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毎日(朝・晩)坐禅を自宅でして、師事した西嶋先生の「中論」を紹介しています。

悠村隆道
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2021/05/22

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  • 中論・結語4

    西嶋先生の中論に対する結論・・・その4 3・訳者が「正法眼蔵」や「中論」を精読した限りでは、釈尊がその最初の説法の際に仏教の中心思想として説かれた「四諦の教え」の仏教哲学における重要性が痛感される。「四諦の教え」はいわゆる小乗仏教の時代に説かれた禁欲的な消極主義がその真意ではなく、今日の欧米社会においてもその主軸となつている観念論と唯物論との非実在性に気付き、人類を最高の幸福に導く実在論を主張した...

  • 中論・結語3

    西嶋先生の中論に対する結論・・・その3そこで訳者が「中論」の翻訳に当たって経験した多少の判断を述べ、今後の日本仏教あるいは今後の世界仏教にたいして、どのような方向に向かっての努力が必要であるかという問題について考えて見たい。 1・竜樹尊者の死後はぼ百年ほど後に、既に鳩摩羅什によって「中論」の漢訳が行われており、この翻訳は前秦という国家の官営事業であった処から、中国においては「中論」に関する最も権威...

  • 中論・結語2

    西嶋先生の中論に対する結論・・・その2その1からのつづき・・・しかしこのような見解は、今日の日本における仏教界、仏教学界の中では殆ど見ることができない。そのことはもしもこの小著の「中論」改訂版が、竜樹尊者の真意に適っているとした場合、明治維新以降、欧米における科学的な研究方法を基礎として構築された日本の仏教界並びに仏教学界は、文字通り百八十度の転換を必要とすることになると思われるからである。然し明治...

  • 中論・結語1

    西嶋先生の中論に対する結論・・・その1竜樹尊者の書かれたMulamadhyamakakarikahをサンスクリットの原典から直接日本語に翻訳した初版本の拙訳「中論」を、再度原典を基準として翻訳し直したものが、この改訂版「中論」である。その結果、非常に強く感ずる最大の問題は、「中論」が徹頭徹尾この世の中が実在するという実在論を基準として書かれた仏教哲学であるという一点である。「中論」は従来この世の中の実在を否定する観念...

  • 中論・27-30頌 教説と宇宙の秩序

    第三十頌 教説と宇宙の秩序西嶋先生の訳教説は全て思考の世界の中にあり、それが現実に基礎を置く宇宙の秩序を間違った場所に置いてしまう。そのようなさまざまの教説を哀れむべきものとして受け止めた釈尊を、私は将来に亘って崇拝し続ける。中論を勉強しています教説というものは全てが思考の世界のものである、だからそれが原因となって現実からずれてしまっている教説を現実であると勘違いしてしまう。その様な現実を勘違いし...

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