【23:20】 スピードを上げながら左右に手分けして視線を散らしながら、私達は進んでいく。しかし、男性の車は影も形も見当たらず…やがて私は諦めてアクセルを緩め…
ど素人が書くグダグダな小説モドキですが、どうぞ読んで笑ってやって下さい (´;ω;`)ウゥゥ
【23:20】 スピードを上げながら左右に手分けして視線を散らしながら、私達は進んでいく。しかし、男性の車は影も形も見当たらず…やがて私は諦めてアクセルを緩め…
【23:10】 対象者は小さく手を振った後、すぐに自身の車へと乗り込む。それを見届けたもう1台の車は、バックランプを点灯させ、静かにゆっくりと動き出した。 「…
【23:03】 ゆっくりと私達の車の前を通り過ぎようとする車を見て、ひーは言った。 「あれはちがうよ。このあいだみたくるまじゃない! 」 そもそも、テンパって…
【22:56】 やがて時間は23時になろうとしていた。 「おそいね」「だな… 」 周囲の民家にポツポツ点いていた明かりも随分と少なくなった気がしていた。エンジ…
【21:40】 やがて私達は、位置情報が示す場所へと辿り着く。古びた工場の跡地で、所有者はいるのだろうが、ここに勝手に車を駐車したからと言って誰も咎めないのだ…
そんなひーの失敗があって、やがて1カ月が過ぎた。再び対象者が動き出すのを悶々としながら待ってはいたのだが、こちらの期待に反して彼女が動く事は無く… 「一体どう…
翌日、私は朝からひーに電話を掛けてみる。昨夜彼女に言い過ぎた後悔はあったが、一度吐いた言葉が元に戻る訳でもなく… 「おつかれさまです」「お疲れ様。今日は何時頃…
いつも弊社のぼログ( ´艸`)をお読み下さりありがとうございます。 やっと熊本へ帰ってきました!関東地方があんなに寒いとは思ってもみなかったのでいきなり風邪は…
「おい!ひー!!テメェ分かんないってどういう事だよ!! 」「…… 」 ひーの言葉遣いが特殊である事は充分分かっていたつもりだったが、完全に冷静さを失ってしまっ…
ビジネスホテルの中で1人、祈るような気持ちで待っていた。そんなに難しい事を要求した訳じゃないのだが、どうしても不安が付き纏い、頭から離れない。 「おっ!? 」…
電話を切って1時間ほどが経っただろうか。思っていたよりも早く、ひーは私に電話をしてくる。待っていた私は安堵し、すぐに電話を取った。 「お疲れ様。どうだ?車はあ…
いつも弊社のおもんない書き物をご覧頂き、誠にありがとうございます… 実は…週明けから関東方面に出張しておりまして、熊本へ帰るのは来週になります。 しかし(-_…
私が久しぶりに県外へ出張している時の事だ。 1件だけ、地元へ残してきた気になる案件があった。対象者が、月に1回程度だけ動くかどうかというものなのだが、わざわざ…
ひーとやらが、うちで仕事をする様になって早いもので1カ月が過ぎた。彼女は未だ1日の大半を掃除係程度で過ごしていたのだが、少しずつ仕事にも慣れ、状況によっては、…
「♪…薄紅の秋桜が秋の日の… 」 なんて、懐かしい「秋桜」の歌詞を口ずさみながら、朝からずっと黄昏てしまっている私。時間はちょうど12時を指していた。 「社長…
「なんかいる…(-_-;) 」 朝から出勤してドアを潜ると、目の前になんかいる。 「あ、おはようございます! 」「あ、あぁ…おはようございます… 」 私とその…
「はっはっはっ!ありゃダメっすよ――――!はっはっはっ!! 」「テメェ…他人事だと思いやがって… 」 「山内さん」が帰った後暫く経ってから、Yくんは思い出した…
「おれ…とにかくかせがなきゃ」「稼がなきゃ…って事? 」「うん」 仕事の内容云々ではなさそうだった。聞けば、最近は母親も病気がちで思うように家族収入が得られず…
「りれきしょ…あぁ、Sがもってけっていったやつ? 」「そう、Sさんが持ってけって言ったヤツ… 」 まるで年中さんを相手にしている様に私は言う。怒りと悲しみと笑…
「ん? 」「? 」 確かにドアの開く音がしたが、その後半透明なパーテーションの向こうに何も変化は無い。 「おいYくん。今、確かに何かドア開く音したよな? 」「…
「参ったなぁ… 」 昨日の出来事を引き摺ったままの出勤だった。 勿論、箸にも棒にも掛からぬと私が判断するなら断ればいいだけの話なのだが、そんなものは昨日Sさん…
「部長、いつお休みされました? 」「は!?僕っすか?? 」「はい。部長です」 いきなり話が飛んだので、驚いてSさんを見るYくん。まるで、自分が疑われているのか…
「ふぅ… 」 Sさんとの話もひと段落し、改めて動画の編集作業に向おうとしている時だった。 「嘘----!! 」 奥のキッチンからSさんの大声が聞こえる。 「何…
「え、何?それって調査員でって事?? 」「はい、そうです」 Sさんが私の顔色を窺っているのはすぐに分かった。忙しい時は矢でも鉄砲でも持って来い的な感じで会社が…
「おい、対象者出たぞ! 」「うん! 」 私が言うか早かったか、ひーがハンディカムを構えて撮影を始めるのが早かったか、きっとそれくらいのタイミングで彼女は対象者…
9月も残すところ数日となったのだが、この年の暑さは全く衰える事を知らず、気温も連日35度前後を推移している。そんな中、私とひーはマンションの出入り口が見える駐…
今晩こそどうにもなりませんと言う訳で今夜は調査中に撮影した写真特集。ごめんなさいまた明日。(おわり) ㈱OTS探偵社ホームページ あいざわ調査室ネットショッ…
梅木でーす。今朝も早朝から調査現場に入っています…この後、現場が終われば夜は別件のクライアントと会食をしながらの打ち合わせになります。当然、いつ何時何があるか…
いつも弊社のブログを読んで下さっている皆様、誠にありがとうございます。 さて、昨日まで「ひとやすみ」と題して勝手気ままな事を書き連ねてまいりましたが、今日から…
出来ればそろそろこの話を切り上げたい梅木です( TДT)ゴメンヨー さて、現代の「浮気」事情とは、私がお聞きした限り、日常生活の「不満」から起こっている事が…
もうこの挨拶にも飽きました梅木です! 昨日は最後に「不倫のお作法」と書きましたが、これは私が勝手に作った言葉です。多分、そんなものは存在しないでしょう。 何が…
梅木です。 今日も性懲りもなく思いついた事を勝手気ままに並べ立てようと思います。昨日の続き?だとお考え頂いていいでしょう。 それと余談ですが、もうそろそろ次の…
どうも梅木です。 今日もひと言思いついた事を勝手気ままに書いてみようという試みです。かなりの偏見を含む可能性がありますので、この様な話題がお嫌いな方は、どうぞ…
弊社のブログをいつもご覧頂き誠にありがとうございます。 すぐにでも次のお話に移りたい所ですが、昨日お話したように、ほんの少しの間、お暇を頂きたいと思います。 …
いつも弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます 110回を数えた「入梅」を書くにあたって、実は最初から少し長いお話を書いてみようと考えた上で取り組んだま…
狩野省吾弁護士と話をしてから早くも1週間が過ぎた。テレビでは連日猛暑の報道ばかりが続き、毎日がとても蒸し暑く、調査中も気分はすっかりだれてしまっている。 「し…
「僕が求めていたものは、まさにそれなんだ」「それって… 」 狩野省吾弁護士の意図が分からずキョトンとした表情をしてしまう。先生は旨そうに煙を吐きながら、私の方…
「木本は見た目には地味だが、一時期、反社の構成員に名を連ねていたらしい。これは私が懇意にしている県警OBからの情報だから確かなものだと思う」「そうだったんです…
狩野省吾弁護士は、私の目をじっと見たまま静かに話し始めた。 「京子の両親がなぜ亡くなったのかまでは分からない。しかし、僕が見た限り、両親共に寿命とは程遠い年齢…
「先生、朝のお話ですが、どういう事でしょう? 」 開口一番、余計な挨拶は抜きにしてそう、切り出した。先生は自らが買って来た缶コーヒーを開け、それをひと口流し込…
狩野省吾弁護士と約束した19時少し前に、私は事務所の駐車場へと到着する。今回の調査に関して言えば、何も「活躍」した実感も無く、ただ、河野京子と他2人の行動を確…
「お疲れ様… 」 事務所へ帰りドアを開けると、まるでお決まりの様にYくんとヘンテコ妖怪がそこにいた。そしてお決まりの様にそのヘンテコ妖怪は私の椅子に鎮座してい…
「まずはA社の情報…特に社内の動向を知る為に、どうしても森下をA社に潜り込ませる必要があったんだ」「潜り込ませる… 」「これは一朝一夕で出来る計画じゃない。そ…
それから3日間、森下明夫の行動に密着したのだが、ドラッグストアBの社長どころか、河野京子や木本信二と密会するような事も無く、私は福岡での調査を切り上げて熊本へ…
続きを書いてはいるのですが…どうにも時間が足りず間に合いません 入梅(102)は書き上げ次第アップさせて頂きます。日付は超えるかも知れませんが、どうぞ…
【20時45分】 携帯を開き「代表者からのメッセージ」と記載されたページを開くと、すぐに写真が目に飛び込んでくる。私がさっきこの目で見た、白髪の男性がそこには…
いつも弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。 非情に悔しいのですが、最近はなかなか書く時間が確保出来ない毎日です(´;ω;`)ウゥゥ何だかお話も少し…
【19時50分】 森下明夫は後部座席に上半身を突っ込んだ様な態勢で乗っている人物と話をしている。私は暗視カメラを構えてその奥に向けてズームした。 「クソっ!見…
【19時00分】 「マジか… 」 勿論、森下明夫がドラッグストアBの社屋に入る様子を見た訳では無い。しかし、ここで無ければ一体どこに行ったか明確な憶測も立たな…
【16時30分】 熊本県から再び福岡県へ。森下明夫の車は既に福岡インターを越えて北九州市内まで進んでいた。 「一体どこまで行くんだろう… 」 いつもとは明らか…
いつもヘッピリ小説をご覧頂き誠にありがとうございます さて、本日の「入梅」ですが、まさかの現場へスクランブル発進により、本日はお休みさせて頂きます。 お話…
【15時00分】 予想通り、森下明夫は元来た県道を通って松橋インターチェンジから再び九州自動車道に乗ろうとしている、河野京子と木本信二も同じ道を通り同じ方向へ…
【14時30分】 「…… 」 こちらへ向かってくるYくんが手で合図する。やがて3人が出てくるタイミングだと。私はすぐにハンディカムを握りしめて撮影に備える。 …
【13時10分】 ダイヤモンドシティから最寄りの九州自動車道、松橋インターチェンジで森下明夫が高速道路を降りた様子が分かったのですぐにYくんへ連絡を取った。 …
【10時30分】 位置情報によれば、河野京子は国道3号線をそのまま南下し、熊本市街地へと入ったようだ。しかし、市街地で一番大きな交差点を過ぎても変わらず南下を…
【09時30分】 改めて身支度を終えるとホテルを出る事にした。未だ森下明夫が動く様子は無いので、暫くホテルの中で他の仕事を済ませる事も考えたのだが、自然と身体…
【09時15分】 「先生、おはようございます」 少し大きく声を張り電話に出た。 「おはよう。どうだい?福岡住まいは? 」 狩野省吾先生は冗談交じりに言う。 「…
河野社長を見送る途中で、携帯が震えているのに気付いた。狩野省吾弁護士かも知れないと思い、社長の姿が見えなくなった後、画面を見る。 「なんだよ… 」 電話の主は…
【07時08分】 翌朝、私は社長に取ってもらったホテルで目を覚ますと、すぐに御礼のショートメールを送る事にした。 「昨晩は御馳走になり、ありがとうございました…
本日の入梅もお休みとさせて頂きます。 弊社は今、ちょっとしたプチパニックです!訳がわかんいし自分で何言っているかすらも分からない(-_-;) ま――――ったく…
弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。 本日と明日は隣県への出張する為にお休みを頂きます( TДT)ゴメンヨー 昨夜まさかの緊急事案で今日の出張予…
【23時45分】 河野社長と話しているうちに、戸を叩く音が聞こえて女将が顔を出した。 「社長、そろそろ閉店のお時間ですが如何なさいますか? 」 「如何」という…
【23時15分】 賑やかだった店内も、いつの間にかすっかり静かになってしまっていて、ハッキリした事は分からないが、もうほとんど客も残ってはいないようだった。 …
【23時00分】 河野社長の記憶喚起を手伝いながら、時折グラスに口をつけハイボールを流し込む。いつもとは勝手が違い、あまり食べていない上での酒なので、徐々に酔…
「前の妻とは…梅木さんがお察しの通り、京子が原因です」「…… 」「私が京子と知り合い、夢中になってしまいました。歳柄も無く恥ずかしい事なのですが」「前の奥様と…
弊社のブログをご覧戴いている皆様へ いつもありがとうございます。 毎回、その季節に合わせてお話を書いていたつもりなのですが「入梅」も80回を超え、すっかり「秋…
【22時50分】 美味しそうな食べ物も、グラスに水滴を付けている酒も、この個室さえも秘密の話を行う為だけの道具と化している。そんな中、我慢が出来なくなったのか…
【22時20分】 「弊社の幹部が…久留米にあるショッピングモールの中に出店計画を提案してきました」「そうなのですね」「私は強く反対したのですが、その幹部以下、…
【22時00分】 「相手はどんな感じの男ですか?ホスト風とか? 」「いえ、そんな感じではありません。あくまで見た目には普通の男性です」「他に何か分かる事は? …
【21時45分】 「社長すみません、失礼しました… 」「いや、梅木さんも遅くまで大変ですね」 小さな炉端の中には数種類の串焼きが差してあり、美味しそうな匂いを…
【21時32分】 「おっ!! 」 先生と電話で話していた矢先、いきなりビルの向こうに閃光が走った。そして、少し遅れてゴロゴロと雷の鳴る音。私も思わず店の軒先に…
【21時15分】 通された生ビールのジョッキを互いに持つと、河野社長の音頭で乾杯する。久々に飲む生ビールは普段飲まない私の胃袋に染み渡って思わず両目を瞑ってし…
【21時00分】 河野社長も今夜は日航ホテルに泊まる筈だったらしい。と、いうよりは必要に応じてしょっちゅうここを使っていると言っていたので急な来客にシングルの…
社長と面会したのは、それから1時間程経った後だ。博多駅を背にして大きな通り沿いにあるホテル日航のロビーで待ち合わせを指定されたのだった。 【20時50分】 移…
数日が過ぎた。福岡へ留まっていた私は、森下明夫の行動を具に観察しながら調査を続けていたが、ほんの少し前まで見られた河野京子や木本との接触はおろか、その行動に不…
【02時25分】 間違っても入ってくる車にコソコソ出ていく所を見られてはならない。もしもそんな姿を見られたら、きっと不審がられて翌日、管理人に届けられて監視カ…
【01時40分】 周囲を見渡すと、駐車スペースの隅に子供の自転車が放置されているのが見えた。しかも補助輪付き♡ 「これだ! 」 私はその自転車をほんの少し塀の…
「さぁ、今夜はゆっくり部屋で飲もう」「社長ほとんどお店では飲まずに我慢してたもんね… 」 「ほとんど…? 」 話しの筋から推理すれば、彼はどこか飲み屋さんか何…
【01時20分】 鈍い金属音は間違い無く入り口の格子が開く音。反射的に身を隠して入り口の方を見ると、すぐに車のヘッドライトがこちらを照らしてくる。同時に駐車場…
【01時16分】 まさに1人修羅場。顔は紅潮し指先までじっくりと汗をかいている。ほんのちょっと気持ちを緩めてしまえば下に足を着いてしまい、再び登る事が今夜は困…
【01時08分】 小高い丘を闇に紛れて登っていく人影。 紛れも無い私である(汗)。 実際にほんの小高い丘程度の高さなのだが、上ってみるとまぁ高いこと高いこと……
いつも弊社のブログを読んで頂いている皆様には非常にご迷惑をおかけしますが… 本日の「入梅」は多分お休みさせて頂きます( TДT)ゴメンヨー 大きな台風の影…
【17時45分】 福岡へ着いて早々、厄介な事態に遭遇したものだ。警官が後ろから目を光らせているので、可能な限り悟られないよう、マンションの表側に向かいながら周…
【17時25分】 地図上では、ホテルからAも、森下明夫の自宅もそう距離は無いと踏んでいたのだが、実際に走ってみると時間帯次第では30分程度かかるという誤算があ…
【16時05分】 車に乗り込んだ私は、とりあえず森下明夫の勤務する「A」へ向かってみる事に決めた。 福岡くんだりまで勇んで出てきたはいいが、何のあてがある訳で…
何とかこのお話を書き上げなくてはと思いつつ、8月も終わりが近付き、会社では、各案件追い込み時となってきてしまいました。 ましては8月最後の日曜日。様々な動きが…
更に翌日、何事も無かった様にYくんが出社してきた。 「っす! 」「っす!じゃねぇよ。身体、もういいのか? 」「僕は鋼の身体っすよ」「なんで?どこが? 」「って…
翌日、私は狩野省吾弁護士と連絡を取り、昨夜の一部始終を報告する事にした。 「……分かった梅ちゃん。結局、森下明夫と木本とか言う男性は、面識があったか、若しくは…
【00時50分】 「ここ…? 」 疑問がそのまま口から呟きになって出てしまう。彼らが右折した場所は「エコパーク水俣」への入り口である。昼間であれば、物産館があ…
毎日毎日暑いですね… さすがにこうまで暑いとまいってしまうので、1枚だけ脱ごうと上着に手を掛けたら自分の「肉」でした( ´艸`) さぁ前振りも無事に終わった所…
「入梅」のタイトルで書き始めた全く無計画な今回のお話。 季節は毎日、憂鬱な雨が降る梅雨です。しかし…モノホンの季節は、いつの間にか「台風シーズン」! 可能なら…
弊社のヘッポコブログをご覧戴いている皆様、誠にありがとうございます。 えぇ。そうです。本日は業務の都合上お休みになります(-_-;) 今週は何だかバタバタです…
【翌00時00分】 「まぁぁぁぁたぁ!日付が変わったよぉぉぉぉ!!チックショー!!! 」 私は悲しくなってそう、叫んだ。森下達の乗った車は、遠くへ行く筈が無い…
【22時48分】 「よしっ!ここだぁ!! 」 ヘッドライトを消したまま、私は小さな交差点を左折し、対象の視界から消えた所で、すぐに車を転回させる。同時にヘッド…
いつも弊社の書き物をご覧頂き誠にありがとうございます。早いもので8月も後半へ入りました。って言うか今日は夏も終わりに近づいているのに都合で「入梅」をお休みさせ…
【22時30分】 3人が車の中で、何かを話しているのは明らかなのだが、何を話しているのか、また、一体どういった関係性なのかについては全く分からない。昔、旧ソ連…
【22時03分】 助手席から降りたった河野京子は、眩しそうにヘッドライトの光を手で遮りながら、森下明夫が乗る車に向かって手招きをしていた。森下明夫はすぐに車の…
【21時35分】 運良く国道3号線で信号停車していた彼らの車を見つけ、3台後ろへと並ぶ事が出来た。ひとつの難関を越えた事でホッとした私はいつもの様に煙草に火を…
【21時30分】 ストレス解消代わりにバカみたいな事を言い合いながら走るうちに、八代インターチェンジの看板が見えてくる。 「おいおい…とうとう八代を超えるの…
【20時15分】 2人がすぐにここを出る雰囲気では無いと判断した私は、トイレへ行くフリをして、更にその様子を探る事にした。 トイレのある場所は少し高台になって…
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【23:20】 スピードを上げながら左右に手分けして視線を散らしながら、私達は進んでいく。しかし、男性の車は影も形も見当たらず…やがて私は諦めてアクセルを緩め…
【23:10】 対象者は小さく手を振った後、すぐに自身の車へと乗り込む。それを見届けたもう1台の車は、バックランプを点灯させ、静かにゆっくりと動き出した。 「…
【23:03】 ゆっくりと私達の車の前を通り過ぎようとする車を見て、ひーは言った。 「あれはちがうよ。このあいだみたくるまじゃない! 」 そもそも、テンパって…
【22:56】 やがて時間は23時になろうとしていた。 「おそいね」「だな… 」 周囲の民家にポツポツ点いていた明かりも随分と少なくなった気がしていた。エンジ…
【21:40】 やがて私達は、位置情報が示す場所へと辿り着く。古びた工場の跡地で、所有者はいるのだろうが、ここに勝手に車を駐車したからと言って誰も咎めないのだ…
そんなひーの失敗があって、やがて1カ月が過ぎた。再び対象者が動き出すのを悶々としながら待ってはいたのだが、こちらの期待に反して彼女が動く事は無く… 「一体どう…
翌日、私は朝からひーに電話を掛けてみる。昨夜彼女に言い過ぎた後悔はあったが、一度吐いた言葉が元に戻る訳でもなく… 「おつかれさまです」「お疲れ様。今日は何時頃…
いつも弊社のぼログ( ´艸`)をお読み下さりありがとうございます。 やっと熊本へ帰ってきました!関東地方があんなに寒いとは思ってもみなかったのでいきなり風邪は…
「おい!ひー!!テメェ分かんないってどういう事だよ!! 」「…… 」 ひーの言葉遣いが特殊である事は充分分かっていたつもりだったが、完全に冷静さを失ってしまっ…
ビジネスホテルの中で1人、祈るような気持ちで待っていた。そんなに難しい事を要求した訳じゃないのだが、どうしても不安が付き纏い、頭から離れない。 「おっ!? 」…
電話を切って1時間ほどが経っただろうか。思っていたよりも早く、ひーは私に電話をしてくる。待っていた私は安堵し、すぐに電話を取った。 「お疲れ様。どうだ?車はあ…
いつも弊社のおもんない書き物をご覧頂き、誠にありがとうございます… 実は…週明けから関東方面に出張しておりまして、熊本へ帰るのは来週になります。 しかし(-_…
私が久しぶりに県外へ出張している時の事だ。 1件だけ、地元へ残してきた気になる案件があった。対象者が、月に1回程度だけ動くかどうかというものなのだが、わざわざ…
ひーとやらが、うちで仕事をする様になって早いもので1カ月が過ぎた。彼女は未だ1日の大半を掃除係程度で過ごしていたのだが、少しずつ仕事にも慣れ、状況によっては、…
「♪…薄紅の秋桜が秋の日の… 」 なんて、懐かしい「秋桜」の歌詞を口ずさみながら、朝からずっと黄昏てしまっている私。時間はちょうど12時を指していた。 「社長…
「なんかいる…(-_-;) 」 朝から出勤してドアを潜ると、目の前になんかいる。 「あ、おはようございます! 」「あ、あぁ…おはようございます… 」 私とその…
「はっはっはっ!ありゃダメっすよ――――!はっはっはっ!! 」「テメェ…他人事だと思いやがって… 」 「山内さん」が帰った後暫く経ってから、Yくんは思い出した…
「おれ…とにかくかせがなきゃ」「稼がなきゃ…って事? 」「うん」 仕事の内容云々ではなさそうだった。聞けば、最近は母親も病気がちで思うように家族収入が得られず…
「りれきしょ…あぁ、Sがもってけっていったやつ? 」「そう、Sさんが持ってけって言ったヤツ… 」 まるで年中さんを相手にしている様に私は言う。怒りと悲しみと笑…
「ん? 」「? 」 確かにドアの開く音がしたが、その後半透明なパーテーションの向こうに何も変化は無い。 「おいYくん。今、確かに何かドア開く音したよな? 」「…
【20時30分】 いつもより30分ほど遅れて全ての照明が消された店舗の勝手口から、垣内恵美達が出てくる姿が見える。周囲は暗く、あくまでシルエットしか見えないの…
店を出た女性は、振り返る事無くフィアットに乗り込むと、エンジンを掛けたようだった。垣内恵美から報告を受けたのであろう、店長らしき男性は急いで女の元に駆け寄って…
「あれ、卓の女じゃないっすか!? 」「えぇ、間違い無いです。卓の女… 」 フィアットだとすぐに分かったのだが、頭の中にまさか卓の女が垣内恵美の勤務先にまで来る…
【13時00分】 「テメェ…ふざけんなよ… 」「別にふざけてないっす。人が仕事してる時にさっさとメシ喰ってるヤツが悪いっす」「はぁ!? 」「ギャハハ八!! 」…
【12時32分】 ひーとYくんの代わりに弁当を買って来た私は、それぞれを2人のデスクの上に並べる。 「おい、悪いが先に喰うよ… 」「っす! 」「うん、いいよ」…
【12時06分】 「恵美の件で電話しました」「うん? 」 不思議なもので、狩野先生と話しをしたタイミングでの連絡に少々驚いた私だった。同じ事を考えている時間と…
「来週だと…水曜日か木曜日であればどちらでもいけます」「そうか…では木曜日にしましょう」「分かりました。先生、場所はどちらで? 」「梅ちゃんどこかいいお店は知…
【11時45分】 「ただいま… 」「っす! 」「おっ、珍しいな… 」「おつかれ! 」「お疲れってあんた… 」 事務所のドアを開けると、珍しくYくんがデスクの上…
【11時05分】 卓の住むマンション、それもエントランスが見える場所へ仕掛けた監視カメラを回収する為に、私は午前中のうちから車を走らせていた。 昨日テレビで見…
いつも弊社のヘタッピ小説をお読み下さり誠にありがとうございます。 本日、何事もなかった様に更新するつもりだったのですが…急な案件が入ってしまいこれから県外へ旅…
【23時00分】 結局、垣内恵美はマンションへと帰宅し、今はシャワーでも浴びているのか、ドアの横にある換気口から白い蒸気が漏れているのが見える。 「さすがに明…
【22時20分】 出来れば行って欲しくは無かったのだが、垣内恵美の乗る自転車は社長達が挙げていたスーパーの敷地内へと消えていく。 「やっぱここっすね… 」「で…
【21時38分】 バスから1人。垣内恵美は少し疲れた表情を見せてバスを降りる。彼女からは見えにくい場所でその様子を窺っていた私は、尾行するタイミングを計ってい…
いつも弊社のブログを読んで下さり誠にありがとうございます。 お決まりですが本日の更新を「休憩」させて頂きます(´;ω;`)ウゥゥ 早いもので11月に入り、少し…
【21時18分】 驚いた事に、垣内恵美は私が想像していたよりもずっと自ら足を運んだビルの中から出てくるのが早かった。完全に油断していたので、焦りながら車のシー…
【20時48分】 「九品寺バス停です…お待たせしました」 アナウンスと共に、私には全く気付く様子の無い垣内恵美が背中にそっとコートの肩の部分で触れてバスを降り…
【20時28分】 「ふぅぅ… 」 バス停に並ぶ列の中で、私は微かに次に並ぶ人を盾に身を隠し、微妙に垣内恵美に気付かれぬ様、身を潜めている。 年明けにたった1度…
「寒いっすねぇ… 」「ですね… 」 私とYさんは今夜から垣内恵美の行動を洗う事になった。勿論、別口でのんちゃんが接触する事になってはいたのだが、つい、先日まで…
【22時14分】 卓より先にエントランスを潜った女性は自らの部屋ポストを確認し、中に何も無い事を知ると卓の待つエレベーターの中へと足を踏み入れる。同時にエント…
【21時32分】 2人は手を繋ぎスーパーの中へと入っていく。 「おい、ひー! 」「なに? 」「悪いが俺は、女性のマンションに行く。ひーは店の中に入って2人が何…