ダブルエースいなくても、東洋大姫路が秋春連続で近畿の王者に!これで夏の甲子園がぐっと近づいた? 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 6/4(水) 7:01 33 秋に続き東洋大姫路が近畿王者に!春の王者は毎年、夏の甲子園に出ている(筆者撮影) 秋に圧倒的な強さで近畿大会を制した東洋大姫路(兵庫=タイトル写真)が、春も優勝して秋春連覇を果たした。センバツに直結する秋と違って、春の地区大会の注目度は決し…
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因縁の甲子園「俺は仁村家にとって悪人やな」 9回2死からの奇跡…中日でも続いた友情 1979年夏の甲子園初戦、牛島和彦氏は仁村徹から起死回生の同点弾を放った 最後の夏で、まさに起死回生の一発だった。元中日、ロッテ投手の牛島和彦氏(野球評論家)は浪商(大阪)で投手としてだけではなく、5番打者としてもシュアな打撃で注目を集めたが、高校時代に「球場で放ったホームランは1本だけ」。それが飛び出したのが1979年…
敬遠指示に吠えて“造反”…ベンチの監督に「黙って見とけ」 疲労困憊でも貫いた意地 1979年選抜決勝で敬遠指示に激怒…伝令の選手を怒鳴りつけた 甲子園のマウンドでベンチに向かって吠えた。1979年選抜大会で、牛島和彦投手(元中日、ロッテ)と香川伸行捕手(元南海)の黄金バッテリーを擁する浪商(大阪)は決勝に進出した。箕島(和歌山)に敗れて準優勝だったが、注目度は格段とアップした。そんな中、伝説になってい…
最強打者の骨折で「甲子園は無理かも」 溢れた“悲観的”な声…突然回ってきた4番 牛島和彦氏は2年の秋季大会で準優勝も…近畿大会を前に香川伸行捕手が離脱 「甲子園出場は無理じゃないか」の声に発奮した。1978年の秋季近畿大会で牛島和彦投手(元中日、ロッテ、現・野球評論家)がエースの浪商は優勝し、2年連続での選抜出場をつかんだ。1回戦は興国に9-2(8回コールド)、準々決勝は東洋大姫路(兵庫)に6-5、準決勝は…
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ダブルエースいなくても、東洋大姫路が秋春連続で近畿の王者に!これで夏の甲子園がぐっと近づいた? 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 6/4(水) 7:01 33 秋に続き東洋大姫路が近畿王者に!春の王者は毎年、夏の甲子園に出ている(筆者撮影) 秋に圧倒的な強さで近畿大会を制した東洋大姫路(兵庫=タイトル写真)が、春も優勝して秋春連覇を果たした。センバツに直結する秋と違って、春の地区大会の注目度は決し…
[高校野球]四国大会優勝の明徳義塾・馬淵史郎監督。甲子園の黒星では歴代1位に 楊順行 スポーツライター 5/7(水) 0:01 21 甲子園通算勝ち星1位の大阪桐蔭・西谷浩一監督は優勝回数でもトップ(写真:岡沢克郎/アフロ) 高校野球の春季四国大会は明徳義塾が2年ぶり13回目の優勝。明徳はセンバツにも16回目の出場を果たしており、この秋で70歳になる馬淵監督にとって、甲子園春夏通算で38回の出場は、智弁和歌山…
春の近畿大会は夏の前哨戦!甲子園には直結しないけど、優勝校にはとても大きなアドバンテージがあった! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 5/14(水) 7:01 10 6年前の奈良開催では、近江が神戸国際大付との延長戦を制して優勝した(筆者撮影) 春の大会が全国で開かれている。直接、甲子園につながるわけではないし、夏前の貴重な週末ともなれば、全国的な有名校、強豪校との手合わせもしたいだろう。春の近畿大…
1県1校定着前の滋賀勢は、地方大会で50回も負けた!夏の京滋大会わずか4勝など、苦難の歴史を振り返る 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 5/2(金) 13:18 38 京滋大会の主会場だった西京極(わかさスタジアム)。平安の独壇場だった(筆者撮影) 先日、奈良の天理と智弁学園の強固なライバル関係を紹介した際、かつては「紀和大会」で夏は両県から1校しか出られなかったと書いた。1978年の60回大会以降、1県1校49…
これぞ究極のライバル天理と智弁!半世紀以上、甲子園を懸けて戦ってきた両校のすごいデータの数々! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 4/22(火) 7:01 37 奈良でしのぎを削る天理と智弁学園。ライバル関係は半世紀以上にも及ぶ(筆者撮影) 高校野球は、都道府県内に強力なライバルが存在すると、レベルが上がると言われている。確かに「1強」状態で、毎年のように甲子園に来るチームは、甲子園ではそこそこ勝て…
[高校野球]センバツ直近5大会で優勝4回。2020年代は関東の時代になるのか? 都道府県ランキング② 楊順行 スポーツライター 4/16(水) 0:00 26 10年前、2015年の夏を制したのは神奈川・東海大相模(写真:岡沢克郎/アフロ) 横浜(神奈川)が19年ぶり4回目の優勝を飾った第97回選抜高校野球大会。これで2021年=東海大相模(神奈川)、23年=山梨学院、24年=健大高崎(群馬)と、ここ5年のうち4大会を関東勢が制したこと…
[高校野球]横浜、センバツ史上初の3元号優勝で関東勢が強い! 都道府県ランキング 楊順行 スポーツライター 4/15(火) 0:01 18 (写真:岡沢克郎/アフロ) 第97回選抜高校野球大会は、横浜が2006年以来19年ぶり、センバツでは4回目の優勝を果たした。横浜は1973(昭和48)年、98(平成10)年にも優勝しており、センバツ史上初の3元号Vを達成している。昨秋の神宮大会も優勝。新チーム結成から20連勝での秋春連覇は…
名伯楽と元ドラ1戦士が率いる古豪2校は、かつての「大阪私学7強」の一角!「大阪2強」を脅かすか? 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 4/15(火) 7:00 26 戦前から甲子園で活躍する大体大浪商は昨年、創部100周年を迎えた(筆者撮影) センバツで98年ぶりに出場なしとなった大阪勢。ここ20年余りは、大阪桐蔭と履正社の「大阪2強」が他を圧倒しているが、大阪高校球界の長い歴史に燦然と輝く足跡を残した名門校に…
龍谷大平安の新監督に名左腕の川口氏!近江も小森新監督誕生!京滋の名門が、新世代の指導体制へ! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 4/2(水) 13:18 16 名門・龍谷大平安の新監督に決まった甲子園準優勝の川口知哉氏(右=筆者撮影) 近畿の名門校の監督が代替わりしている。センバツで準優勝した智弁和歌山は、すでに甲子園68勝の高嶋仁氏(78)から、中谷仁監督(45)にバトンが渡り、4年前の夏の優勝に続く今…
初の甲子園でベスト4に進出。浦和実業の歴史を作ってきた辻川正彦監督とは? 上原伸一 ノンフィクションライター 3/27(木) 19:03 6 明日28日は甲子園球場で準決勝が行われる予定だ(写真:アフロ) 近くて遠い存在だった浦和学院 春・夏通じて初の甲子園でベスト4に進出。春の選抜での浦和実業の躍進が目覚ましい。もともと浦和実業は地力がある。昨秋の関東大会でも4強になり、準決勝では明治神宮大会王者の横…
[センバツ高校野球]日本ハム・山崎福也が名を残す大会記録とは? 楊順行 スポーツライター 3/10(月) 0:01 日大三高時代、打ってもすごかった山崎福也(写真:岡沢克郎/アフロ) 社会人野球・東京ガスの取材に行った。窓口になってくれたのは、我如古盛次マネージャー。その名前にピンと来た人は、かなりの高校野球通だ。我如古といえば2010年、センバツで優勝した興南(沖縄)の主将にして三塁手。打っては三番で、関西(…
[センバツ高校野球]優勝候補は? 直近10大会のベスト4で地区別の番付をつくってみた 楊順行 スポーツライター 3/7(金) 12:21 根尾昂は大阪桐蔭3年の春、史上唯一の2年連続優勝投手に(写真:岡沢克郎/アフロ) 第97回選抜高校野球大会(3月18日〜)の組み合わせが決まった。 1回戦では健大高崎(群馬)と明徳義塾(高知)という優勝候補が激突し、昨秋の神宮大会を制し、公式戦無敗の横浜(神奈川)は、市和歌山と対戦。…
健大は明徳と強豪対決!早実と高松商は、第1回センバツ決勝カードの再現!好カードずらりのセンバツ抽選会 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 3/7(金) 16:26 センバツ抽選会で、健大高崎と明徳、早実と高松商など好カードが決まった(筆者撮影) 18日に開幕するセンバツ高校野球大会の組み合わせ抽選会が、大阪市内で行われた。連覇を狙う健大高崎(群馬)が明徳義塾(高知)と。神宮大会優勝の横浜(神奈川)は市和歌山…
神宮で苦杯の横浜と昨春王者・健大へのライバル心!センバツで関東2強を撃破して初優勝を狙う東洋大姫路! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 3/1(土) 6:50 勝利を喜ぶ東洋大姫路の阪下。関東2強へのライバル心も旺盛で優勝を狙う(筆者撮影) 3月1日、全国一斉に練習試合が解禁となる。今春は3月の第1土曜が1日だったこともあり、解禁日がこれまでで最も早くなった。ルールとしては、3月の第1土曜から練習試合ができる…
センバツ連覇を狙う158キロ右腕に、神宮王者の「松坂二世」! 「関東2強」の投手力は凄まじい! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 2/25(火) 13:28 昨春の優勝に貢献した健大高崎の石垣は、最速158キロを誇る剛腕だ(筆者撮影) センバツは投手力と言われてきた。長い冬を越して、まだまだ攻撃陣が目覚める前に行われる春の甲子園で、投手優位は当たり前。さらに昨春から導入された「低反発新基準バット」(新バット)…
東洋大姫路の名将・岡田監督は現役時代、センバツ史に残る「雨中の名勝負」に出て、珍しい体験をしていた! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 2/17(月) 12:05 東洋大姫路の岡田監督は現役時代、主将としてセンバツで4強入りしていた(筆者撮影) センバツに3年ぶりの出場が決まった東洋大姫路(兵庫)は、近畿大会で優勝し、神宮大会でも優勝した横浜(神奈川)と互角の延長戦を演じるなど、本大会でも西日本を代表する…
センバツ大阪勢ゼロの衝撃止まず!やはり大阪桐蔭が勝たないと!かつてコールド負け→24連勝もあった! 森本栄浩 毎日放送アナウンサー 2/9(日) 7:01 近畿大会初戦で滋賀学園に敗れ、がっくり引き上げる大阪桐蔭の選手たち(筆者撮影) 98年ぶりの大阪勢センバツゼロの衝撃は止まない。「大阪2強」と称される大阪桐蔭と履正社は、昨年まで14年連続で、いずれか、または双方がセンバツに出ていた。その2強が近畿大会で…
近畿のセンバツ出場校にまつわる不思議! 「大阪枠」はなくなったけど、まだ残る「もう一つの謎」とは? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 2/2(日) 7:01 波紋を広げる大阪勢不在のセンバツ。しかし近畿にはまだ一つ、謎がある(筆者撮影) 衝撃の「98年ぶり大阪勢センバツゼロ」の発表から、10日近くが経った。センバツに深く関わる身からすれば、一抹の寂しさを禁じ得ない。ただ、発表直後の反応は概ね好意的で、「いい選…
ここ10年「甲子園優勝投手」は活躍しているか センバツ組は苦戦、夏は成功の傾向も 3月18日に開幕するセンバツ高校野球の出場校32校が発表された。連覇を狙う健大高崎、昨年秋の明治神宮大会で優勝した横浜、激戦区の近畿を制した東洋大姫路などが有力校として挙げられる。甲子園大会と言えばやはり大きな話題となるが優勝投手だ。一時は“甲子園優勝投手はプロで大成しない”というジンクスがまことしやかに囁かれることも…
21世紀枠 校名 都道府県 出場回数 壱岐 長崎 初出場 横浜清陵 神奈川 初出場 北海道 校名 都道府県 出場回数 東海大札幌 北海道 10年ぶり7回目 東北 校名 都道府県 出場回数 聖光学院 福島 3年ぶり7回目 青森山田 青森 2年連続4回目 花巻東 岩手 3年ぶり5回目 関東 校名 都道府県 出場回数 横浜 神奈川 6年ぶり17回目 健大高崎 群馬 3年連続8回目 浦和実 埼玉 初出場 千葉黎明 千葉…
甲子園には関係ないけれど… 春の近畿優勝校は夏の甲子園鉄板か? 王者は7大会連続で夏の甲子園に! 春の地区対大会は甲子園に直結しない。とは言え、夏のシード権が懸かるだけでなく、好成績だったチームには勢いがつく。近畿の春の王者は、確実に夏の甲子園に出ているという、近年のデータもあるほどだ。 惜敗の智弁和歌山は秋の悔しさ晴らした? 春の近畿大会は、センバツ出場校と秋に不振だった名門が決勝で顔…
夏の甲子園「久々の出場を期待できる5校」 東京、大阪など激戦区で“古豪復活”の予感も 高校野球の春の地区大会は14日に開幕する東北大会を残しているが、22日には早くも北北海道、南北海道、沖縄で夏の地方大会が開幕し、甲子園出場をかけた戦いがスタートする。昨年は慶応(神奈川)が実に107年ぶりとなる優勝を果たして話題となったが、このようにかつての強豪校が躍進を果たすと甲子園が盛り上がることが多い。そこで…
春に評価上げた「高校生のドラフト候補」 新たに浮上した選手、下級生には“来年の目玉”候補も 春季大会で浮上してきた選手について、下級生も含めてピックアップしてみたいと思う。 選手の中で評価を上げた印象を受けるのが小船翼(知徳・投手)と石塚裕惺(花咲徳栄・遊撃手)の2人だ。小船は3月30日に行われた地区予選の御殿場西戦では151キロをマークし、18奪三振で2失点完投。続く県大会初戦の浜松城北工戦では体調…
王国・大阪の高校野球に“異変”? 大阪桐蔭&履正社が破れ他校が躍進、“二強時代”は変わるか 5月に入り、全国各地で行われている高校野球の春季大会も佳境を迎えている。直接甲子園出場には関わる大会ではなく、入学したばかりの1年生を試しているチームもあるが、夏のシード権にかかわってくる地域も多く、そういう意味では気の抜けない大会とも言えるだろう。 そんな中で話題となっているのが大阪だ。近年は大阪桐蔭…
春の近畿大会は、大阪桐蔭、報徳の実力ワンツーが不在! 昨秋の優勝校が全て敗退した近畿の夏はどうなる? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 5/22(水) 14:04 兵庫で開催される春の近畿大会。地元の須磨翔風は秋に続き、2位だった(筆者撮影) 春の近畿大会は、兵庫の明石トーカロ球場で今週末から開催される。地元・兵庫から3校、残る府県からは優勝校が出場し、計8校での優勝争いとなる。組み合わせは以下の通り。 A…
異色の社長兼任監督率いる大院大高が大阪桐蔭、履正社を撃破!2強時代に風穴あける春季大会Vの衝撃 新時代の幕開けか。 12日の春季高校野球大阪府大会決勝で、大阪学院大高が興国を4-1で下して初優勝。4回戦で履正社、準々決勝で大阪桐蔭と両横綱を撃破した勢いそのままに、大阪の頂点に立った。 「大阪桐蔭、履正社に勝ってプレッシャーになっていたが、一試合一試合強くなった。高校生の成長はすごい」とは、昨年3月…
大阪桐蔭が負けた! 近江もライバルに苦杯! 「黄金週間」に春の嵐か? 近畿で波乱が相次ぐ 春の府県大会も終盤戦。「黄金週間」は各地で熱戦が繰り広げられ、波乱も相次いだ。前週の報徳学園(兵庫)に続いて衝撃的だったのが大阪桐蔭の敗退で、近江(滋賀)も決勝で敗れるなど、センバツ組の苦戦が続いている。 大阪桐蔭は失策絡みで逆転許す 大阪桐蔭は府大会の準々決勝で、大阪学院大高に1-2で敗れた。9回に失策…
センバツ直近10大会の勝利数ランキング。横綱・大阪桐蔭をしのぐ勝率1位は? 第96回選抜高校野球大会は、健大高崎が群馬県勢初めての優勝を飾った。準優勝の報徳学園(兵庫)は、これも大会史上初めて2年連続準優勝。大会通算40勝に到達し、高松商(香川)を抜いて7位となった。チーム別勝利数順位は以下がベスト20。表はチーム名、都道府県、勝敗、勝率、優勝回数の順。引き分けは除く。 1 東 邦(愛 知) 58-26 .690 5…
[高校野球]センバツは低反発バットで投高打低。夏はどうなる? 健大高崎が群馬県勢として初めての優勝を飾った第96回選抜高校野球大会。終了から1カ月、自身の高校野球データベースを更新しながら、ふと考えた。低反発バットの導入で投高打低だったこのセンバツ、1試合に要する時間はどの程度だったのだろう。 「打低」が顕著だったのは、数字からも明らかだ。全31試合でホームランがわずか3本(うち1本はランニング本塁打)…
センバツで評価を上げた野手10選 捕手の箱山に加え、外野手にもドラフト上位候補が揃う 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップ。投手編に続いて今回は野手編をお届けする。 箱山遥人(健大高崎/3年/捕手) 大会前から…
センバツで評価を上げた投手10選 ドラ1候補に躍り出た報徳学園・今朝丸が筆頭格 健大高崎の初優勝で幕を閉じた第96回選抜高校野球。今大会はドラフト候補という観点で見ても、投手、野手ともに楽しみな選手が多く、大いに盛り上がった。そこで、今回のセンバツで評価を上げた選手を下級生も含めて、投手、野手それぞれに10人ピックアップしたい。まずは投手編だ。 今朝丸裕喜(報徳学園/3年) 今大会、最も強いインパ…
甲子園初制覇の健大高崎は昨夏王者・慶應と対照的な「丸刈り」で気合い表現 “昭和の根性論にもほどがある!”の快挙 春のセンバツ甲子園決勝で報徳学園(兵庫)を破り、群馬県勢として初めてセンバツを制した健大高崎。昨夏の甲子園では、優勝した慶應義塾(神奈川)が髪型自由のエンジョイ・ベースボールで話題をさらったが、健大高崎ナインはそれとは対照的な「丸刈り」のチームだ。 健大高崎では、大会期間中に…
2年連続センバツ準優勝 報徳学園はなぜ「専用グラウンド」もないのに、名門校と渡り合えたのか? 「公立高校の方が立派な施設を持っています」 今年の選抜高校野球は3月31日、健大高崎(群馬)が報徳学園(兵庫)を3対2で破り、春夏通じて初優勝を飾った。高校ナンバーワン捕手の呼び声高いキャプテンの箱山遥人を中心に力のある野手が揃い、佐藤龍月と石垣元気という左右の二枚看板が見事な投球を見せ、優勝にふさわしい戦…
“飛ばないバット”でも「長打は必要。悔しさ100%」報徳学園センバツ2年連続準V…“夏への宿題”は「ロースコアに持ち込めば」以上の力 最後までスタイルを貫き、頂点に手が届くところまで迫った。報徳学園は今センバツ、守備でも攻撃でも甲子園で勝つ見本を示した。昨年の決勝でもスタメン出場した3番・サードの西村大和選手は悔しさの中に、1年前とは違う手応えを感じていた。 「練習でも試合でも、チーム全体で球際…
「やれば出来る」の初出場優勝・済美/センバツ・旋風の記憶[2004年] 楊順行スポーツライター 3/12(火) 0:00 上甲正典監督(写真は2013年)(写真:岡沢克郎/アフロ) ♪「やれば出来る」は 魔法の合いことば 時の首相が所信表明演説で使ったこともある「やれば出来る」。2004年のセンバツで初出場優勝を遂げた、済美(愛媛)の校歌の一節だ。 02年4月。男女共学化と同時に野球部が創設された済美は、1988年のセンバ…
優勝候補を次々に撃破した新湊フィーバー/センバツ・旋風の記憶[1986年] 楊順行スポーツライター 3/13(水) 0:00 リニューアル前の甲子園(写真:アフロ) こういうのを、旋風というのだろう。1986年センバツ。前年秋のチーム打率.291で、出場32チーム中最下位だった新湊(富山)が、次々と優勝候補を倒してベスト4まで進んだのだ。 率いたのは、檜物政義監督。仏壇漆塗りの「塗師」として生計を立てながら、母校の指…
ライバルであり仲間でもあるWエース 投手陣の柱は佐藤(右)、石垣(左)の新2年生コンビ。練習も食事も常に一緒だというWエースは、互いに刺激を受け、与えながら成長してきた。初の甲子園でどんなピッチングを見せるのか 【YOJI-GEN】 扇の要に座る箱山がリードするのが、左腕・佐藤龍月、右腕・石垣元気の新2年生コンビだ。早くも2025年のドラフト候補に名が挙がる。 佐藤は、中学時代(東京城南ボーイズ)にWBS…
星稜のエース・佐宗翼(2年)は、1年夏に甲子園のマウンドをすでに経験するなど名門のマウンドを守り続けてきた。今春はエースとして3度目の大舞台に臨む。昨秋は公式戦9試合に登板し、高い制球力でチームを明治神宮大会優勝まで押し上げた。甲子園でももちろん、悲願の全国優勝に向け最後まで腕を振り続ける。
「超激戦ブロック」を勝ち抜けるか大阪桐蔭 4強最右翼は? 投手優位確実のセンバツを展望する! 開幕目前の第96回センバツは、5年ぶりに大会前甲子園練習が復活し、選手たちは憧れの甲子園で汗を流した。組み合わせ抽選の結果、強豪集中ブロックがあり、優勝争いは予断を許さない。16カードを4つに分けて、展望してみたい。(文中の学年は4月からの新学年) Aブロック 神宮王者の星稜中心も、力のあるチーム多数 八…
意外! 池田の"さわやかイレブン"、実は12人いた?/センバツ・旋風の記憶[1974年] いまから50年前の1974年、センバツ。バックネットに直接ぶつかる大暴投から、大会が始まっている。投げたのは、池田(徳島)のエース・山本智久。開会式直後の第1試合、投球練習の第1球を、意図的に大暴投したのだ。 池田といえば71年夏、初めて甲子園に出場し、春はこの年が初めてだった。率いるのは、蔦文也。のちに"山びこ打線"と呼ばれる…