[高校野球]2024年のデキゴト③夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 楊順行スポーツライター 12/6(金) 0:01 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹)(写真:岡沢克郎/アフロ) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は…
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「野球王国」大阪、来春選抜不出場の可能性も 98年ぶりの危機
甲子園優勝経験が6校も!高校野球シーズンを締めくくる神宮大会には、超豪華メンバーが集結する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/8(金) 17:49 シーズン最後の大一番!神宮大会は10校によって優勝が争われる(18年、筆者撮影) 20日に開幕する明治神宮大会(タイトル写真)には、全国10地区の秋季大会優勝校が集結する。地区大会では波乱も多く、来春のセンバツには関東や九州から「甲子園デビュー」の学校もありそうだ…
[高校野球]気が早いですが……見えてきた来春センバツ出場校 楊順行スポーツライター 11/5(火) 0:01 2017年のセンバツ決勝は史上5回目の同一都府県対決(写真:岡沢克郎/アフロ) 来春、第97回選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる、10地区の秋季大会がほぼ終わった。九州大会は優勝が沖縄尚学、準優勝がエナジックスポーツ。沖縄から10年ぶりの2校出場となることがほぼ確実だ。地区大会の結果と地域性などを…
高校野球秋季近畿大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/7(木) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 東洋大姫路が智弁和歌山を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が5-1で智弁和歌山(和歌山1位)を下して17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は近畿から6校選出される…
高校野球秋季関東大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/6(水) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 横浜が健大高崎を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は11月4日に決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が4-3で健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちして17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は関東から4校、東京との比…
来春センバツで「53年ぶりの珍事」起きるか!?複数選出の都道府県2つのみの可能性!【25年センバツへの道】 来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季地区大会は11月から、終盤戦に突入する。3日までに関東、東京、近畿、中国、四国、九州地区の決勝が行われ、7日の東京で全大会が終了する予定となっている。 ここまで、すでに秋季大会上位成績を収め、来年センバツ出場へ大きく前進しているのは、19校。そのうち…
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[高校野球]2024年のデキゴト③夏の甲子園は史上初のタイブレーク決着。だけど…… 楊順行スポーツライター 12/6(金) 0:01 2006年夏のようなドラマは生まれにくい(写真は早稲田実・斎藤佑樹)(写真:岡沢克郎/アフロ) 夏の甲子園は、中崎琉生と西村一毅、両左腕の安定感が光った京都国際が初優勝。京都勢が「夏」を制するのは、1956年の平安(現龍谷大平安)以来、なんと68年ぶりだった。しかも関東第一(東東京)との決勝は…
今年は改革元年?「新バット導入」で激変した24年の高校野球総括!勝敗を分けた特徴的傾向を徹底分析する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 12/4(水) 13:17 夏の甲子園は、投手力の京都国際が初優勝を果たした(夏の京都大会から、筆者撮影) 今年の高校野球は、センバツから導入となった「新基準低反発バット」(新バット)によって、戦い方が大きく変わった。まさに「改革元年」と言っていい。よほど芯でとらえない限り、…
横浜「神宮V」で関東・東京が1枠増!混迷極める“大阪枠”の行方は ◆ 大阪から出場校がなかったのは過去1回のみ…来春の選抜ではどうなる 横浜(関東・神奈川)が松坂大輔を擁した1997年以来、27年ぶり2度目の明治神宮大会優勝を果たした。 25日に行われた高校の部・決勝戦は、横浜と広島商(中国・広島)による伝統校対決。試合を優位に進めたのは後攻の横浜だった。初回に2点を挙げると、2回にも2点を追加し、ペースを…
「野球王国」大阪、来春選抜不出場の可能性も 98年ぶりの危機
甲子園優勝経験が6校も!高校野球シーズンを締めくくる神宮大会には、超豪華メンバーが集結する 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/8(金) 17:49 シーズン最後の大一番!神宮大会は10校によって優勝が争われる(18年、筆者撮影) 20日に開幕する明治神宮大会(タイトル写真)には、全国10地区の秋季大会優勝校が集結する。地区大会では波乱も多く、来春のセンバツには関東や九州から「甲子園デビュー」の学校もありそうだ…
[高校野球]気が早いですが……見えてきた来春センバツ出場校 楊順行スポーツライター 11/5(火) 0:01 2017年のセンバツ決勝は史上5回目の同一都府県対決(写真:岡沢克郎/アフロ) 来春、第97回選抜高校野球大会の出場校選考に重要な資料となる、10地区の秋季大会がほぼ終わった。九州大会は優勝が沖縄尚学、準優勝がエナジックスポーツ。沖縄から10年ぶりの2校出場となることがほぼ確実だ。地区大会の結果と地域性などを…
高校野球秋季近畿大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/7(木) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 東洋大姫路が智弁和歌山を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。近畿大会は11月4日に決勝が行われ、東洋大姫路(兵庫1位)が5-1で智弁和歌山(和歌山1位)を下して17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は近畿から6校選出される…
高校野球秋季関東大会結果と2025年センバツ出場校予想 11/6(水) 6:00配信 SPAIA イメージ画像,ⒸmTaira/Shutterstock.com 横浜が健大高崎を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。関東大会は11月4日に決勝が行われ、横浜(神奈川1位)が4-3で健大高崎(群馬1位)にサヨナラ勝ちして17年ぶり4回目の優勝を果たした。 97回目の春は関東から4校、東京との比…
来春センバツで「53年ぶりの珍事」起きるか!?複数選出の都道府県2つのみの可能性!【25年センバツへの道】 来年2025年春のセンバツ選考の重要参考資料となる秋季地区大会は11月から、終盤戦に突入する。3日までに関東、東京、近畿、中国、四国、九州地区の決勝が行われ、7日の東京で全大会が終了する予定となっている。 ここまで、すでに秋季大会上位成績を収め、来年センバツ出場へ大きく前進しているのは、19校。そのうち…
「大阪2強」が滋賀勢に連敗の衝撃!波乱の近畿大会は4強が決まり、センバツに大阪ゼロの危機? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(火) 18:54 大阪桐蔭が滋賀学園に逆転負けを喫し、6年連続のセンバツ出場が遠のいた(筆者撮影) 開幕戦で履正社(大阪1位)が、近畿大会初出場の滋賀短大付(滋賀2位)に1-4で敗れたのに続き、近畿大会3連覇中の大阪桐蔭(大阪2位)も、今夏甲子園8強の滋賀学園(滋賀1位)に2-3で逆転…
高校野球秋季東北大会結果と2025年センバツ出場校予想 10/22(火) 6:00配信 SPAIA イメージ画像阪神甲子園球場,ⒸmTaira/Shutterstock.com 聖光学院が青森山田を下して優勝 2025年の第97回選抜高校野球大会の選考資料となる秋季大会が各地で行われている。東北大会は10月20日に決勝が行われ、聖光学院(福島1位)が3-2で青森山田(青森1位)を下して7年ぶり2回目の優勝を果たした。 97回目の春は東北から3校選出さ…
「夏の甲子園」スカウト陣の評価を急上昇させた“3選手の実名” 今年の夏の甲子園は、京都国際が関東第一を2対1(延長10回タイブレーク)で破り、初優勝を飾った。高校生のドラフト候補には、最後の大きなアピールの場となった今大会。どんな選手がスカウト陣に評価されたのだろうか。 大会前は有力なドラフト候補が少ないと言われていたが 上位指名の可能性が高いのは、報徳学園の最速151キロ右腕・今朝丸裕喜を筆頭に、東…
[高校野球]甲子園。47都道府県すべてと対戦して勝ち星があるのはどこ? 楊順行スポーツライター 10/8(火) 0:01 (提供:イメージマート) この夏の甲子園では、大社(島根)が旋風を起こした。初戦でセンバツ準優勝の報徳学園(兵庫)を下すなどで、ベスト8進出。実はこのジャイキリ、夏の甲子園で島根が兵庫から挙げた初めての白星でもあった。ほかにも、小松大谷が大阪桐蔭を破り、過去夏の甲子園で大阪に5連敗していた石川…
夏の甲子園ベストナイン ドラフト候補が揃う遊撃手で今大会最も輝いたのは… ピッチャーは右投手と左投手を1人ずつ選出 選抜優勝の健大高崎、準優勝の報徳学園など前評判の高かったチームの多くが大会序盤に姿を消し、例年以上に混戦という印象が強い今大会。ドラフト候補としての評価ではなく、あくまで今大会での活躍ぶり、インパクトを基準としてベストナインを選ぶと、以下の顔ぶれとなった。ピッチャーについては右投手…
「このチームで勝たれへんのかと…」甲子園、強打・大阪桐蔭“衝撃の完封負け”はなぜ起きた? 理想のフルスイングと現実との“ズレ” 目を逸らしてはいけない敗戦、と言えるかもしれない。 2度の春夏連覇を達成し、今大会も6年ぶりの夏の覇権を狙った強豪・大阪桐蔭が2回戦で敗れた。同校が夏の選手権で完封されたのは初めてだという事実が、この敗戦の衝撃を物語っている。 「選手たちとゲーム中も話しましたけれども、試…
[高校野球]現役監督の甲子園勝利数ベスト3は西谷・馬淵・中井。4位は? 楊順行スポーツライター 9/19(木) 0:01 通算勝利数で現役10位のこの人はだれ?(写真:岡沢克郎/アフロ) 「監督さんに40勝をプレゼントできました」 この夏の甲子園。広陵のエース・高尾響は、1失点完投で熊本工に競り勝ち、そういった。この勝利で広陵・中井哲之監督は、甲子園通算40勝。元常総学院などの木内幸男、大垣日大などを率い、先ごろ関…
[高校野球]夏の甲子園、「令和」になってもっとも勝っている都道府県は? 楊順行スポーツライター 9/13(金) 0:00 (写真:岡沢克郎/アフロ) 高校野球はこれから、秋の都道府県大会が佳境。こちらは、ようやく夏の甲子園の結果を自分のデータベースに反映し終えたところだ。初出場の新潟産大付が白星を挙げ、新潟県が春夏通じて令和初勝利。まだ令和の勝ち星がないのは、宮崎県のみとなった。 令和6年。2020(令和2)年…
夏の甲子園「朝夕二部制」は定着するか? 成果もあったが課題は山積! 4試合で導入すると終了時刻は? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/10(火) 12:03 今夏の甲子園では「朝夕二部制」が3日間、実施された。本格導入はあるか(筆者撮影) 関西では9月も中旬だというのに連日、35度を超える猛暑が続いている。実感としては「酷暑」が正しい。近年の夏の甲子園は、その酷暑との戦いでもある。さまざまな対策が講じられて…
「低反発バット」で大きく変わった高校野球の勢力図! 本塁打激減→強豪敗退で甲子園に異変が起こった! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 9/4(水) 13:38 夏の甲子園は京都国際が関東一を破り、初優勝を果たした(写真は京都大会で筆者撮影) 夏の甲子園は京都国際が、京都勢として68年ぶりの選手権優勝を果たした。春の近畿大会で優勝していたとはいえ、レベルの高い近畿勢にあっては、大阪桐蔭や報徳学園(兵庫)、智弁…
大社も驚いた早実の「5人内野」シフト。雌伏の時を過ごした名将はここまで準備していた ターニングポイントになった試合 8月17日行われた夏の甲子園3回戦。早稲田実業高(以下、早実)は大社高に延長11回タイブレークの末に敗れるも、その戦いぶりと、試合後の和泉実監督の振る舞いなどから「グッドルーザー」と称賛された。 今夏の西東京大会前、早実の評判は「そこまで」高くはなかった。昨秋はベスト4に進出しているが、春…
九州王者・熊本国府の強さの秘密は指揮官のトラウマ? 神宮で全国レベルを経験し、満を持して初の甲子園へ 山田監督が甲子園で犯した拭い去れないミス 「じつは僕、やらかしているんですよ」 と語るのは、2023年秋の九州大会を制し、来春のセンバツ出場を決定的なものにした熊本国府の山田祐揮監督だ。 熊本工を卒業し、近大でもプレーした30歳の若き指揮官。高校2年時の2009年夏には、背番号17を付けて甲子園の…
近畿大会3連覇の大阪桐蔭に、またも怪物級投手が出現! あのドラフト1位投手と同じ軌跡を辿る! 森本栄浩毎日放送アナウンサー 11/6(月) 22:19 大阪桐蔭の189センチの大型右腕・森は、先輩の前田と同じ軌跡を描く(筆者撮影) 秋の近畿大会で、史上初の3連覇を達成した大阪桐蔭にまたも逸材が出現した。189センチの大型右腕・森陽樹(はるき・1年=タイトル写真)だ。初戦の高田商(奈良)との試合で3番手として登板す…
来春も近畿は難航必至? 報徳、近江、履正社、須磨翔風が線上! 抜け出すのはどのチームか? 神宮大会も終わり、高校野球はオフシーズンに入った。8日にはセンバツ21世紀枠の最終候補9校が発表される。同時に一般枠当落線上のチーム関係者は、やきもきしていることだろう。選考で、毎年のように難航するのが近畿地区。今回も線上は力のあるチームが多く、選出枠「6」を巡って議論百出が予想される。 当落線上は報徳、近…
神宮3連覇を逃し「現時点の自分では通用しない」 悔しさの残るマウンドとなった神宮大会。この経験を来年の日本一につなげられるか 【筆者提供】 平嶋は東京都中野区出身。中学時代は稲城シニアでプレーし、当時から大阪桐蔭に憧れを抱いていた。関東圏にも魅力のある強豪校は多いが、「大阪桐蔭で甲子園に行きたい」と地元を離れて大阪へやってきた。入学直後は関西弁に圧倒され、慣れない地での生活に不安もあったが、徐…
【日本ハム】ドラ1大学ナンバーワン左腕・細野晴希 即戦力ではなく1年目は「育成専念」のなぜ あくまで将来を見据えての「熟成」なのだろう。日本ハムのドラフト1位・細野晴希投手(21=東洋大)が球団側から破格とも言える「長期育成プラン」を打ち出され注目されている。 大学ナンバー1左腕の呼び声が高い細野は17日に東洋大・白山キャンパス内で球団スカウトらと入団交渉を行い、契約金1億円プラス出来高、年俸130…
球速120キロ未満→158キロ“ドラ1”へ 未来を見据えた指導…育成年代に必要な“見極め” 恩師が語る東洋大・細野晴希投手の中学時代…まずは“食べる努力”から 先月26日のドラフト会議で、日本ハムから1位指名を受けた東洋大・細野晴希投手。今ドラフト候補で最速の158キロを投じる左腕だが、東海大菅生中等部時代は体が小さく、球速も120キロに満たないピッチャーだったという。“ドラ1”の剛腕として名を馳せるようにな…
大阪桐蔭にビックリ出現“189cmのスーパー1年生”「2年後のドラフト目玉」「異次元のスケール」森陽樹とは何者か? 衝撃の1年生…森陽樹とは何者か? 今年の近畿大会で前田級の衝撃を与えた1年生がいた。前田級とはつまり、2年後のドラフトで主役になり得る逸材ということだ。 森陽樹――宮崎県延岡市出身の16歳である。初戦の高田商業(奈良)戦と準々決勝・報徳学園(兵庫)戦に登板し、とりわけ勝てば来春のセンバツ切…
中国大会準Vの創志学園に感じた伸びしろ 名将が示した成長を促すための“引き出し” 11/6(月) 18:05配信 18 コメント18件 Full-Count 創志学園は秋季中国大会準V、伸びしろは「ここ一番」の勝負強さ 創志学園・門馬敬治監督【写真:喜岡桜】 高校野球の秋季中国大会は5日、岡山のマスカットスタジアムで決勝戦が行われ、広陵(広島)が創志学園(岡山)を2-1で下し、3年連続14回目の優勝を果たした。惜しく…
2023年プロ野球ドラフト会議特有の例年と変わった点について考察する 2023年のドラフト会議は例年といくつか相違点があったので、背景と個人的な考え含めて、考察していきたいと思う。 【独立リーグからの支配下指名が過去最多、2位指名2人という例年にない独立リーグ指名ラッシュはなぜ起きたのか】 2023年ドラフトにおいて、独立リーグからの指名は全体で23人(支配下6名、育成17名)と過去最高である。(20…
大阪2強の明暗分かれる! 大阪桐蔭は安泰、履正社はセンバツ微妙に 近畿のセンバツ出場校はどこだ? 森本栄浩毎日放送アナウンサー 10/29(日) 23:59 大阪桐蔭は宿敵・報徳を1点差で破り、5年連続のセンバツを確実にした(筆者撮影) 近畿大会は2週目に入り、4強が出揃った。近畿のセンバツ出場枠は「6」で、準決勝進出チームの選出は確実になった。大阪桐蔭(大阪1位)は、報徳学園(兵庫1位)を1点差で振り切って5年…
【ドキュメント】あの夏、大谷翔平が甲子園を震撼させた「二本のライナー」帝京・伊藤拓郎、阿部健太郎が肌で感じた「怪物の片鱗」 右肘靭帯の損傷が発覚して以降もバッターとして活躍を続けるエンゼルス・大谷翔平。2位に10本差をつけているホームランはもちろん、3差2位の打点、3位につける首位打者のタイトル獲得も可能性があり、三冠王の期待も抱かせている。そんな大谷が花巻東高校時代に夏の聖地で残した怪物の片鱗を、…
佐々木麟太郎の米留学決断 「早熟化」も進むメジャー目指す新たな道となる可能性 高校通算140本塁打を誇る花巻東(岩手)の佐々木麟太郎内野手(3年)が10日、米国の大学留学を決断した。プロ志望届の提出期限が12日、ドラフト会議が26日に迫る中、高校最後の公式戦となった履正社(大阪)戦後に報道陣から進路について問われ「現段階ではプロ志望届を出さずにアメリカの大学に行くことを考えている」と海を渡る姿勢を示した…
草野球から“奇跡の復活”、「元ドラ1」野中徹博が歩んだ「不屈の野球人生」 甲子園では球史に残る投手戦 昨オフも12球団で計129人が戦力外通告を受けた。近年は独立リーグなどでプレーを続け、NPB復帰をはたした例もあるが、それほど多くはない。そんな厳しい実力社会において、1度は現役を引退しながら、5年後にNPB復帰をはたし、通算10年目で初勝利を挙げた“不屈の男”がいる。 男の名は野中徹博。中京高(現・中京大…
今秋の背番号「10」に隠れた、指揮官の決断 今朝丸は新チームで背番号10を背負ってマウンドに立つ 【写真:沢井史】 夏の県大会5回戦。報徳学園と実力は県内で双璧とされている神戸国際大付と激突した。 1-1の同点で迎えた4回。1死一塁からマウンドを受け継いだ今朝丸だったが、3番の久保勇吹に適時打を許して勝ち越された。さらに7回には二死二塁のピンチで6番の井関駿翔に投じたフォークを捉えられ、レフトへ運ばれ…
馬淵監督「12万8000人の高校球児の代表として世界大会に臨めるチーム」世界一の選手たち労う【U-18日本代表会見】 ■野球日本代表「侍ジャパン」U-18 代表 優勝記者会見 WBSC U‐18W杯の決勝で台湾を下し、悲願の初優勝を果たした野球のU‐18日本代表が11日に帰国し、会見した。 スモールベースボールを掲げ、決勝では3連続バントで逆転に成功した日本代表。チームを率いた馬淵史郎監督は「高校野球の代表が、ああいう…
江川卓が「僕の高校時代より速い」と評した右腕は? 甲子園で剛腕披露も、プロで苦しんだ「未完の大器」たち 高校生投手の歴代最速は、2019年に大船渡・佐々木朗希(現ロッテ)がマークした163キロ、甲子園大会では01年に日南学園・寺原隼人(元ソフトバンク、横浜など)が記録した158キロがトップ(いずれもスカウトのスピードガンが計測)。この両人をはじめ、ランキング上位の投手の多くがプロで活躍しているが、その一方…
「サインばれているのかな」仙台育英“じつは超不利だった”日程・相手…あの決勝前、須江航が初めて吐いた弱音「エネルギーが尽きてきました」 肌が弱いのだろう、日焼けで赤く腫れた顔がいつも以上に痛々しかった。 「そろそろエネルギーが尽きてきました。あと1試合ですけど、東北6県のみなさんや、宮城のみなさんは、明後日の2時、西の甲子園の方にパワーを送ってもらえたら、みなさんの気持ちを持って戦いたいと思い…
真夏の甲子園を彩った球児たち 今大会最注目選手の花巻東・佐々木麟太郎は3割7分5厘の結果に 頂点には届かずとも球児たちは最高の舞台で躍動し、印象的な活躍を見せた。表情豊かに誰よりも熱く、そして敗戦の涙すら清々しい。第105回全国高校野球選手権記念大会で心を揺さぶったヒーローたちを紹介する。 ■佐々木麟太郎(花巻東(岩手)・内野手・3年) ささき・りんたろう/今大会最も注目を集めた打者。甲子園では3割7…
「筑波山でなく富士山登る」「目の前の3秒やりきる」…4強の土浦日大、躍進の理由 第105回全国高校野球選手権記念大会で、茨城県勢20年ぶりの4強入りを果たした土浦日大。この1年、選手や小菅勲監督は、全国で勝ち上がるための練習に本気で取り組み、それを着実に大舞台で披露した。 脅威の集中打 甲子園で1回に5得点以上の「ビッグイニング」を作り出したのは実に3度。チームの代名詞にもなった。専大松戸(…
ライバル校へ“禁断の移籍”で非難も 複数チームを甲子園に導いた高校野球の名将たち 開催中の夏の甲子園大会で、専大松戸・持丸修一監督が、8月12日の初戦(2回戦)で東海大甲府を下し、甲子園春夏通算8勝目を挙げた。持丸監督はこれまで竜ヶ崎一、藤代、常総学院、専大松戸の計4校を春夏の甲子園に導いており、佐賀商、千葉商、印旛、柏陵を率いた蒲原弘幸監督と並ぶ大会最多記録になる。そして、この両監督以外にも、複数…