「…… 」 私はひとつ、小さな深呼吸をした。 「菅原さん、今日はこの時のお話を伺いたくてここへ参りました… 」 私がそう言うと、真田先生もそれに応じる様にスク…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
「…… 」 私はひとつ、小さな深呼吸をした。 「菅原さん、今日はこの時のお話を伺いたくてここへ参りました… 」 私がそう言うと、真田先生もそれに応じる様にスク…
「どうぞ…おあがんなっせ(上がって下さい) 」 菅原氏は身長160㎝くらいの小柄な老人で、私の勝手なイメージとは、真逆の男性だった。しかし、小柄な分に身軽なの…
「あの道を左に曲がって3軒目のお宅の様です」「分かりました… 」 真田先生の指示通り、通りを入ってみたが、熊本市内での3軒目と南小国での3軒目は随分感覚的に違…
真田先生から連絡が来たのは、あれから2日後の事だった。次の日曜日であれば先方の菅原さんもゆっくり話せるとの返事だったらしい。当然、私に断る理由は無く、すぐに快…
「恵子さんの話は本当だったんだ… 」 私は井口実代子の手掛かりを探す事を忘れ、その記事に目を奪われていた。新聞での扱いこそ小さかったが、これもリアルに当時を映…
「まぁどうぞ…お座り下さい」 真田先生は座布団を敷いてある場所に私を招く。私も「失礼します」と、断って座布団の上に座らせて貰う事にした。 「凄い事が分かったっ…
「何だよ、どうした…? 」「いいから早くこっちに来て欲しいっす! 」 つい数時間前、事務所に2人でいた時とは明らかに違うYくんの様子にただならぬ気配を感じた私…
「お疲れ… 」「っす!早かったっすね」「あぁ、柿原さんとは会えなかった」「何すか?調子でも悪かったっすか? 」「いや、単に眠っていらしただけだ」 ついさっき、…
「みよちゃん… 」 柿原恵子はみよちゃんの名前を譫言で数回呼んだ後、再び静かに眠ってしまう。ハッキリとは聞こえなかったが、確かに何かを井口実代子に謝罪している…
岡山行きが決まった事で、私は柿原恵子さんにその事を報告する為に今日も彼女が暮らす「ありあけ荘」に向かっている。 井口実代子の郷里がある程度判明した事で、恵子さ…
「それでは先生、里美さん、今日はありがとうございました。私はこれで失礼致します」「どうか行方が分かるよう、頑張って下さいね」「また阿蘇にも寄って下さいね」「お…
その後私達4人は、鈴木里美が淹れてくれた珈琲を啜りながら、井口実代子の行方について様々な予想と終戦当時の状況を話し合っていた。話し合ったとは言っても、博学な真…
「あった… 」 喜びで身体が震えてしまう程だった。柿原恵子と同級生、クラスも一緒だった事がこの名簿を見れば一目瞭然だからだ。井口みよこは井口実代子が正しい漢字…
「これからどうするっすか? 」 Yくんが私に尋ねた。 「あぁ、柿原恵子さんや息子さん夫婦に聞いてみないと何とも言えないけど、場合によっては岡山まで行くつもりだ…
「何の資料ですか… 」 鈴木里美に尋ねながら私は膝を折りテーブルの前に正座した。 「あ、足は楽にして下さいね」「っす! 」「何でお前が言うんだよ… 」 目の…
「悪いが、とにかく結論を話してくれ」 盛り上がっているYくんと鈴木里美には申し訳ないとも思ったが、私は結論を急いだ。 「社長は今、どこっすか? 」「あぁ…実は…
帰る車の中で悠月氏に言われた言葉を思い出していた。 「懸命に…悔いなく生きている… 」 勿論、私達だってそうだ。何も毎日をいい加減に生きている訳じゃない。しか…
「ごめんなさい… 」 柿原恵子はそう呟いた。思わず時計を見たが、ここを訪れてまだ30分くらいの時間が経過しただけだ。これ以上無理はさせられないと思い、声を掛け…
「へぇ…恵子さんのお父様は先生でいらしたのですか? 」「そう、教師だったし、私にはとても厳しかったのよ! 」 柿原恵子は眉根を顰めて私にそう語った。 「へぇ……
いつも弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 訳あって、隣県に出張する事になりました。本日アップするつもりで書いていた「春は未だ遠く」なのですが…
「お加減は如何ですか? 」「えぇ…大丈夫よ。あなたが来るのを待ってたわ」 柿原恵子は私の言葉に合わせる様に、そう言って微笑んだ。もっとも、私の名前を今日まで覚…
「マジっすか!? 」「あぁ…マジだ。だから何度も言うけど、彼女はあくまで情報を提供してくれる大切な協力者だ。絶対余計な真似すんじゃねーぞ! 」「うわぁ…バツイ…
「え~梅木さんもう阿蘇へは来ないんですか? 」「いえ、来ないって事は無いですけど、とりあえずは依頼者である山下さんの施設に通って、彼女に出来るだけ当時の事を思…
「はい、実は先程申し上げました『井口みよこ』という方を探しているのです」「井口みよこさん… 」「恐らくは、山下恵子さんと同じ昭和10年頃お生まれの方だと思いま…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 早速で恐縮ですが、本日は調査のスケジュール上、どうしてもしっかり書く事が出来ず、お休みさせていただく事…
自宅は目と鼻の先にあって、尚且つ学生時代の恩師ともなれば、鈴木さんの立ち振る舞いも理解出来なくは無いのだが、彼女がどんどん庭先へと入っていく姿に、私は戸惑い、…
思わぬ方向で、女性が私の仕事に興味を持ってくれた事もあり、話はほんの少しだけ盛り上がりを見せた。話の流れとはいえ、幸運にも私は彼女とLINEを交換してもらう事…
「すみません…ご近所に真田さんってお宅はご存知ありませんか? 」「真田さん… 」 女性は洗い物でもしていたのか、布巾で両手を拭いながら店へと降りてくる。そして…
「だけん(だから)私ゃ思たったい(思ったのよ)。山下さんに聞くが(聞くのが)1番よかて思たったい!(いいと思ったの) 」 しかし、そんな清家さんの推測に反し、…
「なーんね!(何よ!)そればはよ言わんね(早く言えばよかったのに) 」 山田さんは少し頬を赤らめて笑いながらそう言った。私がここを尋ねた意図を理解してくれたの…
婦人方から頂いた貴重な情報がどんな方向へ向かうのか、皆目見当もつかなったが、それを頼りに私はまず同じ集落の中にある山田さんと清家さんの自宅を訪ねる事にした。ご…
「昭和10年の生まれって言ったら…この辺にはおらん(いない)のじゃない? 」「うん…確か田丸さんとこのお婆さんだって終戦の年って言うてたなぁ… 」 私にも感覚…
阿蘇市に入ったのは15時を少し過ぎた頃だった。途中、思ったよりも車が多く、予定していた時間を30分以上も過ぎていた。 私も阿蘇という土地は個人的にゆかりのある…
「へぇ…そんな事があったんすか… 」「あぁ、たまたまの偶然だったがな」 私はYくんに、柿原さんとの顛末を細かに話してみたのだが、珍しくヘッポコYくんも私の話に…
「えぇ、間違い無かったわ、確か…2つか3つ違いくらいのお兄さんだった。間違いない」「…… 」 わざわざ覚束ない足取りで、それを伝えにきた恵子さんに私も少し驚い…
「あ…あぁ、すみません。話に引き込まれてしまって…うっかりしていました」「私なんかの昔話を真剣に聞いてくれたのはあなたが初めてよ」 恵子さんはそう言って、また…
井口みよこ。 実際に恵子さんが幼少期を共に過ごした親友である事が現実味を帯びてきた事で、俄然私も彼女が話してくれる「戦争」の話を聞き漏らさない様、スマホで音声…
「上の姉がそこまで苦労しているのに、それでも幼かった私にしてみれば他人事だわ。可笑しいでしょ」「しかし…それは当時の恵子さんのご年齢を考えたら仕方ない事ですよ…
「そうそう…確かにそうだった… 」「…… 」 恵子さんは当時を懐かしむように噛み締めながら懸命に思い出しているようだ。みよちゃんが転校生だったと知り、彼女が存…
「彼女のフルネームはね… 」「…… 」「私も思い出せそうで今ひとつハッキリしないの。普段『みよちゃん』としか呼んでいなかったから」「そうですか… 」 期待して…
「まいったなぁ… 」 私は今までどんな依頼であっても「出来ない」と言った事は無い。しかし、さすがに実在したかどうかすら分からない「尋ね人」の依頼を引き受けたの…
実在するかどうかすら分かりもしない「みよちゃん」を探す仕事を引き受けた私は、その後暫くの間、時折、眠っている柿原さんに視線を送りながら、息子夫婦と他愛も無い会…
「構いませんが…梅木社長はわざわざその様な事をして、ご面倒をおかけするのではありませんか? 」 息子はそう聞いてきたのだが、私にしてみれば今回の調査は柿原さん…
「勿論仕事としてお引き受けしたい気持ちはありますが… 」 私がそう告げると、夫婦の表情もパッと明るくなった気がした。しかし、それを正式に引き受ける上では言い難…
「本当に探偵さんなのですね… 」 息子夫婦は私の名刺を覗き込みながら好奇心満々に呟いている。柿原さんを保護した時に、悠月氏と職員さんも同じようなリアクションだ…
「柿原様…悠月です。失礼します… 」 悠月氏はドアを3回ノックすると、そう言いながらドアを開けた。ドアの奥には廊下がまっすぐ走っていて、見た目には普通のマンシ…
自宅を出た私は、直接「ありあけ荘」へと向かっている。時刻は午前10時を少し回ったところだ。 強烈な寒波が列島を覆っているせいか、大きな道路こそ何事も無かった様…
「柿原さんのご家族が…ですか? 」「はい、どうしても梅木社長に御相談したい事があるらしくて。如何でしょうか? 」 私はひーのぶさいくな可愛らしい顔に視線を送り…
「それより…あのお母さんがずっと『みよちゃん』に会いたいと仰っていましたが… 」「あぁ…みよちゃんですか…柿原さんの口癖なんです。気にしないで下さい」 男性は…
やがて30分近く待っているが、未だに警察は到着していない。座り込む老女に車から毛布を取り出して掛けてあげる処置が精一杯の私達。ひーも歯をカチカチ言わせて凍えて…
「みよちゃんの家に行きたい… 」 彼女は頑なにそう言ってその場を動こうとはしない。だからといって私もこんな夜中に老女をここへ置いてはいけない。 「お母さん、分…
今年の冬は事前の月間予報を見事に外し、何度も強烈な寒波が列島を覆っては全国各地に甚大な被害を齎している。私の住む熊本は、他の県に比べればまだマシだと言えるのか…
いつも弊社の馬鹿話をお読み下さり誠にありがとうございます。 今日も業務に追われ…やっと事務所に寄れたので、速攻何か書こうとしています。 スマホでも更新は出来る…
いつも弊社の書き物をご覧頂きありがとうございます。 「無題」ですが…特に大きな理由は無く、ただタイトルが思いつきませんでした。お話の内容は最初からある程度考え…
「うぇ――――――――ん。・゚・(ノД`)・゚・。 」「……あんたばかじゃないの? 」 帰りの車中。私はずっと声を上げ泣いていた。運転席ではひーがハンドルを握…
【23:00】 ひと通りの訳を聞いた私は、今まで自身が調査を通じてやり取りしたスパナ男や親分、はたまた闇金の事をひと通り彼らに話そうかとも考えたが、未だに少し…
【22:40】 緊張した面持ちの2人と私は、ドームから少し離れたファミレスの中で向かい合って座っている。ひーはこんな修羅場と言われても仕方のない空気がたまらな…
【21;20】 コンサートの余韻を楽しむ様に楽し気に歩く2人に、私は少しずつ近付いていく。ひーは基本臆病なので私のずっと後方で様子を見守っていた。 私と2人の…
【20:15】 「ありがとうございましたぁ! 」「御馳走様でした… 」 店員の明るい声に押し出され、私達は店を出た。今からゆっくりドームへ戻っても充分間に合う…
【18:18】 「えっ!? 」「あっ!! 」 私とひーが同時に視線を送った先には、頭に包帯を巻いた男性と、その男性の腕に自らの腕を絡ませ気遣う様に歩く女性の姿…
翌日の17時過ぎ。私はひーを連れ2人で福岡ドームの傍へいた。 「むりだよ…こんなでっかいところできたひとをさがすっていったってわかんないよ… 」「いいから、黙…
【15:25】 杉田が住んでいたアパートへ戻ると、私はすぐに彼の部屋を開けてみる。ドアを開け、部屋の奥を覗いてみるとカーテンは閉められていて、薄暗い部屋の中は…
「オメェは杉田を探してたんだったなぁ… 」「はい… 」 やっと気持ちが落ち着いたのか、老人はそう言いながら私の傍に寄ってくる。私は茫然としたまま、杉田が住んで…
いつも弊社のへっぽこブログをご覧頂き誠にありがとうございます😊気が付けは今日はこんな時間になってさそまいました。なので本日はお休みさせて頂きます🙇バタバタした…
「何だ…テメェか… 」 老人は素っ気なくそう言い放つと、すぐに背中を向けて「お前に用は無い」とでも言わんばかりに背中を向け、アパートの中へと戻ろうとしていた。…
「一体何だったんだろう… 」 疑問は残ったままで、何故昨日の夜、杉田隆二を見つけたスパナ男は彼に暴行を加えたのか。どうにも腑に落ちず、私は考え込んだままだった…
「しまったぁぁぁぁ早まったぁぁ! 」 先に今日予定していたご依頼者との連絡を取っていなかった事をバカ程後悔した。やっとの思いでベッドに入り込んだはいいが、熱が…
私は無理矢理身体を起こし、ベッドから降りると今度は四つん這いになり、半ば這うようにしながら風呂場へ向かった。 昔、何かの本で読んだ事がある「高熱には冷たい水シ…
「マジか…久しぶりだな… 」 自分の体温を見て唖然としてしまう。まさかの39度台。こんな体温は記憶する限り、子供の頃以来だ。そして同時に今日の予定が頭の中でグ…
いつもの事だが、ベッドに入った瞬間、私は意識を失った様に眠ってしまう。この日も御多分に漏れず同じ筈だったのだが、少し違ったのは眠ってから僅か1時間程で再び目を…
ちょびっと復活しましたので、ここであと2,3日寄り道させて頂きます… 【短編①】 この話は実話である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…
熱は下がりました。年齢の割にはなかなかの回復力だとタカを括っていたのですが… とにかく身体が「痛い」あちこち痛くて、ひとつの動きをするのも憚られる程。また、他…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。昨日からまさかの「インフル」に罹患してしまいました(確定診断受けてないから多分)熱発したのは本当に久々で…
弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 先日お話したように異常な1月を迎え、相変わらずジタバタやってる私達です。ご依頼を戴いたにも関わらず未だ案…
【01:40】 すぐにパトランプの赤色灯が辺りを明るくし、他の応援が駆け付けた様子は明らかだった。そして深夜にも関わらず野次馬だろうか、数名の人影がカメラの前…
【01:25】 杉田隆二の後へ続いて、ドアの前に立ち尽くす人影が見えた。時刻コードは午前03時12分を指している。 「一体誰なんだ… 」 勿論、直接見た訳では…
いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます 昨年の暮れも当然に忙しかったのですが、今年は開業以来の20数年で初めてといっていいほど檄アツな1月を迎…
【01:05】 私は別件の報告書を書き、ひーは私が監視カメラで録画した映像をずっと無言で眺めている。たまにちゃんとやているかチラ見してみるが、もはや人の顔なの…
翌日の深夜11時。ほぼ24時間ぶりに、私は杉田隆二の住んでいたアパート近くにいる。やっぱりどうにも怖くて、暫く2階の様子を眺めていた。 しかし、この日のアパー…
【00:30】 「なぁ、頼むから行ってくれよぉ… 」「やだよ!こわいもん!! 」「お化けなんて出ないって…多分」「やだって!しゃちょうしつこい! 」 深夜の押…
【00時20分】 「お疲れ様です… 」「あぁ、お疲れ様」 静かにドアが開き、しんどそうな顔をしたSさんが入ってきた。 「ひー、今日は帰ろうか」「うん。ちょっと…
【23:50】 私は、監視カメラを仕掛けていた事を少し後悔しながら車を運転していた。 「マジ怖っ!気色悪っっ!! 」 スパナ男が今回の調査と何の関わりも持って…
【23:30】 深夜11時30分頃、私は性懲りも無しに杉田隆二がいたアパートの近くにいる。全神経を集中させてスパナ男が出てこないか細心の注意を払いながらの作業…
【18:18】 後ろを振り返り、誰もいないのを確認すると、自然と駆け足になっていく。 「た…たたた助かったぁぁぁ!! 」 何とか無事に解放された安堵感で、再び…
【18:00】 辺りはすっかり陽も暮れてしまい、そのせいか男性の表情もどこか寂し気に映っている。スパナ男のアパートに戻るよりはマシだと思い、私は黙って彼の話に…
【17:20】 「そうか…そうか、そうか…やっぱりあの野郎、最近寄り付きもしねぇと思っていたら… 」「…… 」 男性の苛立ちが痛いほど私に伝わってくる。しかし…
【17:00】 「弟分がいる。そこに行って尋ねてみろ」「…… 」 脳裏にトラウマになった記憶が蘇る。衝撃だけは投げ付けられたスパナが頭に直撃したみたいな感じだ…
【16:45】 「末吉興行」 この金看板を眺めながら、昨日起こった出来事を懸命に思い出した。頭の中で何度も「コンチクショー!お前んトコのキチ●イ野郎が壊した車…
「そりゃ本当の話ですか? 」「えぇ…実際に私の車、フロントガラスにヒビ入ってますよ… 」 駐車場を通る人間が、皆一様に私の車をジロジロと眺めて通り過ぎる。傍か…
「末吉興行って… 」 背筋に冷たいものが走った気がした。昨日もそうだったが、スパナを投げ付けてきたのもヤ●ザ者。アパートの所有者が万一そっち系の会社だったとし…
翌日、私は事務所の近くにある法務局へと足を運んでいた。勿論、目的は杉田隆二の住んでいたアパートの所有者を割り出す為だった。 いつもそうなのだが、熊本県内では一…
改めまして今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます 2025年が明けて早いもので3日になりました。何だか今年は元旦から各案件も休ませてはくれず、元旦から大騒動です…
【19:30】 グダグダに疲れてしまった私に小さなヘッポコ妖怪は上から「おつかれさま」と声を掛けた。いつもなら「何だテメェ! 」と小競り合いになるところなのだ…
新年明けましておめでとうございます今年も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。 弊社は不幸にも1日から頑張ってます 【19:00】 「分かりました…一…
【17:15】 「お婆ちゃんって誰? 」「隣の住民です。男の部屋に行こうとした私を止めてくれた方です」「…… 」 被害申告の内容が最初に聞いていたものと、少し…
【16:43】 「あっ… 」「……? 」 男は一旦身を翻し、所内に入ろうとしていたのだが、何を思い出したのか、再びこちらを振り向いた。 「傷…車のキズを先に見…
【16:00】 「どうされました? 」 警官は無表情のまま私の方を見た。無機質なその視線に、まるで私が何か悪い事でもしてしまった様な錯覚を覚えてしまう様だ。 …
【15:36】 私は階段を駆け下りると、急いで停めてあった車に乗り込んだ。滅多にやらない事なのだが、こんな時こそ「逃げるが勝ち」だ。 私が車を停めていた場所は…
【15:25】 「いいから入れ!ここじゃ話せないんだよ! 」「いや、マジで結構です! 」 私が断る度に、男の顔が少しずつ険しくなっていくのが少し気に掛かってい…
【15:15】 「私は車には乗らないからねぇ… 」「そうですか… 」 聞ける事はこのあたりが限界だと悟った私は、老女に丁寧に頭を下げ奥の部屋へと再び後ろを振り…
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「…… 」 私はひとつ、小さな深呼吸をした。 「菅原さん、今日はこの時のお話を伺いたくてここへ参りました… 」 私がそう言うと、真田先生もそれに応じる様にスク…
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「あの道を左に曲がって3軒目のお宅の様です」「分かりました… 」 真田先生の指示通り、通りを入ってみたが、熊本市内での3軒目と南小国での3軒目は随分感覚的に違…
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「みよちゃん… 」 柿原恵子はみよちゃんの名前を譫言で数回呼んだ後、再び静かに眠ってしまう。ハッキリとは聞こえなかったが、確かに何かを井口実代子に謝罪している…
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いつも弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 訳あって、隣県に出張する事になりました。本日アップするつもりで書いていた「春は未だ遠く」なのですが…
そんな私とSさんの仲睦まじい(?)やり取りを敏感に感じた狩野弁護士は、口角を静かに上げて私に言った。 「私が言うのも可笑しいけど、梅ちゃんも煙草…付き合ってく…
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「梅ちゃん、久しぶり」 そう言って静かに微笑む男性は、まさに狩野省吾先生。私は思わず歓喜する。これでやっと説教が終わるからだ! 「どうなさったんですか先生!ど…
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私はもう一度改めて佐賀へと向かっていた。 九州自動車道を福岡方面へと進みながら、山の斜面を桜色に染める桜を見ても何だか今年は浮かれた気分にはなれずに、いずれ散…
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買い物を終え、予定を少しオーバーした16時40分に私は町立病院に到着する。夕方近くになったせいか車も混みだして多少焦ったが、木下幸代さんに告げていた時間を10…
良かった…それが偽らざる本音だった。 電話を切る前に、互いの電話番号を交換する。これでとりあえずは彼が約束を反故にする可能性は無いと踏み、更に安堵した。 しか…
翌日、会社に行くのが怖くて引き籠っている私の元に洲本啓二からの電話が掛かってくる。時刻は昼の13時過ぎ。 携帯電話の番号を聞いていた訳では無かった私は、彼から…
「マジでどうしよう… 」 完全にパニック状態に陥ってしまっている私だった。善後策を考えるが頭の中では彼女にバカ程殴られるシーンや顔面を踏みつけられるシーンが頭…