鬱々とした詩を書いています。 少しでも一息つける方がいれば嬉しいです。
雨 風 日射しは爪となりいつしか拒絶だけが残った残響に耳を澄ましても残骸に目をこらしても 立ち入り禁止安全な場所から眺めているだけまるで 這いずり回る蔦は慈しむように今は 夥しい花が 覆い尽くすように在ったことだけを証明する
身体が感じる予感は 運命への挑戦乗り越えたなら 今 笑顔になれる 笑われたって 冷たくされたって手を強く結んだまま耐えるよりも 罪の意識など 風に預けてしまえば全てはすぐに過去になるそれは解放への産声立ち上がれ 自由を手にしろ 解
遠ざかれば美しく近づけば知ってしまう憧れている いつか思い出したときに少しも色あせないように覚えておきたいんだ 求めていないと失くしていないと寄る辺なく呼吸を止めてしまいそうで 望みもせず 夢に見る続きはなく 夢を見る
信じたものがあったとしてそれは 信じたいという健気な思い 背中合わせで 違う空を見ていた手を繋いで 繋がる空を夢見た 出会ったことが全てで伝えることを知らなかったもう戻らない日々 信じるものがあるとしてそれは あの日に続く記憶
どんな力を手に入れるより息を潜めて じっとしていれば全てを守れる気がしていた 傷ついて 強くなったと嘯いて背伸びを終えたら 立てなくなった求めても 求められてもいないのに強くなったと 信じていた 世界一明るい窓の外暗がりの底から
水たまりは避けて歩いたそれが 今できるたったひとつのことだと思った 雨の匂いが 柔らかくまた失おうとする僕を縛り付けた 何度も 何度も ひとりになることを選んできた歩けば歩くほど 声が聞こえるくらいに 思い出す 灰色の世界に浮かぶ
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