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毎日(朝・晩)坐禅を自宅でして、師事した西嶋先生の「中論」を紹介しています。

悠村隆道
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2021/05/22

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  • 中論・第一章 確かな事実に関する検証

    第一章 確かな事実に関する検証に入る前に西嶋先生の解説です。 プラテイヤヤは従来、因縁と訳されて来た。しかし本来の意味は、信仰とか信念とか確信とかと言う意味である。したがってプラテイヤヤは「中論」が主題としている仏教思想における根本的な信仰内容すなわち、現に我々の眼前に展開されているところのこの世の中は、実は真実そのものであるという徹底した実在論と関連していると解される。それは冒頭に掲げられた四行...

  • 中論・巻頭の四行詩(その2)

    巻頭の四行詩西嶋先生の訳隠されたものではない、新たに現れたものでもない、途切れ途切れのものでもなければ、永遠のものでもない。二つ以上の目的を持ったものでもなければ、幾つかの目的を持ったものでもなく、到来するものでもなければ、消滅していくものでもない。それは、明々白々とした綜合的な現象であり、目に見える世界であり、静寂であり、恵み深いものである。あの全てに目覚められた方は、そのような世界を尊敬の念を...

  • 中論・巻頭の四行詩(その1)

    西島先生の主張 プサン本のテキストにおいては、通常、帰敬偈と呼ばれている四行の詩が、第一章の冒頭に掲げられているけれども、ヨング本のテキストにはそれが見当たらない。しかし「中論」全体の思想構造から考えた場合、その四行の詩が持っている思想上の意味が非常に高いと考えられる処から、別に一章を設けて巻頭の四行詩を残すこととした。 一般的に云えば、竜樹尊者の仏教思想は、人間の思考能力から生まれた観念論と人間...

  • ダールマの存在を信ずるか否か

    ダールマの存在を信ずるか否か※ダールマを抽象的な考え方として理解するか、あるいはダールマに対する考え方と物質的存在が混然一体となった実在と理解するかに依って、この「中論」に対する解釈は大いに異なってしまう。※従来の中論における,縁起、無自性、空という三つの概念1:縁起=この世の中は実体的(事物がもつ本当の姿や本質的な正体)な存在ではなく、相互依存の関係である。2:無自性=この世の中の全ての事物は、主観...

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