「いらっしゃいませ… 」 やっとの思いで柏原幸広をレジで接客し終えた緊張感からか、女性の表情はうっすらと青ざめていた。なので、彼女に気を遣わせる訳もいかないと…
柏原幸広はほろ酔い気分なのだろう。ショーケースを開くと、思い思いにビールやハイボールの缶を取っては、カゴの中に放り込んでいる。店内は今から仕事に向かう人達が多…
「いらっしゃいませ」 朝のコンビニはなかなかの活況で、これから仕事に向かう人達が思い思いに商品を手に取っている。奥にある弁当やサンドイッチの棚は、既に並べてあ…
建物の全景を撮影し、念の為、窓に明かりが点いている部屋の窓だけを少しズームして映す。もしも、この部屋が対象者の住む202号室だったら、既に対象者は起きているか…
「対象者の名前は柏原幸広、年齢は32歳。後はこの資料を見てくれ」「っす! 」 私が昨夜、簡単にまとめた資料にYくんは眼鏡を額に掛け、目を通している。写真も送ら…
「さぁ、先生も帰った事だし会議を続けましょうか」「…… 」 今更上手く逃げ果せる術も無く…仕方なく説教の続きをされるものとばかり思っていた私。 「それで社長、…
「なぁ、おかしいだろう? 」 狩野弁護士は少し呆れた様に言う。 「確かにそうですね… 」 会社側がどんな理由で、もう少し強気な話が出来ないのかさえ私には分から…