[高校野球]2024年のデキゴト③夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 楊順行スポーツライター 12/6(金) 0:01 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹)(写真:岡沢克郎/アフロ) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は…
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[高校野球]2024年のデキゴト③夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 楊順行スポーツライター 12/6(金) 0:01 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹)(写真:岡沢克郎/アフロ) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は…
今年は改革元年?「新バット導入」で激変した24年の高校野球総括!勝敗を分けた特徴的傾向を徹底分析する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 12/4(水) 13:17 夏の甲子園は、投手力の京都国際が初優勝を果たした(夏の京都大会から、筆者撮影) 今年の高校野球は、センバツから導入となった「新基準低反発バット」(新バット)によって、戦い方が大きく変わった。まさに「改革元年」と言っていい。よほど芯でとらえない限り、…
横浜「神宮V」で関東・東京が1枠増!混迷極める“大阪枠”の行方は ◆ 大阪から出場校がなかったのは過去1回のみ…来春の選抜ではどうなる 横浜(関東・神奈川)が松坂大輔を擁した1997年以来、27年ぶり2度目の明治神宮大会優勝を果たした。 25日に行われた高校の部・決勝戦は、横浜と広島商(中国・広島)による伝統校対決。試合を優位に進めたのは後攻の横浜だった。初回に2点を挙げると、2回にも2点を追加し、ペースを…
「野球王国」大阪、来春選抜不出場の可能性も 98年ぶりの危機
甲子園優勝経験が6校も!高校野球シーズンを締めくくる神宮大会には、超豪華メンバーが集結する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/8(金) 17:49 シーズン最後の大一番!神宮大会は10校によって優勝が争われる(18年、筆者撮影) 20日に開幕する明治神宮大会(タイトル写真)には、全国10地区の秋季大会優勝校が集結する。地区大会では波乱も多く、来春のセンバツには関東や九州から「甲子園デビュー」の学校もありそうだ…
[高校野球]気が早いですが……見えてきた来春センバツ出場校 楊順行スポーツライター 11/5(火) 0:01 2017年のセンバツ決勝は史上5回目の同一都府県対決(写真:岡沢克郎/アフロ) 来春、第97回選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる、10地区の秋季大会がほぼ終わった。九州大会は優勝が沖縄尚学、準優勝がエナジックスポーツ。沖縄から10年ぶりの2校出場となることがほぼ確実だ。地区大会の結果と地域性などを…
高校野球秋季近畿大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/7(木) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 東洋大姫路が智弁和歌山を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が5-1で智弁和歌山(和歌山1位)を下して17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は近畿から6校選出される…
高校野球秋季関東大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/6(水) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 横浜が健大高崎を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は11月4日に決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が4-3で健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちして17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は関東から4校、東京との比…
来春センバツで「53年ぶりの珍事」起きるか!?複数選出の都道府県2つのみの可能性!【25年センバツへの道】 来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季地区大会は11月から、終盤戦に突入する。3日までに関東、東京、近畿、中国、四国、九州地区の決勝が行われ、7日の東京で全大会が終了する予定となっている。 ここまで、すでに秋季大会上位成績を収め、来年センバツ出場へ大きく前進しているのは、19校。そのうち…
「大阪2強」が滋賀勢に連敗の衝撃!波乱の近畿大会は4強が決まり、センバツに大阪ゼロの危機? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(火) 18:54 大阪桐蔭が滋賀学園に逆転負けを喫し、6年連続のセンバツ出場が遠のいた(筆者撮影) 開幕戦で履正社(大阪1位)が、近畿大会初出場の滋賀短大付(滋賀2位)に1-4で敗れたのに続き、近畿大会3連覇中の大阪桐蔭(大阪2位)も、今夏甲子園8強の滋賀学園(滋賀1位)に2-3で逆転…
高校野球秋季東北大会結果と2025年センバツ出場校予想 10/22(火) 6:00配信 SPAIA イメージ画像阪神甲子園球場,ⒸmTaira/Shutterstock.com 聖光学院が青森山田を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東北大会は10月20日に決勝が行われ、聖光学院(福島1位)が3-2で青森山田(青森1位)を下して7年ぶり2回目の優勝を果たした。 97回目の春は東北から3校選出さ…
「夏の甲子園」スカウト陣の評価を急上昇させた“3選手の実名” 今年の夏の甲子園は、京都国際が関東第一を2対1(延長10回タイブレーク)で破り、初優勝を飾った。高校生のドラフト候補には、最後の大きなアピールの場となった今大会。どんな選手がスカウト陣に評価されたのだろうか。 大会前は有力なドラフト候補が少ないと言われていたが 上位指名の可能性が高いのは、報徳学園の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜を筆頭に、東…
[高校野球]甲子園。47都道府県すべてと対戦して勝ち星があるのはどこ? 楊順行スポーツライター 10/8(火) 0:01 (提供:イメージマート) この夏の甲子園では、大社(島根)が旋風を起こした。初戦でセンバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を下すなどで、ベスト8進出。実はこのジャイキリ、夏の甲子園で島根が兵庫から挙げた初めての白星でもあった。ほかにも、小松大谷が大阪桐蔭を破り、過去夏の甲子園で大阪に5連敗していた石川…
夏の甲子園ベストナイン ドラフト候補が揃う遊撃手で今大会最も輝いたのは… ピッチャーは右投手と左投手を1人ずつ選出 選抜優勝の健大高崎、準優勝の報徳学園など前評判の高かったチームの多くが大会序盤に姿を消し、例年以上に混戦という印象が強い今大会。ドラフト候補としての評価ではなく、あくまで今大会での活躍ぶり、インパクトを基準としてベストナインを選ぶと、以下の顔ぶれとなった。ピッチャーについては右投手…
「このチームで勝たれへんのかと…」甲子園、強打・大阪桐蔭“衝撃の完封負け”はなぜ起きた? 理想のフルスイングと現実との“ズレ” 目を逸らしてはいけない敗戦、と言えるかもしれない。 2度の春夏連覇を達成し、今大会も6年ぶりの夏の覇権を狙った強豪・大阪桐蔭が2回戦で敗れた。同校が夏の選手権で完封されたのは初めてだという事実が、この敗戦の衝撃を物語っている。 「選手たちとゲーム中も話しましたけれども、試…
[高校野球]現役監督の甲子園勝利数ベスト3は西谷・馬淵・中井。4位は? 楊順行スポーツライター 9/19(木) 0:01 通算勝利数で現役10位のこの人はだれ?(写真:岡沢克郎/アフロ) 「監督さんに40勝をプレゼントできました」 この夏の甲子園。広陵のエース・高尾響は、1失点完投で熊本工に競り勝ち、そういった。この勝利で広陵・中井哲之監督は、甲子園通算40勝。元常総学院などの木内幸男、大垣日大などを率い、先ごろ関…
[高校野球]夏の甲子園、「令和」になってもっとも勝っている都道府県は? 楊順行スポーツライター 9/13(金) 0:00 (写真:岡沢克郎/アフロ) 高校野球はこれから、秋の都道府県大会が佳境。こちらは、ようやく夏の甲子園の結果を自分のデータベースに反映し終えたところだ。初出場の新潟産大付が白星を挙げ、新潟県が春夏通じて令和初勝利。まだ令和の勝ち星がないのは、宮崎県のみとなった。 令和6年。2020(令和2)年…
夏の甲子園「朝夕二部制」は定着するか? 成果もあったが課題は山積! 4試合で導入すると終了時刻は? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/10(火) 12:03 今夏の甲子園では「朝夕二部制」が3日間、実施された。本格導入はあるか(筆者撮影) 関西では9月も中旬だというのに連日、35度を超える猛暑が続いている。実感としては「酷暑」が正しい。近年の夏の甲子園は、その酷暑との戦いでもある。さまざまな対策が講じられて…
「低反発バット」で大きく変わった高校野球の勢力図! 本塁打激減→強豪敗退で甲子園に異変が起こった! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/4(水) 13:38 夏の甲子園は京都国際が関東一を破り、初優勝を果たした(写真は京都大会で筆者撮影) 夏の甲子園は京都国際が、京都勢として68年ぶりの選手権優勝を果たした。春の近畿大会で優勝していたとはいえ、レベルの高い近畿勢にあっては、大阪桐蔭や報徳学園(兵庫)、智弁…
大社も驚いた早実の「5人内野」シフト。雌伏の時を過ごした名将はここまで準備していた ターニングポイントになった試合 8月17日行われた夏の甲子園3回戦。早稲田実業高(以下、早実)は大社高に延長11回タイブレークの末に敗れるも、その戦いぶりと、試合後の和泉実監督の振る舞いなどから「グッドルーザー」と称賛された。 今夏の西東京大会前、早実の評判は「そこまで」高くはなかった。昨秋はベスト4に進出しているが、春…
大阪桐蔭、健大高崎、報徳学園…優勝候補はなぜ敗れたのか?上位進出校の勝利の秘訣は?見えてきた「高校野球の変化」 夏の甲子園もいよいよ準決勝を迎えた。勝ち残った4校、青森山田、関東一、京都国際、神村学園はいずれも優勝経験がない。 一方で、甲子園常連校、優勝経験校は苦しんだ。特に前評判も近年の実績も高かった5校、花咲徳栄・報徳学園・健大高崎・智辯和歌山・大阪桐蔭の早々の敗退は、高校野球の質が変わったこ…
高校野球で「ジャイキリ」続出…なぜ今年は“おらが町のチーム”が勝てる? 石橋、大社、掛川西…「選手はほとんど地元出身」公立校が大健闘のワケ 歓喜に揺れる紫色のスタンドをめがけ、校歌を歌いあげた選手たちが勢いよく駆け出す。 32年ぶりの夏。島根の大社は初戦で優勝候補の報徳学園を倒す金星を挙げると、2回戦では長崎の創成館を撃破。実に107年ぶりとなる夏の甲子園2勝を挙げたのである。 「32年ぶりと言っても、…
江川卓の作新学院を「5度目の正直」で破った銚子商 ターニングポイントはセンバツでの屈辱的大敗 銚子商野球部にとっても、土屋正勝にとっても転機となった試合がある。1973年センバツ大会の報徳学園(兵庫)戦だ。この大会は、作新学院(栃木)の江川卓が初めて甲子園に出場したことでも注目された。 【まさかの屈辱的大敗】 報徳学園との試合は大会5日目の第1試。下馬評では銚子商優位と思われていたが、序盤か…
因縁の甲子園「俺は仁村家にとって悪人やな」 9回2死からの奇跡…中日でも続いた友情 1979年夏の甲子園初戦、牛島和彦氏は仁村徹から起死回生の同点弾を放った 最後の夏で、まさに起死回生の一発だった。元中日、ロッテ投手の牛島和彦氏(野球評論家)は浪商(大阪)で投手としてだけではなく、5番打者としてもシュアな打撃で注目を集めたが、高校時代に「球場で放ったホームランは1本だけ」。それが飛び出したのが1979年…
敬遠指示に吠えて“造反”…ベンチの監督に「黙って見とけ」 疲労困憊でも貫いた意地 1979年選抜決勝で敬遠指示に激怒…伝令の選手を怒鳴りつけた 甲子園のマウンドでベンチに向かって吠えた。1979年選抜大会で、牛島和彦投手(元中日、ロッテ)と香川伸行捕手(元南海)の黄金バッテリーを擁する浪商(大阪)は決勝に進出した。箕島(和歌山)に敗れて準優勝だったが、注目度は格段とアップした。そんな中、伝説になってい…
最強打者の骨折で「甲子園は無理かも」 溢れた“悲観的”な声…突然回ってきた4番 牛島和彦氏は2年の秋季大会で準優勝も…近畿大会を前に香川伸行捕手が離脱 「甲子園出場は無理じゃないか」の声に発奮した。1978年の秋季近畿大会で牛島和彦投手(元中日、ロッテ、現・野球評論家)がエースの浪商は優勝し、2年連続での選抜出場をつかんだ。1回戦は興国に9-2(8回コールド)、準々決勝は東洋大姫路(兵庫)に6-5、準決勝は…
ブルペンで見届けた甲子園は「正解です」 視聴率50%超…伝説目撃に「僕は無理」 金石昭人氏はPL学園3年夏に背番号「10」でベンチ入りした 高校野球の歴史に伝説を作った。広島、日本ハム、巨人の3球団で20年間プレーし、通算72勝80セーブをマークした野球解説者の金石昭人氏は、PL学園(大阪)3年の夏に全国制覇を果たしたメンバーの一員だった。「僕は甲子園では1球も投げてないんですけど。あの大会は凄かった。“逆転の…
甲子園には関係ないけれど… 春の近畿優勝校は夏の甲子園鉄板か? 王者は7大会連続で夏の甲子園に! 春の地区対大会は甲子園に直結しない。とは言え、夏のシード権が懸かるだけでなく、好成績だったチームには勢いがつく。近畿の春の王者は、確実に夏の甲子園に出ているという、近年のデータもあるほどだ。 惜敗の智弁和歌山は秋の悔しさ晴らした? 春の近畿大会は、センバツ出場校と秋に不振だった名門が決勝で顔…
夏の甲子園「久々の出場を期待できる5校」 東京、大阪など激戦区で“古豪復活”の予感も 高校野球の春の地区大会は14日に開幕する東北大会を残しているが、22日には早くも北北海道、南北海道、沖縄で夏の地方大会が開幕し、甲子園出場をかけた戦いがスタートする。昨年は慶応(神奈川)が実に107年ぶりとなる優勝を果たして話題となったが、このようにかつての強豪校が躍進を果たすと甲子園が盛り上がることが多い。そこで…
春に評価上げた「高校生のドラフト候補」 新たに浮上した選手、下級生には“来年の目玉”候補も 春季大会で浮上してきた選手について、下級生も含めてピックアップしてみたいと思う。 選手の中で評価を上げた印象を受けるのが小船翼(知徳・投手)と石塚裕惺(花咲徳栄・遊撃手)の2人だ。小船は3月30日に行われた地区予選の御殿場西戦では151キロをマークし、18奪三振で2失点完投。続く県大会初戦の浜松城北工戦では体調…
王国・大阪の高校野球に“異変”? 大阪桐蔭&履正社が破れ他校が躍進、“二強時代”は変わるか 5月に入り、全国各地で行われている高校野球の春季大会も佳境を迎えている。直接甲子園出場には関わる大会ではなく、入学したばかりの1年生を試しているチームもあるが、夏のシード権にかかわってくる地域も多く、そういう意味では気の抜けない大会とも言えるだろう。 そんな中で話題となっているのが大阪だ。近年は大阪桐蔭…
春の近畿大会は、大阪桐蔭、報徳の実力ワンツーが不在! 昨秋の優勝校が全て敗退した近畿の夏はどうなる? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 5/22(水) 14:04 兵庫で開催される春の近畿大会。地元の須磨翔風は秋に続き、2位だった(筆者撮影) 春の近畿大会は、兵庫の明石トーカロ球場で今週末から開催される。地元・兵庫から3校、残る府県からは優勝校が出場し、計8校での優勝争いとなる。組み合わせは以下の通り。 A…
異色の社長兼任監督率いる大院大高が大阪桐蔭、履正社を撃破!2強時代に風穴あける春季大会Vの衝撃 新時代の幕開けか。 12日の春季高校野球大阪府大会決勝で、大阪学院大高が興国を4-1で下して初優勝。4回戦で履正社、準々決勝で大阪桐蔭と両横綱を撃破した勢いそのままに、大阪の頂点に立った。 「大阪桐蔭、履正社に勝ってプレッシャーになっていたが、一試合一試合強くなった。高校生の成長はすごい」とは、昨年3月…
大阪桐蔭が負けた! 近江もライバルに苦杯! 「黄金週間」に春の嵐か? 近畿で波乱が相次ぐ 春の府県大会も終盤戦。「黄金週間」は各地で熱戦が繰り広げられ、波乱も相次いだ。前週の報徳学園(兵庫)に続いて衝撃的だったのが大阪桐蔭の敗退で、近江(滋賀)も決勝で敗れるなど、センバツ組の苦戦が続いている。 大阪桐蔭は失策絡みで逆転許す 大阪桐蔭は府大会の準々決勝で、大阪学院大高に1-2で敗れた。9回に失策…
センバツ直近10大会の勝利数ランキング。横綱・大阪桐蔭をしのぐ勝率1位は? 第96回選抜高校野球大会は、健大高崎が群馬県勢初めての優勝を飾った。準優勝の報徳学園(兵庫)は、これも大会史上初めて2年連続準優勝。大会通算40勝に到達し、高松商(香川)を抜いて7位となった。チーム別勝利数順位は以下がベスト20。表はチーム名、都道府県、勝敗、勝率、優勝回数の順。引き分けは除く。 1 東 邦(愛 知) 58-26 .690 5…
[高校野球]センバツは低反発バットで投高打低。夏はどうなる? 健大高崎が群馬県勢として初めての優勝を飾った第96回選抜高校野球大会。終了から1カ月、自身の高校野球データベースを更新しながら、ふと考えた。低反発バットの導入で投高打低だったこのセンバツ、1試合に要する時間はどの程度だったのだろう。 「打低」が顕著だったのは、数字からも明らかだ。全31試合でホームランがわずか3本(うち1本はランニング本塁打)…
センバツで評価を上げた野手10選 捕手の箱山に加え、外野手にもドラフト上位候補が揃う 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップ。投手編に続いて今回は野手編をお届けする。 箱山遥人(健大高崎/3年/捕手) 大会前から…
センバツで評価を上げた投手10選 ドラ1候補に躍り出た報徳学園・今朝丸が筆頭格 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても、投手、野手ともに楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップしたい。まずは投手編だ。 今朝丸裕喜(報徳学園/3年) 今大会、最も強いインパ…
甲子園初制覇の健大高崎は昨夏王者・慶應と対照的な「丸刈り」で気合い表現 “昭和の根性論にもほどがある!”の快挙 春のセンバツ甲子園決勝で報徳学園(兵庫)を破り、群馬県勢として初めてセンバツを制した健大高崎。昨夏の甲子園では、優勝した慶應義塾(神奈川)が髪型自由のエンジョイ・ベースボールで話題をさらったが、健大高崎ナインはそれとは対照的な「丸刈り」のチームだ。 健大高崎では、大会期間中に…
2年連続センバツ準優勝 報徳学園はなぜ「専用グラウンド」もないのに、名門校と渡り合えたのか? 「公立高校の方が立派な施設を持っています」 今年の選抜高校野球は3月31日、健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)を3対2で破り、春夏通じて初優勝を飾った。高校ナンバーワン捕手の呼び声高いキャプテンの箱山遥人を中心に力のある野手が揃い、佐藤龍月と石垣元気という左右の二枚看板が見事な投球を見せ、優勝にふさわしい戦…
“飛ばないバット”でも「長打は必要。悔しさ100%」報徳学園センバツ2年連続準V…“夏への宿題”は「ロースコアに持ち込めば」以上の力 最後までスタイルを貫き、頂点に手が届くところまで迫った。報徳学園は今センバツ、守備でも攻撃でも甲子園で勝つ見本を示した。昨年の決勝でもスタメン出場した3番・サードの西村大和選手は悔しさの中に、1年前とは違う手応えを感じていた。 「練習でも試合でも、チーム全体で球際…
「やれば出来る」の初出場優勝・済美/センバツ・旋風の記憶[2004年] 楊順行スポーツライター 3/12(火) 0:00 上甲正典監督(写真は2013年)(写真:岡沢克郎/アフロ) ♪「やれば出来る」は 魔法の合いことば 時の首相が所信表明演説で使ったこともある「やれば出来る」。2004年のセンバツで初出場優勝を遂げた、済美(愛媛)の校歌の一節だ。 02年4月。男女共学化と同時に野球部が創設された済美は、1988年のセンバ…
優勝候補を次々に撃破した新湊フィーバー/センバツ・旋風の記憶[1986年] 楊順行スポーツライター 3/13(水) 0:00 リニューアル前の甲子園(写真:アフロ) こういうのを、旋風というのだろう。1986年センバツ。前年秋のチーム打率.291で、出場32チーム中最下位だった新湊(富山)が、次々と優勝候補を倒してベスト4まで進んだのだ。 率いたのは、檜物政義監督。仏壇漆塗りの「塗師」として生計を立てながら、母校の指…
ライバルであり仲間でもあるWエース 投手陣の柱は佐藤(右)、石垣(左)の新2年生コンビ。練習も食事も常に一緒だというWエースは、互いに刺激を受け、与えながら成長してきた。初の甲子園でどんなピッチングを見せるのか 【YOJI-GEN】 扇の要に座る箱山がリードするのが、左腕・佐藤龍月、右腕・石垣元気の新2年生コンビだ。早くも2025年のドラフト候補に名が挙がる。 佐藤は、中学時代(東京城南ボーイズ)にWBS…
星稜のエース・佐宗翼(2年)は、1年夏に甲子園のマウンドをすでに経験するなど名門のマウンドを守り続けてきた。今春はエースとして3度目の大舞台に臨む。昨秋は公式戦9試合に登板し、高い制球力でチームを明治神宮大会優勝まで押し上げた。甲子園でももちろん、悲願の全国優勝に向け最後まで腕を振り続ける。
「超激戦ブロック」を勝ち抜けるか大阪桐蔭 4強最右翼は? 投手優位確実のセンバツを展望する! 開幕目前の第96回センバツは、5年ぶりに大会前甲子園練習が復活し、選手たちは憧れの甲子園で汗を流した。組み合わせ抽選の結果、強豪集中ブロックがあり、優勝争いは予断を許さない。16カードを4つに分けて、展望してみたい。(文中の学年は4月からの新学年) Aブロック 神宮王者の星稜中心も、力のあるチーム多数 八…
意外! 池田の"さわやかイレブン"、実は12人いた?/センバツ・旋風の記憶[1974年] いまから50年前の1974年、センバツ。バックネットに直接ぶつかる大暴投から、大会が始まっている。投げたのは、池田(徳島)のエース・山本智久。開会式直後の第1試合、投球練習の第1球を、意図的に大暴投したのだ。 池田といえば71年夏、初めて甲子園に出場し、春はこの年が初めてだった。率いるのは、蔦文也。のちに"山びこ打線"と呼ばれる…
【センバツ出場32校紹介】創立173年目、史上最遅出場の耐久が、エース冷水中心に堅実な野球で快進撃狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【耐久(和歌山)=初出場】 さかのぼること江戸時代の1852年(嘉永5)に創立された耐久が、センバツ初出場を手にして、1905年の創部以来、初の甲…
【センバツ出場32校紹介】関東一1番飛田&4番高橋の打力に注目!技巧派左腕・畠中も安定 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【関東一(東京)=8年ぶり7度目】 関東一は多彩な勝ち方で昨年秋の東京を制した。都大会初戦で14安打12得点と打線が爆発すると、2回戦では終盤に突き放しての快勝。…
【センバツ出場32校紹介】櫻田が東北大会決勝でノーヒットノーラン、安定した投手力を誇る青森山田がセンバツ初勝利に挑む 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【青森山田(青森)=8年ぶり3度目】 青森山田は投手力を武器に昨年秋の東北大会を8年ぶりに制した。櫻田 朔投手(2年)が東北大…
【センバツ出場32校紹介】昨年準V報徳学園が、強力投手陣を武器に22年ぶりの全国制覇狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【報徳学園(兵庫)=2年連続23度目】 名門の復活だ。昨年センバツで準優勝した報徳学園が、今センバツも切符をつかみ、昨年の借りを返す機会が巡ってきた。強力右…
【センバツ出場32校紹介】経験豊かな髙尾ー只石バッテリー擁する広陵が03年以来の優勝を狙う 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【広陵(広島)=3年連続27度目】 過去、センバツでは優勝3回を誇る名門。昨年秋、広島を制すると、中国大会では史上初の3連覇を達成。22年秋から広島、中国…
【センバツ出場32校紹介】大阪桐蔭 史上初・秋の近畿3連覇を達成! エース平嶋、超1年生中野、主砲ラマルら逸材ズラリ! 2024年の春の訪れを告げる第96回選抜高校野球大会(センバツ)の出場校が決まった。3月18日から阪神甲子園球場で繰り広げられる戦いの「主役たち」を紹介していく。 【大阪桐蔭(大阪)=5年連続15度目】 常勝軍団の大阪桐蔭は甲子園の常連。今年も投打に強力布陣を敷いての出場となる。秋の大阪を…
センバツでまた「不可解選考」 東海地区の“逆転現象”に「理解できない」との声も…なぜ、選考過程を透明化しないのか? 過去には「国会」で取り上げられたことも 1月26日、第96回選抜高校野球大会の選考委員会が大阪市内で行われ、出場する32校が発表された。今大会から“選出枠”に変更点があった。「21世紀枠」は3校から2校に減り、「一般選考枠」は、東北地区と東海地区が2校から3校に増えた。さらに、中国地区と四国地…
【センバツ】耐久&田辺の和歌山W公立校の旋風に期待! 智辯和歌山、市立和歌山以外の学校2校出場は32年ぶりの快挙! 今年のセンバツ出場校の中でも注目が集まるのは和歌山の2校。伝統校である田辺、耐久が同時出場したことだ。田辺は明治29年(1896年)に前身である田辺中が創立され、田辺中時代に2度の選抜に出場。昭和23年(1948年)4月に同校が創立された。 1996年夏に甲子園出場しており、今回の選抜は76年ぶり。現校名と…
【高校野球】常に求めるのは「甲子園基準」 創志学園の門馬敬治監督が短期間で成果を残せた理由 技術以前の取り組み 当たり前のことを、当たり前にする。常に求めているのは「甲子園基準」。 創志学園高野球部のテーマだ。活動拠点の赤坂グラウンドは、緊迫感にあふれていた。極端な話、仮に明日、センバツ初戦が組まれても、心身ともスタンバイは十分にできている。 朝8時に練習スタート。定期試験後の12月9日以…
立浪和義がいたPL学園「野球部は解散だ」悲劇から最強チームに…桑田・清原3年時に入学、関係者明かす“タツの素顔”「批判される現状ですが…」 2年連続最下位から勝負の3年目を迎える中日・立浪和義監督。どうすれば逆風を追い風に変えられるのか――PL学園時代のエピソードやプロ野球関係者の証言、監督2年間の検証を通して、2024年シーズンの光明を見出してゆく。 立浪和義とPL学園の同期生である野村弘樹(元横浜)は言…
どこよりも早い! 来春のセンバツ甲子園で注目したい逸材3名 ◆ アマチュア担当記者が推す来春センバツの注目選手 球春到来が遥か遠く感じる年の瀬とはいえ、高校球児は選抜出場を逆算した調整を進めている。 秋の日本一を決める11月の明治神宮大会高校の部では、星稜が32年ぶり3度目の優勝を果たした。 開幕時点では来秋ドラフト候補に挙がるような注目選手が少ない印象を受けていたものの、終わってみれば選…
甲子園出場“3回だけ”の新興校から今年は「ドラフト指名3人」のナゼ《5年連続プロ輩出》京都国際高のナゾを追う「最初は部員を揃えるために…」 今年も甲子園常連の名門校・強豪校の主力選手がまさかの「指名漏れ」に泣いたプロ野球ドラフト会議。その一方で、甲子園出場はわずか3回だけの京都国際高からは、同時に3人の選手が育成指名され、これで指名は5年連続となる。なぜ、同高の選手はプロ球団から“選ばれる”のだろう…
「指名してくれたチームに恩返しする気持ちを持ち続けろ」“球団から必要とされる選手”に育つ花咲徳栄・岩井隆監督の教えとは 花咲徳栄高校は、2015年埼玉西武4位の愛斗から昨年の藤田大清(日本ハム育成ドラフト1位)まで、8年連続でドラフト指名選手を輩出しており、今年は9年連続の記録がかかっている。 ただ、注目すべきはドラフト指名の連続記録だけではない。この間に指名を受けた9選手のうち8選手が今季、1軍の試…
九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の…
近畿大会3連覇の大阪桐蔭に、またも怪物級投手が出現! あのドラフト1位投手と同じ軌跡を辿る! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/6(月) 22:19 大阪桐蔭の189センチの大型右腕・森は、先輩の前田と同じ軌跡を描く(筆者撮影) 秋の近畿大会で、史上初の3連覇を達成した大阪桐蔭にまたも逸材が出現した。189センチの大型右腕・森陽樹(はるき・1年=タイトル写真)だ。初戦の高田商(奈良)との試合で3番手として登板す…
来春も近畿は難航必至? 報徳、近江、履正社、須磨翔風が線上! 抜け出すのはどのチームか? 神宮大会も終わり、高校野球はオフシーズンに入った。8日にはセンバツ21世紀枠の最終候補9校が発表される。同時に一般枠当落線上のチーム関係者は、やきもきしていることだろう。選考で、毎年のように難航するのが近畿地区。今回も線上は力のあるチームが多く、選出枠「6」を巡って議論百出が予想される。 当落線上は報徳、近…
神宮3連覇を逃し「現時点の自分では通用しない」 悔しさの残るマウンドとなった神宮大会。この経験を来年の日本一につなげられるか 【筆者提供】 平嶋は東京都中野区出身。中学時代は稲城シニアでプレーし、当時から大阪桐蔭に憧れを抱いていた。関東圏にも魅力のある強豪校は多いが、「大阪桐蔭で甲子園に行きたい」と地元を離れて大阪へやってきた。入学直後は関西弁に圧倒され、慣れない地での生活に不安もあったが、徐…
【日本ハム】ドラ1大学ナンバーワン左腕・細野晴希 即戦力ではなく1年目は「育成専念」のなぜ あくまで将来を見据えての「熟成」なのだろう。日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21=東洋大)が球団側から破格とも言える「長期育成プラン」を打ち出され注目されている。 大学ナンバー1左腕の呼び声が高い細野は17日に東洋大・白山キャンパス内で球団スカウトらと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高、年俸130…
球速120キロ未満→158キロ“ドラ1”へ 未来を見据えた指導…育成年代に必要な“見極め” 恩師が語る東洋大・細野晴希投手の中学時代…まずは“食べる努力”から 先月26日のドラフト会議で、日本ハムから1位指名を受けた東洋大・細野晴希投手。今ドラフト候補で最速の158キロを投じる左腕だが、東海大菅生中等部時代は体が小さく、球速も120キロに満たないピッチャーだったという。“ドラ1”の剛腕として名を馳せるようにな…
大阪桐蔭にビックリ出現“189cmのスーパー1年生”「2年後のドラフト目玉」「異次元のスケール」森陽樹とは何者か? 衝撃の1年生…森陽樹とは何者か? 今年の近畿大会で前田級の衝撃を与えた1年生がいた。前田級とはつまり、2年後のドラフトで主役になり得る逸材ということだ。 森陽樹――宮崎県延岡市出身の16歳である。初戦の高田商業(奈良)戦と準々決勝・報徳学園(兵庫)戦に登板し、とりわけ勝てば来春のセンバツ切…
中国大会準Vの創志学園に感じた伸びしろ 名将が示した成長を促すための“引き出し” 11/6(月) 18:05配信 18 コメント18件 Full-Count 創志学園は秋季中国大会準V、伸びしろは「ここ一番」の勝負強さ 創志学園・門馬敬治監督【写真:喜岡桜】 高校野球の秋季中国大会は5日、岡山のマスカットスタジアムで決勝戦が行われ、広陵(広島)が創志学園(岡山)を2-1で下し、3年連続14回目の優勝を果たした。惜しく…
2023年プロ野球ドラフト会議特有の例年と変わった点について考察する 2023年のドラフト会議は例年といくつか相違点があったので、背景と個人的な考え含めて、考察していきたいと思う。 【独立リーグからの支配下指名が過去最多、2位指名2人という例年にない独立リーグ指名ラッシュはなぜ起きたのか】 2023年ドラフトにおいて、独立リーグからの指名は全体で23人(支配下6名、育成17名)と過去最高である。(20…
大阪2強の明暗分かれる! 大阪桐蔭は安泰、履正社はセンバツ微妙に 近畿のセンバツ出場校はどこだ? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(日) 23:59 大阪桐蔭は宿敵・報徳を1点差で破り、5年連続のセンバツを確実にした(筆者撮影) 近畿大会は2週目に入り、4強が出揃った。近畿のセンバツ出場枠は「6」で、準決勝進出チームの選出は確実になった。大阪桐蔭(大阪1位)は、報徳学園(兵庫1位)を1点差で振り切って5年…
【ドキュメント】あの夏、大谷翔平が甲子園を震撼させた「二本のライナー」帝京・伊藤拓郎、阿部健太郎が肌で感じた「怪物の片鱗」 右肘靭帯の損傷が発覚して以降もバッターとして活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平。2位に10本差をつけているホームランはもちろん、3差2位の打点、3位につける首位打者のタイトル獲得も可能性があり、三冠王の期待も抱かせている。そんな大谷が花巻東高校時代に夏の聖地で残した怪物の片鱗を、…
佐々木麟太郎の米留学決断 「早熟化」も進むメジャー目指す新たな道となる可能性 高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した…
草野球から“奇跡の復活”、「元ドラ1」野中徹博が歩んだ「不屈の野球人生」 甲子園では球史に残る投手戦 昨オフも12球団で計129人が戦力外通告を受けた。近年は独立リーグなどでプレーを続け、NPB復帰をはたした例もあるが、それほど多くはない。そんな厳しい実力社会において、1度は現役を引退しながら、5年後にNPB復帰をはたし、通算10年目で初勝利を挙げた“不屈の男”がいる。 男の名は野中徹博。中京高(現・中京大…
今秋の背番号「10」に隠れた、指揮官の決断 今朝丸は新チームで背番号10を背負ってマウンドに立つ 【写真:沢井史】 夏の県大会5回戦。報徳学園と実力は県内で双璧とされている神戸国際大付と激突した。 1-1の同点で迎えた4回。1死一塁からマウンドを受け継いだ今朝丸だったが、3番の久保勇吹に適時打を許して勝ち越された。さらに7回には二死二塁のピンチで6番の井関駿翔に投じたフォークを捉えられ、レフトへ運ばれ…
馬淵監督「12万8000人の高校球児の代表として世界大会に臨めるチーム」世界一の選手たち労う【U-18日本代表会見】 ■野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表 優勝記者会見 WBSC U‐18W杯の決勝で台湾を下し、悲願の初優勝を果たした野球のU‐18日本代表が11日に帰国し、会見した。 スモールベースボールを掲げ、決勝では3連続バントで逆転に成功した日本代表。チームを率いた馬淵史郎監督は「高校野球の代表が、ああいう…
江川卓が「僕の高校時代より速い」と評した右腕は? 甲子園で剛腕披露も、プロで苦しんだ「未完の大器」たち 高校生投手の歴代最速は、2019年に大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)がマークした163キロ、甲子園大会では01年に日南学園・寺原隼人(元ソフトバンク、横浜など)が記録した158キロがトップ(いずれもスカウトのスピードガンが計測)。この両人をはじめ、ランキング上位の投手の多くがプロで活躍しているが、その一方…
「サインばれているのかな」仙台育英“じつは超不利だった”日程・相手…あの決勝前、須江航が初めて吐いた弱音「エネルギーが尽きてきました」 肌が弱いのだろう、日焼けで赤く腫れた顔がいつも以上に痛々しかった。 「そろそろエネルギーが尽きてきました。あと1試合ですけど、東北6県のみなさんや、宮城のみなさんは、明後日の2時、西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら、みなさんの気持ちを持って戦いたいと思い…
真夏の甲子園を彩った球児たち 今大会最注目選手の花巻東・佐々木麟太郎は3割7分5厘の結果に 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。 ■佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年) ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7…
「筑波山でなく富士山登る」「目の前の3秒やりきる」…4強の土浦日大、躍進の理由 第105回全国高校野球選手権記念大会で、茨城県勢20年ぶりの4強入りを果たした土浦日大。この1年、選手や小菅勲監督は、全国で勝ち上がるための練習に本気で取り組み、それを着実に大舞台で披露した。 脅威の集中打 甲子園で1回に5得点以上の「ビッグイニング」を作り出したのは実に3度。チームの代名詞にもなった。専大松戸(…
ライバル校へ“禁断の移籍”で非難も 複数チームを甲子園に導いた高校野球の名将たち 開催中の夏の甲子園大会で、専大松戸・持丸修一監督が、8月12日の初戦(2回戦)で東海大甲府を下し、甲子園春夏通算8勝目を挙げた。持丸監督はこれまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸の計4校を春夏の甲子園に導いており、佐賀商、千葉商、印旛、柏陵を率いた蒲原弘幸監督と並ぶ大会最多記録になる。そして、この両監督以外にも、複数…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【MLB編】 甲子園で邂逅し、アメリカで再会した2人と、数々のドラマを生んだ稀代の右腕 大谷翔平:花巻東(岩手) 今さら語る必要のない“世界最高”の男にも、初々しさあふれる高校時…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【日本ハム編】 甲子園でフィーバーを巻き起こした2人の主役 三和直樹 2023年7月21日 11:00 決勝で敗れたが、2018年夏の主役は吉田輝星だった 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアッ…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【中日編】 夏の甲子園を制覇した“エース&守護神”、新4番は投手として春優勝 三和直樹 2023年7月20日 10:40 小笠原(中日)は”ダブルエース”の一人として2015年の夏を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ロッテ編】 2年春に全国制した左腕と甲子園にアーチを架けた男たち 三和直樹 2023年7月19日 11:15 最強世代の一人である藤原(ロッテ)は大舞台での勝負強さが光った 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【広島編】 甲子園決勝で“謝罪”した「4番・エース」と逆転満塁弾を浴びた右腕 三和直樹 2023年7月18日 11:05 堂林は中京大中京の「4番・エース」として2009年夏の甲子園を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【楽天編】 “伝説の決勝”演じた右腕と奪三振記録を打ち立てた左腕 三和直樹 2023年7月17日 10:45 2006年夏、延長再試合の決勝戦を戦った駒大苫小牧のエース・田中(楽天)。初々しい表情が印象的だ 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライト…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【巨人編】 1試合2発の和製大砲と、甲子園後に注目集めた次代エース 三和直樹 2023年7月16日 10:05 球界を代表するスラッガーに成長した岡本(巨人)は、3年春の甲子園で1試合2本塁打を放った 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当て…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【西武編】 圧巻の投球で頂点に立ったエース、野手でプロ入りした男も 三和直樹 2023年7月15日 9:45 西武の現エース・髙橋(西武)は2年夏の甲子園を圧倒的な投球で制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【阪神編】 今季ブレイク中の右腕はセンバツ優勝投手だった 三和直樹 2023年7月15日 9:20 村上は智弁学園のエースとして2016年春の甲子園を制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピック…
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【ソフトバンク編】 小さな巨人とセンバツ優勝右腕、無念の暴投で夏を終えた男 三和直樹 2023年7月13日 11:10 球界を代表する遊撃手・今宮は高校時代から抜きんでた能力を見せつけていた 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 …
今を輝くプロ野球選手たちの高校時代【DeNA編】 センバツ優勝左腕と、大学で開花した2人の投手 三和直樹 2023年7月12日 10:30 2007年春の主役となった常葉菊川の田中。大阪桐蔭の中田との戦いも制した 【写真は共同】 第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選…
第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はオリックス編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。
第105回目を数える夏の甲子園大会へ向けて、高校球児たちがすでに熱い戦いを繰り広げている。今回は彼らの「先輩」であるプロ選手たちの高校時代にスポットライトを当てる。 セ・パ12球団別に選手3名ずつをピックアップし、甲子園での活躍を振り返りたい。今回はヤクルト編だ。今をときめくスター選手の高校時代を振り返るとともに、ぜひ先輩たちの後を追いかける高校球児の活躍もチェックしてほしい。
センバツ出場枠 地区で明暗「21世紀枠への意見は両極端だが役割を果たしてきたと自負」【高校野球】 来春センバツ(第96回選抜高校野球大会、甲子園球場)の出場校が東海、東北の2地区で増枠されることになった。これにより、中国・四国の「比較枠」と21世紀枠の1枠がそれぞれ減枠となる。 日本高校野球連盟(宝馨会長)が7日、第95回記念選抜高校野球大会の最終となる第4回運営委員会を大阪市内で開催し、昨年12月から…
~名勝負列伝-【31】宇部商×PL学園~ 1985年選手権大会 <甲子園は清原のためにあるのか!!> 今回は「名勝負列伝」です。桑田清原集大成の夏、3年生の決勝戦を振り返ります。
甲子園で打ちまくり! 「プロ入りはせず」も“超高校級”と呼ばれた強打者たちの記憶 甲子園大会では、毎年超高校級の強打者たちがプロのスカウトから熱い視線を送られているが、彼らの中には、甲子園で活躍したにもかかわらず、最終的にプロに行かなかった選手もいる。 2000年夏、チーム大会最多安打100、同本塁打11など、記録ラッシュの“史上最強打線”で全国制覇した智弁和歌山の4番打者・池辺啓二もその一…
~甲子園に旋風を起こしたチーム-【8】1987年春のPL学園~ 「逆転のPL」が復活した春 今回は久しぶりに「甲子園に旋風を起こしたチーム」です。この年はPL学園が春夏連覇しますが、夏の選手権は春優勝の貫禄と自信からすべての試合で3点差以上の勝利と接戦で苦戦した試合はありませんでしたので、好勝負が多かった春の大会、その中でも延長戦になった準々決勝と準決勝を振り返ります。
~名勝負列伝-【30】横 浜×関大一~ 1998年選抜大会 <松坂の甲子園物語はここから夏へと続いていく> 高校野球あれこれ 第32号で春選抜の横浜-PL学園を振り返りましたが、翌日の決勝も熱戦の名勝負。神奈川勢と大阪勢が甲子園の決勝で対戦するのは、この大会が初だった。 最後の打者を空振りの三振にとると、横浜の選手がエース松坂のもとに駆け寄る。優勝候補の筆頭にあげられたチームが伸びやかに力を発揮して、栄…
【センバツ2023】山梨学院、光った長打力 二、三塁打数は他校の倍以上 センバツ総括 1日に閉幕した第95回記念選抜高校野球大会(毎日新聞社、日本高校野球連盟主催、朝日新聞社後援、阪神甲子園球場特別協力)は、山梨学院の県勢初優勝で幕を閉じた。長打が少ない大会だったが、山梨学院は長打力で他をリードした。 記念大会で36校が出場し、試合数が例年より多いにもかかわらず、2桁得点は前回、前々回より3試合少ない1…
【センバツ2023】「甲子園で勝てなくなった。なぜ…」歴史的センバツV・山梨学院の吉田監督はいかに“再起”したか? 試合後に語った「優勝で帳消し」の真意 青い空と白い雲。 かの名物アナウンサー、植草貞夫の名調子のような景色が広がる甲子園球場で、スカイブルーが欣喜雀躍(きんきじゃくやく)のごとく飛び跳ねる。 4月1日。青のアクセントカラーが鮮やかなユニフォームをまとう山梨学院が、センバツで山梨県勢初と…
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[高校野球]2024年のデキゴト③夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 楊順行スポーツライター 12/6(金) 0:01 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹)(写真:岡沢克郎/アフロ) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は…
今年は改革元年?「新バット導入」で激変した24年の高校野球総括!勝敗を分けた特徴的傾向を徹底分析する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 12/4(水) 13:17 夏の甲子園は、投手力の京都国際が初優勝を果たした(夏の京都大会から、筆者撮影) 今年の高校野球は、センバツから導入となった「新基準低反発バット」(新バット)によって、戦い方が大きく変わった。まさに「改革元年」と言っていい。よほど芯でとらえない限り、…
横浜「神宮V」で関東・東京が1枠増!混迷極める“大阪枠”の行方は ◆ 大阪から出場校がなかったのは過去1回のみ…来春の選抜ではどうなる 横浜(関東・神奈川)が松坂大輔を擁した1997年以来、27年ぶり2度目の明治神宮大会優勝を果たした。 25日に行われた高校の部・決勝戦は、横浜と広島商(中国・広島)による伝統校対決。試合を優位に進めたのは後攻の横浜だった。初回に2点を挙げると、2回にも2点を追加し、ペースを…
「野球王国」大阪、来春選抜不出場の可能性も 98年ぶりの危機
甲子園優勝経験が6校も!高校野球シーズンを締めくくる神宮大会には、超豪華メンバーが集結する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/8(金) 17:49 シーズン最後の大一番!神宮大会は10校によって優勝が争われる(18年、筆者撮影) 20日に開幕する明治神宮大会(タイトル写真)には、全国10地区の秋季大会優勝校が集結する。地区大会では波乱も多く、来春のセンバツには関東や九州から「甲子園デビュー」の学校もありそうだ…
[高校野球]気が早いですが……見えてきた来春センバツ出場校 楊順行スポーツライター 11/5(火) 0:01 2017年のセンバツ決勝は史上5回目の同一都府県対決(写真:岡沢克郎/アフロ) 来春、第97回選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる、10地区の秋季大会がほぼ終わった。九州大会は優勝が沖縄尚学、準優勝がエナジックスポーツ。沖縄から10年ぶりの2校出場となることがほぼ確実だ。地区大会の結果と地域性などを…
高校野球秋季近畿大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/7(木) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 東洋大姫路が智弁和歌山を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が5-1で智弁和歌山(和歌山1位)を下して17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は近畿から6校選出される…
高校野球秋季関東大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/6(水) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 横浜が健大高崎を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は11月4日に決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が4-3で健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちして17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は関東から4校、東京との比…
来春センバツで「53年ぶりの珍事」起きるか!?複数選出の都道府県2つのみの可能性!【25年センバツへの道】 来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季地区大会は11月から、終盤戦に突入する。3日までに関東、東京、近畿、中国、四国、九州地区の決勝が行われ、7日の東京で全大会が終了する予定となっている。 ここまで、すでに秋季大会上位成績を収め、来年センバツ出場へ大きく前進しているのは、19校。そのうち…
「大阪2強」が滋賀勢に連敗の衝撃!波乱の近畿大会は4強が決まり、センバツに大阪ゼロの危機? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(火) 18:54 大阪桐蔭が滋賀学園に逆転負けを喫し、6年連続のセンバツ出場が遠のいた(筆者撮影) 開幕戦で履正社(大阪1位)が、近畿大会初出場の滋賀短大付(滋賀2位)に1-4で敗れたのに続き、近畿大会3連覇中の大阪桐蔭(大阪2位)も、今夏甲子園8強の滋賀学園(滋賀1位)に2-3で逆転…
高校野球秋季東北大会結果と2025年センバツ出場校予想 10/22(火) 6:00配信 SPAIA イメージ画像阪神甲子園球場,ⒸmTaira/Shutterstock.com 聖光学院が青森山田を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東北大会は10月20日に決勝が行われ、聖光学院(福島1位)が3-2で青森山田(青森1位)を下して7年ぶり2回目の優勝を果たした。 97回目の春は東北から3校選出さ…
「夏の甲子園」スカウト陣の評価を急上昇させた“3選手の実名” 今年の夏の甲子園は、京都国際が関東第一を2対1(延長10回タイブレーク)で破り、初優勝を飾った。高校生のドラフト候補には、最後の大きなアピールの場となった今大会。どんな選手がスカウト陣に評価されたのだろうか。 大会前は有力なドラフト候補が少ないと言われていたが 上位指名の可能性が高いのは、報徳学園の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜を筆頭に、東…
[高校野球]甲子園。47都道府県すべてと対戦して勝ち星があるのはどこ? 楊順行スポーツライター 10/8(火) 0:01 (提供:イメージマート) この夏の甲子園では、大社(島根)が旋風を起こした。初戦でセンバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を下すなどで、ベスト8進出。実はこのジャイキリ、夏の甲子園で島根が兵庫から挙げた初めての白星でもあった。ほかにも、小松大谷が大阪桐蔭を破り、過去夏の甲子園で大阪に5連敗していた石川…
夏の甲子園ベストナイン ドラフト候補が揃う遊撃手で今大会最も輝いたのは… ピッチャーは右投手と左投手を1人ずつ選出 選抜優勝の健大高崎、準優勝の報徳学園など前評判の高かったチームの多くが大会序盤に姿を消し、例年以上に混戦という印象が強い今大会。ドラフト候補としての評価ではなく、あくまで今大会での活躍ぶり、インパクトを基準としてベストナインを選ぶと、以下の顔ぶれとなった。ピッチャーについては右投手…
「このチームで勝たれへんのかと…」甲子園、強打・大阪桐蔭“衝撃の完封負け”はなぜ起きた? 理想のフルスイングと現実との“ズレ” 目を逸らしてはいけない敗戦、と言えるかもしれない。 2度の春夏連覇を達成し、今大会も6年ぶりの夏の覇権を狙った強豪・大阪桐蔭が2回戦で敗れた。同校が夏の選手権で完封されたのは初めてだという事実が、この敗戦の衝撃を物語っている。 「選手たちとゲーム中も話しましたけれども、試…
[高校野球]現役監督の甲子園勝利数ベスト3は西谷・馬淵・中井。4位は? 楊順行スポーツライター 9/19(木) 0:01 通算勝利数で現役10位のこの人はだれ?(写真:岡沢克郎/アフロ) 「監督さんに40勝をプレゼントできました」 この夏の甲子園。広陵のエース・高尾響は、1失点完投で熊本工に競り勝ち、そういった。この勝利で広陵・中井哲之監督は、甲子園通算40勝。元常総学院などの木内幸男、大垣日大などを率い、先ごろ関…
[高校野球]夏の甲子園、「令和」になってもっとも勝っている都道府県は? 楊順行スポーツライター 9/13(金) 0:00 (写真:岡沢克郎/アフロ) 高校野球はこれから、秋の都道府県大会が佳境。こちらは、ようやく夏の甲子園の結果を自分のデータベースに反映し終えたところだ。初出場の新潟産大付が白星を挙げ、新潟県が春夏通じて令和初勝利。まだ令和の勝ち星がないのは、宮崎県のみとなった。 令和6年。2020(令和2)年…
夏の甲子園「朝夕二部制」は定着するか? 成果もあったが課題は山積! 4試合で導入すると終了時刻は? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/10(火) 12:03 今夏の甲子園では「朝夕二部制」が3日間、実施された。本格導入はあるか(筆者撮影) 関西では9月も中旬だというのに連日、35度を超える猛暑が続いている。実感としては「酷暑」が正しい。近年の夏の甲子園は、その酷暑との戦いでもある。さまざまな対策が講じられて…
「低反発バット」で大きく変わった高校野球の勢力図! 本塁打激減→強豪敗退で甲子園に異変が起こった! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/4(水) 13:38 夏の甲子園は京都国際が関東一を破り、初優勝を果たした(写真は京都大会で筆者撮影) 夏の甲子園は京都国際が、京都勢として68年ぶりの選手権優勝を果たした。春の近畿大会で優勝していたとはいえ、レベルの高い近畿勢にあっては、大阪桐蔭や報徳学園(兵庫)、智弁…
大社も驚いた早実の「5人内野」シフト。雌伏の時を過ごした名将はここまで準備していた ターニングポイントになった試合 8月17日行われた夏の甲子園3回戦。早稲田実業高(以下、早実)は大社高に延長11回タイブレークの末に敗れるも、その戦いぶりと、試合後の和泉実監督の振る舞いなどから「グッドルーザー」と称賛された。 今夏の西東京大会前、早実の評判は「そこまで」高くはなかった。昨秋はベスト4に進出しているが、春…
九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の…
近畿大会3連覇の大阪桐蔭に、またも怪物級投手が出現! あのドラフト1位投手と同じ軌跡を辿る! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/6(月) 22:19 大阪桐蔭の189センチの大型右腕・森は、先輩の前田と同じ軌跡を描く(筆者撮影) 秋の近畿大会で、史上初の3連覇を達成した大阪桐蔭にまたも逸材が出現した。189センチの大型右腕・森陽樹(はるき・1年=タイトル写真)だ。初戦の高田商(奈良)との試合で3番手として登板す…
来春も近畿は難航必至? 報徳、近江、履正社、須磨翔風が線上! 抜け出すのはどのチームか? 神宮大会も終わり、高校野球はオフシーズンに入った。8日にはセンバツ21世紀枠の最終候補9校が発表される。同時に一般枠当落線上のチーム関係者は、やきもきしていることだろう。選考で、毎年のように難航するのが近畿地区。今回も線上は力のあるチームが多く、選出枠「6」を巡って議論百出が予想される。 当落線上は報徳、近…
神宮3連覇を逃し「現時点の自分では通用しない」 悔しさの残るマウンドとなった神宮大会。この経験を来年の日本一につなげられるか 【筆者提供】 平嶋は東京都中野区出身。中学時代は稲城シニアでプレーし、当時から大阪桐蔭に憧れを抱いていた。関東圏にも魅力のある強豪校は多いが、「大阪桐蔭で甲子園に行きたい」と地元を離れて大阪へやってきた。入学直後は関西弁に圧倒され、慣れない地での生活に不安もあったが、徐…
【日本ハム】ドラ1大学ナンバーワン左腕・細野晴希 即戦力ではなく1年目は「育成専念」のなぜ あくまで将来を見据えての「熟成」なのだろう。日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21=東洋大)が球団側から破格とも言える「長期育成プラン」を打ち出され注目されている。 大学ナンバー1左腕の呼び声が高い細野は17日に東洋大・白山キャンパス内で球団スカウトらと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高、年俸130…
球速120キロ未満→158キロ“ドラ1”へ 未来を見据えた指導…育成年代に必要な“見極め” 恩師が語る東洋大・細野晴希投手の中学時代…まずは“食べる努力”から 先月26日のドラフト会議で、日本ハムから1位指名を受けた東洋大・細野晴希投手。今ドラフト候補で最速の158キロを投じる左腕だが、東海大菅生中等部時代は体が小さく、球速も120キロに満たないピッチャーだったという。“ドラ1”の剛腕として名を馳せるようにな…
大阪桐蔭にビックリ出現“189cmのスーパー1年生”「2年後のドラフト目玉」「異次元のスケール」森陽樹とは何者か? 衝撃の1年生…森陽樹とは何者か? 今年の近畿大会で前田級の衝撃を与えた1年生がいた。前田級とはつまり、2年後のドラフトで主役になり得る逸材ということだ。 森陽樹――宮崎県延岡市出身の16歳である。初戦の高田商業(奈良)戦と準々決勝・報徳学園(兵庫)戦に登板し、とりわけ勝てば来春のセンバツ切…
中国大会準Vの創志学園に感じた伸びしろ 名将が示した成長を促すための“引き出し” 11/6(月) 18:05配信 18 コメント18件 Full-Count 創志学園は秋季中国大会準V、伸びしろは「ここ一番」の勝負強さ 創志学園・門馬敬治監督【写真:喜岡桜】 高校野球の秋季中国大会は5日、岡山のマスカットスタジアムで決勝戦が行われ、広陵(広島)が創志学園(岡山)を2-1で下し、3年連続14回目の優勝を果たした。惜しく…
2023年プロ野球ドラフト会議特有の例年と変わった点について考察する 2023年のドラフト会議は例年といくつか相違点があったので、背景と個人的な考え含めて、考察していきたいと思う。 【独立リーグからの支配下指名が過去最多、2位指名2人という例年にない独立リーグ指名ラッシュはなぜ起きたのか】 2023年ドラフトにおいて、独立リーグからの指名は全体で23人(支配下6名、育成17名)と過去最高である。(20…
大阪2強の明暗分かれる! 大阪桐蔭は安泰、履正社はセンバツ微妙に 近畿のセンバツ出場校はどこだ? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(日) 23:59 大阪桐蔭は宿敵・報徳を1点差で破り、5年連続のセンバツを確実にした(筆者撮影) 近畿大会は2週目に入り、4強が出揃った。近畿のセンバツ出場枠は「6」で、準決勝進出チームの選出は確実になった。大阪桐蔭(大阪1位)は、報徳学園(兵庫1位)を1点差で振り切って5年…
【ドキュメント】あの夏、大谷翔平が甲子園を震撼させた「二本のライナー」帝京・伊藤拓郎、阿部健太郎が肌で感じた「怪物の片鱗」 右肘靭帯の損傷が発覚して以降もバッターとして活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平。2位に10本差をつけているホームランはもちろん、3差2位の打点、3位につける首位打者のタイトル獲得も可能性があり、三冠王の期待も抱かせている。そんな大谷が花巻東高校時代に夏の聖地で残した怪物の片鱗を、…
佐々木麟太郎の米留学決断 「早熟化」も進むメジャー目指す新たな道となる可能性 高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した…
草野球から“奇跡の復活”、「元ドラ1」野中徹博が歩んだ「不屈の野球人生」 甲子園では球史に残る投手戦 昨オフも12球団で計129人が戦力外通告を受けた。近年は独立リーグなどでプレーを続け、NPB復帰をはたした例もあるが、それほど多くはない。そんな厳しい実力社会において、1度は現役を引退しながら、5年後にNPB復帰をはたし、通算10年目で初勝利を挙げた“不屈の男”がいる。 男の名は野中徹博。中京高(現・中京大…
今秋の背番号「10」に隠れた、指揮官の決断 今朝丸は新チームで背番号10を背負ってマウンドに立つ 【写真:沢井史】 夏の県大会5回戦。報徳学園と実力は県内で双璧とされている神戸国際大付と激突した。 1-1の同点で迎えた4回。1死一塁からマウンドを受け継いだ今朝丸だったが、3番の久保勇吹に適時打を許して勝ち越された。さらに7回には二死二塁のピンチで6番の井関駿翔に投じたフォークを捉えられ、レフトへ運ばれ…
馬淵監督「12万8000人の高校球児の代表として世界大会に臨めるチーム」世界一の選手たち労う【U-18日本代表会見】 ■野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表 優勝記者会見 WBSC U‐18W杯の決勝で台湾を下し、悲願の初優勝を果たした野球のU‐18日本代表が11日に帰国し、会見した。 スモールベースボールを掲げ、決勝では3連続バントで逆転に成功した日本代表。チームを率いた馬淵史郎監督は「高校野球の代表が、ああいう…
江川卓が「僕の高校時代より速い」と評した右腕は? 甲子園で剛腕披露も、プロで苦しんだ「未完の大器」たち 高校生投手の歴代最速は、2019年に大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)がマークした163キロ、甲子園大会では01年に日南学園・寺原隼人(元ソフトバンク、横浜など)が記録した158キロがトップ(いずれもスカウトのスピードガンが計測)。この両人をはじめ、ランキング上位の投手の多くがプロで活躍しているが、その一方…
「サインばれているのかな」仙台育英“じつは超不利だった”日程・相手…あの決勝前、須江航が初めて吐いた弱音「エネルギーが尽きてきました」 肌が弱いのだろう、日焼けで赤く腫れた顔がいつも以上に痛々しかった。 「そろそろエネルギーが尽きてきました。あと1試合ですけど、東北6県のみなさんや、宮城のみなさんは、明後日の2時、西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら、みなさんの気持ちを持って戦いたいと思い…
真夏の甲子園を彩った球児たち 今大会最注目選手の花巻東・佐々木麟太郎は3割7分5厘の結果に 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。 ■佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年) ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7…
「筑波山でなく富士山登る」「目の前の3秒やりきる」…4強の土浦日大、躍進の理由 第105回全国高校野球選手権記念大会で、茨城県勢20年ぶりの4強入りを果たした土浦日大。この1年、選手や小菅勲監督は、全国で勝ち上がるための練習に本気で取り組み、それを着実に大舞台で披露した。 脅威の集中打 甲子園で1回に5得点以上の「ビッグイニング」を作り出したのは実に3度。チームの代名詞にもなった。専大松戸(…
ライバル校へ“禁断の移籍”で非難も 複数チームを甲子園に導いた高校野球の名将たち 開催中の夏の甲子園大会で、専大松戸・持丸修一監督が、8月12日の初戦(2回戦)で東海大甲府を下し、甲子園春夏通算8勝目を挙げた。持丸監督はこれまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸の計4校を春夏の甲子園に導いており、佐賀商、千葉商、印旛、柏陵を率いた蒲原弘幸監督と並ぶ大会最多記録になる。そして、この両監督以外にも、複数…