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2021/09/02

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  • 新緑の頃⑬

    医療法人北条会、北條病院は、県南に所在している総合病院だ。主に内科と皮膚科、そして糖尿病の治療を専門で行っていて、診療時間中は年配の患者でごった返しているらし…

  • 新緑の頃⑫

    狩野省吾弁護士と話をした2日後の昼に、知らない番号からの着信に気付く。 「はい、梅木です」「あの…狩野先生から御紹介を受けました。私、北條病院の川北と申します…

  • 新緑の頃⑪

    「隠しカメラって…何だか穏やかではないですね… 」「うん…そうなんだよ… 」 私は狩野省吾弁護士と2人で、煙草の煙を燻らせながらビルの非常階段で会話を交わして…

  • どうでしょう?

    いつも弊社のブログをご覧頂き誠にありがとうございます。 GWに入ったと言っても良いのでしょうが、皆様は楽しんでいらっしゃるでしょうか?私は楽しんでいる人の車が…

  • 新緑の頃⑩

    コーヒーカップを握って視線はそこへ落としたまま、狩野省吾弁護士は口角を上げ、無言の笑みを浮かべている。どんな仕事が待っているのか分からないが、私は次の言葉を待…

  • 新緑の頃⑨

    何度ここへ来ても、やはり私は緊張してしまう。勿論、それは狩野省吾弁護士事務所の事だ。 広い駐車場の中で「狩野省吾弁護士事務所」とプレートの張られたスペースへ車…

  • 新緑の頃⑧

    「っす! 」 そんな私の心配を他所に、ヤツは能天気な顔をして事務所の中へと入ってくる。その表情を見た瞬間、一瞬イラっともしたが、すぐに私の頭の中に住んでいる悪…

  • 新緑の頃⑦

    「鈴木さん、ちょっといいですか? 」「はい? 」「私もYくんも、鈴木さんからしてみれば見知った人間には違いないでしょうが、どちらかと言えばYくんとコンビを組ん…

  • 新緑の頃⑥

    「結局、狩野先生は何だったすか? 」 帰る道すがら、車の中で助手席から不意にYくんは私へそう尋ねてくる。 「分かんないよ。先生は電話で内容を話す事は無いからな…

  • 本日の…

               本日の「新緑の頃」は訳あってお休みしま―――――す!読んで頂いている皆様にはご迷惑をおかけします  明日お会いしましょう (ごめんなさい…

  • 新緑の頃⑤

    狩野省吾弁護士との電話を切ると、鈴木里美が目を輝かせて私に尋ねた。 「ね!ね!社長!新しい依頼ですか? 」 張り切る気持ちは分かるが、採用の返事はこれからだし…

  • 新緑の頃④

    「なるほど…鈴木さんの熱意は私にも伝わりました。後は住まいの件ですが… 」 私が一番気になっていたのは、彼女がどうやって出勤するかの問題だった。まさか阿蘇の一…

  • 新緑の頃③

    鈴木里美を面接する当日、彼女の家に上がらせてもらうと、そこには何故だか真田先生も来ていのがすぐに分かった。少々驚いたが前回、柿原さんの件では大変世話になったの…

  • 新緑の頃②

    「Yくん、マジな話だが…彼女は本気で働きたいって言ってたのか? 」 再びヤツにそう尋ねる。すると、Yくんは私の方を向いて答えた。 「結構マジっすよ。だって、わ…

  • 新緑の頃①

     今年はいつもより開花の遅かった桜も、4月の10日を過ぎた頃には、すっかり葉桜となってしまっている。 毎年の事なのだが、運転中、通り過ぎる道すがらに見る桜はあ…

  • 今日は…

    いつも弊社のブログにお越し頂き誠にありがとうございます。 早速今日から新しいお話を…と意気込んでおりましたが急な現場で書けずタイトル決まらずで本日はお休みさせ…

  • 終わりました

    いつも弊社の拙い書き物を読んで頂いている皆様には心から感謝申し上げます やっと「春は未だ遠く」が終わりました。最近テレビやネットの記事でも「昭和100年」とい…

  • 春は未だ遠く(最終話)

    「恵子さん、御無沙汰してしまって申し訳ありませんでした… 」 私が頭を下げてそう言うと、彼女はいつもの様に柔らかい笑みで答える。 「みよちゃんを探して下さった…

  • 春は未だ遠く(54)

    「…… 」「はい。非常に残念な事ですが、阿蘇で米軍の兵士が乗るB29が不時着する事故がありまして」「あ、はい、すみません。そうだったんですね… 」「パニックに…

  • 春は未だ遠く(53)

    事務所の前で、現場へ向かうYくんと別れた後、私は1人パソコンとにらめっこしていた。真田先生に撮影させて貰った新聞記事を写したものを次々Wordに張り付けたはい…

  • 春は未だ遠く(52)

    「それではまたお会いしましょう」「真田先生、鈴木さん、本当にありがとうございました」「里美さん、僕はまた遊びに来るっすよ! 」「Yくん絶対よ!それにちゃんと約…

  • 春は未だ遠く(51)

    国道212号線を南下して、再び一の宮町へと鈴木里美と真田先生を送る道中、ずっと皆沈黙が続いている。もっとも、私は井口実代子の行方がこんな形で幕を閉じてしまった…

  • 春は未だ遠く㊿

    「兵隊さんが自害した後、皆は恐る恐る近くに寄って行ったばってん、もう自分の頭をブチ抜いとらしたけん、すぐにダメて分かったったい。何人かは、すぐにそん(その)女…

  • 春は未だ遠く㊾

    「…… 」 私はひとつ、小さな深呼吸をした。 「菅原さん、今日はこの時のお話を伺いたくてここへ参りました… 」 私がそう言うと、真田先生もそれに応じる様にスク…

  • 春は未だ遠く㊽

    「どうぞ…おあがんなっせ(上がって下さい) 」 菅原氏は身長160㎝くらいの小柄な老人で、私の勝手なイメージとは、真逆の男性だった。しかし、小柄な分に身軽なの…

  • 春は未だ遠く㊼

    「あの道を左に曲がって3軒目のお宅の様です」「分かりました… 」 真田先生の指示通り、通りを入ってみたが、熊本市内での3軒目と南小国での3軒目は随分感覚的に違…

  • 春は未だ遠く㊻

    真田先生から連絡が来たのは、あれから2日後の事だった。次の日曜日であれば先方の菅原さんもゆっくり話せるとの返事だったらしい。当然、私に断る理由は無く、すぐに快…

  • 春は未だ遠く㊺

    「恵子さんの話は本当だったんだ… 」 私は井口実代子の手掛かりを探す事を忘れ、その記事に目を奪われていた。新聞での扱いこそ小さかったが、これもリアルに当時を映…

  • 春は未だ遠く㊹

    「まぁどうぞ…お座り下さい」 真田先生は座布団を敷いてある場所に私を招く。私も「失礼します」と、断って座布団の上に座らせて貰う事にした。 「凄い事が分かったっ…

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