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2021/09/02

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  • 春は未だ遠く㉑

    「昭和10年の生まれって言ったら…この辺にはおらん(いない)のじゃない? 」「うん…確か田丸さんとこのお婆さんだって終戦の年って言うてたなぁ… 」 私にも感覚…

  • 春は未だ遠く⑳

    阿蘇市に入ったのは15時を少し過ぎた頃だった。途中、思ったよりも車が多く、予定していた時間を30分以上も過ぎていた。 私も阿蘇という土地は個人的にゆかりのある…

  • 春は未だ遠く⑲

    「へぇ…そんな事があったんすか… 」「あぁ、たまたまの偶然だったがな」 私はYくんに、柿原さんとの顛末を細かに話してみたのだが、珍しくヘッポコYくんも私の話に…

  • 春は未だ遠く⑱

    「えぇ、間違い無かったわ、確か…2つか3つ違いくらいのお兄さんだった。間違いない」「…… 」 わざわざ覚束ない足取りで、それを伝えにきた恵子さんに私も少し驚い…

  • 春は未だ遠く⑰

    「あ…あぁ、すみません。話に引き込まれてしまって…うっかりしていました」「私なんかの昔話を真剣に聞いてくれたのはあなたが初めてよ」 恵子さんはそう言って、また…

  • 春は未だ遠く⑯

    井口みよこ。 実際に恵子さんが幼少期を共に過ごした親友である事が現実味を帯びてきた事で、俄然私も彼女が話してくれる「戦争」の話を聞き漏らさない様、スマホで音声…

  • 春は未だ遠く⑮

    「上の姉がそこまで苦労しているのに、それでも幼かった私にしてみれば他人事だわ。可笑しいでしょ」「しかし…それは当時の恵子さんのご年齢を考えたら仕方ない事ですよ…

  • 春は未だ遠く⑭

    「そうそう…確かにそうだった… 」「…… 」 恵子さんは当時を懐かしむように噛み締めながら懸命に思い出しているようだ。みよちゃんが転校生だったと知り、彼女が存…

  • 春は未だ遠く⑬

    「彼女のフルネームはね… 」「…… 」「私も思い出せそうで今ひとつハッキリしないの。普段『みよちゃん』としか呼んでいなかったから」「そうですか… 」 期待して…

  • 春は未だ遠く⑫

    「まいったなぁ… 」 私は今までどんな依頼であっても「出来ない」と言った事は無い。しかし、さすがに実在したかどうかすら分からない「尋ね人」の依頼を引き受けたの…

  • 春は未だ遠く⑪

    実在するかどうかすら分かりもしない「みよちゃん」を探す仕事を引き受けた私は、その後暫くの間、時折、眠っている柿原さんに視線を送りながら、息子夫婦と他愛も無い会…

  • 春は未だ遠く⑩

    「構いませんが…梅木社長はわざわざその様な事をして、ご面倒をおかけするのではありませんか? 」 息子はそう聞いてきたのだが、私にしてみれば今回の調査は柿原さん…

  • 春は未だ遠く⑨

    「勿論仕事としてお引き受けしたい気持ちはありますが… 」 私がそう告げると、夫婦の表情もパッと明るくなった気がした。しかし、それを正式に引き受ける上では言い難…

  • 春は未だ遠く⑧

    「本当に探偵さんなのですね… 」 息子夫婦は私の名刺を覗き込みながら好奇心満々に呟いている。柿原さんを保護した時に、悠月氏と職員さんも同じようなリアクションだ…

  • 春は未だ遠く⑦

    「柿原様…悠月です。失礼します… 」 悠月氏はドアを3回ノックすると、そう言いながらドアを開けた。ドアの奥には廊下がまっすぐ走っていて、見た目には普通のマンシ…

  • 春は未だ遠く⑥

    自宅を出た私は、直接「ありあけ荘」へと向かっている。時刻は午前10時を少し回ったところだ。 強烈な寒波が列島を覆っているせいか、大きな道路こそ何事も無かった様…

  • 春は未だ遠く⑤

    「柿原さんのご家族が…ですか? 」「はい、どうしても梅木社長に御相談したい事があるらしくて。如何でしょうか? 」 私はひーのぶさいくな可愛らしい顔に視線を送り…

  • 春は未だ遠く④

    「それより…あのお母さんがずっと『みよちゃん』に会いたいと仰っていましたが… 」「あぁ…みよちゃんですか…柿原さんの口癖なんです。気にしないで下さい」 男性は…

  • 春は未だ遠く③

    やがて30分近く待っているが、未だに警察は到着していない。座り込む老女に車から毛布を取り出して掛けてあげる処置が精一杯の私達。ひーも歯をカチカチ言わせて凍えて…

  • 春は未だ遠く②

    「みよちゃんの家に行きたい… 」 彼女は頑なにそう言ってその場を動こうとはしない。だからといって私もこんな夜中に老女をここへ置いてはいけない。 「お母さん、分…

  • 春は未だ遠く①

    今年の冬は事前の月間予報を見事に外し、何度も強烈な寒波が列島を覆っては全国各地に甚大な被害を齎している。私の住む熊本は、他の県に比べればまだマシだと言えるのか…

  • 春は未だ遠く

    いつも弊社の馬鹿話をお読み下さり誠にありがとうございます。 今日も業務に追われ…やっと事務所に寄れたので、速攻何か書こうとしています。 スマホでも更新は出来る…

  • 無題を書いてみて

    いつも弊社の書き物をご覧頂きありがとうございます。 「無題」ですが…特に大きな理由は無く、ただタイトルが思いつきませんでした。お話の内容は最初からある程度考え…

  • 無題(epilogue)

    「うぇ――――――――ん。・゚・(ノД`)・゚・。 」「……あんたばかじゃないの? 」 帰りの車中。私はずっと声を上げ泣いていた。運転席ではひーがハンドルを握…

  • 無題(最終話)

    【23:00】 ひと通りの訳を聞いた私は、今まで自身が調査を通じてやり取りしたスパナ男や親分、はたまた闇金の事をひと通り彼らに話そうかとも考えたが、未だに少し…

  • 無題㊾

    【22:40】 緊張した面持ちの2人と私は、ドームから少し離れたファミレスの中で向かい合って座っている。ひーはこんな修羅場と言われても仕方のない空気がたまらな…

  • 無題㊽

    【21;20】 コンサートの余韻を楽しむ様に楽し気に歩く2人に、私は少しずつ近付いていく。ひーは基本臆病なので私のずっと後方で様子を見守っていた。 私と2人の…

  • 無題㊼

    【20:15】 「ありがとうございましたぁ! 」「御馳走様でした… 」 店員の明るい声に押し出され、私達は店を出た。今からゆっくりドームへ戻っても充分間に合う…

  • 無題㊻

    【18:18】 「えっ!? 」「あっ!! 」 私とひーが同時に視線を送った先には、頭に包帯を巻いた男性と、その男性の腕に自らの腕を絡ませ気遣う様に歩く女性の姿…

  • 無題㊺

    翌日の17時過ぎ。私はひーを連れ2人で福岡ドームの傍へいた。 「むりだよ…こんなでっかいところできたひとをさがすっていったってわかんないよ… 」「いいから、黙…

  • 無題㊹

    【15:25】 杉田が住んでいたアパートへ戻ると、私はすぐに彼の部屋を開けてみる。ドアを開け、部屋の奥を覗いてみるとカーテンは閉められていて、薄暗い部屋の中は…

  • 無題㊸

    「オメェは杉田を探してたんだったなぁ… 」「はい… 」 やっと気持ちが落ち着いたのか、老人はそう言いながら私の傍に寄ってくる。私は茫然としたまま、杉田が住んで…

  • こんばんは

    いつも弊社のへっぽこブログをご覧頂き誠にありがとうございます😊気が付けは今日はこんな時間になってさそまいました。なので本日はお休みさせて頂きます🙇バタバタした…

  • 無題㊷

    「何だ…テメェか… 」 老人は素っ気なくそう言い放つと、すぐに背中を向けて「お前に用は無い」とでも言わんばかりに背中を向け、アパートの中へと戻ろうとしていた。…

  • 無題㊶

    「一体何だったんだろう… 」 疑問は残ったままで、何故昨日の夜、杉田隆二を見つけたスパナ男は彼に暴行を加えたのか。どうにも腑に落ちず、私は考え込んだままだった…

  • 短編(最終話)

    「しまったぁぁぁぁ早まったぁぁ! 」 先に今日予定していたご依頼者との連絡を取っていなかった事をバカ程後悔した。やっとの思いでベッドに入り込んだはいいが、熱が…

  • 短編④

    私は無理矢理身体を起こし、ベッドから降りると今度は四つん這いになり、半ば這うようにしながら風呂場へ向かった。 昔、何かの本で読んだ事がある「高熱には冷たい水シ…

  • 短編③

    「マジか…久しぶりだな… 」 自分の体温を見て唖然としてしまう。まさかの39度台。こんな体温は記憶する限り、子供の頃以来だ。そして同時に今日の予定が頭の中でグ…

  • 短編②

    いつもの事だが、ベッドに入った瞬間、私は意識を失った様に眠ってしまう。この日も御多分に漏れず同じ筈だったのだが、少し違ったのは眠ってから僅か1時間程で再び目を…

  • 短編①

    ちょびっと復活しましたので、ここであと2,3日寄り道させて頂きます…  【短編①】 この話は実話である。 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・…

  • 今日もまた

    熱は下がりました。年齢の割にはなかなかの回復力だとタカを括っていたのですが… とにかく身体が「痛い」あちこち痛くて、ひとつの動きをするのも憚られる程。また、他…

  • まさかの…

    いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。昨日からまさかの「インフル」に罹患してしまいました(確定診断受けてないから多分)熱発したのは本当に久々で…

  • 息切れ…

    弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます。 先日お話したように異常な1月を迎え、相変わらずジタバタやってる私達です。ご依頼を戴いたにも関わらず未だ案…

  • 無題㊵

    【01:40】 すぐにパトランプの赤色灯が辺りを明るくし、他の応援が駆け付けた様子は明らかだった。そして深夜にも関わらず野次馬だろうか、数名の人影がカメラの前…

  • 無題㊴

    【01:25】 杉田隆二の後へ続いて、ドアの前に立ち尽くす人影が見えた。時刻コードは午前03時12分を指している。 「一体誰なんだ… 」 勿論、直接見た訳では…

  • おかしな1月

    いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます  昨年の暮れも当然に忙しかったのですが、今年は開業以来の20数年で初めてといっていいほど檄アツな1月を迎…

  • 無題㊳

    【01:05】 私は別件の報告書を書き、ひーは私が監視カメラで録画した映像をずっと無言で眺めている。たまにちゃんとやているかチラ見してみるが、もはや人の顔なの…

  • 無題㊲

    翌日の深夜11時。ほぼ24時間ぶりに、私は杉田隆二の住んでいたアパート近くにいる。やっぱりどうにも怖くて、暫く2階の様子を眺めていた。 しかし、この日のアパー…

  • 無題㊱

    【00:30】 「なぁ、頼むから行ってくれよぉ… 」「やだよ!こわいもん!! 」「お化けなんて出ないって…多分」「やだって!しゃちょうしつこい! 」 深夜の押…

  • 無題㉟

    【00時20分】 「お疲れ様です… 」「あぁ、お疲れ様」 静かにドアが開き、しんどそうな顔をしたSさんが入ってきた。 「ひー、今日は帰ろうか」「うん。ちょっと…

  • 無題㉞

    【23:50】 私は、監視カメラを仕掛けていた事を少し後悔しながら車を運転していた。 「マジ怖っ!気色悪っっ!! 」 スパナ男が今回の調査と何の関わりも持って…

  • 無題㉝

    【23:30】 深夜11時30分頃、私は性懲りも無しに杉田隆二がいたアパートの近くにいる。全神経を集中させてスパナ男が出てこないか細心の注意を払いながらの作業…

  • 無題㉜

    【18:18】 後ろを振り返り、誰もいないのを確認すると、自然と駆け足になっていく。 「た…たたた助かったぁぁぁ!! 」 何とか無事に解放された安堵感で、再び…

  • 無題㉛

    【18:00】 辺りはすっかり陽も暮れてしまい、そのせいか男性の表情もどこか寂し気に映っている。スパナ男のアパートに戻るよりはマシだと思い、私は黙って彼の話に…

  • 無題㉚

    【17:20】 「そうか…そうか、そうか…やっぱりあの野郎、最近寄り付きもしねぇと思っていたら… 」「…… 」 男性の苛立ちが痛いほど私に伝わってくる。しかし…

  • 無題㉙

    【17:00】 「弟分がいる。そこに行って尋ねてみろ」「…… 」 脳裏にトラウマになった記憶が蘇る。衝撃だけは投げ付けられたスパナが頭に直撃したみたいな感じだ…

  • 無題㉘

    【16:45】 「末吉興行」 この金看板を眺めながら、昨日起こった出来事を懸命に思い出した。頭の中で何度も「コンチクショー!お前んトコのキチ●イ野郎が壊した車…

  • 無題㉗

    「そりゃ本当の話ですか? 」「えぇ…実際に私の車、フロントガラスにヒビ入ってますよ… 」 駐車場を通る人間が、皆一様に私の車をジロジロと眺めて通り過ぎる。傍か…

  • 無題㉖

    「末吉興行って… 」 背筋に冷たいものが走った気がした。昨日もそうだったが、スパナを投げ付けてきたのもヤ●ザ者。アパートの所有者が万一そっち系の会社だったとし…

  • 無題㉕

    翌日、私は事務所の近くにある法務局へと足を運んでいた。勿論、目的は杉田隆二の住んでいたアパートの所有者を割り出す為だった。 いつもそうなのだが、熊本県内では一…

  • 早いものですね…

    改めまして今年もどうぞ宜しくお願い申し上げます 2025年が明けて早いもので3日になりました。何だか今年は元旦から各案件も休ませてはくれず、元旦から大騒動です…

  • 無題㉔

    【19:30】 グダグダに疲れてしまった私に小さなヘッポコ妖怪は上から「おつかれさま」と声を掛けた。いつもなら「何だテメェ! 」と小競り合いになるところなのだ…

  • 無題㉓

    新年明けましておめでとうございます今年も変わらぬご愛顧の程、宜しくお願い申し上げます。 弊社は不幸にも1日から頑張ってます 【19:00】 「分かりました…一…

  • 無題㉒

    【17:15】 「お婆ちゃんって誰? 」「隣の住民です。男の部屋に行こうとした私を止めてくれた方です」「…… 」 被害申告の内容が最初に聞いていたものと、少し…

  • 無題㉑

    【16:43】 「あっ… 」「……? 」 男は一旦身を翻し、所内に入ろうとしていたのだが、何を思い出したのか、再びこちらを振り向いた。 「傷…車のキズを先に見…

  • 無題⑳

    【16:00】 「どうされました? 」 警官は無表情のまま私の方を見た。無機質なその視線に、まるで私が何か悪い事でもしてしまった様な錯覚を覚えてしまう様だ。 …

  • 無題⑲

    【15:36】 私は階段を駆け下りると、急いで停めてあった車に乗り込んだ。滅多にやらない事なのだが、こんな時こそ「逃げるが勝ち」だ。 私が車を停めていた場所は…

  • 無題⑱

    【15:25】 「いいから入れ!ここじゃ話せないんだよ! 」「いや、マジで結構です! 」 私が断る度に、男の顔が少しずつ険しくなっていくのが少し気に掛かってい…

  • 無題⑰

    【15:15】 「私は車には乗らないからねぇ… 」「そうですか… 」 聞ける事はこのあたりが限界だと悟った私は、老女に丁寧に頭を下げ奥の部屋へと再び後ろを振り…

  • 無題⑯

    【15:10】 ノックはしたが反応が無い。古いタイプの電気メーターは確かに誰かの在宅を示せるくらいに回っているのだが、意図して出てこないだけなのかも知れない。…

  • 無題⑮

    【15:00】 「…じゃあ、杉田が見つからなければ? 」「そりゃ見つからなかったら、このお話は無しですよ」「あくまで成功報酬って事だな? 」「勿論です」「よし…

  • 無題⑭

    【14:45】 「あの…お2人は杉田隆二にいくら貸してるんですか? 」「……は? 」 2人はキョトンとして私の方を見ている。 「そ…そんな事言える訳ないだろっ…

  • 無題⑬

    【14:30】 埃まみれの手紙を手に取って、丁寧にひとつずつ見ていく私。 「クレジット…クレジット…なんだこりゃ?これも督促!? 」 大袈裟では無く手紙の束は…

  • 無題⑫

    「またあんたやったっすねぇ… 」「そうですよ社長! 」「ばかだねぇ… 」「…… 」 事務所の中では、スタッフの視線が私に突き刺さっていた。着手金も貰わずに安易…

  • 無題⑪

    【23:00】 帰り道中、私は俯く彼女に何も話し掛ける事が出来ず、終始無言のまま事務所へと辿り着いた。杉田隆二の自宅を見に行くというイレギュラーな行動が入って…

  • 無題⑩

    【22:45】 「今夜はどうやらここまでのようですね… 」「…… 」 こんな遅い時間に、隣近所の呼び鈴を鳴らして聞き込む訳にもいかず、私は日を改める提案をした…

  • 無題⑨

    「まぁいいでしょう…その…彼が住んでいた家はどこにありますか? 」「中央区の本荘になります」「マンション?戸建て? 」「アパートです」「アパート… 」 IT関…

  • 無題⑧

    「すみません。いただきます… 」 大堀麻衣は、そう言ってカップに口をつけた。人を年齢や仕事で判断してはいけないのだろうが、驚くほど礼儀正しい。そんな彼女を見て…

  • 無題⑦

    【22:05】 「すみません…何にもありませんが… 」「あ、いえ…ありがとうございます」 淹れたてのコーヒーを目の前にそっと置くと、彼女は軽く会釈する。私は運…

  • 無題⑥

    【21:55】 約束の時間ギリギリの到着だった。事務所の建物が目に入ると、1階の駐車場に真っ白な軽自動車がポツンと停まっているのが見える。ヘッドライトに照らさ…

  • 無題⑤

    「お疲れ様。悪いな… 」「まったくだよ!もっとはやめにいってよ!! 」「すまねぇ… 」 そう言って訝しむひーを宥めながら私は帰り支度をしている。昨日、頭の中で…

  • 今日から

     地元熊本へ帰ります。 様々な刺激を受けて有意義な出張となりました。勿論、ここでの調査が終わった訳では無いのですが、少しの間信頼出来る仲間(?)に託してここを…

  • 今夜

    私だけ今夜で出張は一旦終了となります。熊本に残した少しばかりの仕事を終わらせる為にです。勿論大切な案件に変わりはありませんのでそちらが終われば再び東京へと、と…

  • 熊本へ帰ります

    ずーっと開店休業状態で申し訳ない限りです… 少しずつ出張先での仕事も終わりに近づいてきました。とにかく右往左往するばかりの毎日でしたが、どうやら週末には熊本へ…

  • 今日も…

    いつも弊社のブログを読んで頂いている皆様にはご迷惑をおかけして申し訳ありません。ホテルへ帰りそのまま⚪︎んでしまう毎日で今日もお休みになってしまいます🚗での張…

  • なんだかなぁ…

    いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。思うように書く時間が確保出来ない事もあり、本日の「無題」はお休みさせて頂きます。先日もお話した通り、現在…

  • 無題④

    「あの… 」 私はやっとの思いで声を絞り出した。 「はい? 」「そこまでお話されたんです。良かったら詳しい事情を聞かせて欲しいのですが、お時間を取る事は難しい…

  • 無題③

    「あの…秘密は守られますか? 」 急な前置きだったが、私はすぐに「はい。勿論です」と即答した。すると、彼女の息を吸い込む音がする。 「お金を…貸しているって言…

  • 大都会

    いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 どことは言えませんが、関東出張に入りました。なかなか厳しい現場ですので朝早くから夜まぁまぁな時間まで大…

  • 無題②

    「…… 」「…… 」 無言が続くと、それにつられて私も無言になってしまう。きっと意を決して連絡をくれたまではいいが、ここまで無言できてしまうと、私も対応に困っ…

  • 無題①

     12月に入り、尋常では無い程忙しい日々に追われている。 既に晦日までの予定は全て決まっていて、会社として行う関係取引先への歳暮や、年賀状を作る暇すらもない。…

  • 今夜もお休み

    さて、次のお話を書かなければならない所ですが、出張準備の為、今日もお休みを頂かなくてはなりません( TДT)ゴメンヨー 少しでも楽しいお話、何か問題提起をし…

  • 秋桜を書いてみて…

    いつも弊社のブログをお読み下さり誠にありがとうございます 今回はスピンオフと言えば大袈裟になってしまいますが、弊社のスタッフ「ひー」の素顔について触れてみまし…

  • 秋桜(最終話)

    「何で…アイツあんな事言ったんだろう…何か私達、悪い事でもしたのかな? 」「まさか…でも私にも分かりません] 帰り道、私とSさんは1杯コーヒーを飲もうと喫茶店…

  • 秋桜㉞

    身内ばかりと思われる、小さな通夜式だった。直接聞いた訳では無いので確かな事は分からないが、恐らくは会話の感じから察して、この中にあって血縁で無いのは、私とSさ…

  • 秋桜㉝

    「おいYくん」「っす! 」「ひーのお父さんが亡くなられたらしい。今夜の調査、調整出来るか? 」「マジっすかぁ…そりゃ大変っす!そうっすねぇ…いやぁ…… 」 今…

  • 秋桜㉜

    ついさっきまで仕事をこなした後、グダグダになって帰宅し布団に潜り込んだ日の事だ。意識を失いかけた時、不意に鳴った電話に私は無理矢理起こされた。 「マジか…誰だ…

  • 秋桜㉛

    【19:30】 ホテルの通路を歩きながら、仕掛けたカメラに視線を送る。後はこいつらが完璧な仕事をしてくれればそれでいい等と考えながら。 「ほんとうにいいの? …

  • 秋桜㉚

    【19:10】 私達は素早く仕掛けカメラを設置した後、ホテルの部屋へと入る。ここまでの作業さえ終わってしまえば、対象者達が退室するまで何もする事は無く、ただ、…

  • 寒い…

    弊社のブログをいつもお読み下さる皆様ありがとうございます昨日からまた県外出張に入らせて頂きました実際に現場で調査が始まってしまうと、たちまち時間が読めなくなっ…

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