1.はじめに:土器とゲノムがつなぐ過去と現在 下記の記事を書いたきっかけは、2018年~2022年度の文部科学省新学術領域研究(研究提案型)「ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明」(略称:ヤポネシアゲノム)でした。さらに、開催
日本人による日本人のための日本のナレッジフォーラム。 フォーラムとは『討論の場』などといった意味がある。 正解をひとつ探す、のではなく芋づる式にいろんな興味のまま、知りたいことを知っていく、みんなでわかちあう、そんな場でありたい。
はじめに 古代史には、未だ解き明かせていない謎が多く残されています。しかし、古代DNA解析の進展により、これまでの祖先探求にはなかった新たな可能性が開けてきました。この記事では、古代DNA解析による研究成果が、古代史の謎を解明する可能性につ
「ブログリーダー」を活用して、侑果里(ゆかり)さんをフォローしませんか?
1.はじめに:土器とゲノムがつなぐ過去と現在 下記の記事を書いたきっかけは、2018年~2022年度の文部科学省新学術領域研究(研究提案型)「ゲノム配列を核としたヤポネシア人の起源と成立の解明」(略称:ヤポネシアゲノム)でした。さらに、開催
はじめに 私はこれまで、真言宗といえば密教のイメージが強く、神道とはあまり関係がないものだと思っていました。しかし調べてみると、真言宗は日本の神道と非常に密接に関わり、独自の神仏習合の世界を築いてきたことが分かりました。この記事では、真言宗
役行者とは何者か? 役行者(えんのぎょうじゃ)、本名は役小角(えんのおづぬ)は、今から1300年以上前の奈良時代に生きたとされる山の修行者です。修験道の開祖として有名ですが、その実像は謎に包まれています。 実は「役行者」という名前は後からつ
はじめに 16世紀末、日本は戦国乱世のただ中にありながら、すでにグローバルなうねりの中に巻き込まれていました。鉄砲や絹、そしてキリスト教――ヨーロッパからもたらされた新しい価値観や技術は、九州の港町を賑わせ、戦国大名たちの野心を刺激します。
今回は、雄大な富士山がどのようにして神聖視され、噴火という自然現象と深く関わりながら信仰へと発展していったのか、歴史の流れを辿ってみたいと思います。参考にしたのは、植松章八氏の『富士山と仏教信仰』Journal of Fujiology,
カルデラとは大規模な噴火によって地面が陥没した直径2㎞以上の穴である。カルデラ火山の多くは周期が1万年以上と長い。日本には観光名所となっているカルデラが各地にある。 とくに九州と北東北から北海道にかけては第四紀後期(約260万年前以降)の中
はじめに 2023年、現与党の批判的政党として日本保守党という政党が設立された。保守とは何か?答えられるだろうか。その答えを得るために、自虐史観をうえつけられた戦後よりさらに遡り、明治時代の保守を改めて知りたいと思う。 『明治神社誌料 上・
はじめに 今回の記事では、滋賀県にある竹生島で行われている祭事の一つ、蓮華会(れんげえ)について紹介する。蓮華会とは、古くから竹生島で行われている祭事であり、神仏習合的な観点から非常に興味深い内容となっている。調べた内容についてなるべく正確
はじめに 古代史には、未だ解き明かせていない謎が多く残されています。しかし、古代DNA解析の進展により、これまでの祖先探求にはなかった新たな可能性が開けてきました。この記事では、古代DNA解析による研究成果が、古代史の謎を解明する可能性につ
本記事は「ChatGPTを使って 気になる英論を読む」というテーマです。 最近、英語の論文や記事を読みたいと思っても、なかなか読み進めることができない、理解するのに時間がかかる、難しい単語や表現が多くて読むのが辛いという方もいらっしゃるかも
縄文時代のくらしとはどのようなものだっただろうか。以前の記事で縄文時代の人々は植物の種類に応じて、様々な使い方をしていた可能性に着目した。まだ読んでない方はぜひ↓の記事もどうぞ。 本記事では、縄文時代のニワトコ利用の研究を紹介したい。 本記
電気をめぐり今起きていることを知ってほしい。これを読むと電気代の仕組み、再エネが難しい理由、ゲームチェンジャーについて知ることができます。 私たちの生活に直結!電気代をめぐる課題 UnsplashのPierpaolo Riondatoが撮影
ヨーロッパの国々は15世紀中ごろから17世紀に積極的に世界へ進出していた。いわゆる「大航海時代」である。世界進出の目的のひとつはオスマン帝国の関税から逃れ、香辛料などを直接手に入れるためだった。大航海時代に活躍した探検家たちは航海の資金を王
はじめに この記事は、社会人を経験したのち日本の自然を学ぶため大学生になったわたしが研究室のゼミで発表したレジュメである。卒論を書く前の訓練の一環であり、「The narural geography of plants 」という書籍からひと
はじめに 今回は、第50代 桓武天皇について書いていきたいと思う。桓武天皇は、平城京から長岡京、そして平安京への遷都を行った。遷都の背景には、早良親王の祟りへの恐れがあったといわれている。ご存知のように平安京は、現在まで続く京都の町の基礎と
はじめに 大雨や地震は地球の自然現象である。洪水や崖崩れが起きても、そこに人や人の財産がなければ、被害は発生しない。つまり、それは災害ではない。 災害リスクとは自然現象が起こる頻度と危険性の大きさにより決まる。地形や地質は過去の自然改変の履
いわゆる「安定的な皇位継承のあり方を検討する有識者会議」において、政府は皇位継承や皇族に係る諸問題への方策について、方向性を決めている。この有識者会議で決まった方向性等は報告書に取りまとめられており、 内閣府公式ホームページで公開されている
「旧国名」とは 日本には中央と地方諸国をつなぐ7本の幹線道路があった。原型は大化の改新以前からあったようだが、天智・天武朝の頃に本格的に整備された。その7本の道路は「七道」といい、東海道・東山道・北陸道・山陰道・山陽道・南海道・西海道のこと
『延喜式』(50巻)は、第60代天皇「醍醐天皇」の勅を奉じ、平安時代(927年)に律令の施行細則をまとめた法典である。そのうち、巻9と巻10は当時「官社」とされていた神社が一覧となっている。延喜式に掲載されている神社を「式内社」と呼ぶ。Go
鎌倉新仏教とは、平安時代末期頃から鎌倉時代にかけて誕生した日本の仏教のことをいう。”新”仏教と言われると現代人からすれば、「鎌倉時代は十分に古い時代だろう」と違和感を覚えるかもしれない。私自身も違和感を覚えた一人であった。では、何に対して
カルデラとは大規模な噴火によって地面が陥没した直径2㎞以上の穴である。カルデラ火山の多くは周期が1万年以上と長い。日本には観光名所となっているカルデラが各地にある。 とくに九州と北東北から北海道にかけては第四紀後期(約260万年前以降)の中